JPH09126047A - 内燃機関のシリンダブロック、シリンダブロックの製造方法、シリンダライナ - Google Patents

内燃機関のシリンダブロック、シリンダブロックの製造方法、シリンダライナ

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JPH09126047A
JPH09126047A JP28975995A JP28975995A JPH09126047A JP H09126047 A JPH09126047 A JP H09126047A JP 28975995 A JP28975995 A JP 28975995A JP 28975995 A JP28975995 A JP 28975995A JP H09126047 A JPH09126047 A JP H09126047A
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cylinder
cylinder liner
cylinder block
liner
plate
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Masao Yasukawa
雅夫 安川
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規なシリンダライナを備えたシリンダブロッ
クを提供すること。 【解決手段】板状の素材を筒形状に曲げて形成シリンダ
ライナ3を用いる。このシリンダライナ3を成形型に保
持した状態で、成形型のキャビティに溶湯を供給してシ
リンダライナ3を鋳包み、シリンダブロックを製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のシリンダ
ブロック、シリンダブロックの製造方法、シリンダライ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダブロックでは、筒形
状のシリンダライナが装着されている。このシリンダラ
イナは、ピストンが往復移動する空洞であるシリンダボ
アを形成するものである。このシリンダライナは、従来
より、黒鉛を含む鋳鉄で鋳造法例えば遠心鋳造法により
筒形状に形成されている。そして、成形型のキャビティ
にシリンダライナをセットした状態で、キャビティに溶
湯を供給し、溶湯を凝固させることにより、シリンダラ
イナを鋳包み、これによりシリンダブロックを形成する
ことにしている。
【0003】またシリンダライナを溶湯で鋳包むにあた
り、成形型のキャビティにシリンダライナをセットした
状態で、キャビティに溶湯を供給し、その溶湯をシリン
ダライナの外周側及び内周側の双方に供給し、溶湯を凝
固させ、その後にシリンダライナの内周側の凝固部分を
機械加工で除去するシリンダブロックの製造方法が知ら
れている(特表平6−505197号公報)。
【0004】この方法によれば、溶湯をシリンダライナ
の外周側及び内周側の双方に供給するので、シリンダラ
イナの外周側及び内周側の双方から溶湯圧が作用するの
で、シリンダライナの外周側と内周側とで等圧が得易い
とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に従来のシ
リンダライナは、前述した様に遠心鋳造法等の鋳造法に
より筒形状に形成されている。しかし近年、シリンダラ
イナの生産性の更なる向上が要望されている。また上記
した特表平6−505197号公報に係る技術によれ
ば、溶湯をシリンダライナの内周側に供給するにあた
り、シリンダライナの軸長方向の端部と成形型のキャビ
ティ型面との間の微小隙間を利用しているため、シリン
ダライナの内周側への溶湯の供給が制限されがちであ
る。
【0006】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、板状の素材を曲げて形成した新規なシリンダラ
イナ、そのシリンダライナを利用した新規なシリンダブ
ロック、シリンダブロックの製造方法を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
○請求項1に係るシリンダブロックは、板状の素材を筒
形状に曲げて形成されたシリンダライナを、シリンダブ
ロック本体で包囲したことを特徴とするものである。こ
れによれば、板状の素材を筒形状に曲げてシリンダライ
ナを形成するので、鋳造法でシリンダライナを形成する
従来技術に比較して、新規なシリンダライナを備えたシ
リンダブロックを提供できる。またシリンダライナの薄
肉化も容易である。
【0008】更に板状の素材を筒形状に曲げてシリンダ
ライナを形成するので、シリンダライナの生産性、ひい
てはシリンダブロックの生産性の向上に有利であり、価
格の低廉化に有利である。 ○請求項2に係るシリンダブロックは、板状の素材を筒
形状に曲げて形成され且つ側端部同士を合わせた合せ目
を備えたシリンダライナを、シリンダブロック本体で包
囲したことを特徴とするものである。
【0009】これによれば、板状の素材を筒形状に曲げ
てシリンダライナを形成するので、鋳造法でシリンダラ
イナを形成する従来技術に比較して、新規なシリンダラ
イナを備えたシリンダブロックを提供できる。またシリ
ンダライナの薄肉化も容易である。更に、板状の素材を
筒形状に曲げてシリンダライナを形成するので、シリン
ダライナの生産性、ひいてはシリンダブロックの生産性
の向上に有利であり、価格の低廉化に有利である。
【0010】シリンダライナの合せ目は、溶接で接合し
た溶接構造でも良いし、あるいは、非溶接構造でありシ
リンダブロック本体となる溶融材料の凝固で接合されて
いても良い。 ○請求項3に係るシリンダブロックは、請求項2におい
て、合せ目がシリンダライナの中心軸線と平行な方向に
対して斜めまたはスパイラル状に設定されていることを
特徴とするものである。
【0011】これによれば、合せ目が斜めまたはスパイ
ラル状に設定されているため、シリンダライナの周方向
において合せ目が集中せず分散することになる。よっ
て、ピストンがシリンダライナに沿って往復移動する際
に、ピストンやピストンリングの同一場所が集中的に合
せ目に当たる不具合を抑制するのに有利である。よって
ピストン、ピストンリングの耐久性の確保に有利であ
る。 ○請求項4に係るシリンダブロックは、請求項1〜3の
いずれかにおいて、シリンダライナは、これの軸長方向
の両端部の少なくとも一方に凹または凸状に設けられシ
リンダブロック本体と係合する係合部を備えていること
を特徴とするものである。
【0012】これによれば、係合部がシリンダブロック
本体と機械的に係合するので、シリンダライナとシリン
ダブロックとの一体性の向上に有利である。 ○請求項5に係るシリンダブロックは、板状の素材を曲
げて形成した複数個の分割体を互いに対面させて筒形状
としたシリンダライナを、シリンダブロック本体で包囲
したことを特徴とするものである。
【0013】これによれば、板状の素材を筒形状に曲げ
て形成した分割体を用いてシリンダライナを形成するの
で、シリンダライナの生産性、ひいてはシリンダブロッ
クの生産性の向上に有利であり、価格の低廉化に有利で
ある。分割体は半筒形状が好ましい。 ○請求項6に係るシリンダブロックは、請求項1〜5の
いずれかにおいて、シリンダライナは、シリンダライナ
の外周側に折り返されシリンダブロック本体と係合した
耳部を備えていることを特徴とするものである。
【0014】これによれば、耳部がシリンダブロック本
体と機械的に係合するので、シリンダライナとシリンダ
ブロックとの一体性の向上に有利である。更にシリンダ
ブロックの冷却通路に耳部を近づけた場合には、耳部を
伝熱経路として利用できる。よって、燃焼室での燃焼や
ピストンリングとの摺動等の影響で高温となるシリンダ
ライナを冷却するのに貢献できる。 ○請求項7に係るシリンダブロックは、板状の素材を曲
げて形成された半筒形状をなす分割体を互いに対面させ
て筒形状としたシリンダライナを、シリンダブロック本
体で包囲して構成され、分割体の両側端部のうち少なく
とも一方は、シリンダライナの外周側に折り返され且つ
冷却通路を形成する耳部を備えていることを特徴とする
ものである。
【0015】これによれば板状の素材を曲げて形成され
た半筒形状をなす分割体を用いてシリンダライナを形成
するので、新規なシリンダライナを備えたシリンダブロ
ックを提供できる。更に耳部で冷却通路を形成するた
め、冷却通路をシリンダライナに近づけるのに有利であ
る。よって高温となりがちなシリンダライナの冷却性を
確保するのに有利である。 ○請求項8に係るシリンダブロックの製造方法は、板状
の素材を筒状に曲げてシリンダライナを形成する工程
と、シリンダブロック本体となる溶融材料でシリンダラ
イナを鋳包んでシリンダブロックを形成することを特徴
とするものである。
【0016】これによれば、板状の素材を筒形状に曲げ
てシリンダライナを形成するので、シリンダライナの生
産性、ひいてはシリンダブロックの生産性の向上に有利
であり、価格の低廉化に有利である。 ○請求項9に係るシリンダブロックの製造方法は、厚み
方向に貫通する開口を備えた板状の素材を筒状に曲げて
シリンダライナとし、シリンダブロック本体となる溶融
材料をシリンダライナの外周側及び内周側に供給して凝
固させる鋳込み工程と、凝固後にシリンダライナの内周
側の凝固材料を除去する除去工程とを実施するシリンダ
ブロックの製造方法であって、溶融材料をシリンダライ
ナの内周側に供給する供給通路として、開口を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0017】これによれば、溶融材料をシリンダライナ
の外周側及び内周側に供給するので、シリンダライナの
外周側の圧力と内周側の圧力とがバランスし易い。よっ
てシリンダライナの変形防止に有利であり、シリンダラ
イナの真円度の確保に貢献できる。更に、溶融材料をシ
リンダライナの内周側に供給するにあたり、シリンダラ
イナにこれの厚み方向に貫通する様に形成した開口を利
用する。そのためシリンダライナの内周側に溶融材料を
供給するのに有利である。特に開口の面積を大きくすれ
ば、溶融材料をシリンダライナの内周側に供給し易い。
開口は、ピストンと接触しない領域に形成することが好
ましい。 ○請求項10に係るシリンダブロックの製造方法は、凸
または凹を備えたプレス加工型、または、凸または凹を
備えた回転ロールを用いて、板状の素材の表出面に模様
を形成する模様形成工程と、模様が外周側に位置する様
に板状の素材を筒状に曲げてシリンダライナを形成し、
その状態で、シリンダブロック本体となる溶融材料でシ
リンダライナを鋳包んで、模様とシリンダブロック本体
とが係合したシリンダブロックを形成する鋳包み工程と
を実施することを特徴とするものである。
【0018】これによれば、模様は、凸または凹を備え
たプレス加工型、または、凸または凹を備えた回転ロー
ルで形成されるので、模様を形成する速度を速くでき、
生産性を高めるのに有利である。特に回転ローラの回転
に伴い模様を形成する場合には、板状の素材に連続的に
模様を形成できる利点が得られる。なお模様は、シリン
ダブロック本体との一体性を高める効果をもつ。 ○請求項11にシリンダブロックの製造方法は、板状の
素材を筒状に曲げて形成したシリンダライナと、シリン
ダボアを形成するボア成形型部とを用い、シリンダライ
ナの縮径方向に向かうバネ弾性により、シリンダライナ
をボア成形型部の外周面に抱着させて保持する保持工程
と、シリンダライナ本体となる溶融材料でシリンダライ
ナを鋳包んでシリンダブロックを形成する鋳包み工程と
を実施することを特徴とするものである。
【0019】これによれば、シリンダライナの縮径方向
に付勢されたバネ弾性を利用して、シリンダライナをボ
ア成形型部の外周面に抱着させて保持するため、シリン
ダライナの保持性が良好であると共に、シリンダライナ
がボア成形型部の外周面に倣って溶融材料の圧力による
シリンダライナの変形が防止される。 ○請求項12に係るシリンダライナは、板状の素材を筒
状に曲げると共に、曲げ部分の側端部同士を合わせた合
せ目を備えていることを特徴とするものである。
【0020】これによれば、板状の素材を筒形状に曲げ
てシリンダライナを形成するので、シリンダライナの生
産性の向上に有利であり、シリンダライナの価格の低廉
化に有利である。更にシリンダライナの薄肉化も容易で
ある。なお合せ目は溶接で結合した形態でも良いし、或
いは、シリンダブロック本体となる溶湯が進入して凝固
した形態でも良い。合せ目は、シリンダライナの中心軸
線と平行な方向に沿っていても良いし、或いは、シリン
ダライナの中心軸線と平行な方向に対して斜めであって
も良いし、或いは、スパイラル状に設定されていても良
い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。 (実施態様1)本実施態様によれば、図1に示す平らな
板状の素材1を用いる。更に図2に示す製造装置2を用
いる。この製造装置2は、凸部21rをもつ回転ロール
としての模様付けロール21及び平滑ロール20からな
る回転ロール装置22と、一対の供給ロール23と、ロ
ール24a〜24cからなる曲げロール装置24と、素
材1を切断するカッタ25cをもつ切断装置25とを備
えている。
【0022】そして図2に示す様に素材1を回転ロール
装置22に通し、模様付けロール21で素材1の表出面
に模様付けを行い、素材1を曲げロール装置24で断面
円弧形状に曲げると共に切断装置25で所定の長さに切
断する。上記工程により図1(B)に示す円筒形状のシ
リンダライナ3を形成する。本実施態様によれば、回転
ロール装置22の模様付けロール21の外周面には凸部
21rが形成されているので、素材1の表出面に圧印加
工またはエンボス加工により凹状の模様30が形成され
る。しかも素材1を長手方向に長く伸びる帯板状とし、
その帯板状の素材1を回転ロール装置22に連続的に通
せば、模様30を連続的にしかも速い速度で形成でき、
模様30を形成する生産能率が良い。
【0023】更に本実施態様によれば、鋳造で形成した
シリンダライナの模様とは異なり、模様付けロール21
の凸部21rを強圧して模様を形成するので、模様30
付近の硬化に伴う強度増加も期待できる。本実施態様に
よれば、回転ロール装置22は、実質的に圧延せず素材
1に模様30を形成する形態でもよく、或いは、模様3
0を形成しつつ素材1を圧延する形態でも良い。圧延す
る場合には、素材1の強化を期待できる。
【0024】模様30のパターンは適宜選択できるが、
図3(A)に示す様に、模様30が点在するパターンで
も良いし、或いは、図3(B)に示す様にシリンダライ
ナ3の軸長方向と平行な方向に沿ってのびるパターンで
も良いし、或いは、図3(C)に示す様にシリンダライ
ナ3の周方向に沿ってのびるパターンでも良い。次に図
4に示す様に、キャビティ40及びボア成形型部41を
備えた成形型4を用い、ボア成形型部41の外周面にシ
リンダライナ3を保持し、その状態で、成形型4のキャ
ビティ40に溶融材料としての高温の溶湯を供給し、凝
固させる。これによりシリンダライナ3とシリンダブロ
ック本体50とを備えたシリンダブロック5が成形され
る。シリンダブロック5の一例を図5に示す。
【0025】図4に示す様に溶湯を供給する前の段階に
おいて、ボア成形型部41の外周面にシリンダライナ3
を保持した状態では、シリンダライナ3の側端部3c同
士は突き合わせ状態とされている。この側端部3c同士
の突き合わせ部分に、溶湯が進入し凝固すれば、良好な
合せ目32が得られる。キャビティ40に供給する代表
的な溶湯としては、アルミ合金系や鋳鉄系がある。溶湯
が凝固する際の収縮力により、シリンダライナ3はシリ
ンダブロック本体50に締着され、シリンダライナ3の
固定性は向上する。更に模様30がシリンダブロック本
体50と機械的に係合するので、シリンダライナ3とシ
リンダブロック本体50との一体性が向上する。
【0026】本実施態様で用いる板状の素材1の材質と
しては、アルミ合金系でも、鉄系でも、或いは他の金属
系でも良い。溶湯噴霧法等で製造した急冷凝固粉末を用
いて構成した板状の素材1を採用することもできる。急
冷凝固粉末としてはアルミ合金系が好ましい。この場合
には、微細析出物により素材1の強化を期待できる。本
実施態様で用いる板状の素材1としては、図6(A)
(B)に示す様に単層構造でも複数積層構造でも良い。
例えば素材1は二層構造にできる。二層構造の場合に
は、素材1のうち、シリンダボアの内周面となる内層1
iは、潤滑性、耐摩耗性が良好であることが好ましい。
ピストンやピストンリングと触れるからである。従って
シリンダライナ3の内周面となる面の内層1iは、硬質
材、黒鉛等の潤滑材を含むことができる。硬質材として
は、初晶シリコン粒子、SiC粒子、SiC繊維、ガラ
ス繊維を採用できる。シリンダライナ3の外周面となる
外層1hは、シリンダブロック本体50の材質と同系材
質または同一材質にできる。外層1hとシリンダブロッ
ク本体50との熱膨張差を低減できるからである。また
シリンダブロック本体50とシリンダライナ3とのなじ
み性が向上するからである。
【0027】(実施態様2)図7は実施態様2を示す。
本実施態様によれば、図7から理解できる様に、分割型
61、62を備えたプレス成形型6を用い、固定型とし
て機能する分割型61に素材1をセットした状態で、凸
部62rをもつ可動型として機能する分割型62を型締
めすることにより、凹状の模様30を素材1の表出面に
形成している。そして模様30をもつ素材1を円筒形状
に曲げてシリンダライナ3を形成する。
【0028】(実施態様3)図8は実施態様3を示す。
本実施態様によれば、図8から理解できる様にシリンダ
ライナ3の中心軸線はPaとされており、シリンダライ
ナ3の側端部3c同士の合せ目32は、中心軸線Paと
平行な方向に対して角度θ斜めに設定されている。
【0029】本実施態様によれば、合せ目32が斜めに
設定されているため、周方向において合せ目32が集中
せず、分散することになる。よって、ピストンがシリン
ダライナ3に沿って往復移動する際に、ピストンやピス
トンリングの同一場所が集中的に合せ目32に当たる不
具合を抑制するのに有利である。よってシリンダライナ
3、ピストン、ピストンリングの耐久性の確保に有利で
ある。
【0030】(実施態様4)図9は実施態様4を示す。
本実施態様によれば、図9から理解できる様に板状の素
材1のうち一辺部には、凹及び凸が波形状に連続する第
1係合部15が形成されている。一辺部と対向する他辺
部には、凹及び凸が波形状に連続する第2係合部16が
形成されている。波形状は鋸歯形状でも良い。そして、
係合部15、16を備えた板状の素材1を円筒形状に曲
げてシリンダライナ3とする。
【0031】このシリンダライナ3を前述同様に溶湯で
鋳包んで、シリンダブロック本体50を形成する。この
状態では図10から理解できる様に、シリンダライナ3
の第1係合部15及び第2係合部16はシリンダブロッ
ク本体50と機械的に係合しており、シリンダライナ3
とシリンダブロック本体50との一体性の向上に有利で
ある。
【0032】本実施態様によれば、図10に示す様に第
2係合部16は、上死点に到達したピストン7よりも上
方に位置する様にし、第1係合部15は、下死点に到達
したピストン7よりも下方に位置する様に設定する。こ
の様に設定すれば、ピストン7がシリンダライナ3にそ
って往復移動したとしても、ピストン7、ピストンリン
グ71と第1係合部15とが触れることを防止できる。
第2係合部16についても同様である。そのため第1係
合部15、第2係合部16の保護に有利である。勿論、
ピストン7、ピストンリング71の保護にも有利であ
る。
【0033】本実施態様によれば、凹及び凸が波形状に
連続する第1係合部15及び第2係合部16を、二次元
状態の板状の素材1に打ち抜きプレス加工等によって形
成するので、第1係合部15及び第2係合部16を形成
するのは容易である。 (実施態様5)図11及び図12は実施態様5を示す。
本実施態様によれば、図11から理解できる様に板状の
素材1を曲げて形成した半筒形状つまり樋形状の分割体
35を用いる。分割体35は、一般的にはプレス成形型
を用いて曲げ成形できる。
【0034】分割体35の側端部3cの上部には、爪形
状の耳部36が外周側に折り返されている。耳部36
は、矢印A1方向に指向する第1耳部36aと、第1耳
部36aの先端からこれと直交する矢印A2方向に指向
する第2耳部36bとで構成されている。第2耳部36
bは、外方に指向する窪み部36cを備えている。そし
て、図12から理解できる様に、この分割体35を2個
互いに対面させた状態で側端部3cを溶接して筒形状と
したシリンダライナ3をボア成形型部の外周面に保持す
る。
【0035】この状態で前述同様に、成形型のキャビテ
ィに溶湯を注入してシリンダライナ3の外周側に溶湯を
供給し、凝固させ、シリンダブロック本体50を形成す
る。これによりシリンダブロック本体50とシリンダラ
イナ3とからなるシリンダブロック5を得る。この状態
ではシリンダブロック本体50でシリンダライナ3が包
囲されている。更に図12から理解できる様に、一のシ
リンダライナ3の耳部36と、これと隣設する他のシリ
ンダライナ3の耳部36とが互いに対面しており、耳部
36の窪み部36cにより冷却通路38が形成されてい
る。
【0036】次にシリンダブロック本体50のうち耳部
36を覆う部分50f付近に、ドリル加工等でデッキ面
から貫通孔を形成する。これにより耳部36で形成した
冷却通路38とシリンダブロック本体50の冷却水通路
50kとが連通する。この様にすれば、耳部36で形成
した冷却通路38にも冷却水が流入するので、シリンダ
ライナ3の冷却効果を向上できる。
【0037】この様な本実施態様によれば、隣設するシ
リンダライナ3間の距離ΔLk(図12参照)が短い場
合であっても、隣設するシリンダライナ3間に冷却通路
38を形成するのに有利である。 (実施態様6)図13及び図14は実施態様6を示す。
本実施態様においても、図13に示す様に、板状の素材
1を半筒形状つまり樋形状に曲げて分割体35を形成す
る。この分割体35も外周側に折り返された爪形状の耳
部37を一体的に備えている。耳部37は、打ち抜きプ
レス加工等で形成すれば、容易に形成できる。
【0038】図14に示す様に耳部37がシリンダブロ
ック本体50と機械的に係合するので、シリンダライナ
3とシリンダブロック本体50との一体性の向上に有利
である。更に図14に示す様にシリンダブロック5の冷
却通路50kにシリンダライナ3の耳部37を近づけた
場合には、高温となるシリンダライナ3の熱を冷却通路
50kに伝熱する伝熱経路として、耳部37を利用で
き、シリンダライナ3の冷却に貢献できる。
【0039】(実施態様7)実施態様7は図15〜図1
9に示す。本実施態様においても、図15に示す様に、
一辺部に開口17を備えた板状の素材1を用いる。開口
17は、プレス成形型で打ち抜いて形成できる。そして
板状の素材1を円筒形状に曲げて、側端部3c同士を突
き合わせた合せ目32を溶接している。よって図16か
ら理解できる様にシリンダライナ3の下端部には、厚み
方向に貫通する2個の略半円形状の開口17が互いに対
面する様に形成されている。
【0040】図17に示す様に、キャビティ40、円柱
状のボア成形型部41及び円柱状の入子型43を備えた
成形型4を用いる。そしてボア成形型部41の外周面に
シリンダライナ3を保持する。このときボア成形型部4
1の根元部には、外径が大きくされたリング状の第1規
定径部41mが形成されている。また入子型43の先端
部にも、リング状の第2規定径部43mが形成されてい
る。第2規定径部43mと第1規定径部41mとは同軸
的に配置されている。
【0041】シリンダライナ3の軸長方向の一端部は第
1規定径部41mに嵌合して規定され、シリンダライナ
3の軸長方向の他端部は第2規定径部43mに嵌合して
規定されている。シリンダライナ3の内周面とボア成形
型部41の外周面との間にはリング状の溶湯供給空間4
6が形成されている。キャビティ40と溶湯供給空間4
6とはシリンダライナ3の開口17により連通されてい
る。従ってキャビティ40に溶湯を供給すれば、溶湯は
シリンダライナ3の開口17から、シリンダライナ3の
内周側の溶湯供給空間46に流入し供給される。
【0042】その結果、シリンダライナ3の外周側及び
内周側の双方に溶湯が供給される。よって、シリンダラ
イナ3の外周側の圧力と内周側の圧力とがバランスし易
い。しかも本実施態様によれば、シリンダライナ3の軸
長方向の一端部は第1規定径部41mで規定され、シリ
ンダライナ3の軸長方向の他端部は第2規定径部43m
で規定されている。即ちシリンダライナ3の軸長方向の
両端部は、位置決めされて保持されている。
【0043】そのため、鋳込み時におけるシリンダライ
ナ3の安定性は確保される。従ってシリンダライナ3の
肉厚を薄くしたとしても、鋳込み時におけるシリンダラ
イナ3の変形防止、シリンダライナ3の真円度の確保に
有利である。本実施態様によれば、凝固後にシリンダラ
イナ3の内周側の凝固部分を機械加工等で除去し、シリ
ンダライナ3をシリンダボアに露出させる。
【0044】シリンダライナ3の開口17には、シリン
ダブロック本体50となる溶湯が進入して凝固するた
め、開口17はシリンダブロック本体50の一部50n
とされる。更に本実施態様によれば、図18に示す様
に、ピストン7のスカート部7s間の凹部7wに対面す
る位置に開口17が配置されている。また開口17は、
下死点に到達したピストン7よりも下方に位置してい
る。そのため本実施態様によれば、ピストン7やピスト
ンリング71は、シリンダブロック本体50の一部50
nと接触しないものである。よってシリンダライナ3で
被覆されておらずアルミ系合金が露出している一部50
nの保護性を確保できる。
【0045】更に図19に示す様に隣設するシリンダラ
イナ3の開口17を結ぶ方向は、クランクシャフトの方
向Bcであり、隣設するシリンダライナ7の距離はΔL
kと小さいものである。しかし図19から理解できる様
に、開口17には、シリンダブロック本体50となる溶
湯が進入して凝固するため、シリンダブロック本体50
の一部50nとされる。そのため、隣設するシリンダラ
イナ3間の距離がΔLkと短い場合であっても、上記の
様にシリンダブロック本体50の一部50nつまりアル
ミ系合金に置き代わるため、換言すれば、シリンダライ
ナ3の厚みtの2倍相当がアルミ系合金に置き代わるた
め、シリンダライナ3間における強度確保に有利であ
る。
【0046】更に内燃機関によっては、隣設するシリン
ダボアにおけるピストン7の上下運動に伴ってクランク
室の空気の移動を速やかに行うために、クランクジャー
ナル壁に連通孔を設けことがある。この連通孔はピスト
ンにできるだけ近い位置が好ましい。この点本実施態様
によれば、連通孔として開口17を利用でき、上記構造
の内燃機関に対処できる。
【0047】(実施態様8)実施態様8は図20、図2
1に示す。板状の素材1を曲げたバネ性をもつ曲成帯体
17を用いる。曲成帯体17をスパイラル状に巻いてシ
リンダライナ3とする。このシリンダライナ3を径外方
向つまり矢印D1方向にやや拡径すれば、縮径方向に付
勢されたバネ弾性が得られる。そこで本実施態様によれ
ば、縮径方向に付勢されたバネ弾性を利用して、シリン
ダライナ3をボア成形型部41の外周面に抱着させて保
持する。その後、溶湯を鋳包んでシリンダブロック5を
形成する。
【0048】本実施態様によれば、シリンダライナ3の
縮径方向に向かうバネ弾性を利用して、シリンダライナ
3をボア成形型部41の外周面に抱着させて保持するた
め、シリンダライナ3がボア成形型部41の外周面に密
着し易く、シリンダライナ3の保持性が良好である。ま
たシリンダライナ3がボア成形型部第1の外周面に倣っ
て、溶湯圧によるシリンダライナ3の変形が防止され
る。
【0049】更に本実施態様によれば、図20から理解
できる様に、合せ目32がシリンダライナ3の中心軸線
と平行な方向に対して斜めまたはスパイラル状に設定さ
れている。そのためシリンダライナ3の周方向において
合せ目32が集中せず分散することになる。よって、ピ
ストン7がシリンダライナ3に沿って往復移動する際
に、ピストン7やピストンリングの同一場所が集中的に
合せ目32に当たる不具合を抑制するのに有利である。
よってシリンダライナ3、ピストン7等の耐久性の確保
に有利である。
【0050】更に本実施態様によれば、図21から理解
できる様に、成形型4のボア成形型部41の外周面は、
先端に向かうにつれて外径が小さくなるテーパがつけら
れており、僅かであるが円錐面状とされている。そのた
めボア成形型部41の外周面に抱着したシリンダライナ
3の内周面も円錐面状となり易い。従ってシリンダライ
ナ3を備えたシリンダブロックをボア成形型部41から
離型する際に、シリンダライナ3の離型性を向上させ
る。この場合は、シリンダライナ3の内周面も円錐面状
となるので、シリンダライナ3の内周面を機械加工等で
仕上げた後でもシリンダライナ3が残るようにシリンダ
ライナの厚さを確保しておく必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施態様1に係る素材及びシリンダライナを模
式的に示す構成図である。
【図2】素材に模様を付けて曲げている状態を示す構成
図である。
【図3】模様をもつシリンダライナを模式的に示す斜視
図である。
【図4】成形型のボア成形型部の外周面にシリンダライ
ナを保持した状態を模式的に示す構成図である。
【図5】シリンダブロックの一例を示す斜視図である。
【図6】素材の断面図である。
【図7】素材に模様を形成する工程を示す実施形態2に
係る構成図である。
【図8】実施態様3に係るシリンダライナを模式的に示
す斜視図である。
【図9】実施態様4に係る素材及びシリンダライナを模
式的に示す斜視図である。
【図10】実施態様4に係るシリンダライナとピストン
との関係を示す構成図である。
【図11】実施態様5に係るシリンダライナを構成する
分割体の斜視図である。
【図12】実施態様5に係るシリンダライナを埋設した
シリンダブロックの要部の横断面図である。
【図13】実施態様6に係るシリンダライナを構成する
分割体の斜視図である。
【図14】実施態様6に係るシリンダライナを埋設した
シリンダブロックの要部の横断面図である。
【図15】実施態様7に係る素材の平面図である。
【図16】実施態様7に係るシリンダライナの斜視図で
ある。
【図17】実施態様7に係るシリンダライナを成形型に
保持した状態を示す断面図である。
【図18】実施態様7に係るシリンダライナとピストン
との関係を示す構成図である。
【図19】シリンダライナ間を示す部分断面図である。
【図20】実施態様8に係るシリンダライナの斜視図で
ある。
【図21】実施態様8に係るシリンダライナを成形型に
保持した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
図中、1は素材、15は第1係合部、16は第2係合
部、2は製造装置、21は模様付けロール、3はシリン
ダライナ、30は模様、32は合せ目、4は成形型、4
0はキャビティ、41はボア成形型部、5はシリンダブ
ロック、50はシリンダブロック本体を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の素材を筒形状に曲げて形成されたシ
    リンダライナを、シリンダブロック本体で包囲したこと
    を特徴とするシリンダブロック。
  2. 【請求項2】板状の素材を筒形状に曲げて形成され且つ
    側端部同士を合わせた合せ目を備えたシリンダライナ
    を、シリンダブロック本体で包囲したことを特徴とする
    シリンダブロック。
  3. 【請求項3】請求項2において、合せ目がシリンダライ
    ナの中心軸線と平行な方向に対して斜めまたはスパイラ
    ル状に設定されていることを特徴とするシリンダブロッ
    ク。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記シ
    リンダライナは、これの軸長方向の両端部の少なくとも
    一方に凹または凸状に設けられ前記シリンダブロック本
    体と係合する係合部を備えていることを特徴とするシリ
    ンダブロック。
  5. 【請求項5】板状の素材を曲げて形成した複数個の分割
    体を互いに対面させて筒形状としたシリンダライナを、
    シリンダブロック本体で包囲したことを特徴とするシリ
    ンダブロック。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、前記シ
    リンダライナは、前記シリンダライナの外周側に折り返
    され前記シリンダブロック本体と係合した耳部を備えて
    いることを特徴とするシリンダブロック。
  7. 【請求項7】板状の素材を曲げて形成された半筒形状を
    なす分割体を互いに対面させて筒形状としたシリンダラ
    イナを、シリンダブロック本体で包囲して構成され、 前記分割体の両側端部のうち少なくとも一方は、 前記シリンダライナの外周側に折り返され且つ冷却通路
    を形成する耳部を備えていることを特徴とするシリンダ
    ブロック。
  8. 【請求項8】板状の素材を筒状に曲げてシリンダライナ
    を形成する工程と、 シリンダブロック本体となる溶融材料で前記シリンダラ
    イナを鋳包んでシリンダブロックを形成することを特徴
    とするシリンダブロックの製造方法。
  9. 【請求項9】厚み方向に貫通する開口を備えた板状の素
    材を筒状に曲げてシリンダライナとし、シリンダブロッ
    ク本体となる溶融材料を前記シリンダライナの外周側及
    び内周側に供給して凝固させる鋳込み工程と、 凝固後に前記シリンダライナの内周側の凝固材料を除去
    する除去工程とを実施するシリンダブロックの製造方法
    であって、 溶融材料を前記シリンダライナの内周側に供給する供給
    通路として、前記開口を用いることを特徴とするシリン
    ダブロックの製造方法。
  10. 【請求項10】凸または凹を備えたプレス加工型、また
    は、凸または凹を備えた回転ロールを用いて、板状の素
    材の表出面に模様を形成する模様形成工程と、 前記模様が外周側に位置する様に板状の素材を筒状に曲
    げてシリンダライナを形成し、その状態で、シリンダブ
    ロック本体となる溶融材料で前記シリンダライナを鋳包
    んで、前記模様とシリンダブロック本体とが係合したシ
    リンダブロックを形成する鋳包み工程とを実施すること
    を特徴とするシリンダブロックの製造方法。
  11. 【請求項11】板状の素材を筒状に曲げて形成したシリ
    ンダライナと、シリンダボアを形成するボア成形型部と
    を用い、 前記シリンダライナの縮径方向に向かうバネ弾性によ
    り、前記シリンダライナを前記ボア成形型部の外周面に
    抱着させて保持する保持工程と、 シリンダライナ本体となる溶融材料で前記シリンダライ
    ナを鋳包んでシリンダブロックを形成する鋳包み工程と
    を実施することを特徴とするシリンダブロックの製造方
    法。
  12. 【請求項12】板状の素材を筒状に曲げると共に、曲げ
    部分の側端部同士を合わせた合せ目を備えていることを
    特徴とするシリンダライナ。
JP28975995A 1995-11-08 1995-11-08 内燃機関のシリンダブロック、シリンダブロックの製造方法、シリンダライナ Pending JPH09126047A (ja)

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