JPH09130227A - 一定入力インピーダンスを有する受信器回路 - Google Patents

一定入力インピーダンスを有する受信器回路

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JPH09130227A
JPH09130227A JP8234348A JP23434896A JPH09130227A JP H09130227 A JPH09130227 A JP H09130227A JP 8234348 A JP8234348 A JP 8234348A JP 23434896 A JP23434896 A JP 23434896A JP H09130227 A JPH09130227 A JP H09130227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号の妨害の無い伝送のため、受信器
は伝送線路の特性インピーダンスで終端される必要があ
る。これは、単一のベース接続回路によって実現可能で
あるが、この場合、入力インピーダンスは電流フローに
依存し、正確に一定ではない。本発明の目的は、受信器
回路に一定入力インピーダンスを与えることである。 【解決手段】 本発明の受信器回路によれば、第2のベ
ース接続回路の追加により回路が対称的にされるので、
反対の影響が打ち消され、入力インピーダンスが一定に
なる。バイポーラ技術とMOS技術の両方における製造
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号、特に、ディ
ジタル信号を特許請求の範囲の請求項1の前件部の記載
に従って受信及び/又は処理する電子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】信号処理の技術的進歩の結果として、か
つ、電子回路部品又は電子回路の集積化に伴って、上記
回路の間で伝送されるディジタル信号は、クロック周波
数が増大されると共に、その数が常に増加する。これ
は、高周波信号の妨害の無い伝送のため、妨害を生じる
ケーブル反射が発生する可能性を回避すべく、30と3
00Ωの間の伝送線路の特性インピーダンスで受信器を
終端させる必要があることを意味する。例えば、比較的
安価な単純な両面基板上のチップ間の接続の場合の特性
インピーダンスは、80乃至120オームであり、一
方、基板上に取り付けられたチップを接続する多層技術
基板の場合には、特性インピーダンスが約50オームで
ある。かかる導波管終端の最も簡単な場合は、特性イン
ピーダンスに対応する相応して正確な固定値抵抗によっ
て形成される。しかし、製造に関係した公差がチップ上
の抵抗の生産の際には非常に大きいため、製造技術に起
因して、集積回路の上又は中に相応した精度の抵抗を構
築し得ない。
【0003】かなり小さい線路インピーダンスの結果と
して、到来電圧信号レベルはかなり低い。トランジスタ
のベース接続回路を用いて、受信された信号の電流が、
エミッタに供給され、増幅のため直接使用され、ベース
接続回路は、相応して小さい大きさのオーダーの入力イ
ンピーダンスを更に発生する。かかるベース接続回路
は、例えば、カワムラ(Kawamura)他による:“マルチ−
ギガビット/秒インタフェース用の超低電力バイポーラ
電流モードI/O回路”,VLSI回路に関するシンポ
ジウムの技術論文ダイジェスト、1994年、31−3
2ページと、ムラバヤシ(Murabayashi, F.) 他による:
“120−MHzのRISCプロセッサ用3.3−V
BiCMOS回路技術”、固体回路ジャーナル、199
4年3月、ページ298−302に記載されている。こ
の例の場合において、ベース接続モードのトランジスタ
が入力に配置され、そのベースは、定電圧源によって一
定電圧に維持される。トランジスタのコレクタ電流の結
果として、コレクタ回路内の負荷抵抗を用いることによ
り、次の回路で処理される出力信号が発生される。ベー
ス接続回路の利点は、低い入力インピーダンスと、高い
遮断周波数である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ベース接続回路の欠点
は、入力インピーダンスが電流フローに依存しているの
で、完全に一定ではないという点である。本発明の目的
は受信器回路に一定入力インピーダンスを与えることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲の請求項1に記載された本発明の要旨によって実現
される。本発明の有利な展開が従属項に記載されてい
る。本発明は、信号がエミッタに供給され、ベースに一
定電圧が印加されるベース接続モードの上側トランジス
タと、コレクタ回路内にあり、上側電位に接続され、電
圧出力信号を発生する負荷抵抗と、エミッタ−コレクタ
路が上記上側トランジスタと下側電位の間に接続された
第2の下側トランジスタとからなる一定入力インピーダ
ンスの受信器回路からなる。従って、MOSトランジス
タが使用されるとき、ゲート接続回路が利用され、下側
トランジスタは、上側トランジスタと下側トランジスタ
の間でそのソース−ドレイン路と接続される。
【0006】上記例の場合、第1の実施例によれば、本
発明の受信器回路の下側トランジスタは、上側トランジ
スタに対し相補型であるので、第2の下側負荷抵抗が、
下側トランジスタのコレクタ回路で使用されるとき、第
1の出力信号の反転の第2の出力信号をタップし得る。
周知のベース接続回路とその相補型回路の組み合わせに
は、2個のトランジスタの反対の挙動特性が相互に打ち
消し合い、略一定の入力インピーダンスが所望の動作範
囲で得られるという有利な効果がある。
【0007】第2の負荷抵抗が省かれた場合に、本発明
の回路の2個の抵抗は同一になるよう選択される。これ
により、回路の対称性が増加し、回路の速度は遅い相補
型PNPタイプによって制限されなくなる。上記例の場
合、下側トランジスタはダイオードとして接続される。
更に、本発明の回路によれば、負帰還抵抗が2個のトラ
ンジスタの間、即ち、上側トランジスタのエミッタと下
側トランジスタのコレクタの間に接続され、バイポーラ
の変形型の場合に、上記抵抗は、入力インピーダンスが
略一定になる範囲である電流範囲を増加させる。信号入
力は2個の負帰還抵抗の間にある。ダイオードとして接
続された第2の抵抗と、下側電位との間に第2の負帰還
抵抗を接続してもよい。
【0008】バイポーラ回路に対し、2個の負帰還抵抗
は、略同一の抵抗を有するよう選択される。負帰還抵抗
と、トランジスタの寄生インピーダンスとからなる全負
帰還抵抗の最適な値は、入力インピーダンスの略2/3
に一致する。換言すれば、負帰還抵抗は、寄生エミッタ
及びベースインピーダンスを考慮に入れて相応して選択
されるべきである。従って、トランジスタの寄生インピ
ーダンスのため、負帰還抵抗の一方又は両方を省く必要
がある場合がある。2個の抵抗と、2個の負帰還抵抗と
からなる上記回路は、信号分岐と呼ばれる。
【0009】上側トランジスタの略一定の入力インピー
ダンスを得るため、上側トランジスタのベース電圧は一
定でなければならない。下側の端が下側電位にあり、そ
こに供給される一定零入力電流I0 を有する上記回路、
即ち、信号分岐の複製を用いることにより、上側トラン
ジスタのベース電圧を一定に保つことが可能である。零
入力電流を発生する上記信号分岐の複製は、ミラー分岐
と呼ばれる。この例の場合に、基準分岐の上側トランジ
スタはダイオードと同様に接続されている。一定電流
(零入力電流)がこのミラー分岐を流れる。信号入力に
供給される電流が無いならば、上記零入力電流I0 は信
号分岐内を同様に流れる。ミラー分岐の上側トランジス
タのベースとエミッタの短絡の結果として、一定電圧が
信号分岐の上側トランジスタのベースに印加される。
【0010】バイポーラトランジスタとMOSトランジ
スタは、共に、本発明の回路を作成するため使用するこ
とが可能であり、バイポーラ変形の場合には、トランジ
スタの挙動が温度に依存するため、零入力電流が“PT
AT”電流源(PTATは、絶対温度に比例することを
意味する)によって発生されるので、零入力電流は絶対
温度に比例する。
【0011】MOSトランジスタを含む回路を作成する
ときには、負帰還抵抗を無しで済ます方が有利である。
この例の場合に、回路は、基準抵抗及び基準電位を備
え、以下の式 U0 =UREF +RREF ・I0 が満たされるよう零入力電流I0 を制御する付加的な増
幅器を有し、付加的な増幅器を本質的に差動増幅器によ
って形成することが可能である。
【0012】基準分岐と呼ばれ、信号分岐とミラー分岐
の間に設けられた信号分岐の更なる複製によって、バイ
ポーラ及びMOSの両方の変形を補うことが更に可能で
あり、基準分岐の上側トランジスタのベース(又はゲー
ト)には、ミラー分岐の一定電圧が同様に供給される。
出力信号が信号分岐と基準分岐の上側トランジスタのコ
レクタの間でタップされる。このような態様により、到
来信号電流の符号が非常に小さい電流の場合でも、高信
頼性で認識し得る利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、多数の
実施例を用いて本発明のより詳細な説明を行う。図6
は、トランジスタT1 と、コレクタ回路に接続され、信
号UOUT1がタップされた負荷抵抗RL とからなる従来の
ベース接続回路を示す図である。エミッタとベースの間
に生成された入力インピーダンスは小さいが、電流フロ
ーに依存しているので一定ではない。トランジスタT1
のベースには、定電圧源によって一定電圧が供給され
る。
【0014】図1には、出力電圧UOUT1及びその反転U
OUT2が、夫々、上側負荷抵抗RL 及び下側負荷抵抗RL
でタップされるよう、従来のベース接続回路が相補型ベ
ース接続回路によって補われている本発明の第1の実施
例が示されている。トランジスタT1 によって形成され
た上側ベース接続回路の入力インピーダンスの変動は、
トランジスタT1 に相補型トランジスタT2 を備えた回
路の反対の変動によって平衡させられるので、影響が相
互に打ち消し合い、入力インピーダンスRINの電流依存
性が、少なくとも小さい動作範囲の間で略一定である。
【0015】2個の出力UOUT1及びUOUT2は、同一信号
を発生するので、一方の出力は不要である。従って、関
係した動作の抵抗、上記例の場合にはRL2を除去するこ
とが可能であり、別の出力で得られる電圧振幅と、電源
電圧の低下した回路の相応した有用性とを同時に増加さ
せる。技術的な理由から、NPNトランジスタはPNP
トランジスタよりも優れているので、好ましくは、図1
の下側部の出力UOUT2を無しで済ます方がよい。従っ
て、孤立したPNPトランジスタの代わりに、非常に簡
単かつ費用的に低価格で製造可能なPNP基板の使用が
可能である。
【0016】図2には、本発明の第2の実施例が示され
ている。図1に対応する回路内で相補型PNPを用いる
ことにより、入力インピーダンスが改良されたとして
も、回路の周波数域は、PNPトランジスタのより低い
トランシット周波数のため、低下させられる。このた
め、図2の回路によれば、相補型トランジスタT2 が、
トランジスタT1 と同一、即ち、同一タイプのトランジ
スタT2 によって置き換えられるが、これは、負荷抵抗
が無い場合に、ベース−エミッタ回路の電流−電圧特性
がPNPトランジスタとNPNトランジスタに対し同一
であるため、下側負荷抵抗RL の省略によって可能にな
る。更に、入力ノードとベースの一定電位の間のトラン
ジスタ特有の電流−電圧特性は、ベース接続回路の機能
に決定的である。コレクタは一定電位であるので、トラ
ンジスタT2 のベースが次にコレクタ電位であるよう、
この機能がダイオードとして接続されたNPNトランジ
スタT 2 によって同様に充足される。その上、トランジ
スタT1 とT2 に対し同一のトランジスタタイプを使用
することにより、対称性のある回路の挙動が生成され
る。トランジスタの高い相互コンダクタンスの結果とし
て、図2に示されたバイポーラ変形型は、特に、小さい
信号(約100mV)に適している。これにより、非常
に低電力のデータ伝送が可能になるが、相応して低い妨
害又は妨害からのシールドが必要である。
【0017】2個の対称に置かれた適当な負帰還抵抗R
1 、R2 は、一定入力インピーダンスを得るため要求さ
れる。負帰還抵抗R1 、R2 と、寄生トランジスタイン
ピーダンスとからなる全負荷帰還抵抗の大きさは、分析
的に分かるように(図示しない)、入力インピーダンス
INの略2/3に一致する。これは、実際に使用される
べき負帰還抵抗R1 、R2 が寄生インピーダンスを考慮
する必要があることを意味する。上記回路の入力インピ
ーダンスは、両方のトランジスタが略同一の寸法をなす
場合には略一定である。回路の対称性の結果として、差
動入力インピーダンスの特性曲線は、例えば、“アーリ
ー効果(early effect)”のような2次のオーダーの影響
が無視されたとき、動作点IIN=0の周りで入力電流と
略対称性がある。一般的に、トランジスタは理想的な挙
動を行わないので、2次のオーダーの影響に起因して、
対称性が不完全である。負帰還抵抗R1 及びR2 が幾ら
か不一致の抵抗として選択されたならば、2次のオーダ
ーの影響が低減され、特性曲線の対称性が増加される。
【0018】トランジスタT1 のベースの電圧は、本発
明に従って回路を動作させるため一定に保持される必要
がある。これを行うため、一定の零入力電流I0 が、ミ
ラー分岐2によって構成された回路の複製に加えられ
る。この信号分岐1の複製2は、トランジスタT1 及び
2 と対応するトランジスタT3 及びT4 と、負帰還抵
抗R1 及びR2 と対応する抵抗R3 及びR4 とからな
る。ミラー分岐2は、信号分岐1と並列し、二つの分岐
のトランジスタT1 及びT3 の2個のベースは一体的に
接続されている。両方の分岐は、同一の下側電位GND
である。上側で、分岐は、点Yで供給された上側電位V
DDである。ミラー分岐2のトランジスタT3のベース−
コレクタ短絡によって、トランジスタT1 のベースは一
定電圧である。
【0019】入力インピーダンスの値は、上記電流ミラ
ー原理に従って、構成要素の公差とは無関係に設定され
た被印加零入力電流I0 と、負帰還抵抗R1 、R2 の関
数である。回路の製造後、即ち、生産処理の終了後に、
最適な動作から離れることなく、上記値を変更し得な
い。トランジスタの温度依存性の挙動の結果として、図
2のバイポーラ回路の場合に、零入力電流I0 は、一定
インピーダンスを生成するため絶対温度に比例すること
が必要である。絶対温度に比例する電流の生成は、技術
用語“PTAT”電流源と呼ばれ、これ以上の説明を要
しない。
【0020】図3には、バイポーラトランジスタT1
2 、T3 及びT4 の代わりにMOSトランジスタ
1 、M2 、M3 及びM4 が使用される本発明による回
路の第3の実施例が示されている。この例の場合、回路
配置は、図2によるバイポーラ変形型と同一である。図
2の回路の場合と同様に、MOS変形型は、一定の零入
力電流の印加が回路の複製によって実現されたゲート接
続モードのトランジスタM 1 及びM2 からなる。ミラー
分岐2と呼ばれる信号分岐1の複製は、負帰還抵抗R3
及びR4 と、トランジスタM3 及びM4 とからなる。図
3に示された負帰還抵抗R1 及びR2 は、MOS変形型
の場合に、絶対的に欠くことができないと言う訳ではな
いので、省いても構わない。負帰還抵抗R1 及びR2
省略されたならば、ミラー分岐内の対応する抵抗も省く
ことが必要である。しかし、トランジスタM2 のゲート
は信号入力に直に接続されているので、負帰還抵抗がト
ランジスタM2 の重大なゲート−ソース接続にある程度
の保護を与える。同様に、関係R1 〜2/3RINは、M
OS回路の場合に成立しない。MOS変形型の場合と同
様に、一致しない負帰還抵抗を合わせることにより、2
次のオーダーの影響を略平衡させて除去し、回路の対称
性を増加させることが可能である。
【0021】図4には、増幅器分岐によって補われた図
3の回路が示されている。製造に関係した重大な偏りの
結果として、MOSトランジスタM1 及びM2 のパラメ
ータ内で、MOS回路、即ち、付加的な増幅器分岐の場
合には、付加的な測定を行う必要がある。対称的に示さ
れた増幅器は、以下の式 U0 =UREF +RREF ・I0 が満たされるよう零入力電流を制御する。上記直線的な
規則の場合、NMOSトランジスタのパラメータの入力
インピーダンスRINに対する影響の良好な補償を得るこ
とが可能である。温度を補償するため、UREF は温度が
増加すると共に減少しなければならない。増幅器は、従
来の演算増幅器を用いて製造される。図示された回路
は、原理的に、PMOSパラメータ又は電源電圧の何れ
にも依存しない。電力消費を削減するため、必ずしも急
速な変化を平衡させて除去する必要がないので、増幅器
及び基準分岐内の制御用の零入力電流が非常に小さくな
るよう選択される。I0 に比例する負荷抵抗と並列接続
された電流源によって、この段の電圧利得がより高くな
るよう選択される。
【0022】図5には、図2の回路に対する対称的な相
補型回路が、信号分岐1と同一であり、信号分岐1とミ
ラー分岐2の間に設けられた基準分岐3によって表わさ
れている。信号分岐1と同様に、対称性のある分岐3
は、負荷抵抗RL と、ベース接続モードの上側トランジ
スタT5 と、2個の負帰還抵抗R5 及びR6 と、ダイオ
ードとして接続された下側トランジスタT6 とからな
る。トランジスタT5 のベースは、ミラー分岐2によっ
て一定電位に保たれる。基準分岐3は信号入力を有しな
いので、ミラー分岐2の加えられた電流I0 は、常に基
準分岐の中を流れる。この回路の出力信号UOUT は、負
荷抵抗RL1及びRL2を介して上側電位VDDに接続された
トランジスタT1 とT5 のコレクタの間でタップされ
る。その動作を以下に説明する。
【0023】信号入力電流IINが無い場合に、零入力電
流I0 が信号分岐1と基準分岐3の両方の中を流れるの
で、出力信号UOUT はゼロであり、両方の端子が従って
同一電位である。正の信号入力電流IINの場合には、ト
ランジスタT1 を流れる電流は少量であり、その結果と
して、RL1の電圧が低下する。しかし、RL2の電圧は同
一状態に保たれるので、その結果として、出力電圧U
OUT が負になる。負の信号入力電流の場合には、対応す
る応答が逆転されるので、UOUT の符号が相応して逆転
され、出力電圧UOUT が正になる。
【0024】換言すれば、出力信号UOUT は、基準分岐
によって形成された“ゼロ”基準電位に関して対称的で
ある。図5に対応する本発明の受信器回路は、電流しか
評価しないので、送信器(図示しない)の技術は問題で
はなく、即ち、例えば、受信器がバイポーラで設計され
た場合に、送信器がMOS技術で設計されても構わな
い。更に、送信器の電源電圧(例えば、5V、3V又は
2V)の性質による影響がなく、送信器のGND電位
は、ある限度の範囲内で受信器のGND電位とは相違し
てもよく、種々のGND電位の差が時間と共に変動しな
い限り、即ち、電位の間に“ハム”が存在しない限り、
信号処理に影響を与えることがない。電流の評価に起因
して、GND電位の間の電位差の発生が許容されるの
で、1本の線路しか必要とされない。従って、異なる電
源電圧を備えた回路の間のインタフェースとして上記回
路を使用することが可能である。
【0025】一般的に言うと、上記回路は、チップ−ツ
ウ−チップ接続、チップ上(即ち、チップ内)の接続、
及び、アナログ回路のため使用可能である。本発明によ
る回路の実施例の上記分岐、即ち、信号分岐、ミラー分
岐及び基準分岐は、製造技術の点で同一であることが必
要である。上記例の場合、上側トランジスタの各々と、
下側トランジスタの各々が、上側負帰還抵抗の各々と、
下側負帰還抵抗の各々と共に、同一であることが重要で
ある。これに対し、上側トランジタは下側トランジスタ
とは異なり、従って、上記の如く回路の対称性を増大さ
せるため、上側負帰還抵抗が下側負帰還抵抗とは異な
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランジスタと相補型トランジスタを備えた本
発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】同一のトランジスタを備えた本発明の第2のバ
イポーラ変形型の実施例の回路図である。
【図3】MOSトランジスタを備えた本発明の第3の実
施例の回路図である。
【図4】付加的な増幅器部を備えた図3に対応する回路
図である。
【図5】対称性のある分岐によって補われた図2又は図
3に従う回路図である。
【図6】従来のベース接続回路を表わす図である。
【符号の説明】
1 信号分岐 2 ミラー分岐 3 基準分岐 4 増幅器 5 演算増幅器 RIN 入力インピーダンス IIN 信号入力電流 T1 ,M1 ,T3 ,M3 ,T5 ,M5 上側トランジ
スタ T2 ,M2 ,T4 ,M4 ,T6 ,M6 下側トランジ
スタ RL ,RL1,RL2 負荷抵抗 R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 負帰還抵抗 I0 零入力電流 UOUT 出力信号 VDD 上側電位 GND 下側電位 UREF 基準電位 RREF 基準抵抗

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力(IIN)がエミッタに供給さ
    れ、ベース又はゲートに一定電圧が印加されるベース接
    続モード又はゲート接続モードの上側トランジスタ(T
    1 ,M1 )と、コレクタ回路内にあり、上側電位
    (VDD)に接続され、上記上側トランジスタ(T1 ,M
    1 )に供給される電圧出力信号(UOUT1,UOU T )を発
    生する負荷抵抗(RL )とからなる一定入力インピーダ
    ンスを有する受信器回路であって、 下側トランジスタ(T2 ,M2 )のエミッタ−コレクタ
    路又はソース−ドレイン路が上記上側トランジスタ(T
    1 ,M1 )と下側電位(GND)の間に接続されている
    ことを特徴とする回路。
  2. 【請求項2】 上記第2のトランジスタ(T2 )は上記
    第1のトランジスタに対し相補型であることを特徴とす
    る請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】 上記第2のトランジスタ(T2 )は第2
    の負荷抵抗(RL2)を介して上記下側電位(GND)に
    接続されていることを特徴とする請求項2記載の回路。
  4. 【請求項4】 上記2個のトランジスタ(T1 ,T2
    は同一であり、上記第2のトランジスタのエミッタが上
    記下側電位(GND)であり、上記第2のトランジスタ
    (T2 )がダイオードとして接続されていることを特徴
    とする請求項1記載の回路。
  5. 【請求項5】 間に上記信号入力(IIN)のある上記2
    個の負帰還抵抗(R 1 ,R2 )は、上記2個のトランジ
    スタ(T1 ,T2 ,M1 ,M2 )の間、即ち、上記上側
    トランジスタ(T1 ,M1 )のエミッタと上記下側トラ
    ンジスタ(T 2 ,M2 )のコレクタの間に接続されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の回路。
  6. 【請求項6】 上記第2のトランジスタ(T2 ,M2
    と上記第2の負帰還抵抗(R2 )の配列が置換されてい
    ることを特徴とする請求項5記載の回路。
  7. 【請求項7】 電流ミラーの原理に従って、2個のトラ
    ンジスタ(T3 ,T 4 ,M3 ,M4 )と負帰還抵抗(R
    3 ,R4 )とにより構成され、信号分岐の回路(1)の
    複製を表わすミラー分岐(2)を更に有し、その結果と
    して、上記上側トランジスタ(T1 ,M1 )のベース電
    圧が一定に維持されることを特徴とする請求項6記載の
    回路。
  8. 【請求項8】 バイポーラトランジスタが使用されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載
    の回路。
  9. 【請求項9】 上記負帰還抵抗(R1 ,R2 )が略同一
    の抵抗を有することを特徴とする請求項8記載の回路。
  10. 【請求項10】 上記2個の負帰還抵抗(R1 ,R2
    が互いに異なることを特徴とする請求項9記載の回路。
  11. 【請求項11】 上記負帰還回路R1 が略2/3RIN
    一致することを特徴とする請求項9又は10記載の回
    路。
  12. 【請求項12】 零入力電流(I0 )は“PTAT”電
    流源によって発生され、上記零入力電流(I0 )が絶対
    温度に比例することを特徴とする請求項9乃至11のう
    ちいずれか1項記載の回路。
  13. 【請求項13】 MOSトランジスタが使用されること
    を特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載の
    回路。
  14. 【請求項14】 上記負帰還抵抗(R1 ,R2 )が無し
    で済まされることを特徴とする請求項13記載の回路。
  15. 【請求項15】 基準抵抗(RREF )及び基準電圧(U
    REF )を伴い、以下の式 U0 =UREF +RREF ・I0 が満たされるよう上記零入力電流(I0 )を制御する付
    加的な増幅器(4)を更に有することを特徴とする請求
    項13又は14記載の回路。
  16. 【請求項16】 上記付加的な増幅器(4)が差動増幅
    器(5)を有することを特徴とする請求項15記載の回
    路。
  17. 【請求項17】 上記信号分路(1)の更なる複製が、
    2個の別のトランジスタ(T5 ,T6 )と、2個の抵抗
    (R5 ,R6 )とにより構成される基準分岐(3)とし
    て、上記信号分岐(1)と上記ミラー分岐(2)の間に
    設けられ、 上記基準分岐(3)の上側トランジスタ(T5 )が一定
    電圧に維持され、 上記出力信号(UOUT )が、負荷抵抗(RL1,RL2)を
    介して上記上側電位(VDD)に接続された上記信号分岐
    (1)及び上記基準分岐(3)の各々の上側トランジス
    タ(T1 ,T5 )の2個のコレクタの間でタップされる
    ことを特徴とする請求項1乃至16のうちいずれか1項
    記載の回路。
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