JPH09126368A - パイプ - Google Patents

パイプ

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Publication number
JPH09126368A
JPH09126368A JP7281387A JP28138795A JPH09126368A JP H09126368 A JPH09126368 A JP H09126368A JP 7281387 A JP7281387 A JP 7281387A JP 28138795 A JP28138795 A JP 28138795A JP H09126368 A JPH09126368 A JP H09126368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
temperature
shape
memory alloy
shape memory
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7281387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ando
清 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7281387A priority Critical patent/JPH09126368A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のパイプにおいてはフランジ部をボルト
により結合する場合は多数のボルトの締結を必要とし、
着脱に時間が費かる。また、ねじにより結合する場合は
パイプを回転させる必要があり、回転させることができ
ない場合は使用が不可能である。 【解決手段】 互いに端部を介して軸方向に接続される
複数のパイプにおける接続される一方の端部の内面に周
方向に凹部が刻設されるとともに接続される他方の端部
の外周に形状記憶合金を含む複合材料により周方向に凸
部が形成され形状記憶合金の形状変態点における温度で
凸部が変形して凹部と嵌脱するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宇宙用機器におけ
る燃料供給用の配管などとして適用されるパイプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は燃料供給用の配管などとして使用
されている従来のパイプの説明図である。図において、
従来のパイプを互いに軸方向に結合する場合に溶接によ
り結合する場合がある。しかしながら、溶接では着脱が
難しいため、着脱可能に結合する場合はパイプ1,2の
端部にそれぞれフランジ部1a,2aを設け、このフラ
ンジ部1a,2aをボルト5により結合する、或いはパ
イプ1,2の端部にねじ1b,2bを切り、ねじ1b,
2bにより結合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
パイプにおいてはパイプを互いに軸方向に着脱可能に結
合する場合はパイプ1,2の端部にそれぞれフランジ部
1a,2aを設け、このフランジ部1a,2aをボルト
5により結合する、或いはパイプ1,2の端部にねじ1
b,2bを切り、ねじ1b,2bにより結合している
が、フランジ部1a,2aをボルト5により結合する場
合は多数のボルト5の締結を必要とし、着脱に時間が費
かる。また、ねじ1b,2bにより結合する場合はパイ
プ1またはパイプ2を回転させる必要があり、回転させ
ることができない場合は使用が不可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパイプは上
記課題の解決を目的にしており、互いに端部を介して軸
方向に接続される複数のパイプにおける接続される一方
の端部の内面に周方向に凹部が刻設されるとともに接続
される他方の端部の外周に形状記憶合金を含む複合材料
により周方向に凸部が形成され形状記憶合金の形状変態
点における温度で凸部が変形して凹部と嵌脱するように
なっている。このように接続される一方のパイプの端部
を形状記憶合金を含む複合材料により形成してこの端部
の外周に凸部を設けることにより、形状記憶合金の形状
変態点における温度を境にして端部が外側に変形を生じ
ることを利用してパイプとパイプとを互いに軸方向に結
合する。このようにして形状記憶合金の形状変態点にお
ける温度を境に複数のパイプを互いに着脱することがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態に係るパイプの説明図である。図において、本実
施の形態に係るパイプは宇宙用機器における燃料供給用
の配管などとして使用されるものであるが、パイプの互
いの着脱が容易でシール性が要求される一般の機器など
における配管としても適用が可能なものである。
【0006】図に示すように、パイプ1、2はパイプ1
の端部4をパイプ2の端部に差し込むことにより互いに
軸方向に結合されるように、また数箇所で分離されるよ
うになっている。このため、図1に示すようにパイプ1
の端部4は例えばTi−Ni合金などの形状記憶合金の
繊維を軸方向に含んだ金属複合材料により造られてい
る。パイプ1の端部4の外周には凸部が設けられてお
り、またパイプ2の端部内周には凹部が設けられてい
る。パイプ1のパイプ2と接合する端部4にはシール溝
が設られてシールリング3が挿入されている。なお、こ
のシール溝やシールリング3などはパイプ2の端部に設
けてもよい。パイプ1の端部4に含まれる形状記憶合金
には形状記憶合金の例えばマルテンサイト相やオーステ
ナイト相などへ変態する形状変態点の温度以上(または
以下)でパイプ1の端部4が外側に反るように、また形
状変態点の温度以下(または以上)では内側に反るよう
に形状記憶の熱処理が施されている。なお、パイプ2の
端部内周に凸部を、パイプ1の端部外周に凹部を互いに
嵌合可能に設けてもよい。
【0007】形状変態点の温度以下(または以上)では
図2(a)に示すようにパイプ1の端部4は内側に反っ
ており、パイプ1のパイプ2への差し込みが容易であ
る。パイプ1をパイプ2へ差し込んだ後、温度を調整し
て形状変態点の温度以上(または以下)にすると、同図
(b)に示すようにパイプ1の端部4は外側に反る。こ
れにより、パイプ1端部4の凸部とパイプ2端部の凹部
とが完全に結合する。また、温度を調整して形状変態点
の温度以下(または以上)にすると、同図(a)に示す
ようにパイプ1の端部4は内側に反る。これにより、パ
イプ1とパイプ2とは簡単に分離する。このように、形
状変態点の温度を境にして容易にパイプ1,2の着脱が
可能である。また、パイプ1の端部4におけるシール溝
内にシールリング3を設置したことにより、シール性も
十分に保たれる。
【0008】従来のパイプにおいてはパイプを互いに軸
方向に着脱可能に結合する場合はパイプの端部にそれぞ
れフランジ部を設け、このフランジ部をボルトにより結
合する、或いはパイプの端部にねじを切り、ねじにより
結合しているが、フランジ部をボルトにより結合する場
合は多数のボルトの締結を必要とし、着脱に時間が費か
る。また、ねじにより結合する場合はパイプを回転させ
る必要があり、回転させることができない場合は使用が
不可能である。これに対し、本パイプにおいてはパイプ
1の端部4を形状記憶合金の繊維を軸方向に含んだ金属
複合材料で造るとともに、端部4の外周に凸部を設け、
パイプ2の端部の内周には凹部を設けておく。そして、
形状変態点の温度以下(または以上)ではパイプ1の端
部4が変形してパイプ1とパイプ2とが分離するように
形状記憶合金に形状を記憶させ、また形状変態点の温度
以上(または以下)ではパイプ1の端部4の凸部が外側
に反ってパイプ2の凹部と結合するように形状記憶合金
に形状を記憶させることにより、ある形状変態点の温度
を境に着脱が可能となる。なお、変形を容易にするため
にパイプ1の端部4には周方向の数カ所に軸方向のスリ
ットを設けて結合、分離を容易にしている。また、パイ
プ1,2の結合部におけるシール性を保つためにパイプ
1の端部4にシール溝を設けてシールリング3を挿入し
ている。なお、シール溝はパイプ2の端部に設けてもよ
い。このように、パイプ1の端部4を例えばNi−Ti
などの形状記憶合金の繊維を軸方向に含んだ金属複合材
料で造ることにより、形状記憶合金の形状変態点の温度
を境にしてパイプ1の端部4が外側に反る変形を生じる
ことを利用してパイプ1とパイプ2とを結合させるよう
にしており、予め形状記憶合金の形状変態点の温度以上
(または以下)でパイプ1の端部4が外側に反ることに
よりパイプ1とパイプ2との凹凸部が互いに結合するよ
うに、また形状記憶合金の形状変態点の温度以下(また
は以上)でパイプ1の端部4が内側に戻ることによりパ
イプ1とパイプ2とが外れるように形状記憶合金に形状
を記憶させておく。これにより、その形状変態点の温度
を境にパイプ1,2の着脱が容易に行われる。また、パ
イプ1,2の一方のパイプ1,2にシール溝を設けてシ
ールリング3を挿入しておくことにより、パイプ1,2
の結合部におけるシール性を十分に保つことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るパイプは前記のように構成
されており、形状記憶合金の形状変態点における温度を
境に複数のパイプを互いに着脱することができるので、
多数のボルトを締結したりパイプを回転させたりする必
要がなく、パイプの着脱が短時間で容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の一形態に係る一方
のパイプの正面図、同図(b)は同図(a)におけるB
−B矢視図、同図(c)は他方のパイプの外観図、同図
(d)は同図(c)におけるD−D矢視図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3(a)は従来のパイプの縦断面図、同図
(b)は従来の他のパイプの縦断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2 パイプ 3 シールリング 4 端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに端部を介して軸方向に接続される
    複数のパイプにおいて、接続される一方の上記端部の内
    面に周方向に刻設された凹部と、接続される他方の上記
    端部の外周に形状記憶合金を含む複合材料により周方向
    に形成され上記形状記憶合金の形状変態点における温度
    で変形して上記凹部と嵌脱する凸部とを備えたことを特
    徴とするパイプ。
JP7281387A 1995-10-30 1995-10-30 パイプ Withdrawn JPH09126368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7281387A JPH09126368A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 パイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7281387A JPH09126368A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 パイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126368A true JPH09126368A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17638439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7281387A Withdrawn JPH09126368A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 パイプ

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JP (1) JPH09126368A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182522A1 (fr) * 2000-08-22 2002-02-27 Conseils et Manufactures VLG SA Dispositif d'assemblage

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182522A1 (fr) * 2000-08-22 2002-02-27 Conseils et Manufactures VLG SA Dispositif d'assemblage
US6527435B2 (en) 2000-08-22 2003-03-04 Conseils Et Manufactures Vlg S.A. Assembling device

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107