JPH09139293A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JPH09139293A JPH09139293A JP29585495A JP29585495A JPH09139293A JP H09139293 A JPH09139293 A JP H09139293A JP 29585495 A JP29585495 A JP 29585495A JP 29585495 A JP29585495 A JP 29585495A JP H09139293 A JPH09139293 A JP H09139293A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィラメントコンデンサを有するものでも、
スイッチング手段にストレスがかかったり、不必要な電
力を消費することを防止する放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】 インバータ回路3にて高周波交流に変換
して蛍光ランプFLを始動、点灯させる。電流トランスCT
1 の入力巻線CT1aでランプ電流を検出し、ランプ電流の
変化に基づきトランジスタQ1のスイッチングを制御して
蛍光ランプFLの出力を一定に保つ。蛍光ランプFLを取り
外した状態では、フィラメントFL1 ,FL2を取り外して
回路を開放する。電流トランスCT1 の入力巻線CT1aには
電流が流れなくなるため、出力巻線CT1bには電圧が誘起
されずに電流が流れない。トランジスタQ1にベース電流
が流れなくなるので、トランジスタQ1が発振せずインバ
ータ回路3の発振が停止する。
スイッチング手段にストレスがかかったり、不必要な電
力を消費することを防止する放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】 インバータ回路3にて高周波交流に変換
して蛍光ランプFLを始動、点灯させる。電流トランスCT
1 の入力巻線CT1aでランプ電流を検出し、ランプ電流の
変化に基づきトランジスタQ1のスイッチングを制御して
蛍光ランプFLの出力を一定に保つ。蛍光ランプFLを取り
外した状態では、フィラメントFL1 ,FL2を取り外して
回路を開放する。電流トランスCT1 の入力巻線CT1aには
電流が流れなくなるため、出力巻線CT1bには電圧が誘起
されずに電流が流れない。トランジスタQ1にベース電流
が流れなくなるので、トランジスタQ1が発振せずインバ
ータ回路3の発振が停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプのフィ
ラメントに対して並列に接続されるフィラメントコンデ
ンサを有する放電灯点灯装置に関する。
ラメントに対して並列に接続されるフィラメントコンデ
ンサを有する放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放電灯点灯装置として
は、たとえば特開昭63−4598号公報に記載の構成
が知られている。この特開昭63−4598号公報に記
載の構成は、直流電源にスイッチング素子として機能す
るトランジスタを有するインバータ回路を接続し、この
インバータ回路の出力側にフィラメントを有する蛍光ラ
ンプを接続している。また、フィラメントに対して直列
に電流トランスの入力巻線を接続し、この出力巻線にト
ランジスタを接続し、入力巻線で検出された蛍光ランプ
のランプ電流を検出してトランジスタを制御している。
は、たとえば特開昭63−4598号公報に記載の構成
が知られている。この特開昭63−4598号公報に記
載の構成は、直流電源にスイッチング素子として機能す
るトランジスタを有するインバータ回路を接続し、この
インバータ回路の出力側にフィラメントを有する蛍光ラ
ンプを接続している。また、フィラメントに対して直列
に電流トランスの入力巻線を接続し、この出力巻線にト
ランジスタを接続し、入力巻線で検出された蛍光ランプ
のランプ電流を検出してトランジスタを制御している。
【0003】ところが、近年、高周波用の蛍光ランプが
普及しつつあり、この高周波用の蛍光ランプではフィラ
メントの予熱条件が細かく規定されており、フィラメン
トの予熱電流および点灯時のフィラメントの電圧を改善
するためにフィラメントに対して並列にフィラメントコ
ンデンサを接続している。
普及しつつあり、この高周波用の蛍光ランプではフィラ
メントの予熱条件が細かく規定されており、フィラメン
トの予熱電流および点灯時のフィラメントの電圧を改善
するためにフィラメントに対して並列にフィラメントコ
ンデンサを接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、フィラメ
ントに対して並列にフィラメントコンデンサを接続した
場合、蛍光ランプを取り外した場合にもフィラメントコ
ンデンサがあることにより回路が開放せず、蛍光ランプ
を取り外している状態でも電流トランスの入力巻線に電
流が流れ、無負荷状態で発振を継続してしまう。
ントに対して並列にフィラメントコンデンサを接続した
場合、蛍光ランプを取り外した場合にもフィラメントコ
ンデンサがあることにより回路が開放せず、蛍光ランプ
を取り外している状態でも電流トランスの入力巻線に電
流が流れ、無負荷状態で発振を継続してしまう。
【0005】このため、インバータ回路のトランジスタ
にストレスがかかったり、不必要な電力が消費されたり
する問題を有している。
にストレスがかかったり、不必要な電力が消費されたり
する問題を有している。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、フィラメントコンデンサを有するものでも、スイッ
チング手段にストレスがかかったり、不必要な電力が消
費されたりすることを防止する放電灯点灯装置を提供す
ることを目的とする。
で、フィラメントコンデンサを有するものでも、スイッ
チング手段にストレスがかかったり、不必要な電力が消
費されたりすることを防止する放電灯点灯装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の放電灯点
灯装置は、直流電源の電圧をスイッチング手段によりス
イッチングして交流に変換しフィラメントを有する放電
ランプを点灯させるインバータ回路と、前記放電ランプ
のフィラメントに対して並列に接続されるフィラメント
コンデンサと、前記フィラメントに対して直列に接続さ
れるとともに前記フィラメントコンデンサと並列に接続
され前記放電ランプのランプ電流に対応する電流を検出
する入力巻線および前記スイッチング手段を前記ランプ
電流に対応して制御する出力巻線を有する帰還トランス
とを具備したもので、帰還トランスの入力巻線はフィラ
メントに対して直列に接続されるとともにフィラメント
コンデンサに対して並列に接続されているため、放電ラ
ンプを取り外すことによりフィラメントの部分が開放さ
れるので、放電ランプを取り外した状態では帰還トラン
スの入力巻線にはランプ電流が流れず、スイッチング手
段は無負荷状態の制御を行なえ、スイッチング手段にス
トレスがかかったり、不必要な電力が消費されることを
防止する。
灯装置は、直流電源の電圧をスイッチング手段によりス
イッチングして交流に変換しフィラメントを有する放電
ランプを点灯させるインバータ回路と、前記放電ランプ
のフィラメントに対して並列に接続されるフィラメント
コンデンサと、前記フィラメントに対して直列に接続さ
れるとともに前記フィラメントコンデンサと並列に接続
され前記放電ランプのランプ電流に対応する電流を検出
する入力巻線および前記スイッチング手段を前記ランプ
電流に対応して制御する出力巻線を有する帰還トランス
とを具備したもので、帰還トランスの入力巻線はフィラ
メントに対して直列に接続されるとともにフィラメント
コンデンサに対して並列に接続されているため、放電ラ
ンプを取り外すことによりフィラメントの部分が開放さ
れるので、放電ランプを取り外した状態では帰還トラン
スの入力巻線にはランプ電流が流れず、スイッチング手
段は無負荷状態の制御を行なえ、スイッチング手段にス
トレスがかかったり、不必要な電力が消費されることを
防止する。
【0008】請求項2記載の放電灯点灯装置は、直流電
源の電圧をスイッチング手段によりスイッチングして交
流に変換しフィラメントを有する放電ランプを点灯させ
るインバータ回路と、前記放電ランプのフィラメントに
対して並列に接続されるフィラメントコンデンサと、前
記フィラメントおよび前記フィラメントコンデンサのそ
れぞれに対して直列に接続された第1の入力巻線、前記
フィラメントに対して直列に接続されるとともに前記フ
ィラメントコンデンサと並列に接続された第2の入力巻
線および前記スイッチング手段を前記ランプ電流に対応
して制御する出力巻線を有する帰還トランスとを具備し
たもので、帰還トランスの第2の入力巻線はフィラメン
トに対して直列に接続されるとともにフィラメントコン
デンサに対して並列に接続されているため、放電ランプ
を取り外すことによりフィラメントの部分が開放される
ので、放電ランプを取り外した状態では帰還トランスの
入力巻線にはランプ電流が流れず、スイッチング手段は
無負荷状態の制御を行なえ、スイッチング手段にストレ
スがかかったり、不必要な電力が消費されることを防止
するとともに、第1の入力巻線をフィラメントおよびフ
ィラメントコンデンサのいずれにも直列に接続したた
め、通常の制御時にフィラメントコンデンサによる位相
のずれも小さくし、スイッチング手段の効率の低下を防
止する。
源の電圧をスイッチング手段によりスイッチングして交
流に変換しフィラメントを有する放電ランプを点灯させ
るインバータ回路と、前記放電ランプのフィラメントに
対して並列に接続されるフィラメントコンデンサと、前
記フィラメントおよび前記フィラメントコンデンサのそ
れぞれに対して直列に接続された第1の入力巻線、前記
フィラメントに対して直列に接続されるとともに前記フ
ィラメントコンデンサと並列に接続された第2の入力巻
線および前記スイッチング手段を前記ランプ電流に対応
して制御する出力巻線を有する帰還トランスとを具備し
たもので、帰還トランスの第2の入力巻線はフィラメン
トに対して直列に接続されるとともにフィラメントコン
デンサに対して並列に接続されているため、放電ランプ
を取り外すことによりフィラメントの部分が開放される
ので、放電ランプを取り外した状態では帰還トランスの
入力巻線にはランプ電流が流れず、スイッチング手段は
無負荷状態の制御を行なえ、スイッチング手段にストレ
スがかかったり、不必要な電力が消費されることを防止
するとともに、第1の入力巻線をフィラメントおよびフ
ィラメントコンデンサのいずれにも直列に接続したた
め、通常の制御時にフィラメントコンデンサによる位相
のずれも小さくし、スイッチング手段の効率の低下を防
止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の放電灯点灯装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】図1に示すように、商用交流電源Eの出力
端子に全波整流器1の入力端子が接続され、この全波整
流器1の出力端子にコンデンサC1が接続され、直流電源
2を形成している。
端子に全波整流器1の入力端子が接続され、この全波整
流器1の出力端子にコンデンサC1が接続され、直流電源
2を形成している。
【0011】また、この直流電源2には、1石式の自励
型のインバータ回路3が接続されている。このインバー
タ回路3は、共振インダクタL1および共振コンデンサC2
の並列回路で構成された並列共振回路4を有し、この並
列共振回路4に対してスイッチング手段としてのトラン
ジスタQ1のコレクタ、エミッタが接続され、このトラン
ジスタQ1のコレクタ、エミッタ間には環流用のダイオー
ドD1が接続され、このトランジスタQ1のベースは起動抵
抗R1を介して全波整流器1の正極に接続されている。
型のインバータ回路3が接続されている。このインバー
タ回路3は、共振インダクタL1および共振コンデンサC2
の並列回路で構成された並列共振回路4を有し、この並
列共振回路4に対してスイッチング手段としてのトラン
ジスタQ1のコレクタ、エミッタが接続され、このトラン
ジスタQ1のコレクタ、エミッタ間には環流用のダイオー
ドD1が接続され、このトランジスタQ1のベースは起動抵
抗R1を介して全波整流器1の正極に接続されている。
【0012】さらに、並列共振回路4には、バラストチ
ョークL2および帰還トランスとしての電流トランスCT1
を介して、放電ランプとしての蛍光ランプFLのフィラメ
ントFL1 ,FL2 の一端が接続され、それぞれのフィラメ
ントFL1 ,FL2 にはフィラメントコンデンサC3およびフ
ィラメントコンデンサC4がそれぞれ接続され、蛍光ラン
プのフィラメントFL1 ,FL2 の他端間には始動用のコン
デンサC5が接続されている。
ョークL2および帰還トランスとしての電流トランスCT1
を介して、放電ランプとしての蛍光ランプFLのフィラメ
ントFL1 ,FL2 の一端が接続され、それぞれのフィラメ
ントFL1 ,FL2 にはフィラメントコンデンサC3およびフ
ィラメントコンデンサC4がそれぞれ接続され、蛍光ラン
プのフィラメントFL1 ,FL2 の他端間には始動用のコン
デンサC5が接続されている。
【0013】また、電流トランスCT1 の出力巻線CT1b
は、コンデンサC6を介してトランジスタQ1のベース、エ
ミッタ間に接続されるとともに、このベース、エミッタ
間には、ダイオードD2および抵抗R2の直列回路が接続さ
れている。
は、コンデンサC6を介してトランジスタQ1のベース、エ
ミッタ間に接続されるとともに、このベース、エミッタ
間には、ダイオードD2および抵抗R2の直列回路が接続さ
れている。
【0014】次に、図1に示す放電灯点灯装置の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0015】まず、商用交流電源Eの交流電圧を全波整
流器1で整流し、コンデンサC1で平滑する。
流器1で整流し、コンデンサC1で平滑する。
【0016】そして、起動抵抗R1からトランジスタQ1に
ベース電流を供給し、トランジスタQ1をオンし、並列共
振回路4にて並列共振させ、インバータ回路3にて高周
波交流に変換して蛍光ランプFLを始動、点灯させる。な
お、フィラメントコンデンサC3およびフィラメントコン
デンサC4をそれぞれのフィラメントFL1 ,FL2 に対して
並列に接続することにより、フィラメントFL1 ,FL2 の
予熱時の電流と、点灯時のフィラメント電圧を改善し、
蛍光ランプFLが高周波点灯用のものであっても、予熱の
温度を最適値に設定している。
ベース電流を供給し、トランジスタQ1をオンし、並列共
振回路4にて並列共振させ、インバータ回路3にて高周
波交流に変換して蛍光ランプFLを始動、点灯させる。な
お、フィラメントコンデンサC3およびフィラメントコン
デンサC4をそれぞれのフィラメントFL1 ,FL2 に対して
並列に接続することにより、フィラメントFL1 ,FL2 の
予熱時の電流と、点灯時のフィラメント電圧を改善し、
蛍光ランプFLが高周波点灯用のものであっても、予熱の
温度を最適値に設定している。
【0017】さらに、電流トランスCT1 の入力巻線CT1a
でランプ電流を検出し、ランプ電流の変化に基づきトラ
ンジスタQ1のスイッチングを制御して蛍光ランプFLの出
力を一定に保つ。
でランプ電流を検出し、ランプ電流の変化に基づきトラ
ンジスタQ1のスイッチングを制御して蛍光ランプFLの出
力を一定に保つ。
【0018】また、蛍光ランプFLを取り外した状態で
は、図2に示すように、フィラメントFL1 ,FL2 が取り
外されて回路が開放し、電流トランスCT1 の入力巻線CT
1aには電流が流れなくなるため、出力巻線CT1bには電圧
が誘起されずに電流が流れず、トランジスタQ1にベース
電流が流れなくなるので、トランジスタQ1が発振せずイ
ンバータ回路3の発振が停止する。
は、図2に示すように、フィラメントFL1 ,FL2 が取り
外されて回路が開放し、電流トランスCT1 の入力巻線CT
1aには電流が流れなくなるため、出力巻線CT1bには電圧
が誘起されずに電流が流れず、トランジスタQ1にベース
電流が流れなくなるので、トランジスタQ1が発振せずイ
ンバータ回路3の発振が停止する。
【0019】次に、他の実施の形態を図3を参照して説
明する。
明する。
【0020】この図3に示す放電灯点灯装置は、図1に
示す放電灯点灯装置において、電流トランスCT1 に代え
て、電流トランスCT2 を接続したものである。すなわ
ち、並列共振回路4およびフィラメントコンデンサC4間
に電流トランスCT2 の第1の入力巻線CT2aを接続し、フ
ィラメントコンデンサC4に対して並列にフィラメントFL
2 の一端側に第2の入力巻線CT2bを接続し、出力巻線CT
2cはコンデンサC6を介してトランジスタQ1のベース、エ
ミッタ間に接続したものである。
示す放電灯点灯装置において、電流トランスCT1 に代え
て、電流トランスCT2 を接続したものである。すなわ
ち、並列共振回路4およびフィラメントコンデンサC4間
に電流トランスCT2 の第1の入力巻線CT2aを接続し、フ
ィラメントコンデンサC4に対して並列にフィラメントFL
2 の一端側に第2の入力巻線CT2bを接続し、出力巻線CT
2cはコンデンサC6を介してトランジスタQ1のベース、エ
ミッタ間に接続したものである。
【0021】そして、基本的な動作は図1に示す放電灯
点灯装置と同様であるが、トランジスタQ1に帰還する電
流を第1の入力巻線CT2aおよび第2の入力巻線CT2bによ
り検出することにより、フィラメントコンデンサC4の影
響を受けて位相がランプを含めた負荷にあった電流を検
出することにより、トランジスタQ1を制御する位相がイ
ンバータ回路3の負荷電流に比較的近くなりトランジス
タQ1の効率が向上するとともに、蛍光ランプFLを取り外
した際には、図4に示すように、第2の入力巻線CT2bは
開放されるため、第2の入力巻線CT2bには電流が流れな
くなるため、出力巻線CT2cに誘起される電圧が低下して
電流が低下し、トランジスタQ1のベース電流が低下する
ので、インバータ回路3の発振が十分に低下する。
点灯装置と同様であるが、トランジスタQ1に帰還する電
流を第1の入力巻線CT2aおよび第2の入力巻線CT2bによ
り検出することにより、フィラメントコンデンサC4の影
響を受けて位相がランプを含めた負荷にあった電流を検
出することにより、トランジスタQ1を制御する位相がイ
ンバータ回路3の負荷電流に比較的近くなりトランジス
タQ1の効率が向上するとともに、蛍光ランプFLを取り外
した際には、図4に示すように、第2の入力巻線CT2bは
開放されるため、第2の入力巻線CT2bには電流が流れな
くなるため、出力巻線CT2cに誘起される電圧が低下して
電流が低下し、トランジスタQ1のベース電流が低下する
ので、インバータ回路3の発振が十分に低下する。
【0022】また、他の実施の形態を図5を参照して説
明する。
明する。
【0023】この図5に示す放電灯点灯装置は、図1に
示す放電灯点灯装置において、1石式の自励型のインバ
ータ回路3に代えて、ハーフブリッジ型のインバータ回
路6を用いたものである。このインバータ回路6は、ス
イッチング手段としての2つのトランジスタQ5およびト
ランジスタQ6が平滑コンデンサC1に対して並列に接続さ
れ、トランジスタQ6のコレクタ、エミッタ間にバラスト
チョークL5、電流トランスCT3 の入力巻線CT3aおよび直
流カット用のコンデンサC7を介して蛍光ランプFLのフィ
ラメントFL1 の一端およびフィラメントFL2 の一端間に
接続されている。また、蛍光ランプFLには、図1と同様
に、コンデンサC3〜C5が接続されている。さらに、トラ
ンジスタQ5のベース、エミッタ間には第1の出力巻線CT
3bおよびコンデンサC8の直列回路が接続されるととも
に、トランジスタQ6のベース、エミッタ間には第2の出
力巻線CT3cおよびコンデンサC9の直列回路が接続され、
第1の出力巻線CT3bおよび第2の出力巻線CT3cの極性は
逆極性になっている。
示す放電灯点灯装置において、1石式の自励型のインバ
ータ回路3に代えて、ハーフブリッジ型のインバータ回
路6を用いたものである。このインバータ回路6は、ス
イッチング手段としての2つのトランジスタQ5およびト
ランジスタQ6が平滑コンデンサC1に対して並列に接続さ
れ、トランジスタQ6のコレクタ、エミッタ間にバラスト
チョークL5、電流トランスCT3 の入力巻線CT3aおよび直
流カット用のコンデンサC7を介して蛍光ランプFLのフィ
ラメントFL1 の一端およびフィラメントFL2 の一端間に
接続されている。また、蛍光ランプFLには、図1と同様
に、コンデンサC3〜C5が接続されている。さらに、トラ
ンジスタQ5のベース、エミッタ間には第1の出力巻線CT
3bおよびコンデンサC8の直列回路が接続されるととも
に、トランジスタQ6のベース、エミッタ間には第2の出
力巻線CT3cおよびコンデンサC9の直列回路が接続され、
第1の出力巻線CT3bおよび第2の出力巻線CT3cの極性は
逆極性になっている。
【0024】そして、この図5に示す放電灯点灯装置
は、通常時には電流トランスCT3 の入力巻線CT3aで検出
された電流に従い、第1の出力巻線CT3bおよび第2の出
力巻線CT3cに交互に異なる方向に電圧を誘起して、トラ
ンジスタQ5およびトランジスタQ6に交互にベース電流を
供給し、トランジスタQ5およびトランジスタQ6を交互に
オンして、インバータ回路6を発振させる。
は、通常時には電流トランスCT3 の入力巻線CT3aで検出
された電流に従い、第1の出力巻線CT3bおよび第2の出
力巻線CT3cに交互に異なる方向に電圧を誘起して、トラ
ンジスタQ5およびトランジスタQ6に交互にベース電流を
供給し、トランジスタQ5およびトランジスタQ6を交互に
オンして、インバータ回路6を発振させる。
【0025】また、蛍光ランプFLを取り外すことによ
り、電流トランスCT3 の入力巻線CT3aは開放されるた
め、電流トランスCT3 の第1の出力巻線CT3bおよび第2
の出力巻線CT3cには電圧が誘起されず、トランジスタQ5
およびトランジスタQ6にはベース電流が供給されないの
で、インバータ回路6は確実に発振を停止する。
り、電流トランスCT3 の入力巻線CT3aは開放されるた
め、電流トランスCT3 の第1の出力巻線CT3bおよび第2
の出力巻線CT3cには電圧が誘起されず、トランジスタQ5
およびトランジスタQ6にはベース電流が供給されないの
で、インバータ回路6は確実に発振を停止する。
【0026】さらに、他の実施の形態を図6を参照して
説明する。
説明する。
【0027】この図6に示す放電灯点灯装置は、図5に
示す放電灯点灯装置において、電流トランスCT3 に代え
て、電流トランスCT4 を接続したものである。すなわ
ち、バラストチョークL6およびフィラメントFL2 の一端
間に電流トランスCT4 の第1の入力巻線CT4aおよび第2
の入力巻線CT4bを直列に接続し、トランジスタQ5のベー
スに第1の出力巻線CT4c、トランジスタQ6のベースに第
2の出力巻線CT4dを接続したものである。
示す放電灯点灯装置において、電流トランスCT3 に代え
て、電流トランスCT4 を接続したものである。すなわ
ち、バラストチョークL6およびフィラメントFL2 の一端
間に電流トランスCT4 の第1の入力巻線CT4aおよび第2
の入力巻線CT4bを直列に接続し、トランジスタQ5のベー
スに第1の出力巻線CT4c、トランジスタQ6のベースに第
2の出力巻線CT4dを接続したものである。
【0028】そして、基本的な動作は図5に示す放電灯
点灯装置と同様であるが、トランジスタQ5およびトラン
ジスタQ6に帰還する電流を第1の入力巻線CT4aおよび第
2の入力巻線CT4bにより検出することにより、フィラメ
ントコンデンサC4の影響を受けた位相が蛍光ランプFLを
含めた負荷にあった電流を検出することにより、トラン
ジスタQ5およびトランジスタQ6を制御する位相がインバ
ータ回路6の負荷電流に比較的近くなりトランジスタQ5
およびトランジスタQ6の効率が向上するとともに、蛍光
ランプFLを取り外した際には、第2の入力巻線CT4bは開
放されるため、第2の入力巻線CT4bには電流が流れなく
なるため、第1の出力巻線CT4cおよび第2の出力巻線CT
4dに誘起される電圧が低下して電流が低下し、トランジ
スタQ5およびトランジスタQ6のベース電流が低下するの
で、インバータ回路6の発振が十分に低下する。
点灯装置と同様であるが、トランジスタQ5およびトラン
ジスタQ6に帰還する電流を第1の入力巻線CT4aおよび第
2の入力巻線CT4bにより検出することにより、フィラメ
ントコンデンサC4の影響を受けた位相が蛍光ランプFLを
含めた負荷にあった電流を検出することにより、トラン
ジスタQ5およびトランジスタQ6を制御する位相がインバ
ータ回路6の負荷電流に比較的近くなりトランジスタQ5
およびトランジスタQ6の効率が向上するとともに、蛍光
ランプFLを取り外した際には、第2の入力巻線CT4bは開
放されるため、第2の入力巻線CT4bには電流が流れなく
なるため、第1の出力巻線CT4cおよび第2の出力巻線CT
4dに誘起される電圧が低下して電流が低下し、トランジ
スタQ5およびトランジスタQ6のベース電流が低下するの
で、インバータ回路6の発振が十分に低下する。
【0029】また、いずれの放電灯点灯装置において
も、たとえば蛍光ランプを間引いて間引き点灯している
場合にも、無負荷検出回路などを別個に配設することな
く、不要な電力の消費を防止できる。
も、たとえば蛍光ランプを間引いて間引き点灯している
場合にも、無負荷検出回路などを別個に配設することな
く、不要な電力の消費を防止できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の放電灯点灯装置によれ
ば、帰還トランスの入力巻線はフィラメントに対して直
列に接続されるとともにフィラメントコンデンサに対し
て並列に接続されているため、放電ランプを取り外すこ
とによりフィラメントの部分が開放されるので、放電ラ
ンプを取り外した状態では帰還トランスの入力巻線には
ランプ電流が流れず、スイッチング手段は無負荷状態の
制御を行なえ、スイッチング手段にストレスがかかった
り、不必要な電力が消費されることを防止できる。
ば、帰還トランスの入力巻線はフィラメントに対して直
列に接続されるとともにフィラメントコンデンサに対し
て並列に接続されているため、放電ランプを取り外すこ
とによりフィラメントの部分が開放されるので、放電ラ
ンプを取り外した状態では帰還トランスの入力巻線には
ランプ電流が流れず、スイッチング手段は無負荷状態の
制御を行なえ、スイッチング手段にストレスがかかった
り、不必要な電力が消費されることを防止できる。
【0031】請求項2記載の放電灯点灯装置によれば、
帰還トランスの第2の入力巻線はフィラメントに対して
直列に接続されるとともにフィラメントコンデンサに対
して並列に接続されているため、放電ランプを取り外す
ことによりフィラメントの部分が開放されるので、放電
ランプを取り外した状態では帰還トランスの入力巻線に
はランプ電流が流れず、スイッチング手段は無負荷状態
の制御を行なえ、スイッチング手段にストレスがかかっ
たり、不必要な電力が消費されることを防止できるとと
もに、第1の入力巻線をフィラメントおよびフィラメン
トコンデンサのいずれにも直列に接続したため、通常の
制御時にフィラメントコンデンサによる位相のずれも小
さくし、スイッチング手段の効率の低下を防止できる。
帰還トランスの第2の入力巻線はフィラメントに対して
直列に接続されるとともにフィラメントコンデンサに対
して並列に接続されているため、放電ランプを取り外す
ことによりフィラメントの部分が開放されるので、放電
ランプを取り外した状態では帰還トランスの入力巻線に
はランプ電流が流れず、スイッチング手段は無負荷状態
の制御を行なえ、スイッチング手段にストレスがかかっ
たり、不必要な電力が消費されることを防止できるとと
もに、第1の入力巻線をフィラメントおよびフィラメン
トコンデンサのいずれにも直列に接続したため、通常の
制御時にフィラメントコンデンサによる位相のずれも小
さくし、スイッチング手段の効率の低下を防止できる。
【図1】本発明の放電灯点灯装置の一実施の形態を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】同上蛍光ランプを取り外した状態を示す回路図
である。
である。
【図3】同上他の実施の形態を示す回路図である。
【図4】同上蛍光ランプを取り外した状態を示す回路図
である。
である。
【図5】同上また他の実施の形態を示す回路図である。
【図6】同上さらに他の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
2 直流電源 3 インバータ回路 C4 フィラメントコンデンサ CT1 ,CT2 ,CT3 ,CT4 帰還トランスとしての電流
トランス CT1a,CT3a, 入力巻線 CT1b,CT2c,CT3b,CT3c,CT4c,CT4d 出力巻線 CT2a,CT4a 第1の入力巻線 CT2b,CT4b 第2の入力巻線 FL 放電ランプとしての蛍光ランプ FL1 ,FL2 フィラメント Q1,Q5,Q6 スイッチング手段としてのトランジスタ
トランス CT1a,CT3a, 入力巻線 CT1b,CT2c,CT3b,CT3c,CT4c,CT4d 出力巻線 CT2a,CT4a 第1の入力巻線 CT2b,CT4b 第2の入力巻線 FL 放電ランプとしての蛍光ランプ FL1 ,FL2 フィラメント Q1,Q5,Q6 スイッチング手段としてのトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 直流電源の電圧をスイッチング手段によ
りスイッチングして交流に変換しフィラメントを有する
放電ランプを点灯させるインバータ回路と、 前記放電ランプのフィラメントに対して並列に接続され
るフィラメントコンデンサと、 前記フィラメントに対して直列に接続されるとともに前
記フィラメントコンデンサと並列に接続され前記放電ラ
ンプのランプ電流に対応する電流を検出する入力巻線お
よび前記スイッチング手段を前記ランプ電流に対応して
制御する出力巻線を有する帰還トランスとを具備したこ
とを特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】 直流電源の電圧をスイッチング手段によ
りスイッチングして交流に変換しフィラメントを有する
放電ランプを点灯させるインバータ回路と、 前記放電ランプのフィラメントに対して並列に接続され
るフィラメントコンデンサと、 前記フィラメントおよび前記フィラメントコンデンサの
それぞれに対して直列に接続された第1の入力巻線、前
記フィラメントに対して直列に接続されるとともに前記
フィラメントコンデンサと並列に接続された第2の入力
巻線および前記スイッチング手段を前記ランプ電流に対
応して制御する出力巻線を有する帰還トランスとを具備
したことを特徴とする放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29585495A JPH09139293A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29585495A JPH09139293A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09139293A true JPH09139293A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17826056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29585495A Pending JPH09139293A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09139293A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100391917B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2003-07-16 | 삼성전기주식회사 | 압전형 형광등 안정기용 구동회로 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP29585495A patent/JPH09139293A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100391917B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2003-07-16 | 삼성전기주식회사 | 압전형 형광등 안정기용 구동회로 |
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