JPH09140416A - 複数折れ中留構造 - Google Patents

複数折れ中留構造

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JPH09140416A
JPH09140416A JP31073995A JP31073995A JPH09140416A JP H09140416 A JPH09140416 A JP H09140416A JP 31073995 A JP31073995 A JP 31073995A JP 31073995 A JP31073995 A JP 31073995A JP H09140416 A JPH09140416 A JP H09140416A
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engaging
front plate
disengaging
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JP31073995A
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Susumu Tosaka
進 戸坂
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に分厚い手袋を嵌めた手に簡便に腕時計
を挿通できることはもとより素手にも簡便に挿通できる
複数折れ中留構造を提供する。 【解決手段】 表板1と下板2との間に第1中板3、第
2中板4、第3中板5を連結してなる装身具のための複
数折れ中留構造であって、表板1と下板2とを係脱する
第1係脱機構Aと、表板1と第2中板4とを係脱する第
2係脱機構Bを備え、第1係脱機構Aが、その外側端部
が表板1より突出するプッシュボタン11、12の内側
端部の係合爪16と、下板2に備えられた係合突起部1
9の係合孔20とより成り、第2係脱機構Bが、前記第
2中板4に設けられた上方に突出するフック部26と、
このフック部26が係脱するための表板1と連続するピ
ン挿通用筒部28とより成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計のような装
身具に設けられて2段階に拡開する複数折れ中留構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の腕時計の複数折れ中留構造として
は、図9に示すように一方の時計バンド50の端末に一
端部が連結された表板51と、この表板51の他端部に
一端部が連結された中板52と、この中板52の他端部
に一端部が連結されかつ他端部が他方の時計バンド54
の端末に連結された下板53とから構成された三折れ中
留56がある。
【0003】そして、腕時計を手首に装着する場合、三
折れ中留56の表板51、中板52および下板53を拡
開し、時計ケース55、一方の時計バンド50、他方の
時計バンド54及び三折れ中留56が成す輪の内径寸法
Lを広げて、腕時計を手首に挿通し装着していた。この
場合、三折れ中留56を拡開したときの内径寸法Lは、
手の甲57の幅寸法P1より大きくなっている。
【0004】しかしながら、図10に示すように、非常
に分厚い手袋58を手に嵌めた場合、手袋58を含めた
手の甲57の幅寸法P2は、三折れ中留56を拡開した
時の内径寸法Lより大きくなってしまい、腕時計を手首
に挿通することができない。よって、腕時計を手首に装
着するためには、わざわざ手袋58を外さなければなら
なかった。
【0005】この問題点を解決する技術を示唆するもの
に、実開平4−138307号公報に開示された技術が
ある。この開示技術である複数折れ中留構造は、中留の
バンド長手方向の長さを短くするためのものであるが、
上記した三折れ中留56では1枚であった中板(金属帯
板)52を、複数枚に増設した点に着目できる。なぜな
らば、中板の枚数を増せば、中留を拡開した時の内径寸
法Lは、増やした中板の枚数分だけ大きくなり、よって
内径寸法Lを幅寸法P2より大きくすることも可能にな
るからである。
【0006】したがって、この複数折れ中留構造を適用
すれば、非常に分厚い手袋を手に嵌めていようとも、腕
時計を手首に挿通し装着することは出来よう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非常に
分厚い手袋を嵌めた手を挿通できるに充分な内径寸法を
有する上記の複数折れ中留を腕時計に用い、その腕時計
を手袋を嵌めていない素手の手首に装着しようとする
と、極めて装着しにくいことに気付かされる。なぜなら
ば、複数折れ中留を拡開した時の内径寸法が、手の甲の
幅寸法より不必要に大きすぎるためである。手首より腕
時計が落下しやすいばかりか、複数の中板を折り畳む操
作が極めて面倒である。腕時計を素手の手首に脱着する
のに、分厚い手袋を嵌めた手を挿通できるほどの内径寸
法は不要であり、余りにも枚数の多い中板を拡開したり
折り畳んだりしなければならないには、不合理と言わざ
るを得ない。
【0008】このように、実開平4−138307号公
報に開示された複数折れ中留構造に倣って中板の枚数を
増やしただけでは、分厚い手袋を嵌めた手には効を奏す
るが、逆に素手には不便なものとなってしまう。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであり、その目的とするところは、非常に分厚い
手袋を嵌めた手に簡便に腕時計を挿通できることはもと
より素手にも簡便に挿通できる複数折れ中留構造を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる複数折れ中留構造は、表
板と下板との間にn枚の第1中板から第n中板(nは正
の整数)を連結してなる装身具のための複数折れ中留構
造において、前記表板と前記下板とを係脱する第1係脱
機構と、前記表板と前記第m(2≦m<n、mは正の整
数)中板とを係脱する第2係脱機構を備えたことを特徴
とする。
【0011】かかる構成により、前記第1係脱機構、及
び前記第2係脱機構の係合時には、前記下板と前記第1
中板から第n中板までが、前記表板に折り畳み保持され
ている。
【0012】ここで、前記第1係脱機構の係合を解除す
ると、前記下板と前記第1中板から第(m−1)中板ま
でが、前記表板から拡開される。さらに、前記第2係脱
機構の係合を解除すると、第m中板から第n中板までが
前記表板から拡開され、結果として、前記下板と前記第
1中板から第n中板間での全てが前記表板から拡開され
る。
【0013】このために、通常、前記第1係脱機構を係
脱するだけで、素手の手首に簡便に腕時計を着脱でき
る。さらに、第2係脱機構を係脱すれば、非常に分厚い
手袋を嵌めた手首にも簡便に腕時計を着脱できる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる複数折れ中留構造は、請求項1記載
の複数折れ中留構造において、前記第2係脱機構が、前
記第m中板に設けられた上方に突出するフック部と、こ
のフック部が係脱するための前記表板と連続するフック
係合部とより成る。
【0015】かかる構成により、請求項1の発明と同様
な作用を奏し得る。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる複数折れ中留構造は、請求項1又は
請求項2記載の複数折れ中留構造において、前記第1係
脱機構が、前記表板に備えられた、装身具の短手方向外
方に付勢されつつ且つ短手方向に摺動可能でその外側端
部が前記表板より突出するプッシュボタンの内側端部の
係合部と、前記下板に備えられた係合部材の係合部とよ
り成り、前記プッシュボタンの押圧操作により、前記プ
ッシュボタンの係合部と、前記係合部材の係合部との係
合が解除できるプッシュボタン係脱機構である。
【0017】かかる構成により、請求項1の発明と同様
な作用を奏し得るばかりか、前記プッシュボタンの押圧
操作により前記第1係脱機構の係合が解除できるため、
手袋を嵌めた場合より頻度が多いであろう素手の手首へ
の腕時計の着脱が、より簡便になる。また、前記プッシ
ュボタンの押圧操作は、前記第2係脱機構に、その係合
を解除する外力を及ぼさないので、前記第1係脱機構の
係合を解除した時に、共に前記第2係脱機構の係合が解
除されることを防ぐことができる。よって、前記第1係
脱機構の係合を解除しようとも第2係脱機構の係合を確
実に保つことができ、2段階の拡開する操作をより確実
なものにすることができる。
【0018】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係わる複数折れ中留構造は、請求項1記載
の複数折れ中留構造において、n=3、かつm=2とし
たものである。
【0019】かかる構成により、前記第1係脱機構、及
び前記第2係脱機構の係合時には、前記下板と前記第1
中板から第3中板までが、前記表板に折り畳み保持され
ている。
【0020】ここで、前記第1係脱機構の係合を解除す
ると、前記下板と前記第1中板が、前記表板から拡開さ
れる。さらに、前記第2係脱機構の係合を解除すると、
第2中板、第3中板が前記表板から拡開され、結果とし
て、前記下板と前記第1中板から第3中板間での全てが
前記表板から拡開される。
【0021】このために、通常、前記第1係脱機構を係
脱するだけで、素手の手首に簡便に腕時計を着脱でき
る。さらに、第2係脱機構を係脱すれば、非常に分厚い
手袋を嵌めた手首にも簡便に腕時計を着脱できる。
【0022】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わる複数折れ中留構造は、請求項1記載
の複数折れ中留構造において、前記第2係脱機構の係合
の解除を規制、かつその規制を解除するロックカバーを
有する。
【0023】かかる構成により、請求項1の発明と同様
な作用を奏し得るばかりか、前記ロックカバーの操作に
よって、前記第2係脱機構の係合の解除を規制できるた
め、前記第1係脱機構の係合を解除した時に、共に前記
第2係脱機構の係合が解除されることをより防ぐことが
できる。
【0024】よって、前記第1係脱機構の係合を解除し
ようとも前記第2係脱機構の係合をより確実に保つこと
ができ、2段階に拡開する作用をさらに確実なものする
ことができる。
【0025】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係わる複数折れ中留構造は、請求項5記載
の複数折れ中留構造において、前記ロックカバーは、前
記第m中板と第(m−1)中板との枢軸部に、この枢軸
部を軸として回動可能に設けられ、かつ前記表板へ係合
する表板係合部を有しており、前記枢軸部には、前記ロ
ックカバーを前記表板から離間する方向に付勢する弾性
部材が配されているものである。
【0026】かかる構成により、請求項1の発明と同様
な作用を奏し得るばかりか、前記ロックカバーは、前記
弾性部材によって、前記表板から離間する方向に付勢さ
れているので、前記ロックカバーを前記表板との係合を
解除し、このロックカバーを表板から離間する方向に回
動した時、ロックカバーが、その自重によって再び前記
表板に向かって回動することを防ぐことができる。
【0027】よって、前記第2係脱機構の係合を解除し
て、前記第m中板から第n中板までを前記表板から拡開
する時、前記ロックカバーが前記表板に引っ掛かること
がない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は本発明に係わ
る複数折れ中留構造の第1の実施の形態の拡開状態の斜
視図、図2は同複数折れ中留構造の折畳み状態の一部省
略した平面図、図3は同複数折れ中留構造の折畳み状態
の縦断面図である。
【0030】本発明に係わる複数折れ中留構造は、表板
1と、下板2と、第1、第2、第3中板3、4、5と、
表板1と下板2との間に設けられた第1係脱機構Aであ
るプッシュボタン係脱機構6と、表板1と第2中板3と
の間に設けられた第2係脱機構Bとから略構成されてい
る。このように中板が3枚の場合には、第2中板3が第
m中板であり、第3中板5が第n中板であって、mとn
の関係は(2≦m<n、mは正の整数)になる。すなわ
ち、第1の実施の形態はn=3、m=2とした場合であ
る。そして、前記表板1は、その面部1Aのバンド短手
方向の側端部に側壁部7を裏方向に折り曲げて形成した
ものであり、これらの側壁部7にはその略中央にボタン
挿通孔8が形成してあり、側壁部7の右端部(一方の時
計バンド35側)にはバンド連結用のピン孔9A、9B
が、左端部(他方の時計バンド29側)には中板連結用
のピン孔10がそれぞれ形成してある。
【0031】そして、前記表板1の裏側には、両端面
(バンド短手方向の両端)が前記ボタン挿通孔8に臨ん
で開口する中空な閉鎖断面を有する収容部材9が備えら
れており、この収容部材9の右側縁部には切欠き部10
が形成してある。
【0032】そして、前記収容部材9にはバンド短手方
向に移動可能に一対のプッシュボタン11、12が挿入
してある。これらのプッシュボタン11、12は、その
外端に押し部13が、内端にはばね受け部14がそれぞ
れ形成してあり、プッシュボタン11、12の右側縁部
には切欠き部15が形成してあり、この切欠き部15の
内縁部には係合部である係合爪16が突設してある。
【0033】そして、プッシュボタン11、12が前記
収容部材9に挿入された状態では、ばね受け部14間に
スプリング17Aが介装してあり、前記押し部13が前
記ボタン挿通孔8から外方に突出している。この場合、
プッシュボタン11、12の切欠き部15が収容部材9
の切欠き部10に一致しており、係合爪16は、切欠き
部10より臨める位置にある。また、ストッパー9Aに
よりプッシュボタン11、12は外方に抜け出さないよ
うになっている。
【0034】また、前記下板2は、図1、図3に示すよ
うにその両端部にピン挿通用筒部17、18を有してお
り、また、下板2にはその中央より左寄りのバンド短手
方向の両縁部の一部を切起してなる係合部材である係合
突起部19が一対設けてあり、これらの係合突起部19
には係合部である係合孔20が形成してある。そして、
前記プッシュボタン11、12の係合爪16と、係合孔
20を有する係合突起部19とで第1係脱機構Aである
前記プッシュボタン係脱機構6を構成している。
【0035】また、前記第1中板3は、図1、図3に示
すようにその両端部にピン挿通用筒部21、22を有し
ており、また、第1中板3にはその中央より右寄りにバ
ンド短手方向の両縁部には切欠きからなる逃げ部23が
形成してある。
【0036】また、前記第2中板4は、図1、図3に示
すようにその両端部にピン挿通用筒部24、25を有し
ており、また、その左端部には切起し片を湾曲させてな
るフック部26が設けてある。
【0037】また、前記第3中板5は、図1、図3に示
すようにその両端部にピン挿通用筒部27、28を有し
ており、右端のピン挿通用筒部28がフック係合部にな
るものである。そして、前記フック部26とフック係合
部であるピン挿通用筒部28とで第2係脱機構Bを構成
している。なお、第2中板4と第3中板5におけるバン
ド短手方向に幅は、第1中板3の幅より狭くなってお
り、第2中板と第3中板5のバンド短手方向の両縁部
は、第1中板3の逃げ部23より内側に位置している。
【0038】また、前記下板2の左側のピン挿通用筒部
17が他方の時計バンド29の連かん駒29Aに連結ピ
ン30で連結されており、この下板2の右側のピン挿通
用筒部18に前記第1中板3の左側のピン挿通用筒部2
1が連結ピン31で連結されており、この第1中板3の
右側のピン挿通用筒部22に連結ピン32で第2中板4
の左側のピン挿通用筒部24が連結されており、この第
2中板4の右側のピン挿通用筒部25に連結ピン33で
第3中板5の左側のピン挿通用筒部27が連結されてお
り、この第3中板5の右端部は、これのピン挿通用筒部
28に挿通したばね棒34を前記表板1の左側の中板連
結用のピン孔10に係合することにより前記表板1に連
結されている。
【0039】また、一方の時計バンド35の連かん駒3
5Aには連結ピン36が挿通されていて、この連結ピン
36を前記表板1の右のバンド連結用のピン孔9Bに係
合することにより一方の時計バンド35が前記表板1に
連結されている。
【0040】そして、上記のように構成された複数折れ
中留構造は図4の(1)に示すように折り畳まれてい
る。すなわち、時計ケース43、一方の時計バンド2
9、下板2、第1、第2、第3中板3、4、5、表板1
及び他方の時計バンド35から構成される輪の状態か
ら、第1中板3を連結ピン31を支点にして図1におい
て反時計回り方向に回動して、この第1中板3を下板2
側に折り畳み、この第1中板3の逃げ部23から係合突
起部19を突出させる。
【0041】そして、第2中板4を連結ピン32を支点
にして図1において時計回り方向に回動して第2中板4
を第1中板3側に折り畳み、次に、第3中板5を連結ピ
ン33を支点にして図1において反時計回り方向に回動
して、この第3中板5を第2中板4側に折り畳んで、こ
の第2中板4のフック部26を、前記第3中板5のフッ
ク係合部となるピン挿通用筒部28に係合する。
【0042】これと同時に、表板1を第3中板5に被せ
て、前記係合突起部19を、前記収容部材9の切欠き部
10に挿入して、この係合突起部19をプッシュボタン
11、12の切欠き部15に挿入して、係合突起部19
の係合孔20にプッシュボタン11、12の係合爪16
を係合する。
【0043】これらプッシュボタン11、12の係合爪
16の係合突起部19の係合孔20への係合は、係合突
起部19がプッシュボタン11、12の切欠き部15に
挿入すると、係合突起部19が係合爪16の先端部に当
接して、プッシュボタン11、12をスプリング17A
に抗して内方に移動させ、さらに、係合突起部19が挿
入されると、係合爪16が係合突起部19の係合孔20
に一致したところで、スプリング17Aの付勢によりプ
ッシュボタン11、12が外方に移動して係合爪16が
係合突起部19の係合孔20に係合される。
【0044】次に、上記のように構成された複数折れ中
留構造を備えた腕時計の素手の手首への着脱及び手袋を
嵌めた手首への着脱を説明する。
【0045】腕時計の素手の手首45への装着の場合
は、図4の(2)に示すように第1係脱機構Aの係合を
解除して前記下板2と前記第1中板3とを前記表板1か
ら拡開する。すなわち、プッシュボタン11、12の押
し部13を指で摘んで内方向に押すことによりプッシュ
ボタン11、12をスプリング17Aに抗して内方に移
動して、係合爪16を係合突起部19の係合孔20より
外し、表板1を第1中板3に対して拡開して係合突起部
19をプッシュボタン11、12の切欠き部15及び前
記収容部材9の切欠き部10から抜き出し、前記下板2
と第1中板3と解放する。この場合、第2係脱機構Bは
係合状態にあって、第2中板4のフック部26は、前記
第3中板5のフック係合部となるピン挿通用筒部28に
係合している。
【0046】そして、時計ケース43、一方の時計バン
ド29、下板2、第1中板3、第2係脱機構Bにより一
体に成された第2、第3中板4、5、表板1及び他方の
時計バンド35から構成される輪を拡げる。この場合、
この輪の内径寸法L1は手の甲の幅寸法M1より大きく
なる。そして、この輪に素手の手首45を挿入し、表板
1を第1中板3に被せて、前記係合突起部19を、前記
収容部材9の切欠き部10に挿入して、この係合突起部
19をプッシュボタン11、12の切欠き部15に挿入
して、係合突起部19の係合孔20にプッシュボタン1
1、12の係合爪16を係合する。
【0047】腕時計を素手の手首45から外す場合は、
上記した腕時計の素手の手首45への装着の場合の手順
を逆に行う。
【0048】また、腕時計の手袋44を嵌めた手首45
への装着の場合は、図5の(1)に示すように第1係脱
機構Aの係合を解除して前記下板2と前記第1中板3と
を前記表板1から拡開すると共に、第2係脱機構Bの係
合を解除して、すなわち、前記フック部26を前記第3
中板5のフック係合部となるピン挿通用筒部28より外
して第2中板4と第3中板5とを前記表板1から拡開す
る。そして、時計ケース43、一方の時計バンド29、
下板2、第1、第2、第3中板3、4、5、表板1及び
他方の時計バンド35から構成される輪を拡げる。この
場合、この輪の内径寸法L2は手袋44を嵌めた手の甲
の幅寸法M2より大きくなる。そして、輪内に手袋44
を嵌めた手首45を挿入して、この手首45に下板2を
当てて、第1中板3を連結ピン31を支点にして図1に
おいて反時計回り方向に回動して、この第1中板3を下
板2側に折り畳み、この第1中板3の逃げ部23から係
合突起部19を突出させる。
【0049】次に、第2中板4を連結ピン32を支点に
して図1において時計回り方向に回動して第2中板4を
第1中板3側に折り畳み、次に、第3中板5を連結ピン
33を支点にして図1において反時計回り方向に回動し
て、この第3中板5を第2中板4側に折り畳んで、この
第2中板4のフック部26を、前記第3中板5のフック
係合部となるピン挿通用筒部28に係合する。
【0050】これと同時に、表板1を第3中板5に被せ
て、前記係合突起部19を、前記収容部材9の切欠き部
10に挿入して、この係合突起部19をプッシュボタン
11、12の切欠き部15に挿入して、係合突起部19
の係合孔20にプッシュボタン11、12の係合爪16
を係合する。
【0051】また、腕時計を手袋44を嵌めた手首45
から外す場合には、腕時計の手袋44を嵌めた手首45
への装着の場合の手順を逆に行う。
【0052】上記したように、第1の実施の形態によれ
ば、前記第1係脱機構A、及び前記第2係脱機構Bの係
合時には、前記下板2と前記第1中板3から第3中板5
までが、前記表板1に折り畳み保持されている。
【0053】ここで、前記第1係脱機構Aの係合を解除
すると、前記下板2と前記第1中板3が前記表板1から
拡開される。さらに、前記第2係脱機構Bの係合を解除
すると、第2中板4及び第3中板5が前記表板1から拡
開され、結果として、前記下板2と前記第1中板3とが
前記表板1から拡開される。
【0054】このために、通常、前記第1係脱機構Aを
係脱するだけで、素手の手首45に簡便に腕時計を着脱
できる。さらに、第2係脱機構Bを係脱すれば、非常に
分厚い手袋44を嵌めた手首45にも簡便に腕時計を着
脱できる。
【0055】また、手袋44を嵌めた場合より頻度が多
いであろう素手の手首45への着脱に際して、前記プッ
シュボタン11,12の押圧操作により前記第1係脱機
構Aの係合が解除できるため,より簡便になる。前記プ
ッシュボタン11,12の押圧操作は、前記第2係脱機
構Bに、その係合を解除する外力を及ぼさないので、前
記第1係脱機構Aの係合を解除した時に、共に前記第2
係脱機構Bの係合が解除されることを防ぐことができ
る。よって、前記第1係脱機構Aの係合を解除しようと
も第2係脱機構Bの係合を確実に保つことができ、2段
階の拡開する操作をより確実なものにすることができ
る。
【0056】(第2の実施の形態)本発明に係わる複数
折れ中留構造の第2の実施の形態を図6乃至図8に示
す。この第2の実施の形態が上記した第1の実施の形態
と異なるところは、第2の実施の形態がロックカバー機
構36を有することであり、他の構成は第1の実施の形
態と同じであるので同一符号を付して構成説明を省略す
る。
【0057】前記ロックカバー機構36はロックカバー
37と弾性部材である捩じりばね38とを備えている。
そして、ロックカバー37は、その表面部37Aのハン
ド短手方向の両端部に側壁部39を設け、これらの側壁
部39の基端部にピン孔40を設け、側壁部39の先側
に内方に突出する係合突起部41を形成したものであ
る。また、前記捩じりばね38は、コイル線部分38A
と、このコイル線部分38Aの一方の端末を直線状に延
長した一方の係止部38Bと、コイル線部分38Aの他
方の端末を直線状に延長した他方の係止部38Cとを備
えている。
【0058】そして、前記ロックカバー37は、第1中
板3の右側のピン挿通用筒部22と第2中板4の左側の
ピン挿通用筒部24とを連結した枢軸部である連結ピン
32の両端部に、ピン孔40の部分でに取り付けられて
おり、連結ピン32の端部には前記捩じりばね38がそ
のコイル線部分38Aで回転可能に取り付けられてお
り、捩じりばね38の一方の係止部38Bはロックカバ
ー37の表面部37Aの裏側に当接状態で係止されてお
り、捩じりばね38の他方の係止部38Cは、その端部
で第2中板4に当接状態で係止されている。
【0059】また、プッシュボタン係脱機構6を備えた
表板1の側壁部7には、前記係合突起部41が係脱可能
に係合する係合孔部42が形成してある。
【0060】したがって、前記ロックカバー37を連結
ピン32を支点にして捩じりばね38の弾撥力に抗して
前記表板1側に回動してロックカバー37を表板1に被
せて前記係合突起部41を係合孔部42に係合させるこ
とにより、第2係脱機構Bを係合状態、すなわち、第2
中板4のフック部26を、前記第3中板5のフック係合
部となるピン挿通用筒部28に係合させた状態に保持す
ることができる。
【0061】このために、腕時計の素手の手首45への
装着の場合は、上記した第1の実施の形態の場合と同様
に、第1係脱機構Aの係合を解除して前記下板2と前記
第1中板3とを前記表板1から拡開し、時計ケース4
3、一方の時計バンド29、下板2、第1中板3、第2
係脱機構Bにより一体に成された第2、第3中板4、
5、表板1及び他方の時計バンド35から構成される輪
を拡げて、この輪に素手の手首45を挿入し、表板1を
第1中板3に被せて、前記係合突起部19を、前記収容
部材9の切欠き部10に挿入して、この係合突起部19
をプッシュボタン11、12の切欠き部15に挿入し
て、係合突起部19の係合孔20にプッシュボタン1
1、12の係合爪16を係合する。
【0062】腕時計を素手の手首45から外す場合は、
上記した腕時計の素手の手首45への装着の場合の手順
を逆に行うが、このときに、前記ロックカバー37が表
板1に係合しているために、第2中板4と第3中板5と
が表板1に対して拡開することがない。
【0063】また、腕時計の手袋44を嵌めた手首45
への装着の場合は、第1係脱機構Aの係合を解除して前
記下板2と前記第1中板3とを前記表板1から拡開する
と共に、前記ロックカバー37の前記表板1との係合を
解除して、このロックカバー37を表板1から離間する
方向に回動し、第2係脱機構Bの係合を解除して、すな
わち、前記フック部26を前記第3中板5のフック係合
部となるピン挿通用筒部28より外して第2中板4と第
3中板5とを前記表板1から拡開する。
【0064】そして、時計ケース43、一方の時計バン
ド29、下板2、第1、第2、第3中板3、4、5、表
板1及び他方の時計バンド35から構成される輪を拡
げ、この輪内に手袋44を嵌めた手首45を挿入して、
この手首45に下板2を当てて、第1中板3を連結ピン
31を支点にして下板2側に折り畳み、この第1中板3
の逃げ部23から係合突起部19を突出させる。
【0065】次に、第2中板4を連結ピン32を支点に
して第1中板3側に折り畳み、次に、第3中板5を連結
ピン33を支点にしてを第2中板4側に折り畳んで、こ
の第2中板4のフック部26を、前記第3中板5のフッ
ク係合部となるピン挿通用筒部28に係合する。そし
て、前記ロックカバー37を連結ピン32を支点にして
捩じりばね38の弾撥力に抗して前記表板1側に回動し
てロックカバー37を表板1に被せて前記係合突起部4
1を係合孔部42に係合させる。
【0066】次に、表板1を第3中板5に被せて、前記
係合突起部19を、前記収容部材9の切欠き部10に挿
入して、この係合突起部19をプッシュボタン11、1
2の切欠き部15に挿入して、係合突起部19の係合孔
20にプッシュボタン11、12の係合爪16を係合す
る。
【0067】また、腕時計を手袋44を嵌めた手首45
から外す場合には、腕時計の手袋44を嵌めた手首45
への装着の場合の手順を逆に行う。
【0068】上記した第2の実施の形態によれば、前記
ロックカバー37の操作によって、前記第2係脱機構B
の係合の解除を規制できるため、前記第1係脱機構Aの
係合を解除した時に、共に前記第2係脱機構Bの係合が
解除されることをより防ぐことができる。
【0069】よって、前記第1係脱機構Aの係合を解除
しようとも前記第2係脱機構Bの係合をより確実に保つ
ことができ、2段階に拡開する作用をさらに確実なもの
することができる。
【0070】また、前記ロックカバー37は、前記捩じ
りばね38によって、前記表板1から離間する方向に付
勢されているので、前記ロックカバー37の前記表板1
との係合を解除し、このロックカバー37を表板1から
離間する方向に回動した時、ロックカバー37が、その
自重によって再び前記表板1に向かって回動することを
防ぐことができる。
【0071】よって、前記第2係脱機構Bの係合を解除
して、前記第1中板から第3中板までを前記表板1から
拡開する時、前記ロックカバー37が前記表板1に引っ
掛かることがない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる複数折れ中留構造によれば、表板と下板との間に
n枚の第1中板から第n中板(nは正の整数)を連結し
てなる装身具のための複数折れ中留において、前記表板
と前記下板とを係脱する第1係脱機構と、前記表板と前
記第m(2≦m<n、mは正の整数)中板とを係脱する
第2係脱機構を備えたことにより、前記第1係脱機構、
及び前記第2係脱機構の係合時には、前記下板と前記第
1中板から第n中板までが、前記表板に折り畳み保持さ
れている。
【0073】ここで、前記第1係脱機構の係合を解除す
ると、前記下板と前記第1中板から第(m−1)中板ま
でが、前記表板から拡開される。さらに、前記第2係脱
機構の係合を解除すると、第m中板から第n中板までが
前記表板から拡開され、結果として、前記下板と前記第
1中板から第n中板間での全てが前記表板から拡開され
る。
【0074】このために、通常、前記第1係脱機構を係
脱するだけで、素手の手首に簡便に腕時計を着脱でき
る。さらに、第2係脱機構を係脱すれば、非常に分厚い
手袋を嵌めた手首にも簡便に腕時計を着脱できる。
【0075】また、請求項2の発明に係わる複数折れ中
留構造によれば、請求項1記載の複数折れ中留構造にお
いて、前記第2係脱機構が、前記第m中板に設けられた
上方に突出するフック部と、このフック部が係脱するた
めの前記表板と連続する係合部とより成ることにより、
請求項1の発明と同様な効果を奏し得る。
【0076】また、請求項3の発明に係わる複数折れ中
留構造によれば、請求項1又は請求項2記載の複数折れ
中留構造において、前記第1係脱機構が、前記表板に備
えられた、装身具の短手方向外方に付勢されつつ且つ短
手方向に摺動可能でその外側端部が前記表板より突出す
るプッシュボタンの内側端部の係合部と、前記下板に備
えられた係合部材の係合部とより成り、前記プッシュボ
タンの押圧操作により、前記プッシュボタンの係合部
と、前記係合部材の係合部との係合が解除できるプッシ
ュボタン係脱機構であることにより、請求項1の発明と
同様な効果を奏し得るばかりか、手袋を嵌めた場合より
頻度が多いであろう素手の手首への腕時計の着脱が、前
記プッシュボタンの押圧操作により前記第1係脱機構の
係合が解除できるため、より簡便になる。
【0077】また、前記プッシュボタンの押圧操作は、
前記第2係脱機構に、その係合を解除する外力を及ぼさ
ないので、前記第1係脱機構の係合を解除した時に、共
に前記第2係脱機構の係合が解除されることを防ぐこと
ができる。よって、前記第1係脱機構の係合を解除しよ
うとも第2係脱機構の係合を確実に保つことができ、2
段階の拡開する操作をより確実なものにすることができ
る。
【0078】また、請求項4の発明に係わる複数折れ中
留構造によれば、請求項1記載の複数折れ中留におい
て、n=3、かつm=2であることにより、前記第1係
脱機構、及び前記第2係脱機構の係合時には、前記下板
と前記第1中板から第3中板までが、前記表板に折り畳
み保持されている。
【0079】ここで、前記第1係脱機構の係合を解除す
ると、前記下板と前記第1中板が、前記表板から拡開さ
れる。さらに、前記第2係脱機構の係合を解除すると、
第2中板、第3中板が前記表板から拡開され、結果とし
て、前記下板と前記第1中板から第3中板間での全てが
前記表板から拡開される。
【0080】このために、通常、前記第1係脱機構を係
脱するだけで、素手の手首に簡便に腕時計を着脱でき
る。さらに、第2係脱機構を係脱すれば、非常に分厚い
手袋を嵌めた手首にも簡便に腕時計を着脱できる。
【0081】また、請求項5の発明に係わる複数折れ中
留構造によれば、請求項1記載の複数折れ中留構造にお
いて、前記第2係脱機構の係合の解除を規制、かつその
規制を解除するロックカバーを有することにより、請求
項1の発明と同様な効果を奏し得るばかりか、前記ロッ
クカバーの操作によって、前記第2係脱機構の係合の解
除を規制できるため、前記第1係脱機構の係合を解除し
た時に、共に前記第2係脱機構の係合が解除されること
をより防ぐことができる。
【0082】よって、前記第1係脱機構の係合を解除し
ようとも前記第2係脱機構の係合をより確実に保つこと
ができ、2段階に拡開する作用をさらに確実なものする
ことができる。
【0083】また、請求項6の発明に係わる複数折れ中
留構造によれば、請求項5記載の複数折れ中留構造にお
いて、前記ロックカバーは、前記第m中板と第(m−
1)中板との枢軸部に、この枢軸部を軸として回動可能
に設けられ、かつ前記表板へ係合する表板係合部を有し
ており、前記枢軸部には、前記ロックカバーを前記表板
から離間する方向に付勢する弾性部材が配されているこ
とにより、請求項1の発明と同様な効果を奏し得るばか
りか、前記ロックカバーは、前記弾性部材によって、前
記表板から離間する方向に付勢されているので、前記ロ
ックカバーを前記表板との係合を解除し、このロックカ
バーを表板から離間する方向に回動した時、ロックカバ
ーが、その自重によって再び前記表板に向かって回動す
ることを防ぐことができる。
【0084】よって、前記第2係脱機構の係合を解除し
て、前記第m中板から第n中板までを前記表板から拡開
する時、前記ロックカバーが前記表板に引っ掛かること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる複数折れ中留構造の第1の実施
の形態の拡開状態の斜視図である。
【図2】同複数折れ中留構造の折畳み状態の一部省略し
た平面図である。
【図3】同複数折れ中留構造の折畳み状態の縦断面図で
ある。
【図4】(1)は同複数折れ中留構造の折畳み状態の斜
視図である。(2)は同複数折れ中留構造における第1
係脱機構を外した状態の斜視図である。(3)は同複数
折れ中留構造における第1係脱機構を外した状態の腕時
計に素手を挿入するにあたっての説明図である。
【図5】(1)は同複数折れ中留構造における第2係脱
機構を外した状態の斜視図である。(2)は同複数折れ
中留構造における第1、第2係脱機構を外した状態の腕
時計に素手を覆った手袋を挿入するにあたっての説明図
である。
【図6】本発明に係わる複数折れ中留構造の第2の実施
の形態の拡開状態の斜視図である。
【図7】(1)は同複数折れ中留構造において第2係脱
機構をロックカバーでロックし第1係脱機構が外れた状
態での折畳み途中の斜視図である。(2)は同複数折れ
中留構造において第2係脱機構をロックカバーでロック
し折畳んだ状態の斜視図である。
【図8】(1)は同複数折れ中留構造におけるロックカ
バーの斜視図である。(2)は捩じりばねの斜視図であ
る。
【図9】従来の複数折れ中留構造を有する腕時計に素手
を挿入するにあたっての説明図である。
【図10】従来の複数折れ中留構造を有する腕時計に素
手を覆った手袋を挿入するにあたっての説明図である。
【符号の説明】
1 表板 2 下板 3 第1中板 4 第2中板(第m板) 5 第3中板(第n板) 6 プッシュボタン係脱機構 11、12 プッシュボタン 16 係合爪(係合部) 19 係合突起部(係合部材) 20 係合孔(係合部) 26 フック部 28 ピン挿通用筒部(フック係合部) 37 ロッカカバー 38 捩じりばね(弾性部材) A 第1係脱機構 B 第2係脱機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表板と下板との間にn枚の第1中板から
    第n中板(nは正の整数)を連結してなる装身具のため
    の複数折れ中留構造において、 前記表板と前記下板とを係脱する第1係脱機構と、 前記表板と前記第m(2≦m<n、mは正の整数)中板
    とを係脱する第2係脱機構を備えたことを特徴とする複
    数折れ中留構造。
  2. 【請求項2】 前記第2係脱機構が、前記第m中板に設
    けられた上方に突出するフック部と、このフック部が係
    脱するための前記表板と連続するフック係合部とより成
    る請求項1記載の複数折れ中留構造。
  3. 【請求項3】 前記第1係脱機構が、前記表板に備えら
    れた、装身具の短手方向外方に付勢されつつ且つ短手方
    向に摺動可能でその外側端部が前記表板より突出するプ
    ッシュボタンの内側端部の係合部と、前記下板に備えら
    れた係合部材の係合部とより成り、前記プッシュボタン
    の押圧操作により、前記プッシュボタンの係合部と、前
    記係合部材の係合部との係合が解除できるプッシュボタ
    ン係脱機構である請求項1又は請求項2記載の複数折れ
    中留構造。
  4. 【請求項4】 n=3、かつm=2である請求項1記載
    の複数折れ中留構造。
  5. 【請求項5】 前記第2係脱機構の係合の解除を規制、
    かつその規制を解除するロックカバーを有する請求項1
    記載の複数折れ中留構造。
  6. 【請求項6】 前記ロックカバーは、前記第m中板と第
    (m−1)中板との枢軸部に、この枢軸部を軸として回
    動可能に設けられ、かつ前記表板へ係合する表板係合部
    を有しており、前記枢軸部には、前記ロックカバーを前
    記表板から離間する方向に付勢する弾性部材が配されて
    いる請求項5記載の複数折れ中留構造。
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CN108355240A (zh) * 2018-03-06 2018-08-03 宁波越凡医疗科技有限公司 一种新型电刺激贴

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108355240A (zh) * 2018-03-06 2018-08-03 宁波越凡医疗科技有限公司 一种新型电刺激贴
CN108355240B (zh) * 2018-03-06 2023-12-29 宁波越凡医疗科技有限公司 一种新型电刺激贴

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