JPH09132580A - 新規ジカルボン酸銅錯体及びガス貯蔵装置及びガス自動車 - Google Patents

新規ジカルボン酸銅錯体及びガス貯蔵装置及びガス自動車

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JPH09132580A
JPH09132580A JP7294018A JP29401895A JPH09132580A JP H09132580 A JPH09132580 A JP H09132580A JP 7294018 A JP7294018 A JP 7294018A JP 29401895 A JP29401895 A JP 29401895A JP H09132580 A JPH09132580 A JP H09132580A
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acid
gas
biphenyldicarboxylic acid
biphenyldicarboxylic
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JP7294018A
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Kenji Seki
建司 関
Masataka Fujiwara
正隆 藤原
Kazuaki Mori
和亮 森
Satoshi Takamizawa
聡 高見澤
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジカルボン酸銅錯体として新規な構造を持
ち、新しい用途として用いられ得る、あるいは、より高
い機能を実現可能にできるジカルボン酸銅錯体を提供す
ること。 【解決手段】 有機酸からなる添加剤を添加してあるビ
フェニルジカルボン酸溶液に、二価の銅塩を含有した溶
液を混合してビフェニルジカルボン酸銅錯体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジカルボン酸銅錯
体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、ジカルボン酸銅
錯体として、一次元のチャンネル構造を有するものが見
いだされ、その構造を利用した用途として、ガスの吸着
・吸蔵、触媒、分子ふるい等の機能が期待されている。
そこで、本発明の目的は、ジカルボン酸銅錯体として新
規な構造を持ち、新しい用途として用いられ得る、ある
いは、より高い機能を実現可能にできるジカルボン酸銅
錯体を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
〔構成1〕この目的を達成するための本発明は、ビフェ
ニルジカルボン酸溶液に、二価の銅塩を含有した溶液を
混合して得られるビフェニルジカルボン酸銅錯体を特徴
構成とし、さらに、前記ビフェニルジカルボン酸溶液
に、有機酸からなる添加剤を添加してあってもよく、前
記有機酸が、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオ
ン酸から選ばれる少なくとも一種であれば良く、前記銅
塩が、蟻酸銅、酢酸銅、硫酸銅から選ばれる少なくとも
一種であっても良く、前記銅塩を含有した溶液の溶媒と
しては、メタノール、エタノール、プロパノール等のア
ルコール類、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テ
トラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサン、アセト
ン等の有機溶媒を用いれば良く、また、前記ビフェニル
ジカルボン酸が、4、4’−ビフェニルジカルボン酸で
あれば好ましい。その作用効果は以下のとおりである。
【0004】〔作用効果1〕本発明の新規ビフェニルジ
カルボン酸銅錯体は、磁化率の測定から、銅イオンの周
りにジカルボン酸が配位した2核構造をとり、銅イオン
同士をジカルボン酸でつなぎ、前記銅イオンを格子点
a、a、………に配置した格子状の構造をとって、枡目
状の空隙b、b、………を形成した平面構造を有するも
のと考えられる。また、従来知られている種々の銅錯体
の構造データを基に、分子動力学法(MD法)によるコ
ンピューターシミュレーションで構造解析したところ、
前記ビフェニルジカルボン酸銅錯体は、図1に示すよう
に、前記平面構造が積層して前記空隙b、b、………同
士が連なって前記一次元のチャンネル構造を形成してい
るものと考えられる。
【0005】そこで、上述の新規ビフェニルジカルボン
酸銅錯体の性質を調べたところ、メタン、エタン、プロ
パン、ブタン等の燃料ガスや、酸素、窒素等に対して吸
着性能を示すことが分かり、また、粉末X線回折パター
ンより、銅イオン間距離がほぼ15Åであることもわか
った(図2参照)。
【0006】つまり、前記チャンネル構造により、前記
ビフェニルジカルボン酸銅錯体は、ガスを吸着する吸着
性能や、前記チャンネル構造に侵入した種々の化合物に
対して、異性化反応、重合反応、酸化還元反応を行う触
媒性能を発揮するものと期待される。
【0007】また、このようなビフェニルジカルボン酸
銅錯体は、ビフェニルジカルボン酸溶液に、二価の銅塩
を含有した溶液を混合することにより容易に得られ、こ
のような反応を行うにあたっては、前記ビフェニルジカ
ルボン酸溶液に、有機酸からなる添加剤を添加しておく
ことにより、pHを使用する銅塩それぞれに対する反応
条件に適するように制御でき、温和な反応条件で効率よ
くビフェニルジカルボン酸銅錯体を得られるため、低コ
ストでビフェニルジカルボン酸銅錯体を得られ、安価な
製品を供給することができる。また、前記有機酸が、蟻
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸から選ばれ
る少なくとも一種であれば、上述の反応に悪影響を生じ
にくく、例えば、前記、前記銅塩が、蟻酸銅、酢酸銅、
から選ばれる少なくとも一種であっても、生成するビフ
ェニルジカルボン酸銅錯体の構造を破壊するような不都
合が生じにくい。尚、前記銅塩が、硫酸銅、硝酸銅、炭
酸銅等の無機銅塩である場合には、上述の反応は比較的
に悪影響を受けにくいので、前記添加剤を添加すること
無く合成反応を行うことが出来るようになる。また、前
記銅塩を含有した溶液の溶媒としては、メタノール、エ
タノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、
トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサン、
アセトン等の有機溶媒を用いれば上述の反応に適し、や
はり、温和な反応条件で効率よくビフェニルジカルボン
酸銅錯体を得られるため、低コストでビフェニルジカル
ボン酸銅錯体を得られ、安価な製品を供給するのに役立
つ。また、前記ビフェニルジカルボン酸としては、4、
4’−ビフェニルジカルボン酸をもちいれば、最も構造
の安定したビフェニルジカルボン酸銅錯体を得られるの
で有利である。
【0008】〔構成2〕また、本発明に係わるガス貯蔵
装置の特徴構成は、気密保持可能でガスの出入口を備え
た耐圧容器の内方側にガス吸蔵空間を設けたガス貯蔵装
置において、前記ガス吸蔵空間に、構成1記載のビフェ
ニルジカルボン酸銅錯体を内装してあることにあり、そ
の作用効果は以下のとおりである。
【0009】〔作用効果2〕つまり、気密保持可能でガ
スの出入口を備えた耐圧容器の内方側にガス吸蔵空間を
設けたガス貯蔵装置は、前記入口から前記ガス吸蔵空間
に、吸蔵すべきガスを圧入することができ、前記ガス吸
蔵空間にガスを蓄積せることが出来る。このとき、前記
ガス吸蔵空間には、ビフェニルジカルボン酸銅錯体を内
装してあるから、圧入される前記ガスは前記ビフェニル
ジカルボン酸銅錯体の前記チャンネル構造内に吸着さ
れ、効率よく貯蔵することが可能となる。そして、吸着
された前記ガスは、容器内の圧力を低下させることによ
り、前記ビフェニルジカルボン酸銅錯体の前記チャンネ
ル構造内から前記ガスを脱着させ、前記出口から取出す
事が出来るようになり、ガスを貯蔵し、使用することが
可能になる。
【0010】〔構成3〕また、本発明に係わるガス自動
車の特徴構成は、構成2記載のガス貯蔵装置から供給さ
れる燃料ガスにより駆動力を得る内燃機関を備えたこと
にあり、その作用効果は以下のとおりである。
【0011】〔作用効果3〕つまり、このガス自動車
は、構成2記載のガス貯蔵装置を備えて構成してあるか
ら、比較的小さな容積中に、比較的低い圧力で大量の燃
料ガスを貯蔵でき、燃料タンクが小さく、コンパクト
で、長い走行距離を確保しやすいガス自動車を得られ
る。そのため、ガス自動車の普及を促進に役立ち、自動
車へのクリーンエネルギーの使用により、環境汚染等を
発生させにくくできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。本発明のビフェニルジカルボン酸銅錯体は、蟻
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸から選ばれ
る少なくとも一種の有機酸からなる添加剤を添加してあ
るビフェニルジカルボン酸溶液に対して、メタノール、
エタノール、プロパノール、ベンゼン、トルエン、アセ
トニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサン、アセトンからなる有機溶媒の少なくとも一種か
らなる溶媒に、蟻酸銅、酢酸銅、硫酸銅、硝酸銅、炭酸
銅から選ばれる少なくとも一種の銅塩を溶解した溶液を
混合静置するあるいは、ビフェニルジカルボン酸溶液に
対して、メタノール、エタノール、プロパノール、ベン
ゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘ
キサン、アセトンからなる有機溶媒の少なくとも一種か
らなる溶媒に、硫酸銅、硝酸銅、炭酸銅から選ばれる少
なくとも一種の銅塩を溶解した溶液を混合静置すること
により前記溶液からの沈殿物として得られる。前記新規
ビフェニルジカルボン酸銅錯体は、メタンガス吸蔵材と
して用いられ、例えば、約30Kg/cm2(abs)
の圧力において、粉末状態で約150Ncm3/gのメ
タンガスを吸蔵させて用いることができた。
【0013】このような新規ビフェニルジカルボン酸銅
錯体は以下の構成によって用いられる。図7には、本願
のガス貯蔵装置を備えたガス自動車2の概略構成が示さ
れている。このガス自動車2は、燃料タンク1として気
密保持可能でガスの出入口を備えた耐圧容器の内方側に
ガス吸蔵空間を設けたガス貯蔵装置であって、前記ガス
吸蔵空間に、前記ビフェニルジカルボン酸銅錯体を内装
してあるガス貯蔵装置を備えるとともに、この燃料タン
ク1から、タンク内に貯蔵される天然ガスを得て、燃焼
用酸素含有ガス(例えば空気)と混合して、その燃焼に
より走行駆動力を得る内燃機関としてのエンジン3を備
えている。前述の燃料タンク1は、所謂、圧力容器4を
備えて構成されるとともに、貯蔵対象のガスが出入り可
能な出入り口としての一対の出口5aと入口5bとを備
え、容器4内のガスを加圧状態に維持可能な気密保持機
構を構成する一対の弁6を、その出入り口夫々に備えて
いる。燃料である天然ガスは、ガスステーション7にお
いて、加圧状態で、前述の燃料タンク1に充填される。
この燃料タンク1は、当然、常温状態にあり、特に冷却
されたりすることはなく、気温が上昇する例えば夏場に
おいては、比較的温度が高くなる。このような条件下に
おいても、比較的高温(25〜60℃程度)の温度域に
おいても、その吸着能が高く、有効な使用が図れる。
【0014】さて、前述の燃料タンク1には、本願独特
の成型された有機金属錯体8が内装されており、この有
機金属錯体8が、天然ガス(メタンを主成分とするガス
の一例)を常温、加圧状態で吸着する。そして、出口側
の弁6を開放すると、吸着状態にあるガスは有機金属錯
体8から脱着され、エンジン3側に送られて燃焼して走
行駆動力を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下に前記新規ビフェニルジカルボン酸銅錯
体の具体的な合成方法及び性質を示す。
【0016】(1)合成 A.ジメチルホルムアミド60cm3と蟻酸1cm3とを
混合した混合溶媒に、ビフェニルジカルボン酸0.25
gを溶解させ、ジカルボン酸溶液を調製した。また一
方、蟻酸銅0.5gをメタノールに溶解させて、蟻酸銅
溶液を調製した。前記ジカルボン酸溶液を室温下で攪拌
しながら、前記蟻酸銅溶液を前記ジカルボン酸溶液に滴
下混合させた。この混合溶液を1日間静置すると、ビフ
ェニルジカルボン酸銅錯体が沈殿物として得られた。前
記沈殿物を吸引濾過し、100℃で4時間乾燥したとこ
ろ、得られたビフェニルジカルボン酸銅錯体は0.29
gであった。
【0017】B.ジメチルホルムアミド60cm3に、
ビフェニルジカルボン酸0.25gを溶解させ、ジカル
ボン酸溶液を調製した。また一方、硫酸銅(CuSO4
・5H2O)0.25gをジメチルホルムアミドに溶解
させて、硫酸銅溶液を調製した。前記ジカルボン酸溶液
を室温下で攪拌しながら、前記硫酸銅溶液を前記ジカル
ボン酸溶液に滴下混合させた。この混合溶液を1日間静
置すると、ビフェニルジカルボン酸銅錯体が沈殿物とし
て得られた。前記沈殿物を吸引濾過し、100℃で4時
間乾燥したところ、得られたビフェニルジカルボン酸銅
錯体は0.25gであった。
【0018】(2)性質 a.先のAによって合成したビフェニルジカルボン酸銅
錯体の比表面積を、BET法により調べたところ、90
0m2/gであった。 b.また、Aによって合成したビフェニルジカルボン酸
銅錯体の平均細孔径をHK法により調べたところ、7.
8Åであった(図3参照)。 c.前記ビフェニルジカルボン酸銅錯体のメタンガス吸
蔵量を調べたところ、図4のようになった。つまり、上
述のビフェニルジカルボン酸銅錯体は、加圧条件下でメ
タンガスを吸蔵するという新知見が得られ、メタンガス
吸蔵材として有効に利用できることが分かった。 d.Aによって合成した前記ビフェニルジカルボン酸銅
錯体のエタン、プロパン、ブタンガス吸蔵量を調べたと
ころ、図5のようになった。つまり、上述のビフェニル
ジカルボン酸銅錯体は、加圧条件下で各種の燃料ガスを
吸蔵するという新知見が得られ、燃料ガス吸蔵材として
有効に利用でき、ガス自動車等の燃料貯蔵タンクへの応
用が期待できることが分かった。 e.また、酸素、窒素についても吸蔵効果を調べたとこ
ろ、図6のようになり、燃料ガスに限らず、各種ガスを
吸蔵することから、一次元のチャンネル構造に各種ガス
が侵入して保持されることが示唆され、前記ビフェニル
ジカルボン酸銅錯体に種々の触媒を担持させる等によ
り、前記侵入した各種ガスに対する触媒反応性が期待で
きる。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビフェニルジカルボン酸銅錯体の三次元構造を
示す概略図
【図2】ビフェニルジカルボン酸銅錯体の粉末X線回析
パターンを示すグラフ
【図3】ビフェニルジカルボン酸銅錯体の孔径を示すグ
ラフ
【図4】ビフェニルジカルボン酸銅錯体のメタン吸着特
性(吸着等温線)を示すグラフ
【図5】ビフェニルジカルボン酸銅錯体の燃料ガス吸着
特性(吸着等温線)を示すグラフ
【図6】ビフェニルジカルボン酸銅錯体の酸素、窒素ガ
ス吸着特性(吸着等温線)を示すグラフ
【図7】ガス貯蔵装置を備えたガス自動車の概念図
【符号の説明】
1 ガス貯蔵装置 3 内燃機関 4 圧力容器 5a 出口 5b 入口 8 有機金属錯体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビフェニルジカルボン酸溶液に、二価の
    銅塩を含有した溶液を混合して得られるビフェニルジカ
    ルボン酸銅錯体。
  2. 【請求項2】 前記ビフェニルジカルボン酸溶液が、有
    機酸からなる添加剤を添加したものである請求項1記載
    のビフェニルジカルボン酸銅錯体。
  3. 【請求項3】 前記有機酸が、蟻酸、酢酸、トリフルオ
    ロ酢酸、プロピオン酸から選ばれる少なくとも一種であ
    る請求項2に記載のビフェニルジカルボン酸銅錯体。
  4. 【請求項4】 前記銅塩が、硫酸銅、硝酸銅、炭酸銅か
    ら選ばれる少なくとも一種である請求項1に記載のビフ
    ェニルジカルボン酸銅錯体。
  5. 【請求項5】 前記銅塩が、蟻酸銅、酢酸銅から選ばれ
    る少なくとも一種である請求項2または請求項3のいず
    れかに記載のビフェニルジカルボン酸銅錯体。
  6. 【請求項6】 前記銅塩を含有した溶液の溶媒がメタノ
    ール、エタノール、プロパノール、ベンゼン、トルエ
    ン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルス
    ルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
    ミド、ヘキサン、アセトンからなる有機溶媒の少なくと
    も一種を含むものである請求項1〜5のいずれかに記載
    のビフェニルジカルボン酸銅錯体。
  7. 【請求項7】 前記ビフェニルジカルボン酸が、4、
    4’−ビフェニルジカルボン酸である請求項1〜6のい
    ずれかに記載のビフェニルジカルボン酸銅錯体。
  8. 【請求項8】 気密保持可能でガスの出入口(5A),
    (5b)を備えた耐圧容器(4)の内方側にガス吸蔵空
    間を設けたガス貯蔵装置であって、前記ガス吸蔵空間
    に、請求項1〜7のいずれかに記載のビフェニルジカル
    ボン酸銅錯体(8)を内装してあるガス貯蔵装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のガス貯蔵装置(1)から
    供給される燃料ガスにより駆動力を得る内燃機関(3)
    を備えてあるガス自動車。
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NZ280962A NZ280962A (en) 1995-02-13 1996-02-09 Biphenyl dicarboxylic acid copper complex, use as methane absorbing-retaining agent, and use in gas storage apparatus
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