JPH09134408A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH09134408A
JPH09134408A JP7294523A JP29452395A JPH09134408A JP H09134408 A JPH09134408 A JP H09134408A JP 7294523 A JP7294523 A JP 7294523A JP 29452395 A JP29452395 A JP 29452395A JP H09134408 A JPH09134408 A JP H09134408A
Authority
JP
Japan
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character
distance
separation position
separation
unit
Prior art date
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Application number
JP7294523A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishiura
洋 西浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】字間接触活字文字を含む文字列に対しても文字
桁数の過不足、リジェクト、誤読の発生を軽減する。 【解決手段】複数の文字同士が接触した接触文字に外接
する上下の外接枠から各文字の輪郭までの距離を所定間
隔毎に測定する距離値測定部18と、前記所定間隔毎に
前記距離値測定部により測定された距離値にその距離値
の両隣の距離値を加算し得られた距離値を補正距離値と
して求める距離補正値測定部20と、前記距離補正値測
定部により得られた補正距離値に基づき前記接触文字の
各文字の分離位置を決定する分離位置決定部24と、前
記分離位置決定部により決定された分離位置において前
記接触文字の各文字を分離する文字分離処理部16とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字と文字とが接
触している活字文字列から各文字を分離する文字認識装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文字認識装置において、帳票の印
刷コストやランニングコストを低減するために、既存の
伝票や私製の帳票を使用する要求が増加している。これ
らの帳票に用いられている活字は文字サイズやピッチな
どがまちまちである。
【0003】また、帳票上にこれらの活字文字を印字し
た場合や、あるいは、活字文字をファクシミリで送受信
した場合に、文字と文字との距離が小さい文字列におい
ては、文字同士が接触(字間接触活字文字)する場合が
しばしば発生する。
【0004】この場合、従来の文字認識装置は、手書き
文字の続け字処理とは異なる1文字単位の認識処理を行
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文字同
士の接触により、1文字毎の境界部分が不定となってし
まうと、文字の桁数の過不足が発生したりする。
【0006】また、文字がリジェクトされたり、あるい
は、文字が誤読されることが多く発生するという問題が
あった。本発明の目的は、字間接触活字文字を含む文字
列に対しても各文字を分離することにより文字桁数の過
不足、リジェクト、誤読の発生を軽減することのできる
文字認識装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置
は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。 <本発明の文字認識装置の要旨>本発明の文字認識装置
は、図1に示すように、複数の文字同士が接触した接触
文字に外接する上下の外接枠から各文字の輪郭までの距
離を所定間隔毎に測定する距離値測定部と、前記所定間
隔毎に前記距離値測定部により測定された距離値にその
距離値の両隣の距離値を加算し得られた距離値を補正距
離値として求める距離補正値測定部と、前記距離補正値
測定部により得られた補正距離値に基づき前記接触文字
の各文字の分離位置を決定する分離位置決定部と、前記
分離位置決定部により決定された分離位置において前記
接触文字の各文字を分離する文字分離処理部とを備える
(請求項1に対応)。
【0008】要は、文字と文字とが接触している活字文
字列から文字の境界部分を検索して1文字毎に分離する
ものである。前記距離値測定部、距離補正測定部、分離
位置決定部、文字分離処理部は、例えば、中央処理装置
(CPU)などで構成してもよい。
【0009】また、前記距離値測定部、距離補正測定
部、分離位置決定部、文字分離処理部は、例えば、中央
処理装置(CPU)がメモリに格納されたプログラムを
実行することで実現される機能、すなわち、ソフトウェ
アであってもよい。
【0010】前記発明によれば、距離値測定部が、複数
の文字同士が接触した接触文字に外接する上下の外接枠
から各文字の輪郭までの距離を所定間隔毎に測定する
と、距離補正値測定部は所定間隔毎に前記距離値測定部
により測定された距離値にその距離値の両隣の距離値を
加算し得られた距離値を補正距離値として求める。
【0011】次に、分離位置決定部が、前記距離補正値
測定部により得られた補正距離値に基づき前記接触文字
の各文字の分離位置を決定すると、文字分離処理部は前
記分離位置決定部により決定された分離位置において前
記接触文字の各文字を分離する。
【0012】すなわち、補正距離値に基づき文字毎の境
界部分を検出して1文字毎に文字を切り出すので、文字
の桁数の過不足、リジェクト、誤読の発生が軽減できる
ことになる。
【0013】また、本発明は以下の付加的構成要素を付
加することによっても成立する。その付加的構成要素と
は、さらに、前記距離補正値測定部により得られた所定
間隔毎の補正距離値の中から1以上の極大値を検出し検
出された1以上の極大値に対応する1以上の位置を1以
上の分離位置候補として前記分離位置決定部に出力する
極大位置検出部を備える(請求項2に対応)。
【0014】この発明によれば、極大位置検出部は所定
間隔毎の補正距離値の中から1以上の極大値を検出しそ
の位置を1以上の分離位置候補として設定するので、文
字の境界部分が適切に設定されたことになる。
【0015】さらに、前記分離位置決定部は、前記極大
位置検出部により得られた1以上の分離位置候補の中か
ら、文字の高さをもとにした推定文字幅の範囲内におい
て最大の極大値をもつ分離位置候補を選択し、選択され
た分離位置候補を文字の分離位置として決定する(請求
項3に対応)。
【0016】この発明によれば、分離位置決定部は、最
大の極大値をもつ分離位置候補を選択するので、より正
確な文字の分離が行える。さらに、さらに、前記文字分
離処理部により分離された文字を認識する文字認識処理
部を備える。
【0017】前記文字分離処理部は、前記分離位置決定
部により決定された文字の分離位置で文字を分離する。
前記文字認識処理部が文字を認識した後に文字の認識結
果が妥当でないと判断した場合に、前記1以上の分離位
置候補の中から前記選択された分離位置候補とは異なる
別の分離位置候補を分離位置として選択するリトライ処
理を前記分離位置決定部に行わせるリトライ判定部を備
えることである(請求項4に対応)。
【0018】この発明によれば、文字認識処理部は文字
の認識結果が妥当でないと判断した場合には、前記選択
された分離位置候補とは異なる別の分離位置候補を分離
位置に選択するリトライ処理を行うので、文字をさら
に、正確に分離することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文字認識装置の実
施の形態を図面を参照して説明する。 <発明の実施の形態1>図2は本発明の実施の形態1の
文字認識装置を示す構成ブロック図である。図2におい
て、文字認識装置は、ラベリング処理部12、セグメン
ト判定部14、文字分離処理部16、距離値測定部1
8、距離補正値測定部20を備える。
【0020】また、文字認識装置は、極大位置検出部2
2、分離位置決定部24、文字認識処理部26、リトラ
イ判定部28を備える。ラベリング処理部12は複数の
文字からなる文字列に対してラベリング処理を行う。セ
グメント判定部14はラベリング処理部12に接続さ
れ、ラベリング処理部12により得られた各セグメント
の幅、高さを求める。
【0021】セグメント判定部14はセグメントの幅が
高さの3/4以下であるか判定する。なお、セグメント
の幅は高さの3/4でなくともよく、その他の所定値に
設定されてもよい。
【0022】文字認識処理部26はセグメントの幅が高
さの3/4以下である場合には、字間接触文字はないと
して、1文字毎の文字認識処理を行う。距離値測定部1
8はセグメントの幅が高さの3/4を越える場合には、
字間接触文字が有るとして、対象となるセグメントの上
下の外接枠から文字輪郭の黒画素までのY方向の距離値
を一定間隔毎のX座標毎に測定する。
【0023】また、距離値測定部18は、距離値Y1と
距離値Y2とを合計した距離値をX座標毎に集計する。
距離補正値測定部20は距離値測定部18に接続され、
X座標毎に、距離値測定部18により得られた距離値に
基づき対象となる距離値にその両隣の距離値を加算し得
られた距離値を補正距離値として集計する。
【0024】極大位置検出部22は距離補正値測定部2
0に接続され、距離補正値測定部20により測定された
X座標毎の距離補正値の中から極大部分を検出し、検出
された極大部分を分離位置候補として挙げる。
【0025】分離位置決定部24は極大位置検出部22
に接続され、極大位置検出部22により検出された分離
位置候補の中から分離位置を決定する。分離位置決定部
24は文字幅を文字高さの約3/4と推定し、セグメン
トの高さの3/4までの幅(X座標値)の間にある分離
位置候補から距離補正値が最大であるX座標値を分離位
置に決定する。
【0026】文字分離処理部16はラベリング処理部1
2及び分離位置決定部24に接続され、分離位置決定部
24により決定されたX座標の分離位置において外接枠
と垂直に文字を分離する。
【0027】文字認識処理部26は文字分離処理部16
に接続され、文字分離処理部16により分離された文字
の幅が高さの1/2以上であるかどうかを判定し、文字
の幅が高さの1/2以上である場合には、1文字毎の認
識処理を行う。
【0028】文字の幅が高さの1/2に満たない場合に
は、文字認識処理部26はリトライ判定部28を起動す
る。前記文字認識処理部26が、文字を認識した後に文
字の認識結果が妥当でないと判断した場合に、リトライ
判定部28は、前記1以上の分離位置候補の中から前記
選択された分離位置候補とは異なる別の分離位置候補を
分離位置として選択するリトライ処理を前記分離位置決
定部24に行わせる。
【0029】前記距離値測定部18、距離補正値測定部
20、極大位置検出部22、分離位置決定部24、文字
分離処理部16は、例えば、中央処理装置(CPU)が
メモリに格納されたプログラムを実行することで実現さ
れる機能、すなわち、ソフトウェアである。
【0030】次に、このように構成された実施の形態1
の文字認識装置の動作を図面を参照することにより説明
する。図3は実施の形態1の文字認識装置の処理を説明
するフローチャートである。
【0031】まず、図4に字間接触文字を含む文字列の
一例を示す。この例では、文字”3”、”4”、”5”
が接触している。例えば、プリンタ印字やFAX画像で
は、黒画素が密になっている部分が潰れたようになり、
文字が接触しているように見える。
【0032】次に、ラベリング処理部12は認識する文
字列に対してラベリング処理を行う(ステップ10
1)。これにより、文字列をかたまり(セグメント)毎
に分けることができる。
【0033】図5に示す例では、ラベリング処理により
文字列は、”1”(セグメントSG1)、”2”(セグ
メントSG2)、”345”(セグメントSG3)に分
けられる。
【0034】次に、セグメント判定部14はラベリング
処理部12により得られた各セグメントの幅、高さを求
める(ステップ102)。さらに、セグメント判定部1
4はセグメントの幅が高さの3/4以下であるか判定す
る(ステップ103)。
【0035】ここで、セグメントの幅が高さの3/4以
下である場合には、字間接触文字はないとして、文字分
離処理部16を介して文字認識処理部26は1文字毎の
文字認識処理を行う(ステップ104)。
【0036】例えば、図6に示すセグメント”1”、セ
グメント”2”はセグメントの幅が高さの3/4以下で
あるので、1文字毎の文字認識処理が行なわれる。一
方、ステップ103において、セグメントの幅が高さの
3/4を越える場合には、字間接触文字が有るとして、
そのセグメントは字間接触文字の分離の対象となる。例
えば、図6に示すセグメント”345”はセグメントの
幅が高さの3/4を越えるので、字間接触文字の分離の
対象となる。
【0037】次に、字間接触文字を分離する場合、距離
値測定部18は対象となるセグメントの上下の外接枠か
ら文字輪郭の黒画素までのY方向の距離値を一定間隔毎
のX座標毎に測定する(ステップ105)。
【0038】例えば図7に示す例では、距離値測定部1
8は対象となるセグメントの上の外接枠L1から文字輪
郭の黒画素までのY方向の距離値Y1とセグメントの下
の外接枠L2から文字輪郭の黒画素までのY方向の距離
値Y2とを測定する。
【0039】例えば、X座標が1である場合には、距離
値Y1が”12”であり、距離値Y2が”4”である。
そして、距離値測定部18は、図8に示すように、距離
値Y1と距離値Y2とを合計した距離値をX座標毎に集
計する。例えば、X座標が1である場合には、距離値Y
1が”12”であり、距離値Y2が”4”であるので、
合計距離値は”16”となる。
【0040】次に、距離補正値測定部20はX座標毎
に、距離値測定部18により得られた距離値に基づき対
象となる距離値にその両隣の距離値を加算し得られた距
離値を補正距離値として集計する(ステップ106)。
【0041】なお、左端、右端の位置のものは片方部分
しか、距離値は存在しないが、そのまま集計する。この
距離補正値は文字画像の輪郭部分にある1ドットの凹凸
を補正するものである。
【0042】これにより、1ドット単位の文字画像の乱
れに影響されず、より的確な文字境界部分を検索するこ
とができる。次に、極大位置検出部22はX座標毎の距
離補正値の中から極大部分を検出し、検出された極大部
分を分離位置候補として挙げる(ステップ107)。
ここで、極大部分とは、距離補正値が増から減に変化し
た部分である。
【0043】文字境界部分が鮮明であればあるほど、距
離補正値は大きく、また、はっきりと増から減に変化す
る部分をもつ。よって、極大部分は字間接触文字を分離
する際の分離位置候補となる。
【0044】図9に示す例では、距離補正値”38”を
もつX座標値”2”と、距離補正値”53”をもつX座
標値”20”とが、分離位置候補である。次に、分離位
置決定部24は極大位置検出部22により検出された分
離位置候補の中から分離位置を決定し、文字を分離する
(ステップ108)。
【0045】ここでは、分離位置決定部24は文字幅を
文字高さの約3/4と推定し、セグメントの高さの3/
4までの幅(X座標値)の間にある分離位置候補から距
離補正値が最大であるX座標値を分離位置に決定する。
【0046】図10に示す例において、セグメントの高
さが”32”とした場合に、文字幅は文字高さの約3/
4として”24”に推定される。そして、X座標が”2
4”までの間に分離位置候補として”2”と”20”と
が存在する。
【0047】X座標値”20”の距離補正値”53”が
X座標値”2”の距離補正値”38”よりも大きいの
で、分離位置のX座標値は”20”に決定される。図1
0においては、”3”と”4”との分離位置のX座標値
は”20”である。
【0048】そして、文字分離処理部16は分離位置決
定部24により決定されたX座標の分離位置において外
接枠と垂直に文字を分離する。図10に示すように、セ
グメント”34”は”3”からなるセグメントSG4
と”4”からなるセグメントSG5とに分離される。
【0049】文字認識処理部26は文字分離処理部16
により分離された文字の幅が高さの1/2以上であるか
どうかを判定する(ステップ109)。文字の幅が高さ
の1/2以上である場合には、ステップ104の1文字
毎の認識処理を行う。
【0050】一方、文字の幅が高さの1/2に満たない
場合には、文字認識処理部26は1文字毎の認識処理を
行い(ステップ110)、リトライ判定部28はリトラ
イ処理を行うかどうかを判定する(ステップ111)。
【0051】ここでは、前記文字認識処理部26が、文
字を認識した後に文字の認識結果が妥当でないと判断し
た場合に、リトライ判定部28は、前記分離位置決定部
24が前記1以上の分離位置候補の中から前記選択され
た分離位置候補とは異なる別の分離位置候補を分離位置
として選択するリトライ処理を行う。
【0052】すなわち、リトライ処理を行う場合には、
ステップ108の処理に戻る。分離位置決定部24は分
離位置候補の中から新たな分離位置を選択し、文字分離
処理部16は文字を分離する。
【0053】例えば、図11に示す例では、字間接触文
字”43”に分離位置候補として”D1”と”D2”と
が存在する。分離位置候補D1において文字を分離する
と、分離文字CH1が得られる。
【0054】この分離文字の幅が高さの1/2以下かど
うかを判定する。ここで、認識の対象は数字のみであ
る。”0”から”9”では、”1”だけが他のものと比
較して文字幅が小さいという特徴をもつ。
【0055】このため、仮に幅が高さの1/2以下であ
るのは”1”だけであるという条件を付ければ、図11
に示すように分離された場合に、リトライ処理を行うこ
とができる。
【0056】リトライ処理はより文字の分離の正確さを
増すもので、文字の形状による物理的条件、前後の文字
認識結果による論理的条件を持つ。このように実施の形
態1によれば、距離値測定部18が、複数の文字同士が
接触した接触文字に外接する上下の外接枠から各文字の
輪郭までの距離を所定間隔毎に測定すると、距離補正値
測定部20は所定間隔毎に前記距離値測定部18により
測定された距離値にその距離値の両隣の距離値を加算し
得られた距離値を補正距離値として求める。
【0057】次に、分離位置決定部24が、前記距離補
正値測定部20により得られた補正距離値に基づき前記
接触文字の各文字の分離位置を決定すると、文字分離処
理部16は前記分離位置決定部24により決定された分
離位置において前記接触文字の各文字を分離する。
【0058】すなわち、補正距離値に基づき文字毎の境
界部分を検出して1文字毎に文字を切り出すので、文字
の桁数の過不足、リジェクト、誤読の発生が軽減できる
ことになる。
【0059】また、極大位置検出部22は所定間隔毎の
補正距離値の中から1以上の極大値を検出しその位置を
1以上の分離位置候補として設定するので、文字の境界
部分が適切に設定されたことになる。
【0060】さらに、分離位置決定部24は、最大の極
大値をもつ分離位置候補を選択するので、より正確な文
字の分離が行える。さらに、文字認識処理部26はリト
ライ処理を行うので、文字をさらに正確に分離すること
ができる。
【0061】また、文字認識装置では、データ修正に要
するオペレータの負荷をかなり低減することができる。
さらに、既存の伝票や私製の帳票が使用できるため、帳
票の印刷コストやランニングコストを大幅に低減するこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、距離値測定部が、複数
の文字同士が接触した接触文字に外接する上下の外接枠
から各文字の輪郭までの距離を所定間隔毎に測定する
と、距離補正値測定部は所定間隔毎に前記距離値測定部
により測定された距離値にその距離値の両隣の距離値を
加算し得られた距離値を補正距離値として求める。
【0063】次に、分離位置決定部が、前記距離補正値
測定部により得られた補正距離値に基づき前記接触文字
の各文字の分離位置を決定すると、文字分離処理部は前
記分離位置決定部により決定された分離位置において前
記接触文字の各文字を分離する。
【0064】すなわち、補正距離値に基づき文字毎の境
界部分を検出して1文字毎に文字を切り出すので、文字
の桁数の過不足、リジェクト、誤読の発生が軽減できる
ことになる。
【0065】また、極大位置検出部は所定間隔毎の補正
距離値の中から1以上の極大値を検出しその位置を1以
上の分離位置候補として設定するので、文字の境界部分
が適切に設定されたことになる。
【0066】さらに、分離位置決定部は、最大の極大値
をもつ分離位置候補を選択するので、より正確な文字の
分離が行える。さらに、文字認識処理部はリトライ処理
を行うので、文字をさらに正確に分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字認識装置の原理図である。
【図2】本発明の実施の形態1の文字認識装置を示す構
成図である。
【図3】本発明の実施の形態1の文字認識装置の処理を
示すフローチャートである。
【図4】字間接触文字を含む文字列の一例を示す図であ
る。
【図5】ラベリング処理を示す図である。
【図6】セグメント判定部の処理を説明する図である。
【図7】外接枠からセグメントの黒画素までの距離を示
す図である。
【図8】上からと下からの距離の合計距離値をX座標毎
に集計した図である。
【図9】文字の分離位置候補を示す図である。
【図10】分離位置の決定及び文字の分離を示す図であ
る。
【図11】分離位置のリトライ例を示す図である。
【符号の説明】
12・・ラベリング処理部 14・・セグメント判定部 16・・文字分離処理部 18・・距離値測定部 20・・距離値補正値測定部 22・・極大位置検出部 24・・分離位置決定部 26・・文字認識処理部 28・・リトライ判定部 SG1、SG2、SG3・・セグメント L1、L2・・外接枠 D1、D2・・分離位置候補

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文字同士が接触した接触文字に外
    接する上下の外接枠から各文字の輪郭までの距離を所定
    間隔毎に測定する距離値測定部と、 前記所定間隔毎に前記距離値測定部により測定された距
    離値にその距離値の両隣の距離値を加算し得られた距離
    値を補正距離値として求める距離補正値測定部と、 前記距離補正値測定部により得られた補正距離値に基づ
    き前記接触文字の各文字の分離位置を決定する分離位置
    決定部と、 前記分離位置決定部により決定された分離位置において
    前記接触文字の各文字を分離する文字分離処理部とを備
    えることを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記距離補正値測定部により得
    られた所定間隔毎の補正距離値の中から1以上の極大値
    を検出し検出された1以上の極大値に対応する1以上の
    位置を1以上の分離位置候補として前記分離位置決定部
    に出力する極大位置検出部を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記分離位置決定部は、前記極大位置検
    出部により得られた1以上の分離位置候補の中から、文
    字の高さをもとにした推定文字幅の範囲内において最大
    の極大値をもつ分離位置候補を選択し、選択された分離
    位置候補を文字の分離位置として決定することを特徴と
    する請求項2に記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記文字分離処理部により分離
    された文字を認識する文字認識処理部を備え、 前記文字分離処理部は、前記分離位置決定部により決定
    された文字の分離位置で文字を分離し、 前記文字認識処理部が文字を認識した後に文字の認識結
    果が妥当でないと判断した場合に、前記1以上の分離位
    置候補の中から前記選択された分離位置候補とは異なる
    別の分離位置候補を分離位置として選択するリトライ処
    理を前記分離位置決定部に行わせるリトライ判定部を備
    えることを特徴とする請求項3に記載の文字認識装置。
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