JPH09126291A - ２組のクランクを連結した昇降機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路側溝に使われるコンクリート製品で筒状
のコンクリート製水路を作る場合、水路部分の筒をコン
クリートから抜き出す作業があり、この作業動作を容易
にし、作業時間を短くする。 【構成】 水路部分の筒は、一部取り出せるものとし、
本体と下部に分離され、組み合わせることで１本の筒に
なる。この筒の両端にクランプがあり、このクランプを
棒で点結合させ連結し、片方を作動することで他方も作
動する。クランプ自体は、本体に片方点結合され、他方
は下部に点結合することで下部を筒本体と平行に上昇さ
せ、筒をしぼり抜き出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明はコンクリート製品の水路部分を造
るための筒状型枠をコンクリート製品から抜き出すた
め、筒状型枠の下部をクランク作動することで上昇さ
せ、筒状型枠をしぼり、コンクリート製品から抜き出す
ためのものである。

【０００２】従来、筒状型枠は本体と下部を２組のクラ
ンクでつなぎ、２組のクランクはネジロッドでつながれ
て、ネジロッドを回転することで下部を昇降していたの
で、クランクを作動するには、ネジロッドを多数、回転
せねばならず、ネジ山の耐久性によっては、ネジロッド
を修理せねばならず構造的に製作費が高価であった。

【０００３】本発明はネジロッドを使用しないので耐久
性が増し、構造が簡単なので製作費が安価である。それ
を図面について説明すれば（図１）は、本体１と下部２
がクランクＡ３・クランクＢ４でつながれ、間をななめ
に本体１と下部２をつなぐ本体・下部連結棒６が点結合
する。クランク連結棒５をクランクＡ３・クランクＢ４
に点結合することで、クランクＢ４を作動すればクラン
クＡ３も作動する。クランクＢ４を作動させるための棒
８を受ける棒受７が、クランクＢ４に取り付く。

【０００４】このようにすれば、型枠使用時に作業時間
が短くなり、型枠制作費が安価で、長期間、修理しなく
ても良くなるので、コンクリート製品のコスト削減が可
能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本体と下部の断面図である。

【図２】下部が上昇時の断面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 下部 ３ クランクＡ ４ クランクＢ ５ クランク連結棒 ６ 本体・下部連結棒 ７ 棒受 ８ 棒

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本体と下部を２組のクランクでつなぎ、間
   を本体より下部及び下部より本体に横方向で、ななめに
   棒を点結合され、２組のクランクを棒でつなぎ、片方の
   クランクを作動することにより下部を昇降する昇降機。