JPH09129292A - 高圧コネクタ - Google Patents

高圧コネクタ

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JPH09129292A
JPH09129292A JP28589595A JP28589595A JPH09129292A JP H09129292 A JPH09129292 A JP H09129292A JP 28589595 A JP28589595 A JP 28589595A JP 28589595 A JP28589595 A JP 28589595A JP H09129292 A JPH09129292 A JP H09129292A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
lead wire
core wire
voltage
voltage lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP28589595A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Dosai
清行 堂西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧リード線の一端側に突設される芯線を端
子に挿入する際、端子の表面に亀裂が発生することを防
止できる構成を備えた高圧コネクタを提供する。 【解決手段】 高圧コネクタ9は、フライバックトラン
ス本体のケース2から突設された接続筒1に高圧リード
線7が挿入されてなる。接続筒1内には、導電性ゴムか
らなり、窪み5aを備える端子5が設けられており、高
圧リード線7に突設された芯線8aの先端が窪み5aに
差し込まれ、挿入されることにより、高圧リード線7
が、端子5およびダイオード6を介してケース2内のコ
イル(図示せず)に接続される。 【効果】 芯線8aを端子5に挿入する際、挿入による
圧力は窪み5aの底面に分散するため、端子5に、導電
不良の原因となる亀裂が生じる恐れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧を必要とす
るすべての装置または部品に用いられる高圧コネクタに
関し、さらに詳しくは、プロジェクションテレビ等のC
RTを用いる装置、および複写機等のCRTを用いない
装置、ならびに、フライバックトランス、高圧CRブロ
ック等の部品に用いられる高圧コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧コネクタの構成を、フライバ
ックトランスに用いる場合を例に採り、図2を用いて説
明する。
【0003】図2において20は高圧コネクタであり、
フライバックトランス本体のケース21に突設される接
続筒22を含む。接続筒22の内壁には抜止め突起23
が設けられる。
【0004】そして、接続筒22内に設けられる端子2
4は、ダイオード25を介してケース21内のコイル
(図示せず)に接続される。また、接続筒22に挿入さ
れる高圧リード線26の一端側は、アノードキャップ
(図示せず)を介してプロジェクションテレビのブラウ
ン管アノード(図示せず)に接続される。高圧リード線
26の他端側には、リード線を保護する金属製のキャッ
プ27が、半田付けまたはカシメ等の方法により装着さ
れる。キャップ27の先端には、高圧リード線26から
引き出され、先端が針状に尖った芯線27aが突設さ
れ、外周面には引起し片27bが設けられる。
【0005】ここで、高圧リード線26が接続筒22に
挿入される際、キャップ27の引起し片27bは、内側
に屈曲変形することによって抜止め突起23を強制的に
通過し、通過後は自身の弾性による復元力で抜止め突起
23に対して、抜止め方向に係止される。また、キャッ
プ27の芯線27aの先端が端子24の表面に差し込ま
れ、挿入される。こうして、高圧リード線26は、端子
24およびダイオード25を介してケース21内のコイ
ルに電気的に接続された状態で、接続筒22内に保持さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高圧コネク
タ20においては、高圧リード線26に設けられたキャ
ップ27の芯線27aが、接続筒22内に設けられる端
子24に差し込まれ、挿入される際、図3に示すよう
に、挿入による圧力によって、端子24の表面に亀裂2
8が生じる場合があり、導通不良の原因となっていた。
【0007】また、このような不具合を解消するため、
図4に示すように、端子24を長手方向に貫通する挿通
孔29を予め設けておき、芯線27aを挿通孔29に挿
入し、固定すること場合もあった。しかしながら、挿通
孔29を形成するためには、例えば直径0.8mmの針
(図示せず)を端子24の弾力に抗して挿通させねばな
らず、作業の効率および精度が低いものであった。
【0008】そこで、本発明においては、高圧リード線
の一端側に突設される芯線を端子に挿入する際、端子の
表面に亀裂が発生することを防止できる構成を備えた高
圧コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、高圧リード線と、該高圧リード
線の一端側に突設される芯線と、導電性および弾性を有
する端子が内部に設けられた接続筒とを備え、前記高圧
リード線が前記接続筒に挿入されるとともに、前記芯線
が前記端子に差し込まれてなる高圧コネクタにおいて、
前記端子の表面の前記芯線が差し込まれる部位に窪みを
設けたことを特徴とする。
【0010】本発明にかかる高圧コネクタにおいては、
キャップの芯線が挿入される端子の表面に窪みが設けら
れており、その窪みに芯線の先端が差し込まれ、挿入さ
れる。このため、挿入による圧力が窪みの底面に分散さ
れ、端子の表面に亀裂が生じることがなく、その結果、
導通不良の発生を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例にかかる高圧コ
ネクタの構成を図1を用いて説明する。
【0012】図1において9は高圧コネクタであり、接
続筒1を備える。接続筒1は、フライバックトランス本
体のケース2から突設されるものであり、内壁に抜止め
突起4が設けられる。また、接続筒1には端子5が挿入
され、固定される。端子5は、例えば圧縮永久歪み率3
0%の導電性ゴムを円柱状に成形してなり、自身の弾性
により接続筒1の内壁に密着するとともに、ダイオード
6を介してケース2内のコイル(図示せず)に接続され
る。また、端子5の一方の端面には、開口部が円形状で
断面が略円弧状の窪み5aが設けられ、端子5の他方の
端面はダイオード6を介してケース2内のコイル(図示
せず)に接続される。
【0013】そして、接続筒1には高圧リード線7が挿
入される。高圧リード線7の一端側には、リード線を保
護する金属キャップ8が、半田付けもしくはカシメ等に
より固定される。金属キャップ8の先端には、高圧リー
ド線7から引き出され、先端が針状に尖った芯線8aが
突設され、外周面には、接続筒1の抜止め突起4に対応
する引起し片8bが突設される。一方、高圧リード線7
の他端側は、例えば、アノードキャップ(図示せず)を
介してプロジェクションテレビのブラウン管アノード
(図示せず)に接続される。
【0014】高圧リード線7が接続筒1に挿入される際
には、キャップ8の引起し片8bが内側に屈曲変形する
ことによって、抜止め突起4を強制的に通過し、通過後
は自身の弾性による復元力で抜止め突起4に対して、抜
止め方向に係止される。さらに、キャップ8の芯線8a
の先端が端子5の窪み5aの底面に差し込まれ、挿入さ
れることによって、高圧リード線7は、端子5を介して
ケース2内のコイルに接続される。ここで、窪み5a
は、端子5の表面の芯線8aが差し込まれる部位に合わ
せて形成されている。
【0015】このように、高圧コネクタ9においては、
芯線8aの先端が、端子5の窪み5aに差し込まれ、挿
入されるため、挿入による圧力が窪み5aの底面に分散
する。このため、端子5の表面に亀裂が発生する恐れが
なく、その結果、導通不良の発生を防止できる。
【0016】なお、本発明においては、プロジェクショ
ンテレビに内蔵されるフライバックトランスに用いる高
圧コネクタを例に採って説明したが、フォーカスパック
等の他の高圧部品または装置に用いる高圧コネクタに
も、本発明を適用することができる。
【0017】また、端子に設けられる窪みの形状は、挿
入時の圧力が分散するものであれば、本実施例で提示し
たものに規定されない。したがって、例えば開口部が円
形状で断面が三角形状の略円錐形をなすもの、開口部が
円形状で断面が台形状のもの、もしくは開口部が矩形状
であるものでもよい。
【0018】さらに、接続筒内に設けられる抜止め突
起、およびキャップに設けられる引起し片の形状も本実
施例で示したものに規定されるものではない。また、金
属キャップが抜けないように圧入して固定する場合のよ
うに、抜止め突起および引起し片を設けない場合にも、
本発明を適用することができる。加えて、高圧リード線
にキャップを装着しない場合にも、本発明を適用するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかる高圧コネクタにおいて
は、キャップの芯線が挿入される端子の表面の窪みに芯
線の先端が差し込まれ、挿入されるため、挿入による圧
力が窪みの底面に分散される。このため端子の表面に亀
裂が生じることがなく、その結果、導通不良の発生を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる高圧コネクタの要部断
面図であり、(a)は高圧リード線の嵌着の過程を示
し、(b)は高圧リード線の嵌着が完了した状態を示
す。
【図2】従来の高圧コネクタを示す要部断面図である。
【図3】図2の高圧コネクタを構成する芯線が端子に挿
入され、端子に亀裂が生じた状態を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】図2の高圧コネクタを構成する端子に挿通孔を
設けた状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 接続筒 5 端子 5a 窪み 7 高圧リード線 8 キャップ 8a 芯線 8b 引起し片 9 高圧コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧リード線と、 該高圧リード線の一端側に突設される芯線と、 導電性および弾性を有する端子が内部に設けられた接続
    筒とを備え、 前記高圧リード線が前記接続筒に挿入されるとともに、
    前記芯線が前記端子に差し込まれてなる高圧コネクタに
    おいて、 前記端子の表面の前記芯線が差し込まれる部位に窪みを
    設けたことを特徴とする高圧コネクタ。
JP28589595A 1995-11-02 1995-11-02 高圧コネクタ Pending JPH09129292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28589595A JPH09129292A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 高圧コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28589595A JPH09129292A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 高圧コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09129292A true JPH09129292A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17697417

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28589595A Pending JPH09129292A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 高圧コネクタ

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JP (1) JPH09129292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018760A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 富士重工業株式会社 コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016018760A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 富士重工業株式会社 コネクタ

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