JPH09139983A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JPH09139983A
JPH09139983A JP29865895A JP29865895A JPH09139983A JP H09139983 A JPH09139983 A JP H09139983A JP 29865895 A JP29865895 A JP 29865895A JP 29865895 A JP29865895 A JP 29865895A JP H09139983 A JPH09139983 A JP H09139983A
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Masanobu Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタとスレーブとの間をそれぞれ個別の通
信線で配線する必要があり、またデータ通信に先だって
スレーブ側のコンデンサを充電する必要があるためデー
タの収集周期の高速化に限界が生じる課題がある。 【解決手段】 マスタとスレーブとの間をバス状の通信
線で接続し、前記マスタの被監視制御子局用電源供給部
から前記通信線を介して前記スレーブへ常時、電源用の
電力を供給し、前記通信線を介して供給される電源用の
電力を基に前記スレーブの電源を該スレーブの電源部に
より生成し、前記電源部と接続する前記通信線にマスタ
とスレーブ間で送受信される信号に対するインピーダン
ス付与手段を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視制御親局と
通信線を介して接続される複数の被監視制御子局との間
で信号の送受信を行い、前記各被監視制御子局を介した
遠隔制御を行うための遠隔制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開昭62−163534号
公報に開示されている従来の遠隔制御装置の構成を示す
ブロック図である。図において、1は監視制御親局(以
下、マスタという)、2と3は被監視制御子局(以下、
スレーブという)、4はマスタ1とスレーブ2との通信
を行うための通信線、5はマスタ1とスレーブ3との通
信を行うための通信線、6はスレーブ2に接続され監視
対象の状態を検出するセンサ、7はスレーブ3に接続さ
れ監視対象の状態を検出するセンサである。1aはマス
タ1においてスレーブ2およびスレーブ3に供給する電
力を発生するスレーブ電源、1bはマスタ1とスレーブ
2およびスレーブ3との間の通信制御を行う伝送制御
部、1cは通信線4を選択する通信線選択部、1dは通
信線5を選択する通信線選択部である。
【0003】スレーブ2において、2aは通信線4の一
方の導体にアノード端子が接続されたダイオード、2b
はダイオード2aのカソード端子と通信線4の他方の導
体との間に接続されたコンデンサ、2cはコンデンサ2
bに蓄えられたエネルギーを電源として利用するための
電源部、2dはセンサ6により得られた監視対象の状態
データやマスタ1とスレーブ2との間の信号の送受信を
制御するスレーブ2側の伝送制御部である。なお、スレ
ーブ3もスレーブ2と同様に構成されている。
【0004】次に動作について説明する。マスタ1とス
レーブ2との間は通信線4により接続され、またマスタ
1とスレーブ3との間は通信線5により接続されてい
る。マスタ1は、通信線選択部1cあるいは通信線選択
部1dを制御して通信相手となるべき特定のスレーブを
選択する。スレーブ2が選択されたときには、スレーブ
2との通信開始時にスレーブ2に対し通信線4を介して
データ伝送に必要となる電力を送り、スレーブ2内のコ
ンデンサ2bをダイオード2aを介して充電する。
【0005】コンデンサ2bに蓄えられた電力は電源部
2cに供給され、スレーブ2の動作に必要な電源として
用いられる。コンデンサ2bに蓄えられた電力によりス
レーブ2が動作可能な状態になると、伝送制御部2dは
センサ6により検出した監視対象の状態データを取り込
むと共に、取り込んだデータを通信線4を介してマスタ
1へ送信する。
【0006】このようにして各スレーブ2,3で必要と
する電力は通信線4,5を介してマスタ1側から供給さ
れるので、各スレーブ毎に個別に電源用の配線を布設す
る必要がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔制御装置は
以上のように構成されているので、マスタとスレーブと
の間を1対1にそれぞれ個別の通信線で配線する必要が
あるため、配線数が多くなり、またデータ通信に先だっ
てスレーブのコンデンサを充電する必要があるためデー
タの収集周期の高速化に限界が生じるなどの課題があっ
た。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、データの収集周期をマスタに接続
するスレーブ数にのみ依存して高速化し、データの収集
周期を短縮して効率的にデータの収集を行い、また前記
マスタから前記スレーブへ電源用の電力を供給する際の
前記マスタ側の負担および通信線上で送受信される信号
への悪影響を抑制することで信号の送受信を行う際の信
頼性を向上させ、さらにマスタとスレーブとの間を接続
する配線数を低減することのできる遠隔制御装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る遠隔制御装置は、監視制御親局と被監視制御子局との
間を接続するバス状の通信線と、前記監視制御親局にお
いて前記通信線を介して前記被監視制御子局へ常時、電
源用の電力を供給する被監視制御子局用電源供給部と、
前記監視制御親局から前記通信線を介して供給される電
源用の電力を基に前記被監視制御子局においてその電源
を生成する電源部と、該電源部と接続する前記通信線に
挿入されたインピーダンス付与手段とを備えたものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明に係る遠隔制御装置
は、被監視制御子局が送信状態にあるときにインピーダ
ンス付与手段を短絡する短絡手段を備えたものである。
【0011】請求項3記載の発明に係る遠隔制御装置
は、リアクトルあるいはローパスフィルタをインピーダ
ンス付与手段として用いたものである。
【0012】請求項4記載の発明に係る遠隔制御装置
は、リアクトルをインピーダンス付与手段として使用し
た場合に、前記リアクトルと被監視制御子局の電源部と
の間に前記電源部と並列にコンデンサを接続したもので
ある。
【0013】請求項5記載の発明に係る遠隔制御装置
は、監視制御親局と被監視制御子局との間を接続するバ
ス状の通信線と、前記監視制御親局において前記通信線
を介して前記被監視制御子局へ常時、電源用の電力を供
給する被監視制御子局用電源供給部と、前記監視制御親
局から前記通信線を介して供給される電源用の電力を基
に前記被監視制御子局においてその電源を生成する電源
部と、該電源部と接続される前記通信線に挿入された定
電流回路とを備えたものである。
【0014】請求項6記載の発明に係る遠隔制御装置
は、被監視制御子局が送信状態にあるときに定電流回路
を短絡する短絡手段を備えたものである。
【0015】請求項7記載の発明に係る遠隔制御装置
は、接合型FETの定電流特性を用いた定電流回路を備
えたものである。
【0016】請求項8記載の発明に係る遠隔制御装置
は、定電流回路と被監視制御子局の電源部との間に前記
電源部と並列にコンデンサを接続したものである。
【0017】請求項9記載の発明に係る遠隔制御装置
は、監視制御親局と被監視制御子局との間を接続する互
いに絶縁された少なくとも第1の導体および第2の導体
および第3の導体を有したバス状の通信線と、前記監視
制御親局と前記被監視制御子局との間で前記通信線の導
体のうちの2つの導体を介して信号の送受信を行う信号
送受信手段と、前記2つの導体のいずれか一方と前記2
つの導体以外の導体とを介して前記監視制御親局から前
記被監視制御子局へ電源用の電力を常時、供給する監視
制御親局に設けられた被監視制御子局用電源供給部と、
前記被監視制御子局用電源供給部から供給される電源用
の電力を基に前記被監視制御子局の電源を生成する被監
視制御子局に設けられた電源部とを備えたものである。
【0018】請求項10記載の発明に係る遠隔制御装置
は、信号の送受信を行うためのシールドされた2芯ケー
ブルの2芯のうちのいずれか一方の芯線と前記2芯ケー
ブルのシールド用の遮蔽体とを使用して、監視制御親局
から被監視制御子局へ電源用の電力を供給するようにし
たものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1の遠隔制御装
置の構成を示すブロック図である。図において、11は
マスタ(監視制御親局)、12はマスタ11とスレーブ
(被監視制御子局)13とを接続する通信線である。マ
スタ11は、接続されているスレーブが動作するのに必
要な電力を供給するスレーブ電源(被監視制御子局用電
源供給部)11aと、スレーブ電源11aと通信線12
との間に接続されて通信線12上で送受信される信号に
対しインピーダンスを付与して前記信号によるスレーブ
電源11aへの影響を排除するためのリアクトル11b
と、マスタ11とスレーブ13等との間の通信を制御す
る伝送制御部11cと、送受信用のラインドライバ11
d,11eと、スレーブ13へ電力を供給するための通
信線12への直流出力と送受信される信号とを分離する
ための絶縁トランス11fおよびコンデンサ11gとを
備えている。
【0020】スレーブ13は、通信線12上の信号を分
離するためのコンデンサ13aおよび絶縁トランス13
bと、送受信用のラインドライバ13c,13dと、セ
ンサ14により得られた監視対象の状態データやマスタ
11とスレーブ13との間の信号の送受信を制御する伝
送制御部13eと、自スレーブに割り振られたアドレス
データが設定されるアドレス設定部13fと、スレーブ
13が動作するのに必要とする電力を各部へ供給する電
源部13gと、電源部13gと通信線12との間に接続
されて通信線12上で送受信される信号に対し大なるイ
ンピーダンスを有し、前記信号による電源部13gへの
悪影響を排除するためのリアクトル(インピーダンス付
与手段)13hと、リアクトル13hに対し並列接続さ
れたスイッチ(短絡手段)13iとを備えている。スイ
ッチ13iは、伝送制御部13eから出力される自スレ
ーブが送信状態であることを示す送信表示信号TMで開
閉制御される。
【0021】図2は、マスタ11から通信線12上に出
力される信号のフォーマットを示しており、図におい
て、41はプリアンブルである開始同期信号、42は通
信を行う際の相手のアドレスを示す宛先アドレス信号、
43はマスタ11から相手先へ送り出されるデータを示
す情報信号、44は通信が終了することを示す終了同期
信号である。
【0022】図3は、スレーブ13から通信線12上に
出力される信号のフォーマットを示しており、そのフォ
ーマット構成は図2に示したものと同様である。
【0023】次に動作について説明する。マスタ11の
スレーブ電源11aで生成された直流出力は、リアクト
ル11bおよび通信線12およびスレーブ13のリアク
トル13hを経て電源部13gに供給されている。そし
て、電源部13gはスレーブ13で必要とする電力をス
レーブ13の各部へ供給している。
【0024】マスタ11における伝送制御部11cによ
り通信制御される送信信号TXはラインドライバ11
d、絶縁トランス11f、コンデンサ11gを介して通
信線12上に出力される。通信線12上に出力された送
信信号TXは、スレーブ13におけるコンデンサ13a
と絶縁トランス13bとを経てラインドライバ13cに
より受信され、伝送制御部13eへ入力される。
【0025】また、スレーブ13における伝送制御部1
3eにより通信制御される送信信号TXはラインドライ
バ13d、絶縁トランス13b、コンデンサ13aを介
して通信線12上に出力される。通信線12上に出力さ
れた送信信号TXは、マスタ11側におけるコンデンサ
11gと絶縁トランス11fとを経てラインドライバ1
1eにより受信され、伝送制御部11cへ入力される。
【0026】図1は、マスタ11に対し1つのスレーブ
13が接続されている状態を示しているが通常、マスタ
11に対しスレーブは複数設けられており、マスタ11
はこれら複数のスレーブの内から通信を行う特定のスレ
ーブを選択する。このためマスタ11は、通信相手とな
るべきスレーブを順次選択し、選択されたスレーブに接
続されるセンサにより得られた監視対象の状態データや
選択されたスレーブとの間の信号の送受信を行う。この
場合、スレーブはマスタ11から選択されるまでは常時
受信状態にあり、マスタ11は、例えば図2に示すフォ
ーマットの信号を通信線12上に出力する。通信線12
上の各スレーブは前記信号を同時に受信するが、各スレ
ーブの伝送制御部は前記信号に含まれる宛先アドレスと
アドレス設定部に設定されている自スレーブに割り振ら
れたアドレスデータとを比較し、一致した場合は自スレ
ーブが選択されたものと判断する。このようにして選択
されたスレーブは、図3に示すフォーマットの信号を通
信線12に出力する。図3に示すフォーマット中、情報
信号53には自スレーブが監視対象とするセンサの開閉
状態などの状態データが含まれる。
【0027】マスタ11は、選択したスレーブ13から
通信線12を介して送られてくる前記信号の受信を完了
すると次のスレーブを選択し、順次選択したスレーブと
の間の通信動作を繰り返す。
【0028】このようにマスタ11とスレーブ13との
間で通信が行われる際のスレーブ13の電源は、マスタ
11のスレーブ電源11aから通信線12とリアクトル
13hとを介して供給される。スレーブ13の消費電流
は、受信時を1とすると送信時はその10倍から20倍
に達する。スレーブ13が受信状態のとき、スレーブ1
3の伝送制御部13eの送信表示信号TMは論理レベル
“0”であり、スイッチ13iは非導通の状態にある。
【0029】スレーブ13の電源部13gの信号に対す
る入力インピーダンスは低く、多数のスレーブを直接、
通信線12に接続するとマスタ11側のラインドライバ
11dの許容負荷を上回る状態となり、スレーブ13側
のレシーバ13dを介して受信される信号レベルが減衰
してしまい、誤りのない信頼性の高い通信が困難とな
る。これを避けるために、スレーブ13の受信時には受
信信号に対して電源部13gが高い入力インピーダンス
となるようにリアクトル13hを設けている。一方、ス
レーブにおける送信時の消費電流は受信時の10倍から
20倍に達するので、送信時には伝送制御部13eは送
信表示信号TMを論理レベル“1”にしてスイッチ13
iを導通させ、受信時の10倍から20倍に達する前記
送信時の消費電流を賄うことが出来るようにする。この
ため、リアクトル13hの電流定格は受信時のスレーブ
13の消費電流に対応したもので良く、小型、低価格の
ものを使用できる。
【0030】また、コンデンサ11gおよびコンデンサ
13aは、マスタ11のスレーブ電源11aからの直流
出力電流がマスタ11側の絶縁トランス11fおよびス
レーブ13側の絶縁トランス13bの巻線に流れて、そ
れらの鉄心を飽和させないように動作する。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、スレーブ側で電源として必要とする電力がマスタ側
からスレーブ側へ常時、通信線12を介して供給されて
おり、またこの場合、マスタ11側からの電力供給がマ
スタ11とスレーブ13との間で行われる信号の送受信
に影響しないようにコンデンサ11g,13aにより直
流カットされ、前記マスタ11側からの電力供給による
電流が絶縁トランス11f,13bに流れ込まないよう
に構成されており、さらにスレーブ13の受信時に通信
線12上に出力される信号がマスタ11側のスレーブ電
源11aおよびスレーブ13側の電源部13gへ与える
悪影響を排除するように構成されているので、同一の通
信線12を用いて信号の送受信とマスタ11からスレー
ブ13への電源の供給とを両立させることが出来、マス
タ11とスレーブ13との間を接続する配線数の増加を
防止できる効果が得られる。
【0032】なお、リアクトル13hと電源部13gの
間の2通信線間に電源部13gと並列にコンデンサを設
けてもよい。この場合にはスレーブ13が送信状態にな
るとスイッチ13iが導通し、前記コンデンサに蓄えら
れているエネルギーがスイッチ13iを介してマスタ側
でディスチャージする可能性があるため、コンデンサの
スイッチ13i側へ前記コンデンサに蓄えられているエ
ネルギーの逆流を防止するためのダイオードを挿入す
る。
【0033】実施の形態2.図4は、この実施の形態2
の遠隔制御装置におけるスレーブの構成を示すブロック
図である。マスタ側の構成は、図1に示したものと同様
である。図において、16はスレーブ、16aは直流カ
ット用のコンデンサ、16bは絶縁トランス、16cは
受信用のラインドライバ、16dは送信用のラインドラ
イバ、16eはマスタ11との通信制御を行う伝送制御
部、16fはスレーブ16に割り振られたアドレスデー
タが設定されるアドレス設定部、16gはスレーブ16
が動作するのに必要とする電力を各部へ供給する電源
部、16hは電源部16gと通信線12との間に接続さ
れて通信線12上で送受信される信号に対し電源部16
gの入力インピーダンスを増大させるためのリアクト
ル、16jは電源部16gと通信線12との接続箇所付
近に、電源部16gと並列に挿入されたコンデンサであ
る。17はスレーブ16に接続されたセンサである。
【0034】次に動作について説明する。この実施の形
態2では、スレーブ16からマスタ11へ送信が行われ
ていない期間中に、コンデンサ16jへマスタ11から
スレーブ16で必要とする電力が充電されることにな
る。通信線12上に接続されるスレーブの数を例えば6
4台として、1秒間に1回各スレーブとの通信を行うも
のとすれば、スレーブ16からマスタ11へ送信が行わ
れる送信時間は1/128秒であり、127/128の
時間がマスタ11からコンデンサ16jへ充電を行う期
間となるので、コンデンサ16jへ流れ込む充電電流の
ために前記スレーブ16からマスタ11へ送信が行われ
ていない期間中の消費電流が1%程度増加することにな
るだけで、スレーブ16における受信時および送信時に
必要とするエネルギーをコンデンサ16jへ十分に充電
しておくことが出来る。
【0035】従って、この実施の形態2によれば、スレ
ーブ16からマスタ11へデータの送信時におけるスレ
ーブ16で必要とする電力をコンデンサ16jから供給
することができ、またリアクトル16hとコンデンサ1
6jとにより構成されたローパスフィルタが電源部16
gと通信線12との接続箇所付近に配置される構成とな
るので、通信線12上で送受信される信号の交流成分に
よる電源部16gへの悪影響を効果的に排除することが
出来、またさらに、前記実施の形態1に示すようなスィ
ッチ13iを設ける必要がなくなりコンデンサ16jを
設けるだけでよいことから簡素化された回路により安価
に構成でき、経済性に優れた遠隔制御装置を得ることが
出来る。
【0036】実施の形態3.図5は、この実施の形態3
の遠隔制御装置におけるスレーブの構成を示すブロック
図であり、マスタ側の構成は図1に示したものと同様で
ある。図において、21はスレーブ、21aは直流カツ
ト用のコンデンサ、21bは絶縁トランス、21cは受
信用のラインドライバ、21dは送信用のラインドライ
バ、21eはマスタ11との通信制御を行う伝送制御
部、21fはスレーブ21に割り振られたアドレスデー
タが設定されるアドレス設定部、21gはスレーブ21
が動作するのに必要とする電力を各部へ供給する電源部
である。21jは電源部21gに接続する通信線12の
一方の導体に挿入された定電流回路であり、図6および
図7に示すようなFETなど定電流特性を有する素子、
あるいは回路を用いることが可能である。21hは定電
流回路21jに並列接続されたスイッチであり、スレー
ブ21の伝送制御部21eから出力される送信状態を示
す送信表示信号TMで制御され、送信表示信号TMが出
力されている期間導通する。22はスレーブ21に接続
されたセンサである。
【0037】次に動作について説明する。この実施の形
態3では、スレーブ21からマスタ11へ送信が行われ
ていない期間では送信表示信号TMは出力されず、スイ
ッチ21hは非導通の状態にある。この結果、受信状態
にあるスレーブ21では、マスタ11のスレーブ電源1
1aから通信線12へ供給される電力による電源部21
gへの流れ込み電流値の上限値は、定電流回路21jに
より電源部21gの入力インピーダンスの大小にかかわ
らず一定の電流値となり、スレーブ21の電源部21g
の入力インピーダスは見掛け上大きくなり、マスタ11
のスレーブ電源11aの負荷は受信状態にあるスレーブ
の電源部へ定電流回路を介して流れ込む電流値と送信状
態にあるスレーブの電源部へ流れ込む電流値との和とな
る。
【0038】この場合、伝送信号に対して高いインピー
ダンスを示すと共に、スレーブの受信動作に必要な消費
電流を満足する定電流特性を示す定電流回路としてFE
Tが容易に入手できるので、このような定電流回路を設
けることで通信線12上で送受信される信号に対する電
源部21gの入力インピーダンスを見掛け上高めること
ができ、送受信される信号の電源部21gへの回り込み
などの悪影響を抑制することが出来、通信線12を信号
の伝送路および電源供給路として共用できる経済性に優
れた、小型,軽量に構成できる遠隔制御装置が得られる
効果がある。
【0039】また、前記実施の形態1および実施の形態
2では、マスタ11のスレーブ電源11aの直流出力が
変動したときには、スレーブの電源部の構成によっては
電源部へ流れ込む電流値も変動する可能性があり、この
結果、マスタ11のスレーブ電源11aの電流容量に悪
影響が及ぶ場合があるのに対し、この実施の形態では、
前記スレーブ電源11aの直流出力の変動に対しスレー
ブの電源部へ流れ込む電流値の上限値は一定に維持され
るため、マスタ11のスレーブ電源11aの電流容量に
与える悪影響を抑制できる。
【0040】さらに、定電流回路21jと電源部21g
との間の2通信線間に前記電源部21gと並列にコンデ
ンサを設けてもよい。この場合にはスレーブ21が送信
状態になるとスイッチ21hが導通し、前記コンデンサ
に蓄えられているエネルギーがスイッチ21hを介して
マスタ側でディスチャージする可能性があるため、コン
デンサのスイッチ21h側へ前記コンデンサに蓄えられ
ているエネルギーの逆流を防止するためのダイオードを
挿入する。
【0041】実施の形態4.図8は、この実施の形態4
の遠隔制御装置におけるスレーブの構成を示すブロック
図であり、マスタ側の構成は図1に示したものと同様で
ある。図において、31はスレーブ、31aは直流カッ
ト用のコンデンサ、31bは絶縁トランス、31cは受
信用のラインドライバ、31dは送信用のラインドライ
バ、31eはマスタ11との通信制御を行う伝送制御
部、31fはスレーブに割り振られたアドレスデータが
設定されるアドレス設定部、31gはスレーブ31が動
作するのに必要とする電力を各部へ供給する電源部であ
る。31jは電源部31gに接続する通信線12の一方
の導体に挿入された定電流回路であり、前記実施の形態
3と同様に、図6および図7に示すようなFETなど定
電流特性を有する素子、あるいは回路を用いることが可
能である。31kは電源部31gと通信線12との接続
箇所付近に電源部31gと並列に接続されたコンデン
サ、32はスレーブ21に接続されたセンサである。
【0042】次に動作について説明する。この実施の形
態4では、スレーブ31からマスタ11のコンデンサ3
1kへ常時マスタ11からスレーブ31で必要とする電
力が充電されることになる。この場合、コンデンサ31
kへ流れ込む充電電流値は定電流回路31jにより一定
の電流値に制限される。
【0043】従って、この実施の形態4によれば、スレ
ーブ31が受信状態にある期間中にコンデンサ31kへ
充電された電力によりスレーブ31の送信時において必
要とする電力のほとんどを賄うことになり、また定電流
回路31jとコンデンサ31kとによりローパスフィル
タが形成され電源部31gと通信線12との接続箇所付
近に配置される構成となるので、通信線12上で送受信
される信号の電源部31gへの回り込み等の悪影響を効
果的に排除することが出来、またさらに、前記実施の形
態1に示すようなスイッチ13iを設ける必要がなくな
り定電流回路31jとコンデンサ31kとを設けるだけ
でよいことから簡素化された回路により安価に構成で
き、経済性に優れた遠隔制御装置が実現できる。
【0044】また、送信状態にあるスレーブでは受信状
態にある場合に比べて消費電流が増加するため、スレー
ブが送信状態になると通信線12から電源部31gへ流
れ込む電流値が急激に大きくなり、マスタ11のスレー
ブ電源11aの構成によってはこの影響が通信線12上
の直流出力レベルの変動として現われる可能性がある
が、このような悪影響も定電流回路31jとコンデンサ
31kにより効果的に抑制できる。
【0045】さらに、この遠隔制御装置の立ち上げ時に
おいて、通信線12と各スレーブの電源部との接続箇所
付近に設けられたコンデンサへ流れ込む突入電流も、こ
の実施の形態4では、定電流回路により効果的に抑制で
きる。
【0046】実施の形態5.なお、以上説明した実施の
形態4では、定電流回路をスレーブ側に設ける構成にし
たが、マスタ11におけるスレーブ電源11a側に設け
る構成にしてもよくこのように構成したときには通信線
12やスレーブ31側において短絡事故等が発生しても
マスタ11のスレーブ電源11aに与える悪影響を排除
することが可能である。
【0047】実施の形態6.図9は、この実施の形態6
の遠隔制御装置におけるスレーブの構成を示すブロック
図である。この実施の形態6の遠隔制御装置では、通信
線にシールドされた2芯通信線(2芯ケーブル)を用い
る。図において、35はマスタ、36はマスタ35とス
レーブ37とを接続する2芯通信線、36aは2芯通信
線36におけるシールド(遮蔽体)である。マスタ35
は、接続されたスレーブが動作するのに必要な電力を供
給するスレーブ電源35aと、マスタ35とスレーブ3
7などの間の通信を制御する伝送制御部(信号送受信手
段)35cと、送受信用のラインドライバ(信号送受信
手段)35d,35eと、2芯通信線36上の信号を分
離するための絶縁トランス(信号送受信手段)35fお
よび直流カット用のコンデンサ(信号送受信手段)35
gとを備えている。
【0048】スレーブ37は、2芯通信線36上の信号
を分離するためのコンデンサ(信号送受信手段)37a
および絶縁トランス37bと、送受信用のラインドライ
バ37c,37dと、センサ38により得られた監視対
象の状態データやマスタ35とスレーブ37との間の信
号の送受信を制御する伝送制御部37eと、自スレーブ
に割り振られたアドレスデータが設定されるアドレス設
定部(信号送受信手段)37fと、スレーブ37が動作
するのに必要とするエネルギーを各部へ供給する電源部
37gとを備えている。
【0049】次に動作について説明する。マスタ35の
スレーブ電源35aはシールドされた2芯通信線36の
一方の芯線とシールド36aとを使用してスレーブ37
で必要とする電力をスレーブ37へ供給する。このた
め、スレーブ37の電源部37gは2芯通信線36の一
方の芯線とシールド36aとに接続されている。図2お
よび図3に示したフォーマットのマスタ35とスレーブ
37との間で送受信される送信信号TXおよび受信信号
RXは、シールドされた2本の芯線を使用して送受信さ
れる。従って、マスタ35のスレーブ電源35aからス
レーブ37の電源部37gへの電力の供給は2芯通信線
36の2芯を使用して送受信される信号に影響を与える
ことがなく、またマスタ35とスレーブ37との間で送
信信号TX,受信信号RXの送受信が行われる際に、マ
スタ35のスレーブ電源35aおよびスレーブ37の電
源部37gが負荷となることがなくなり、シールド36
aを有効利用したスレーブへの電力供給が実現できる。
【0050】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、シールドされた2芯通信線36の一方の芯線とシー
ルド36aとを使用してスレーブ37へマスタ35から
電源を供給するように構成したので、マスタ35とスレ
ーブ37との問で送受信される信号へ悪影響を与えるこ
とがなく、スレーブ37の電源部37gの構成が簡素化
でき、経済的な遠隔制御装置を得ることができる。
【0051】なお、以上の実施の形態では、シールドさ
れた2芯通信線36を使用する場合について説明した
が、3芯通信線を用いても同様の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、監視制御親局と被監視制御子局との間をバス状の
通信線により接続し、前記監視制御親局の被監視制御子
局用電源供給部から前記通信線を介して前記被監視制御
子局へ常時、電源用の電力を供給し、前記監視制御親局
から前記通信線を介して供給される電源用の電力を基に
前記被監視制御子局の電源部で電源を生成し、また前記
電源部と接続される前記通信線にインピーダンス付与手
段を挿入して前記通信線上で送受信される信号に対する
悪影響や前記信号の回り込みなどによる前記電源部への
悪影響を排除するように構成したので、従来のようにコ
ンデンサへ充電する期間が不要となり、情報の収集周期
をマスタに接続するスレーブ数にのみ依存して高速化す
ることが出来、情報の収集周期を短縮して効率的に情報
の収集を行うことができる効果がある。
【0053】請求項2記載の発明によれば、被監視制御
子局が送信状態にあるときにインピーダンス付与手段を
短絡する短絡手段を備えるように構成したので、被監視
制御子局が送信状態にあるときに必要な電源容量を前記
短絡手段により確保することが出来、前記被監視制御子
局が送信を行う際の信頼性を向上させることができる効
果がある。
【0054】請求項3記載の発明によれば、リアクトル
あるいはローパスフィルタをインピーダンス付与手段と
して用いるように構成したので、監視制御親局と被監視
制御子局との間で送受信される信号に対する悪影響や前
記信号の電源部への回り込みなどの悪影響を前記リアク
トルあるいはローパスフィルタで有効に排除して、監視
制御親局から被監視制御子局へ電源用の電力を常時供給
することができる効果がある。
【0055】請求項4記載の発明によれば、インピーダ
ンス付与手段として使用されるリアクトルと被監視制御
子局の電源部との間に、前記電源部と並列にコンデンサ
を接続するように構成したので、前記リアクトルと前記
コンデンサとの相乗効果により通信線を介して送受信さ
れる信号に対する悪影響や前記信号の前記電源部への回
り込みなどの悪影響をより有効に排除することが出来、
さらに被監視制御子局が送信状態にある場合に必要とす
る電源電流を、前記コンデンサに蓄えられたエネルギー
により補う際の前記通信線上の直流電圧レベルの変動な
どの悪影響を、前記リアクトルにより有効に抑制できる
効果がある。
【0056】請求項5記載の発明によれば、監視制御親
局と被監視制御子局との間を接続するバス状の通信線
と、前記監視制御親局において前記通信線を介して前記
被監視制御子局へ常時、電源用の電力を供給する被監視
制御子局用電源供給部と、前記監視制御親局から前記通
信線を介して供給される電源用の電力を基に前記被監視
制御子局の電源を生成する電源部と、該電源部と接続す
る前記通信線に挿入された定電流回路とを備えるように
構成したので、前記監視制御親局から被監視制御子局へ
電源用の電力を供給する際の前記被監視制御子局用電源
供給部の負荷を抑制し、また前記信号線を介して送受信
される信号に対する負荷も抑制することができ、前記信
号の送信を行う際の信頼性を向上できる効果がある。
【0057】請求項6記載の発明によれば、被監視制御
子局が送信状態にあるときに定電流回路を短絡する短絡
手段を備えるように構成したので、被監視制御子局が送
信状態にあるときには必要な電源容量を前記定電流回路
を前記短絡手段により短絡することで確保でき、前記被
監視制御子局から監視制御親局へ信号の送信を行う際の
信頼性を向上できる効果がある。
【0058】請求項7記載の発明によれば、接合型FE
Tの定電流特性を用いて定電流回路を実現するように構
成したので、コスト面で有利になり、また装置を簡素化
できる効果がある。
【0059】請求項8記載の発明によれば、定電流回路
と被監視制御子局の電源部との間に前記電源部と並列に
コンデンサを接続するように構成したので、前記被監視
制御子局が送信状態にあるときの監視制御親局の被監視
制御子局用電源供給部が受ける悪影響および通信線を介
して送受信される信号に与える悪影響を抑制できる効果
がある。
【0060】請求項9記載の発明によれば、互いに絶縁
された少なくとも第1の導体および第2の導体および第
3の導体を有したバス状の通信線により監視制御親局と
被監視制御子局との間を接続し、前記監視制御親局と前
記被監視制御子局との間で前記通信線の導体のうちの2
つの導体を介して信号の送受信を行う信号送受信手段
と、前記2つの導体のいずれか一方と前記2つの導体以
外の導体とを介して前記監視制御親局から前記被監視制
御子局へ電源用の電力を常時、供給する監視制御親局に
設けられた被監視制御子局用電源供給部と、前記被監視
制御子局用電源供給部から供給される電源用の電力を基
に前記被監視制御子局の電源を生成する被監視制御子局
に設けられた電源部とを備えるように構成したので、前
記通信線上の信号に影響を与えることなく、互いに絶縁
された少なくとも第1の導体および第2の導体および第
3の導体を有したバス状の通信線を有効に利用して前記
監視制御親局から前記被監視制御子局へ電源用の電力を
供給できる効果がある。
【0061】請求項10記載の発明によれば、シールド
用の遮蔽体を有する2芯ケーブルよりなる通信線を使用
し、信号の送受信を行うために使用される2つの芯線の
いずれかと共通する一方の芯線と前記シールド用の遮蔽
体とにより監視制御親局から被監視制御子局へ電源用の
電力を供給するように構成したので、前記通信線上の信
号に影響を与えることなく、前記シールドされた2芯ケ
ーブルを有効に利用して前記監視制御親局から前記被監
視制御子局へ電源用の電力を供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による遠隔制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による遠隔制御装置
の監視制御親局から被監視制御子局へ送信される信号の
フォーマットを示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による遠隔制御装置
の被監視制御子局から監視制御親局へ送信される信号の
フォーマットを示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による遠隔制御装置
の被監視制御子局の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による遠隔制御装置
の被監視制御子局の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による遠隔制御装置
の定電流回路の構成を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による遠隔制御装置
の定電流回路の定電流特性を示す特性図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による遠隔制御装置
の被監視制御子局の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による遠隔制御装置
の被監視制御子局の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の遠隔制御装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11,35 マスタ(監視制御親局)、11a,35a
スレーブ電源(被監視制御子局用電源供給部)、12
通信線、13,16,21,31,37 スレーブ
(被監視制御子局)、13g,16g,21g,37g
電源部、13h,16h リアクトル(インピーダン
ス付与手段)、13i,21h スイッチ(短絡手
段)、16j,31k コンデンサ、21j,31j
定電流回路、35c,37e 伝送制御部(信号送受信
手段)、35d,35e,37c,37d ラインドラ
イバ(信号送受信手段)、35f,37b 絶縁トラン
ス(信号送受信手段)、35g,37a コンデンサ
(信号送受信手段)、36 2芯通信線(2芯ケーブ
ル)、36a シールド(遮蔽体)、37f アドレス
設定部(信号送受信手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視制御親局と被監視制御子局との間で
    信号の送受信を行い前記被監視制御子局を介して収集さ
    れた情報を基に前記監視制御親局が遠隔制御を行う遠隔
    制御装置において、前記監視制御親局と前記被監視制御
    子局との間を接続するバス状の通信線と、前記監視制御
    親局において前記通信線を介して前記被監視制御子局へ
    常時、電源用の電力を供給する被監視制御子局用電源供
    給部と、前記監視制御親局から前記通信線を介して供給
    される電源用の電力を基に前記被監視制御子局において
    その電源を生成する電源部と、該電源部と接続する前記
    通信線に挿入された前記電源部の前記信号に対するイン
    ピーダンスを増大させるインピーダンス付与手段とを備
    えていることを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 被監視制御子局が送信状態にあるときに
    インピーダンス付与手段を短絡する短絡手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス付与手段をリアクトルあ
    るいはローパスフィルタにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の遠隔制御装置。
  4. 【請求項4】 インピーダンス付与手段にリアクトルを
    使用した場合に、前記リアクトルと被監視制御子局の電
    源部との間に前記電源部と並列にコンデンサを接続した
    ことを特徴とする請求項3記載の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 監視制御親局と被監視制御子局との間で
    信号の送受信を行い前記被監視制御子局を介して収集さ
    れた情報を基に前記監視制御親局が遠隔制御を行う遠隔
    制御装置において、前記監視制御親局と前記被監視制御
    子局との間を接続するバス状の通信線と、前記監視制御
    親局において前記通信線を介して前記被監視制御子局へ
    常時、電源用の電力を供給する被監視制御子局用電源供
    給部と、前記監視制御親局から前記通信線を介して供給
    される電源用の電力を基に前記被監視制御子局において
    その電源を生成する電源部と、該電源部と接続する前記
    通信線に挿入された定電流回路とを備えていることを特
    徴とする遠隔制御装置。
  6. 【請求項6】 被監視制御子局が送信状態にあるときに
    定電流回路を短絡する短絡手段を備えていることを特徴
    とする請求項5記載の遠隔制御装置。
  7. 【請求項7】 定電流回路を接合型FETの定電流特性
    を用いて構成することを特徴とする請求項5または請求
    項6記載の遠隔制御装置。
  8. 【請求項8】 定電流回路と被監視制御子局の電源部と
    の間に前記電源部と並列にコンデンサを接続したことを
    特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか1項
    記載の遠隔制御装置。
  9. 【請求項9】 監視制御親局と被監視制御子局との間で
    信号の送受信を行い前記被監視制御子局を介して収集さ
    れた情報を基に前記監視制御親局が遠隔制御を行う遠隔
    制御装置において、前記監視制御親局と前記被監視制御
    子局との間を接続する互いに絶縁された少なくとも第1
    の導体および第2の導体および第3の導体を有したバス
    状の通信線と、前記監視制御親局と前記被監視制御子局
    との間で前記通信線の導体のうちの2つの導体を介して
    信号の送受信を行う信号送受信手段と、前記2つの導体
    のいずれか一方と前記2つの導体以外の導体とを介して
    前記監視制御親局から前記被監視制御子局へ電源用の電
    力を常時、供給する監視制御親局に設けられた被監視制
    御子局用電源供給部と、前記被監視制御子局用電源供給
    部から供給される電源用の電力を基に前記被監視制御子
    局の電源を生成する被監視制御子局に設けられた電源部
    とを備えていることを特徴とする遠隔制御装置。
  10. 【請求項10】 通信線をシールド用の遮蔽体を有した
    2芯ケーブルで構成し、監視制御親局と被監視制御子局
    との間の信号の送受信に前記2芯ケーブルの2芯線を用
    い、電源用の電力の供給に前記2芯線の一方と前記シー
    ルド用の遮蔽体とを用いることを特徴とする請求項9記
    載の遠隔制御装置。
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