JPH09130976A - 時系列的選択負荷しゃ断装置 - Google Patents
時系列的選択負荷しゃ断装置Info
- Publication number
- JPH09130976A JPH09130976A JP7281214A JP28121495A JPH09130976A JP H09130976 A JPH09130976 A JP H09130976A JP 7281214 A JP7281214 A JP 7281214A JP 28121495 A JP28121495 A JP 28121495A JP H09130976 A JPH09130976 A JP H09130976A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- circuit breaker
- load
- breaker
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- Pending
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力系統の交流母線１に接続された複数の負
荷と、各負荷と交流母線１を結ぶ各電路に介挿されたし
ゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２とを備え、外部しゃ断命令
（トリガ）としゃ断器の選択信号とに基づいてしゃ断器
を選択しゃ断する選択負荷しゃ断装置において、しゃ断
器選択時点からしゃ断命令が出されるまでの間で負荷状
況が変わっても、適正に負荷の選択しゃ断ができるよう
にする。 【解決手段】 前記各しゃ断器に各々設けられ、各負荷
に流れる電流を変流器１１および電流検出器１２で検出
し、該検出電流が所定の電流設定値よりも大きいときに
ハイレベル信号を出力する比較回路１３を設ける。この
比較回路１３の出力と外部しゃ断命令（トリガ）の論理
積をアンド回路１４でとり、さらにアンド回路１４の出
力としゃ断器の選択信号との論理積をアンド回路１５で
とり、該アンド回路１５のアンド条件が成立したときに
しゃ断器をしゃ断する。
荷と、各負荷と交流母線１を結ぶ各電路に介挿されたし
ゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２とを備え、外部しゃ断命令
（トリガ）としゃ断器の選択信号とに基づいてしゃ断器
を選択しゃ断する選択負荷しゃ断装置において、しゃ断
器選択時点からしゃ断命令が出されるまでの間で負荷状
況が変わっても、適正に負荷の選択しゃ断ができるよう
にする。 【解決手段】 前記各しゃ断器に各々設けられ、各負荷
に流れる電流を変流器１１および電流検出器１２で検出
し、該検出電流が所定の電流設定値よりも大きいときに
ハイレベル信号を出力する比較回路１３を設ける。この
比較回路１３の出力と外部しゃ断命令（トリガ）の論理
積をアンド回路１４でとり、さらにアンド回路１４の出
力としゃ断器の選択信号との論理積をアンド回路１５で
とり、該アンド回路１５のアンド条件が成立したときに
しゃ断器をしゃ断する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統に設けら
れた複数の負荷を選択しゃ断する装置の性能に係り、特
に時系列的選択負荷しゃ断装置に関する。
れた複数の負荷を選択しゃ断する装置の性能に係り、特
に時系列的選択負荷しゃ断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電力系統における各種機器、設備はしゃ
断器を介して互いに接続され、機器、設備の事故発生時
には、当該事故機器側のしゃ断器をしゃ断することによ
って、事故機器を他の健全機器から切り離すようにして
いる。
断器を介して互いに接続され、機器、設備の事故発生時
には、当該事故機器側のしゃ断器をしゃ断することによ
って、事故機器を他の健全機器から切り離すようにして
いる。
【０００３】図２に電力系統の単線結線図を示す。この
図において、交流電源（図示省略）の交流電力はしゃ断
器ＣＢ０、交流母線１および複数のしゃ断器ＣＢ１〜Ｃ
ＢＮを介して複数の負荷１〜負荷Ｎに供給される。前記
しゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮの選択しゃ断は、しゃ断器の選
択信号と外部しゃ断命令との論理積をとって行ってい
る。
図において、交流電源（図示省略）の交流電力はしゃ断
器ＣＢ０、交流母線１および複数のしゃ断器ＣＢ１〜Ｃ
ＢＮを介して複数の負荷１〜負荷Ｎに供給される。前記
しゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮの選択しゃ断は、しゃ断器の選
択信号と外部しゃ断命令との論理積をとって行ってい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】現状では負荷の選択し
ゃ断の該当しゃ断器の選択は、予めスイッチ等で選択し
ているため、図３のように選択した時点ｔ0と、現時点
（しゃ断命令が出された時点）ｔ1とでは時間の経過が
ある。従ってこの経過期間において負荷の状況が変わっ
てしまい、しゃ断命令が出される現時点ｔ1では適正な
選択が行えないことが多い。尚図３において図２と同一
部分は同一符号をもって示している。
ゃ断の該当しゃ断器の選択は、予めスイッチ等で選択し
ているため、図３のように選択した時点ｔ0と、現時点
（しゃ断命令が出された時点）ｔ1とでは時間の経過が
ある。従ってこの経過期間において負荷の状況が変わっ
てしまい、しゃ断命令が出される現時点ｔ1では適正な
選択が行えないことが多い。尚図３において図２と同一
部分は同一符号をもって示している。
【０００５】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、しゃ断器選択時点からしゃ断命令が出され
るまでの期間で負荷の状況が変わっても、適正に負荷の
選択しゃ断を行うことができる時系列的選択負荷しゃ断
装置を提供することにある。
その目的は、しゃ断器選択時点からしゃ断命令が出され
るまでの期間で負荷の状況が変わっても、適正に負荷の
選択しゃ断を行うことができる時系列的選択負荷しゃ断
装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、（１）電力系統の交流母線に並列接続
された複数の負荷と、前記各負荷と前記交流母線とを結
ぶ複数の電路に各々介挿されたしゃ断器とを備え、外部
しゃ断命令としゃ断器の選択信号とに基づいて前記しゃ
断器を選択しゃ断する選択負荷しゃ断装置において、前
記各しゃ断器に各々設けられ、しゃ断器と負荷を結ぶ電
路に流れる電流を検出した検出電流が所定の電流設定値
よりも大きいときに信号を出力する比較回路と、前記比
較回路の出力信号と外部しゃ断命令の論理積をとる第１
の論理積回路と、前記第１の論理積回路の出力信号とし
ゃ断器の選択信号との論理積をとる第２の論理積回路と
を有し、前記第２の論理積回路の論理積条件成立時に当
該論理積回路側のしゃ断器をしゃ断することを特徴と
し、（２）前記各比較回路の電流設定値は、前記各しゃ
断器に対して各々個別に設定されていることを特徴とし
ている。
達成するために、（１）電力系統の交流母線に並列接続
された複数の負荷と、前記各負荷と前記交流母線とを結
ぶ複数の電路に各々介挿されたしゃ断器とを備え、外部
しゃ断命令としゃ断器の選択信号とに基づいて前記しゃ
断器を選択しゃ断する選択負荷しゃ断装置において、前
記各しゃ断器に各々設けられ、しゃ断器と負荷を結ぶ電
路に流れる電流を検出した検出電流が所定の電流設定値
よりも大きいときに信号を出力する比較回路と、前記比
較回路の出力信号と外部しゃ断命令の論理積をとる第１
の論理積回路と、前記第１の論理積回路の出力信号とし
ゃ断器の選択信号との論理積をとる第２の論理積回路と
を有し、前記第２の論理積回路の論理積条件成立時に当
該論理積回路側のしゃ断器をしゃ断することを特徴と
し、（２）前記各比較回路の電流設定値は、前記各しゃ
断器に対して各々個別に設定されていることを特徴とし
ている。
【０００７】（３）前記複数の負荷のうち、ある負荷で
例えば事故が発生した場合、当該事故負荷側のしゃ断器
に対して、しゃ断器の選択信号が発せられ、さらに所定
時間経過後に外部しゃ断命令が発せられる。
例えば事故が発生した場合、当該事故負荷側のしゃ断器
に対して、しゃ断器の選択信号が発せられ、さらに所定
時間経過後に外部しゃ断命令が発せられる。
【０００８】そして前記しゃ断器の選択信号が発せられ
てから所定時間が経過するまでの期間内で前記負荷の状
況が変わり、例えば事故が除去された場合、外部しゃ断
命令が発せられた時点における前記負荷側に流れる電流
は小さく、比較回路の電流設定値を超えない。このため
第１の論理積回路の論理積条件は成立せず、第２の論理
積回路の論理積条件も成立しない。これによって前記負
荷側のしゃ断器を不要にしゃ断してしまうことは避けら
れる。
てから所定時間が経過するまでの期間内で前記負荷の状
況が変わり、例えば事故が除去された場合、外部しゃ断
命令が発せられた時点における前記負荷側に流れる電流
は小さく、比較回路の電流設定値を超えない。このため
第１の論理積回路の論理積条件は成立せず、第２の論理
積回路の論理積条件も成立しない。これによって前記負
荷側のしゃ断器を不要にしゃ断してしまうことは避けら
れる。
【０００９】このように時間経過にともなう負荷の変化
に対して適正な負荷の選択しゃ断を実施することができ
る。
に対して適正な負荷の選択しゃ断を実施することができ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。図１において図３と同一部分は
同一符号をもって示している。図１において、１１はし
ゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２と各負荷（図示省略）を結ぶ
電路に介挿された変流器、１２は変流器１１の出力に基
づいて電流を検出する電流検出器である。１３は電流検
出器１２の検出電流と、電流設定値とを比較し、検出電
流の方が電流設定値よりも大きいときに例えばハイレベ
ル信号を出力する比較回路である。
実施の形態を説明する。図１において図３と同一部分は
同一符号をもって示している。図１において、１１はし
ゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２と各負荷（図示省略）を結ぶ
電路に介挿された変流器、１２は変流器１１の出力に基
づいて電流を検出する電流検出器である。１３は電流検
出器１２の検出電流と、電流設定値とを比較し、検出電
流の方が電流設定値よりも大きいときに例えばハイレベ
ル信号を出力する比較回路である。
【００１１】１４は前記比較回路１３の出力信号と外部
しゃ断命令（トリガ信号）の論理積をとる第１のアンド
回路、１５はアンド回路１４の出力信号としゃ断器の選
択信号との論理積をとる第２のアンド回路である。前記
変流器１１、電流検出器１２、比較回路１３、アンド回
路１４、１５は各しゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２の各々に
設けられ、各しゃ断器は第２のアンド回路１５のアンド
条件成立時の出力によりしゃ断される。
しゃ断命令（トリガ信号）の論理積をとる第１のアンド
回路、１５はアンド回路１４の出力信号としゃ断器の選
択信号との論理積をとる第２のアンド回路である。前記
変流器１１、電流検出器１２、比較回路１３、アンド回
路１４、１５は各しゃ断器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２の各々に
設けられ、各しゃ断器は第２のアンド回路１５のアンド
条件成立時の出力によりしゃ断される。
【００１２】尚、比較回路１３の電流設定値は、しゃ断
器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２に対して個別に設定しておくもの
であり、例えば各負荷の条件に応じて各々設定してお
く。
器ＣＢ１〜ＣＢＮ＋２に対して個別に設定しておくもの
であり、例えば各負荷の条件に応じて各々設定してお
く。
【００１３】
【実施例】図１の回路において、まず複数の負荷のう
ち、ある負荷で例えば事故が発生した場合、当該事故負
荷側のしゃ断器、例えばしゃ断器ＣＢ１のアンド回路１
５に対して、しゃ断器の選択信号が発せられ、さらに所
定時間経過後にアンド回路１４に外部しゃ断命令（トリ
ガ）が発せられる。
ち、ある負荷で例えば事故が発生した場合、当該事故負
荷側のしゃ断器、例えばしゃ断器ＣＢ１のアンド回路１
５に対して、しゃ断器の選択信号が発せられ、さらに所
定時間経過後にアンド回路１４に外部しゃ断命令（トリ
ガ）が発せられる。
【００１４】この外部しゃ断命令（トリガ）が発せられ
た時点で、しゃ断器ＣＢ１側の電流検出器１２の検出電
流が比較回路１３の電流設定値よりも大きいときは、ア
ンド回路１４のアンド条件が成立し、これによってアン
ド回路１５のアンド条件が成立する。このためアンド回
路１５の出力信号によってしゃ断器ＣＢ１が選択しゃ断
される。
た時点で、しゃ断器ＣＢ１側の電流検出器１２の検出電
流が比較回路１３の電流設定値よりも大きいときは、ア
ンド回路１４のアンド条件が成立し、これによってアン
ド回路１５のアンド条件が成立する。このためアンド回
路１５の出力信号によってしゃ断器ＣＢ１が選択しゃ断
される。
【００１５】また、しゃ断器ＣＢ１側にしゃ断器の選択
信号が発せられてから所定時間が経過するまでの期間内
で、しゃ断器ＣＢ１側の負荷の状況が変わり、例えば事
故が除去された場合、外部しゃ断命令（トリガ）が発せ
られた時点において、電流検出器１２の検出電流は比較
回路１３の電流設定値よりも小さい。このためアンド回
路１４のアンド条件は成立せず、アンド回路１５のアン
ド条件も成立しない。これによって前記しゃ断器ＣＢ１
を不要にしゃ断してしまうことは避けられる。
信号が発せられてから所定時間が経過するまでの期間内
で、しゃ断器ＣＢ１側の負荷の状況が変わり、例えば事
故が除去された場合、外部しゃ断命令（トリガ）が発せ
られた時点において、電流検出器１２の検出電流は比較
回路１３の電流設定値よりも小さい。このためアンド回
路１４のアンド条件は成立せず、アンド回路１５のアン
ド条件も成立しない。これによって前記しゃ断器ＣＢ１
を不要にしゃ断してしまうことは避けられる。
【００１６】このように時間経過にともなう負荷の変化
に対して適正な負荷の選択しゃ断を実施することができ
る。
に対して適正な負荷の選択しゃ断を実施することができ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
時事刻々変化する負荷状況をタイムリーに検出したもの
と外部しゃ断命令との論理積をとるように構成したの
で、しゃ断器選択時点からしゃ断命令が出されるまでの
期間で負荷の状況が変わっても、適正に負荷の選択しゃ
断を行うことができる。すなわち、従来方式では時間的
対応ができなかったのに対し、本発明は可能であり、ま
た従来の選択方式は固定であったのに対し、本発明は時
系列選択が可能であり、時間的経過に伴って最適な選択
が行える。
時事刻々変化する負荷状況をタイムリーに検出したもの
と外部しゃ断命令との論理積をとるように構成したの
で、しゃ断器選択時点からしゃ断命令が出されるまでの
期間で負荷の状況が変わっても、適正に負荷の選択しゃ
断を行うことができる。すなわち、従来方式では時間的
対応ができなかったのに対し、本発明は可能であり、ま
た従来の選択方式は固定であったのに対し、本発明は時
系列選択が可能であり、時間的経過に伴って最適な選択
が行える。
【図１】本発明の一実施例を示す単線結線図。
【図２】従来の選択負荷しゃ断装置の概要を示す単線結
線図。
線図。
【図３】従来の選択負荷しゃ断装置の一例を示し、
（ａ）は単線結線図、（ｂ）は説明図。
（ａ）は単線結線図、（ｂ）は説明図。
１…交流母線 １１…変流器 １２…電流検出器 １３…比較回路 １４，１５…アンド回路 ＣＢ０〜ＣＢＮ＋２…しゃ断器
Claims (2)
- 【請求項１】 電力系統の交流母線に並列接続された複
数の負荷と、前記各負荷と前記交流母線とを結ぶ複数の
電路に各々介挿されたしゃ断器とを備え、外部しゃ断命
令としゃ断器の選択信号とに基づいて前記しゃ断器を選
択しゃ断する選択負荷しゃ断装置において、 前記各しゃ断器に各々設けられ、 しゃ断器と負荷を結ぶ電路に流れる電流を検出した検出
電流が所定の電流設定値よりも大きいときに信号を出力
する比較回路と、 前記比較回路の出力信号と外部しゃ断命令の論理積をと
る第１の論理積回路と、 前記第１の論理積回路の出力信号としゃ断器の選択信号
との論理積をとる第２の論理積回路とを有し、 前記第２の論理積回路の論理積条件成立時に当該論理積
回路側のしゃ断器をしゃ断することを特徴とする時系列
的選択負荷しゃ断装置。 - 【請求項２】 前記各比較回路の電流設定値は、前記各
しゃ断器に対して各々個別に設定されていることを特徴
とする請求項１に記載の時系列的選択負荷しゃ断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281214A JPH09130976A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 時系列的選択負荷しゃ断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7281214A JPH09130976A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 時系列的選択負荷しゃ断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09130976A true JPH09130976A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17635958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7281214A Pending JPH09130976A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 時系列的選択負荷しゃ断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09130976A (ja) |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7281214A patent/JPH09130976A/ja active Pending
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