JPH09125930A - 排気系消音器 - Google Patents

排気系消音器

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JPH09125930A
JPH09125930A JP28870995A JP28870995A JPH09125930A JP H09125930 A JPH09125930 A JP H09125930A JP 28870995 A JP28870995 A JP 28870995A JP 28870995 A JP28870995 A JP 28870995A JP H09125930 A JPH09125930 A JP H09125930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
plate
cylinder
inner cylinder
porous portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP28870995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hamanaka
毅 浜中
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各方向に成長しようとする脈動波を確実に平
滑化することを可能とする。 【解決手段】 マフラー外筒1とマフラー内筒3と、マ
フラー内筒3の長手方向前後に形成された複数の小孔2
1,23からなる一対の縦向き多孔部25,27と、マ
フラー内筒3内に設けられ複数の小孔31からなる横向
き多孔部33を有する内プレート29と、マフラー外筒
1とマフラー内筒3との間に介在し複数の小孔37から
なる横向き外多孔部39を有する外プレート35とより
なることを特徴とする。そして、排気ガスの流れ方向に
交差する方向へ成長しようとする脈動波を縦向き多孔部
によって平滑化し、排気ガスの流れ方向に成長しようと
する脈動波を横向き内多孔部と横向き外多孔部とによっ
て平滑化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の排気系に
用いられる排気系消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気系消音器としては、例えば図
3,図4に示すようなものがある(実開平2−2261
4号公報参照)。この排気系消音器はマフラー外筒1と
マフラー内筒3とから主に構成されている。前記マフラ
ー外筒1は、横断面長円状をなす筒状部材5と、この筒
状部材5の前後両端を閉塞してそれぞれマフラー内筒3
に接合された端板7とからなっている。前記マフラー内
筒3には、前後に上流側の排気管9と、下流側の排気管
11とが接続され、内部にじゃま板13が設けられてい
る。じゃま板13には複数の小孔15が貫通形成されて
いる。前記マフラー内筒3のじゃま板13より上流側に
は多数の小孔17が形成され、同下流側には口径の大き
な回収口19が形成されている。
【0003】そして、マフラー内筒3内に流れてくる排
気ガスはじゃま板13の上流側においてマフラー内筒3
の多数の小孔17からマフラー外筒1内に膨張されつつ
噴出されて排気の圧力脈動が平滑化され、これにより排
気音の低減を図ることができる。マフラー外筒1内に充
満した排気ガスはじゃま板13より下流側の回収口19
から回収されて、下流側の排気管11へと流れていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では、脈動波を平滑化するのはマフラー内筒3の多
数の小孔17によるため、排気ガスの流れ方向に交差す
る方向の脈動波の成長を妨げることはできるが、排気ガ
スの流れ方向に伝わる脈動波はそのまま成長することに
なるため、いわゆるバリ音の消音には限界があった。
【0005】そこで、本発明は、排気ガスの流れ方向に
も成長しようとする脈動波にも着目し、いわゆるバリ音
を大きく抑制することのできる排気系消音器の提供を課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、両端
部が閉塞されたマフラー外筒と、該マフラー外筒の両端
部間を貫通するマフラー内筒と、前記マフラー外筒内で
前記マフラー内筒の長手方向前後に形成された複数の小
孔からなる一対の縦向き多孔部と、該一対の縦向き多孔
部間で前記マフラー内筒内を閉塞するように設けられ、
複数の小孔からなる横向き内多孔部を有する内プレート
と、前記一対の縦向き多孔部間で前記マフラー外筒とマ
フラー内筒との間を閉塞するように両者間に介在し、複
数の小孔からなる横向き外多孔部を有する外プレート
と、よりなることを特徴とする。
【0007】そして、マフラー内筒内に流れてくる排気
ガスは内プレートの上流側においてマフラー内筒に形成
された縦向き多孔部からマフラー外筒内の外プレートの
上流側に膨張されつつ噴出され、排気ガスの流れ方向に
交差する方向に成長しようとする脈動波が平滑化され
る。又、外プレートの上流側に噴出された排気ガスは、
外プレートの複数の小孔からなる横向き外多孔部を通過
し、また内プレートの上流側においてマフラー外筒側に
噴出されなかった残りの排気ガスは内プレートの複数の
小孔からなる横向き内多孔部を通過する。これら横向き
外多孔部と横向き内多孔部とを排気ガスが通過すること
によって、排気ガスの流れ方向に成長しようとする脈動
波が平滑化される。外プレートの横向き外多孔部を通過
した排気ガスは、内プレートの下流側にあるマフラー内
筒の縦向き多孔部からマフラー内筒内に流れ、内プレー
トの横向き内多孔部を通過した排気ガスと合流して下流
側に流れる。このようにして排気ガスの流れ方向に交差
する方向に成長しようとする脈動波を縦向き多孔部によ
って平滑化し、同流れ方向に成長しようとする脈動波を
横向き内多孔部と横向き外多孔部とによって平滑化する
ようにし、それぞれ脈動波が成長しようとする方向に合
わせて多孔部の機能を分担したため、各方向における脈
動波の成長を確実に平滑化することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の排気系
消音器であって、前記内プレート及び外プレートは、排
気の流れ方向に対し、略同位置に設けられたことを特徴
とする。
【0009】そして、内プレート及び外プレートを排気
の流れ方向に対し略同位置に設けたため、排気流れ方向
に成長しようとする脈動波をマフラー内筒からマフラー
外筒にわたる一枚の板に設けた多孔部によって平滑化す
るのと同様な効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。
【0011】図1は本発明に係る排気系消音器の平断面
図、図2は図1のII−II線における横断面図であ
る。これら図1,図2のように本実施形態における排気
系消音器もマフラー外筒1とマフラー内筒3とから主に
構成され、マフラー内筒3の前後には図示しない上流側
の排気管と下流側の排気管とが接続されている。
【0012】前記マフラー外筒1は、横断面長円状をな
す筒状部材5と、この筒状部材5の前後両端を閉塞して
それぞれ前記マフラー内筒3の端部に接合された端板7
とからなっている。従って、マフラー外筒1は両端部が
閉塞された構成となっている。又、マフラー内筒3は、
マフラー外筒1の両端部間を貫通した構成となってい
る。
【0013】前記マフラー内筒3の周壁3aにはマフラ
ー外筒1内でその長手方向前後に複数の小孔21,23
からなる一対の縦向き多孔部25,27が形成されてい
る。上流側の縦向き多孔部25は、マフラー内筒3の上
流側の周壁3aに軸方向長さL1の範囲に設けられてい
る。下流側の縦向き多孔部27は、マフラー内筒3の下
流側の周壁3aにおいて軸方向長さL2の範囲に設けら
れている。
【0014】前記マフラー内筒3内には前記縦向き多孔
部25,27間でマフラー内筒3内を閉塞するように内
プレート29が設けられている。内プレート29にはマ
フラー内筒3の下流側へ向いた固定部29aが筒状に設
けられ、固定部29aがマフラー内筒3にスポット溶接
等によって固定されている。この実施形態において内プ
レート29は上流側の縦向き多孔部25側に若干寄って
いる。内プレート29には複数の小孔からなる横向き内
多孔部33が設けられている。
【0015】前記マフラー外筒1とマフラー内筒3との
間には両者間を閉塞するように外プレート35が設けら
れている。外プレート35の位置は排気の流れ方向に対
し内プレート29と略同位置に設けられている。外プレ
ート35には上流側に向いた内外の固定部35a,35
bが筒状に形成されている。外側の固定部35aは前記
マフラー外筒1の内面に密接嵌合し、内側の固定部35
bは前記マフラー内筒3の周壁3a外面に嵌合してスポ
ット溶接等によって固定されている。前記外プレート3
5には複数の小孔37からなる横向き外多孔部39が設
けられている。
【0016】次に作用を説明する。
【0017】上流側の排気管からマフラー内筒3内に流
入した排気ガスは、内プレート29の上流側において縦
向き多孔部25からマフラー外筒1内の外プレート35
上流側に膨張されつつ噴出される。次いで、外プレート
35の多数の小孔からなる横向き外多孔部39を通過
し、マフラー外筒1内の外プレート35下流側に流れ
る。外プレート35の下流側からはマフラー内筒3の多
数の小孔からなる縦向き多孔部27を通ってマフラー内
筒3内の内プレート29下流側に流入する。又、前記内
プレート29の上流側において縦向き多孔部25からマ
フラー外筒1内へ噴出しなかった排気ガスは内プレート
29の多数の小孔31からなる横向き内多孔部33を通
って下流側に流れ、下流側の縦向き多孔部27から流入
した排気ガスと合流して下流側の排気管に流れる。
【0018】そして、排気ガスが内プレート29の上流
側において縦向き多孔部25を通過する時に、排気ガス
の流れ方向に交差する方向へ成長しようとする脈動波が
平滑化される。又、内プレート29の横向き内多孔部3
3と外プレート35の横向き外多孔部39とを通過する
時に、排気ガスの流れ方向へ成長しようとする脈動波が
平滑化される。
【0019】このようにして、マフラー内筒3に設けら
れた縦向き多孔部25と内プレート29及び外プレート
35に設けられた横向き内多孔部33及び横向き外多孔
部39を脈動波の成長する方向に合わせて機能分担した
ため、各方向に成長しようとする脈動波を確実に平滑化
することができ、いわゆるバリ音を著しく低減すること
ができる。又、内プレート25の小孔31と外プレート
35の小孔37とを多数設定することによって、排気抵
抗を少なくし、エンジン出力の低下を防止することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、マフラー内筒
の縦向き多孔部と内プレートの横向き内多孔部及び外プ
レートの横向き外多孔部とを脈動波の成長する方向に合
わせて機能分担したため、各方向に成長しようとする脈
動波を確実に平滑化することができ、いわゆるバリ音を
大きく抑制することができる。
【0021】請求項2の発明では、内プレート及び外プ
レートを排気の流れ方向に対し略同位置に設けたため、
流れ方向に対して一枚の板に設けた多孔部によって脈動
波を平滑化するのと略同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る排気系消音器の平
断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視における横断面図であ
る。
【図3】従来例に係る排気系消音器の側断面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視における横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マフラー外筒 3 マフラー内筒 21,23 小孔 25,27 縦向き多孔部 29 内プレート 31 小孔 33 横向き内多孔部 35 外プレート 37 小孔 39 横向き外多孔部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部が閉塞されたマフラー外筒と、 該マフラー外筒の両端部間を貫通するマフラー内筒と、 前記マフラー外筒内で前記マフラー内筒の長手方向前後
    に形成された複数の小孔からなる一対の縦向き多孔部
    と、 該一対の縦向き多孔部間で前記マフラー内筒内を閉塞す
    るように設けられ、複数の小孔からなる横向き内多孔部
    を有する内プレートと、 前記一対の縦向き多孔部間で前記マフラー外筒とマフラ
    ー内筒との間を閉塞するように両者間に介在し、複数の
    小孔からなる横向き外多孔部を有する外プレートと、よ
    りなることを特徴とする排気系消音器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気系消音器であって、 前記内プレート及び外プレートは、排気の流れ方向に対
    し、略同位置に設けられたことを特徴とする排気系消音
    器。
JP28870995A 1995-11-07 1995-11-07 排気系消音器 Pending JPH09125930A (ja)

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JP (1) JPH09125930A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1336727A2 (en) 2002-02-18 2003-08-20 Nissan Motor Company, Limited Muffler
KR101128004B1 (ko) * 2010-02-26 2012-04-02 한국전력공사 2상 소음기

Cited By (3)

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EP1336727A2 (en) 2002-02-18 2003-08-20 Nissan Motor Company, Limited Muffler
US6705429B2 (en) 2002-02-18 2004-03-16 Nissan Motor Co., Ltd. Muffler
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