JPH11126235A - 手書き文字認識装置及び手書き文字認識装置制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

手書き文字認識装置及び手書き文字認識装置制御プログラムを記憶した媒体

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JPH11126235A
JPH11126235A JP9291216A JP29121697A JPH11126235A JP H11126235 A JPH11126235 A JP H11126235A JP 9291216 A JP9291216 A JP 9291216A JP 29121697 A JP29121697 A JP 29121697A JP H11126235 A JPH11126235 A JP H11126235A
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JP
Japan
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stroke
character
unit
pen
handwritten
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JP9291216A
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English (en)
Inventor
Kenji Takaida
謙二 高井田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication of JPH11126235A publication Critical patent/JPH11126235A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字枠のない領域に記入された手書き文字列
の文字パターンを正しく1文字単位毎に切り出して文字
認識する。 【解決手段】 手書きで文字パターンのストロークをタ
ブレットに入力するペンと、ペンアップされた位置から
ペンダウンされる位置までのオフストローク動作を検出
してそのオフストロークの距離及びオフ時間のいづれか
一つ以上を計測するオフストローク計測CPUと、前記
計測されたオフストロークが文字間のオフストロークか
ストローク間のオフストロークかを判定するための判定
値をオフストローク毎に演算する判定値演算CPUと、
前記演算された各判定値を参照して文字間のオフストロ
ークを文字切出し位置として判定する文字切出し位置判
定CPUと、前記判定された文字切出し位置から1文字
分の文字パターンを切り出す文字切出しCPUと、前記
切り出された文字パターンから手書き文字を認識する文
字認識CPUとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パソコ
ン、ノート型ワードプロセッサ、情報処理機器に適用さ
れ、文字枠のない領域に記入された手書き文字列を文字
単位に自動的に切り出して文字認識する手書き文字認識
装置及び手書き文字認識装置制御プログラムを記憶した
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の手書き文字認識装置は、手書き文
字を予め定めた文字枠内に記入して認識していたが、筆
記者にとって書きづらいものとなる。このため文字枠な
しに記入した手書き文字列を自動的に文字単位に切り出
す必要がある。この文字単位に手書き文字を切り出す方
法として、例えば、図2のような構成が考案されてい
る。図2は従来例1の手書き文字認識装置の構成を示す
ブロック図である。図3は従来例1の手書き文字切り出
し処理を示す説明図である。
【0003】図2、図3を用いて、手書き文字切り出し
処理を簡単に説明する。図2において、X成分検出手段
202は、手書き文字入力部201から入力された手書
き文字のストロークからそのX成分を検出し、文字切出
し条件判定部203に通知する。文字切出し条件判定手
段203は、このX成分の通知を受け、X成分が、図3
に示す縦線で途切れる位置を文字と文字との間であると
判定する。文字切出し制御部204は、図3に示す縦線
の間に挟まれたストローク群を1つの文字のストローク
パターンとして切り出して、文字認識部205に出力す
る。
【0004】この従来例1によれば、図3に示すよう
に、例えば、“い”、漢字の“川”、“明”、“細”で
は、1つの文字であっても、X成分が分離されると、縦
線を用いて示すように、手書きした文字のX方向の成分
の重なりを持たない部分を切り出すために、不適切な位
置で切り出されてしまうという問題があった。
【0005】この問題を改善するために、従来例2とし
て、特開平1−265377号公報の記載による手書き
文字切出方式が提案されている。図4は従来例2の手書
き文字認識装置の構成を示すブロック図である。図4に
おいて、手書き文字入力部401から入力された手書き
文字について、オフストローク方向判定部402がペン
アップした位置からペンダウンした位置に向かうオフス
トローク方向を判定し、オフストローク距離計測部40
3がオフストローク距離を計測し、オフストローク時間
計測部がオフストローク時間を計測する。
【0006】そして、文字切出し条件判定部406が、
オフストローク方向、オフストローク距離、オフストロ
ーク時間のうち1つ以上に計測結果に基づいて、文字切
出し位置を判定し、文字切出し制御部407は、この判
定された文字切出し位置によって、ストロークパターン
格納バッファ405に格納された1文字分のストローク
を読み出して文字認識部408に出力するよう構成する
ことにより、不適切な位置でストローク群が切り出され
ることを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−265377号公報によれば、ペンアップした位置
からペンダウンした位置への情報であるオフストローク
方向、オフストローク距離、オフストローク時間のうち
の1つ以上の測定情報に基づいて文字切出し位置を判定
する方法において、前記オフストローク方向の範囲、オ
フストローク距離およびオフストローク時間のしきい値
を予め固定的に設定して判定しているため、複数の利用
者による様々な書き方に対し文字切出し位置が適切でな
い場合があり、単にしきい値で文字切出し位置を判定す
るだけでは、様々な手書き文字に対し柔軟に対応しにく
いという問題がある。また、文字を構成する部首「偏」
や「旁」のストロークパターン群をより正確に判定し、
1文字単位のストロークパターン群を切り出すよう構成
されていない。
【0008】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、例えば、様々なユーザにより文字枠のない領域に
記入された手書き文字列の文字パターンを、より正しく
1文字単位毎に切り出して文字認識することができる手
書き文字認識装置及び手書き文字認識装置制御プログラ
ムを記憶した媒体を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の手書き文
字認識装置の基本構成を示すブロック図である。図1に
おいて、本発明は、手書きの文字パターンのストローク
をタブレット101bに入力するペン101aと、ペン
アップされた位置からペンダウンされる位置までのオフ
ストローク動作を検出してそのオフストロークのオフ時
間及び距離のいづれか一つ以上を計測するオフストロー
ク計測部102と、前記計測されたオフストロークが文
字間のオフストロークかストローク間のオフストローク
かを判定するための判定値をオフストローク毎に演算す
る判定値演算部103と、前記演算された各判定値を参
照して文字間のオフストロークを文字切出し位置として
判定する文字切出し位置判定部104と、前記判定され
た文字切出し位置から1文字分の文字パターンを切り出
す文字切出し部105と、前記切り出された文字パター
ンから手書文字を認識する文字認識部106とを備えた
ことを特徴とする手書き文字認識装置である。
【0010】なお、本発明において、ペン101a及び
タブレット101bは、手書き文字入力部101として
機能し、タブレット101bは表示部に画面と一体形成
されている。オフストローク計測部102、判定値演算
部103、文字切出し位置判定部104、文字切出し部
105、文字認識部106は、CPU、ROM、RA
M、I/Oポートからなるマイクロコンピュータで構成
されることが好ましい。特に、ROMには、本発明の手
書き文字認識装置をコンピュータによって制御するため
のプログラムが記憶されている。
【0011】本発明によれば、様々なユーザにより文字
枠のない領域に記入された手書き文字列の文字パターン
をより正しく1文字単位毎に切り出して文字認識するこ
とができる。
【0012】前記オフストローク計測部102がペンア
ップされた位置からペンダウンされる位置までのオフス
トロークのオフ時間を計測した際、前記判定値演算部1
03は、前記計測されたオフ時間から時間要素の重みを
含む判定値を演算するよう構成してもよい。
【0013】前記オフストローク計測部102がペンア
ップされた位置からペンダウンされる位置までの距離を
計測した際、前記判定値演算部103は、前記計測され
た距離から距離要素の重みを含む判定値を演算するよう
構成してもよい。
【0014】前記オフストローク計測部102が計測し
たオフストロークのオフ時間/距離から文字間のオフス
トロークかストローク間のオフストロークかを判定する
ための基準となる基準値を決定する基準値決定部107
をさらに備え、前記判定値演算部103は、前記基準値
に対する比率によって時間要素/距離要素の重みを含む
判定値を演算するよう構成してもよい。なお、基準値決
定部107は、マイクロコンピュータのCPUで構成さ
れることが好ましい。
【0015】前記構成によれば、文字間のオフストロー
クかストローク間のオフストロークかを判定する判定値
は、個々のオフストロークに対し時間要素/距離要素の
重みで示されるので、ユーザの手書き文字の癖または文
字パターンによりオフストロークの時間要素/距離要素
が変動しても、全体的に判定値が変動するのみで、この
判定値のピーク値を検出することにより文字切出し位置
を正確に判定することができる。よって、文字間の文字
切出し位置の判定精度が高い。
【0016】前記ペンにより手書きされた文字パターン
の各ストロークを格納するストローク格納バッファ10
8と、前記格納された文字パターンの各ストロークの間
隔/交差を検索しその検索結果から前記判定値を補正す
る補正値を算出する判定値補正部109とをさらに備
え、前記文字切出し位置判定部104は、前記判定値補
正部109により補正された判定値を参照して文字間の
オフストロークを文字切出し位置として判定するよう構
成してもよい。なお、ストローク格納バッファ108は
マイクロコンピュータのRAMで構成されることが好ま
しい。判定値補正部109は、マイクロコンピュータの
CPUで構成されることが好ましい。
【0017】前記構成によれば、文字間のオフストロー
クかストローク間のオフストロークかを判定する判定値
は、さらに、各ストロークの間隔/交差検索結果により
補正されるので、文字間の文字切出し位置の判定精度が
さらに高くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、これによって本発明は限定さ
れるものではない。
【0019】図5は本発明の一実施例である手書き文字
認識装置の構成を示すブロック図である。図5におい
て、501は手書きの文字パターンのストロークを入力
するペン501aとタブレット501bとからなる手書
き文字入力部である。507は入力された手書きの文字
パターンのストロークを格納するストローク格納バッフ
ァであり、RAMから構成され、ストローク間の間隔/
交差を検索するのに利用され、文字切出し位置が判定さ
れるごとに1文字文の文字パターンが読み出される。
【0020】502はタブレット上でペンアップされた
位置からペンダウンされる位置までのオフストローク動
作を検出してそのオフストロークのオフ時間を計測する
オフストローク時間計測部である。503はオフストロ
ーク時間計測部502によって計測されたオフ時間から
時間要素の重みを含む判定値を、文字間のオフストロー
クかストローク間のオフストロークかを判定するための
基準となる時間基準値(時間しきい値)に対する比率に
よって演算するオフ時間判定値演算部である。
【0021】504はタブレット上でペンアップされた
位置からペンダウンされる位置までのオフストローク動
作を検出してそのオフストロークの距離を計測するオフ
ストローク距離計測部である。505はオフストローク
距離計測部504によって計測されたオフ時間から距離
要素の重みを含む判定値を、文字間のオフストロークか
ストローク間のオフストロークかを判定するための基準
となる距離基準値(距離しきい値)に対する比率によっ
て演算する距離判定値演算部である。
【0022】506は計測されたオフストロークのオフ
時間/距離から文字間のオフストロークかストローク間
のオフストロークかを判定するための基準となる時間基
準値/距離基準値を決定する基準値決定部であり、シス
テムに時間基準値および距離基準値の初期値が予め設定
されている。ここで、時間要素の重みを含む判定値は、
例えば、10×オフ時間/時間基準値の式によって求め
られる。一方、距離要素の重みを含む判定値は、例え
ば、10×距離/距離基準値の式によって求められる。
【0023】508は前記ストローク格納バッファ70
7に納された文字パターンの各ストロークの間隔/交差
を検索しその検索結果から判定値を補正する補正値を算
出する判定値補正部である。509は時間要素の重みを
含む判定値と、距離要素の重みを含む判定値と、補正値
とを加算して判定値の信頼度を増して、文字間のオフス
トロークである文字切出し位置を判定する文字切出し位
置判定部である。510は文字切出し位置判定部509
によって判定された文字切出し位置から1文字分の文字
パターンを切り出す文字切出し部である。
【0024】511は前記文字切出し部510によって
切り出された文字パターンから手書文字を辞書512を
参照して認識する文字認識部である。512は文字認識
部511により手書文字を認識する際の文字パターンを
マッチングする辞書であり、ROMで構成される。オフ
ストローク時間計測部502、オフ時間判定値演算部5
03、オフストローク距離計測部504、距離判定値演
算部505、基準値決定部506、判定値補正部50
8、文字切出し位置判定部509、文字切出し部51
0、文字認識部511はCPUによって制御されるプロ
グラムを記憶したROM、EEPROMで構成される。
【0025】513は手書き文字入力部501に手書き
された文字パターンや文字認識部511によって認識さ
れた結果を表示する表示部であり、CRTディスプレ
イ、LCDディスプレイ、プラズマディスプレイなどで
構成され、手書き文字入力部501のタブレットと一体
形成される。514はマイクロコンピュータからなる制
御部であり、プログラムによりバス518を介して各部
を制御する。515はプログラムを記憶したROM、E
EPROMからなるプログラムメモリである。
【0026】516はフロッピーディスク、メモリカー
ド、MD、CD−ROMなどからなる外部記憶媒体であ
り、手書き文字認識装置をコンピュータによって制御す
るためのプログラムを記憶している。517は制御部5
14の制御により外部記憶媒体媒516に記憶された手
書き文字認識装置制御プログラムを読み取り、バス51
8を介してプログラムメモリ514にインストールする
媒体読取装置である。
【0027】図5において、本発明の別の観点によれ
ば、手書き文字のストロークをタブレットに入力するペ
ンを有する手書き文字認識装置において、ペンアップさ
れた位置からペンがダウンされる位置までのオフストロ
ーク動作を検出してそのオフストロークのオフ時間及び
距離のいづれか一つ以上を計測させ、前記計測されたオ
フストロークのデータから文字間のオフストロークかス
トローク間のオフストロークかを判定するための判定値
をオフストローク毎に演算させ、前記演算された各判定
値を参照して文字間のオフストロークを文字切出し位置
として判定させ、前記判定された文字切出し位置から1
文字分の文字パターンを切り出させ、前記切り出された
文字パターンから手書き文字を認識させる手書き文字処
理装置制御プログラムを記憶した媒体516が提供され
る。
【0028】図6は本実施例の基準値決定部の処理手順
を示すフローチャートである。図6において、まず、入
力された文字パターンのストロークデータから外接枠を
求め(S601)、外接枠の縦と横を比較し、大きい方
をLmaxとして採用する(S602)。この値と先に
設定されている距離基準値を比較し(S603)、新た
に計算された値の方が小さければ、距離基準値は以前に
設定されたものをそのまま採用する(S604)。ま
た、新たに計算された値の方が大きければ、距離基準値
は新たに計算されたものを採用する(S605)。さら
に、時間基準値を距離基準値の増加分に応じて決定する
(S606)。
【0029】距離判定値演算部505は、10×距離/
距離基準値の式から距離要素の重みを含む判定値を算出
することができる。時間判定値演算部503は、10×
オフ時間/時間基準値の式から時間要素の重みを含む判
定値を算出することができる。
【0030】図8は本実施例の判定値補正部のストロー
ク接続検索処理を示す説明図である。図8において、判
定値補正部508は、入力されたストロークデータと以
前に入力されたストロークデータの近傍点/交差点を検
索する。例えば、図8(a)のごとく交差している場合
や、図8(b)のごとくストロークaの端点(Xi,Y
i)とストロークbの端点(Xj,Yj)が許容値α以
内にある場合や、図8(c)のごとくストロークaの途
中点(Xi,Yi)とストロークbの途中点(Xj,Y
j)が許容値α以内にある場合に、二つのストロークは
接続しているとみなし、オフストロークの距離判定値を
補正する
【0031】図7は本実施例のストローク接続検索処理
1の手順を示すフローチャートである。図7において、
判定値補正部508は、以前に入力された最初のストロ
ーク番号をoとして変数iに代入する(S701)。現
在の入力ストローク番号を変数nに代入する(S70
2)。i番目のストロークと現在の入力ストローク
(n)との接続の有無を検索する(S703)(図9を
フローチャートを用いて後述する)。
【0032】接続がない場合は、以前に入力されたスト
ロークの番号を1加算し、次のストロークと比較する準
備をする(S705)。以前に入力されたストロークす
べてと比較したかどうか調べる(S706)。変数iが
現在のストローク番号でなければ、S703から同様に
接続の有無を調べる。i番目のストロークと現在のスト
ローク(n)の間に接続があれば、iからnの間のすべ
てのオフストロークに接続ありの情報を付加する(S7
07)。
【0033】図9は本実施例のストローク接続検索処理
2の手順を示すフローチャートである。図9について概
念的に説明すると、以前に入力されたストローク内の各
点と現在のストローク内の各点との距離を求め、この距
離がシステムで設定した許容値αより小さければ接続し
ていると判定する。
【0034】具体的には、以前に入力したストロークの
点の数をmとし、現在のストロークの点の数をnとし、
以前の入力ストロークの開始点をi、現在の入力ストロ
ークの開始点をjとし、共に0に初期化する(S90
1)。それぞれの点との距離の2乗を求める(S90
2)。この距離の2乗が許容値の二乗(α*α)より小
さいかどうかを判定する(S903)。小さければ、接
続ありとみなす(S904)。小さくなければ、以前の
入力ストロークの次の点を判定するため変数iを1加算
してS905またはS902の処理から繰り返す。
【0035】このときの以前の入力ストローク内のすべ
ての点を判定したかどうか調べ(S906)、判定した
なら現在のストローク内の点を次に移動して以前の入力
ストロークの最初から判定を繰り返すためS907の処
理を行う。このようにして現在のストロークのすべての
点に対して現在の入力ストローク内のすべての点を比較
したかどうか調べ(S908)、すべての点を比較した
のであれば接続無しとして判定を終了する。このストロ
ーク接続検索処理2は一実施例であり、ほかにも検索方
法は考えられる。
【0036】切出し位置判定部509は、オフ時間判定
値演算部503、距離判定値演算部5及び判定値補正部
508から得られた各判定値の合計値より文字切出し位
置を判定する。
【0037】図10は本実施例の手書き文字のストロー
ク及びオフストロークを示す説明図である。図10で
は、利用者が入力部501のタブレットに“訂正”と入
力を行ったときのストロークデータのイメージとオフス
トローク番号を示す。図11は図10の手書き文字のオ
フストローク計測値と各判定値を示す説明図である。図
11では、オフストローク時間計測値、オフストローク
時間の判定値、オフストローク距離計測値、オフストロ
ーク距離の判定値、ストローク接続検索による補正値、
各判定値の合計を示す。
【0038】オフストローク5及びオフストローク7、
9に着目して説明する。ここで、説明のため便宜的に、
例えば、時間基準値を400ms、距離基準値を10m
mとして設定し、オフストローク1の時間は100ms
であり、よって、時間判定値は、10×100ms/4
00ms=2.5となる。さらに、ストロークデータの
イメージを見てもわかるように、ストローク5とストロ
ーク6間の検索結果からオフストローク5の補正値の
“−1”を加算する。それはストローク5とストローク
8間が接近しているためオフストローク7にも補正値を
付加する。
【0039】ここで、ストローク間の接続情報(検索結
果)による補正値は“−1”としているが、この補正値
はシステムによって任意に設定することができる。例え
ば、接続情報があれば“−1”を加え、接続情報がなけ
れば“0”としている。図11に示すように、手書き文
字パターンの“訂”と“正”間のオフストローク9は他
のオフストロークよりオフ時間も長く、距離も長いた
め、判定値の合計値(16.5)は他のオフストローク
の判定値より高くなり、文字切出し位置の第1候補にあ
げられる。オフストローク7は文字“訂”の部首間であ
ることも分かる。
【0040】前記構成によれば、文字を構成する部首
「偏」や「旁」部分のオフストローク間は他のオフスト
ローク間より狭く接続があるものとして、特定の補正値
で、判定値で補正することにより、さらに判定値の信頼
度が増し、部首間のオフストローク7であるか、文字間
のオフストローク9であるかを正確に判定することがで
きので、手書き文字の認識をより正確に行うことが可能
となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、様々なユーザにより文
字枠のない領域に記入された手書き文字列の文字パター
ンをより正しく1文字単位毎に切り出して文字認識する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き文字認識装置の基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】従来例1の手書き文字認識装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】従来例1の手書き文字切り出し処理を示す説明
図である。
【図4】従来例2の手書き文字認識装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の一実施例である手書き文字認識装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】本実施例の基準値決定部の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本実施例のストローク接続検索処理1の手順を
示すフローチャートである。
【図8】本実施例の判定値補正部のストローク接続検索
処理を示す説明図である。
【図9】本実施例のストローク接続検索処理2の手順を
示すフローチャートである。
【図10】本実施例の手書き文字のストローク及びオフ
ストロークを示す説明図である。
【図11】図10の手書き文字のオフストローク計測値
と各判定値を示す説明図である。
【符号の説明】
501 手書き文字入力部 502 オフストローク時間計測部 503 オフ時間判定値演算部 504 オフストローク距離計測部 505 距離判定値演算部 506 基準値決定部 507 ストローク格納バッファ 508 判定値補正部 509 文字切出し位置判定部 510 文字切出し部 511 文字認識部 512 辞書 513 表示部 514 制御部 515 プログラムメモリ 516 外部記憶媒体 517 媒体読取装置 518 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書きの文字パターンのストロークをタ
    ブレットに入力するペンと、ペンアップされた位置から
    ペンダウンされる位置までのオフストローク動作を検出
    してそのオフストロークのオフ時間及び距離のいづれか
    一つ以上を計測するオフストローク計測部と、前記計測
    されたオフストロークが文字間のオフストロークかスト
    ローク間のオフストロークかを判定するための判定値を
    オフストローク毎に演算する判定値演算部と、前記演算
    された各判定値を参照して文字間のオフストロークを文
    字切出し位置として判定する文字切出し位置判定部と、
    前記判定された文字切出し位置から1文字分の文字パタ
    ーンを切り出す文字切出し部と、前記切り出された文字
    パターンから手書き文字を認識する文字認識部とを備え
    たことを特徴とする手書き文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記オフストローク計測部がペンアップ
    された位置からペンダウンされる位置までのオフストロ
    ークのオフ時間を計測した際、前記判定値演算部は、前
    記計測されたオフ時間から時間要素の重みを含む判定値
    を演算することを特徴する請求項1記載の手書き文字認
    識装置。
  3. 【請求項3】 前記オフストローク計測部がペンアップ
    された位置からペンダウンされる位置までの距離を計測
    した際、前記判定値演算部は、前記計測された距離から
    距離要素の重みを含む判定値を演算することを特徴とす
    る請求項1記載の手書き文字処理装置。
  4. 【請求項4】 前記オフストローク計測部が計測したオ
    フストロークのオフ時間/距離から文字間のオフストロ
    ークかストローク間のオフストロークかを判定するため
    の基準となる基準値を決定する基準値決定部をさらに備
    え、前記判定値演算部は、前記基準値に対する比率によ
    って時間要素/距離要素の重みを含む判定値を演算する
    ことを特徴とする請求項1記載の手書き文字処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ペンにより手書きされた文字パター
    ンの各ストロークを格納するストローク格納バッファ
    と、前記格納された各ストロークの間隔/交差を検索し
    その検索結果から前記判定値を補正する補正値を算出す
    る判定値補正部とをさらに備え、前記文字切出し位置判
    定部は、前記判定値補正部により補正された判定値を参
    照して文字間のオフストロークを文字切出し位置として
    判定することを特徴とする請求項1記載の手書き文字認
    識装置。
  6. 【請求項6】 手書き文字のストロークをタブレットに
    入力するペンを有する手書き文字認識装置をコンピュー
    タによって制御するためのプログラムを記憶した媒体で
    あって、前記制御プログラムはコンピュータに、ペンア
    ップされた位置からペンがダウンされる位置までのオフ
    ストローク動作を検出してそのオフストロークのオフ時
    間及び距離のいづれか一つ以上を計測させ、前記計測さ
    れたオフストロークのデータから文字間のオフストロー
    クかストローク間のオフストロークかを判定するための
    判定値をオフストローク毎に演算させ、前記演算された
    各判定値を参照して文字間のオフストロークを文字切出
    し位置として判定させ、前記判定された文字切出し位置
    から1文字分の文字パターンを切り出させ、前記切り出
    された文字パターンから手書き文字を認識させることを
    特徴とする手書き文字認識装置制御プログラムを記憶し
    た媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334420A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Dainippon Printing Co Ltd 処理装置及びプログラム
JP2009116824A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Canon Inc 描画編集システム及びそのグループ化処理方法、プログラム
WO2021225032A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 ブラザー工業株式会社 編集プログラム

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