JPH09134533A - 対物レンズ支持装置 - Google Patents
対物レンズ支持装置Info
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- JPH09134533A JPH09134533A JP28832595A JP28832595A JPH09134533A JP H09134533 A JPH09134533 A JP H09134533A JP 28832595 A JP28832595 A JP 28832595A JP 28832595 A JP28832595 A JP 28832595A JP H09134533 A JPH09134533 A JP H09134533A
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- boss
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホルダーへのトラッキングコイルの取付を容
易、かつ、組立時のばらつきが少ない安定した品質を持
った対物レンズ支持装置を得る。 【解決手段】 対物レンズ１を有したホルダー２は、ホ
ルダー２の側壁面２ｂの外方に位置したＰ板９に設けら
れたワイヤ１０に弾性支持される。対向した一対の側壁
面２ｂの外側方には所定の空間を介して位置する磁石
４，５がベース６のヨーク７，８にそれぞれ固定されて
いる。各所定の空間の位置には各側壁面２ｂごとボス１
５を一対ごとに形成し、各ボス１５の側筒面にはボスの
突出方向に直交する案内溝１６が形成されている。その
案内溝１６に沿って線材を巻き付けることにより各ボス
１５にトラッキングコイルを形成する際には、その線材
は切断せずに隣りのボス１５に順次巻き付けられて電気
的に直列なものとし、線材の両先端は側壁面２ｃの中継
Ｐ板１１ｂに半田付けする。
易、かつ、組立時のばらつきが少ない安定した品質を持
った対物レンズ支持装置を得る。 【解決手段】 対物レンズ１を有したホルダー２は、ホ
ルダー２の側壁面２ｂの外方に位置したＰ板９に設けら
れたワイヤ１０に弾性支持される。対向した一対の側壁
面２ｂの外側方には所定の空間を介して位置する磁石
４，５がベース６のヨーク７，８にそれぞれ固定されて
いる。各所定の空間の位置には各側壁面２ｂごとボス１
５を一対ごとに形成し、各ボス１５の側筒面にはボスの
突出方向に直交する案内溝１６が形成されている。その
案内溝１６に沿って線材を巻き付けることにより各ボス
１５にトラッキングコイルを形成する際には、その線材
は切断せずに隣りのボス１５に順次巻き付けられて電気
的に直列なものとし、線材の両先端は側壁面２ｃの中継
Ｐ板１１ｂに半田付けする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式記録媒体に対
物レンズを介して光ビームを集光照射し、情報を光学的
に記録再生する光学式情報記録再生装置に用いられる対
物レンズ支持装置に関するものである。特に、トラッキ
ングコイルの取付け構造に特徴があるものである。
物レンズを介して光ビームを集光照射し、情報を光学的
に記録再生する光学式情報記録再生装置に用いられる対
物レンズ支持装置に関するものである。特に、トラッキ
ングコイルの取付け構造に特徴があるものである。
【０００２】
【従来の技術】対物レンズ支持装置は、情報を正確に記
録再生するためには、対物レンズより集光された光ビー
ムを記録媒体のトラックに正確に追従させる必要がある
ので、対物レンズを光軸方向のフォーカシング方向と、
光軸方向と直交するトラッキング方向とにスムーズに移
動できるよう支持されている。
録再生するためには、対物レンズより集光された光ビー
ムを記録媒体のトラックに正確に追従させる必要がある
ので、対物レンズを光軸方向のフォーカシング方向と、
光軸方向と直交するトラッキング方向とにスムーズに移
動できるよう支持されている。
【０００３】この移動は、対物レンズ支持装置の動作に
よって行うものであり、従来の対物レンズ支持装置とし
ては、例えば、図４に示す特許公開昭５９−２２１８３
９号に開示された内容のごとく、記録媒体の記録面に対
して光軸を垂直に配する対物レンズ２１を有したホルダ
ー２２をベース２３に固定された固定具としてのプリン
ト配線基板（以下、Ｐ板と言う）２４に一端が固定され
た４本の弾性変形可能な金属線材料等からなるワイヤ２
５によって支持することにより、対物レンズ２１はフォ
ーカシングとトラッキング方向に移動可能に弾性支持さ
れている。
よって行うものであり、従来の対物レンズ支持装置とし
ては、例えば、図４に示す特許公開昭５９−２２１８３
９号に開示された内容のごとく、記録媒体の記録面に対
して光軸を垂直に配する対物レンズ２１を有したホルダ
ー２２をベース２３に固定された固定具としてのプリン
ト配線基板（以下、Ｐ板と言う）２４に一端が固定され
た４本の弾性変形可能な金属線材料等からなるワイヤ２
５によって支持することにより、対物レンズ２１はフォ
ーカシングとトラッキング方向に移動可能に弾性支持さ
れている。
【０００４】フォーカシングコイル２６は光軸に平行な
ホルダー２２の各側面に沿って線材が巻かれており、フ
ォーカシングコイルの巻き始めと終わりの線端はホルダ
ーに設けられた中継Ｐ板（図示せず）にそれぞれ半田付
けされている。又、４個のトラッキングコイル２７はホ
ルダー２２の側面に接着剤にて固定され、４個のトラッ
キングコイル２７の線端もそれぞれ中継Ｐ板に半田付け
されている。そして、その中継Ｐ板はワイヤ２５を介し
てＰ板２４に電気的に接続されている。
ホルダー２２の各側面に沿って線材が巻かれており、フ
ォーカシングコイルの巻き始めと終わりの線端はホルダ
ーに設けられた中継Ｐ板（図示せず）にそれぞれ半田付
けされている。又、４個のトラッキングコイル２７はホ
ルダー２２の側面に接着剤にて固定され、４個のトラッ
キングコイル２７の線端もそれぞれ中継Ｐ板に半田付け
されている。そして、その中継Ｐ板はワイヤ２５を介し
てＰ板２４に電気的に接続されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、４個のトラッキングコイル２７をホルダ
ー２２に接着剤にて固定する必要があるため、取付け時
にトラッキングコイル２７の取付け位置や取り付け角度
等の誤差が生じることとなり、品質の安定性に問題がっ
た。さらに、４個のトラッキングコイル２７の線端取付
等の線処理を自動化するには、前記誤差やトラッキング
コイル２７の線端の位置が定まらない等により困難なも
のであった。又、手作業においても、細い線材を取扱う
ので作業時に線材を破損しないように多大な注意を払わ
ねばならなかった。
来の構成では、４個のトラッキングコイル２７をホルダ
ー２２に接着剤にて固定する必要があるため、取付け時
にトラッキングコイル２７の取付け位置や取り付け角度
等の誤差が生じることとなり、品質の安定性に問題がっ
た。さらに、４個のトラッキングコイル２７の線端取付
等の線処理を自動化するには、前記誤差やトラッキング
コイル２７の線端の位置が定まらない等により困難なも
のであった。又、手作業においても、細い線材を取扱う
ので作業時に線材を破損しないように多大な注意を払わ
ねばならなかった。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決するために提
案されたもので、生産し易く、かつ、生産時における組
立ばらつきの少ない安定した品質を持った対物レンズ支
持装置を提供するものである。
案されたもので、生産し易く、かつ、生産時における組
立ばらつきの少ない安定した品質を持った対物レンズ支
持装置を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の対物レンズ支持装置は、ホルダーの対物レンズ
を光軸方向に対して垂直方向に移動させる駆動手段を、
前記ホルダーの対向する一対の側壁のそれぞれの外側方
に所定の空間を有して対向するようにそれぞれ配置され
た磁石と、その各磁石の外側方にそれぞれ位置して隣接
する前記側壁に対向するように配置されたベースにそれ
ぞれ立設されたヨークと、前記各所定の空間内にそれぞ
れ位置して前記磁石方向に突出するように前記各側壁に
それぞれ形成された一対のボスと、その各ボスの側筒面
に形成された前記突出方向に対して直交する方向に延び
る案内溝と、その案内溝の案内によって前記前記突出方
向に対して直交するように前記ボスに巻き付けられたト
ラックキングコイルとにより構成したものである。
本発明の対物レンズ支持装置は、ホルダーの対物レンズ
を光軸方向に対して垂直方向に移動させる駆動手段を、
前記ホルダーの対向する一対の側壁のそれぞれの外側方
に所定の空間を有して対向するようにそれぞれ配置され
た磁石と、その各磁石の外側方にそれぞれ位置して隣接
する前記側壁に対向するように配置されたベースにそれ
ぞれ立設されたヨークと、前記各所定の空間内にそれぞ
れ位置して前記磁石方向に突出するように前記各側壁に
それぞれ形成された一対のボスと、その各ボスの側筒面
に形成された前記突出方向に対して直交する方向に延び
る案内溝と、その案内溝の案内によって前記前記突出方
向に対して直交するように前記ボスに巻き付けられたト
ラックキングコイルとにより構成したものである。
【０００８】本発明によれば、トラッキングコイルの形
成及び取付けは、線材をホルダーのボスの案内溝に沿っ
て直接巻き付けられることにより行われるので、トラッ
キングコイルの接着作業の省略と取付け作業効率がよく
なるとともに、組立時のばらつきの少ない品質の安定し
た対物レンズ支持装置が得られる。又、線材の巻き付け
が終了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中
継Ｐ板等に半田付け作業が行えるので、作業効率がさら
に良くなるとともに、自動化が行い易くなる。
成及び取付けは、線材をホルダーのボスの案内溝に沿っ
て直接巻き付けられることにより行われるので、トラッ
キングコイルの接着作業の省略と取付け作業効率がよく
なるとともに、組立時のばらつきの少ない品質の安定し
た対物レンズ支持装置が得られる。又、線材の巻き付け
が終了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中
継Ｐ板等に半田付け作業が行えるので、作業効率がさら
に良くなるとともに、自動化が行い易くなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、光軸を垂直方向に配した対物レンズを有し、一外側
方に位置した固定具に移動可能に支持されたホルダー
と、前記固定具を固定するように前記ホルダーの下方に
隙間空間を有して配設されたベースと、前記固定具に対
して前記ホルダーを前記光軸方向に変位させる第１の駆
動手段と、前記固定具に対して前記ホルダーを前記光軸
と直交する方向に変位させる第２の駆動手段とを有する
対物レンズ駆動装置において、前記第２の駆動手段を、
前記ホルダーの対向する一対の側壁のそれぞれの外側方
に所定の空間を有して対向するようにそれぞれ配置され
た磁石と、その各磁石の外側方にそれぞれ位置して隣接
する前記側壁に対向するように配置された前記ベースに
それぞれ立設されたヨークと、前記各所定の空間内にそ
れぞれ位置して前記磁石方向に突出するように前記各側
壁にそれぞれ形成された一対のボスと、その各ボスの立
上がり壁面に形成された前記突出方向に対して直交する
方向に延びる案内溝と、その案内溝の案内によって前記
前記突出方向に対して直交するように前記ボスに巻き付
けられたトラックキングコイルとにより構成したもので
あり、線材をホルダーのボスの案内溝に沿って直接巻き
付けられることによりトラッキングコイルの形成及び取
付けが行うことができるとともに、線材の巻き付けが終
了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中継Ｐ
板等に半田付け作業が行えるので、自動化が可能とな
る。
は、光軸を垂直方向に配した対物レンズを有し、一外側
方に位置した固定具に移動可能に支持されたホルダー
と、前記固定具を固定するように前記ホルダーの下方に
隙間空間を有して配設されたベースと、前記固定具に対
して前記ホルダーを前記光軸方向に変位させる第１の駆
動手段と、前記固定具に対して前記ホルダーを前記光軸
と直交する方向に変位させる第２の駆動手段とを有する
対物レンズ駆動装置において、前記第２の駆動手段を、
前記ホルダーの対向する一対の側壁のそれぞれの外側方
に所定の空間を有して対向するようにそれぞれ配置され
た磁石と、その各磁石の外側方にそれぞれ位置して隣接
する前記側壁に対向するように配置された前記ベースに
それぞれ立設されたヨークと、前記各所定の空間内にそ
れぞれ位置して前記磁石方向に突出するように前記各側
壁にそれぞれ形成された一対のボスと、その各ボスの立
上がり壁面に形成された前記突出方向に対して直交する
方向に延びる案内溝と、その案内溝の案内によって前記
前記突出方向に対して直交するように前記ボスに巻き付
けられたトラックキングコイルとにより構成したもので
あり、線材をホルダーのボスの案内溝に沿って直接巻き
付けられることによりトラッキングコイルの形成及び取
付けが行うことができるとともに、線材の巻き付けが終
了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中継Ｐ
板等に半田付け作業が行えるので、自動化が可能とな
る。
【００１０】（実施の形態１）以下に、本発明の請求項
１に記載された発明の実施の形態における対物レンズ支
持装置について、図面を参照しながら説明する。図１は
本発明の実施の形態１における対物レンズ支持装置の斜
視図、図２は図１を対物レンズの光軸に対して直交方向
に切断された同対物レンズ支持装置の断面斜視図、図３
は同対物レンズ支持装置に使用されるホルダーを示す一
部切欠斜視図ある。
１に記載された発明の実施の形態における対物レンズ支
持装置について、図面を参照しながら説明する。図１は
本発明の実施の形態１における対物レンズ支持装置の斜
視図、図２は図１を対物レンズの光軸に対して直交方向
に切断された同対物レンズ支持装置の断面斜視図、図３
は同対物レンズ支持装置に使用されるホルダーを示す一
部切欠斜視図ある。
【００１１】１は磁気媒体の記録面に対し垂直に光軸を
配した対物レンズであり、その対物レンズ１は磁気媒体
の記録面に対向するホルダー２の互いに対向した一対の
水平壁面２ａ間を貫通するように形成された貫通孔３内
に接着剤等によって固定されている。
配した対物レンズであり、その対物レンズ１は磁気媒体
の記録面に対向するホルダー２の互いに対向した一対の
水平壁面２ａ間を貫通するように形成された貫通孔３内
に接着剤等によって固定されている。
【００１２】ホルダー２の対向する一対の側壁面２ｂの
それぞれの外側方には、ホルダー２を介して互いに対向
し、かつ、側壁面２ｂとの間に所定の空間を有した磁石
４，５がそれぞれ配置されている。尚、この磁石４，５
は互いに対向して向かい合う面を同極にしている。
それぞれの外側方には、ホルダー２を介して互いに対向
し、かつ、側壁面２ｂとの間に所定の空間を有した磁石
４，５がそれぞれ配置されている。尚、この磁石４，５
は互いに対向して向かい合う面を同極にしている。
【００１３】６はホルダー２の下方には隙間空間を介し
て位置するように配設され、かつ、対物レンズ１に対向
する位置に孔が形成された磁性材よりなる板形状のベー
スであり、そのベース６の磁石４，５を結ぶ線上には、
磁石４に対向するようにその外側方に位置するヨーク７
と、磁石５に対向するようにその外側方に位置するヨー
ク８がそれぞれ立設されている。
て位置するように配設され、かつ、対物レンズ１に対向
する位置に孔が形成された磁性材よりなる板形状のベー
スであり、そのベース６の磁石４，５を結ぶ線上には、
磁石４に対向するようにその外側方に位置するヨーク７
と、磁石５に対向するようにその外側方に位置するヨー
ク８がそれぞれ立設されている。
【００１４】そして、この各ヨーク７，８には接着剤等
により隣接する磁石４，５がそれぞれ固定されていると
ともに、ヨーク８にはベース６に固定されるべきＰ板９
がビス等（図示せず）により固定されている。このＰ板
９にはフォーカシング制御あるいはトラッキング制御を
行うための制御信号を印加するためのリード線９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄがそれぞれ電気的に接続されている。
により隣接する磁石４，５がそれぞれ固定されていると
ともに、ヨーク８にはベース６に固定されるべきＰ板９
がビス等（図示せず）により固定されている。このＰ板
９にはフォーカシング制御あるいはトラッキング制御を
行うための制御信号を印加するためのリード線９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄがそれぞれ電気的に接続されている。
【００１５】１０は互いに対向するように配置された４
本の弾性変形可能な金属線材料等からなるワイヤであ
り、そのワイヤー１０の一端はＰ板９に電気的に接続さ
れた状態で固定され、他端は側壁面２ｂと直交するよう
に位置したホルダー２の一対の側壁面２ｃにそれぞれ固
定された中継Ｐ板１１ａ，１１ｂに２本づつ電気的に接
続された状態で固定されている。
本の弾性変形可能な金属線材料等からなるワイヤであ
り、そのワイヤー１０の一端はＰ板９に電気的に接続さ
れた状態で固定され、他端は側壁面２ｂと直交するよう
に位置したホルダー２の一対の側壁面２ｃにそれぞれ固
定された中継Ｐ板１１ａ，１１ｂに２本づつ電気的に接
続された状態で固定されている。
【００１６】この結果、固定具としてのＰ板９に一端が
固定された各ワイヤ１０に支持されたホルダー２は、対
物レンズ１をその光軸方向に移動させるフォーカシング
制御と、光軸に対して直交する方向に移動させるトラッ
キング方制御とができるように移動可能に弾性支持され
るとともに、Ｐ板９と中継Ｐ板１１とは電気的に接続さ
れることとなる。そして、各ワイヤ１０のＰ板９側の一
端にはそれぞれリード線９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄがそれ
ぞれ電気的に接続されている。
固定された各ワイヤ１０に支持されたホルダー２は、対
物レンズ１をその光軸方向に移動させるフォーカシング
制御と、光軸に対して直交する方向に移動させるトラッ
キング方制御とができるように移動可能に弾性支持され
るとともに、Ｐ板９と中継Ｐ板１１とは電気的に接続さ
れることとなる。そして、各ワイヤ１０のＰ板９側の一
端にはそれぞれリード線９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄがそれ
ぞれ電気的に接続されている。
【００１７】１２，１３は対物レンズ１を介して対向
し、かつ、各磁石４，５にそれぞれ対向するようにベー
ス６に立設された一対の対向ヨークであり、その各対向
ヨーク１２，１３は対物レンズと側壁面４ｂとの間に位
置するホルダー２の部分にそれぞれ形成された孔あるい
は切欠き形状等からなる対向ヨーク配置用空間１４に配
置されることにより、フォーカシング制御やトラッキン
グ制御の性能を向上させている。
し、かつ、各磁石４，５にそれぞれ対向するようにベー
ス６に立設された一対の対向ヨークであり、その各対向
ヨーク１２，１３は対物レンズと側壁面４ｂとの間に位
置するホルダー２の部分にそれぞれ形成された孔あるい
は切欠き形状等からなる対向ヨーク配置用空間１４に配
置されることにより、フォーカシング制御やトラッキン
グ制御の性能を向上させている。
【００１８】１５は図３に示すように磁石４，５にそれ
ぞれ平行に対向した一対の側壁面２ｂにそれぞれ突出す
るように一対づつ形成されたボスであり、その各ボス１
５の側筒面１５ａにおけるボス１５の先端側には突出方
向に直交する方向に延びる案内溝１６が形成されてい
る。
ぞれ平行に対向した一対の側壁面２ｂにそれぞれ突出す
るように一対づつ形成されたボスであり、その各ボス１
５の側筒面１５ａにおけるボス１５の先端側には突出方
向に直交する方向に延びる案内溝１６が形成されてい
る。
【００１９】さらに、各ボス１５は、その先端中央部か
ら根元の側壁面２ｂの位置まで達する深さを有し、か
つ、光軸対して直交する方向に延びる分割溝１７が形成
されることにより、光軸方向に分割されたものとなって
いる。本実施の形態１においては、分割溝１７は、さら
に、その深さを側壁面２ｂに凹部を形成まで深くすると
ともに、その凹部を光軸対して直交する方向に延ばすこ
とにより、側壁面２ｂ，２ｃに連続する凹溝２０を形成
するようにしたものである。この場合には、その凹溝２
０に沿ってフォーカシングコイル１８を巻き付けるの
で、フォーカシングコイル１８の位置が自然に定まるよ
うになる。
ら根元の側壁面２ｂの位置まで達する深さを有し、か
つ、光軸対して直交する方向に延びる分割溝１７が形成
されることにより、光軸方向に分割されたものとなって
いる。本実施の形態１においては、分割溝１７は、さら
に、その深さを側壁面２ｂに凹部を形成まで深くすると
ともに、その凹部を光軸対して直交する方向に延ばすこ
とにより、側壁面２ｂ，２ｃに連続する凹溝２０を形成
するようにしたものである。この場合には、その凹溝２
０に沿ってフォーカシングコイル１８を巻き付けるの
で、フォーカシングコイル１８の位置が自然に定まるよ
うになる。
【００２０】以上のように構成された半製品に、フォー
カシングコイル１８の線材とトラッキンクコイル１９の
線材を巻き付ける手順を説明すると、先ず、フォーカシ
ングコイル１８の線材を光軸に対して直交するように分
割溝１７と凹溝２０とに位置せしめながら側壁面２ｂ，
２ｃ上に直接巻き付ける。このとき、分割溝１７は前記
線材の案内として利用されるとともに、フォーカシング
コイル１８の位置を規制する位置決めとして利用され
る。
カシングコイル１８の線材とトラッキンクコイル１９の
線材を巻き付ける手順を説明すると、先ず、フォーカシ
ングコイル１８の線材を光軸に対して直交するように分
割溝１７と凹溝２０とに位置せしめながら側壁面２ｂ，
２ｃ上に直接巻き付ける。このとき、分割溝１７は前記
線材の案内として利用されるとともに、フォーカシング
コイル１８の位置を規制する位置決めとして利用され
る。
【００２１】そして、巻き付けが終了したフォーカシン
グコイル１８の両線端は、一方の側壁面２ｃに取付られ
た中継Ｐ板１１ａに半田付けされてリード線９ｃ，９ｄ
にそれぞれ電気的に接続される。
グコイル１８の両線端は、一方の側壁面２ｃに取付られ
た中継Ｐ板１１ａに半田付けされてリード線９ｃ，９ｄ
にそれぞれ電気的に接続される。
【００２２】次に、案内溝１６にトラッキングコイル１
９の線材を位置せしめながらボス１５の突出方向に対し
て直交するするようにボス１５の側筒面１５ａに直接巻
き付ける、このとき、この案内溝１６は前記線材の案内
として利用されるとともに、トラッキングコイル１９の
位置を規制する位置決めとして利用される。この巻き付
け作業の位置は、線材が電気的に接続された状態で、順
次隣のボス１５、あるいは、もう一方の側壁面２ｂに形
成されたボス１５に移動していく。
９の線材を位置せしめながらボス１５の突出方向に対し
て直交するするようにボス１５の側筒面１５ａに直接巻
き付ける、このとき、この案内溝１６は前記線材の案内
として利用されるとともに、トラッキングコイル１９の
位置を規制する位置決めとして利用される。この巻き付
け作業の位置は、線材が電気的に接続された状態で、順
次隣のボス１５、あるいは、もう一方の側壁面２ｂに形
成されたボス１５に移動していく。
【００２３】そして、トラッキングコイル１９の両線端
もフォーカシングコイル１８の先端と同様に中継Ｐ板１
１ｂに半田付けされてリード線９ａ，９ｂにそれぞれ電
気的に接続される。
もフォーカシングコイル１８の先端と同様に中継Ｐ板１
１ｂに半田付けされてリード線９ａ，９ｂにそれぞれ電
気的に接続される。
【００２４】したがって、各ボスに直接巻き付けられて
それぞれ形成されたトラッキングコイル１９は接着作業
を省略できることとなって作業効率がよくなるととも
に、組立時のばらつきの少ない品質の安定した対物レン
ズ支持装置が得られる。又、トラッキングコイル用の線
材の巻き付けが終了しても、トラッキングコイルの線端
を中継Ｐ板１１ｂに半田付けする作業が連続して行える
ので、作業効率がさらに良くなるとともに、自動化が行
い易くなる。このことは、フォーカシングコイル１８の
形成においても同様であると言える。
それぞれ形成されたトラッキングコイル１９は接着作業
を省略できることとなって作業効率がよくなるととも
に、組立時のばらつきの少ない品質の安定した対物レン
ズ支持装置が得られる。又、トラッキングコイル用の線
材の巻き付けが終了しても、トラッキングコイルの線端
を中継Ｐ板１１ｂに半田付けする作業が連続して行える
ので、作業効率がさらに良くなるとともに、自動化が行
い易くなる。このことは、フォーカシングコイル１８の
形成においても同様であると言える。
【００２５】尚、本実施の形態1においては、ボス１５
の側筒面１５ａに形成される案内溝１６をボス１５の先
端側に配置し、そして、ボス１５の先端中央部に形成さ
れた分割溝１７の深さを側壁面２ｂまで達する深さにす
ることにより、フォーカシングコイル１８の外方にトラ
ッキングコイル１９が配設されるようにしたが、ボス１
５の側筒面１５ａに形成される案内溝１６をボス１５の
根本側に配置し、そして、ボス１５の先端中央部に形成
された分割溝１７の深さをボス１５の先端側に配置する
ようにすれば、トラッキングコイル１９の外方にフォー
カシングコイル１８を配設することができるものであ
り、この場合においても、同様な効果を得ることが出来
る。
の側筒面１５ａに形成される案内溝１６をボス１５の先
端側に配置し、そして、ボス１５の先端中央部に形成さ
れた分割溝１７の深さを側壁面２ｂまで達する深さにす
ることにより、フォーカシングコイル１８の外方にトラ
ッキングコイル１９が配設されるようにしたが、ボス１
５の側筒面１５ａに形成される案内溝１６をボス１５の
根本側に配置し、そして、ボス１５の先端中央部に形成
された分割溝１７の深さをボス１５の先端側に配置する
ようにすれば、トラッキングコイル１９の外方にフォー
カシングコイル１８を配設することができるものであ
り、この場合においても、同様な効果を得ることが出来
る。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トラッキ
ングコイルの形成は、線材をホルダーのボスに直接巻き
付けることにより行われるので、トラッキングコイルの
接着作業を省略することとなり作業効率がよくなるとと
もに、組立時のばらつきの少ない品質の安定した対物レ
ンズ支持装置が得られる。又、コイル用線材の巻き付け
が終了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中
継Ｐ板等に半田付け作業が行えるので、作業効率がさら
に良くなるとともに、自動化が行い易くなる。
ングコイルの形成は、線材をホルダーのボスに直接巻き
付けることにより行われるので、トラッキングコイルの
接着作業を省略することとなり作業効率がよくなるとと
もに、組立時のばらつきの少ない品質の安定した対物レ
ンズ支持装置が得られる。又、コイル用線材の巻き付け
が終了しても、連続してトラッキングコイルの線端を中
継Ｐ板等に半田付け作業が行えるので、作業効率がさら
に良くなるとともに、自動化が行い易くなる。
【図１】本発明の実施の形態１における対物レンズ支持
装置の斜視図
装置の斜視図
【図２】図１を対物レンズの光軸に対して直交方向に切
断した同対物レンズ支持装置の断面斜視図
断した同対物レンズ支持装置の断面斜視図
【図３】同対物レンズ支持装置に使用されるホルダーを
示す一部切欠斜視図
示す一部切欠斜視図
【図４】従来の対物レンズ支持装置の斜視図
１ 対物レンズ ２ ホルダー ２ａ 水平壁面 ２ｂ 側壁面 ２ｃ 側壁面 ３ 貫通孔 ４ 磁石 ５ 磁石 ６ ベース ７ ヨーク ８ ヨーク ９ Ｐ板 １０ ワイヤ １１ａ 中継Ｐ板 １１ｂ 中継Ｐ板 １２ 対向ヨーク １３ 対向ヨーク １４ 対向ヨーク配置用空間 １５ ボス １６ 案内溝 １７ 分割溝１７ １８ フォーカシングコイル １９ トラッキングコイル ２０ 凹溝
Claims (1)
- 【請求項１】光軸を垂直方向に配した対物レンズを有
し、一外側方に位置した固定具に移動可能に支持された
ホルダーと、前記固定具を固定するように前記ホルダー
の下方に隙間空間を有して配設されたベースと、前記固
定具に対して前記ホルダーを前記光軸方向に変位させる
第１の駆動手段と、前記固定具に対して前記ホルダーを
前記光軸と直交する方向に変位させる第２の駆動手段と
を有する対物レンズ支持装置において、前記第２の駆動
手段を、前記ホルダーの対向する一対の側壁のそれぞれ
の外側方に所定の空間を有して対向するようにそれぞれ
配置された磁石と、その各磁石の外側方にそれぞれ位置
して隣接する前記側壁に対向するように配置された前記
ベースにそれぞれ立設されたヨークと、前記各所定の空
間内にそれぞれ位置して前記磁石方向に突出するように
前記各側壁にそれぞれ形成された一対のボスと、その各
ボスの立上がり壁面に形成された前記突出方向に対して
直交する方向に延びる案内溝と、その案内溝の案内によ
って前記前記突出方向に対して直交するように前記ボス
に巻き付けられたトラックキングコイルとにより構成し
たことを特徴とする対物レンズ支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28832595A JPH09134533A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 対物レンズ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28832595A JPH09134533A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 対物レンズ支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09134533A true JPH09134533A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17728727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28832595A Pending JPH09134533A (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 対物レンズ支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09134533A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507554B2 (en) | 1998-08-13 | 2003-01-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Actuator for optical pick-up and method of rolling driving coil therefor |
| JP2003513395A (ja) * | 1999-10-27 | 2003-04-08 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 光学走査装置 |
| CN100397503C (zh) * | 2004-12-16 | 2008-06-25 | 建兴电子科技股份有限公司 | 利用于光学读写头中的物镜载具装置 |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28832595A patent/JPH09134533A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507554B2 (en) | 1998-08-13 | 2003-01-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Actuator for optical pick-up and method of rolling driving coil therefor |
| JP2003513395A (ja) * | 1999-10-27 | 2003-04-08 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | 光学走査装置 |
| CN100397503C (zh) * | 2004-12-16 | 2008-06-25 | 建兴电子科技股份有限公司 | 利用于光学读写头中的物镜载具装置 |
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