JPH09138918A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

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JPH09138918A
JPH09138918A JP23788096A JP23788096A JPH09138918A JP H09138918 A JPH09138918 A JP H09138918A JP 23788096 A JP23788096 A JP 23788096A JP 23788096 A JP23788096 A JP 23788096A JP H09138918 A JPH09138918 A JP H09138918A
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magnetic field
film
layer
magnetization
shield
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JP23788096A
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Hitoshi Iwasaki
仁志 岩崎
Yuzo Kamiguchi
裕三 上口
Tomoki Funayama
知己 船山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センス電流による磁界がスピンバルブエレメ
ントの磁界検出層に与える悪影響を低減する。 【解決手段】 上下シールド膜、上下ギャップ絶縁膜、
信号磁界により磁化が回転する磁界検出層、非磁性層、
信号磁界により実質的に磁化が動かない磁化固着層、前
記磁化固着層と接したバイアス膜から構成されたスピン
依存散乱による巨大磁気抵抗効果現象を示すGMRエレ
メントおよび電極を有するシールド型の磁気抵抗効果型
ヘッドにおいて、前記磁化固着層を含む側における前記
磁界検出層の膜厚中心とシールドのギャップ膜の接する
面との間隔が、磁化固着層を含まない側に比べて広く設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブなどに用いられるスピンバルブタイプ磁気抵抗効
果膜を用いたシールド型の磁気抵抗効果型ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクドライブ(HD
D)などでは、記録密度の向上に伴い高感度の巨大磁気
抵抗効果(GMR)を利用した磁気ヘッドの必要性が高
まりつつある。
【0003】図5Aに示すように、信号磁界を検出する
磁性層3、非磁性層4、信号磁界では磁化が実質的に動
かない磁化固着層5、および磁化固着のための反強磁性
バイアス層からなるGMRエレメントを用いた構成で
は、磁化固着膜5の磁化Mpの方向を媒体磁界の流入方
向に反強磁性膜バイアスにより固定して、磁界検出層の
磁化Mfを信号磁界がほぼ0で、それと直交する方向に
向けることにより、巨大な抵抗変化に加えて図5Aの下
部に示すような良好な出力波形をもって線形応答動作が
実現出来る。従来のMRヘッドと同様に、このGMRエ
レメントを絶縁層を介して磁気シールド膜により挟まれ
た構造をとることにより、再生分解能にも優れたHDD
用の高感度の再生ヘッド構造が実現できる。
【0004】しかし、例えば感度アップのために大きな
センス電流をスピンバルブエレメントに通電すると図5
Bに示すように、センス電流により生じる磁界が信号磁
界と平行または反平行方向に加わるために、信号磁界検
出層の磁化Mfが信号磁界と直交する方向から外れてし
まう。したがって図5Bの下部に示すように、良好な出
力波形をもって線形応答動作が実現不可能となる。
【0005】高感度の再生出力を得るためには出来る限
り大きいセンス電流が必要であり、センス電流による信
号磁界検出層の磁化方向Mfが乱されることは大きな問
題となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題に対処するためになされたもので、センス電流によ
る磁界がスピンバルブエレメントの磁界検出層に与える
悪影響を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項第1の磁
気抵抗効果型ヘッドは、基板上に順に層状に形成された
下シールド膜、下ギャップ膜、磁気抵抗効果素子および
電極、上ギャップ膜および上シールド膜からなるシール
ド型磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果
素子は、信号磁界により磁化が回転する磁界検出層、信
号磁界により実質的に磁化が動かない磁化固着層、前記
磁界検出層と前記磁化固着層との間に設けられた非磁性
層および前記磁化固着層と接したバイアス膜から構成さ
れ、前記磁界検出層に加わるセンス電流による電流磁界
を弱めるのに十分な、センス電流により磁化された磁界
検出層側シールドから生じる磁界が得られるように、前
記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含まない
側のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離g
と、前記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含
む側のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離g
との比が設定されていることを特徴とする磁気抵抗効
果型ヘッドである。
【0008】本発明の請求項第2の磁気抵抗効果型ヘッ
ドは、上下のシールド膜、前記上下のシールド膜のそれ
ぞれに接して設けられた上下のギャップ絶縁膜、前記上
下のギャップ膜の間に形成された、信号磁界により磁化
が回転する磁界検出層と、信号磁界により実質的に磁化
が動かない磁化固着層と、磁界検出層と磁化固着層の間
に設けられた非磁性層とおよび前記磁化固着層と接した
バイアス膜から構成されたスピン依存散乱による巨大磁
気抵抗効果現象を示すGMRエレメントおよび電極を有
するシールド型の磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記
磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含まない側
のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離g
が、前記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を
含む側のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離
よりも狭くなるように設定されていることを特徴と
する。
【0009】前記本発明の請求項1および2の磁気抵抗
効果型ヘッドにおいて、上下シールド膜には厚さが0.5
〜 3μmのNiFe合金膜、Co系アモルファス膜(C
oZrNb合金膜等)、FeAlSi合金膜、窒化ある
いは炭化微結晶膜(FeTaN、FeZrC合金膜な
ど)を、磁界検出層には厚さが、1 〜 15 nmのCoF
e、NiFe、NiFeCoなどの磁性合金膜を、但し
Co基合金を用いる場合には、NiFe、NiFeX
(X:Cr、V、Ti、Zr、Nb、Ta、Rh、Ir
およびPdから選ばれた少なくとも1種)、Co系アモ
ルファス合金等の磁性下地をさらに用いることが望まし
い、非磁性層には厚さが1 〜 10 nmのCu、Ag、A
uあるいはこれらを主成分とする合金を、磁化固着層に
は厚さが1 〜10 nmのCoやCo基合金膜を、バイア
ス膜には厚さが2 〜 50 nmのFeMn、IrMn、N
iMn、Ni(Co)Oなどの反強磁性膜を用いること
が望ましい。また上下ギャップ膜には、厚さが0.02〜0.
15μmのアルミナ、窒化Al、窒化Si膜などが用いら
れる。
【0010】ここで、一般に上下ギャップ長(磁界検出
層の膜厚中心とシールドのギャップ膜と接する面との間
隔)は、所望の線記録密度に応じて決定される。例え
ば、150 kFClの線記録密度の再生を行なうには、両者共
に〜0.1 μmが望ましい。
【0011】一方、本発明では、例えば、基板側の下ギ
ャップ膜の上に磁界検出層が積層される場合には、下ギ
ャップ膜と下シールドの接する面から磁界検出層の膜厚
中心までの間隔に相当する下ギャップ長gは0.1 μm
よりも小さな膜厚として、上ギャップ膜と上シールドの
接する面から磁界検出層の膜厚中心までの間隔に相当す
る上ギャップ長gは約0.1 μmとする。
【0012】下ギャップ長gは、上ギャップ長g
1/2 以下(この例では、0.05μm以下)が望ましい。
【0013】本発明のGMRエレメントでは、抵抗が他
の層に比べて大幅に低い中間非磁性膜にセンス電流が集
中する。その結果、中間非磁性膜を中心として、その上
下の膜に加わる電流磁界の方向は反対(媒体磁界と平行
または反平行方向)となる。この電流磁界の方向に磁界
検出層の磁化が揃うだけでなく、シールド膜の磁化も揃
う。
【0014】その結果、シールドが磁化されることによ
り生じる磁界が磁界検出層に加わる。中間非磁性層から
見て磁界検出層側にあるシールドには磁界検出層と同方
向の電流磁界が加わり、磁界検出層に加わるシールドか
らの磁界はセンス電流を相殺する。逆に、磁界検出層と
反対側の磁化固着層側のシールドには磁界検出層と逆方
向に電流磁界が加わるので、固着層側のシールドからの
磁界は電流磁界と同方向に磁界検出層に加わる。
【0015】すなわち固着層側シールドからの磁界と磁
界検出層側シールドからの磁界は逆方向になる。ここ
で、このシールドと磁界検出層の距離が近いと、シール
ドからの磁界強度は増大する。したがって磁化固着層を
含まない側のギャップ長、すなわち、中間非磁性層から
見て磁界検出層側にあるギャップ長が狭いと、磁界検出
層に加わるセンス電流磁界とシールドからの磁界は相殺
される。
【0016】磁界検出層側のみにシールドがある場合、
すなわち固着層を含むギャップ長に対する固着層を含ま
ないギャップ長の比が 0の場合には、完全に磁界検出層
に対する電流磁界の影響が相殺される。特に、この比が
1/2 以下で相殺効果が大きくなる。
【0017】以上の結果、センス電流による磁界検出層
の磁化方向が乱される問題を避けることができ、スピン
バルブGMRによる高感度に加えて線形応答に優れた再
生が可能になる。
【0018】本発明請求項第4の磁気抵抗効果型ヘッド
は、基板上に順に層状に形成された下シールド膜、下ギ
ャップ膜、磁気抵抗効果素子および電極、上ギャップ膜
および上シールド膜からなるシールド型磁気抵抗効果型
ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子は、信号磁界に
より磁化が回転する磁界検出層、信号磁界により実質的
に磁化が動かない磁化固着層、前記磁界検出層と前記磁
化固着層との間に設けられた非磁性層および前記磁化固
着層と接したバイアス膜から構成され、前記磁界検出層
に加わるセンス電流による電流磁界を弱めるのに十分
な、センス電流により磁化された磁界検出層側シールド
から生じる磁界が得られるように、前記上シールド膜の
透磁率と前記下シールド膜の透磁率との比が設定されて
いることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッドである。
【0019】本発明請求項第4の磁気抵抗効果型ヘッド
においては、両シールドの透磁率を変えることによって
も、磁界検出層に加わる電流磁界の悪影響を抑制するも
のである。すなわち、磁界検出層側シールドの透磁率を
固着層側シールドに比べて大きく設定すると、固着層側
シールドよりも電流磁界により磁界検出層側シールドの
磁化が容易に変化し、その結果、固着層側シールドに比
べて磁界検出層側シールドから発生する磁界が磁界検出
層に強く加わり、磁界検出層に加わる電流磁界を相殺・
抑制できる。シールドの透磁率を変えるには、磁界検出
層側シールドには小さな磁気異方性を有する磁性膜を、
固着層側シールドには大きな磁気異方性を有する磁性膜
を用いる方法がある(一般に異方性磁界に反比例して透
磁率がアップする)。
【0020】上下にCo系アモルファス膜をシールドに
用いる場合には、非磁性添加元素(ZrやNbなど)の
濃度を減らすと磁気異方性が増大するので、磁界固着側
シールドでは、非磁性添加元素濃度を少なくして、磁界
検出層側シールドでは、非磁性添加元素濃度をアップす
ればよい。
【0021】あるいは、センダストやNiFeなどの弱
い磁気異方性の材料を磁界検出層側シールドに用いて、
固着層側のシールドには、磁気異方性の強いCo系アモ
ルファス膜を用いてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】以下実施例に基づき、本発明の磁気抵抗効果
型ヘッドの実施態様を説明する。 実施例1 図1は、本発明の一実施例による磁気抵抗効果型ヘッド
(MRヘッド)の構成を示す断面図である。図中、x方
向は、記録トラック中心における媒体信号磁界が加わる
方向、y方向は媒体進行方向(各膜の厚さ方向)を示
す。
【0024】アルミナと炭化Tiの混合物からなる基板
10の上にスパッタにより厚さ1.5μmのCo系アモル
ファス膜からなる下シールド膜11を形成する。
【0025】次に、その上に厚さ 5nmのアモルファス
Si、厚さ 5nmのSi酸化物、および厚さ20nmのア
ルミナを順に積層して下ギャップ膜12を形成する。
【0026】さらにその上に、厚さ 5nmのTi下地膜
20を介して磁界検出層13を形成する。この磁界検出
層13は、厚さ 4nmのNiFeCrNb合金膜と厚さ
4nmのCoFe合金膜の積層膜からなる。
【0027】さらに前記磁界検出層13の上に、厚さ 3
nmのCuからなる中間非磁性層14、厚さ 3nmのC
oFe合金からなる磁化固着層15、厚さ10nmのIr
Mn合金からなる反強磁性バイアス膜16、および厚さ
10nmのTiからなる保護膜17を順次成膜して、さら
に微細加工することによりスピンバルブエレメントが形
成される。
【0028】また必要に応じてハード膜等を磁界検出層
の感磁界以外のエッジに配置するなどして、磁界検出層
の磁化を媒体磁界と直交する方向(スピンバルブエレメ
ント長手方向)に安定させる。
【0029】この上に、厚さが全部で0.1 μmのTa/
Cu/Ta電極パターン(この断面には図中には存在し
ない)、下ギャップ膜12と同様な構成を持つ厚さ60n
mの上ギャップ膜18および下シールド膜と同様な構成
を持つ上シールド膜19が厚さ 5nmのTi下地膜21
を介して順次形成される。
【0030】この実施例では、下ギャップ長gが39n
mとなり、磁化固着層を含む上ギャップ長gは95nm
となる。すなわち、本発明の特徴である磁化固着層を含
まないギャップ長が含む側のギャップ長に比べて1/2 以
下の厚みになっている。
【0031】スピンバルブ膜の幅を1 μmとした図1の
磁気ヘッドにおける電圧ー静磁界特性を図2に示す。比
較のために下ギャップ長を90nmとした場合も示す(セ
ンス電流:10mA、デプス:1 μm)。
【0032】スピンバルブ膜の幅を1μmとした図1の
磁気ヘッドにおける電圧ー静磁界特性を図2に示す。な
お、図1の磁気ヘッドにおいてgを65nmとした(g
/g=0.68)実施例の結果も示す。さらに比較
のため、ほぼg〜gの場合も示す(センス電流10
mA、デプス1μm)。
【0033】比較例では、線形応答の端に動作点が位置
しており、片方の信号磁界(図ではプラス側)では歪み
が発生しやすい。
【0034】一方、本発明では、g/g=0.68
のg=65nmにおいても動作点が線形応答範囲のほ
ぼ中央側にシフトし、大きな信号磁界に対する線形性改
善効果が見られる。
【0035】さらにg/g=0.41<0.5のg
=39nmでは、ほぼ動作点が線形応答範囲のほぼ中
央に位置し、本発明の効果が顕著であることが判る。以
上の結果、ヘッドの波形非対称性の少ない良好な信号が
得られる。
【0036】実施例2 図3に別な実施例を示す。実施例1とは、スピンバルブ
エレメントの膜の積層順が異なり、厚さ1.5 μmの下シ
ールド膜11、30nmの下ギャップ膜12、その上に厚
さ50nmのNiO反強磁性バイアス膜16、厚さ2 nm
のNiFe膜と厚さ 3nmのCo膜とからなる積層構造
の磁化固着膜15、厚さ 3nmのCu中間非磁性膜1
4、厚さ3 nmのCoFe膜と厚さ 5nmのCoZrN
bアモルファス膜とからなる積層構造の磁界検出層13
が順次積層されている。
【0037】この上に、厚さ5 nmのTi保護膜17、
厚さ30 nmの上ギャップ膜18、および厚さ1.5 μm
の上シールド膜19が形成されている。
【0038】この実施例では、固着層を含む側のギャッ
プ長gが92nm厚であり、反対側のギャップ長g
39nm厚となる。実施例1の場合と同様に磁界検出層に
加わる電流磁界を弱めることが可能であった。
【0039】実施例3 図4に別な実施例を示す。実施例1とは、g=80n
m、g=95nmであり、下部シールド11がセンダ
スト(FeAlSi)合金膜、上部シールド19がCo
ZrNbアモルファス合金膜であることが異なる以
外は、同一である。
【0040】FeAlSi合金膜11はスパッタにより
成膜し、成膜粒子の入射方向の異方性を利用して極僅か
な磁気異方性(異方性磁界Hk=2 Oe)をトラック
幅方向に付与した(図4では、紙面垂直方向)。一方C
oZrNbアモルファス合金膜19には静止磁界中
(磁界方向:トラック幅方向)熱処理によりトラック幅
方向へ12 OeのHkを付与した。
【0041】その結果、図2と同様な評価を行ったとこ
ろ10mAの大きな電流を投入しても、図2にg=3
9nmの場合と同様な、線形応答領域の中央に動作点が
位置し、大きな信号磁界に対しても再生信号が歪むこと
なく良好なS/N比の再生信号が得られた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気抵抗
効果型ヘッドによれば、高感度且つ線形応答に優れたS
/N比の良好な再生信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例による磁気抵抗効果型ヘッドの
概略構造を示す断面図である。
【図2】図1に示す磁気抵抗効果型ヘッドの電圧ー静磁
界特性を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例による磁気抵抗効果型ヘッ
ドの概略構造を示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例による磁気抵抗効果
型ヘッドの概略構造を示す断面図である。
【図5】図5Aおよび図5Bは、GMRエレメントの構
成とその動作状態を示す図である。
【符号の説明】
10………基板、11………下シールド層、12………
下ギャップ層、13………磁界検出層、14………中間
非磁性層、15………磁化固着層、16………反強磁性
バイアス膜、17………保護膜、18………上シールド
層、19………上ギャップ層、20、21………Ti下
地膜。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に順に層状に形成された下シール
    ド膜、下ギャップ膜、磁気抵抗効果素子および電極、上
    ギャップ膜および上シールド膜からなるシールド型磁気
    抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子は、
    信号磁界により磁化が回転する磁界検出層、信号磁界に
    より実質的に磁化が動かない磁化固着層、前記磁界検出
    層と前記磁化固着層との間に設けられた非磁性層および
    前記磁化固着層と接したバイアス膜から構成され、 前記磁界検出層に加わるセンス電流による電流磁界を弱
    めるのに十分な、センス電流により磁化された磁界検出
    層側シールドから生じる磁界が得られるように前記磁界
    検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含まない側のシ
    ールド膜がギャップ膜に接する面までの距離gと、前
    記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含む側の
    シールド膜がギャップ膜に接する面までの距離gとの
    比が設定されていることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 基板上に順に層状に形成された下シール
    ド膜、下ギャップ膜、磁気抵抗効果素子および電極、上
    ギャップ膜および上シールド膜からなるシールド型磁気
    抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子は、
    信号磁界により磁化が回転する磁界検出層、信号磁界に
    より実質的に磁化が動かない磁化固着層、前記磁界検出
    層と前記磁化固着層との間に設けられた非磁性層および
    前記磁化固着層と接したバイアス膜から構成され、前記
    磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を含まない側
    のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離g
    が、前記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化固着層を
    含む側のシールド膜がギャップ膜に接する面までの距離
    よりも狭くなるように設定されていることを特徴と
    する磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記磁界検出層の膜厚中心から前記磁化
    固着層を含まない側のシールド膜がギャップ膜に接する
    面までの距離gが、前記磁界検出層の膜厚中心から前
    記磁化固着層を含む側のシールド膜がギャップ膜に接す
    る面までの距離gの1/2以下であることを特徴とす
    る請求項2記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  4. 【請求項4】 基板上に順に層状に形成された下シール
    ド膜、下ギャップ膜、磁気抵抗効果素子および電極、上
    ギャップ膜および上シールド膜からなるシールド型磁気
    抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子は、
    信号磁界により磁化が回転する磁界検出層と、信号磁界
    により実質的に磁化が動かない磁化固着層と、前記磁界
    検出層と前記磁化固着層との間に設けられた非磁性層お
    よび前記磁化固着層と接したバイアス膜から構成され、 前記磁界検出層に加わるセンス電流による電流磁界を弱
    めるのに十分な、センス電流により磁化された磁界検出
    層側シールドから生じる磁界が得られるように前記上シ
    ールド膜の透磁率と前記下シールド膜の透磁率との比を
    設定することを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】 基板上に順に層状に形成された下シール
    ド膜、下ギャップ膜、磁気抵抗効果素子および電極、上
    ギャップ膜および上シールド膜からなるシールド型磁気
    抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果素子は、
    信号磁界により磁化が回転する磁化検出層、信号磁界に
    より磁化が動かない磁化固着層、前記磁化検出層と前記
    磁化固着層との間に設けられた非磁性層および前記磁化
    固着層と接したバイアス膜から構成され、前記磁化検出
    層側のシールド膜の透磁率が、前記磁化固着層側のシー
    ルド膜の透磁率よりも高いことを特徴とする磁気抵抗効
    果型ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁化検出層側のシールド膜の磁気異
    方性が前記磁化固着層側のシールド膜の磁気異方性より
    も小さいことを特徴とする請求項5記載の磁気抵抗効果
    型ヘッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999031656A1 (fr) * 1997-12-12 1999-06-24 Hitachi, Ltd. Support d'enregistrement magnetique et memoire magnetique
US6765768B2 (en) * 2001-04-02 2004-07-20 Alps Electric Co., Ltd. Thin-film magnetic head having ensured insulation between shield and magnetic detecting element

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