JPH091370A - 割断加工方法及び割断加工装置 - Google Patents

割断加工方法及び割断加工装置

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JPH091370A
JPH091370A JP7153211A JP15321195A JPH091370A JP H091370 A JPH091370 A JP H091370A JP 7153211 A JP7153211 A JP 7153211A JP 15321195 A JP15321195 A JP 15321195A JP H091370 A JPH091370 A JP H091370A
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JP
Japan
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processing
heat source
crack
machining
cutting line
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Pending
Application number
JP7153211A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kajiwara
邦夫 梶原
Toshihiro Okiyama
俊裕 沖山
Hideyuki Shirahama
秀幸 白浜
Eishin Oonita
英信 大仁田
Tomohiro Suenaga
知宏 末永
Shunichi Maekawa
俊一 前川
Hideki Morita
英毅 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOUEI TSUSHO KK
Japan Science and Technology Agency
Nagasaki Prefectural Government
Original Assignee
SOUEI TSUSHO KK
Research Development Corp of Japan
Nagasaki Prefectural Government
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Publication date
Application filed by SOUEI TSUSHO KK, Research Development Corp of Japan, Nagasaki Prefectural Government filed Critical SOUEI TSUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料の割断加工を行うにあたり、加工精度・
制御性の向上を達成できる割断加工方法を提供する。 【構成】 硬質かつ鋭利な工具を用いて加工材料の加工
始点を点衝したり、また、加工始点の付近で割断予定線
上の複数の箇所に高エネルギのレーザビームを照射して
複数個の溶解点を形成して亀裂を発生させる。複数本の
割断予定線がある場合に、加工ごとに材料形状が左右対
称となる割断予定線を選択して割断加工を実行する。材
料縁部の切落とし加工を行う際に、割断予定線に沿って
熱源を移動して試験加工を行い、その加工曲がりに基づ
いて亀裂が割断予定線に沿って進展するように熱源を移
動する。加工終点付近で熱源の熱量及び移動速度を低下
させて亀裂の曲がりを防止する。加工終点付近で熱源を
複数回移動させて切残しを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス、セラミックス
あるいは半導体材料等の脆性材料を割断加工する方法
と、そのような材料の割断加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】材料を分離加工する技術の一つとしてレ
ーザ切断が挙げられる。この加工法はレーザビームを光
学系より集光して加工材の表面に微小スポットで照射
し、適当なガスジェットを吹き付けながらレーザビーム
を分離予定線上に沿って走査することにより加工材を溶
解、蒸発させて分離する方法である。しかし、このレー
ザ切断法では種々の問題がある。その一つに溶解、蒸発
に伴う発塵、溶解塊ドロスの加工材への付着、分離面の
熱影響によるマイクロクラックの発生等の加工材の劣化
が挙げられる。
【0003】そこで、このような問題点を解消するた
め、最近では、加工材の任意の場所に亀裂を作成し、そ
の亀裂を、レーザビームまたは電熱ヒータ等の熱源によ
り印加した熱応力により誘導することで加工材を分離す
る割断加工が開発されている。しかし、この技術による
と以下に列記する問題が残されている。
【0004】(1) 開発された割断加工法において、加工
始点の亀裂作成には、硬質工具を使用して材料端部に切
欠きを形成する方法と、加工材料の表面に高出力のレー
ザビームを集光して孔を加工し、その孔から亀裂を作成
する方法の二つの方法がある(例えば特開平3−489
号公報)。
【0005】しかし、その前者の方法によれば、加工材
料に硬質工具を接触させて切欠きを形成するときに、ど
うしてもパーティクルが発生するといった問題があり、
また切欠きから発生する亀裂が割断予定線からずれてし
まう可能性がある。
【0006】一方、後者の亀裂の作成方法によると、加
工プロセスにおける材料、例えばデバイス品では寸法交
差が存在するため、各デバイス品のエッジに正確に孔を
開けることは困難であり、また、孔明け箇所のどのポイ
ントから亀裂成長が発生するのかが予測不可能なことか
ら加工の精度上の問題が発生する。
【0007】(2) 割断予定線を挟んだ両側の形状が非対
称の材料の割断を行うと、熱応力が割断予定線を挟んだ
両側で異なる分布となり、このように熱応力が不均一に
なると、亀裂を誘導する際に熱源の移動経路から亀裂が
ずれて追随することがあって加工精度が悪くなるという
問題が発生する。
【0008】(3) 加工材料の縁部の切落とし加工を実施
する際に、熱源を割断予定線上に沿って移動して割断を
行うと、割断過程において亀裂が割断予定線に対し幅の
狭い側に曲がって進展して加工精度が悪くなる。
【0009】さらに、このような縁部の切落とし加工処
理など、割断予定線を挟んだ両側の形状が非対称の状態
で割断を行うと、ある割断加工条件において、加工終点
付近で亀裂が割断予定線に対し幅の狭い側に曲がって進
展して加工精度が悪くなることがあり、また、ある割断
加工条件では加工終点付近で亀裂の進展が停止し、切残
しが発生することがある。
【0010】(4) 開発された割断加工法においては、加
工始点の亀裂の発生または亀裂進展中に発生する弾性波
動をAE(アコーステック・エミッション)センサで検
出して、そのセンサ出力を制御系にフィードバックする
ことにより加工の自動制御化をはかる技術が提案されて
いるが(例えば特開平3−36000号公報)、この提
案技術では、加工材料の表面にAEセンサを取り付ける
ため、加工材料を細かく分離する場合、その加工過程に
おいてAEセンサの取り付け箇所を適宜に変更してゆく
ことが必要となることから、例えばウェハからチップ部
品を切り出す場合など実用化段階で自動制御化を達成す
ることは困難である。
【0011】本発明は、以上の問題点(1),(2),(3) また
は(4) に鑑みてなされたもので、材料の割断加工を行う
にあたり、加工精度・制御性の向上を達成できる割断加
工方法と、このような方法を実施するのに適した装置を
提供すること目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の加工方法
(請求項1の発明に対応)は、上記した加工始点の問題
点(1) を解消するため、衝き当て加工によって欠陥を生
じさせることのできる工具を、被加工材料の加工始点に
衝き当てて、この加工始点に欠陥を生じさせることによ
って特徴づけられる。
【0013】なお、この加工方法において、加工終点ま
たは割断予定線が交差する点に、上記した衝き当て加工
用の工具を衝き当てて、これらの点に欠陥を生じさせて
おいてもよい。
【0014】また、これらの加工方法において、衝き当
て加工を行う工具にAEセンサを取り付け、加工始点の
亀裂形成時に発生する弾性波を検出して、この検出情報
に基づいて工具を加工始点に衝き当てる際の圧力と速度
を調整したり、あるいは、工具に取り付けたAEセンサ
の検出信号を工具の摩耗・破損の状態を示す情報として
用いるようにしてもよい。
【0015】本発明の第2の加工方法(請求項5の発明
に対応)は、同じく加工始点の問題点(1) を解消するた
め、加工始点と、この加工始点の付近で割断予定線上の
複数の箇所にレーザビームを、被加工材料を溶解し得る
エネルギで照射して複数の溶解点を形成し、次いで、こ
れら溶解点群の前方位置を局部的に加熱することにより
加工始点から割断予定線上に沿う方向と材料の厚さ方向
に亀裂を発生させ、この後に、熱源による熱応力により
亀裂を割断予定線上に沿って誘導することによって特徴
づけられる。
【0016】なお、この第2の加工方法において、加工
終点または割断予定線が交差する点に、これらの点付近
で割断予定線上の複数の箇所にレーザビームを、被加工
材料を溶解し得るエネルギで照射して複数の溶解点を形
成しておいてもよい。
【0017】また、第2の加工方法において、加工始
点、加工終点または割断予定線が交差する点の付近に、
集塵手段の吸引口を配置し、それらの点周辺の空気を吸
引しつつレーザビームの照射を行うようにしてもよい。
【0018】本発明の第3の加工方法(請求項8の発明
に対応)は、同じく加工支点の問題点(1) を解消するた
め、加工始点に、レーザビームを照射して熱応力により
亀裂を発生させ、この後に、熱源による熱応力により亀
裂を割断予定線上に沿って誘導することによって特徴づ
けられる。
【0019】本発明の第4の加工方法(請求項9の発明
に対応)は、上記した加工精度の問題点(2) を解消する
ため、材料を複数に割断する場合、その割断工程に、割
断後の材料形状が線対称となるような割断予定線に沿っ
て割断を行う工程が含まれていることによって特徴づけ
られる。
【0020】本発明の第5の加工方法(請求項10の発
明に対応)は、上記した加工精度の問題点(3) を解消す
るため、材料縁部の切落とし加工を行う際に、熱源を材
料端面近傍の割断予定線上に沿って移動して試験加工を
行って、この割断で生じた加工軌跡の上記割断予定線に
対する曲がりを求め、次いでその加工軌跡の曲線と上記
割断予定線を挟んで対向する位置に沿って延びる線で、
加工軌跡の曲線とは逆向きに曲がり、かつ、曲率が加工
軌跡よりも小さな弓状の曲線上に沿って熱源を移動して
割断加工を行うことによって特徴づけられる。
【0021】その第5の加工方法を実施するのに適した
装置は、図3及び図6に示すように、熱源eを材料dの
端面近傍の割断予定線b上に沿って移動した時の加工軌
跡の曲がりを検出する検出手段(例えば工業用カメラ3
4)と、その検出値を用いて割断予定線bに対する加熱
部位の座標を求め、その演算結果に基づいて移動機構の
駆動を制御する制御手段を設けた構成とすればよい。
【0022】本発明の第6の加工方法(請求項12の発
明に対応)は、上記した加工精度の問題点(3) を解消す
るため、亀裂の進展が割断予定線の加工終点に近づいた
時点で、亀裂を誘導する熱応力と熱源の移動速度を小さ
くする。また、第7の加工方法(請求項13の発明に対
応)は、割断予定線上に沿って移動する熱源が加工終点
を通過して材料から外れた後に、その熱源を逆向き所定
距離だけ移動させ、この位置から再度加工終点に向けて
移動することによって特徴づけられる。
【0023】その第7の加工方法を実施するのに適した
装置は、図3及び図10に示すように、割断予定線b上
に沿って移動する熱源が加工終点を通過した時点で、そ
の加工終点の周辺の割断状況を撮像する撮像手段(工業
用カメラ34)と、その画像信号に基づいて加工終点の
切残し発生の有無を判定し、この判別結果が発生有りの
場合には、熱源が加工終点の通過位置から逆向きに所定
距離(p〜q)だけ移動し、この位置qから再度加工終
点cに向けて移動するように移動機構2の駆動を制御す
る制御手段を設けた構成とすればよい。
【0024】本発明の第1の加工装置(請求項15の発
明に対応)は、加工の自動制御化を目的とし、その達成
のため、実施例に対応する図1に示すように、加工テー
ブル1に置かれた材料dを局部的に加熱する熱源(レー
ザビームLB )と、この熱源と加工テーブルとを相対的
に移動させて材料dの加熱部位を変更する移動機構2を
備え、加工テーブル1上で材料dの加工始点の亀裂g
を、局部的な加熱により発生する熱応力により割断予定
線bに沿って誘導する加工装置において、加工テーブル
1に、上記亀裂の進展時に発生する弾性波を検出するA
Eセンサ4を設けるとともに、そのセンサ出力に基づい
て、移動機構2の送り速度及び熱源の材料に対する加熱
量(例えばレーザビーム出力)を制御する制御手段(制
御装置6)を設けたことによって特徴づけられる。
【0025】本発明の第2の加工装置(請求項16の発
明に対応)は、同じく自動制御化を達成するため、実施
例に対応する図3に示すように、亀裂の進展状況を撮像
する撮像手段(例えば工業用カメラ34)と、その画像
信号に基づいて移動機構2の送り速度及び熱源による材
料の加熱量(例えばレーザビーム出力)を制御する制御
手段(制御装置36)を設けたことによって特徴づけら
れる。
【0026】
【作用】本発明の第1の加工方法のように、硬質かつ鋭
利な工具を用いて加工始点に点衝を加えると、加工始点
に微細な欠陥が生じて亀裂が発生する。しかも欠陥によ
り亀裂を発生させることによりパーティクルの発生を抑
えることができる。
【0027】また第2の加工方法では、図4に示すよう
に、加工始点aとその付近で割断予定線b上の複数の箇
所に、高エネルギのレーザビームを照射して複数の溶解
点jを形成して亀裂の発生を行うので、亀裂が確実に発
生し、しかも、亀裂が割断予定線bから外れる虞れもな
い。
【0028】さらに第3の加工方法では、加工始点にレ
ーザビームを照射し、その熱応力により亀裂を発生させ
るので、パーティクルの発生を抑えることができる。第
4の加工方法を採用して、図5に示すように、先ずは
の割断予定線bに沿って加工を行い、次いで、の割断
予定線bの加工、さらにの割断予定線bの加工といっ
た手順で割断を実行してゆくと、亀裂誘導時の熱応力が
割断予定線bを中心としてほぼ左右対称の状態となる結
果、亀裂の進展が曲がって割断予定線bから外れること
がなくなる。
【0029】第6の加工方法によると、図6に示すよう
に、試験加工により生じた加工曲がりkを検出して、そ
の曲がり分をシフトすることが可能な座標を通る曲線
k′上に沿って熱源eを移動することにより亀裂を割断
予定線bに沿って進行させる。ただし、この場合、加工
曲がりkの線と、仮想の曲線k′を割断予定線bを中心
として対称な形状とすると、割断予定線bを挟んだ両側
の熱応力の分布が材料端面側が大となるので、仮想の曲
線k′の曲率を小さくして、加工曲がりkの線に対する
比率をn/m(n<m)とする。
【0030】ここで、この種の割断加工により、加工材
料dの縁部の切落とし加工を行った場合、加工終点に近
づくにつれて熱源中心に対し前方の引張応力が増加する
傾向があり(図8参照)、また、加工終点付近において
亀裂は材料の端面方向に向かって成長しようとする(図
9参照)。このため加工終点付近で亀裂進展に曲がりが
発生するといった不具合が生じるが、本発明の第5の加
工方法を採用して、加工終点時において熱源eの前方に
加わる引張応力を軽減することで、そのような不具合は
解消できる。
【0031】また、第7の加工方法を採用すると、加工
終点付近の材料の切残しの発生を防止できる。一方、本
発明の第1の加工装置によれば、加工テーブル1に亀裂
の成長状況を検出するためのAEセンサ4を設けて、そ
のセンサ出力に基づいて加工材料dの送り速度及び熱源
の熱量を制御するので、加工の制御性が良く、しかも、
加工材料dを細かく分離する場合でも制御の自動化が可
能になる。また、第2の加工装置も、同様に、亀裂の成
長状況をカメラ等で撮らえて、その画像信号に基づいて
加工材料dの送り速度及び熱源の熱量を制御するので加
工の制御性が向上する。
【0032】
【実施例】本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説
明する。 〔実施例1〕この例の加工装置は、図1に示すように、
加工材料dを載置する加工テーブル1と、この加工テー
ブル1を2軸(X−Y)の方向に移動する移動機構2
と、加工テーブル1上に置かれた材料dにレーザビーム
LBを照射するレーザ発振器3などで構成されており、そ
の加工テーブル1の移動によりレーザビームLBの材料d
への照射位置を割断加工線b上に沿って移動させること
ができる。
【0033】また、加工テーブル1には、割断加工にお
いて亀裂の進展する時に発生する弾性波を検出するAE
センサ4が取り付けられており、そのセンサ出力は信号
処理回路5を経て制御装置6に導かれる。
【0034】一方、この例において加工始点の亀裂作成
には、ダイヤモンド等の硬質な材料で製作され、先端が
ビッカース硬さ試験やヌープ硬さ試験で用いられる圧子
等と同等な形状の鋭利な工具7が用いられる。この工具
7は、プレス機9によって加工材料dの加工始点に点衝
される。また、この工具7にもAEセンサ8が取り付け
られており、そのセンサ出力も同様に信号処置回路5を
経て制御装置6に導かれる。
【0035】そして、制御装置6は、AEセンサ4から
の検出信号に基づいて移動機構2の送り量及びレーザ発
振器3の出力強度を制御し、また、AEセンサ8の検出
信号に基づいてプレス機9の点衝速度と圧力を後述する
動作で制御するように構成されている。
【0036】次に、加工手順を説明する。まず、プレス
機9を駆動して、加工材料dの加工始点aに工具7を、
ある任意の圧力で点衝すると、亀裂の発生と同時にAE
センサ8にイベント信号が発生する。これを制御装置6
で読み取り、点衝時の圧力及び速度を調整して割断加工
に適当な亀裂gを形成する 次いで、亀裂gの先端位置よりも前方で割断予定線bに
沿う位置hに、所定のスポット直径とビーム出力のレー
ザビームLB を一定時間照射して、図2に示すように、
亀裂gを材料dの厚さ方向と割断予定線bに沿って成長
させる。このときの亀裂成長を、加工テーブル1のAE
センサ4により、イベント信号として検出して、その検
出信号を基づいて、ある条件(スポット径、ビーム出力
及び材料の送り速度等)下で、レーザビームLB の照射
位置の移動を開始して、割断予定線b上に沿って加工終
点cに向けて移動させることにより、加工材料dを割断
する。
【0037】ここで、以上の実施例1において、加工テ
ーブル1のAEセンサ4に代えて、図3に示すように、
亀裂gの進展を撮える工業用カメラ34を設けて、その
画像信号を制御装置36に採り込んで亀裂の成長状況を
画像認識し、この画像データに基づいて上記と同様な条
件で制御を行うように構成してもよい。
【0038】なお、この実施例1では、熱源としてレー
ザビームを用いているが、これに代えて例えば電熱ヒー
タ等の他の熱源を使用してもよい。また、実施例1にお
いて、硬質かつ鋭利な工具7を用いて加工終点cにも点
衝により亀裂を形成しておけば、加工終点c付近での亀
裂進展の曲がりを防止することができる。
【0039】さらに、実施例1において、加工材料dに
割断予定線bの交差する点が存在する場合には、その交
差点に、硬質かつ鋭利な工具を用いて先の加工始点aと
同様な処理を行って亀裂を形成しておけば、加工時の亀
裂の進展が割断予定線bの交差点で停止するといった不
具合を解消することができる。
【0040】なお、加工始点a、加工終点c及び割断予
定線bの交差点の亀裂発生を行う場合、加工始点aと加
工終点cには、割断予定線b上に沿う亀裂が発生するよ
うな先端形状の工具を使用し、また、交差点には、その
交差点廻りの四方の割断予定線の全てに亀裂が発生する
ような先端十字形等の工具を使用すると、いった工具の
使い分けをすることにより、加工の簡素化及び加工精度
の向上をはかることができる。 〔実施例2〕この実施例は、高エネルギのレーザビーム
を用いて、加工始点の複数の箇所に微細な溶解点を形成
して加工始点に亀裂を発生させる場合を示している。
【0041】すなわち、この例では、図4に示すよう
に、加工始点aの近傍で割断予定線b上の複数の位置
(4箇所)に、それぞれ、材料を溶解することが可能の
エネルギのレーザビームを、材料端面i側(またはその
逆側)に向けてパルス照射して、その各位置に微細な溶
解点j・・jを形成しておき、その溶解点j・・jよりも前
方で割断予定線bに沿う位置hに、ある一定の熱量と直
径を有する熱源(例えばレーザビーム)eを一定時間停
止させることにより、先の図2に示したように、亀裂g
を、材料の厚さ方向と割断予定線bに沿う方向に成長さ
せ加工始点を作成する。
【0042】また、この例の加工始点の作成方法によれ
ば、レーザビームをパルス照射して溶解点を形成するの
で、その溶解に伴う発塵等が問題となるが、これを解消
するには、例えば図4に示すように、集塵機10の吸引
口10aを加工点の付近に配置して、その点周辺の空気
を吸引しつつレーザビームの照射を行うようにするとい
った方法を採用すればよい。
【0043】ここで、レーザビームを照射して加工始点
を作成する方法としては、上記したような溶解を利用し
た方法のほか、レーザビームを材料が溶解しない程度の
エネルギで加工始点に照射し、その照射位置に発生する
熱応力により亀裂を発生させるといった加工法を採用し
てもよい。なお、この場合、先と同様に、加工始点aの
近傍で割断予定線b上の複数の位置にレーザビームを照
射して、その各点の周辺に熱応力を発生させることによ
り亀裂を形成してもよい。 〔実施例3〕この実施例では加工順序の選択により精度
の向上をはかる方法を示す。
【0044】すなわち、この例では、図5に示すよう
に、加工材料dに複数本(3本)の割断予定線b・・bが
ある場合、これら割断予定線群うち、予定線を挟んだ両
側の材料形状が左右対称となるような位置の割断予定
線bを最初の加工対象とし、そのの割断予定線bの加
工始点aに、先に述べた実施例1または2の手法により
亀裂を形成した後、熱源eをの割断予定線b上に沿っ
て移動させ、その熱応力により亀裂を加工終点cまで成
長させることにより加工材料dを2分割する。
【0045】このの割断予定線bの加工が完了した
後、今度は加工材料の分離する方向に対して左右対称と
なるの割断予定線bに、上記の要領で加工始点の作成
と亀裂の進展を行う。そして、最後に、の割断予定線
bについて上記の要領で割断加工を行う。このように、
材料が左右対称となる割断予定線bを選択して割断加工
を行ってゆくことにより、各加工ごとの熱応力の分布が
割断予定線bを挟んだ両側でほぼ同じ分布となる結果、
亀裂の進展が曲がることがなく加工精度が向上する。 〔実施例4〕この実施例では、材料縁部の切落とし加工
を行う際に、先の実施例1または2の要領で、図6に示
すように加工始点a及び加工終点cに亀裂を作成した後
に、まずは、割断予定線bに沿って熱源eを移動させて
試験加工を行う。この試験加工が終了した後、加工材料
dには材料端面側に凸の曲がりが発生している。
【0046】そこで、その加工曲がりの線kを、図3に
示す工業カメラ34で走査し、その画像信号を制御装置
36内に採り込み、画像認識により加工曲がりの線kの
座標(軌跡)を求める。そして、制御装置36におい
て、本加工の際の熱源eの移動の曲線k′を求め、その
演算結果に基づいて移動機構2の駆動制御して熱源e
を、加工材料dの仮想の曲線k′に沿って移動する。
【0047】このとき、加工曲がりkの線と、仮想の曲
線k′を割断予定線bを中心として対称な形状とする
と、割断予定線bを挟んだ両側の熱応力の分布が材料端
面側が大となるので、仮想の曲線k′の曲率を小さくし
て、加工曲がりkの線に対する比率をn/m(n<m)
とする。
【0048】このように、仮想の曲線k′を求めて加工
を行うことで、加工始点aの亀裂が割断予定線b上に沿
って進展してゆき、加工線の曲がりが解消される。 〔実施例5〕この種の割断加工方法において、材料縁部
の切落とし加工を行う場合、ある加工条件のときに、図
7に示すように、加工終点cの近傍付近で亀裂が割断予
定線bからずれて加工曲がりzが発生することがある。
【0049】このような加工終点cの近傍で加工線に曲
がりzは、図8の温度分布と応力分布曲線に示すよう
に、加工終点に近づくにつれて熱源eの中心位置に対し
前方側の引張応力が増加する傾向があること、また、図
9の模式図に示すように、材料縁部の切落とし加工を行
う場合、亀裂gが加工終点cに近づくと、その亀裂先端
に働く主応力ベクトルの向きが熱源eに対して傾き亀裂
gが材料の端面方向に成長しようとする、といったこれ
ら二つの要因により発生する。
【0050】そこで、この実施例5では、加工終点時に
おいて熱源eの前方に加わる引張応力を軽減するため、
加工終点cの付近(例えば端面から20mm)の位置で、
熱源eであるレーザビームの出力とその移動速度を低く
して割断加工を行うことによって、加工終点付近での加
工曲がりzを防止している。
【0051】その具体的な数値例を述べる。加工材料:
ガラス板(200mm×150mm×厚さ1mm)を、加工条
件:熱量90W,移動速度25mm/s ,切出し幅:10
mmの条件で、まずは、通常の割断加工を行った後、加工
終点の加工曲がりを測定し、次いで、同じ形状寸法の材
料について割断加工を行い、その加工終点での条件を熱
量:90W,移動速度10mm/s に変更したときの加工
終点の加工曲がりを測定して、その各測定を比較したと
ころ、通常の割断加工では加工終点の加工曲がりが1.
0mmであったのに対し、加工終点付近で条件を変更した
場合、その加工曲がりが0.05mm程度にまで改善され
ることが確認できた。 〔実施例6〕この実施例は、ある加工条件において加工
終点付近で切残しが発生する点に注目したもので、図1
0に示すように、熱源eが割断予定線bの加工終点cを
通過した後に、加工終点付近に切残しが存在するか否か
を検出して、切残しが発生している場合には、まず、熱
源eを加工始点cを通過した位置pから、進展が停止し
た亀裂gの先端に対し加工方向の後方となる位置qまで
戻し、この位置qから再度、加工終点cに向けて熱源e
を移動させるといった処理を実行して、加工終点付近の
切残しの発生を確実に防止する なお、この実施例6を実用化する場合、例えば、先の図
3に示した構成の加工装置において、制御装置36に、
画像認識により切残し発生の有無を判定する機能部と、
その判定結果の基づいて移動機構2の駆動制御を行って
熱源eを前記した位置p→q→cに移動する機能部を付
加しておけばよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1及び
第2の加工方法によれば、加工始点の亀裂を確実にかつ
精度良く形成することがきる。その加工始点の亀裂発生
率を、従来:95%→本発明:100%にまで高めるこ
とができ、また加工始点の精度を従来では0.5mmであ
ったのに対し、本発明方法では0.05mm以下に抑える
ことができる。また、本発明の第3の加工方法では、熱
応力により加工始点に亀裂を形成するのでパーティクル
の発生がない。
【0053】本発明の第4の加工方法によると、複数本
の割断予定線がある材料を加工する場合であっても加工
線の曲がりを防止することができ加工精度が向上する。
本発明の第5の加工方法では、材料縁部の切り落とし加
工を行う際の加工線の曲がりを防止することができて加
工精度が向上する。ちなみに、その加工線の曲がりは、
従来が1.0mm/200mmであったのに対し、本発明で
は0.1mm/200mmの値以下に抑えることができる。
【0054】本発明の第6の加工方法によれば、材料縁
部の切り落とし加工を行う際に、加工終点付近の亀裂進
展の曲がりを防止できて加工精度が向上する。その加工
終点での加工線の曲がりは、従来が1.0mmであったの
に対し、本発明では0.1mm以下に抑えることができ
る。
【0055】本発明の第7の加工方法では、材料縁部の
切り落とし加工を行う際に、加工終点付近の切残しを確
実に防止(100%)できる。一方、本発明の第1及び
第2の加工装置によれば、割断加工の加工精度及び制御
性が向上し、しかも、加工材料を細かく分離する際で
も、その自動制御化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の説明図
【図2】同じく実施例1の説明図
【図3】実施例1の変形例の説明図
【図4】本発明の実施例2の説明図
【図5】本発明の実施例3の説明図
【図6】本発明の実施例4の説明図
【図7】本発明の実施例5の説明図
【図8】加工終点付近の温度分布曲線と応力分布曲線を
併記して示す図
【図9】加工終点付近において亀裂の先端に作用する主
応用ベクトルの向きを模式的に示す図
【図10】本発明の実施例6の説明図
【符号の説明】
1 加工テーブル 2 移動機構 3 レーザ発振器 4,8 AEセンサ 5 信号処理回路 6,36 制御装置 10 集塵機 10a 吸引口 34 工業用カメラ 7 工具 a 加工始点 b 割断予定線 c 加工終点 d 加工材料 e 熱源(レーザビーム) g 亀裂
フロントページの続き (72)発明者 沖山 俊裕 兵庫県姫路市御国野町御着1174−22 (72)発明者 白浜 秀幸 長崎県長崎市川平町199−3 (72)発明者 大仁田 英信 長崎県大村市三城町955−1 (72)発明者 末永 知宏 長崎県大村市協和町764 (72)発明者 前川 俊一 兵庫県伊丹市春日丘1−15 (72)発明者 森田 英毅 長崎県西彼杵郡長与町吉無田郷1488−124

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱源
    による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させつ
    つ、その熱源を割断予定線に沿って移動することにより
    材料を割断する加工方法において、衝き当て加工によっ
    て欠陥を生じさせることのできる工具を、被加工材料の
    加工始点に衝き当てて、この加工始点に欠陥を生じさせ
    ることを特徴とする割断加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、衝き当
    て加工によって欠陥を生じさせることのできる工具を、
    加工終点または割断予定線が交差する点に衝き当てて、
    これらの点に欠陥を生じさせておくことを特徴とする割
    断加工方法。
  3. 【請求項3】 上記衝き当て加工を行う工具にAEセン
    サを取り付け、上記亀裂形成時に発生する弾性波を検出
    して、この検出情報に基づいて工具を加工始点に衝き当
    てる際の圧力と速度を調整することを特徴とする請求項
    1に記載の割断加工方法。
  4. 【請求項4】 上記衝き当て加工を行う工具にAEセン
    サを取り付け、上記亀裂形成時に発生する弾性波を検出
    して、この検出信号を工具の摩耗・破損の状態を示す情
    報として用いることを特徴とする請求項1に記載の割断
    加工方法。
  5. 【請求項5】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱源
    による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させつ
    つ、その熱源を割断予定線に沿って移動することにより
    材料を割断する加工方法において、加工始点と、この加
    工始点の付近で割断予定線上の複数の箇所にレーザビー
    ムを、被加工材料を溶解し得るエネルギで照射して複数
    の溶解点を形成し、次いで、これら溶解点群の前方位置
    を局部的に加熱することにより加工始点から割断予定線
    上に沿う方向と材料の厚さ方向に亀裂を発生させた後、
    上記亀裂の成長を行うことを特徴とする割断加工方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、加工終
    点または割断予定線が交差する点に、これらの点付近で
    割断予定線上の複数の箇所にレーザビームを、被加工材
    料を溶解し得るエネルギで照射して複数の溶解点を形成
    しておくことを特徴する割断加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の方法に
    おいて、加工始点、加工終点または割断予定線が交差す
    る点の付近に、集塵手段の吸引口を配置し、それらの点
    周辺の空気を吸引しつつ上記レーザビームの照射を行う
    ことを特徴とする割断加工方法。
  8. 【請求項8】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱源
    による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させつ
    つ、その熱源を割断予定線に沿って移動することにより
    材料を割断する加工方法において、加工始点に、レーザ
    ビームを照射して熱応力により亀裂を発生させた後、上
    記亀裂の成長を行うことを特徴とする割断加工方法。
  9. 【請求項9】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱源
    による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させつ
    つ、その熱源を割断予定線に沿って移動することにより
    材料を割断する加工方法において、材料を複数に割断す
    る場合、その割断工程には、割断後の材料形状が線対称
    となるような割断予定線に沿って割断を行う工程が含ま
    れていることを特徴とする割断加工方法。
  10. 【請求項10】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱
    源による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させ
    つつ、その熱源を割断予定線に沿って移動することによ
    り材料を割断する加工方法において、材料縁部の切落と
    し加工を行う際に、熱源を材料端面近傍の割断予定線上
    に沿って移動して試験加工を行って、この割断で生じた
    加工軌跡の上記割断予定線に対する曲がりを求め、次い
    でその加工軌跡の曲線と上記割断予定線を挟んで対向す
    る位置に沿って延びる曲線で、加工軌跡の曲線とは逆向
    きに曲がり、かつ、曲率が加工軌跡よりも小さな弓状の
    曲線上に沿って熱源を移動して割断加工を行うことを特
    徴とする割断加工方法。
  11. 【請求項11】 加工テーブルに置かれた材料を局部的
    に加熱する熱源と、この熱源と加工テーブルとを相対的
    に移動させて材料の加熱部位を変更する移動機構を備
    え、上記加工テーブル上で材料の加工始点の亀裂を上記
    局部的な加熱により発生する熱応力により所定の方向に
    誘導する加工装置において、熱源を材料端面近傍の割断
    予定線上に沿って移動した時の加工軌跡の曲がりを検出
    する検出手段と、その検出値を用いて上記割断予定線に
    対する加熱部位の座標を求め、その演算結果に基づいて
    上記移動機構の駆動を制御する制御手段を設けたことを
    特徴とする割断加工装置。
  12. 【請求項12】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱
    源による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させ
    つつ、その熱源を割断予定線に沿って移動することによ
    り材料を割断する加工方法において、上記亀裂の進展が
    割断予定線の加工終点に近づいた時点で、亀裂を誘導す
    る熱応力と熱源の移動速度を小さくすることを特徴とす
    る割断加工方法。
  13. 【請求項13】 材料の加工始点に形成した亀裂を、熱
    源による局部的な加熱で発生する熱応力により成長させ
    つつ、その熱源を割断予定線に沿って移動することによ
    り材料を割断する加工方法において、上記割断予定線上
    に沿って移動する熱源が加工終点を通過して材料から外
    れた後に、その熱源を逆向き所定距離だけ移動させ、こ
    の位置から再度加工終点に向けて移動することを特徴と
    する割断加工方法。
  14. 【請求項14】 加工テーブルに置かれた材料を局部的
    に加熱する熱源と、この熱源と加工テーブルとを相対的
    に移動させて材料の加熱部位を変更する移動機構を備
    え、上記加工テーブル上で材料の加工始点の亀裂を上記
    局部的な加熱により発生する熱応力により所定の方向に
    誘導する加工装置において、上記割断予定線上に沿って
    移動する熱源が加工終点を通過した時点で、その加工終
    点の周辺の割断状況を撮像する撮像手段と、その画像信
    号に基づいて加工終点の切残し発生の有無を判定し、こ
    の判別結果が発生有りの場合には、上記熱源が加工終点
    の通過位置から逆向きに所定距離だけ移動し、この位置
    から再度加工終点に向けて移動するように上記移動機構
    の駆動を制御する制御手段を設けたことを特徴とする割
    断加工装置。
  15. 【請求項15】 加工テーブルに置かれた材料を局部的
    に加熱する熱源と、この熱源と加工テーブルとを相対的
    に移動させて材料の加熱部位を変更する移動機構を備
    え、上記加工テーブル上で材料の加工始点の亀裂を、上
    記局部的な加熱により発生する熱応力により割断予定線
    に沿って誘導する加工装置において、上記加工テーブル
    に、上記亀裂の進展時に発生する弾性波を検出するAE
    センサを設けるとともに、そのセンサ出力に基づいて、
    上記移動機構の送り速度及び熱源の材料に対する加熱量
    を制御する制御手段を設けたことを特徴とする割断加工
    装置。
  16. 【請求項16】 加工テーブルに置かれた材料を局部的
    に加熱する熱源と、この熱源と加工テーブルとを相対的
    に移動させて材料の加熱部位を変更する移動機構を備
    え、上記加工テーブル上で材料の加工始点の亀裂を上記
    局部的な加熱により発生する熱応力により割断予定線に
    沿って誘導する加工装置において、上記亀裂の進展状況
    を撮像する撮像手段と、その画像信号に基づいて上記移
    動機構の速度及び熱源による材料の加熱量を制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする割断加工装置。
JP7153211A 1995-06-20 1995-06-20 割断加工方法及び割断加工装置 Pending JPH091370A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008142745A1 (ja) * 2007-05-10 2008-11-27 Toray Engineering Co., Ltd. レーザスクライブ装置及びレーザスクライブ方法
JPWO2012133004A1 (ja) * 2011-03-28 2014-07-28 ピコドリル エスアー 基板切断方法及び切断装置
US8811607B2 (en) 2011-06-22 2014-08-19 International Business Machines Corporation Processing context information
JP2014218428A (ja) * 2007-11-15 2014-11-20 フライベルガー・コンパウンド・マテリアルズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングFreiberger Compound Materials Gmbh 単結晶
JP2019160860A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 株式会社ディスコ チャックテーブルおよびチャックテーブルを備えた加工装置

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