JPH09125893A - セグメント自動組立装置及びセグメント位置決め方法 - Google Patents

セグメント自動組立装置及びセグメント位置決め方法

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JPH09125893A
JPH09125893A JP7283600A JP28360095A JPH09125893A JP H09125893 A JPH09125893 A JP H09125893A JP 7283600 A JP7283600 A JP 7283600A JP 28360095 A JP28360095 A JP 28360095A JP H09125893 A JPH09125893 A JP H09125893A
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宏明 富松
Hitoshi Kitayama
仁志 北山
Eiichi Hatayama
栄一 畑山
Kenji Arakawa
賢治 荒川
Hirozo Sakamoto
博三 坂本
Tetsuo Tatsuhama
哲郎 辰浜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハニカムセグメント位置決めのためのセンサ
及びセンサ移動用のアクチュエータを不要にする。 【解決手段】 回転フレーム1に、回転フレーム1の径
方向へ移動可能な吊りビーム9を取付け、吊りビーム9
に流体圧シリンダ14により回転フレーム1に対し近接
離反する方向へ移動可能な摺動ガイドブロック13を取
付け、摺動ガイドブロック13に回動可能に取付けた揺
動フレーム17にハニカムセグメント26に螺合した把
持金物27と係合可能な把持ブロック28を取付けると
共に前記揺動フレーム17に流体圧シリンダ22,24
によりシールド内周壁側へ近接、離反可能で且つ回転フ
レーム1側の流体圧シリンダ24の上端のピン25を支
点として傾動可能な押えビーム33を設け、押えビーム
33に傾動時に既設のハニカムセグメント26の内周面
に接触可能な位置決めバー34を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セグメント自動組
立装置及びセグメント位置決め方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル等のような長い地下孔を造る場
合には、従来からシールド工法が用いられている。該シ
ールド工法においては、シールド掘進機により掘削した
孔に、円周方向の形状が円弧状で平面形状が矩形状のセ
グメントを複数取付けることにより、セグメントを環状
に組立て、これをシールド掘進機の進行と共にシールド
掘進機の進行方向へ向って順次行い、地下孔を完成させ
ている。
【0003】而して、掘削した孔にセグメントを取付け
る場合には、セグメント自動組立装置が使用されてい
る。
【0004】斯かるセグメント自動組立装置の従来の一
例は、図18に示され、図中、101はシールド掘進機
の後方円筒フレーム内に回転自在に支持された環状の回
転フレーム(図示せず)にブラケットを介し昇降自在に
支持されたガイドロッド、102はガイドロッド101
の下端に接続した吊りビーム、103は吊りビーム10
2を昇降させる流体圧シリンダである。
【0005】吊りビーム102内には、図19に示すよ
うに球面軸受ブラケット104が固設され、該球面軸受
ブラケット104には、球面軸受105が転動自在に嵌
入されている。又球面軸受105の前後端には、通常時
には軸心線がシールド掘進機の軸心線と略平行になるよ
う矩軸106が一体的に固設されている。
【0006】矩軸106には、矩軸106の径方向へ延
在する板状の2枚のフレーム107が固設され、フレー
ム107の左右両端には、軸心線がシールド掘進機の軸
心線と平行に向いたガイド筒108が固設されている。
【0007】ガイド筒108内には、吊りビーム102
を貫通して前後方向へ延在するガイドロッド109が摺
動自在に嵌合され、ガイドロッド109の先後端部に
は、摺動フレーム110が固定されている。
【0008】フレーム107の左右には、ガイドロッド
109と平行に流体圧シリンダ112が取付けられ、流
体圧シリンダ112のピストンロッド112a先端は、
前方の摺動フレーム110に連結されており、流体圧シ
リンダ112を作動させることにより、ガイドロッド1
09を介し摺動フレーム110をシールド掘進機の軸心
線方向へ移動させ得るようになっている。
【0009】ガイド筒108の前方端部には、バランサ
として機能するための2枚の板状のフレーム113が前
記フレーム107と平行になるよう固設され、吊りビー
ム102の内部の左右の何れかにピン114を介して後
端を接続された流体圧シリンダ115のピストンロッド
115aの先端は、ピン116を介してフレーム113
に連結されている。而して、流体圧シリンダ115によ
り、摺動フレーム110がセグメント122の周方向へ
回動(ヨーイング)し得るよう、ピン114,116は
ガイドロッド101と平行に配設されている。
【0010】吊りビーム102内には、ピン118を介
して上端を吊りビーム102に接続された微調整用の左
右2本の流体圧シリンダ117が配設され、流体圧シリ
ンダ117のピストンロッド117aの下端は、前記フ
レーム113の左右両端にピン119を介して接続され
ている。而して、ピン118,119は、フレーム11
3の傾きを微調整し得るよう、ガイドロッド101に対
し平行に配設されている(図18参照)。
【0011】摺動フレーム110の下端には、ガイドロ
ッド109と平行な左右2本のピン120を介して、旋
回微調整用のフレーム121の壁面部121aがガイド
ロッド109の前後に位置するよう取付けられている。
而して、壁面部121aの左右には、セグメント122
の円周方向へ延在する長孔(図示せず)が設けられ、該
長孔に前記ピン120が嵌入している。
【0012】壁面部121aには、セグメント122の
円周方向へ延びる流体圧シリンダ123が配設され、流
体圧シリンダ123のピストンロッド123aの先端
は、フレーム121の壁面部121aに接続されてい
る。而して、フレーム121は流体圧シリンダ123に
より押し引きされることにより、セグメント122の円
周方向へピン120にガイドされつつ移動し得るように
なっている。
【0013】フレーム121の下面には、図20に示す
ように、セグメント122に対し近接離反可能な縦向き
の流体圧シリンダ124が取付けられ、流体圧シリンダ
124のピストンロッド124aの下端には、セグメン
ト把持装置125のケーシング126が連結されてい
る。
【0014】フレーム121には、流体圧シリンダ12
4と平行にガイドロッド127が取付けられ、セグメン
ト把持装置125のケーシング126は流体圧シリンダ
124の作動によりガイドロッド127に沿って移動し
得るようになっている。
【0015】ケーシング126内には、図示してない駆
動装置により回転し得るようにしたロッド状の把持金物
128が収納され、把持金物128の先端はケーシング
126からセグメント122側へ突出している。而し
て、把持金物128の先端をセグメント122の孔12
2a内に挿入した後把持金物128を90度回転させ且
つ流体圧シリンダ124によりケーシング126を若干
持上げることにより、把持金物128の先端は、孔12
2a内で金物122bを介しセグメント122と係合し
得るようになっている。又セグメント把持装置125
は、シールド掘進機の軸心線方向へ所定の間隔で2組設
けられている。
【0016】更に、フレーム121の下面には、セグメ
ント把持装置125の他にボルト締結機137や多数の
センサが取付けられている。
【0017】従来のセグメント自動組立装置でセグメン
ト122を取付ける場合の手順は、例えば以下に述べる
ような手順がある。すなわち図示してない回転フレーム
を回転させて吊りビーム102、フレーム121等をシ
ールド底部に位置させ、流体圧シリンダ124によりセ
グメント把持装置125をガイドロッド127に沿い下
降させ、把持金物128を、セグメント供給装置に搭載
してあるセグメント122の孔122a内に挿入し、把
持金物128を駆動装置により90度回転させ、流体圧
シリンダ124のピストンロッド124aを上昇させ
る。そうすると、把持金物128の下端は、セグメント
122の孔122a内にセットしてある金物122bと
係合し、セグメント122はセグメント把持装置125
の把持金物128により把持される。
【0018】セグメント122がセグメント把持装置1
25により把持されたら、次いで流体圧シリンダ103
のピストンロッド103aを若干引込む等してセグメン
ト122のシールド径方向位置を調整し、次いで回転フ
レームを回転させることにより、吊りビーム102、フ
レーム121等を一体的にシールド円周方向へ回転させ
てセグメント把持装置125に把持されているセグメン
ト122を今回取付ける所定の位置へ位置させる。
【0019】今回取付けるセグメント122が所定の位
置に来たら次いで、流体圧シリンダ103を作動させて
吊りビーム102、フレーム121等を介しセグメント
122をシールド内周壁側へ移動させると共に流体圧シ
リンダ115によりフレーム113、ガイドロッド10
9、摺動フレーム110を介してフレーム121を図1
8の矢印イ方向へ球面軸受105を中心として回動(ヨ
ーイング)させ、これによりセグメント122の円周方
向へ延びる辺を既設のセグメントの円周方向へ延びる辺
と平行にする。又流体圧シリンダ117により両シリン
ダ117のストロークを異なるよう作動させてフレーム
113、ガイドロッド109、摺動フレーム110を介
してフレーム121を図18の矢印ロ方向へ球面軸受1
05を中心として回動(ローリング)させ、これにより
セグメント122の円周方向両端の辺を既設のセグメン
トの円周方向両端の辺と平行にし、流体圧シリンダ12
3によりフレーム121をシールド円周方向へ移動させ
ることにより、セグメント122の円周方向位置を微調
整し、又流体圧シリンダ117により、両シリンダ11
7のストロークが同じになるよう作動させて、フレーム
113,121等を介してセグメント122を図18の
矢印ハ方向へ球面軸受105を中心に回動(ピッチン
グ)させ、セグメント122の位置決めを行う。又適宜
の段階で流体圧シリンダ123を作動させ、セグメント
122の円周方向位置も調整しておく。
【0020】セグメント122の位置決めが終了した
ら、次いで流体圧シリンダ112のピストンロッド11
2aを突出させ、セグメント122を既設のセグメント
に押付け、ボルト締結機137を作動させてセグメント
122と既設のセグメントをボルト締結する。
【0021】而して、セグメント122の位置決めを行
う際には、従来は多数のセンサを用いており、該センサ
のフレーム121に対する平面的な配置例は図21に示
されている。
【0022】図中、129はセグメント122の径方向
位置を検出するためのポテンショセンサ、130はセグ
メント122の軸心線方向端面位置を検出するための超
音波センサ、131は既設のセグメントとの間の円周方
向のクリアランスを検出するための超音波センサ、13
2は既設のセグメントのボルト孔を検出するための渦電
流センサである。
【0023】又、上述の各センサはガイドロッド12の
位置決めに際して移動させる必要がある。
【0024】例えばポテンショセンサ129は、図22
に示すように、フレーム121(図18参照)に取付け
た流体圧シリンダ133のピストンロッド133a下端
に取付けられ、ピストンロッド133aに取付けたプレ
ート138には、タッチセンサ134が取付けられてい
る。
【0025】セグメント自動組立装置のセグメント把持
装置125に把持されているセグメント122の径方向
の位置が正しいか否かチェックする場合には、流体圧シ
リンダ133によりポテンショセンサ129の先端を既
設のセグメント122の内周面に当接させると共にポテ
ンショセンサ129が既設のセグメント122に当接し
たままの状態でタッチセンサ134が、セグメント把持
装置125に把持されているセグメント122の内周面
に当接するまでピストンロッド133aを突出させ、例
えばタッチセンサ134がセグメント122の内周面に
接触した際のポテンショセンサ129の電圧出力が零と
なったら、セグメント把持装置125に把持されている
セグメント122の径方向位置は正しいものと判断する
ようにしている。
【0026】ところで、上述の従来のセグメント自動組
立装置は、上述のように多数のセンサ及びセンサを移動
させる駆動装置が必要となるうえ、セグメント122の
組立中は、シールド掘進機の反力を受けることができな
いため、掘削を行うことができず能率が悪い。
【0027】そこで近年、作業能率の向上のため、種々
の手段が検討されているが、セグメントの平面形状を六
角形状のハニカムセグメントにすると能率良く作業ので
きることが判明した。
【0028】すなわち、図23に示すようにハニカムセ
グメント135を組立てる場合には、シールド掘進機直
後のハニカムセグメント135の先端部分には、円周方
向へ1個おきに凹所136よりもシールド掘進機側へ突
出した部分が形成される。そこで、この突出したハニカ
ムセグメント135の前端面にシールド掘進機用のシー
ルドジャッキを支持させれば、シールド掘進機による掘
削を行いながら、セグメント自動組立装置によってハニ
カムセグメント135の組立を行うことができ、この結
果、掘削とセグメントの取付けを並行して行うことがで
きるため、作業能率が著しく向上する。なお、ハニカム
セグメント135の場合、円周方向両端部にはテーパが
付いた形になるため、1個おきにつけるようにしても容
易に次のハニカムセグメント135の凹所136に対す
る位置決め、挿入を行うことができて都合がよい。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セグメ
ントをハニカムセグメントにする場合、従来のセグメン
ト自動組立装置をそのまま使用するとなると、相変らず
多数のセンサが必要となると共にセンサを移動させる移
動装置も必要となり、設備費、運転維持費が高価とな
る。
【0030】本発明は上述の実情に鑑み、セグメントを
ハニカムセグメントとした場合に、多数のセンサ及びセ
ンサの駆動装置を不要とし、設備費、運転維持費を安価
にすることを目的としてなしたものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本装置発明は、円周方向
へ回転し得るようにした回転フレームに、回転フレーム
の径方向へ移動可能な吊りビームを取付け、該吊りビー
ムに回転フレームの軸心線方向へ移動可能なブロックを
取付け、該ブロックに取付けたフレームに、セグメント
把持手段を設けると共に、シールド内周壁側へ近接、離
反可能で且つ前記フレームの回転フレーム側の端部に形
成した支点を中心として前記吊りビームの移動方向と平
行な方向へ回動可能な押えビームを取付け、押えビーム
に既設のセグメントの内周面に接触可能な位置決めバー
を取付けたものである。
【0032】又、装置発明においては、回転フレームの
円周方向位置を微調整するための駆動装置を設けるよう
にすることができる。
【0033】更に本方法発明は、既設のセグメント端部
の直前所定位置で、フレームを支点を中心に回動させて
位置決めバーの先端を既設のセグメントの内周面に当接
させ、次いで位置決めバーが既設のセグメントの内周面
に当接させたまま、フレームの支点側をシールド内周壁
側へ移動させてセグメント把持手段に把持されているセ
グメントの径方向位置を既設のセグメントの径方向位置
に合せるものである。
【0034】本発明においては、何れの場合も、センサ
やセンサの駆動装置を少くすることができるため、装置
の構造が簡略化されて設備費、運転維持費が安価とな
り、又回転フレームの円周方向位置を微調整するための
駆動装置を設けた場合には、セグメントの円周方向位置
を容易に調整することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0036】図1〜図6は本発明の実施の形態の一例
で、図中1は回転フレームである。該回転フレーム1
は、シールド掘進機の後方円筒フレーム2内に後方円筒
フレーム2と平行に配置した複数の支持ローラ3により
支持されている。又回転フレーム1は、駆動装置4によ
り、ピニオン5及び回転フレーム1の後面に同心状に取
付けたギア6を介し、後方円筒フレーム2の円周方向へ
回転し得るようになっている(図3参照)。
【0037】7は回転フレーム1に取付けられて回転フ
レーム1の後方(反シールド掘進機側)へ水平に突出す
る左右のブラケットであり、該ブラケット7の先端に
は、昇降(進退動)可能にガイドロッド8が取付けら
れ、ガイドロッド8の下端には、回転フレーム1の円周
方向へ延在する略円弧状の吊りビーム9が接続されてい
る。又ブラケット7には、回転フレーム1の径方向へ延
びるピン51を介してトラニオン式の流体圧シリンダ1
0が縦向きに取付けられ、ピストンロッド10aの先端
はピン51と平行なピン52を介して吊りビーム9に接
続されている。而して、流体圧シリンダ10により、吊
りビーム9はガイドロッド8に案内されつつ昇降し得る
ようになっている。
【0038】シールド掘進機軸心線の前後方向端部に位
置するよう、吊りビーム9の下面に取付けたブラケット
11には、シールド掘進機軸心線方向へ延びる左右一対
のガイドロッド12が取付けられ、該ガイドロッド12
には、摺動ガイドブロック13が摺動自在に外嵌されて
いる。
【0039】吊りビーム9のブラケット11に後端を接
続した流体圧シリンダ14の先端は、ガイドロッド8等
と平行に設けたピン21を介して摺動ガイドブロック1
3に連結され(図3参照)、摺動ガイドブロック13を
ガイドロッド12に沿い前後進させ得るようになってい
る。
【0040】左右の摺動ガイドブロック13のうち一方
の摺動ガイドブロック13の長手方向中間部外周には、
上下方向へ向けてピン15a,16aが突出されると共
に、左右他方の摺動ガイドブロック13の長手方向中間
部外周には、上下方向へ向けてピン15b,15bが突
出されている。又左右の摺動ガイドブロック13,13
間には揺動フレーム17が配設され、揺動フレーム17
の左右一側に回転フレーム1の径方向外方へ向けて突出
させたブラケット18a,19aは、前記ピン15a,
16aに枢着されている。
【0041】更に揺動フレーム17の左右他側に設けた
ブラケット18b,19bには、平面的に見て、ブラケ
ット18b,19bの幅方向外方が開口した矩形孔2
0,20’が設けられ、該矩形孔20,20’に対し摺
動自在に嵌合した矩形状のガイドプレート18c,19
cは前記ピン15b,16bに枢着されている。
【0042】揺動フレーム17には、左右2本の流体圧
シリンダ22がシールド掘進機から最も離れた後方に位
置するよう、ガイドロッド12と平行に設けたピン23
(図1参照)を介し枢着され、流体圧シリンダ22より
もシールド掘進機側となる位置で且つシールド中心位置
には、流体圧シリンダ22と平行に配設した流体圧シリ
ンダ24が、回転フレーム1の径方向へ水平に向いたピ
ン25を介し枢着されている。
【0043】揺動フレーム17の幅方向中心位置下端に
は、図5、6に詳細に示すごとく、ハニカムセグメント
26に予め取付けたボルト状の把持金物27を吊るため
の把持ブロック28が取付けられている。
【0044】該把持ブロック28は、平面的に見て回転
フレーム1とは反対側の面が開口28aしていると共に
中心部には、開口28aとつながる環状孔28cを有す
る凹状の球面座28bが設けられており、一方、把持金
物27の頭27a下面は前記球面座28bに合致するよ
う、下方へ向けて凸状の球面状部27bとなっている。
而して、所定高さ位置にある揺動フレーム17から摺動
ガイドブロック13と共に回転フレーム1の軸心線方向
へ移動し、把持ブロック28が把持金物27の方向へ移
動した場合には、相対的に見て把持金物27が把持ブロ
ック28に開口28aから環状孔28c内へ挿入され、
把持ブロック28の球面座28bが把持金物27の頭2
7aの下方に位置するようになっており、揺動フレーム
17を上昇させることにより、把持ブロック28の球面
座28bが把持金物27の頭27aの球面状部27bに
合致してハニカムセグメント26を吊上げ得るようにな
っている。
【0045】揺動フレーム17に取付けた流体圧シリン
ダ22,24のピストンロッド22a,24aの下端に
は、ピン23と平行なピン29,30及びピン29,3
0に連結されたブラケット31,32(図2参照)を介
して、吊りビーム9の下方に位置するよう、押えビーム
33が接続されている。該押えビーム33は円弧形で回
転フレーム1の円周方向へ延びている。
【0046】押えビーム33の回転フレーム1から最後
方位置には、後方へ水平に突出する位置決めバー34
が、押えビーム33の左右に位置するよう固定されてお
り、押えビーム33の下面には、ハニカムセグメント2
6の内周表面に接触し得るゴムパッド35が取付けられ
ている。
【0047】図4に示すごとく、回転フレーム1の下方
位置左右に配置したブラケット36には、軸心線が回転
フレーム1と平行な支持ローラ37が回転自在に取付け
られ、該支持ローラ37上には、回転フレーム1の径方
向外方へ位置するよう、円弧状の微調整用フレーム38
が支持され、微調整用フレーム38は回転フレーム1に
固定されている。又微調整用フレーム38には、後端が
シールド掘進機の後方円筒フレーム内に接続された流体
圧シリンダ39のピストンロッド39a先端が連結さ
れ、流体圧シリンダ39により微調整用フレーム38を
介し回転フレーム1の円周方向位置を微調整し得るよう
になっている。更に、後方円筒フレーム2内には、微調
整用フレーム38を上方から押えるための押えローラ4
1が、支持ローラ37と平行になるようブラケット40
に取付けられている。
【0048】押えビーム33の回転フレーム1側端部に
は、水平に配設した流体圧シリンダ42のピストンロッ
ド42a側が固定され、流体圧シリンダ42のボディ4
2bに取付けたブラケット43の下端には、水平方向へ
向けたボルト締結機44が取付けられている。
【0049】ボルト締結機44の軸心線位置高さは、把
持金物27で把持されたハニカムセグメント26をすで
に取付けたハニカムセグメント26に対し、所定の位置
となるよう位置調整した場合に、ハニカムセグメント2
6のボルト取付け位置に合致するよう決定されており、
図3に示すごとく平面的に見た場合には、ボルト締結機
44は軸心線がシールド掘進機の軸心線と平行になるよ
う左右に配置されたものと、回転フレーム1から離れる
に従い軸心線が回転フレーム1の径方向外方へ延びるよ
う左右に斜めに配置されたものがある。
【0050】上記のセグメント自動組立装置に使用する
セグメントは、ハニカムセグメント26である。該ハニ
カムセグメント26は、図7、8に詳しく示すように、
環状体を円周方向へ複数に分割した円弧状に形成され、
平面的には、シールド掘進機の軸心線方向先後端側端部
は、円周方向へ向けて直線状に形成され、円周方向両端
部はシールド掘進機の軸心線方向中間部が頂点となるよ
う斜めに形成され、全体として六角形状になっている。
又ハニカムセグメント26には、シールド掘進機の軸心
線方向へ軸心線が延びる左右2本のボルト挿通孔26a
が貫通すると共にハニカムセグメント26の斜めの部分
と平行に延びる左右のボルト挿通孔26bが貫通してい
る。図7中、ボルト挿通孔26bは4本記載されている
が、短く書かれた2本のボルト挿通孔26bは当該ハニ
カムセグメント26が取付けられる、或いは当該ハニカ
ムセグメント26に取付けられる、他のハニカムセグメ
ント26に設けるものである。又ハニカムセグメント2
6の内周面側中心には、前述のボルト状の把持金物27
を螺合するための雌ねじ26cが設けてある。
【0051】ハニカムセグメント26同士を接続するボ
ルトの一例は、図9〜11に示されている。すなわち、
図9に示すごとく、ハニカムセグメント26のボルト挿
通孔26bを挿通する長さの挿通ボルト45であり、図
11に示すごとく挿通ボルト45の先端側雄ねじ部45
aは、すでに取付けられているハニカムセグメント26
のボルト挿通孔26bに予め埋め込んであるナット46
に螺合し得るようになっている。ボルト挿通孔26aに
挿通させる挿通ボルトも挿通ボルト45と同じ構造であ
る。なお、図9中、47は、ボルト挿通孔26bを補強
するためボルト挿通孔26bに内嵌されたシース、48
はシース47が固定される、ハニカムセグメント26内
の鉄筋である。
【0052】次に、上述のセグメント自動組立装置によ
りハニカムセグメント26を取付ける場合の手順の一例
を図12〜17をも参照しつつ説明する。
【0053】シールド掘進機により掘削したシールドに
ハニカムセグメント26を取付ける際には、セグメント
自動組立装置の後方に配置した図示してないセグメント
供給装置にこれから取付けるべきハニカムセグメントを
搭載し、セグメント供給装置によりハニカムセグメント
26をセグメント自動組立装置の直後まで搬送してお
く。この場合、ハニカムセグメント26は内周面側を上
方へ向けて、シールドの底部側に位置している。
【0054】而して、ハニカムセグメント26を取付け
て中途部まで形成されたトンネルの外側の形状は図12
に示すようになっており、以下、図12のハニカムセグ
メント26,26間に形成された凹部54にハニカムセ
グメント26を取付ける場合について説明する。
【0055】前回のハニカムセグメント26の取付けが
終了したら、駆動装置4を駆動し、ピニオン5、ギア6
を介して回転フレーム1をシールド掘進機の後方円筒フ
レーム2に対し円周方向へ回転させる。このとき、流体
圧シリンダ10のピストンロッド10aは突出させて吊
りビーム9を下方所定位置へ位置させ、流体圧シリンダ
14のピストンロッド14aは後退させて摺動ガイドブ
ロック13を回転フレーム1側に位置させておく。又流
体圧シリンダ22,24のピストンロッド22a,24
aは下方へ略同ストロークだけ突出させておき、流体圧
シリンダ42のピストンロッド42aは最も突出させた
状態にしてボルト締結機44を既設のハニカムセグメン
ト26側から最も離れた位置に後退させておく。
【0056】而して、回転フレーム1が回転して吊りビ
ーム9及び揺動フレーム17並びに押えビーム33、揺
動フレーム17に取付けられている把持ブロック28が
シールド底部まで移動し、図1において把持ブロック2
8の中心線が、セグメント供給装置に搭載したハニカム
セグメント26に予め螺合されている把持金物27の中
心線と一致したら、流体圧シリンダ14を作動させてピ
ストンロッド14aを若干突出させる。そうすると、摺
動ガイドブロック13、揺動フレーム17を介して把持
ブロック28が回転フレーム1から離れる方向へ移動
し、把持ブロック28の球面座28bが開口28a側か
らセグメント供給装置上のハニカムセグメント26に螺
合されている把持金物27の頭27aの下に入る。
【0057】そこで、流体圧シリンダ10によりピスト
ンロッド10aを上昇させると、吊りビーム9及び揺動
フレーム17が一体的に上昇し、把持ブロック28の球
面座28bが把持金物27の頭27a下面の球面状部2
7bに接触し、把持ブロック28が把持金物27を介し
て、ハニカムセグメント26をセグメント供給装置から
持上げられる(図5参照)。この場合、把持ブロック2
8と把持金物27の接触部は球面となっているため、若
干把持ブロック28と把持金物27の心がずれている場
合でも、ハニカムセグメント26は無理なく円滑に持上
げられる。
【0058】又、続いて流体圧シリンダ22,24のピ
ストンロッド22a,24aを同じストロークだけ若干
下方へ突出させることにより押えビーム33が下降し、
押えビーム33はゴムパッド35を介してハニカムセグ
メント26を押える。このため、ハニカムセグメント2
6は押えビーム33と把持ブロック28によりロックさ
れた状態となる。この場合、ハニカムセグメント26は
シールド掘進機の軸心線方向に対しては、フラットな状
態になり(図13参照)、シールド掘進機の水平径方向
に対しては、把持金物27がシールド掘進機の略中心に
位置し、且つ垂直中心線に対し略左右対称の状態になる
よう位置の調整を行う(図1参照)。
【0059】ハニカムセグメント26が把持ブロック2
8と押えビーム33によりロックされたら、駆動装置4
を駆動して回転フレーム1を回転させる。そうすると、
吊りビーム9、摺動ガイドブロック13、揺動フレーム
17、押えビーム33も回転フレーム1と一体的に回動
し、ハニカムセグメント26は今回取付ける位置(例え
ば図12の凹部54)まですでに取付けられている既設
のハニカムセグメント26の円周方向へ回動する。ハニ
カムセグメント26は、押えビーム33及び把持ブロッ
ク28によりロックされているため、回転フレーム1の
回動中に外れて落下する虞れはない。
【0060】ハニカムセグメント26が取付け位置まで
回動したら、ハニカムセグメント26のヨーイング、ロ
ーリング、ピッチング等の調整を行う。すなわち、ハニ
カムセグメント26が把持ブロック28により持上げら
れ、押えビーム33により押えられた状態で、ハニカム
セグメント26の水平方向位置を調整する場合、すなわ
ちヨーイングによる調整を行う場合には、左右の流体圧
シリンダ14をピストンロッド14aのストロークが異
なるよう作動させて揺動フレーム17をピン15a,1
6aを中心に回動させることにより行う。この場合、揺
動フレーム17のピン15b,16b側にはガイドプレ
ート18c,19cが設けてあり、矩形孔20,20’
とガイドプレート18c,19cとの間では滑りが生じ
るため水平方向位置の調整は容易且つ確実に行われる。
【0061】又、把持ブロック28に把持され、押えビ
ーム33により押えられているハニカムセグメント26
の円周方向或いはシールド掘進機軸心線方向の傾きの調
整、すなわちハニカムセグメント26のローリング、ピ
ッチングによる調整をする場合には、流体圧シリンダ2
2,24を作動させて押えビーム33により行う。この
場合、把持ブロック28に形成した球面座28bと把持
金物27の頭27aの下面に形成した球面状部27bが
当接しているため、把持金物27の球面状部27bが把
持ブロック28の球面座28bに対し円滑に回動し、従
って、ハニカムセグメント26のローリング、ピッチン
グをも容易且つ確実に行うことができる。
【0062】更に、流体圧シリンダ39により回転フレ
ーム1を微移動させ、ハニカムセグメント26の円周方
向位置も適宜の段階で調整しておく。
【0063】なお、ヨーイング、ローリング、ピッチン
グは、ハニカムセグメント26が図1、2のような水平
位置にある場合を仮想して説明しているが、実際は、取
付け位置まで回転フレーム1により搬送されるため、取
付け位置によっては、正しい位置にあるハニカムセグメ
ント26の外周の接線方向等を基準として各調整が行わ
れることになる。
【0064】ハニカムセグメント26の位置、傾き等の
調整が終了したら、次いで流体圧シリンダ22のピスト
ンロッド22aを突出させる。そうすると、押えビーム
33はピン25を支点として回動し、回転フレーム1か
ら最も離れた側が既設のハニカムセグメント26内周側
へ傾き(図14参照)、ついには位置決めバー34の先
端は、既設のハニカムセグメント26の内周へ接触する
(図15参照)。
【0065】位置決めバー34の先端が既設のハニカム
セグメント26の内周面に接触したら、流体圧シリンダ
24のピストンロッド24aを突出させ、シールド掘進
機の軸心線に対して傾いている押えビーム33の回転フ
レーム1側端部をシールド内周壁側へ移動させる。これ
により、押えビーム33のシールド掘進機軸心線方向の
面は、シールド掘進機軸心線方向と平行になり、押えビ
ーム33及び把持ブロック28により押えられているハ
ニカムセグメント26は既設のハニカムセグメント26
と平行になると共に位置決めバー34も既設のハニカム
セグメント26の内周面に対し平行な状態で接触し、シ
ールド径方向の位置が決定される(図16参照)。押え
ビーム33及び把持ブロック28により押えられている
ハニカムセグメント26並に位置決めバー34が既設の
ハニカムセグメント26に対し平行になったか否かを見
るのは、例えば流体圧シリンダ22,24の流体給排ラ
インに夫々圧力計を設けておき、圧力計の圧力が所定の
圧力になったか否かでチェックする。これから取付ける
ハニカムセグメント26が平行になると、両圧力計の圧
力は等しくなる。
【0066】セグメント自動組立装置に取付けられてい
るハニカムセグメント26が既設のハニカムセグメント
26に対し平行になったら、流体圧シリンダ14を作動
させてピストンロッド14aを突出させる。そうする
と、摺動ガイドブロック13がガイドロッド12に対し
既設のハニカムセグメント26側へ移動する。このた
め、揺動フレーム17及び押えビーム33も摺動ガイド
ブロック13と一体的に既設のハニカムセグメント26
側へ移動し、セグメント自動組立装置側のハニカムセグ
メント26の後端3面は既設のハニカムセグメント26
の先端3面と接触する。これにより、セグメント自動組
立装置側のハニカムセグメント26は、凹部54の所定
位置に位置決めされたため、流体圧シリンダ42により
ボルト締結機44をハニカムセグメント26側へ移動さ
せ、ハニカムセグメント26のボルト挿通孔26a,2
6bに予め挿通させてある挿通ボルト45を既設のハニ
カムセグメント26のナット46に螺合する(図17参
照)。これで今回取付けるハニカムセグメント26の既
設のハニカムセグメント26に対する取付けが終了す
る。
【0067】又、押えビーム33及び把持ブロック28
により押えられているハニカムセグメント26のシール
ド円周方向への位置決めが若干不正確な状態で流体圧シ
リンダ14のピストンロッド14aを突出された場合、
押えビーム33及び把持ブロック28により押えられて
いるハニカムセグメント26の円周方向両側の斜辺のう
ち何れかの斜辺が既設のハニカムセグメント26の斜辺
に当接する。而して、この場合には、斜辺が当接した側
の流体圧シリンダ14のピストンロッド14aはそれ以
上突出できないが、斜辺が当接していない側のピストン
ロッド14aは更に突出する。このため、揺動フレーム
17は、ピン15a,16aを旋回中心としてピン15
a,16aのまわりを回動し、図3で見た場合、紙面と
平行な方向へ移動することになる。この場合ピン15
b,16bには、回動可能にガイドプレート18c,1
9cが取付けてあり、該ガイドプレート18c,19c
も揺動フレーム17によりピン15b,16bに対し回
動し、ブラケット18b,19bとガイドプレート18
c,19cの当接部には滑りが生じ、揺動フレーム17
はガイドプレート18c,19cに対し移動することに
なる。従って、揺動フレーム17はピン15a,16a
に対し回動しても、揺動フレーム17には無理な力が作
用したりすることはない。
【0068】更に、今回取付けるハニカムセグメント2
6の斜辺が、既設のハニカムセグメント26に対し上述
のごとく片当りした場合には、図4に示す流体圧シリン
ダ39を作動させてピストンロッド39aを前進若しく
は後退させ、微調整用フレーム38を回転フレーム1の
円周方向へ移動させる。このため、回転フレーム1も円
周方向へ移動する結果、今回取付けるハニカムセグメン
ト26の片当りは修正され、該ハニカムセグメント26
の円滑な位置決めを行うことができる。
【0069】ハニカムセグメント26の片当りが修正さ
れたか否かは、左右の流体圧シリンダ14の流体給排ラ
インに夫々圧力計を設けておき、両圧力計の圧力が等し
くなったか否かでチェックする。片当りが修正されれ
ば、両圧力計の圧力は等しくなる。
【0070】今回のハニカムセグメント26の既設のハ
ニカムセグメント26に対する取付けが終了したら、流
体圧シリンダ22,24のピストンロッド22a,24
aを後退させて、把持ブロック28と把持金物27の係
合を解除させ、流体圧シリンダ14のピストンロッド1
4aを後退させて摺動ガイドブロック13、揺動フレー
ム17、押えビーム33を既設のハニカムセグメント2
6側から後退させ、流体圧シリンダ42によりボルト締
結機44を後退させ、次に取付けるハニカムセグメント
26をセットするため駆動装置4により回転フレーム1
を回転させて吊りビーム9、摺動ガイドブロック13、
揺動フレーム17、押えビーム33等を再びシールド底
面側へ移動させる。
【0071】本発明の実施の形態においては、ハニカム
セグメント26の取付け時に、位置決め用の多数のセン
サが不要となると共にセンサを移動させるための駆動装
置が不要となるため、装置全体をコンパクトにすること
ができると共に安価な装置とすることができる。又、ハ
ニカムセグメント26の取付け時に、既設のハニカムセ
グメント26の突出部にシールドジャッキを支持させる
ようにすることにより、ハニカムセグメント26の取付
けと並行してシールド掘進機による掘削をすることがで
きるため、作業能率も向上する。
【0072】なお、本発明の実施の形態における装置の
作動順序は上述の手順に限定されるものではなく、条件
により種々の作業手順をとることができること、ハニカ
ムセグメントに限らず、通常のセグメントに適用するこ
とも可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0073】
【発明の効果】本発明のセグメント自動組立装置及びセ
グメント位置決め方法によれば、請求項1〜3何れの場
合においても、ハニカムセグメントの取付けに際しハニ
カムセグメントの径方向位置を検出するために従来必要
であった多数の位置決め用センサやセンサの駆動装置が
不要となり、その結果、装置全体の構造を簡略化するこ
とができると共にコンパクトにすることができ、従って
設備費、運転維持費が安価となり、請求項2の場合は、
ハニカムセグメントの円周方向位置をも容易に調整する
ことが可能となる、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に用いるセグメント自動組
立装置の正面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1に示すセグメント自動組立装置の回転フレ
ームを微調整するための機構の正面図である。
【図5】図1に示すセグメント自動組立装置の把持ブロ
ックとハニカムセグメントに螺着した把持金物との状態
を示す側面図である。
【図6】図5に示す把持ブロックの平面図である。
【図7】本発明の実施の形態のセグメント自動組立装置
により組立てるハニカムセグメントの平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】図7に示すハニカムセグメントを締結するため
の締結手段を示す正面図である。
【図10】図9のX部拡大図である。
【図11】図9のXI部拡大図である。
【図12】図1に示すセグメント自動組立装置及びセグ
メント自動組立装置にセットした今回取付けるハニカム
セグメント並に既設のハニカムセグメントとの関係を示
す側面図である。
【図13】図1に示すセグメント自動組立装置を用いて
ハニカムセグメントを取付ける際の作業手順を示す側面
図で、ハニカムセグメントをセグメント自動組立装置に
搭載した状態を示す側面図である。
【図14】図1に示すセグメント自動組立装置を用いて
ハニカムセグメントを取付ける際の作業手順を示す側面
図で、位置決めバーを既設のハニカムセグメント内周に
近接させる状態を示す側面図である。
【図15】図1に示すセグメント自動組立装置を用いて
ハニカムセグメントを取付ける際の作業手順を示す側面
図で、位置決めバーが既設のハニカムセグメント内周に
接触した状態を示す側面図である。
【図16】図1に示すセグメント自動組立装置を用いて
ハニカムセグメントを取付ける際の作業手順を示す側面
図で、位置決めバーが既設のハニカムセグメント内周に
接触した後、今回取付けるハニカムセグメントを既設の
ハニカムセグメントと平行にした状態を示す側面図であ
る。
【図17】図1に示すセグメント自動組立装置を用いて
ハニカムセグメントを取付ける際の作業手順を示す側面
図で、今回のハニカムセグメントを既設のハニカムセグ
メントに締結した状態を示す側面図である。
【図18】従来のセグメント自動組立装置の斜視図であ
る。
【図19】図18のセグメント自動組立装置の吊りビー
ム及び摺動フレーム近傍の一部破断の平面図である。
【図20】図18のフレーム下部に取付けるセグメント
把持装置の縦断面図である。
【図21】図18のフレームに取付ける各種センサの配
置状態を示す平面図である。
【図22】図21に示すセンサのうち、セグメントの径
方向位置を検出するポテンショセンサの近傍の正面図で
ある
【図23】セグメントをハニカムセグメントとした場合
の利点を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 回転フレーム 9 吊りビーム 13 摺動ガイドブロック(ブロック) 15 揺動フレーム(フレーム) 25 ピン(支点) 26 ハニカムセグメント 28 把持ブロック(セグメント把持手段) 33 押えビーム 34 位置決めバー 39 流体圧シリンダ(駆動装置)
フロントページの続き (72)発明者 富松 宏明 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 北山 仁志 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 畑山 栄一 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 荒川 賢治 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 坂本 博三 大阪府大阪市西淀川区姫島3丁目5番26号 奥村機械製作株式会社内 (72)発明者 辰浜 哲郎 大阪府大阪市西淀川区姫島3丁目5番26号 奥村機械製作株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向へ回転し得るようにした回転フ
    レームに、回転フレームの径方向へ移動可能な吊りビー
    ムを取付け、該吊りビームに回転フレームの軸心線方向
    へ移動可能なブロックを取付け、該ブロックに取付けた
    フレームに、セグメント把持手段を設けると共に、シー
    ルド内周壁側へ近接、離反可能で且つ前記フレームの回
    転フレーム側の端部に形成した支点を中心として前記吊
    りビームの移動方向と平行な方向へ回動可能な押えビー
    ムを取付け、押えビームに既設のセグメントの内周面に
    接触可能な位置決めバーを取付けたことを特徴とするセ
    グメント自動組立装置。
  2. 【請求項2】 回転フレームの円周方向位置を微調整す
    るための駆動装置を設けた請求項1に記載のセグメント
    自動組立装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のセグメント自動組立装置にお
    いて、既設のセグメント端部の直前所定位置で、フレー
    ムを支点を中心に回動させて位置決めバーの先端を既設
    のセグメントの内周面に当接させ、次いで位置決めバー
    が既設のセグメントの内周面に当接させたまま、フレー
    ムの支点側をシールド内周壁側へ移動させてセグメント
    把持手段に把持されているセグメントの径方向位置を既
    設のセグメントの径方向位置に合せることを特徴とする
    セグメント位置決め方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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