JPH09126653A - 穀粒の乾燥制御装置 - Google Patents

穀粒の乾燥制御装置

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JPH09126653A
JPH09126653A JP7283687A JP28368795A JPH09126653A JP H09126653 A JPH09126653 A JP H09126653A JP 7283687 A JP7283687 A JP 7283687A JP 28368795 A JP28368795 A JP 28368795A JP H09126653 A JPH09126653 A JP H09126653A
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JP
Japan
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light
grain
unhulled rice
drying
barrel
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Pending
Application number
JP7283687A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
Takashi Nagai
永井  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP7283687A priority Critical patent/JPH09126653A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、穀粒の乾燥制御装置に関し、乾燥
時間を短縮させようとするものである。 【構成】穀物に熱風を晒せて穀物を乾燥するものにおい
て、流下する籾に対して光を照射する光源と、籾を透過
する透過光量を測定する測定手段と、透過光量の変化か
ら胴割れを測定する手段とを設け、前記胴割れ測定手段
によって測定された胴割率が所定値を越えるときに乾燥
を停止させるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒、特に籾を乾燥
させる乾燥制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、籾の乾燥にあたっては、乾燥機に張
込まれる穀粒の量によって乾燥温度が決められ、その温
度に達するとバ−ナの燃焼制御を停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
あっては、籾の胴割れが発生する前に燃焼を停止させる
ようにしていたが、籾の実際の胴割れの状態を見てバ−
ナの燃焼を停止させるものではなく、設定された熱風温
度でもって乾燥を停止させるように構成したものである
から、乾燥時間が長くなるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、乾燥室内を流下する穀物に対して熱風を晒
せながら穀物を乾燥する乾燥制御装置において、流下す
る籾に対して光を照射する光源と、籾を透過する透過光
量を測定する測定手段と、この測定手段が測定した透過
光量の変化から籾の胴割れを測定する手段を設け、胴割
れ測定手段によって測定された胴割率が所定値を越える
ときには乾燥を停止させたことを特徴とする穀粒の乾燥
制御装置の構成とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は穀物乾燥機であって、この乾燥機1は上部から貯留タ
ンク2、乾燥室3、集穀室4を縦設し、このうち、乾燥
室3はバ−ナ(図示省略)を有するバ−ナ胴に通じる熱
風室6と吸引ファン7を有するファン胴に通じる排風室
8との間に穀物流下通路9、9を形成してなり、各流下
通路9、9の下部に設ける繰出バルブ10、10の一定
回転により所定量毎に流下する穀物に熱風を浴びせて乾
燥する構成である。
【0006】そして、上記機枠1外部には集穀室4の一
側に集めた穀物を貯留タンク2に揚上還元する昇穀機1
1を立設している。この昇穀機11は内部上下一対の駆
動プ−リ12と被動プ−リ(図示省略)との間にバケッ
トベルト13を巻き回しする構成であり、集穀室4下部
に横設する下部移送螺旋14により一側へ移送された乾
燥穀物を掬い上げ上部に移送できる構成としている。
【0007】この昇穀機11で掬われ上部で投てきされ
る穀物は投げ口開口部(図示省略)を介して上部移送螺
旋16を設ける移送樋17の始端側に案内される。そし
て、上部移送螺旋16で水平移送される穀物は貯留タン
ク2の中央上部に配設する回転拡散盤18に案内され貯
留タンク2内に拡散落下される構成としている。
【0008】そして上記昇穀機11の適宜高さの位置に
おける側壁にはサンプル籾を取り込んでこれの透過光量
から籾の胴割れを検出する胴割検出装置25が設けられ
ている。胴割検出装置25は籾27に対して光を下方か
ら照射する光源28(白熱ランプ、半導体レ−ザ)とレ
ンズ29と透過光を集めるレンズ30とその透過光を捉
える受光素子32等からなり、受光素子32はコントロ
−ラ33に接続されている。ガラス35の上を流下する
籾27に光を下から当てると透過光が受光素子32によ
って受光され、籾の胴割状態が検出される。
【0009】図3は籾27に胴割が生じていた場合に光
が壁開面36で全反射されている状態を示している。即
ち、光源28の光が籾27に照射されるとこの壁開面3
6で光は全反射し、一部は籾の内部で屈折を繰返し、一
部は透過光となって籾27の外に出ていく。このため、
全反射があった部分を境にして左半分は明るく、右半分
は暗くなる。
【0010】ところで、図4は胴割れ籾27の透過光画
像を説明したもので、縦軸に輝度(透過光量)を横軸に
画素位置を取ったものである。籾27の中心部イを測定
し、明部と暗部の輝度の比a(a=ΔL/ΔR)を算出
する。胴割れが起きているときの比aは1より大きく、
図5のように胴割れが生じていないときの比aは略1に
等しい。
【0011】図6は胴割判定基準について説明したもの
で、縦軸にセンサ出力、即ち上記輝度の比a(ΔL/Δ
R)を、横軸に胴割れの程度を取っている。健全な籾2
7はaが略1であることは前述の通りであるが、軽度、
中度、重度となるに従ってその比aは大きくなる。この
発明では図7のフロ−チャ−トに示すようなプログラム
に沿って籾27の乾燥制御がなされ、籾27の胴割れ状
態が軽度を越えるとき、乾燥を停止させるようにしてい
る。
【0012】このため、胴割れがひどくなって籾の商品
的価値を低下させてしまうといった不具合が生じること
がなく、又、胴割れが生じているかどうかを直接光学的
に測定するものであるから、従来のように熱風温度のみ
を監視して籾の胴割れを間接的に知るものに比較して乾
燥時間が著しく短縮化されるものである。なお、この実
施例では胴割れが生じているかどうかを判定する基準と
して「軽度」の比aを用いたが健全な籾を用いても良
い。即ち、(ΔL/ΔR)が1を越えた時点で胴割れが
生じると判定し、乾燥制御を停止するようにしても良
い。
【0013】次に図8乃至図13に示す改良装置ついて
構成を簡単に説明する。ここで説明するものは、乾燥機
の一部を改良した装置に関するものであり、図8は抵抗
式水分計に代えて籾の水分値を直接検出するようにした
ものである。図8において左右一対の金属ロ−ル40、
40間に籾27を挾み込んでこれを圧砕し、粉砕サンプ
ル投入口42から円筒体43内に取り込む。水分値が多
いために籾は扁平にされ、更に圧縮シリンダ−44にて
ガラス45まで移動させられる。
【0014】一方、円筒体43の左端には白熱ランプ等
の光源46が設けられ、圧縮された扁平籾27に対して
光を照射する。この光源46の上方には赤外線センサ4
8と波長が1.45μmの光を通過させるバンドパスフ
ィルタ−49を設けている。籾が有する水分の波長のう
ち、上記1.45μm、あるいは1.9μmの光は水に
吸収され易く、従って、反射光の量は少なくなってくる
ことが知られている。
【0015】そこで、この発明では、その反射光量を赤
外線センサ48で検出することによって籾27の水分値
を直接検出するようにしている。同図において、符号5
0はサンプル排出及びガラスクリ−ニング棒であって、
回転するこの棒50にはブラシ51が取り付けられ、前
記金属ロ−ル40、40にブラシ51が接して付着した
籾の粉を取り除き、あるいはガラス45の面に付着した
粉を取り除く。このため、クリ−ニング棒50は回転し
ながら上下方向に移動する。52は円筒体43の底部に
回動自在に取り付けられた開閉蓋であり、この開閉蓋5
2を開けて測定後の籾を排出する。
【0016】図9は籾の水分率と赤外線センサ48の出
力電圧との関係を示したものであり、両者の間には略直
線的な関係が成り立っていることがわかる。このよう
に、作物の種類や穀物固有の抵抗値によらず、籾に含ま
れる水分そのものを検出するようにしているので測定精
度が高く、測定水分値にバラツキが少なくなる。図10
乃至図12は乾燥機の中に超音波センサ55を取り付け
て穀粒の張込量を検出するようにしたものである。
【0017】この超音波センサ55は送信部と受信部と
を備え、送信波が穀粒の表面で反射してきたときに受信
部で検出し、そのときの時間差から穀粒までの距離を測
定して穀粒の張込量を検出するものであるが、穀粒張込
時の自然発生的な超音波変動を予め測定しておき、穀粒
張込時は受信信号から自然発生する超音波変動を引くよ
うにしたものである。
【0018】更に詳述すれば穀粒までの距離を測定する
前に乾燥機本体側のノイズ音圧特性を測定し、測距信号
に含まれるノイズ音圧信号を除去して測定デ−タの精度
を向上させたものである。特に乾燥機内には左右横方向
の側枠同士を連結する張棒が設けられており、これに送
信波が当たって反射すると受信部にはこれを穀粒と誤っ
て認識する恐れがあるが、張棒までの距離及び反射時間
が予めわかっているので、これをソフト的に除去するこ
とができる。
【0019】図11は超音波センサ55による穀粒張込
量の検出について説明したフロ−チャ−トである。穀粒
張込前の自然発生的な音圧信号を測定し(ステップS
2)、送信を開始する(ステップS3)。貯留タンク2
内に堆積した穀粒の表面までの距離を計算するためにタ
イマ−をセットし(ステップS5)、反射信号を捉えた
時点でタイマ−をストップする(ステップS7)。そし
て、超音波センサ55からの距離を算出し、タンク内に
蓄えられている穀粒の量を算出する。
【0020】最後に図13のフロ−チャ−トについて説
明する。このフロ−チャ−トは籾流れ検出について説明
したものである。乾燥機本体内にマイクロフォンを取り
付けてタンク内の籾の衝突音を検出する場合、まず、運
転状態で籾がないときの音を測定しておき、そのときの
デ−タを基準値として記憶する。一定時間後に繰出バル
ブを駆動して籾を循環させ、そのときの検出音を読み込
む。この検出音と前記基準値とを比較して籾流れ音を判
定するものである。
【0021】このように籾なし時と籾あり時の騒音デ−
タの比較からより確実な籾流れ検出が行なえる。
【0022】
【発明の効果】この発明は前記の如く構成したので、以
下のような技術的効果を奏する。即ち、乾燥室内を流下
する穀物に対して熱風を晒せながら穀物を乾燥する乾燥
制御装置において、流下する籾に対して光を照射する光
源と、籾を透過する透過光量を測定する測定手段と、こ
の測定手段が測定した透過光量の変化から籾の胴割れを
測定する手段を設け、胴割れ測定手段によって測定され
た胴割率が所定値を越えるときには乾燥を停止させたも
のであるから、長時間の乾燥による品質の低下を招くこ
とがなく、乾燥時間の短縮に加えて精度の良い乾燥制御
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥機本体の正面断面図である。
【図2】胴割検出装置の原理説明図である。
【図3】胴割れ籾に光を当ててその光が散乱した状態を
説明した図である。
【図4】胴割れ籾の透過光量と画素位置との関係を説明
したグラフである。
【図5】健全籾の透過光量と画素位置との関係を説明し
たグラフである。
【図6】センサ出力と胴割れの程度との関係を説明した
判定基準に関するグラフである。
【図7】胴割れ率を測定しながら乾燥制御を行うフロ−
チャ−トである。
【図8】穀物水分計の側断面図である。
【図9】水分センサと穀物水分率との関係を説明した特
性グラフである。
【図10】超音波センサを取り付けた乾燥機の要部の断
面図である。
【図11】超音波センサを用いて張込量を算出すべく距
離計算を行うフロ−チャ−トである。
【図12】周波数特性を比較した作用説明図である。
【図13】籾流れ検出に関する制御のフロ−チャ−トで
ある。
【符号の説明】
1 機枠 2 貯留タンク 3 乾燥室 4 集穀室 6 熱風室 11 昇穀機 25 胴割検出装置 28 光源 32 受光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥室内を流下する穀物に対して熱風を晒
    せながら穀物を乾燥する乾燥制御装置において、流下す
    る籾に対して光を照射する光源と、籾を透過する透過光
    量を測定する測定手段と、この測定手段が測定した透過
    光量の変化から籾の胴割れを測定する手段を設け、胴割
    れ測定手段によって測定された胴割率が所定値を越える
    ときには乾燥を停止させたことを特徴とする穀粒の乾燥
    制御装置。
JP7283687A 1995-10-31 1995-10-31 穀粒の乾燥制御装置 Pending JPH09126653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283687A JPH09126653A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 穀粒の乾燥制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283687A JPH09126653A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 穀粒の乾燥制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126653A true JPH09126653A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17668780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7283687A Pending JPH09126653A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 穀粒の乾燥制御装置

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JP (1) JPH09126653A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7851722B2 (en) * 2006-06-15 2010-12-14 Satake Corporation Optical cracked-grain selector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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