JPH09140466A - 立座両用書道机 - Google Patents

立座両用書道机

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JPH09140466A
JPH09140466A JP33984795A JP33984795A JPH09140466A JP H09140466 A JPH09140466 A JP H09140466A JP 33984795 A JP33984795 A JP 33984795A JP 33984795 A JP33984795 A JP 33984795A JP H09140466 A JPH09140466 A JP H09140466A
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JP
Japan
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roller
calligraphy
tension
frame bodies
attached
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JP33984795A
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English (en)
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Sakae Sano
榮 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】狭い室内スペースにおいても、正座をはじめ筆
記者の様々な姿勢に応じた使い方ができ、かつ下敷の緩
みを解消する。 【解決手段】枠体1a,1bの、前端部に駆動ローラ3
を回転自在に軸着し、後端部に従動ローラ4を回転自在
に軸着し、中間部にテンションアーム5a,5bを揺動
可能に枢着すると共にテンションアームにテンションロ
ーラ6を回転自在に軸着し、両枠体の内側に固着した補
強桟2a,2bの上部に長方形の台板7を配設した書台
部分と、両枠体の前後端部に高さ調節可能に取り付けた
脚部8a,8b,8c,8dとからなる書道机であっ
て、駆動ローラと従動ローラとテンションローラに無端
帯状の下敷9を回動自在に張設して無端搬送機構を形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2×6判や長尺
判等の大判の画仙紙に揮亳する際に使用する書道用の机
に係り、特に、狭い室内において筆記者が正座又は椅子
に腰掛け又は立った姿勢で墨書できる書道机に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】書道をする場合、書道机の前に正座し
て、机の上に置いた書道紙に揮亳するのが一般的であ
る。しかし、大判の画仙紙を使用する場合は、大型の机
を使うか、あるいは床又は畳上に直接下敷を敷いて、そ
の上に画仙紙を置いて書いていた。この場合、広いスペ
ースが必要であり、また筆記に際して無理な姿勢・動作
を強いられ、思うように筆記できないという問題があっ
た。
【0003】従来、大きなサイズの画仙紙を使用できる
書道用の机として、例えば、実公昭62−25156号
公報に示された「書家用机]があった。この机は、フレ
ームに駆動ローラと従動ローラを取り付け、該両ローラ
に無端帯状の下敷を回動自在に張設したものである。し
かし、この考案では、前記下敷に画仙紙を保持する方法
が何ら開示されておらず、また、前記無端帯状の下敷が
経年変化等により緩んだ場合、駆動ローラを動かしても
下敷が滑ってしまう問題があった。また、この考案に開
示された書家用机の脚部は、机本体を支持するには十分
ではあるが、書道家が筆記する際には、一方の手で筆を
持ち、他方の手を机の上に置いて体を支えることがあ
り、このとき机の端部に筆記者の体重が加わって、机が
傾いたり、不安定になったりするおそれがあった。
【0004】このような問題を解決するものとして、本
願発明者により、実公平5−46666号公報に開示し
た「書道用机」がある。これは、無端帯状の下敷を有す
る書道用机において、書道用紙の保持部と押さえローラ
機構を設けるとともに、書台部分の上部枠体と側枠を一
体強固に連結したことにより、上記問題点をほぼ解決
し、かつ補助枠部分を角度自在に取り付けたことによ
り、使用時の部屋の広さに応じて調節でき、使用時と保
管時の省スペース化を図ったものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのもの
はいずれも筆記者が椅子に座って又は立って書くことを
前提としたものであり、正座して書くには適さないもの
であった。さらに引用例の後者の考案は構造的にやや複
雑であり、押さえローラ機構部が書道紙の上部に位置
し、その操作が煩わしかった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
ので、従来の無端帯状下敷を有する書道机において、新
たにテンションローラを設けて、無端帯状下敷の緩みの
問題を解決するとともに、狭い室内スペースにおいて
も、正座をはじめ筆記者の様々な姿勢に応じた使い方が
できる書道机を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の書道机は、左右の枠体1a,1bに補強桟
2a,2bを梯子状に固着し、両枠体1a,1bの前端
部に駆動ローラ3と、両枠体1a,1bの後端部に従動
ローラ4とをそれぞれ回転自在に軸着し、両枠体1a,
1bの中間部にテンションアーム5a,5bの一端を揺
動可能に枢着しかつテンションアーム5a,5bの他端
にテンションローラ6を回転自在に軸着し、両枠体1
a,1bの内側の補強桟2a,2bの上部に長方形の台
板7を天板として配設してなる書台部分と、前記枠体1
a,1bの前端部及び後端部に高さ調節可能に取り付け
た脚部8a,8b,8c,8dとからなろ書道机であっ
て、前記駆動ローラ3と従動ローラ4とテンションロー
ラ6に無端帯状の下敷9を回動自在に張設して無端搬送
機構を形成する手段を講じたものである。
【0008】さらに、無端帯状の下敷9の短期的な伸縮
を吸収するために、テンションローラ6の表面をスポン
ジ材6aで形成する手段を講じたものである。
【0009】さらに、本発明の書道机を壁等に掛けて使
用又は保管するために、左右の枠体1a,1bの後端部
の先端に壁掛金具10a,10bを取り付ける手段を講
じたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の書道机の書台部分は、左
右の枠体に少なくとも2本の補強桟を梯子状に固着し、
両枠体の前端部に駆動ローラを回転自在に軸着し、かつ
両枠体の後端部に従動ローラを回転自在に軸着し、両枠
体の内側の、前記補強桟の上部に長方形の台板を天板と
して配設して構成される。枠体は、断面方形状の木材で
形成するが、プラスチック又はアルミニューム等の材料
を使用してもよい。補強桟も同様の材料が使用できる。
【0011】台板は、木、ガラス、プラスチック、金属
等を単独又はこれらを組み合わせて形成し、台板の上面
は、無端帯状の下敷の内側面と接するので、下敷の回動
時に滑らかに移動するように、表面を塗装又は平坦加工
するのが望ましい。また、台板として、ガラス、プラス
チック等の透明又は半透明の材質を使用し、かつ下敷と
して光透過性のよいものを使用して、台板の後面からラ
イトを当てるようにすれば、書道紙の下に置いた手本の
書写が容易にできる。
【0012】脚部は、その上端部を枠体の前端部及び後
端部のローラ軸着部のやや内方に取り付ける。脚部の上
端部と枠体との取付部はネジ止めにより緩締自在及び取
り外し可能とし、長さの異なる脚部と交換できるほか、
脚部に複数個の取付穴を設けることにより取付位置を変
えて脚部の高さ調整が可能となる。また脚部の寸法自体
を調節可能の構造とすることもできる。さらに、枠体前
端部側の脚部と後端部側の脚部の高さを変えて、筆記者
の姿勢により書台部分を傾斜させて使用することも可能
である。また、脚部の高さが高くなった場合、書道机全
体を安定かつ強固なものとするために、各脚部間に補強
腕木を設けることが好ましい。脚部及び補強腕木の材質
は、枠体に使用するものと同様のものが使用できる。
【0013】テンションアームは、その上端部を枠体の
中間部の適宜の位置にネジ止め等により緩締自在かつ揺
動可能かつ取り外し可能に枢着し、その下端部にテンシ
ョンローラを回転自在に軸着する。テンションアームの
長さは、脚部の高さより短くしてテンションローラが床
面に接しないようにする。テンションアームの寸法自体
を調節可能の構造とすることもでき、またテンションア
ームに複数個の取り付け穴を設けてもよい。テンション
アームの枠体への取り付け角度、又はテンションアーム
の取り付け穴のネジ止め位置、又はテンションアーム自
体の長さを調節することにより、無端帯状の下敷に適度
の張力を与えることができる。テンションアームとし
て、アルミニウム等の金属、木、又はプラスチック等の
材質を用いることができる。
【0014】下敷は、フェルトや紗などの書道用の下敷
に適した布地を無端帯状に形成したものであり、その内
側面を書台部分の天板である台板の上面に接し、枠体の
前後端部に軸着したローラ及び枠体の中間部下方に配設
したテンションローラの三つのローラに亘って巻き掛け
ることにより、無端搬送機構を構成している。この下敷
には、書道紙保持部として、適当な間隔おきに磁性体が
固定してあり、下敷の表面に画仙紙等の書道紙をゴム磁
石で貼着できるようになっている。
【0015】駆動ローラ、従動ローラ、テンションロー
ラは木材、プラスチック、金属又はそれらの組み合わせ
により形成する。またこれらのローラの表面には、無端
帯状の下敷とのスリップを防止するために、凹凸加工を
施す又は、ゴム材、スポンジ材等を貼り付けるなどの処
理をすることが好ましい。特に、テンションローラの表
面を肉厚のスポンジ材で形成することにより、スポンジ
材のクッション作用によって、下敷の短期的な伸縮を吸
収できるまた、各ローラの軸着部分には、各ローラの回
転をスムーズにし、かつ下敷の回動を一定の軽さに保つ
ために、ボールベアリング等の軸受装置を用いることが
好ましい。駆動ローラには、これを手で回転させて下敷
を回動させるために、該ローラよりやや広径の鍔を、該
ローラの左右又は一方の側部に同軸状に固着する。ある
いは、この鍔を該ローラと一体に形成してもよく、また
は鍔の代わりに、枠体の外側に該ローラの回転ハンドル
を取り付けてもよい。
【0016】壁掛金具は、書台部分の、左右の枠体の後
端部の先端に固着したものである。壁掛金具の構造は、
ネジ止め式、引っかけ式などで、壁面あるいは梁に直接
又はこれらに固定された突出金具等に、確実に取り付け
及び取り外しができるようなものであればよい。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1において、枠体1a,1b及び補強桟2
a,2b及び脚部8a,8b,8c,8dに木材を使用
して形成し、これらの表面は図示しないが木目を生かし
た上品な仕上げとして、書道の雰囲気を壊さないものと
している。
【0018】駆動ローラ3及び従動ローラ4の表面はゴ
ム材で形成し、テンションローラ6の表面は肉厚のスポ
ンジ材6aで形成している。
【0019】本実施例の書台部分は、長辺約1.2メー
トル、短辺約50センチメートルと極めて小型ながら、
2.4メートル級の長尺判の画仙紙を下敷にセットする
ことができ、省スペース効果が高い。この大きさは、本
発明の一実施例であって、本発明はこの大きさに限定さ
れるものではない。
【0020】以上に述べた本発明の書道机を使用すると
きは、筆記者の姿勢に応じて、各脚部8a,8b,8
c,8dの高さを調節し、書台部分の位置を好みの高さ
及び傾斜とすることができる。 また、書台部分に相対
する筆記者の位置により、縦書きにも横書きにも対応で
きる。図3は、筆記者が正座し、書台部分をやや傾斜さ
せて使用する状態を示す。この場合、脚部8b,8dを
脚部8a,8cより高く調節している。図4は、筆記者
が椅子に腰掛けて書道机を使用する状態を示す。各脚部
8a,8b,8c,8d間に補強腕木11を設けてい
る。図5は、本発明の書道机を壁掛金具10a,10b
により壁面に固定し、書台部分を垂直よりやや傾斜させ
て使用する状態を示す。
【0021】また、筆記するときは、書道紙を下敷9の
表面にセットし、駆動ローラ3の鍔3aを指で押して、
下敷9と共に書道紙を回動させ、書道紙を筆記しやすい
位置に止めて書くことができる。書道紙は送る方向にも
戻る方向にも回動させることができ、既に書いた文字群
を確認しつつ次の字を書けるので、字配りを思い通りに
することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】筆記者の好みの姿勢に応じて、書台部分の
高さ及び傾斜を自由に調節できるので、正座又は椅子に
腰掛けて又は立った姿勢で使用することができる。ま
た、本発明の書道机を壁面に固定して、書台部分を垂直
よりやや傾斜させた状態で使用することもできる。
【0024】無端帯状の下敷が経年変化等により緩んだ
場合に、テンションアームの取り付け角度および長さを
調節して、下敷の緩みを是正することできる。また、テ
ンションローラの表面をスポンジ材で形成したことによ
り、下敷の短期的な伸縮を吸収できる。
【0025】構造が比較的簡単で小型化ができ、省スペ
ース化が図れる。また、保管時に脚部を枠体側へ折り畳
んだり、取り外したりできるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1A−A線断面図である。
【図3】本発明の書道机の一使用例を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の書道机の一使用例を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の書道机の一使用例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b・・枠体 2a,2b・・補強桟 3・・駆動ローラ 3a・・駆動ローラの鍔 4・・従動ローラ 5a,5b・・ テンションアーム 6・・テンションローラ 6a・・スポンジ材 7・・台板 8a,8b,8c,8d・・脚部 9・・下敷 10a,10b・・壁掛金具 11・・脚部の補強腕木

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の枠体(1a,1b)に補強桟(2
    a,2b)を梯子状に固着し、両枠体(1a,1b)の
    前端部に駆動ローラ(3)を回転自在に軸着しかつ両枠
    体(1a,1b)の後端部に従動ローラ(4)を回転自
    在に軸着し、両枠体(1a,1b)の中間部にテンショ
    ンアーム(5a,5b)の一端を揺動可能に枢着しかつ
    テンションアーム(5a,5b)の他端にテンションロ
    ーラ(6)を回転自在に軸着し、両枠体(1a,1b)
    の内側の補強桟(2a,2b)の上部に長方形の台板
    (7)を天板として配設してなる書台部分と、前記枠体
    (1a,1b)の前端部及び後端部に高さ調節可能に取
    り付けた脚部(8a,8b,8c,8d)とを有し、前
    記駆動ローラ(3)と従動ローラ(4)とテンションロ
    ーラ(6)に無端帯状の下敷(9)を回動自在に張設し
    て無端搬送機構を形成したことを特徴とする書道机。
  2. 【請求項2】テンションローラ(6)の表面をスポンジ
    材(6a)で形成した請求項1記載の書道机。
  3. 【請求項3】左右の枠体(1a,1b)の後端部の先端
    に壁掛金具(10a,10b)を備えた請求項1記載の
    書道机。
JP33984795A 1995-11-20 1995-11-20 立座両用書道机 Pending JPH09140466A (ja)

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JPH09140466A true JPH09140466A (ja) 1997-06-03

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JP33984795A Pending JPH09140466A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 立座両用書道机

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JP (1) JPH09140466A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449807Y1 (ko) * 2008-06-18 2010-08-16 임성민 회전식 상면을 구비한 책상
KR200482440Y1 (ko) * 2015-07-15 2017-01-23 손상수 스마트 서화책상

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