JPH09137409A - ランプ橋式立体交差設備 - Google Patents
ランプ橋式立体交差設備Info
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- JPH09137409A JPH09137409A JP29556495A JP29556495A JPH09137409A JP H09137409 A JPH09137409 A JP H09137409A JP 29556495 A JP29556495 A JP 29556495A JP 29556495 A JP29556495 A JP 29556495A JP H09137409 A JPH09137409 A JP H09137409A
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- road
- ramp bridge
- ramp
- lane
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多車線道路交差点での自動車の通行を円滑に
することと多車線道路交差点の立体化を容易にする。 【解決手段】 多車線道路相互の交差点Ｃを平面交差構
成で設けるとともに、前記交差点Ｃの全体を跨いで上階
床５を備える高架構造体Ｄを架設し、この高架構造体Ｄ
の上階床５上に周回道路７を設け、前記交差する各道路
Ａ，Ｂの中央線寄りの交差点入口及び出口車線と高架構
造体Ｄの上階床５との間にランプ橋Ｆを架設して上階周
回道路７と接続した。
することと多車線道路交差点の立体化を容易にする。 【解決手段】 多車線道路相互の交差点Ｃを平面交差構
成で設けるとともに、前記交差点Ｃの全体を跨いで上階
床５を備える高架構造体Ｄを架設し、この高架構造体Ｄ
の上階床５上に周回道路７を設け、前記交差する各道路
Ａ，Ｂの中央線寄りの交差点入口及び出口車線と高架構
造体Ｄの上階床５との間にランプ橋Ｆを架設して上階周
回道路７と接続した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多車線の自動車道
路の立体交差設備の構成に関する。
路の立体交差設備の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の一般的な多車線道路の平面
交差点の構成を示す。Ａ′は片側各３車線の幹線道路、
Ｂ′は幹線道路Ａ′と平面交差する片側各２車線の側
道、Ｃ′は交差点、０１は幹線道路Ａ′の各車線、０２
は側道Ｂ′の各車線、０３は各道路Ａ′及びＢ′の交差
点Ｃ′前に設けた横断歩道、０４は路側帯、０５は歩
道、０６は信号機、Ｄ′は乗用車・バス・トラック等を
含む自動車である。
交差点の構成を示す。Ａ′は片側各３車線の幹線道路、
Ｂ′は幹線道路Ａ′と平面交差する片側各２車線の側
道、Ｃ′は交差点、０１は幹線道路Ａ′の各車線、０２
は側道Ｂ′の各車線、０３は各道路Ａ′及びＢ′の交差
点Ｃ′前に設けた横断歩道、０４は路側帯、０５は歩
道、０６は信号機、Ｄ′は乗用車・バス・トラック等を
含む自動車である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図８に示すような多車
線道路の交差点Ｃ′は、車線数が増すに従って交差点内
の広さが大きくなり、青信号下で交差点Ｃ′内に進入す
る自動車Ｄ′の数が増加し、進行先の車線が渋滞してい
る間に青信号が赤信号に変わった時に交差点Ｃ′内に直
進又は右折できない自動車が残され、青信号側道路の自
動車の通行を妨げる危険な状態が増加している。
線道路の交差点Ｃ′は、車線数が増すに従って交差点内
の広さが大きくなり、青信号下で交差点Ｃ′内に進入す
る自動車Ｄ′の数が増加し、進行先の車線が渋滞してい
る間に青信号が赤信号に変わった時に交差点Ｃ′内に直
進又は右折できない自動車が残され、青信号側道路の自
動車の通行を妨げる危険な状態が増加している。
【０００４】一方、このような大きい交差点での混雑を
避けるため、交差点で一方の道路を陸橋または地下道と
する立体式に改造する工事が進められているが、陸橋ま
たは地下道式の立体化では交差点の持つ右折・左折機
能、特に右折機能が失われ易くなり、左折や右折道路を
残すために新たな道路用地の取得が必要になったり、そ
のため改造工事が大がかりになり長期間の通行止めが必
要になる等の問題が生じる。
避けるため、交差点で一方の道路を陸橋または地下道と
する立体式に改造する工事が進められているが、陸橋ま
たは地下道式の立体化では交差点の持つ右折・左折機
能、特に右折機能が失われ易くなり、左折や右折道路を
残すために新たな道路用地の取得が必要になったり、そ
のため改造工事が大がかりになり長期間の通行止めが必
要になる等の問題が生じる。
【０００５】本発明は、上述した従来の問題に対し、多
車線道路交差点での自動車の通行を円滑にすること、多
車線道路交差点の立体化を容易にすることを目的とし
た。
車線道路交差点での自動車の通行を円滑にすること、多
車線道路交差点の立体化を容易にすることを目的とし
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、多車線道路相互の交差点を平面
交差構成で設けるとともに、前記交差点の全体を跨いで
上階床を備える高架構造体を架設し、この高架構造体の
上階床上に周回道路を設け、前記交差する各道路の中央
線寄りの交差点入口及び出口車線と高架構造体の上階床
との間にランプ橋を架設して上階周回道路と接続した。
め、本発明においては、多車線道路相互の交差点を平面
交差構成で設けるとともに、前記交差点の全体を跨いで
上階床を備える高架構造体を架設し、この高架構造体の
上階床上に周回道路を設け、前記交差する各道路の中央
線寄りの交差点入口及び出口車線と高架構造体の上階床
との間にランプ橋を架設して上階周回道路と接続した。
【０００７】また、前記ランプ橋の高架構造体側の端
を、上階床上に水平軸を介し起伏動可能に接続し、前記
ランプ橋の地上車線側の端を、車線を跨ぐ架構上から昇
降手段を介し昇降可能に支持し、前記ランプ橋を上昇さ
せた状態下で下部の車線を交差点内へ出入り自由に構成
した。
を、上階床上に水平軸を介し起伏動可能に接続し、前記
ランプ橋の地上車線側の端を、車線を跨ぐ架構上から昇
降手段を介し昇降可能に支持し、前記ランプ橋を上昇さ
せた状態下で下部の車線を交差点内へ出入り自由に構成
した。
【０００８】また、前記交差点の路面高さを前記交差す
る各多車線道路から緩い勾配で連続する低い高さに設け
た。
る各多車線道路から緩い勾配で連続する低い高さに設け
た。
【０００９】［作用］本発明では、交差点へ進入する道
路の中央線寄り右折車線は、交差点手前でランプ橋前に
設けた交差点信号機の青信号と遮断器の開閉に従ってラ
ンプ橋に乗り入れ、上階の周回道路を時計回りに４分の
３周して右側道路の出口ランプ橋を通り、右折交差道路
上へ出る。
路の中央線寄り右折車線は、交差点手前でランプ橋前に
設けた交差点信号機の青信号と遮断器の開閉に従ってラ
ンプ橋に乗り入れ、上階の周回道路を時計回りに４分の
３周して右側道路の出口ランプ橋を通り、右折交差道路
上へ出る。
【００１０】このとき、交差点信号の青信号で乗り入れ
可能な入口ランプ橋と直交する他の道路の交差点信号
は、赤信号に保たれるから、この入口ランプ橋車線に誤
って入った自動車は、上階の周回道路を４分の１周して
左側道路の出口ランプ橋を経て左折交差道路上へ出た
り、上階の周回道路を半周して直進出口ランプ橋を通り
元の道路へ直進して下りたりすることが可能である。
可能な入口ランプ橋と直交する他の道路の交差点信号
は、赤信号に保たれるから、この入口ランプ橋車線に誤
って入った自動車は、上階の周回道路を４分の１周して
左側道路の出口ランプ橋を経て左折交差道路上へ出た
り、上階の周回道路を半周して直進出口ランプ橋を通り
元の道路へ直進して下りたりすることが可能である。
【００１１】このため、地上交差点では、右折車の交差
点進入車線はなくなり、直進車と左折車のみが前方の自
動車の渋滞を見ながら交差点を通行でき、交差点内での
渋滞を軽減できる。
点進入車線はなくなり、直進車と左折車のみが前方の自
動車の渋滞を見ながら交差点を通行でき、交差点内での
渋滞を軽減できる。
【００１２】起伏式に設けたランプ橋は、夜間その他交
通量の減少したとき、ランプ橋を引上げることにより交
差点を通常の平面交差に戻し、地上で右折、左折及び直
進できるようにすることができる。
通量の減少したとき、ランプ橋を引上げることにより交
差点を通常の平面交差に戻し、地上で右折、左折及び直
進できるようにすることができる。
【００１３】交差点路面を道路路面より低く設けた構成
では、ランプ橋の長さを短縮することができる。
では、ランプ橋の長さを短縮することができる。
【００１４】
［第１実施例］ ［構成］図１は、本発明のランプ橋式立体交差設備の各
実施例に共通の全体平面図である。
実施例に共通の全体平面図である。
【００１５】図１において、Ａは中央分離帯３を挟んで
片側各４レーンの車線１を備えた幹線道路、Ｂは中央分
離帯３′を挟んで片側各２レーンの車線１′を備えた側
道、Ｃは幹線道路Ａと側道Ｂとの平面交差点、Ｄは交差
点Ｃの外側四隅に配置した四方の支柱４と、中央分離帯
３，３′地点に配置した四本の支柱４とを支持構造とし
て道路交通法の規定高さ以上の上階床５を備えた高架構
造体、Ｅは乗用車・バス・トラックを含む自動車、６は
上階床５の中央部の円形開口部、７は上階床５の円形開
口部６回りに設けた周回道路、Ｆは幹線道路Ａ及び側道
Ｂの中央線寄りの交差点への進入及び出口車線上と高架
構造体Ｄの上階床５の端部間に設けた立体交差用のラン
プ橋である。
片側各４レーンの車線１を備えた幹線道路、Ｂは中央分
離帯３′を挟んで片側各２レーンの車線１′を備えた側
道、Ｃは幹線道路Ａと側道Ｂとの平面交差点、Ｄは交差
点Ｃの外側四隅に配置した四方の支柱４と、中央分離帯
３，３′地点に配置した四本の支柱４とを支持構造とし
て道路交通法の規定高さ以上の上階床５を備えた高架構
造体、Ｅは乗用車・バス・トラックを含む自動車、６は
上階床５の中央部の円形開口部、７は上階床５の円形開
口部６回りに設けた周回道路、Ｆは幹線道路Ａ及び側道
Ｂの中央線寄りの交差点への進入及び出口車線上と高架
構造体Ｄの上階床５の端部間に設けた立体交差用のラン
プ橋である。
【００１６】Ｇは、上階床５の片隅に配置した管制室、
８は高架構造体Ｄの対称位置に設けた非常階段、９は各
ランプ橋の乗入れ口に設けた遮断器、１０は路側帯、１
１は歩道、１２は横断用の地下道の出入り口、１３は第
二実施例で用いる昇降用架構、１４は交差点Ｃの入口停
止線、１５は各道路車線の表示線である。各ランプ橋Ｆ
と手前の交差点手前には図示しない交差点用の信号機を
設ける。
８は高架構造体Ｄの対称位置に設けた非常階段、９は各
ランプ橋の乗入れ口に設けた遮断器、１０は路側帯、１
１は歩道、１２は横断用の地下道の出入り口、１３は第
二実施例で用いる昇降用架構、１４は交差点Ｃの入口停
止線、１５は各道路車線の表示線である。各ランプ橋Ｆ
と手前の交差点手前には図示しない交差点用の信号機を
設ける。
【００１７】図２及び図３は、図１において使用するラ
ンプ橋の第一実施例の側面図及び平面図である。この実
施例は、固定配置型のランプ橋であり、１６はランプ橋
の床盤構造、１７は床盤１６を支持する支柱構造、１８
はランプ橋の側部構造、１９は側部構造１８に支持して
設けたガードレール、２０はランプ橋の両側部の進入禁
止区域の路面表示で、前記床盤構造１６上に舗装した道
路を設ける。
ンプ橋の第一実施例の側面図及び平面図である。この実
施例は、固定配置型のランプ橋であり、１６はランプ橋
の床盤構造、１７は床盤１６を支持する支柱構造、１８
はランプ橋の側部構造、１９は側部構造１８に支持して
設けたガードレール、２０はランプ橋の両側部の進入禁
止区域の路面表示で、前記床盤構造１６上に舗装した道
路を設ける。
【００１８】ランプ橋の高架構造体Ｄ側の端は、上階床
の棚部上に図示しないローラ等で水平移動可能に拘束し
て支持し、ランプ橋の反対端側はテーパー状のランプ盤
２１が路面に固定して設けてあり、ランプ橋上を自動車
Ｄが移動する際の振動は主として支柱構造１７で受止め
支持する。
の棚部上に図示しないローラ等で水平移動可能に拘束し
て支持し、ランプ橋の反対端側はテーパー状のランプ盤
２１が路面に固定して設けてあり、ランプ橋上を自動車
Ｄが移動する際の振動は主として支柱構造１７で受止め
支持する。
【００１９】図２において、地表道路が水平の場合は、
一例として高架構造体Ｄを梁下高さＨ1 を４．５ｍ、上
階床４の路面高さＨ2 を６ｍ、ランプ橋Ｆの最大勾配θ
を１２°とすると、図２のような側面形状のランプ橋の
全体長さＬは、約３５ｍ規模になる。
一例として高架構造体Ｄを梁下高さＨ1 を４．５ｍ、上
階床４の路面高さＨ2 を６ｍ、ランプ橋Ｆの最大勾配θ
を１２°とすると、図２のような側面形状のランプ橋の
全体長さＬは、約３５ｍ規模になる。
【００２０】［作用・効果］図１において、幹線道路Ａ
及び側道Ｂ上の交差点入口ランプ橋への自動車の進入
は、入口ランプ橋前の交差点用信号機の青信号と遮断器
９の開閉とで管制される。遮断器９は信号機が青信号の
とき、ランプ橋Ｆ上を通行する自動車の安全最大重量を
限度とし、間隔をおいて開き、自動車を通行させる。
及び側道Ｂ上の交差点入口ランプ橋への自動車の進入
は、入口ランプ橋前の交差点用信号機の青信号と遮断器
９の開閉とで管制される。遮断器９は信号機が青信号の
とき、ランプ橋Ｆ上を通行する自動車の安全最大重量を
限度とし、間隔をおいて開き、自動車を通行させる。
【００２１】今、幹線道路Ａの右側の中央線に寄った車
線１を左向きに走行し、右折しようとする自動車Ｅが交
差点信号機の青信号と遮断器９の開放下で、交差点Ｃへ
の入口ランプ橋Ｆへ乗り入れる場合、自動車Ｅはランプ
橋Ｆを通って高架構造体Ｄの上階周回道路７へ左折して
入り、時計回りに４分の３周して図１の上部側の側道Ｂ
の出口ランプ橋Ｆ前に走行し遮断器９が開いていれば、
このランプ橋Ｆを通って側道Ｂ上へ下り右折走行でき
る。
線１を左向きに走行し、右折しようとする自動車Ｅが交
差点信号機の青信号と遮断器９の開放下で、交差点Ｃへ
の入口ランプ橋Ｆへ乗り入れる場合、自動車Ｅはランプ
橋Ｆを通って高架構造体Ｄの上階周回道路７へ左折して
入り、時計回りに４分の３周して図１の上部側の側道Ｂ
の出口ランプ橋Ｆ前に走行し遮断器９が開いていれば、
このランプ橋Ｆを通って側道Ｂ上へ下り右折走行でき
る。
【００２２】この時、上階床５の各出口ランプ橋Ｆの遮
断器９は、出口ランプ橋Ｆ下の出口車線に渋滞があれば
閉じ、出口車線に渋滞がなければ開きに管制される。幹
線道路Ａ側が信号「青」の時は、側道Ｂ側は信号「赤」
であるから、右折方向の停滞は少なく、反対側から上階
周回道路７へ入る自動車Ｅと交互に周回し合って円滑に
相互に右折できる。この時誤って右折ラインを通り上階
周回道路７へ入った自動車Ｅは４分の１周して左折出口
ランプ橋Ｆ側へ下り、あるいは２分の１周して直進出口
ランプ橋Ｆ側へ下りることが可能である。
断器９は、出口ランプ橋Ｆ下の出口車線に渋滞があれば
閉じ、出口車線に渋滞がなければ開きに管制される。幹
線道路Ａ側が信号「青」の時は、側道Ｂ側は信号「赤」
であるから、右折方向の停滞は少なく、反対側から上階
周回道路７へ入る自動車Ｅと交互に周回し合って円滑に
相互に右折できる。この時誤って右折ラインを通り上階
周回道路７へ入った自動車Ｅは４分の１周して左折出口
ランプ橋Ｆ側へ下り、あるいは２分の１周して直進出口
ランプ橋Ｆ側へ下りることが可能である。
【００２３】信号が変わって側道Ｂ側からランプ橋Ｆへ
入る自動車Ｅについても上記と同様である。このため、
地表交差点Ｃでは右折車の交差点進入車線は不要にな
り、直進車と左折車のみが側方の自動車の渋滞を見なが
ら交差点を通行でき、交差点内での渋滞を軽減できる。
入る自動車Ｅについても上記と同様である。このため、
地表交差点Ｃでは右折車の交差点進入車線は不要にな
り、直進車と左折車のみが側方の自動車の渋滞を見なが
ら交差点を通行でき、交差点内での渋滞を軽減できる。
【００２４】また、この構成では、高架構造体Ｄは交差
点Ｃを跨いで架設するから既設の交差点Ｃにおいても最
小限の通行規制だけで架設することができ、又ランプ橋
Ｆは特定の車線だけに設けるから、既設の道路において
も部分的な通行規制だけで架設することができ、交差点
の立体化改造が容易になる。
点Ｃを跨いで架設するから既設の交差点Ｃにおいても最
小限の通行規制だけで架設することができ、又ランプ橋
Ｆは特定の車線だけに設けるから、既設の道路において
も部分的な通行規制だけで架設することができ、交差点
の立体化改造が容易になる。
【００２５】［第二実施例］ ［構成］次に図４及び図５は、図１において使用するラ
ンプ橋の第二実施例の側面図と平面図であり、ランプ橋
Ｆの道路端側を上下に起伏可能な可動橋に構成した場合
である。
ンプ橋の第二実施例の側面図と平面図であり、ランプ橋
Ｆの道路端側を上下に起伏可能な可動橋に構成した場合
である。
【００２６】ランプ橋Ｆは、床盤構造１６と、ランプ盤
２１と、側部構造１８だけで一体構造に構成している。
ランプ橋Ｆの高架構造体Ｄ側の端は上階床５の床のブラ
ケット２２に水平軸２３で回動可能に接続し、ランプ橋
Ｆの他端部はランプ橋脇の進入禁止区域２０に支柱部を
設けた昇降用架構１３上の昇降装置２５の巻上索２６に
より支持し、昇降可能に設けている。
２１と、側部構造１８だけで一体構造に構成している。
ランプ橋Ｆの高架構造体Ｄ側の端は上階床５の床のブラ
ケット２２に水平軸２３で回動可能に接続し、ランプ橋
Ｆの他端部はランプ橋脇の進入禁止区域２０に支柱部を
設けた昇降用架構１３上の昇降装置２５の巻上索２６に
より支持し、昇降可能に設けている。
【００２７】ランプ橋Ｆの下の地表部は、交差点Ｃに通
じる右折進入車線、及び出口直進車線として普通に構成
する。
じる右折進入車線、及び出口直進車線として普通に構成
する。
【００２８】このランプ橋Ｆは、図４の実線位置に配置
したとき、ランプ橋Ｆ上を通行する自動車Ｅの重量と振
動をランプ橋自身の橋体構造で負担し支持する。ランプ
橋Ｆは、図４の実線位置に配置したとき、最大勾配θを
１２°とし、長さは第一実施例と同様の３５ｍ規模とな
る。
したとき、ランプ橋Ｆ上を通行する自動車Ｅの重量と振
動をランプ橋自身の橋体構造で負担し支持する。ランプ
橋Ｆは、図４の実線位置に配置したとき、最大勾配θを
１２°とし、長さは第一実施例と同様の３５ｍ規模とな
る。
【００２９】［作用・効果］この実施例では、ランプ橋
Ｆが、図４の実線位置に移動して地表に設けられた時
は、第一実施例の場合と同様に中央線寄りの車線（右折
車線）が、高架構造体Ｄの上階周回道路７経由で自動車
Ｅを通行させ、第一実施例同様の作用効果を奏する。
Ｆが、図４の実線位置に移動して地表に設けられた時
は、第一実施例の場合と同様に中央線寄りの車線（右折
車線）が、高架構造体Ｄの上階周回道路７経由で自動車
Ｅを通行させ、第一実施例同様の作用効果を奏する。
【００３０】他方、この構成のランプ橋Ｆを備えた立体
交差設備では、夜間その他自動車の交通量が減少したと
き、ランプ橋Ｆを図４の鎖線位置へ引上げ、上昇位置に
保持することによって、交差点Ｃを通常の平面交差に戻
し、地上で交差点の信号器の指示により右折、左折及び
直進できるようにして自動車Ｅの通行の効率を良くする
ことができる。
交差設備では、夜間その他自動車の交通量が減少したと
き、ランプ橋Ｆを図４の鎖線位置へ引上げ、上昇位置に
保持することによって、交差点Ｃを通常の平面交差に戻
し、地上で交差点の信号器の指示により右折、左折及び
直進できるようにして自動車Ｅの通行の効率を良くする
ことができる。
【００３１】［第三実施例］ ［構成］次に図６及び図７は、図１において使用するラ
ンプ橋の第三実施例の側面図と平面図である。この実施
例は、図４，図５と同様な立体交差設備の交差点Ｃの路
面１ａを幹線道路Ａ及び側道Ｂの各車線路面１から緩い
勾配の路面１ｂで連続させ低い高さに構成した場合であ
る。
ンプ橋の第三実施例の側面図と平面図である。この実施
例は、図４，図５と同様な立体交差設備の交差点Ｃの路
面１ａを幹線道路Ａ及び側道Ｂの各車線路面１から緩い
勾配の路面１ｂで連続させ低い高さに構成した場合であ
る。
【００３２】図６において、高架構造体Ｄの平面より広
い範囲を交差点Ｃの水平路面１ａとし、この交差点Ｃの
水平路面１ａを幹線道路Ａ及び側道Ｂの道路面１から３
°の勾配θ1 の緩い傾斜路面１ｂで連続させ、高さＨ3
を１ｍ低く構成する。
い範囲を交差点Ｃの水平路面１ａとし、この交差点Ｃの
水平路面１ａを幹線道路Ａ及び側道Ｂの道路面１から３
°の勾配θ1 の緩い傾斜路面１ｂで連続させ、高さＨ3
を１ｍ低く構成する。
【００３３】高架構造体Ｄは、低い交差点Ｃの水平路面
１ａ基盤として架設し、ランプ橋Ｆは、昇降する側の端
を１ｍ高い幹線道路Ａ及び側道Ｂの道路面１上に接地
し、他端を高架構造体Ｄの上階床５のブラケット２２に
水平軸２３で起伏可能に接続して設ける。ランプ橋Ｆの
最大勾配は第一、第二実施例と同じ１２°である。
１ａ基盤として架設し、ランプ橋Ｆは、昇降する側の端
を１ｍ高い幹線道路Ａ及び側道Ｂの道路面１上に接地
し、他端を高架構造体Ｄの上階床５のブラケット２２に
水平軸２３で起伏可能に接続して設ける。ランプ橋Ｆの
最大勾配は第一、第二実施例と同じ１２°である。
【００３４】［作用・効果］この実施例では、幹線道路
Ａ及び側道Ｂの路面１高さにランプ橋Ｆのランプ盤２１
を接地し、交差点Ｃの路面１ａとともに相対的に低い高
さに架設した高架構造体Ｄの上階床５端にランプ橋Ｆの
他端を軸支持するから、ランプ橋Ｆの全長を第二実施例
の場合よりも短く構成できる。
Ａ及び側道Ｂの路面１高さにランプ橋Ｆのランプ盤２１
を接地し、交差点Ｃの路面１ａとともに相対的に低い高
さに架設した高架構造体Ｄの上階床５端にランプ橋Ｆの
他端を軸支持するから、ランプ橋Ｆの全長を第二実施例
の場合よりも短く構成できる。
【００３５】例示した交差点Ｃの路面１ａ高さＨ3 を−
１ｍ、傾斜路面１ｂの勾配θ1 を３°にすると、ランプ
橋Ｆの全長Ｌ1 は３０．７ｍとなり、第二実施例の場合
より４．５ｍ全長を短く構成でき、設備費を節減できる
効果がある。他の作用・効果は、第二実施例と同様であ
る。
１ｍ、傾斜路面１ｂの勾配θ1 を３°にすると、ランプ
橋Ｆの全長Ｌ1 は３０．７ｍとなり、第二実施例の場合
より４．５ｍ全長を短く構成でき、設備費を節減できる
効果がある。他の作用・効果は、第二実施例と同様であ
る。
【００３６】
【発明の効果】以上要するに本発明は、多車線道路相互
の交差点を平面交差構成で設けるとともに、前記交差点
の全体を跨いで上階床を備える高架構造体を架設し、こ
の高架構造体の上階床上に周回道路を設け、前記交差す
る各道路の中央線寄りの交差点入口及び出口車線と高架
構造体の上階床との間にランプ橋を架設して上階周回道
路と接続したことによって、多車線道路相互の交差点の
立体化を容易にし、且つ自動車の交差点の通過を円滑に
する効果を奏した。
の交差点を平面交差構成で設けるとともに、前記交差点
の全体を跨いで上階床を備える高架構造体を架設し、こ
の高架構造体の上階床上に周回道路を設け、前記交差す
る各道路の中央線寄りの交差点入口及び出口車線と高架
構造体の上階床との間にランプ橋を架設して上階周回道
路と接続したことによって、多車線道路相互の交差点の
立体化を容易にし、且つ自動車の交差点の通過を円滑に
する効果を奏した。
【００３７】また、前記ランプ橋の高架構造体側の端
を、上階床上に水平軸を介し起伏動可能に接続し、前記
ランプ橋の地上車線側の端を、車線を跨ぐ架構上から昇
降手段を介し昇降可能に支持し、前記ランプ橋を上昇さ
せた状態下で下部の車線を交差点内へ出入り自由に構成
したことによって、自動車通行量の多い時に立体交差通
行とし、自動車通行量の減少時に平面交差通行とするよ
うに、切換え管制して交差点の自動車通行をより円滑に
する効果を奏した。
を、上階床上に水平軸を介し起伏動可能に接続し、前記
ランプ橋の地上車線側の端を、車線を跨ぐ架構上から昇
降手段を介し昇降可能に支持し、前記ランプ橋を上昇さ
せた状態下で下部の車線を交差点内へ出入り自由に構成
したことによって、自動車通行量の多い時に立体交差通
行とし、自動車通行量の減少時に平面交差通行とするよ
うに、切換え管制して交差点の自動車通行をより円滑に
する効果を奏した。
【００３８】また、前記交差点の路面高さを前記交差す
る各多車線道路から緩い勾配で連続する低い高さに設け
たことによって、立体交差に使用するランプ橋長さを短
く構成できるようにし費用を軽減する効果を奏した。
る各多車線道路から緩い勾配で連続する低い高さに設け
たことによって、立体交差に使用するランプ橋長さを短
く構成できるようにし費用を軽減する効果を奏した。
【図１】本発明の各実施例に共通の立体交差設備の構成
の全体平面図である。
の全体平面図である。
【図２】本発明の第一実施例におけるランプ橋の構成の
側面図である。
側面図である。
【図３】図２の平面図である。
【図４】本発明の第二実施例におけるランプ橋の構成の
側面図である。
側面図である。
【図５】図４の平面図である。
【図６】本発明の第三実施例におけるランプ橋の構成の
側面図である。
側面図である。
【図７】図６の平面図である。
【図８】従来の平面交差点の構成の平面図である。
Ａ 幹線道路 Ｂ 側道 Ｃ 交差点 Ｄ 高架構造体 Ｅ 自動車 Ｆ ランプ橋 Ｇ 管制室 １，１′ 車線 １ａ 交差点の路面 １ｂ 交差点路面と道路間の連続路面 ３，３′ 中央分離帯 ４ 支柱 ５ 上階床 ６ 中央開口部 ７ 上階床上の周回道路 ８ 非常階段 ９ ランプ橋入口遮断器 １０ 路側帯 １１ 歩道 １２ 横断用の地下道出入り口 １３ 昇降用架構 １４ 停止線 １５ 車線表示 １６ 床盤構造 １７ 支柱構造 １８ 側部構造 １９ 路側フェンダ ２０ 進入禁止表示 ２１ ランプ盤 ２２ ブラケット ２３ 水平軸 ２５ 昇降装置 ２６ 巻上索
Claims (3)
- 【請求項１】 多車線道路相互の交差点を平面交差構成
で設けるとともに、前記交差点の全体を跨いで上階床を
備える高架構造体を架設し、この高架構造体の上階床上
に周回道路を設け、前記交差する各道路の中央線寄りの
交差点入口及び出口車線と高架構造体の上階床との間に
ランプ橋を架設して上階周回道路と接続したことを特徴
とするランプ橋式立体交差設備。 - 【請求項２】 前記ランプ橋の高架構造体側の端を、上
階床上に水平軸を介し起伏動可能に接続し、前記ランプ
橋の地上車線側の端を、車線を跨ぐ架構上から昇降手段
を介し昇降可能に支持し、前記ランプ橋を上昇させた状
態下で下部の車線を交差点内へ出入り自由に構成したこ
とを特徴とする請求項１記載のランプ橋式立体交差設
備。 - 【請求項３】 前記交差点の路面高さを前記交差する各
多車線道路から緩い勾配で連続する低い高さに設けたこ
とを特徴とする請求項１又は２記載のランプ橋式立体交
差設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29556495A JPH09137409A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ランプ橋式立体交差設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29556495A JPH09137409A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ランプ橋式立体交差設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137409A true JPH09137409A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17822280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29556495A Pending JPH09137409A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | ランプ橋式立体交差設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137409A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7234891B2 (en) | 2005-10-14 | 2007-06-26 | Tsukinada Kensetsu Kabushiki Kaisha | Multi-level road intersection |
| JP2009517564A (ja) * | 2005-11-24 | 2009-04-30 | ゴジ，ジョゼフ | トラフィック制御用交差点 |
| CN103339324A (zh) * | 2011-07-13 | 2013-10-02 | 廖敢云 | 立交桥 |
| CN104452574A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-03-25 | 河海大学 | 一种新型匝道桥结构及其施工方法 |
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| WO2019080763A1 (zh) * | 2017-10-23 | 2019-05-02 | 黄永杰 | 十字路口永通立交桥道路交通系统 |
| CN110219214A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-09-10 | 兰州交通大学 | 多出口宽容性立交 |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP29556495A patent/JPH09137409A/ja active Pending
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| CN106758621B (zh) * | 2017-02-22 | 2018-11-06 | 合肥工业大学 | 一种近距离双交叉口的耦合式立交桥道路结构 |
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