JPH09129258A - 円筒型電解セル - Google Patents
円筒型電解セルInfo
- Publication number
- JPH09129258A JPH09129258A JP7286024A JP28602495A JPH09129258A JP H09129258 A JPH09129258 A JP H09129258A JP 7286024 A JP7286024 A JP 7286024A JP 28602495 A JP28602495 A JP 28602495A JP H09129258 A JPH09129258 A JP H09129258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- single element
- cylindrical
- downstream
- cathode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電解するガスの流れの下流側に位置する単素子
では、電解するガスの濃度が低下し、電極における過電
圧が増加する。そのため、電解するガス流れの下流に位
置する単素子ほど、付加される電圧が増加し、最下流側
の単素子の電解質に損傷を生じる。 【解決手段】円筒状の電解質（２1 〜２5 ）の内面にカ
ソード（３1 〜３5 ）をかつ外面にアノード（４1 〜４
5 ）を夫々形成した単素子（１1 〜１5 ）を、複数個電
気的に直列に接続してなる円筒型電解セルにおいて、電
解するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、単素子
を構成する電解質の酸素イオンの移動方向の肉厚を薄く
することを特徴とする円筒型電解セル。
では、電解するガスの濃度が低下し、電極における過電
圧が増加する。そのため、電解するガス流れの下流に位
置する単素子ほど、付加される電圧が増加し、最下流側
の単素子の電解質に損傷を生じる。 【解決手段】円筒状の電解質（２1 〜２5 ）の内面にカ
ソード（３1 〜３5 ）をかつ外面にアノード（４1 〜４
5 ）を夫々形成した単素子（１1 〜１5 ）を、複数個電
気的に直列に接続してなる円筒型電解セルにおいて、電
解するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、単素子
を構成する電解質の酸素イオンの移動方向の肉厚を薄く
することを特徴とする円筒型電解セル。
Description
【０００１】
【発明の属す技術分野】この発明は、単素子を構成する
電解質の肉厚に改良を施した円筒型電解セルに関する。
電解質の肉厚に改良を施した円筒型電解セルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば図２に示す円筒型電解セル
が知られている。図中の符番11は、円筒状の電解質12
と、この電解質12の内側に形成されたカソード13と、前
記電解質12の外側に形成されたアノード14とから構成さ
れる単素子である。これら単素子11は、インターコネク
タ15を介して複数個電気的に直列に続されている。な
お、図中の符番16は上流側電解ガスを、符番17は下流側
電解ガスを示す。
が知られている。図中の符番11は、円筒状の電解質12
と、この電解質12の内側に形成されたカソード13と、前
記電解質12の外側に形成されたアノード14とから構成さ
れる単素子である。これら単素子11は、インターコネク
タ15を介して複数個電気的に直列に続されている。な
お、図中の符番16は上流側電解ガスを、符番17は下流側
電解ガスを示す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】こうした構成の電解セ
ルにおいて、電解作動を行う場合、電解するガスの流れ
の下流側に位置する単素子では、電解するガスの濃度が
低下し、電極における過電圧が増加する。そのため、電
解するガス流れの下流に位置する単素子ほど、付加され
る電圧が増加し、その結果、最下流側の素子の電解質に
損傷を生じることがある。
ルにおいて、電解作動を行う場合、電解するガスの流れ
の下流側に位置する単素子では、電解するガスの濃度が
低下し、電極における過電圧が増加する。そのため、電
解するガス流れの下流に位置する単素子ほど、付加され
る電圧が増加し、その結果、最下流側の素子の電解質に
損傷を生じることがある。
【０００４】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、電解するガス流れの下流側に位置する単素子
ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオンの移動方向
の肉厚を薄くすることにより、電解質に生じる電位差を
低減し、もって下流側の単素子に付加される全体の電圧
の増加を抑え、電解質の損傷を防止しえる円筒型電解セ
ルを提供することを目的とする。
たもので、電解するガス流れの下流側に位置する単素子
ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオンの移動方向
の肉厚を薄くすることにより、電解質に生じる電位差を
低減し、もって下流側の単素子に付加される全体の電圧
の増加を抑え、電解質の損傷を防止しえる円筒型電解セ
ルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、円筒状の電
解質の内面にカソードをかつ外面にアノードを夫々形成
した単素子を、複数個電気的に直列に接続してなる円筒
型電解セルにおいて、電解するガス流れの下流側に位置
する単素子ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオン
の移動方向の肉厚を薄くすることを特徴とする円筒型電
解セルである。
解質の内面にカソードをかつ外面にアノードを夫々形成
した単素子を、複数個電気的に直列に接続してなる円筒
型電解セルにおいて、電解するガス流れの下流側に位置
する単素子ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオン
の移動方向の肉厚を薄くすることを特徴とする円筒型電
解セルである。
【０００６】一般に、電気的に直列に接続した多数の単
素子からなる円筒型電解セルにおいては、上述したよう
に、電解作動を行う場合、電解するガス流れの下流側に
位置する単素子のカソード側流路では、電解するガスの
濃度が低下し、カソードにおける過電圧が増加する。そ
こで、電解するガス流れの下流側に位置する単素子ほ
ど、酸素イオン移動方向の電解質の肉厚を薄くし、電解
質に生じる電位差を低減する。その結果、下流側の素子
に付加される全体の電圧の増加を抑え、電解質の損傷を
防止できる。
素子からなる円筒型電解セルにおいては、上述したよう
に、電解作動を行う場合、電解するガス流れの下流側に
位置する単素子のカソード側流路では、電解するガスの
濃度が低下し、カソードにおける過電圧が増加する。そ
こで、電解するガス流れの下流側に位置する単素子ほ
ど、酸素イオン移動方向の電解質の肉厚を薄くし、電解
質に生じる電位差を低減する。その結果、下流側の素子
に付加される全体の電圧の増加を抑え、電解質の損傷を
防止できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例に係る
円筒型電解セルについて、図１を参照して説明する。図
中の符番１1 〜１5 は、それぞれ中心軸方向に電気的に
直列に接合により接続された単素子を示す。単素子１1
は、円筒状の電解質２1 と、この電解質２1の内面に形
成されたカソード３1 と、前記電解質２1 の外面に形成
されたアノード４1 とから構成されている。単素子１2
は、円筒状の電解質２2 と、この電解質２2 の内面に形
成されたカソード３2 と、前記電解質２2 の外面に形成
されたアノード４2 とから構成されている。前記単素子
１1 と単素子１2 は、単素子１1 の一構成であるカソー
ド３1 をインターコネクタ５1 を介して単素子１2 の一
構成であるアノード４2 と接続させることにより、両単
素子１1 ，１2 を電気的に接続させている。
円筒型電解セルについて、図１を参照して説明する。図
中の符番１1 〜１5 は、それぞれ中心軸方向に電気的に
直列に接合により接続された単素子を示す。単素子１1
は、円筒状の電解質２1 と、この電解質２1の内面に形
成されたカソード３1 と、前記電解質２1 の外面に形成
されたアノード４1 とから構成されている。単素子１2
は、円筒状の電解質２2 と、この電解質２2 の内面に形
成されたカソード３2 と、前記電解質２2 の外面に形成
されたアノード４2 とから構成されている。前記単素子
１1 と単素子１2 は、単素子１1 の一構成であるカソー
ド３1 をインターコネクタ５1 を介して単素子１2 の一
構成であるアノード４2 と接続させることにより、両単
素子１1 ，１2 を電気的に接続させている。
【０００８】単素子１3 は、円筒状の電解質２3 と、こ
の電解質２3 の内面に形成されたカソード３3 と、前記
電解質２3 の外面に形成されたアノード４3 とから構成
されている。単素子１4 は、円筒状の電解質２4 と、こ
の電解質２4 の内面に形成されたカソード３4 と、前記
電解質２4 の外面に形成されたアノード４4 とから構成
されている。単素子１5 は、円筒状の電解質２5 と、こ
の電解質２5 の内面に形成されたカソード３5 と、前記
電解質２5 の外面に形成されたアノード４5 とから構成
されている。
の電解質２3 の内面に形成されたカソード３3 と、前記
電解質２3 の外面に形成されたアノード４3 とから構成
されている。単素子１4 は、円筒状の電解質２4 と、こ
の電解質２4 の内面に形成されたカソード３4 と、前記
電解質２4 の外面に形成されたアノード４4 とから構成
されている。単素子１5 は、円筒状の電解質２5 と、こ
の電解質２5 の内面に形成されたカソード３5 と、前記
電解質２5 の外面に形成されたアノード４5 とから構成
されている。
【０００９】前記単素子１2 と単素子１3 は、単素子１
2 の一構成であるカソード３2 をインターコネクタ５2
を介して単素子１3 の一構成であるアノード４3 と接続
させることにより、両単素子１2 ，１3 を電気的に接続
させている。
2 の一構成であるカソード３2 をインターコネクタ５2
を介して単素子１3 の一構成であるアノード４3 と接続
させることにより、両単素子１2 ，１3 を電気的に接続
させている。
【００１０】前記単素子１3 と単素子１4 は、単素子１
3 の一構成であるカソード３3 をインターコネクタ５3
を介して単素子１4 の一構成であるアノード４4 と接続
させることにより、両単素子１3 ，１4 を電気的に接続
させている。
3 の一構成であるカソード３3 をインターコネクタ５3
を介して単素子１4 の一構成であるアノード４4 と接続
させることにより、両単素子１3 ，１4 を電気的に接続
させている。
【００１１】前記単素子１4 と単素子１5 は、単素子１
4 の一構成であるカソード３4 をインターコネクタ５4
を介して単素子１5 の一構成であるアノード４5 と接続
させることにより、両単素子１4 ，１5 を電気的に接続
させている。なお、図中の符番６は上流側電解ガスを、
符番７は下流側電解ガスを示す。
4 の一構成であるカソード３4 をインターコネクタ５4
を介して単素子１5 の一構成であるアノード４5 と接続
させることにより、両単素子１4 ，１5 を電気的に接続
させている。なお、図中の符番６は上流側電解ガスを、
符番７は下流側電解ガスを示す。
【００１２】この実施例では、上流側電解ガス６に接す
るの単素子から下流側電解ガス７に接する単素子になる
ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオンの移動方向
の肉厚が薄くなっている。即ち、単素子１1 ，１2 ，１
3 ，１4 ，１5 の各電解質の肉厚を夫々Ｔ1 ，Ｔ2 ，Ｔ
3 ，Ｔ4 ，Ｔ5 とした時、Ｔ1 ＞Ｔ2 ＞Ｔ3 ＞Ｔ4 ＞Ｔ
5 である。具体的には、Ｔ1 ＝２ｍｍとし、Ｔ5 ＝０．
７ｍｍとした。
るの単素子から下流側電解ガス７に接する単素子になる
ほど、単素子を構成する電解質の酸素イオンの移動方向
の肉厚が薄くなっている。即ち、単素子１1 ，１2 ，１
3 ，１4 ，１5 の各電解質の肉厚を夫々Ｔ1 ，Ｔ2 ，Ｔ
3 ，Ｔ4 ，Ｔ5 とした時、Ｔ1 ＞Ｔ2 ＞Ｔ3 ＞Ｔ4 ＞Ｔ
5 である。具体的には、Ｔ1 ＝２ｍｍとし、Ｔ5 ＝０．
７ｍｍとした。
【００１３】こうした構成にすることにより、電解作動
を行う場合、電解するガス流れの下流側に位置する単素
子のカソード側流路では、電解するガスの濃度が低下
し、カソードにおける過電圧が増加する。そこで、電解
するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、酸素イオ
ン移動方向の電解質の肉厚を薄くし、電解質に生じる電
位差を低減する。その結果、下流側の素子に付加される
全体の電圧の増加を抑え、電解質の損傷を防止すること
ができる。
を行う場合、電解するガス流れの下流側に位置する単素
子のカソード側流路では、電解するガスの濃度が低下
し、カソードにおける過電圧が増加する。そこで、電解
するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、酸素イオ
ン移動方向の電解質の肉厚を薄くし、電解質に生じる電
位差を低減する。その結果、下流側の素子に付加される
全体の電圧の増加を抑え、電解質の損傷を防止すること
ができる。
【００１４】なお、上記実施例では、円筒型電解セルが
５つの単素子からなる場合について述べたが、これに限
定されない。また、単素子１1 ，１5 の肉厚も上記実施
例に記載されたものに限定されない。
５つの単素子からなる場合について述べたが、これに限
定されない。また、単素子１1 ，１5 の肉厚も上記実施
例に記載されたものに限定されない。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
解するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、単素子
を構成する電解質の酸素イオンの移動方向の肉厚を薄く
することにより、電解質に生じる電位差を低減し、もっ
て下流側の単素子に付加される全体の電圧の増加を抑
え、電解質の損傷を防止しえる円筒型電解セルを提供で
きる。
解するガス流れの下流側に位置する単素子ほど、単素子
を構成する電解質の酸素イオンの移動方向の肉厚を薄く
することにより、電解質に生じる電位差を低減し、もっ
て下流側の単素子に付加される全体の電圧の増加を抑
え、電解質の損傷を防止しえる円筒型電解セルを提供で
きる。
【図１】この発明の一実施例に係る円筒形電解セルの断
面図。
面図。
【図２】従来の円筒形電解セルの断面図。
１1 〜１5 …単素子、 ２1 〜２5 …電解質、３1 〜
３5 …カソード、４1 〜４5 …アノード、５1 〜５5 …
インターコネクタ、６…上流側電解ガス、 ７…下流
側電解セル。
３5 …カソード、４1 〜４5 …アノード、５1 〜５5 …
インターコネクタ、６…上流側電解ガス、 ７…下流
側電解セル。
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状の電解質の内面にカソードをかつ
外面にアノードを夫々形成した単素子を、複数個電気的
に直列に接続してなる円筒型電解セルにおいて、電解す
るガス流れの下流側に位置する単素子ほど、単素子を構
成する電解質の酸素イオンの移動方向の肉厚を薄くする
ことを特徴とする円筒型電解セル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7286024A JPH09129258A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 円筒型電解セル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7286024A JPH09129258A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 円筒型電解セル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09129258A true JPH09129258A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17698996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7286024A Withdrawn JPH09129258A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 円筒型電解セル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09129258A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5204914B1 (ja) * | 2012-07-05 | 2013-06-05 | トレンドイースト有限会社 | ウインドワイパー |
| JP2013175306A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 固体酸化物形燃料電池 |
| JP2016507880A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-03-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 円筒型の固体酸化物型電池 |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP7286024A patent/JPH09129258A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013175306A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 固体酸化物形燃料電池 |
| JP5204914B1 (ja) * | 2012-07-05 | 2013-06-05 | トレンドイースト有限会社 | ウインドワイパー |
| JP2016507880A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-03-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 円筒型の固体酸化物型電池 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |