JPH09126735A - 多重結像カメラ及びこのカメラを用いた形状測定方法 - Google Patents

多重結像カメラ及びこのカメラを用いた形状測定方法

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JPH09126735A
JPH09126735A JP28588095A JP28588095A JPH09126735A JP H09126735 A JPH09126735 A JP H09126735A JP 28588095 A JP28588095 A JP 28588095A JP 28588095 A JP28588095 A JP 28588095A JP H09126735 A JPH09126735 A JP H09126735A
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image
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slit
imaging camera
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Yukio Kano
幸雄 狩野
Atsushi Naito
敦之 内藤
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物が動いている場合、微小な物体の場
合などにでも形状測定を行うことができる。 【解決手段】 形状測定装置20内に備えられている多
重結像カメラ10は、複数のハーフミラー32A〜32
D、受光レンズ34A〜34E及び撮像素子である2次
元CCDセンサ36A〜36Eが設けられている。これ
により、被測定物12のスリット像38A〜38Eは2
次元CCDセンサ36A〜36Eに結像され、演算装置
22に取り込むタイミングをずらすことができる。ま
た、ハーフミラー等が複数設けられていることによって
生じる出力信号に対する誤差(スリット像の大きさ、受
光量の差)は演算装置22内で補正を行う。従って、被
測定物が動いている場合や微小な物体の場合にでも同一
条件のスリット像を得ることができるので、形状測定を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物にスリッ
ト光を照射し、その被測定物からの反射光を受光するカ
メラを用いることによって、被測定物の形状を測定する
形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被測定物の凹凸等の形状を測
定するためには被測定物の表面を光学的に非接触で測定
する装置が提案されている。これは、測定装置に設けら
れている光源から被測定物に向かって、スリット状の光
ビーム(以下、これをスリット光という)を所定の角度
で照射し、照射したスリット光の被測定物上に映った輝
点の軌跡(以下、これを輝線という)をTVカメラを用
いて撮影して、これより出力されるビデオ信号に基づい
て演算処理を施すことで、被測定物の表面各点における
座標測定を行い、形状を測定していた。
【0003】すなわち、従来のTVカメラには受光レン
ズ及び2次元CCDセンサ等の撮像素子がそれぞれ1個
ずつ備えられており、この2次元CCDセンサに撮像さ
れた1つの輝線の像(以下、これをスリット像という)
に基づく電気信号を所定時間毎(33ms毎)に取り込
み、演算処理を施すことにより、被測定物の形状を測定
するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されていた形状測定装置に使用されていたTVカメラ
は被測定物が静止状態にある場合において、形状測定を
行う場合には良好な結果を得ることができたが、被測定
物が動いていた場合や対象とする被測定物が微小な物体
である場合等には撮像素子上にスリット像が結像され
ず、ビデオ信号が出力されないことがあった。これは、
1フレームの画像情報を33ms毎に取り込んで演算処
理していたためである。従って、被測定物の形状を正確
に測定することができないことがあった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して、動きのある
被測定物及び微小な被測定物等に対しても静止している
被測定物の形状測定を行う場合と同様に良好な結果を得
ることのできる機能を持つ多重結像カメラ及びこのカメ
ラを用いた形状測定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、1つの被測定物に照射され
たスリット光の反射光をハーフミラーで分光し、分光さ
れたそれぞれの画像を結像する複数の撮像素子を備えて
いる。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、被測定物
に照射されたスリット光の反射光が入射され、この入射
光をハーフミラーにより所定数に分光することにより、
被測定物のスリット像を複数の撮像素子にそれぞれ結像
させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、被測定物に照射
されたスリット光の反射光を透過、又は反射させる複数
のハーフミラーと、前記ハーフミラーの反射側及び透過
側に設けられ、前記ハーフミラーからの反射光、又は透
過光が入射される複数の受光レンズと、前記受光レンズ
の焦点位置にそれぞれ配置され、被測定物上の輝点の軌
跡を結像する複数の撮像素子と、前記各撮像素子に結像
された画像毎に独立して、該画像に基づく信号を出力す
る信号出力手段と、を有している。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の多重結像カメラは被測定物に照射されたスリッ
ト光の反射光を入射し、この入射光をハーフミラーによ
り2方向に分光する。従って、ハーフミラーを介するこ
とにより多重結像カメラへの入射光は透過、及び反射さ
れる。さらに、ハーフミラーによる反射光、及び透過光
をハーフミラーの反射側及び透過側に設けられている受
光レンズを通過させた後、それぞれの撮像素子に結像さ
せることができ、これらの撮像素子に結像されたスリッ
ト像毎に被測定物に関するビデオ信号を出力することが
できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記信号出力手
段の出力タイミングが各撮像素子による画像1フレーム
の取り込み時間を前記多重結像カメラ内に配設された撮
像素子の数で割った時間毎とすることを特徴としてい
る。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
及び請求項2に記載された多重結像カメラを用いること
により、複数の撮像素子に結像されたスリット像の信号
は時間をずらして出力することができる。このときの出
力タイミングは、画像1フレームの取り込み時間をカメ
ラ内の撮像素子数で割った時間毎になる。
【0012】請求項4に記載の発明は、1つの被測定物
に照射されたスリット光の反射光をハーフミラーで分光
し、分光されたそれぞれの画像を結像する複数の撮像素
子を備えた多重結像カメラを用いた形状測定方法であっ
て、前記各撮像素子で撮像する際のそれぞれの光路長の
差に基づいて、前記撮像素子に結像されたそれぞれの結
像画像を所定の倍率に補正し、かつ前記ハーフミラーを
介することによる光量差を補正することを特徴としてい
る。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、撮像素子
に結像されたスリット像は光路長の変化により、それぞ
れの大きさが異なると共に、ハーフミラーを介すること
により受光量に差が生じている。このため、前記多重結
像カメラからの出力信号に対して倍率補正及び受光量補
正を行い、すべてを同一の条件として演算することによ
り被測定物の形状測定を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態に係る
多重結像カメラ10及びこの多重結像カメラ10を用い
た形状測定方法について述べる。
【0015】なお、以下の発明の実施の形態における被
測定物12は、図1に示すような抵抗とし、この形状測
定を行う場合を例にとり、説明する。
【0016】また、本発明の多重結像カメラ10が内蔵
された形状測定装置20はスリット光14の出力/入力
面を被測定物12に対向させて保持し、形状測定を行う
ようになっている。
【0017】図1には、本発明の実施の形態に係る多重
結像カメラ10が内蔵された形状測定装置20が示され
ている。
【0018】形状測定装置20は、略直方体であるケー
シング16によって被覆されており、このケーシング1
6には、後述するスリット光14を照射する投光装置1
8と被測定物12上に照射したスリット光14の照射位
置を撮像する本発明の実施の形態に係る多重結像カメラ
10とが備えられている。また、多重結像カメラ10か
ら出力される電気信号に基づいて、形状測定等を行うた
めの演算装置22が設けられている。さらに、スリット
光14の出力/入力面と反対側の面には、形状測定の開
始/停止を指示するスイッチ24が設けられていると共
に、測定結果等が表示される液晶ディスプレイ26が設
けられている。
【0019】図2には、本発明の実施の形態に係る多重
結像カメラ10が示されている。この多重結像カメラ1
0は略直方体のケーシング28によって内部の装置が保
護されており、被測定物12上に照射されたスリット光
14の反射光がケーシング28の一面に設けられた丸孔
30から入射するようになっている。さらに、この入射
光を反射、又は透過させる4個のハーフミラー32A〜
32Dが備えられている。ハーフミラー32A〜32D
は、それぞれ入射光に対して45°の角度をもって配置
されている。
【0020】まず、第1のハーフミラー32Aが入射光
を反射、透過させて2方向に分光させる。このときの反
射光が第1のハーフミラー32Aの反射側に設けられて
いる第2のハーフミラー32Bによって、さらに2方向
に分光されるようになっている。また、第3のハーフミ
ラー32Cは、第2のハーフミラー32Bの透過側に設
けられており、第4のハーフミラー32Dは、第3のハ
ーフミラー32Cの透過側に設けられている。これらの
ハーフミラー32A〜32Dは、すべて入射光を2方向
に分光するようになっている。従って、丸孔30を通過
して入射されたスリット光14の反射光は5方向に分光
されるようになっている。
【0021】また、これらのハーフミラー32A〜32
Dの反射側及び透過側にハーフミラー32A〜32Dか
らの反射光、又は透過光をそれぞれ入射させる受光レン
ズ34A〜34Eが備えられている。さらに、それぞれ
の受光レンズ34A〜34Eの焦点位置には撮像素子で
ある2次元CCDセンサ36A〜36Eが備えられてお
り、これらにスリット像38A〜38Eが結像されるよ
うになっている。また、結像されたスリット像38A〜
38Eに基づく信号が2次元CCDセンサ36A〜36
E毎に出力されるようになっている。
【0022】図3には、多重結像カメラ10内に備えら
れている2次元CCDセンサ36A〜36Eに結像され
たスリット像38A〜38Eを示している。
【0023】スリット像38A〜38Eはハーフミラー
32A〜32Dによる光路長の変化及び受光量の変化に
より、それぞれの倍率と光量は変動している。
【0024】続いて、図4を用いて本実施の形態に係る
多重結像カメラ10が内蔵された形状測定装置20につ
いて詳細構造を説明する。
【0025】投光装置18は、スリット光14を照射す
るために必要な光源としての半導体レーザー40、ビー
ムを収束させるために球面レンズで構成されたコリメー
タレンズ42、及び収束されたビームを一方向に発散さ
せるロッドレンズ44を有している。
【0026】ここで、受光装置として本実施の形態での
多重結像カメラ10が使用されており、それぞれの2次
元CCDセンサ36A〜36Eに結像されたスリット像
38A〜38Eに基づく信号をフレームメモリ46に出
力するようになっている。フレームメモリ46には、こ
れらの信号が記憶されるようになっている。
【0027】さらに、フレームメモリ46のそれぞれの
出力端はマルチプレクサ48に接続されている。マルチ
プレクサ48では、フレームメモリ46から入力された
信号を6.6ms毎に、続いて処理が行われる演算装置
22に出力するようになっている。従って、従来スリッ
ト像に基づく信号は33ms毎に演算装置に取り込まれ
ていたが、本実施の形態に係る形状測定装置20では多
重結像カメラ10に2次元CCDセンサ36A〜36E
が複数設けられており、これらに結像されたスリット像
38A〜38Eに基づく信号は図5のタイムチャートに
示されるように6.6ms毎に演算装置22に取り込ま
れるようになっている。
【0028】さらに、演算装置22は、増幅回路(AM
P)50、アナログデジタル変換器52(以下、A/D
変換器と示す)及びマイクロコンピュータ54(マイコ
ン)を備えている。増幅回路50の入力端はマルチプレ
クサ48の出力端に接続されており、ここから出力され
た信号を所定の増幅率で増幅して出力する。また、増幅
回路50の出力端は、A/D変換器52の入力端に接続
されているため、増幅回路50で出力されたデータは、
このA/D変換器52に入力されることになっている。
さらに、A/D変換器52の出力端は、マイコン54に
接続されており、ここで倍率補正、受光量補正、及び形
状測定のための演算が行われる。本実施の形態における
多重結像カメラ10には4個のハーフミラー32A〜3
2Dが設けられており、それぞれに対応する2次元CC
Dセンサ36A〜36Eに結像されるスリット像38A
〜38Eの大きさが異なるため、倍率補正を行う。ま
た、ハーフミラー32A〜32Dを介することにより、
2次元CCDセンサ36A〜36Eにおける受光量が変
動するため、受光量が一定になるように補正するように
なっている。さらに、マイコン54には、CPU56、
ROM58、RAM60、及び外部の装置との入出力を
行う入出力ポート62が備えられており、これらはすべ
てバス64によって接続され、データ及びコマンドのや
りとりを相互に行うことができるようになっている。ま
た、演算装置22には本発明の実施の形態に係る形状測
定装置20を用いて測定を行う際の開始又は停止を指示
するためのスイッチ24、及び演算装置22によって演
算された結果を出力するディスプレイ26が接続されて
いる。
【0029】以下に本実施の形態の作用として多重結像
カメラ10が内蔵された形状測定装置20を用いた形状
測定方法について説明する。
【0030】図1に示すように形状測定装置20のケー
シング16のうち、投光装置18及び多重結像カメラ1
0が備えられている面をこれから測定しようとする被測
定物12に向けて、保持する。
【0031】続いて、形状測定を開始する際には形状測
定装置20に設けられているスイッチ24をオンにす
る。スイッチ24をオンにすると、光源である投光装置
18からスリット光14が射出され、被測定物12に照
射される。これによって、被測定物12上には輝線13
が現れることになる。被測定物12上で反射されたスリ
ット光14は多重結像カメラ10に入射されるようにな
っている。
【0032】多重結像カメラ10に入射された反射光
は、入射光を半分だけ反射させると共に、半分を透過さ
せる役割を果たすハーフミラ32A〜32Dによって2
方向に分光される。まず、被測定物12上で反射された
スリット光14(多重結像カメラ10への入射光)は、
第1のハーフミラー32Aにより2方向に分光される。
この第1ハーフミラー32Aによる透過光は、第1の受
光レンズ34Aを通過して、撮像素子である第1の2次
元CCDセンサ36Aに被測定物12の輝線13の像、
すなわちスリット像38Aを結像する。また、第1のハ
ーフミラー32Aにおける反射光は、第2のハーフミラ
ー32Bによって同様に2方向に分光される。すなわ
ち、第2のハーフミラー32Bでは第1のハーフミラー
32Aにおける反射光のさらに半分の反射光が第2の受
光レンズ34Bを通過し、第2の2次元CCDセンサ3
6Bに被測定物12のスリット像38Bを結像する。こ
れが第4のハーフミラー32Dまで繰り返される。従っ
て、第4のハーフミラー32Dにおける反射光は、第4
の受光レンズ34Dを通過して、第4の2次元CCDセ
ンサ36Dにスリット像38Dが結像され、このときの
透過光は第5の受光レンズ32Eを通過して、第5の2
次元CCDセンサ36Eにスリット像38Eが結像され
る。
【0033】これにより、複数のスリット像38A〜3
8Eが得られることになるので、対象としている被測定
物が動いている場合や微小の物体であった場合において
も必ず1度は撮像素子である2次元CCDセンサの受光
面にスリット像が結像され、後の処理により形状を測定
することが可能になる。
【0034】さらに、2次元CCDセンサ36A〜36
Eに結像されたスリット像38A〜38Eに基づく電気
信号はフレームメモリ46に記憶され、マルチプレクサ
48に入力される。
【0035】しかし、それぞれの2次元CCDセンサ3
6A〜36Eに結像されたスリット像38A〜38Eは
光路長の変化に伴って大きさが変化することは否めな
い。また、ハーフミラー32A〜32Dを介することに
より、2次元CCDセンサ36A〜36Eにおける受光
量は変化する(図3参照)。本実施の形態においては、
スリット像38Aに比較して、スリット像38Eは光量
が減衰していると共に縮小されて結像される。これにつ
いては、引き続いて処理を行う演算装置22内で倍率補
正及び受光量補正を行う。
【0036】続いて、フレームメモリ46に記憶された
電気信号はマルチプレクサ48に入力され、6.6ms
毎に演算装置22に取り込まれ、取り込まれた順に演算
装置22内で処理が行われる。
【0037】演算装置22ではまず、増幅回路50によ
って所定の増幅率で増幅されてA/D変換器52に入力
される。続いて、A/D変換器52によって所定時間毎
にサンプリングされ、デジタル信号に変換された後にマ
イコン54に出力される。
【0038】デジタル信号がマイコン54に入力される
と、これをCPU56が検出することになっており、こ
の検出が行われると倍率補正、受光量補正が行われる。
これは、2次元CCDセンサ36Cに結像されたスリッ
ト像38Cを基準とし、スリット像38A及びスリット
像38Bについては倍率、光量をさげるように補正し、
スリット像38D及び38Eについては倍率、光量を上
げるように補正を行う。これにより、すべてのスリット
像38A〜38Eが同一の条件となる。さらに、形状測
定のための演算が行われる。
【0039】この演算装置22における演算結果がディ
スプレイ26に出力されると、被測定物12の形状測定
が終了する。
【0040】なお、本発明の実施の形態においてはハー
フミラーを4個設け、被測定物に照射されたスリット光
の反射光を5方向に分光させ、それぞれに受光レンズ及
び2次元CCDセンサを備えた多重結像カメラ10につ
いて説明したが、ハーフミラー、受光レンズ及び2次元
CCDセンサの数量はこれに限るものではない。数量を
変化させることにより、スリット像に基づく電気信号が
演算装置に取り込まれるタイミングは変化する。また、
2次元CCDセンサ等の数を多くするほど形状測定の性
能はよくなる。
【0041】さらに、本発明の実施の形態においては被
測定物を抵抗として説明したが、他の形状の物体を測定
することも可能である。
【0042】また、本実施の形態においては演算装置2
2内での倍率補正及び受光量補正を5個のスリット像3
8A〜38Eのうちの中間であるスリット像38Cに合
わせて行ったが、いずれのスリット像に合わせてもよ
い。
【0043】さらに、本発明の実施の形態では撮像素子
として2次元CCDセンサを用いた場合について説明し
たが、2次元CCDセンサに限定されるものではなく、
1次元CCDセンサや撮像管を用いたテレビジョンシス
テムによる位置検出方法を用いてセンサ上で2次元の位
置を出力することのできる素子を利用してもよい。
【0044】なお、本発明の実施の形態ではロッドレン
ズを利用することでスリット状の光を得る例について説
明したが、スリット状の光を得る素子としてシリンドリ
カルレンズ、シリンドリカルミラー等を用いることもで
き、回転多面鏡等のレーザービームをスキャンすること
によりスリット状の光を得ることもできる。
【0045】また、形状測定結果の出力手段としては液
晶ディスプレイを用いる場合を例にとり説明したが、液
晶ディスプレイに限定されるものではなく、これ以外に
もプリンタ等により紙等の記憶媒体に印刷することによ
って測定結果を出力する方法や、スピーカー等の音声出
力装置によって測定結果を音声出力する方法なども考え
られる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至請求項
3のいずれか一項に記載の発明は、ハーフミラー、受光
レンズ及び撮像素子をそれぞれ複数個設けることによっ
て、被測定物のスリット像をそれぞれの撮像素子に結像
することができると共に、スリット像に基づく電気信号
を撮像素子毎に出力することができるという優れた効果
を有する。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、本
発明に係る多重結像カメラを用いることにより、撮像素
子に結像されたスリット像に基づく電気信号を演算装置
内に取り込むタイミングをずらすことができ、これらを
一定の条件に補正することができるので、被測定物が動
いている場合や被測定物が微小な物体の場合等にでも形
状測定を正確に行うことができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多重結像カメラが内
蔵された形状測定装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る多重結像カメラの詳
細構造を示す斜視図である。
【図3】多重結像カメラ内の撮像素子である複数の2次
元CCDセンサに結像されたスリット像を示す特性図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る多重結像カメラが内
蔵された形状測定装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る形状測定装置内に備
えられている演算装置に入力される信号のタイミングを
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 多重結像カメラ(受光装置) 12 被測定物 14 スリット光 18 投光装置 20 形状測定装置 22 演算装置 24 スイッチ 26 ディスプレイ 32 ハーフミラー 34 受光レンズ 36 2次元CCDセンサ(撮像素子) 38 スリット像 46 フレームメモリ 48 マルチプレクサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの被測定物に照射されたスリット光
    の反射光をハーフミラーで分光し、分光されたそれぞれ
    の画像を結像する複数の撮像素子を備えた多重結像カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 被測定物に照射されたスリット光の反射
    光を透過、又は反射させる複数のハーフミラーと、 前記ハーフミラーの反射側及び透過側に設けられ、前記
    ハーフミラーからの反射光、又は透過光が入射される複
    数の受光レンズと、 前記受光レンズの焦点位置にそれぞれ配置され、被測定
    物上の輝点の軌跡を結像する複数の撮像素子と、 前記各撮像素子に結像された画像毎に独立して、該画像
    に基づく信号を出力する信号出力手段と、 を有する請求項1記載の多重結像カメラ。
  3. 【請求項3】 前記信号出力手段の出力タイミングが各
    撮像素子による画像1フレームの取り込み時間を前記多
    重結像カメラ内に配設された撮像素子の数で割った時間
    毎とすることを特徴とする請求項1記載又は請求項2記
    載の多重結像カメラ。
  4. 【請求項4】 1つの被測定物に照射されたスリット光
    の反射光をハーフミラーで分光し、分光されたそれぞれ
    の画像を結像する複数の撮像素子を備えた多重結像カメ
    ラを用いた形状測定方法であって、 前記各撮像素子で撮像する際のそれぞれの光路長の差に
    基づいて、前記撮像素子に結像されたそれぞれの結像画
    像を所定の倍率に補正し、かつ前記ハーフミラーを介す
    ることによる光量差を補正することを特徴とする多重結
    像カメラを用いた形状測定方法。
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WO2008126647A1 (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Nikon Corporation 形状測定装置及び形状測定方法
KR101521109B1 (ko) * 2013-11-11 2015-05-18 (주) 유파인스 Cmos 이미지 센서를 이용한 프레임 고속화 처리방법 및 프레임 고속화 시스템

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