JPH09138287A - 太陽電池付き電子機器 - Google Patents

太陽電池付き電子機器

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Publication number
JPH09138287A
JPH09138287A JP7295139A JP29513995A JPH09138287A JP H09138287 A JPH09138287 A JP H09138287A JP 7295139 A JP7295139 A JP 7295139A JP 29513995 A JP29513995 A JP 29513995A JP H09138287 A JPH09138287 A JP H09138287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
solar cell
color
reflecting plate
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7295139A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kamei
祐一 亀井
Yasuo Kamiyama
泰夫 神山
Masao Mafune
全雄 真舩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP7295139A priority Critical patent/JPH09138287A/ja
Priority to EP96937563A priority patent/EP0803784B1/en
Priority to PCT/JP1996/003317 priority patent/WO1997018500A1/ja
Priority to US08/860,858 priority patent/US5841738A/en
Priority to DE69619796T priority patent/DE69619796T2/de
Publication of JPH09138287A publication Critical patent/JPH09138287A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある特定の方向からは色がきれいに見え他か
らはぼやっと見えると共に、デザイン的に斬新さを得る
こと。 【解決手段】 ムーブメント8上に積層した太陽電池1
の上方に反射板を4配置し、反射板4には反射板の上下
面4a、4bとは異なる特定方向に光を反射する仮想鏡
面5を設け、反射板4は、仮想鏡面5において特定波長
の光のみを干渉で強め合う波長依存性と、同じく仮想鏡
面5において高い反射率で反射させ観察者7が特定方向
から見たときに特定波長の光が見えるように構成した反
射角依存性と、特定波長以外の波長の光は透過させて太
陽電池1の発電に寄与する光透過性とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池付きの小
型電子機器に係わり、詳しくは太陽電池基板の上方に太
陽電池セルの色彩以外の色彩を付けた太陽電池付きの小
型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年太陽電池に関する技術の発達は目覚
ましく、カード型計算機など、種々の小型電子機器に採
用されるようになってきた。その一つとして、太陽電池
を搭載した電子時計が世に出現してきている。この電子
時計は、単に機能を満たせば良いというだけでなく、デ
ザインも重要な構成要素の一つである。
【0003】ところで電子機器に採用されている太陽電
池は、アモルファス太陽電池を使用している。現在のア
モルファス太陽電池は、アモルファスシリコンをガラス
基板や金属基板等の上にコーティングして形成されてい
る。しかしながらアモルファスシリコンは、色が黒っぽ
い紫色を呈しており、電子機器の外観上に大きな制約と
なっている。単結晶シリコン等の太陽電池においても、
色彩に制約を受けるのは同じである。
【0004】電子機器の最も一般的な物である電子時計
において、これを改良すべく、本出願人は特願平6−2
57069号にて、太陽電池上に50%程度の光透過率
のあるセラミックで形成された透過型基板を積層して、
白色に見せるよう構成する技術を出願している。これは
白色だけなので、他にカラー化が出来れば面白いものと
の考えが出るのは当然である。
【0005】この一つの技術として、実公平7−296
46号公報がある。この技術は、太陽電池の上に波長選
択散乱層を設け、この波長選択散乱層で特定波長の光を
四方に散乱させ、散乱光の一部を観察者に、他の一部を
透過させて太陽電池に到達させるようにする技術であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特願平6−25
7069号に記載されたセラミック性光透過型基板は、
アモルファスシリコンの黒っぽい色を隠すことが出来、
それなりにデザイン上良好の効果を得ることは出来る
が、セラミック性光透過型基板は現在白色のみであり、
しかも光を透過させなければならないため完全な白色で
なく、多少くすんだ色を呈している。この光透過型基板
に他の色を付けることも考えられるが、やはりくすんだ
色を呈することは避けられそうもない。
【0007】また、実公平7−29646号公報の技術
では、特定波長の光が散乱するため基本的にはどの方向
から見ても特定波長の色に見えるので、なかなか有効な
技術ではある。しかし特に携帯型の電子機器においては
一般に、人はだいたい見る方向が決まっているので、全
方向から一定の色に見える必要はなく、散乱させずに観
察者の方向にのみ反射させ、残りは太陽電池に当てて発
電に有効に廻す方が望ましい。
【0008】本発明の目的は、太陽電池付きの電子機器
でも光の利用効率をあまり落とさずにデザイン的な斬新
さに対応できる電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ムーブメント上に積層した太陽電池の上方
に透過型反射板を配置し、該透過型反射板には該透過型
反射板の上下面とは異なる特定方向に光を反射する仮想
鏡面を設け、前記透過型反射板は、前記仮想鏡面におい
て特定波長の光のみを干渉で強め合う波長依存性と、同
じく前記仮想鏡面において高い反射率で反射させ観察者
が特定方向から見たときに前記特定波長の光が見えるよ
うに構成した反射角依存性と、前記特定波長以外の波長
の光は透過させて太陽電池の発電に寄与する光透過性と
を有していること、を特徴とする太陽電池付き電子機器
を提供することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の太陽電池の
上に配置した反射板の原理を説明する原理説明図であ
る。1は太陽電池で、例えばSUS材等でできた金属基
板2の上にアモルファスシリコン層3を蒸着などにより
コーティングした周知の基板である。アモルファスシリ
コン層3には後述する回路基板との電気的導通を取るた
めの、二つの電極3aと3bを有している。
【0011】4は光学的基板である反射板で、反射板4
の上下面4a、4bとは異なる反射面である、仮想鏡面
5を有している。この様な反射板には、一般的に体積型
(リップマン)ホログラム等がある。この反射板4の機
能を説明すると、光源6から入射した入射光6aは、反
射板4の上面4a/下面4bで反射される表面反射光6
b/6c(点線で図示)とは一致しないように傾けられ
且つ特定波長の光のみを反射する反射光6dが観察者7
の目に届くようになっている。
【0012】もう少し詳しく説明をすると、入射光6a
は種々の波長を有する光であるために無色を有してい
る。入射光6aは仮想鏡面5で反射されるのであるが、
ここで仮想鏡面5とは、決まった方向に傾けられていて
特定波長の光のみを干渉で強め合う波長依存性と、高い
反射率で反射させ観察者が特定方向から見たときに特定
波長の光のみが見えるような性質を持つ反射角依存性
と、更に他の波長の光は透過させる光透過性とを、合わ
せ持った性質を有している。
【0013】仮想鏡面5で反射された反射光6dは、こ
のため、ある決められた色を呈して観察者7の目に届く
こととなる。一方反射した特定波長以外の波長の光は透
過光6eとなって反射板6を透過し、太陽電池1のアモ
ルファスシリコン層3で吸収され発電に寄与する光とな
る。この発電電力は二つの電極3aと3bを介してムー
ブメントの駆動電力として働く。
【0014】図2は、本発明の実施形態の反射板付きの
太陽電池を、電子機器の代表例としての指針式時計に組
み込んだ状態を示す断面図である。8は、指針式時計の
指針を駆動するムーブメントであり、ムーブメント8か
ら突出する指針軸9に取り付けられた指針10を回転駆
動することにより時刻を表示させることが出来る。11
は回路基板であり、太陽電池1で発電した電力を電極3
a、3bよりコイルバネ12で入力し、ムーブメントを
駆動する図示しない電子部品を搭載している。14は、
上記で構成される電子時計13を保持するハウジングで
ある。太陽電池1は、太陽電池支持枠15によりハウジ
ング14に保持され、反射板4は、太陽電池支持枠15
に保持されている。ここでは指針式時計に付いて説明し
たが、他の電子機器、特に携帯型の電子機器に有効であ
る。
【0015】簡単に作用を説明する。観察者7は電子時
計13の時刻を見るためにある特定の方向にその目を持
ってくる。時刻は指針10により読み取ることが出来る
一方、反射板4に入射した入射光6aは、図1の仮想鏡
面5によって反射した特定波長の光6dの色を観察者7
に届け、他の波長の光6eは反射板4を透過して太陽電
池1に到達して発電に寄与する。もちろん発電した電力
は、前述のように、回路基板11を介してムーブメント
8により指針10を駆動することとなる。尚、図の光源
方向に観察者7が視点を回転させると、或いは視点はそ
のままに電子時計13を回転させると、反射光6dは観
察者7の目に届かないため、前記特定波長の色には見え
ない。
【0016】このような作用により、通常黒っぽい紫色
のアモルファスシリコン層3の色は隠され、反射板4で
反射された色が観察者7に届き、尚且つ視点或いは電子
時計を回転させるとその色が見えなくなるという、太陽
電池付きの時計でありながらその太陽電池の色を感じさ
せないデザイン的に非常に斬新さを有する時計を得るこ
とが出来る。つまり現在流行のエコロジーを有したユニ
ークな時計を提供できるものである。尚、直接的関係は
ないが、太陽電池1で発電した電力は直接消費するので
はなく、一時図示しないコンデンサなどに蓄えてから使
用することが出来るのは従来と同様である。
【0017】図3は、本発明の他の実施形態を示すもの
で、反射板と太陽電池の断面図を示している。図1に示
す反射板4の下面に光透過性を有する接着層15を構成
しておき、太陽電池1の上面(アモルファスシリコン層
の側)に直接反射板4を貼り付けて取り付けた形態を示
している。このようにすることによって反射板4を非常
に簡単に取り付けることが出来ると同時に、反射板4付
きの太陽電池1の取り扱いが簡単になる利点を有してい
る。ところで反射板4は、図1では仮想鏡面5を1層で
説明したが、一般には図3に示すように、複数の層で形
成されているものである。これにより、反射板4のどの
面でも特定波長の光を反射し、観察者がある方向から見
た時一定の色を見ることが出来るようになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、太陽電池は通常黒
っぽい紫色のアモルファスシリコン層を有していてデザ
インが決められてしまうが、反射板で特定の波長の光を
反射させることにより、観察者に一定の色を届けること
が出来、しかも電子機器の場合は見たい時は一定の方向
にこの電子機器を持って来るので、この方向だけがその
色を見えるようにしておけば良く、太陽電池付きの電子
機器でありながらデザイン的に非常に斬新さを有する機
器を得ることが出来る。つまりエコロジーを有したユニ
ークな電子機器を提供できるものである。
【0019】更には、反射板の下面に接着層を設けて直
接反射板を太陽電池に貼り付けたので、反射板を非常に
簡単に取り付けることが出来ると同時に、反射板付きの
太陽電池の取り扱いが簡単になる等、大きな効果を達成
することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の上に配置した反射板の原理
を説明する原理説明図である。
【図2】本発明の実施形態の反射板付きの太陽電池を、
電子機器の代表例としての指針式時計に組み込んだ状態
を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すもので、反射板と
太陽電池の断面図を示す。
【符号の説明】
1 太陽電池 3 アモルファスシリコン層 4 反射板 5 仮想鏡面 6 光源 6a 入射光 6d 反射光 8 ムーブメント 13 電子時計 15 接着層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ムーブメント上に太陽電池を積層した電
    子機器において、前記太陽電池上方に透過型反射板を配
    置し、該透過型反射板には該透過型反射板の上下面とは
    異なる特定方向に光を反射する仮想鏡面を設け、前記透
    過型反射板は、前記仮想鏡面において特定波長の光のみ
    を干渉で強め合う波長依存性と、同じく前記仮想鏡面に
    おいて高い反射率で反射させ観察者が特定方向から見た
    ときに前記特定波長の光が見えるように構成した反射角
    依存性と、前記特定波長以外の波長の光は透過させて太
    陽電池の発電に寄与する光透過性とを有していること、
    を特徴とする太陽電池付き電子機器。
JP7295139A 1995-11-14 1995-11-14 太陽電池付き電子機器 Pending JPH09138287A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295139A JPH09138287A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 太陽電池付き電子機器
EP96937563A EP0803784B1 (en) 1995-11-14 1996-11-12 Display unit structure for electronic device
PCT/JP1996/003317 WO1997018500A1 (fr) 1995-11-14 1996-11-12 Structure d'unite d'affichage destinee a un dispositif electronique
US08/860,858 US5841738A (en) 1995-11-14 1996-11-12 Display unit structure for electronic device
DE69619796T DE69619796T2 (de) 1995-11-14 1996-11-12 Struktur einer anzeigeeinheit für eine elektronische vorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295139A JPH09138287A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 太陽電池付き電子機器

Publications (1)

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JPH09138287A true JPH09138287A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17816790

Family Applications (1)

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JP7295139A Pending JPH09138287A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 太陽電池付き電子機器

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JP (1) JPH09138287A (ja)

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