JPH09136608A - エアバッグ作動センサ、事故発生検出装置及び車両用緊急通報装置 - Google Patents

エアバッグ作動センサ、事故発生検出装置及び車両用緊急通報装置

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JPH09136608A
JPH09136608A JP7298540A JP29854095A JPH09136608A JP H09136608 A JPH09136608 A JP H09136608A JP 7298540 A JP7298540 A JP 7298540A JP 29854095 A JP29854095 A JP 29854095A JP H09136608 A JPH09136608 A JP H09136608A
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airbag
vehicle
accident occurrence
signal
detection device
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Yoshiyuki Furuya
嘉之 古屋
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Yazaki Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/0027Post collision measures, e.g. notifying emergency services

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  • Alarm Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグパッド上に後付できる車両用緊急
通報装置を提供する。 【解決手段】 この発明の車両用緊急通報装置は、柔軟
な薄い素材で形成され、エアバッグパッド102 の破裂の
勢いにより容易に破断する易破断部3を有する基材5を
エアバッグパッド上に密着して取付け、基材中に易破断
部と共に容易に破断する導電体7を埋込んだエアバッグ
作動センサ1と、このエアバッグ作動センサの導電体に
接続することによって導電体に常時電流を通電して導通
状態を監視し、その通電停止時にエアバッグ作動検出信
号を無線信号として送出する事故発生検出装置2とを備
え、事故でエアバッグが作動した時に事故発生検出装置
からエアバッグ作動検出信号を出力させ、GPSから読
取った自車位置情報と共に携帯電話により、所定の連絡
先に緊急通報するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグ作動セン
サ、事故発生検出装置及び車両用緊急通報装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両事故が発生した場合に乗員が
自らの意志で所定の連絡先に通報するのでなく、事故発
生を検出して所定の連絡先に事故発生地点の情報と共に
事故発生を自動的に通報する車両用緊急通報装置とし
て、特開平4−57198号公報及び特開平6−247
233号公報に記載されたものが知られている。
【0003】これらの従来の車両用緊急通報装置は、加
速度センサやエアバッグの作動を検出すると、自車位置
読出手段で自車の地図上の位置を読出し、自動車電話に
あらかじめ登録されている電話番号をオートダイヤルし
て事故発生地点を緊急に通報するシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の車両用緊急通報装置では、事故発生を加速度セン
サやエアバッグ装置の作動信号から判断するようにして
いるので、車両メーカーでエアバッグ装置を組込む際に
この車両用緊急通報装置も一緒に組込む作業が必要とな
り、いわゆるメーカーオプションの形でしか車両に搭載
することができず、車両のユーザーが必要に応じて後付
けするということができない問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、エアバッグ装置が搭載されている車両
であればメーカーオプションとせずに、ディーラーオプ
ションにしたり、あるいはユーザー自身による後付がで
きるエアバッグ作動センサ、事故発生検出装置及び車両
用緊急通報装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエアバ
ッグ作動センサは、柔軟な薄い素材で形成され、エアバ
ッグパッドの破裂の勢いにより容易に破断する易破断部
を有する基材を前記エアバッグパッド上に密着して取付
け、前記基材中に前記易破断部の破断と共に容易に破断
する導電体を埋込んだものである。
【0007】この請求項1の発明のエアバッグ作動セン
サは、ステアリングホイールの中央部に設置されている
エアバッグユニットのエアバッグパッド上に密着して取
付けることにより、エアバッグが作動してエアバッグパ
ッドが破裂する際に基材が易破断部から破断し、これと
共に導電体も破断されるようになり、この導電体の導通
状態を適切なセンサ回路によって監視すれば、それが破
断した時にはエアバッグが作動したものとしてエアバッ
グ作動を検出することができる。
【0008】請求項2の発明の事故発生検出装置は、請
求項1のエアバッグ作動センサの導電体に接続すること
によって、当該導電体に常時電流を通電して導通状態を
監視し、その通電停止時にエアバッグ作動検出信号を出
力するエアバッグ作動検出回路と、このエアバッグ作動
検出回路がエアバッグ作動検出信号を出力する時に、事
故発生信号を無線信号として送出する無線送信回路とを
備えたものである。
【0009】この請求項2の発明の事故発生検出装置で
は、請求項1のエアバッグ作動センサをエアバッグパッ
ド上に取付けておき、そのエアバッグ作動センサの導電
体にエアバッグ作動検出回路を接続することにより、エ
アバッグが作動してエアバッグ作動検出センサの導電体
が破断すれば、エアバッグ作動検出回路がその導電体の
破断を検出してエアバッグ作動検出信号として出力し、
無線送信回路がこれを受けて事故発生信号を無線信号に
して出力する。
【0010】したがって、この事故発生検出装置を車両
に搭載して請求項1のエアバッグ作動センサと接続すれ
ば、エアバッグ作動時に事故発生信号を自動的に無線信
号として出力することができる。
【0011】請求項3の発明の車両用緊急通報装置は、
請求項1のエアバッグ作動センサと、請求項2の事故発
生検出装置と、さらに、地上の自車位置を検出する自車
位置検出装置と、前記事故発生検出装置が出力する事故
発生信号を受信して、前記自車位置検出装置が検出する
自車位置情報をあらかじめ登録された連絡先に無線通報
する無線通報装置とを備えたものである。
【0012】この請求項3の発明の車両用緊急通報装置
では、車両のエアバッグが作動すれば、エアバッグ作動
センサの導電体が破断し、事故発生検出装置がこれを検
出して事故発生信号を無線信号として出力し、無線通報
装置がこの事故発生信号を受信する。そして無線通報装
置は、事故発生信号を受信すると、自車位置検出装置が
検出する自車位置情報をあらかじめ登録された連絡先に
無線通報する。これにより、エアバッグが作動するよう
な重大事故で乗員が意識を失ったような場合でも自動的
に、かつ緊急に事故通報することができる。
【0013】そしてこの車両用緊急通報装置の場合、エ
アバッグパッド上に取付けることができるエアバッグ作
動センサと、これに接続して使用する事故発生検出装置
と、自車位置検出装置と、無線通報装置とで構成される
ため、それらの装置各々をユニット化することによっ
て、ユーザーが各装置を入手してエアバッグだけが装備
されている車両に後付の形で取付けることができる。
【0014】請求項4の発明の車両用緊急通報装置は、
自車位置検出装置としてGPSを用い、無線通報装置と
して自動車電話を用いたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1〜図4は請求項1の発明のエア
バッグ作動センサ1と請求項2の発明の事故発生検出装
置2との取付け状態及び接続状態を示している。ステア
リングホイール100の中央部にエアバッグユニット1
01が設置され、このエアバッグユニット101をカバ
ーするエアバッグパッド102上にエアバッグ作動セン
サ1と事故発生検出装置2とが一体に組合わせた形で取
付けられる。
【0016】このエアバッグ作動センサ1は、柔軟な薄
い素材で、ほぼ全幅に渡る薄肉の谷部3と山部4が多数
条交互に並ぶ凹凸表面を有するカバー部5の両端部それ
ぞれの裏面側にマジックファスナーあるいは粘着テープ
のような取着材6を取付け、またカバー部5の内部に、
谷部3と山部4との並び方向に沿ってほぼ全長にわたっ
て容易に破断する導電体7を組込んだ構造である。
【0017】このエアバッグ作動センサ1はカバー部5
をエアバッグパッド102の表面に密着させ、両端部の
取着材6によってエアバッグパッド102上に取付け
る。そしてこの取付け作業では、エアバッグユニット1
01の作動でエアバッグパッド102が薄肉の開口ライ
ン103で破断する時にカバー部5がその開口ライン1
03に対応する1つの谷部3から容易に破断するよう
に、エアバッグパッド102の開口ライン103にカバ
ー部5の表面の谷部3、山部4の流れが一致するように
して取付ける。
【0018】エアバッグ作動センサ1の一端部に事故発
生検出装置2が一体に取付けられ、導電体7と電気的な
接続がされている。この事故発生検出装置2は、図5に
示すようにケーシング8にアンテナ9とコールスイッチ
ボタン10を備えていて、ステアリングホイール100
の中央部のエアバッグユニット101の上肩に当る部分
に位置して乗員がメータを見る時に障害とならない程度
の小形のものである。この事故発生検出装置2は、その
制作に当ってはエアバッグ作動センサ1とは別体として
制作し、取付けに当ってエアバッグ作動センサ1と一体
にして取扱われる。
【0019】事故発生検出装置2は図6に示すように、
使用者が自ら操作するためのコールスイッチ10と、エ
アバッグ作動センサ1の導電体7に接続してエアバッグ
作動を検出するエアバッグ作動検出部11と、所定の周
波数の事故発生信号を無線信号にしてアンテナ9から送
出する送信部12と、これらの動作制御を行うマイクロ
コンピュータ(CPU)13から構成されている。
【0020】エアバッグ作動検出部11はエアバッグ作
動センサ1の導電体7に接続して、通常時、導電体7に
微弱な電流を流しておき、エアバッグ作動によってエア
バッグパッド102の破断と共にカバー部5が破断し、
これと共に導電体7が破断して電流の流れが中断すると
エアバッグ作動検出信号をCPU13に出力する構成で
ある。
【0021】CPU13はエアバッグ作動検出部11が
エアバッグ作動検出信号を出力する時に事故発生検出信
号の出力指令を送信部12に与え、またコールスイッチ
10が一定時間以上続けて操作された時にはコール信号
の出力指令を送信部12に与える機能を有している。そ
して送信部12は小電力又は微弱電波のキャリアに事故
発生信号とコール信号のいずれかを重畳してアンテナ9
から送出する機能を備えている。
【0022】請求項3及び請求項4の発明の車両用緊急
通報装置として、上記エアバッグ作動センサ1及び事故
発生検出装置2と共に用いられる自車位置検出装置及び
無線通報装置は、図6及び図7に示す構成であり、GP
S(Grobal Positioning System )15とPHS電話又
は携帯/自動車電話のような移動通信装置16と、GP
S15の自車位置情報を音声信号に変換して移動通信装
置16に与えるための付加機能回路17から構成されて
いる。なお、この付加機能回路17は移動通信装置16
に内蔵させることもできる。
【0023】これらのGPS15、移動通信装置16及
び付加機能回路17の機能構成について説明すると、図
7に示すように事故発生検出装置2側から送られてくる
無線信号を受信する無線信号受信部21と、この無線信
号受信部21が事故発生信号を受信した時には移動体通
信装置16の内蔵メモリに登録されている1つの連絡先
の電話番号データAを読出し、また無線信号受信部21
がコール信号を受信した時には移動体通信装置16の内
蔵メモリに登録されているコールスイッチ用の連絡先の
電話番号データBを読出すと共に、緊急連絡指令を出力
するオートダイヤル処理部22と、GPS15から周期
的に自車位置情報を取込むGPS通信部23と、このG
PS通信部23が取込んだ最新の自車位置情報、例え
ば、緯度と経度のデータ又は地図上の位置指示データを
音声データに合成する音声合成部24と、この音声合成
部24が合成した最新の自車位置情報の音声データを保
存する音声データメモリ25と、オートダイヤル処理部
22が緊急連絡指令を出力する時に音声データメモリ2
5に保存されている最新の自車位置情報の音声データを
あらかじめ用意されている事故発生メッセージデータと
合成して緊急通報メッセージを作成するメッセージ合成
部26と、通常のPHS電話若しくは携帯/自動車電話
の機能と共に、オートダイヤル処理部22により指示さ
れた緊急連絡先の電話番号データA又はBを読出してダ
イヤルし、回線接続すればオートダイヤル処理部22を
介して与えるられるメッセージ合成部26からのメッセ
ージを送信する機能を備えた携帯電話機能部27から構
成されている。なお、無線信号受信部21は移動通信装
置16側のアンテナを利用して事故発生検出装置2側か
らの無線信号をも受信する構成である。
【0024】次に、上記構成のエアバッグ作動センサ
1、事故発生検出装置2、GPS15、移動通信装置1
6及び付加機能回路17から構成される車両用緊急通報
装置の動作について、図8のフローチャートに基づいて
説明する。
【0025】<<事故発生時>>車両が衝突してエアバ
ッグが作動する時、エアバッグユニット101内のエア
バッグが急激に膨張し、その圧力でエアバッグパッド1
02が薄肉の開口ライン103の部分で破断して中から
エアバッグが飛出すことになる。このエアバッグパッド
102の破断時には、同時にエアバッグパッド102の
上に密着して取付けられているエアバッグ作動センサ1
のカバー部5がエアバッグパッド102側の開口ライン
103の位置に対応する谷部3で破断することになる。
【0026】そこでこのカバー部5内に埋込まれている
導電体7が破断し、事故発生検出装置2のエアバッグ作
動検出部11がエアバッグ作動を検出してCPU13に
検出信号を出力する(ステップS1)。CPU13はエ
アバッグ作動検出信号を受けると、送信部12に事故検
出信号を与え、送信部13は所定の周波数の無線信号に
してアンテナ9から事故発生検出信号を送出する(ステ
ップS2)。
【0027】移動通信装置16の無線信号受信部21
は、この事故発生検出信号を受信すると復調して事故発
生信号の受信をオートダイアル処理部22に知らせ、オ
ートダイアル処理部22は携帯電話機能部27の内蔵メ
モリにあらかじめ登録されている事故発生時の緊急連絡
先の電話番号Aを指定して発呼指令を与えると共に、メ
ッセージ合成部26に対して緊急連絡メッセージの合成
を指示する(ステップS3)。
【0028】メッセージ合成部26は、このメッセージ
合成指令を受取ると、音声データメモリ25に逐次登録
されている最新の自車位置情報の音声データを取出し、
あらかじめ登録されている自車識別メッセージ及び事故
発生のメッセージと合成し、緊急連絡メッセージとして
オートダイアル処理部22に与える。
【0029】そこでオートダイアル処理部22は、携帯
電話機能部27に発呼させた緊急連絡先に回線が接続さ
れたことを確認すると、緊急連絡メッセージを携帯電話
機能部27に与えて無線送信させる(ステップS4)。
【0030】これによって、重大事故が発生してエアバ
ッグが作動した場合には、乗員が衝撃で意識を失っても
装置側で自動的に事故発生位置と共に事故発生を緊急連
絡先に通報することができることになる。
【0031】<<コールスイッチ操作時>>エアバッグ
が作動しないまでも、何らかの理由で所定の緊急連絡先
と連絡を取る必要が生じることもある。そのような場合
には、事故発生検出装置2に設けられているコールスイ
ッチ10を一定時間以上、例えば5秒以上押し続ける操
作をす。この一定時間以上継続して押す必要があるの
は、誤動作を避けるためである。これによってCPU1
3はコール信号の送信指令を送信部12に与え、送信部
12はコール発生を示す無線信号をアンテナ9から送出
する(ステップS5,S6)。
【0032】移動通信装置16の無線信号受信部21
は、このコール発生信号を受信すると復調してコール発
生信号の受信をオートダイアル処理部22に知らせ、オ
ートダイアル処理部22は携帯電話機能部27の内蔵メ
モリにあらかじめ登録されているコール発生時の緊急連
絡先の電話番号Bを指定して発呼指令を与えると共に、
メッセージ合成部26に対して緊急連絡メッセージの合
成を指示する(ステップS7)。
【0033】メッセージ合成部26は、このメッセージ
合成指令を受取ると、音声データメモリ25に逐次登録
されている最新の自車位置情報の音声データを取出し、
あらかじめ登録されている自車識別メッセージ及び緊急
連絡の必要を表すメッセージと合成し、緊急連絡メッセ
ージとしてオートダイアル処理部22に与える。
【0034】そこでオートダイアル処理部22は、携帯
電話機能部27に発呼させた緊急連絡先に回線が接続さ
れたことを確認すると、緊急連絡メッセージを携帯電話
機能部27に与えて無線送信させる(ステップS8)。
【0035】これによって、乗員が緊急連絡を行おうと
してコールスイッチ10を押すことにより、自動的に緊
急連絡先と回線接続して緊急連絡メッセージを通報する
と共に携帯電話機能部27で相互に通話することもでき
るようになる。
【0036】なお、上記の実施の形態においてはエアバ
ッグ作動センサ1のカバー部5を柔軟な素材で形成した
ことによって、図9に示すようにエアバッグパッド10
2の形状が凸形であっても凹形であっても容易にその形
状に合わせて取付けることができる。
【0037】また上記の実施の形態では音声信号を合成
して緊急通報するようにしたが、これに代えてデータ通
信信号にして緊急通報し、携帯/自動車電話の受信側で
自動的にコンピュータディスプレイ上にグラフィック表
示されている監視画面の地図上の該当する地点に自動的
に表示させる構成とすることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この請求項1の発明のエ
アバッグ作動センサによれば、ステアリングホイールの
中央部に設置されているエアバッグユニットのエアバッ
グパッド上に密着して取付けることにより、エアバッグ
が作動してエアバッグパッドが破裂する際に基材が易破
断部から破断し、これと共に導電体も破断されるように
なり、この導電体の導通状態を適切なセンサ回路によっ
て監視すれば、それが破断した時にはエアバッグが作動
したものとしてエアバッグ作動を検出することができ、
このような構成であるためにエアバッグ装備の車両に後
付することができ、単独の製品として製造販売して一般
自動車ユーザに提供することができる。
【0039】請求項2の発明の事故発生検出装置では、
請求項1のエアバッグ作動センサをエアバッグパッド上
に取付けておき、そのエアバッグ作動センサの導電体に
エアバッグ作動検出回路を接続することにより、エアバ
ッグ作動時に事故発生信号を自動的に無線信号として出
力することができ、このような構成であるためにエアバ
ッグ装備の車両に請求項1のエアバッグ作動センサと共
に後付することができ、単独の製品として製造販売して
一般自動車ユーザに提供することができる。
【0040】請求項3及び請求項4の発明の車両用緊急
通報装置では、請求項1のエアバッグ作動センサと、請
求項2の事故発生検出装置と、さらに、地上の自車位置
を検出する自車位置検出装置と、前記事故発生検出装置
が出力する事故発生信号を受信して、前記自車位置検出
装置が検出する自車位置情報をあらかじめ登録された連
絡先に無線通報する無線通報装置とを備えたものである
ので、車両のエアバッグが作動すればエアバッグ作動セ
ンサの導電体が破断し、事故発生検出装置がこれを検出
して事故発生信号を無線信号として出力し、無線通報装
置がこの事故発生信号を受信すれば自車位置検出装置の
検出する自車位置情報をあらかじめ登録された連絡先に
無線通報することができ、エアバッグが作動するような
重大事故で乗員が意識を失ったような場合でも自動的
に、かつ緊急に事故通報することができる。
【0041】そしてこの車両用緊急通報装置はエアバッ
グパッド上に取付けることができるエアバッグ作動セン
サと、これに接続して使用する事故発生検出装置と、自
車位置検出装置と、無線通報装置とで構成されるため、
それらの装置各々をユニット化することによって、ユー
ザーが各装置を入手してエアバッグだけが装備されてい
る車両に対して後付の形で取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の車両用緊急通報装
置で用いられるエアバッグ作動センサと事故発生検出装
置の車両に対する取付け状態を示す斜視図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】図1におけるIII 矢視図。
【図4】上記の実施の形態の車両用緊急通報装置で用い
られるエアバッグ作動センサの動作説明図。
【図5】図3におけるV矢視図。
【図6】上記の実施の形態の車両用緊急通報装置で用い
られる事故発生検出装置、GPS、移動通信装置及び付
加機能回路のブロック図。
【図7】上記の事故発生検出装置、GPS、移動通信装
置及び付加機能回路の機能ブロック図。
【図8】上記の実施の形態の車両用緊急通報装置のエア
バッグ作動検出時の動作のフローチャート。
【図9】エアバッグ作動センサのカバー部の取付状態を
示す図。
【符号の説明】
1 エアバッグ作動センサ 2 事故発生検出装置 3 谷部 4 山部 5 カバー部 6 取着材 7 導電体 8 ケーシング 9 アンテナ 10 コールスイッチ 11 エアバッグ作動検出部 12 送信部 13 マイクロコンピュータ 15 GPS 16 移動通信装置 17 付加機能部 21 無線信号受信部 22 オートダイアル処理部 23 GPS通信部 24 音声合成部 25 音声データメモリ 26 メッセージ合成部 27 携帯電話機能部 100 ステアリングホイール 101 エアバッグユニット 102 エアバッグパッド 103 開口ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な薄い素材で形成され、エアバッグ
    パッドの破裂の勢いにより容易に破断する易破断部を有
    する基材を前記エアバッグパッド上に密着して取付け、 前記基材中に前記易破断部の破断と共に容易に破断する
    導電体を埋込んで成るエアバッグ作動センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエアバッグ作動センサの
    前記導電体に接続することによって、当該導電体に常時
    電流を通電して導通状態を監視し、その通電停止時にエ
    アバッグ作動検出信号を出力するエアバッグ作動検出回
    路と、 前記エアバッグ作動検出回路がエアバッグ作動検出信号
    を出力する時に、事故発生信号を無線信号として送出す
    る無線送信回路とを備えて成る事故発生検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエアバッグ作動センサ
    と、 請求項2記載の事故発生検出装置と、 地上の自車位置を検出する自車位置検出装置と、 前記事故発生検出装置が出力する事故発生信号を受信し
    て、前記自車位置検出装置が検出する自車位置情報をあ
    らかじめ登録された連絡先に無線通報する無線通報装置
    とを備えて成る車両用緊急通報装置。
  4. 【請求項4】 前記自車位置検出装置としてGPSを用
    い、前記無線通報装置としてPHS電話又は携帯/自動
    車電話を用いたことを特徴とする請求項3記載の車両用
    緊急通報装置。
JP7298540A 1995-11-16 1995-11-16 エアバッグ作動センサ、事故発生検出装置及び車両用緊急通報装置 Pending JPH09136608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1117557A2 (en) * 1998-09-23 2001-07-25 Richard W. Levine Vehicle safety system and method of operation of same
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