JPH09131420A - 特にサッカーボール用のボールカバー - Google Patents

特にサッカーボール用のボールカバー

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JPH09131420A
JPH09131420A JP8245139A JP24513996A JPH09131420A JP H09131420 A JPH09131420 A JP H09131420A JP 8245139 A JP8245139 A JP 8245139A JP 24513996 A JP24513996 A JP 24513996A JP H09131420 A JPH09131420 A JP H09131420A
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ball cover
regular
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flat
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JP8245139A
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Inventor
Michael Schwaner
ミッヒャエル・シユウアナー
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Uhlsport GmbH
Original Assignee
Uhlsport GmbH
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B41/00Hollow inflatable balls
    • A63B41/08Ball covers; Closures therefor

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球の最良の形を損なうことなく、ボールカバ
ーの全体の縫合長さを大幅に短くする。 【解決手段】 特にサッカーボール用のボールカバー
は、縁が互いに縫合されている平らな切断片からなって
いる。ボールカバーの表面は正五角形の面12のグルー
プと、正六角形の面11または3本腕状の星形の面のグ
ループとからなる模様を有する。各々の正五角形の面1
2は5個の六角形の面11または5個の3本腕状の星形
の面によって取り囲まれている。複数の正六角形の面1
1または3本腕状の星形の面は、平面状の展開状態でつ
ながっていて、少なくとも一つの一体の平らな切断片、
特に型抜き片を形成している。各々の正五角形の面12
は分離された平らな切断片、特に型抜き片として形成さ
れている。この個々の正五角形の面12はそれぞれ5つ
のすべての辺で、正六角形の面11または星形の面を含
む共通の平らな切断片の縁に縫合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平らな切断片から
なる、特にサッカーボール用のボールカバーに関する。
更に詳しくは、表面が正五角形の面のグループと、この
正五角形の面と同じ長さの辺を有する正六角形の面のグ
ループとからなる模様を有し、各々の正五角形の面が5
個の六角形の面によって取り囲まれている、ボールカバ
ーと、表面が正五角形の面のグループと、3本腕の放射
状の面のグループとからなる模様を有し、この放射状の
面の腕の長さがそれぞれ正五角形の面の辺の長さの半分
であり、各々の五角形の面が5個の放射状の面によって
取り囲まれている、ボールカバーと、表面が二つの多角
形の面のグループからなり、この多角形の面が規則正し
く交互に配置されてその縁が互いに隣接している、ボー
ルカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知のボールカバーは、それぞ
れ辺の長さが同じである20個の正六角形と12個の正
五角形の組み合わせからなり、正五角形の各々の辺に六
角形の辺が接続している。この技術水準については例え
ばドイツ連邦共和国特許パンフレット“B.O.S.-Sportba
elle ISPO 1971”第2頁を参照されたし。この技術水準
の場合には、六角形の面積が五角形よりも非常に大きい
ので、不均一な材料張力が生じることになる。
【0003】他のボールカバーがドイツ連邦共和国特許
第3726830号明細書により知られている。この明
細書に記載された技術水準では、ボールカバーが12個
の正五角形と20個の回転対称の3本腕の放射状部材と
からなっている。この第2のデザインの公知のボールカ
バーの利点は、すべての個々の部材の面積がほぼ同じ大
きさであるので、使用状態ですべてのボール接合片(五
角形と放射状部材)でほぼ同じ材料張力が生じることに
ある。
【0004】全部で32個の個々の部材(型抜き片)を
つなぎ合わせ(縫合)することによってボールカバーを
形成する前記の両技術的実施方法は、今までの技術水準
において、できるだけ少ない切断片でボールカバー(ま
たはこのボールカバーで形成されたボール)の完全な球
均整を得るという試みでは最適である。これに関連し
て、この多数の個々の切断片の縫合を常に手作業で行わ
なければならないことが重要である。12個の五角形部
材と20個の六角形部材または放射状部材の縁または縫
い目の合計の数が多いので、縫合長さが非常に長くな
る。従って、全部で32個の個々の切断片のこの手作業
による縫合は、多大の労力およびコストを必要とする。
【0005】上記の実状であるので、ボール接合片(個
々の切断片)の数またはこのようなボールカバーの縫合
長さの合計を更に減らすことが常に模索された。なぜな
ら、縫い目は製作コストを高めるだけでなく、ボールカ
バーの弱い個所となるからである。すなわち、 1.縫合糸はボール内圧による負荷や使用時の負荷の下
で、きわめて大きな応力を受ける部品である。縫合糸は
ボールカバーを形成するボール接合片(個々の切断片)
の皮材料または合成皮材料よりも頻繁にちぎれる。 2.球の包絡面はボール接合片をその縁に沿って互いに
接触させる。この辺は常に、ボール表面の中央の高さよ
りも高い(小さな)隆起部を形成する。従って、各々の
縫い目はボール表面の丸みを損なうことになる。特に、
ボール接合片の縁が大きな摩擦応力にさらされる。 3.ボール内圧によってボール容積が大きくなる。すな
わち、ボールの外周は例外的な場合にのみ理想の寸法で
あり、内圧に依存して変化する。長時間の使用の後で
は、ボール外周は材料疲労のために大きくなる。この場
合、ボールは全体が大きくなりすぎる。ボール接合片
(個々の切断片)の材料の伸びによる膨張は小さく、縫
い目の拡大による膨張が大きい。 4.グラウンドが湿っているときは、ボールの縫合され
たカバーが湿気を吸収し、例外なく作用が低下する。す
なわち、ボールはコントロールしにくくなり、跳ねにく
くなる。従って、水分の吸収の低減は、あらゆるボール
メーカーの変わらぬ開発目標である。ボールカバーは充
分に水密であるので、ボールカバーを通って侵入する湿
気は少ない。湿気はほんどが縫い目を通ってボール内部
に侵入し、そこでボール接合片(個々の切断片)の織物
貼り合わせ部、ボールカバーとボール空気袋との間の中
空室および縫合糸に溜まる。従って、ボールカバーの全
体の縫合長さを短くできると、ボールの水分吸収が少な
くなるか少なくとも遅くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】冒頭に述べた技術水準
および詳細に説明した欠点から出発して、本発明は、球
の最良の形を損なうことなく、ボールカバーの全体の縫
合長さを大幅に短くすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1記載のごとく、表面が正五角形の面のグル
ープと、この正五角形の面と同じ長さの辺を有する正六
角形の面のグループとからなる模様を有し、各々の正五
角形の面が5個の六角形の面によって取り囲まれてい
る、ボールカバーの場合には、複数の正六角形の面が、
平面状の展開状態でつながっていて、少なくとも一つの
一体の平らな切断片、特に型抜き片を形成し、各々の正
五角形の面が分離された平らな切断片、特に型抜き片と
して形成され、この個々の正五角形の面がそれぞれ5つ
のすべての辺で、正六角形の面を含む共通の平らな切断
片の縁に縫合されていることによって解決される。更
に、請求項2記載のごとく、表面が正五角形の面のグル
ープと、3本腕の放射状の面のグループとからなる模様
を有し、この放射状の面の腕の長さがそれぞれ正五角形
の面の辺の長さの半分であり、各々の五角形の面が5個
の放射状の面によって取り囲まれている、ボールカバー
の場合には、複数の3本腕の放射状の面が、平面状の展
開状態でつながっていて、少なくとも一つの一体の平ら
な切断片、特に型抜き片を形成し、各々の正五角形の面
が分離された平らな切断片、特に型抜き片として形成さ
れ、この個々の正五角形の面がそれぞれ5つのすべての
辺で、放射状の面を含む共通の平らな切断片の辺に縫合
されていることによって解決される。
【0008】少なくとも理論的には、請求項1の上位概
念記載のボールカバーの場合には、請求項7記載の特徴
によっても解決される。しかし、請求項1,2に記載さ
れた解決策は実際に容易に実施可能である。本発明は次
の原理的な思想に基づいている。12個の五角形のボー
ル接合片と20個の六角形のボール接合片からなるボー
ルカバーから出発し、このボールカバーの模様を平面状
に展開する場合、このようなボールカバーの多数の縫い
目のうちの一部だけをほどけばよいことが判る。これに
対して、多数の縫合接続部はボールカバーを“平面状に
した”状態で存続する。その結果、本発明は、この縫い
目は最初から余分であるという認識に至った。すなわ
ち、ボール表面材料は多くの個所で分離しないでつなげ
て形成可能であり、この個所では縫い目を省略すること
ができる。従って、ボールカバーは、模様の平面部材
(例えば32個の五角形と六角形のボール接合片)を多
数の接続個所を介してつなげることにより、基本的には
1個の型抜き片から構成可能である。この基本思想は、
比較的に理論的である請求項7記載の他の発明に相当す
る。この1個の大きな型抜き片を所望の球形に縫合する
ために、今までの技術水準と比べて、必要な縫合個所が
最少となる。
【0009】これに対して、請求項1,2記載の実際的
な発明は、実際のボール接合片の輪郭の周りにおいて、
すべての縫合縁で一つの縫い代を必要とするという思想
に基づいている。この必要性は五角形のボール接合片の
個々の切断片(型抜き片)によって考慮される。すなわ
ち、五角形のボールボール接合片の周りで縫合される。
【0010】請求項1または2記載の発明思想の実施形
として、請求項3記載のボールカバーの構造が提案され
る。これにより(同様な平面模様を有する従来のボール
カバーと比べて)最大で19個の縫合個所が節約され
る。更に、製作時の個々の部材の数は32個から13個
に減る。この実施形の場合、ボールは32個の個々の接
合片(切断片)を有する従来の実施形と同じ最適な球形
状を得る。
【0011】請求項1,2記載の発明の有利な他の実施
形は請求項4〜6に記載してある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図示し、更に説明するた
めに、図に示し次に説明する実施の形態が役立つ。図1
に部分的に示し平面に拡げたボールカバー10は、サッ
カーボールの場合によく知られているように、正六角形
の形をしたボール接合片11と、正五角形として形成さ
れたボール接合片12とからなっている。ボール接合片
11,12の辺の長さは同じである。従って、完成した
(球形の)ボールカバー10では、五角形のボール接合
片12の周りにそれぞれ5個の六角形のボール接合片1
1が集められた平面模様ができる。全体として、12個
の五角形のボール接合片12と、20個の六角形のボー
ル接合片11が設けられる。それによって、ボールカバ
ー10が、得ようとする球形に最も近くなる。
【0013】従って、図1から明らかな平面模様で構成
される慣用のボールカバーの場合には、全部で継ぎ目が
90個になる。なぜなら、五角形のボール接合片と六角
形のボール接合片はそれぞれ単一部品として形成されて
いるからである。平面状に拡げられた(展開された)ボ
ールカバー10の図1から明らかな部材は、ボール接合
片11,12が、分離された単一部品として形成されな
いで、縁13〜20でつながっている(しかし縫合され
ていない)、すなわち一体の部品を形成することを示し
ている。従って、一体のボールカバー10を“最終組み
立て”してボール形状を仕上げる際に、図1に示すボー
ルカバー10の部分は、縁21〜29だけを互いに接続
するだけでよい(図1に示すボールカバーが、正六角形
ボール接合片11の代わりに、例えば図2〜9において
31で示すような3本腕の放射状部材(星形部材)を備
えているときにも、同じことが言える)。
【0014】しかし、実際に容易に実現可能な解決策を
得るために、図1に示す(どちらかと言えば理論的な)
例を次のように変形すべきである。すなわち、六角形の
ボール接合片11(またはその代わりに放射状部材(3
1))だけを互いにつながる部品として形成し、五角形
のボール接合片12を(公知の技術水準の場合のよう
に)別個の部品として形成(例えば型抜き)するように
変形すべきである。この場合、(図1の部分的な図示に
関して)縁21〜29だけでなく、縁16,18,20
を縫合すべきである。この変形例の利点は、それによっ
て縫合すべき縁(16,18,20,21〜29)で行
われる、必要な縫い代のための材料準備が、(図1に示
すように)1個の繋がっている切断片だけからなるボー
ルカバーの場合よりも簡単に実施可能であることにあ
る。前記の変形例の場合には(同じ模様の公知のボール
カバーと比べて)全部で19個所の縫い目が省略され
る。
【0015】図2,3の実施の形態の場合には、図3に
おいて30で示したボールカバーは、20個の3本腕の
放射状ボール接合片31と、12個の正五角形のボール
接合片12からなっている(3本腕の放射状ボール接合
片31の代わりに、図1において11で示した正六角形
の接合片を20個設けてもよい)。五角形のボール接合
片12は図1の実施の形態のものと同じである。この五
角形のボール接合片12は図3に示してあり、図2には
示していない。図2から判るように、すべての3本腕の
放射状ボール接合片31は1個の型抜き片32を形成す
るよう互いに一体に接続している。判りやすくするため
に、(仮想の)接続個所はそれぞれ破線で示してある。
五角形のボール接合片12はすべて、その全部の縁で、
一体の型抜き片32(図2)に縫合され、この縫合によ
って図3に示す完成した(球状の)ボールカバー30が
形成される。この場合、放射状ボール接合片31の個々
の自由縁の縫合が行われ、しかも図3に示すように3
4,35,36で行われる。そして、5個の3本腕の放
射状ボール接合片31が五角形のボール接合片12の周
りに集められる(図3参照)。
【0016】この実施の形態の場合には、技術水準(ド
イツ連邦共和国特許第3726830号)の同様な模様
を有するボールカバーと比べて、全部で19個の縫い目
が省略される。更に、製作時に、13個の部品、すなわ
ちつながっている1個の型抜き片32と12個の五角形
のボール接合片12を使用するだけでよい。これは、全
部で32個の部品を使用しなければならない技術水準
(例えばドイツ連邦共和国特許第3726830号)の
ボールカバーと比べて、製造がきわめて容易になる。
【0017】本発明のボールカバー30または10(図
2,3または図1)を用いて作られたボールは、球の均
整がすばらしくよく取れるので、全部で32個の部品か
らなる慣用のボールカバーと比べてまったくひけをとら
ない。図4,5の実施の形態は、特に図4に示すよう
に、それぞれ4個の3本腕の放射状ボール接合片31が
共通の型抜き片として一体に形成されている。それによ
り、図5において37で示したボールカバーの場合、一
体の型抜き片38〜42が全部で5個となる。この型抜
き片は43〜46で互いに縫合されている。一体に(縫
い目なしに)形成された、3本腕の放射状ボール接合片
31の接続個所は、(図2,3に示すように)理解しや
すくするために(仮想の)破線33で示してある。(し
かし、図4,5の実施の形態の場合にも、そこに示した
3本腕の放射状部材31は同様に、六角形のボール接合
片11(図1)と置き換えることができる。) 図5に示すボールカバー37は、図2,3の実施の形態
の場合と同様に、個々の型抜き片として形成された全部
で12個の五角形のボール接合片12によって補完さ
れ、このボール接合片は図4において予め製作された部
品47を形成する型抜き片38〜42の縁に縫合され
る。この場合、図5から明らかなように、異なる3本腕
の放射状ボール接合片31の縁も、例えば48,49,
50のところで互いに縫合される。
【0018】図4,5の実施の形態の利点は、型抜き片
38〜42が取り扱い操作にとって最適な大きさを有
し、その製作時に裁断くずが非常に少ないことにある。
上述のように全部で17個の型抜き片(単一部品38〜
42と12個の五角形ボール接合片12)を必要とする
図4,5の実施の形態の場合には更に、全部で32個の
切断片からなる従来のボールカバーと比べて、15の縫
い目が節約される。
【0019】図6,7の実施の形態の場合にはそれぞれ
2つの3本腕の放射状ボール接合片31が一つの型抜き
片にまとめられている。それによって、図7において5
1で示すボールカバーのために、全部で10個の集団型
抜き片が必要である。この集団型抜き片は図6において
52〜61によって示してある。一体に(縫い目なし
に)形成された、3本腕の放射状ボール接合片31の接
続個所は、(図2,3または図4,5のように)、理解
しやすくするために、(仮想の)破線33で印をつけて
ある。個々の集団型抜き片51〜61は62〜70にお
いて互いに縫合されている。これにより、図6において
全体を71で示した部材が生じる。この部材は(図2,
3と図4,5の実施の形態の場合と同様に)、図7から
判るような完成したボールカバー51を得るために、個
々の型抜き片として形成された全部で12個の五角形ボ
ール接合片12によって補完される。この五角形ボール
接合片は部材71の縁に縫合しなければならない。この
場合、3本腕の放射状ボール接合片31の縁も(図7に
おいて参照符号72,73で示すように)互いに縫合さ
れる(図6,7の実施の形態の場合にも、3本腕の放射
状ボール接合片の代わりに、六角形のボール接合片11
(図1)を使用することができる)。
【0020】従って、図6,7のボールカバーは全体と
して、22個の単一切断片(集団切断片52〜61+1
2個の五角形ボール接合片12)からなっている。この
単一切断片は80個の単一縫い目によって接続される。
それによって、32個の単一切断片からなる従来のボー
ルカバー(これは90個の単一縫い目を必要とする)と
比べて、10個の縫合接続部が節約される。
【0021】図4,5と図6,7の実施の形態は、上述
の利点に加えて、従来の32個の接合片からなるボール
カバーと比べて材料消費が多くならないという共通の利
点がある。それどころか、基本的には従来のボール接合
片の場合と同じ材料を使用することができるので、縫い
目を省略する個所でボール接合片の縫い代が不要であ
る、すなわち材料をかなり節約することができるという
利点がある。
【0022】図8,9の実施の形態の特徴は、それぞれ
10個の3本腕状放射状ボール接合片31が1個の集団
切断片74,75にまとめられていることにある。両集
団切断片74,75の縫合は76のところで行われる
(図8参照)。集団切断片74,75に縫合される12
個の五角形ボール接合片12(図9参照)と共に、全部
で14個の単一切断片(74,75と12個の五角形ボ
ール接合片12)からなる、図9において77で示した
ボールカバーが形成される(勿論、図8,9の実施の形
態の場合にも、3本腕の放射状ボール接合片31の代わ
りに、正六角形のボール接合片を設けることができ
る)。
【0023】次に、32個の単一切断片からなる慣用の
ボールカバーと比較した、本発明の(上記のすべての実
施の形態の)利点についてまとめて説明する。 1.縫い目の数が少ないので、製作手間が少なくて済
み、それに伴い製作コストが安価である。 2.(従来のボールカバーの場合の)32個の単一切断
片ではなくて、1個(図1)、13個(図2,3)、1
7個(図4,5)、22個(図6,7)または14個
(図8,9)の単一切断片の取り扱い操作は簡単であ
る。 3.図4,5と図6,7の実施の形態の場合には、従来
のボールカバーと比べて材料の消費が幾分少ない。 4.図示のすべての実施の形態の場合、38個、30個
または20個のボール接合片エッジの縫い代が不要であ
ることにより、ボールカバーの重量を大幅に軽くするこ
とができる。 5.縫い目の数が減ることにより、ボールカバーの水分
吸収が少ない。 6.摩耗、縫い目欠陥または縫い目過剰応力によって損
傷を生じ得る弱い個所の数が少なくなる。 7.本発明によるボールカバーの互いに接続される六角
形のボール接合片11(図1)または3本腕の放射状ボ
ール接合片31(図2〜9)は、格子網を形成し、この
格子網の間の中間室内に五角形ボール接合片12が組み
込まれている。32個の単一切断片からなる従来のボー
ルカバーの場合には、この格子網は30個の縫い目にっ
よって中断されており、本発明によるボールカバーの場
合には11個(図2,3)または15個(図4,5)ま
たは20個(図6,7)の縫い目によって中断されてい
る。有利な結果は重大な効果を示す固定された結合であ
る。すなわち、先ず最初に、従来の縫合されたボールに
対して飛ぶ状態や跳ね状態が大幅に改善される。ボール
は高い固有振動数を有する(小さなばね定数を有するば
ねよりも高い固有振動数を有する大きなばね定数を有す
るばねに似ている)。高い振動数は迅速に緩衝する。従
来のボールカバーと比較して本発明によるボールカバー
のこの迅速な緩衝は、スムースな飛び状態を生じ、懸念
されるボールの“ふらつき”を防止する。 8.高いボール内圧の下で、本発明によるボールカバー
は従来のボールカバーよりも膨張が小さい。従って、本
発明によるボールカバーによって作られたボールはその
目標円周を非常に正確に保つ。更に、縫い目の広がりが
小さい。縫い目は“少ない歯を示す”。すなわち、六角
形のボール接合片11(図1)または3本腕の放射状ボ
ール接合片31(図2〜9)の格子網の広がりが小さい
ことにより、上記のボール接合片(11または31)の
縁と五角形ボール接合片12の縁の間のすべての縫い目
も伸びが小さい。 9.本発明は次の重要な製造技術的な効果を奏する。冒
頭に述べた種類の従来のボールの場合には、20〜32
個の単一ボール接合片が(それぞれの実際のデザイン
で)別々に印刷され、多大のコストがかかる。これに対
して、本発明は別個の印刷工程を10、5,2回または
1回の印刷工程に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1個の型抜き片からなるボールカバー(一部)
の実施の形態を示す平らな展開図であり、このボールカ
バーは正五角形のボール接合片と正六角形のボール接合
片の模様を有する。
【図2】3本腕の放射状部材として形成された全部で2
0個のボール接合片を一体にまとめたボールカバーの他
の実施の形態のための(平面状の)一つの型抜き片を示
す図である。
【図3】図2の型抜き片と、正五角形部材として形成さ
れた12個の他の小さな型抜き片(ボール接合片)とを
使用して形成された出来上がったボールを示す図であ
る。
【図4】それぞれ4個の3本腕状放射状部分面(ボール
接合片)によって形成された、ボールカバーの他の実施
の形態のための互いに縫合された5個の型抜き片を示
す、図2と同様な図である。
【図5】図4の5個の型抜き片と、正五角形部材として
形成された小さな他の12個の型抜き片(ボール接合
片)とを用いて形成された出来上がったボールを示す図
である。
【図6】それぞれ2個の3本腕の放射状部材をまとめる
ことによって形成された、ボールカバーの他の実施の形
態のための縫合された10個の型抜き片を示す、図2ま
たは4と同様な図である。
【図7】図6に示した10個の型抜き片と、正五角形部
材として形成された小さな他の12個の型抜き片(ボー
ル接合片)とを用いて形成された出来上がったボールを
示す図である。
【図8】それぞれ10個の3本腕状放射状部分面をまと
めることによって形成された、ボールカバーの他の実施
の形態のための互いに縫合された2個の型抜き片を示
す、図2,4または6と同様な図である。
【図9】図8に示した2個の型抜き片と、正五角形部材
として形成された小さな他の12個の型抜き片(ボール
接合片)とを用いて形成された出来上がったボールを示
す図である。
【符号の説明】
11 六角形の面 12 五角形の面 10,30,51,77 ボールカバー 21〜29 辺 31 3本腕の放射状面 32,38〜42,52〜61,74,75 平ら
な一体の切断片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁が互いに縫合されている平らな切断片
    からなる、特にサッカーボール用のボールカバーであっ
    て、ボールカバーの表面が正五角形の面(12)のグル
    ープと、この正五角形の面(12)と同じ長さの辺を有
    する正六角形の面(11)のグループとからなる模様を
    有し、各々の正五角形の面(12)が5個の六角形の面
    (11)によって取り囲まれている、ボールカバーにお
    いて、複数の正六角形の面(11)が、平面状の展開状
    態でつながっていて、少なくとも一つの一体の平らな切
    断片、特に型抜き片を形成し、各々の正五角形の面(1
    2)が分離された平らな切断片、特に型抜き片として形
    成され、この個々の正五角形の面(12)がそれぞれ5
    つのすべての辺で、正六角形の面(11)を含む共通の
    平らな切断片の縁に縫合されていることを特徴とするボ
    ールカバー。
  2. 【請求項2】 縁が互いに縫合されている平らな切断片
    からなる、特にサッカーボール用のボールカバーであっ
    て、ボールカバーの表面が正五角形の面(12)のグル
    ープと、3本腕の放射状の面(31)のグループとから
    なる模様を有し、この放射状の面の腕の長さがそれぞれ
    正五角形の面(12)の辺の長さの半分であり、各々の
    五角形の面(12)が5個の放射状の面(31)によっ
    て取り囲まれている、ボールカバーにおいて、複数の3
    本腕の放射状の面(31)が、平面状の展開状態でつな
    がっていて、少なくとも一つの一体の平らな切断片(3
    2;38〜42;52〜61;74,75)、特に型抜
    き片を形成し、各々の正五角形の面(12)が分離され
    た平らな切断片、特に型抜き片として形成され、この個
    々の正五角形の面(12)がそれぞれ5つのすべての辺
    で、放射状の面(31)を含む共通の平らな切断片(3
    21または38〜42;52〜61;74,75)の縁
    に縫合されていることを特徴とするボールカバー。
  3. 【請求項3】 ボールカバー(30)が13個の平らな
    切断片、すなわち12の同一の正五角形の面(12)
    と、1個の大きな一体の切断片(32〜42)からな
    り、この一体の切断片がそれぞれ4個の同一の3本腕の
    放射状の面(31)または4個の同一の正六角形の面
    (11)からなっていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のボールカバー。
  4. 【請求項4】 ボールカバー(37)が17個の平らな
    切断片、すなわち12の同一の正五角形の面(12)
    と、5個の大きな一体の切断片(38〜42)からな
    り、この一体の切断片がそれぞれ4個の同一の3本腕の
    放射状の面(31)または4個の同一の正六角形の面
    (11)からなっていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のボールカバー。
  5. 【請求項5】 ボールカバー(51)が22個の平らな
    切断片、すなわち12の同一の正五角形の面(12)
    と、10個の一体の切断片(52〜61)からなり、こ
    の一体の切断片がそれぞれ2個の同一の3本腕の放射状
    の面(31)または2個の同一の正六角形の面(11)
    からなっていることを特徴とする請求項1または2記載
    のボールカバー。
  6. 【請求項6】 ボールカバー(77)が14個の平らな
    切断片、すなわち12の同一の正五角形の面(12)
    と、2個の大きな一体の切断片(74,75)からな
    り、この一体の切断片がそれぞれ10個の同一の3本腕
    の放射状の面(31)または10個の同一の正六角形の
    面(11)からなっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のボールカバー。
  7. 【請求項7】 縁が互いに縫合されている平らな切断片
    からなる、特にサッカーボール用のボールカバーであっ
    て、ボールカバーの表面が二つの多角形の面(11,1
    2)のグループからなり、この多角形の面が規則正しく
    交互に配置されてその縁が互いに隣接している、ボール
    カバーにおいて、ボールカバー(10)が平面状の展開
    状態でつながった1個の切断片、特に型抜き片として形
    成され、この切断片が多角形の面の模様(11,12)
    を有し、球の形を形成するために、模様を形成する多角
    形の面(11,12)の、平面状の型抜き片で互いに分
    散している隣接する辺(21〜29)だけが縫合されて
    いることを特徴とするボールカバー。
JP8245139A 1995-11-07 1996-09-17 特にサッカーボール用のボールカバー Pending JPH09131420A (ja)

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