JPH09133196A - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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JPH09133196A
JPH09133196A JP31366595A JP31366595A JPH09133196A JP H09133196 A JPH09133196 A JP H09133196A JP 31366595 A JP31366595 A JP 31366595A JP 31366595 A JP31366595 A JP 31366595A JP H09133196 A JPH09133196 A JP H09133196A
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JP
Japan
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speed
gear
motor
low
rotates
Prior art date
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Pending
Application number
JP31366595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Murata
篤司 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とする速度の可変範囲を大きくし、サー
ボモータ等と同等の精密な位置決めを安価に実現する。 【解決手段】 低速用の減速比を有する低速用モータ1
0と、低速用モータ10の低速回転軸11に設けられた
太陽歯車12と、高速用の減速比を有する高速用モータ
23と、高速用モータ23の高速回転軸24に設けられ
た高速用歯車25と、太陽歯車12の同心円上に設けら
れ,高速用歯車25の回転により回転する内歯車14
と、太陽歯車12及び内歯車14に歯合し,キャリア1
8に支持された複数個の遊星歯車20と、キャリア18
に連結された出力軸21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、レール上
を移動するロボット用台車や搬送車等に用いられる減速
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レール上に移動自在に設けられた
ロボット用台車等は、通常、高速走行させ、目的位置に
近づくと、低速走行させて所定の位置で停止させてい
る。
【0003】そして、精密な位置決めを行う場合、サー
ボモータやステッピングモータが用いられ、簡易的な位
置決めを行う場合、インバータとインダクションモータ
とが組み合わされて用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記サーボモー
タやステッピングモータを用いた場合、製作費用が高価
になるという問題点がある。
【0005】また、前記インバータとインダクションモ
ータとを組み合わせて用いた場合、最高速度と最低速度
との比率は通常10:1程度であり、得られる速度の可
変範囲は狭い。
【0006】そのため、インバータの出力周波数を下
げ、モータのトルクを低下させて減速した場合、あまり
速度は下げられず、また、モータの減速比を大きくした
場合、必要以上にモータを高速回転させることになり、
モータの高速側が犠牲になり、減速比をあまり大きくす
ることはできないという問題点がある。
【0007】本発明は、前記の点に留意し、必要とする
速度の可変範囲を大きくし、サーボモータ等と同等の精
密な位置決めを安価に実現できる減速装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の減速装置は、低速用の減速比を有する低速
用モータと、低速用モータの低速回転軸により回転する
太陽歯車と、高速用の減速比を有する高速用モータと、
高速用モータの高速回転軸により回転する高速用歯車
と、太陽歯車の同心円上に設けられ,高速用歯車の回転
により回転する内歯車と、太陽歯車及び内歯車に歯合
し,キャリアに支持された複数個の遊星歯車と、キャリ
アに連結された出力軸とを備えたものである。
【0009】従って、高速でロボット用台車等を走行さ
せる場合、低速用モータを停止し、高速用モータを回転
させると、高速回転軸を介して高速用歯車が回転し、高
速用歯車の回転により内歯車が回転し、これに連動して
遊星歯車が太陽歯車の回りを公転し、キャリアを介して
出力軸が高速で回転する。
【0010】つぎに低速でロボット用台車等の位置決め
を行う場合、高速用モータを停止し、低速用モータを回
転させると、低速回転軸を介して太陽歯車が回転し、こ
れに連動して遊星歯車が内歯車の内側を公転し、キャリ
アを介して出力軸が低速で回転する。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の1形態につき、切断正面図
を示した図1及び一部の概略斜視図を示した図2を参照
して説明する。それらの図において、1はレール上に移
動自在に設けられたロボット用台車等のフレーム、2は
フレーム1に透設された透孔、3はフレーム1の下方に
回転自在に設けられたロボット用台車等の左右方向の車
軸、4は車軸3にセットカラー5により固着された車軸
歯車である。
【0012】6は筒状の軸受台であり、軸受台6の下部
のフランジ7を貫通したねじ8によりフレーム1の上面
の透孔2の周縁部に装着されている。9は軸受台6の内
面に設けられた軸受である。
【0013】10はギヤードモータからなる低速用モー
タであり、低速用の減速比を有し、フレーム1の透孔2
の上方に設けられている。11は低速用モータ10の下
方へ導出された低速回転軸、12は低速回転軸11の下
端部に固着された太陽歯車である。
【0014】13は太陽歯車12の同心円上に設けられ
た環状体、14は環状体13の上部内面に形成され,太
陽歯車12の外側に位置した内歯車、15は環状体13
の下部外面に形成された,内歯車14より大径の外歯
車、16は環状体13の中央部に形成された貫通孔であ
り、内面に軸受台6と同様、軸受9が設けられている。
17は軸受台6と環状体13との間に介在された円筒状
のスペーサである。
【0015】18は環状体13の内側に設けられた円板
状のキャリア、19はキャリア18の上面に同一円周上
に等間隔に植設された上下方向の4本の支持杆、20は
各支持杆19に回転自在に支持された4個の遊星歯車で
あり、太陽歯車12及び内歯車14に歯合している。
【0016】21は上端がキャリア18の中央部に固着
された出力軸であり、環状体13の貫通孔16,スペー
サ17,軸受台6に上方から挿通され、貫通孔16及び
軸受台6の軸受9に回転自在に支持され、フレーム1の
透孔2を貫通し、下端がフレーム1の下方に位置してい
る。22は出力軸21の下端部に固着された出力歯車で
あり、車軸3の車軸歯車4に歯合している。
【0017】23はギヤードモータからなる高速用モー
タであり、高速用の減速比を有し、低速用モータ10の
側方に設けられている。24は高速用モータ23の下方
へ導出された高速回転軸、25は高速回転軸24の下端
部に固着された高速用歯車であり、外歯車15に歯合し
ている。
【0018】つぎに動作について説明する。まず、ロボ
ット用台車等を高速で走行させる場合、低速用モータ1
0が停止した状態で高速用モータ23が回転し、高速回
転軸24を介して高速用歯車25が回転し、高速用歯車
25の回転により外歯車15及び内歯車14が回転し、
これに連動して遊星歯車20が太陽歯車12の回りを公
転し、キャリア18を介して出力軸21が回転し、出力
歯車22,車軸歯車4を介して車軸3が高速で回転し、
ロボット用台車等が高速で走行する。
【0019】つぎに、ロボット用台車等の位置決めを行
う場合、即ちロボット用台車等が目的位置に近づくと、
ロボット用台車等を低速走行して所定の位置で停止させ
る場合、高速用モータ23が停止した状態で低速用モー
タ10が回転し、低速回転軸11を介して太陽歯車12
が回転し、これに連動して遊星歯車20が内歯車14の
内側を公転し、キャリア18を介して出力軸21が回転
し、出力歯車22,車軸歯車4を介して車軸3が低速で
回転し、ロボット用台車を低速走行させて所定の位置で
停止させる。
【0020】このように、機械的なギヤの切り換えなど
を必要とせず、電気的に両モータ23,10を選択する
だけで可変速機能を実現できる。
【0021】そして、前記形態の場合、高速用モータ2
3或いは低速用モータ10のいずれか一方を回転させて
出力を得るようにしたが、両モータ23,10を同時に
回転させ、合成速度で出力を得るようにしてもよい。
【0022】また、サーボモータ等を使用した場合に比
して製作費用が1/5〜1/10程度であり、安価にな
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、つぎに記載する効果を奏す
る。本発明の減速装置は、低速用の減速比を有する低速
用モータ10の低速回転軸11により太陽歯車12を回
転し、高速用の減速比を有する高速用モータ23の高速
回転軸24により高速用歯車25を回転し、太陽歯車1
2の同心円上に、高速用歯車25の回転により回転する
内歯車14を設け、太陽歯車12及び内歯車14に、キ
ャリア18に支持された複数個の遊星歯車20を歯合
し、キャリア18に出力軸21を連結したため、出力回
転数の異なる高速用モータ23,低速用モータ10を、
遊星歯車20を利用して連結し、共通の出力軸21を回
転させることができる。
【0024】さらに、高速時、小さな減速比を持った高
速用モータ23を使用することにより、必要以上にモー
タを高速回転させる必要がなく、モータの高速側が犠牲
にならず、また、低速時、大きな減速比を持った低速用
モータ10を使用し、トルクを低減することなく減速す
ることができる。
【0025】しかも、機械的なギヤの切り換え等を必要
とせず、電気的に両モータ23,10のいずれか一方を
選択すればよく、得られる速度の可変範囲を大きくする
ことができるとともに、サーボモータ等と同等の精密な
位置決めを安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の切断正面図である。
【図2】図1の一部の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 低速用モータ 11 低速回転軸 12 太陽歯車 14 内歯車 18 キャリア 20 遊星歯車 21 出力軸 23 高速用モータ 24 高速回転軸 25 高速用歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低速用の減速比を有する低速用モータ
    と、 この低速用モータの低速回転軸により回転する太陽歯車
    と、 高速用の減速比を有する高速用モータと、 この高速用モータの高速回転軸により回転する高速用歯
    車と、 前記太陽歯車の同心円上に設けられ,前記高速用歯車の
    回転により回転する内歯車と、 前記太陽歯車及び前記内歯車に歯合し,キャリアに支持
    された複数個の遊星歯車と、 前記キャリアに連結された出力軸とを備えた減速装置。
JP31366595A 1995-11-06 1995-11-06 減速装置 Pending JPH09133196A (ja)

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