JPH09125072A - 木酢液の精製方法及び精製装置 - Google Patents

木酢液の精製方法及び精製装置

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JPH09125072A
JPH09125072A JP7284850A JP28485095A JPH09125072A JP H09125072 A JPH09125072 A JP H09125072A JP 7284850 A JP7284850 A JP 7284850A JP 28485095 A JP28485095 A JP 28485095A JP H09125072 A JPH09125072 A JP H09125072A
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Japan
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distillation tank
wood vinegar
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purified
heating
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JP7284850A
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Inventor
Masahiro Yoshioka
正博 吉岡
Kenji Yamane
健司 山根
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸留タンク内での原液に対する加熱を均一
化、付随して加熱効率の向上、タール分の取り出しの容
易化、精製木酢液の変色防止、装置全体の省力化を図
る。 【解決手段】 原液Mを撹拌手段13の撹拌羽根133
で上部から下部までの上下全域について撹拌しながら加
熱手段12で原液全体を加熱する。蒸発した精製ガスを
凝縮器2で凝縮して精製木酢液を収容容器3に収容し、
変色を防止するために木炭31を浸漬させる。液面計1
4を目視観察して内部のタールを開閉弁15aを開いて
取り出す。炭化装置と接続し排煙を凝縮することにより
原液供給管11から連続して原液供給を行うようにして
もよい。この場合、排煙の熱を利用して昇温させた水蒸
気を循環配管で蒸留タンクに送り、その水蒸気の熱で原
液の加熱を行うようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば炭化装置に
よる炭化処理に伴い発生する排煙を冷却もしくは気液分
離することにより得られる木酢酸を含んだ原液から精製
木酢液を精製する精製方法、及び、その精製装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、木酢液は土壌改良剤もしくは
消臭剤として知られている。このような木酢液の精製方
法として、従来より蒸留精製法が知られており、その精
製装置として、炭化装置に付設されたものが知られてい
る(例えば、特開平6−228577号公報参照)。こ
の精製装置は、第1凝縮器と、蒸留タンクと、第2凝縮
器とを備え、炭化炉から導出した排煙を第1凝縮器で可
燃ガスと粗木酢液とに気液分離し、上記蒸留タンクにお
いて上記可燃ガスを燃焼させて加熱源として有効利用し
上記粗木酢液を蒸留してタール分と精製ガスとに分離
し、この精製ガスを第2凝縮器で気液分離して精製木酢
液を得るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
木酢液の精製方法及び精製装置においては、蒸留タンク
内での粗木酢液の加熱が不均一となるおそれがある上
に、その加熱効率を十分に高めることができないおそれ
がある。また、蒸留タンクで分離したタール分の取り出
しの容易化を図る必要もある。さらに、精製後の精製木
酢液の変色防止や、所望の物性値の精製木酢液を得るよ
うにする必要もある。加えて、装置の簡略化、及び、動
力を少しでも減らして省力化を図る必要もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、蒸留タンク内
での原液に対する加熱を均一化することにある。さら
に、付随して加熱効率の向上、タール分の取り出しの容
易化、精製木酢液の変色防止、装置全体の省力化を図る
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、木酢酸を含む原液を蒸留す
ることにより精製木酢液を得る木酢液の精製方法を前提
として、上記原液を蒸留タンクで蒸留して精製ガスを分
離回収する蒸留工程と、この蒸留工程により分離回収さ
れた精製ガスを凝縮器で凝縮して精製木酢液を分離回収
する凝縮工程とを備えるものとする。そして、上記蒸留
工程における蒸留を、蒸留タンク内の原液を撹拌手段に
より撹拌しながら、加熱することにより行う構成とする
ものである。
【0006】上記の構成の場合、蒸留工程での加熱が蒸
留タンク内の原液を撹拌手段により撹拌しながら行われ
るため、蒸留タンク内の原液が上下部を問わずに均一に
昇温され、原液に対する加熱の均一化が図り得る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、撹拌手段による撹拌を、原液の上部から下
部までの上下範囲の略全域において行うものである。
【0008】上記の構成の場合、原液に対しその上部か
ら下部までの上下範囲の略全域において撹拌が行われる
ため、より確実な均一昇温が図られ、原液に対する加熱
のより確実な均一化が図られる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、凝縮器から留出する精製木酢液の内、初期
段階で留出する初留液と、中期段階で留出する中留液
と、後期段階で留出する後留液との3種類の留出液か
ら、選択的に組み合わせた2種もしくは3種の留出液を
種々の混合比で混合することにより所望の物性値を有す
る精製木酢液を得るようにするものである。
【0010】上記の構成の場合、初留液は木酢酸の濃度
が最も低く、中留液は木酢酸の濃度が比較的低いものの
初留液よりも濃度が高く、後留液は木酢酸の濃度が最も
高くなるため、初留液と中留液との2種混合、初留液と
後留液との2種混合、中留液と後留液との2種混合、初
留液と中留液と後留液との3種混合というように3種の
留出液から選択的に組み合わせ、かつ、種々の混合比で
混合することにより、所望の木酢酸濃度の精製木酢液を
得ることが可能になる。
【0011】請求項4〜請求項12は上記の精製方法を
実施するための精製装置に係るものである。その内、請
求項4記載の発明は、木酢酸を含む原液を蒸留すること
により精製木酢液を得る木酢液の精製装置を前提とし
て、上記原液を蒸留して精製ガスを分離回収する蒸留タ
ンクと、この蒸留タンクにより分離回収された精製ガス
を凝縮して精製木酢液を分離回収する凝縮器とを備える
ものとする。そして、上記蒸留タンクが、内部に供給さ
れた原液を加熱する加熱手段と、上記原液を撹拌する撹
拌手段とを備えている構成とするものである。
【0012】上記の構成の場合、蒸留タンク内に供給さ
れた原液を撹拌手段により撹拌しながら加熱手段により
加熱することが可能であるため、原液の均一昇温が可能
となり原液に対する加熱の均一化が図られる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、加熱手段を、蒸留タンクの底部から上部に
至る内周面の略全面範囲に配設するものである。
【0014】上記の構成の場合、加熱手段による加熱に
よって蒸留タンク内に供給された原液の上部から下部に
至る全外周面から加熱され、原液に対する加熱の確実化
が図られるとともに、一様な加熱が図られる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載の発明において、撹拌手段を、蒸留タンクの
内部空間にその上下方向略全域にわたり上下方向に延び
る撹拌羽根を備えるものとする。
【0016】上記の構成の場合、撹拌羽根の作動により
蒸留タンク内の原液の上下方向略全域が撹拌され、原液
のより均一な昇温が図られ、原液に対する加熱のより確
実な均一化が可能になる。特に、蒸留タンクの底部から
上部に至る内周面の略全面から原液を加熱することと組
合わせることにより、より確実かつ一様な加熱及びその
均一化が図られる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項4記載の発
明において、蒸留タンクに、少なくとも下端部が上記蒸
留タンクの最下部と連通され上端部が上記蒸留タンク内
の原液の液面より上方位置まで延ばされかつ内部が目視
可能に構成された液面計を付設するものである。
【0018】上記の構成の場合、液面計には下端部から
蒸留タンクの原液がその蒸留タンクの原液の液面と同レ
ベルまで流入するとともに、この液面計内の原液が蒸留
タンク内の原液のタール分等の分離状況と同じ分離状況
を示すことになる。このため、この液面計の液面及び分
離状況を目視観察することにより蒸留タンク内の原液の
減り具合及び液温上昇に伴う分離状況、すなわち、蒸留
タンクの最下部に沈殿したタールの多少等が的確に把握
可能になる。これにより、蒸留タンクの最下部からター
ルの取り出しが容易かつ的確に行うことが可能になる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項4記載の発
明において、凝縮器から留出した精製木酢液を収容する
容器を備え、上記容器内に木炭をその容器内の精製木酢
液に浸漬されるように配設するものである。
【0020】上記の構成の場合、容器内に収容された精
製木酢液の酸化や変色が、それに浸漬された木炭によっ
て抑制,防止される。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項4記載の発
明において、原液供給管の上流端を原液生成用凝縮器と
接続し、この凝縮器を、炭材を炭化処理する炭化装置か
らその炭化処理に伴い発生する排煙が導入されるよう排
煙導出管を介して上記炭化装置と接続する。そして、加
熱手段を蒸留タンク内の原液の液面下に配設された加熱
用配管により構成する一方、上記排煙導出管に熱交換器
を介装する。加えて、この熱交換器を、上記加熱用配管
との間で熱媒体を循環させる循環配管を介して上記加熱
用配管と接続する。上記循環配管を、上記炭化装置から
導出された排煙との熱交換により高温に昇温した熱媒体
を上記加熱用配管に送り、かつ、この加熱用配管内で蒸
留タンク内の原液との熱交換により低温に降温した熱媒
体を上記熱交換器に戻すよう構成するものである。
【0022】上記の構成の場合、熱交換器において炭化
装置から導出された排煙と熱交換されて熱媒体が高温に
昇温され、この高温の熱媒体が蒸留タンク内の加熱用配
管に送られてその高温の熱媒体によって蒸留タンク内の
原液が加熱される。そして、この原液との間の熱交換に
よって降温された熱媒体が上記熱交換器に戻され、この
熱交換器で上記排煙との熱交換により再び高温に昇温さ
れる。このようにして蒸留タンクでの加熱が上記炭化装
置からの排煙の有する熱を有効利用して行われるため、
蒸留タンクの加熱に対し省エネルギー化が図られる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、加熱用配管を、蒸留タンクの底部から上
部に至る内周面の略全範囲に配設された螺旋管により構
成するものである。
【0024】上記の構成の場合、螺旋管により構成され
た加熱用配管によって、蒸留タンク内の原液の上部から
下部に至る略全外周面が加熱されるため、原液全体が一
様に加熱される。
【0025】また、請求項11記載の発明は、請求項9
記載の発明において、熱交換器を、加熱用配管よりも低
位に位置付けるものである。
【0026】上記の構成の場合、熱交換器において熱媒
体が炭化装置からの排煙との熱交換により高温に加熱さ
れると、その熱媒体が昇温するとともに熱膨脹し、この
膨脹圧により熱媒体が上昇して蒸留タンク内の加熱用配
管に送られる。そして、この加熱用配管内で原液との熱
交換により降温された熱媒体が重力の作用により上記熱
交換器に流れることになる。このため、熱交換器と加熱
用配管との間での熱媒体の循環を、動力を用いることな
く自然循環させることが可能になり、その動力を不要と
することにより省力化、省エネルギー化が図られる。
【0027】さらに、請求項12記載の発明は、請求項
9記載の発明において、熱交換器と加熱用配管との間に
循環される熱媒体を水とするものである。
【0028】上記の構成の場合、熱媒体が水であるた
め、蒸留タンク内の加熱用配管等に孔が万一開いたりす
る等の事態が生じても、その孔から蒸留タンク内に漏れ
るのは水蒸気もしくは水であり、原液中に混入しても精
製木酢液の品質に影響を及ぼすことはない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0030】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る木酢液の精製装置を示したものである。同
図において、1は木酢酸を含む原液Mを蒸留する蒸留タ
ンク、2はこの蒸留タンク1から蒸発した精製ガスを冷
却する凝縮器、3は精製木酢液の収容容器であり、上記
蒸留タンク1には原液供給管11が接続される他、加熱
手段12、撹拌手段13及び液面計14が設けられてい
る。
【0031】上記蒸留タンク1は、下端部に漏斗状部1
01が形成され、全内表面が断熱材102により覆われ
ている。そして、この蒸留タンク1の上端部の導入口1
03には上記原液供給管11の下流端が連通され、ま
た、上記漏斗状部101の最下端に位置する取り出し口
104にはタール取り出し管15の上流端が連通されそ
の取り出し口104から下方に延びるタール取り出し管
15に介装された開閉弁15aを開操作することにより
蒸留タンク1内のタールが外部に取り出されるようにな
っている。
【0032】上記加熱手段12は、例えば面状の電気ヒ
ータにより構成され、上記蒸留タンク1の取り出し口1
04から上部、すなわち、少なくとも液面Wと同レベル
位置もしくは上方位置に至る上下範囲の全内周面に添う
ように配設されている。
【0033】上記撹拌手段13は、モータ131と、こ
のモータ131から蒸留タンク1の上端面を貫通して下
方に延ばされた出力軸体132と、この出力軸体132
の周囲に互いに離されて取付けられた1または2以上の
撹拌羽根133,133とを備えている。この各撹拌羽
根133は、上下方向に延びた帯板状のもので構成され
ており、下端部が上記漏斗状部101の内面形状に添う
ように屈曲されて取り出し口104の近傍位置に位置付
けられ、上端部が原液Mの液面Wと少なくとも同レベル
位置もしくは上方位置まで上方に延ばされている。そし
て、上記モータ131の駆動により各撹拌羽根133が
出力軸体132の軸回りに回転して原液Mを撹拌するよ
うになっている。
【0034】上記液面計14は、例えば耐熱ガラス等の
内部が目視可能な材料により形成された円筒管により構
成され、蒸留タンク1の側方位置を上下方向に延びるよ
うに配設されている。そして、上記液面計14の下端部
141が蒸留タンク1の取り出し口104と少なくとも
同レベル位置もしくは下方位置に位置付けられて開閉弁
15aより上方位置のタール取り出し管15に連通され
る一方、上記液面計14の上端部142が原液Mの液面
Wよりも上方位置に位置付けられて蒸留タンク1の液面
Wより上方の内部空間に連通されている。
【0035】なお、図1において、16は蒸留タンク1
内の内部温度を計測する温度計、17は蒸留タンク1内
の内部圧力が所定の設定値を超えた場合に開放される安
全弁である。
【0036】また、上記凝縮器2は、上記蒸留タンク1
よりも下方に位置するように設置され、上記蒸留タンク
1と精製ガス導出管21を介して原液Mの液面Wから蒸
発した精製ガスが内部に導入されるように接続されてい
る。この凝縮器2は冷却水の循環系22を備えており、
導入された精製ガスを凝縮させて液化された精製木酢液
を底部に溜めるようになっている。そして、この凝縮器
2の底部には取り出し管23が連通されており、この取
り出し管23に介装された開閉弁23aを開いて上記精
製木酢液を収容容器3に取り出せるようになっている。
【0037】さらに、上記収容容器3は複数のものが用
意されており、蒸留精製の初期に凝縮器2から取り出さ
れる精製木酢液(初留液)と、中期に取り出される精製
木酢液(中留液)と、後期に取り出される精製木酢液
(後留液)とに分けて収容し得るようになっている。そ
して、上記蒸留精製の初期、中期、後期に分けて別々の
収容容器3に収容された初留液と、中留液と、後留液と
の3種類の留出液からを任意の2種もしくは3種のもの
を組み合わせかつ種々の混合比で混合されて、所望の木
酢酸濃度を有する製品(精製木酢液)とされるようにな
っている。また、各収容容器3内には精製木酢液に対し
て所定の比率となるよう所定量の木炭31が入れられて
おり、この各収容容器3内に収容される精製木酢液中に
上記木炭が浸漬されるようになっている。
【0038】次に、本第1実施形態の精製装置を用いた
精製木酢液の精製方法について、いわゆるバッチ式によ
り精製する場合を説明する。
【0039】まず、原液供給管11から原液を蒸留タン
ク1内に一定量供給し、次に、加熱手段12及び撹拌手
段13をそれぞれ作動させる。これにより、蒸留タンク
1内の原液Mは各撹拌羽根133により撹拌されながら
加熱される。この場合、加熱手段12による加熱温度を
100〜200℃、好ましくは200℃に設定する。す
ると、時間の経過とともに、原液Mを構成する水、木酢
酸、タールが比重差により図2に示すように上部から下
部にかけて水、木酢酸、タールの順に徐々にほぼ層状に
配置されることになる。一方、水の沸点が100℃、木
酢酸の沸点が約120℃、タールの沸点が約300℃と
いうそれぞれの沸点の差により温度上昇とともに水、木
酢酸の順に蒸発して精製ガスとなり、この精製ガスがそ
の蒸気圧によって精製ガス導出管21を通して凝縮器2
に送られ、この凝縮器2で凝縮されて精製木酢液が収容
容器3に取り出される。
【0040】上記蒸留タンク1内での精製ガスの蒸発過
程を図3に点線で示す蒸気温度と時間との関係に基づい
て説明すると、加熱していくと徐々に100℃まで昇温
してまず水分が盛んに蒸発し、木酢酸が少しずつ蒸発す
る。ところが、水分の蒸発に伴う気化熱によって、加熱
手段12により加熱を続けても100℃からはあまり上
昇しないため、木酢酸の蒸発量は若干量に止まる。そし
て、水分が蒸発し終わると温度は急上昇し始めて木酢酸
が一気に蒸発する。なお、加熱手段12による加熱は、
タール分の精製ガスへの混入を確実に防止するために、
200℃までで停止するのが好ましい。上記の如き蒸発
の過程をたどるため、初留液及び中留液はそれぞれ水分
や低揮発分に富み、有効成分である木酢酸が乏しいもの
となり、従って、木酢酸濃度の低いものとなる。これに
対して、後留液は、水分が乏しく、木酢酸に富み、従っ
て、木酢酸濃度が濃いものとなる。
【0041】そして、上記の蒸留タンク1での蒸留精製
に際し、加熱手段12により原液Mの外周面側の全体か
ら加熱されて原液Mの全体を一様に加熱することがで
き、かつ、蒸留タンク1の全体を断熱材102により覆
っているため、熱損失が抑制されて加熱効率の向上を図
ることができる。しかも、上記の加熱の間、各撹拌羽根
133により原液Mの上部から下部の全域が撹拌される
ため、その原液Mの上部から下部にかけての全域が均一
に昇温されて加熱の均一化を図ることができるととも
に、原液Mの全域から水分、もしくは、木酢酸の蒸発を
促進させることができる。従って、上記の撹拌羽根13
3の下端部は、本実施形態の如く取り出し口104の近
傍の最底部位置に位置付けるのが好ましいが、少なくと
も、図2に示す層状となった木酢酸とタール分との境界
までの位置に位置付けられていれば、その境界付近に存
在する木酢酸等の全ての蒸発を促進させることができ
る。さらに、液面計14を目視することにより液面Wの
位置やその時の層状となって底部に溜まるタールを確実
に把握することができ、開閉弁15aの開閉操作時期、
すなわち、タールの取り出し時期を的確に把握してター
ルの的確な取り出しを行うことができる。
【0042】また、凝縮器2を蒸留タンク1よりも下方
位置に位置付けているため、蒸留タンク1内の精製ガス
をその蒸気圧によって確実に凝縮器2まで導くことがで
き、上記精製ガスの導出のためのブロワ等の特別な動力
を省略することができる。さらに、収容容器3内の精製
木酢液内に木炭31を浸漬させているため、その精製木
酢液の酸化等を防止し、放置すれば時間の経過とともに
精製木酢液が黄色から茶色へ変色する事態の発生を防止
することができる。このため、上記の木炭31を浸漬し
ておくだけで、収容容器3を密閉型のものとしなくて
も、酸化等の防止を図ることができる。なお、上記の木
炭31の浸漬による変色防止を上記の収容容器3だけで
なく、精製木酢液の保存容器、あるいは、運搬容器等に
も適用するのが好ましく、これにより、精製木酢液の保
存時や運搬時等においてもその精製木酢液の変質,変色
発生の防止を図ることができる。
【0043】<第2実施形態>図4は本発明の第2実施
形態に係る精製木酢液の精製装置を示し、4は炭材を炭
化処理する炭化装置、5は原液生成用凝縮器としての第
2凝縮器、6は上記炭化装置から排煙(乾留ガス)を第
2凝縮器5まで導く排煙導出管、7はこの排煙導出管6
の途中に介装された熱交換器、8は循環配管、12aは
加熱手段としての加熱用配管である。
【0044】上記炭化装置4は、図示省略の炭化炉を備
えたものであり、この炭化炉内で廃木材等の炭材を炭化
処理することにより木炭等の炭化物を生成するものであ
る。そして、上記炭化炉には排煙導出管6の上流端が連
通され、この排煙導出管6は途中に介装されたブロワ6
1の作動により上記炭化装置4での炭化処理に伴い発生
した排煙を導出しこの排煙を上記熱交換器7を通して第
2凝縮器5に導くようになっている。
【0045】上記第2凝縮器5は、第1凝縮器2と同様
に、冷却水循環系51が設けられており、導入された排
煙を冷却することにより凝縮して木酢酸等を含む原液を
生成する一方、上記第2凝縮器5により気液分離された
可燃ガスを回収管52から分離回収するようになってい
る。そして、上記第2凝縮器5の底部に上流端が接続さ
れた原液供給管11を通して上記原液が蒸留タンク1に
供給されるようになっている。
【0046】上記熱交換器7は蒸留タンク1内の加熱用
配管12aよりも下方の低位位置に位置付けられてお
り、この熱交換器7と上記加熱用配管12aとが循環配
管8を介して互いに接続されて、上記熱交換器7と加熱
用配管12aとの間で熱媒体を自然循環させるようにな
っている。すなわち、上記循環配管8は、熱交換器7で
上記排煙導出管6の排煙との熱交換により高温に昇温し
た熱媒体を上記加熱用配管12aに送る高温側配管8a
と、その加熱用配管12a内で蒸留タンク1内の原液M
との熱交換により低温に降温した熱媒体を上記熱交換器
7に戻す低温側配管8bとから構成されている。
【0047】また、上記加熱用配管12aは、蒸留タン
ク1内の各撹拌羽根133と蒸留タンク1の内周面との
間に円を描くように配設された螺旋管により構成され、
この加熱用配管12aは上端121が上記蒸留タンク1
内の原液Mの液面W下に位置付けられ下端122が蒸留
タンク1の底部に位置付けられるよう上下方向範囲に配
設されている。そして、上記加熱用配管12aの上端1
21が上記高温側配管8aの下流端に、下端122が上
記低温側配管8bの上流端にそれぞれ連通されている。
そして、上記熱交換器7での排煙との熱交換により昇温
された熱媒体の膨脹圧によって、高温の熱媒体が加熱用
配管12aに送られ、ここで原液Mとの熱交換により冷
却されて低温の熱媒体が下方の上記熱交換器7に重力の
作用により戻るというように動力を用いることなく自然
循環するようになっている。また、この循環配管8を介
して熱交換器7と加熱用配管12aとの間で循環される
熱媒体として水が用いられている。
【0048】なお、上記の精製装置のその他の構成は第
1実施形態のものと同様であるために、同一部材には同
一符号を付して、その説明は省略する。
【0049】次に、本第2実施形態の精製装置を用いた
精製木酢液の精製方法について、いわゆる連続式により
精製する場合を説明する。
【0050】まず、炭化装置4が運転されて炭材の炭化
処理を行うことにより、例えば200〜800℃の排煙
がその炭化装置4から排煙導出管8を通して導出され
る。そして、この導出された排煙が第2凝縮器5で凝縮
され、生成された原液が原液供給管11を通して蒸留タ
ンク1内に供給されて一定量の原液Mが溜められる。こ
の際に、熱交換器7で上記排煙により水が加熱されて水
蒸気となり、この高温の水蒸気が高温側配管8aを通し
て加熱用配管12aに送られて上記原液Mがその加熱用
配管12a内の高温の水蒸気により加熱される。そし
て、加熱用配管12a内の水蒸気が原液Mに熱を奪われ
て降温した水蒸気もしくは水に戻り、この水が重力の作
用で低温側配管8bを通して熱交換器7に戻される。以
後、上記炭化処理が連続的に行われて排煙が連続的に導
出され、これにより、原液供給管11を通して蒸留タン
ク1内に原液が連続的に供給される一方、熱交換器7か
ら高温の水蒸気が加熱用配管12aに連続的に送られて
原液Mの蒸留が連続的に行われる定常運転状態になる。
【0051】そして、この定常運転状態では、継続して
撹拌手段13が作動され、順次、蒸発した精製ガスが精
製ガス導出管21を通して凝縮器2に送られて、この凝
縮器2で凝縮された精製木酢液が収容容器3に取り出さ
れる。その際、原液Mからの蒸発や後述のタールの取り
出しに伴い原液供給管11から新たな原液が蒸留タンク
1に順次供給されて液面Wがほぼ一定に保たれるように
制御される。なお、この定常運転を続けると、蒸留タン
ク1の底部にはタールが順次溜まるため、液面計14を
目視観察しながら逐次開閉弁15aを開いてそのタール
を取り出すようにする。
【0052】このような第2実施形態の精製装置を用い
た精製方法の場合、連続して精製木酢液が得られる上、
蒸留タンク1での原液Mの加熱の熱源として炭化装置4
で発生する排煙の熱を有効利用することができ、省エネ
ルギー化の促進を図ることができる。また、上記の排煙
の熱を原液Mに伝達する熱媒体として水を用いているた
め、加熱用配管12aに、万一、孔等が開いたりして内
部の熱媒体が原液M中に漏れるような事態が発生して
も、その原液Mに悪影響を与えることもない。なお、排
煙の熱の有効利用の観点からは、その排煙を直接用いて
もよい。この場合には、加熱用配管12a及び循環配管
8内に上記排煙を直接導き、熱交換後の排煙を第2凝縮
器5で凝縮させればよい。
【0053】<他の実施形態>なお、本発明は上記第
1,第2実施形態に限定されるものではなく、その他種
々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第
1,第2実施形態では、撹拌手段13として撹拌羽根1
33を備えたものを示したが、これに限らず、例えば回
転板等を用いて撹拌手段を構成してもよい。
【0054】また、上記第1,第2実施形態では、加熱
手段12,12aとして蒸留タンク1の原液Mの上下方
向の略全域を加熱するものを示したが、これに限らず、
例えば底部のみ等の局部的に加熱するものでもよい。こ
の場合でも、上記撹拌手段による撹拌により加熱の均一
化が図られる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における木酢液の精製方法によれば、蒸留タンク内の
原液を上下部を問わずに均一に昇温させることができ、
原液に対する加熱の均一化を図ることができる。この結
果、タール分を確実に分離した精製を行うことができ
る。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加えて、より確実な均一昇温を図
ることができ、原液に対する加熱のより確実な均一化を
図ることができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加えて、初留液と、中留液と、後
留液との3種の留出液から選択的に組み合わせ、かつ、
種々の混合比で混合することにより、所望の木酢酸濃度
の精製木酢液を得ることができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による精製方法を確実に実施することができ、
原液の均一昇温,原液に対する加熱の均一化を図ること
ができる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加えて、原液に対する加熱の確実
化及び一様な加熱の実現を図ることができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは請求項5記載の発明による効果に加えて、蒸留タン
ク内の原液の上下方向略全域を撹拌することができ、原
液のより均一な昇温、及び、原液に対する加熱のより確
実な均一化を図ることができる。
【0061】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加えて、液面計を目視観察するこ
とにより蒸留タンク内の原液の減り具合,液温上昇に伴
う分離状況、蒸留タンクの最下部に沈殿したタールの多
少等を的確に把握することができ、これにより、蒸留タ
ンクの最下部からのタールの取り出しを容易かつ的確に
行うことができる。
【0062】請求項8記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加えて、容器内に収容された精製
木酢液の酸化や変色を抑制,防止することができる。
【0063】請求項9記載の発明によれば、請求項4記
載の発明による効果に加えて、蒸留タンク内の原液に対
する加熱の熱源として炭化装置から導出された排煙が有
する熱を有効利用することができ、蒸留タンクの加熱に
ついて省エネルギー化を図ることができる。
【0064】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明による効果に加えて、原液全体の一様な加熱
を図ることができる。
【0065】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項9記載の発明による効果に加えて、排煙が有する熱
を利用して蒸留タンクの加熱を行うにあたり、熱媒体を
自然循環させることができ、熱媒体を循環させるための
動力を不要にして省力化、省エネルギー化を図ることが
できる。
【0066】さらに、請求項12記載の発明によれば、
請求項9記載の発明による効果に加えて、蒸留タンク内
で熱媒体の漏れが万一生じても精製木酢液の品質に影響
を及ぼすことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す一部断面で示す模
式図である。
【図2】原液の構成物質が層状に分離した状態を示す模
式図である。
【図3】時間と、蒸気温度及び留出液量との関係図であ
る。
【図4】第2実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 蒸留タンク 2 凝縮器 3 収容容器 4 炭化装置 5 第2凝縮器(原液生成用凝縮器) 6 排煙導出管 7 熱交換器 8 循環配管 11 原液供給管 12 加熱手段 13 撹拌手段 14 液面計 31 木炭 133 撹拌羽根 141 液面計の下端部 M 原液 W 原液の液面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木酢酸を含む原液を蒸留することにより
    精製木酢液を得る木酢液の精製方法において、 上記原液を蒸留タンクで蒸留して精製ガスを分離回収す
    る蒸留工程と、 この蒸留工程により分離回収された精製ガスを凝縮器で
    凝縮して精製木酢液を分離回収する凝縮工程とを備え、 上記蒸留工程における蒸留を、蒸留タンク内の原液を撹
    拌手段により撹拌しながら加熱することにより行うこと
    を特徴とする木酢液の精製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 撹拌手段による撹拌を、原液の上部から下部までの上下
    範囲の略全域において行うことを特徴とする木酢液の精
    製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 凝縮器から留出する精製木酢液の内、初期段階で留出す
    る初留液と、中期段階で留出する中留液と、後期段階で
    留出する後留液との3種類の留出液から、選択的に組み
    合わせた2種もしくは3種の留出液を種々の混合比で混
    合することにより所望の物性値を有する精製木酢液を得
    るようにすることを特徴とする木酢液の精製方法。
  4. 【請求項4】 木酢酸を含む原液を蒸留することにより
    精製木酢液を得る木酢液の精製装置において、 上記原液を蒸留して精製ガスを分離回収する蒸留タンク
    と、この蒸留タンクにより分離回収された精製ガスを凝
    縮して精製木酢液を分離回収する凝縮器とを備え、 上記蒸留タンクは、内部に供給された原液を加熱する加
    熱手段と、上記原液を撹拌する撹拌手段とを備えている
    ことを特徴とする木酢液の精製装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 加熱手段は、蒸留タンクの底部から上部に至る内周面の
    略全面範囲に配設されていることを特徴とする木酢液の
    精製装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、 撹拌手段は、蒸留タンクの内部空間にその上下方向略全
    域にわたり上下方向に延びる撹拌羽根を備えていること
    を特徴とする木酢液の精製装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 蒸留タンクには、少なくとも下端部が上記蒸留タンクの
    最下部と連通され上端部が上記蒸留タンク内の原液の液
    面より上方位置まで延ばされかつ内部が目視可能に構成
    された液面計が付設されていることを特徴とする木酢液
    の精製装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 凝縮器から留出した精製木酢液を収容する容器を備えて
    おり、 上記容器内には木炭がその容器内の精製木酢液に浸漬さ
    れるように配設されていることを特徴とする木酢液の精
    製装置。
  9. 【請求項9】 請求項4において、 原液供給管の上流端は原液生成用凝縮器と接続され、こ
    の凝縮器は炭材を炭化処理する炭化装置からその炭化処
    理に伴い発生する排煙が導入されるよう排煙導出管を介
    して上記炭化装置と接続され、 加熱手段は蒸留タンク内の原液の液面下に配設された加
    熱用配管により構成される一方、上記排煙導出管には熱
    交換器が介装されており、この熱交換器は上記加熱用配
    管との間で熱媒体を循環させる循環配管を介して上記加
    熱用配管と接続され、上記循環配管は、上記炭化装置か
    ら導出された排煙との熱交換により高温に昇温した熱媒
    体を上記加熱用配管に送り、かつ、この加熱用配管内で
    蒸留タンク内の原液との熱交換により低温に降温した熱
    媒体を上記熱交換器に戻すよう構成されていることを特
    徴とする木酢液の精製装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 加熱用配管は、蒸留タンクの底部から上部に至る内周面
    の略全範囲に配設された螺旋管により構成されているこ
    とを特徴とする木酢液の精製装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 熱交換器は、加熱用配管よりも低位に位置付けられてい
    ることを特徴とする木酢液の精製装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、 熱交換器と加熱用配管との間に循環される熱媒体は、水
    であることを特徴とする木酢液の精製装置。
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