JPH09121554A - Npcインバータ装置 - Google Patents

Npcインバータ装置

Info

Publication number
JPH09121554A
JPH09121554A JP7273952A JP27395295A JPH09121554A JP H09121554 A JPH09121554 A JP H09121554A JP 7273952 A JP7273952 A JP 7273952A JP 27395295 A JP27395295 A JP 27395295A JP H09121554 A JPH09121554 A JP H09121554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
pulse width
input
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7273952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3258874B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Usui
井 康 弘 臼
Masafumi Tomita
田 雅 史 冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP27395295A priority Critical patent/JP3258874B2/ja
Publication of JPH09121554A publication Critical patent/JPH09121554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258874B2 publication Critical patent/JP3258874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部のスイッチング素子に電圧が集中するの
を防止し、小型で安価なNPCインバータ装置を提供す
る。 【解決手段】 停止指令が出されると、制御信号出力回
路17からの信号は全てオフとなる。このとき、スイッ
チング素子3のみが最小オン期間中であったとすると、
インターロック回路14の出力はオフとなるが、インタ
ーロック回路13は最小オン時間に達するまではオンパ
ルス信号を出力する。このオンパルス信号は、スイッチ
ング素子3のゲートに出力されるが、さらに、オア回路
18を介してスイッチング素子4のゲートにも出力され
る。したがって、スイッチング素子3がオンであるとき
には、必ずスイッチング素子4もオンとなる。すなわ
ち、停止指令が出力された場合、最小オン時間が設定さ
れているために、スイッチング素子4がオフのときにス
イッチンク素子3がオンとなり、スイッチング素子4に
過電圧が印加されるという事態を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力から交流
電力を得るための3値レベルインバータを有するNPC
(中性点クランプ)インバータ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のNPCインバータ装置の
構成図である。この図において、1及び2は直流電圧源
となる第1及び第2のコンデンサ、3〜6はスイッチン
グ素子である。そして、3は直流高圧側でコンデンサ1
に接続される第1のスイッチング素子、4は直流高圧側
で交流出力側に接続される第2のスイッチング素子、5
は直流低圧側で交流出力側に接続される第3のスイッチ
ング素子、6は直流低圧側でコンデンサ2に接続される
第4のスイッチング素子である。7〜10は、スイッチ
ング素子3〜6に逆並列に接続された第1乃至第4の逆
並列接続ダイオードである。11は、スイッチング素子
3及びスイッチング素子4の共通接続点とコンデンサ1
及びコンデンサ2の共通接続点すなわち中性点Oとの間
に接続され、中性点側を陽極とした第1の中性点クラン
プダイオードである。12は、スイッチング素子5及び
スイッチング素子6の共通接続点と上記中性点Oとの間
に接続され、中性点側を陰極とした第2の中性点クラン
プダイオードである。
【0003】13〜16は、第1乃至第4のインターロ
ック回路であり、スイッチング素子3と5との間、及び
スイッチング素子4と6との間のオンオフ動作が逆にな
るようにインターロックするものである。これらインタ
ーロック回路13〜16はスイッチング素子3〜6に与
えられるオンパルスがスイッチング素子の最小オン時間
以上となるようにするものであり、パルス幅延長回路と
しての機能も有している。図8は、インターロック回路
13を代表例として図示したものであり、ワンショット
マルチバイブレータ等のパルス発生器13a、オア回路
13bとから構成されている。
【0004】17はスイッチング素子3〜6のオンオフ
パルスを生成して出力する制御信号出力回路である。制
御信号出力回路17では、例えば、三角波と出力すべき
交流波形とが比較され、PWM変調された各スイッチン
グ素子3〜6のオンパルスが生成される。このオンパル
スがインターロック回路13〜16に与えられるが、最
小オン時間を下回っている場合は、最小オン時間以上に
パルスの幅が長くされ、各スイッチング素子3〜6に与
えられる。
【0005】図9は、スイッチング素子3〜6のオン、
オフ状態を示したもので、スイッチング素子3及びスイ
ッチング素子4をオンにすると出力電圧は+Edとな
り、スイッチング素子4及びスイッチング素子5をオン
にすると出力電圧は0となり、スイッチング素子5及び
スイッチング素子6をオンにすると出力電圧は−Edと
なり、3値の出力が得られる。そして、正の半波の出力
の時はスイッチング素子4をオンにし、スイッチング素
子3とスイッチング素子5とを交互にオンさせる。ま
た、負の半波の出力の時はスイッチング素子5をオンに
し、スイッチング素子4とスイッチング素子6とを交互
にオンさせる。この時、スイッチング素子3〜6の内2
つは必らずオフ状態であり、スイッチング素子3〜6に
加えられる直流電圧はEdとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7において、いま、
スイッチング素子3及びスイッチング素子がオンとなっ
て+Edを出力し、電流がコンデンサ1からスイッチン
グ素子3及びスイッチング素子4を通って出力され、し
かもスイッチング素子3が最小オン時間内である時に停
止信号が発生したものとする。この時、各スイッチング
素子3〜6に与えられるパルスに着目すると、図9の時
刻tの位置で示されるように、スイッチング素子4は
最小オン時間の範囲外であるために直ちにtの時点で
オフとなるが、スイッチング素子3は最小オン時間内で
あるためオフが遅れ、tの時点でオフとなる。スイッ
チング素子4がオフとなると、コンデンサ1から流れて
いた電流は遮断される。すると、電流はコンデンサ2側
からダイオード10及び9を通して流れることになる。
この状態ではダイオード10及び9に電流が流れている
ことから、スイッチング素子5及び6の両端の電圧はゼ
ロとなる。一方、スイッチング素子3は、最小オン時間
内であるためにオンパルスが与え続けられ、オン状態に
ある。
【0007】このため、オフしたスイッチング素子4に
は2Edの電圧が印加されてしまうことになる。さら
に、何らかの理由で制御信号出力回路17からスイッチ
ング素子4のオン信号が出力されずに、スイッチング素
子3のみにオン信号が与えられた場合にも、上記と同様
に、スイッチング素子4に電圧が集中し、2Edの電圧
が印加されてしまうことになる。したがって、通常時の
電圧Edを基準としてスイッチング素子の電圧定格を選
定すると、スイッチング素子の破損を招くことになる。
これを防止するにはスイッチング素子の電圧定格を、大
きなものにすればよいが、それでは装置が大型化し高価
なものとなってしまう。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、一部のスイッチング素子に電圧が集中するのを防
止し、小型で安価なNPCインバータ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として請求項1記載の発明は、制御信号の入力に
基いてオンオフ動作する、互に直列接続された第1乃至
第4のスイッチング素子と、一方の正側端子が前記第1
のスイッチング素子に接続されると共に、他方の負側端
子が前記第4のスイッチング素子に接続された、互に直
列接続された第1及び第2のコンデンサと、前記第1乃
至第4のスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続された
第1乃至第4の逆並列接続ダイオードと、前記第1及び
第2のスイッチング素子の共通接続点側に陰極が接続さ
れ、前記第1及び第2のコンデンサの共通接続点側に陽
極が接続された第1の中性点クランプダイオードと、前
記第3及び第4のスイッチング素子の共通接続点側に陽
極が接続され、前記第1及び第2のコンデンサの共通接
続点側に陰極が接続された第2の中性点クランプダイオ
ードと、前記第1乃至第4のスイッチング素子をオンオ
フ動作させるための各制御信号を出力する制御信号出力
回路と、前記制御信号出力回路からの各制御信号を入力
し、これをそれぞれ前記第1乃至第4のスイッチング素
子に出力し、しかも、この入力した制御信号のオン期間
が、スイッチング素子の最小点弧時間を下回っている場
合は、これを最小点弧時間以上に延長する第1乃至第4
のパルス幅延長回路と、を備え、前記第1及び第2コン
デンサの共通接続点を中性点とすると共に、前記第2及
び第3のスイッチング素子の共通接続点を交流出力端子
として交流電力を出力するNPCインバータ装置におい
て、少くとも前記第1のスイッチング素子がオン状態に
ある場合は、前記第2のスイッチング素子をオン状態に
拘束する第1のオン状態拘束回路と、少くとも前記第4
のスイッチング素子がオン状態にある場合は、前記第3
のスイッチング素子をオン状態に拘束する第2のオン状
態拘束回路と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1
及び第2のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続
され、前記第2のスイッチング素子の制御信号入力側に
出力端子が接続された第1のオア回路により形成された
ものであり、前記第2のオン状態拘束回路は、前記第3
及び第4のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続
され、前記第3のスイッチング素子の制御信号入力側に
出力端子が接続された第2のオア回路により形成された
ものである、ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1
のパルス幅延長回路及び前記制御信号出力回路の出力側
に入力端子が接続され、前記第2のパルス幅延長回路の
入力側に出力端子が接続された第1のオア回路により形
成されたものであり、前記第2のオン状態拘束回路は、
前記第4のパルス幅延長回路及び前記制御信号出力回路
の出力側に入力端子が接続され、前記第3のパルス幅延
長回路の入力側に出力端子が接続された第2のオア回路
により形成されたものである、ことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御
信号出力回路の出力側に入力端子が接続され、前記第1
のパルス幅延長回路の入力側に出力端子が接続された第
1のアンド回路により形成されたものであり、前記第2
のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路の出力側
に入力端子が接続され、前記第4のパルス幅延長回路の
入力側に出力端子が接続された第2のアンド回路により
形成されたものである、ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御
信号出力回路及び前記第2のパルス幅延長回路の出力側
に入力端子が接続され、前記第1のパルス幅延長回路の
入力側に出力端子が接続された第1のアンド回路により
形成されたものであり、前記第2のオン状態拘束回路
は、前記制御信号出力回路及び前記第3のパルス幅延長
回路の出力側に入力端子が接続され、前記第4のパルス
幅延長回路の入力側に出力端子が接続された第2のアン
ド回路により形成されたものである、ことを特徴とす
る。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御
信号出力回路の出力側に入力端子が接続され、前記第1
のパルス幅延長回路の入力側に出力端子が接続された第
1のアンド回路と、前記第1及び第2のパルス幅延長回
路の出力側に入力端子が接続され、前記第2のスイッチ
ング素子の制御信号入力側に出力端子が接続された第1
のオア回路と、から形成されるものであり、前記第2の
オン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路の出力側に
入力端子が接続され、前記第4のパルス幅延長回路の入
力側に出力端子が接続された第2のアンド回路と、前記
第3及び第4のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が
接続され、前記第3のスイッチング素子の制御信号入力
側に出力端子が接続された第2のオア回路と、から形成
されるものである、ことを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1
のパルス幅延長回路及び停止指令出力回路の出力側に入
力端子が接続された第1のアンド回路と、前記第1のア
ンド回路の出力端子からの信号入力に基いて前記最小点
弧時間以上のパルス幅を有する信号を発生させる第1の
パルス発生回路と、前記第1のパルス発生回路及び前記
第2のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続さ
れ、前記第2のスイッチング素子の制御信号入力側に出
力端子が接続された第1のオア回路と、から形成される
ものであり、前記第2のオン状態拘束回路は、前記第4
のパルス幅延長回路及び停止指令出力回路の出力側に入
力端子が接続された第2のアンド回路と、前記第2のア
ンド回路の出力端子からの信号入力に基いて前記最小点
弧時間以上のパルス幅を有する信号を発生させる第2の
パルス発生回路と、前記第2のパルス発生回路及び前記
第3のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続さ
れ、前記第3のスイッチング素子の制御信号入力側に出
力端子が接続された第2のオア回路と、から形成される
ものである、ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。ただし、図7と同一部分には同一符
号を付して重複した説明を省略する。図1は本発明によ
るNPCインバータ装置の第一の実施形態の構成図であ
る。18,19は第1及び第2のオア回路であり、オア
回路18はインターロック回路13とインターロック回
路14の出力の論理和をスイッチング素子4に与え、オ
ア回路19はインターロック回路15とインターロック
回路16の出力の論理和をスイッチング素子5に与え
る。図1において、通常運転中は、スイッチング素子3
がオンの時は必ずスイッチング素子4はオンであるの
で、オア回路18が影響することはなく、図9と同じパ
ルスが出力される。オア回路19側も同様である。
【0017】スイッチング素子3が最小オン期間中に停
止指令信号が発生した時には制御信号出力回路17から
の信号はすべてオフ状態となるが、スイッチング素子3
のインターロック回路13は最小オン時間まではオンパ
ルスを発生し、スイッチング素子3はオン状態を維持す
る。そして、インターロック回路14の出力はオフとな
るが、インターロック回路13の出力がオア回路18を
通してスイッチング素子4に与えられるので、スイッチ
ンク素子4もオン状態が維持される。スイッチング素子
3の最小オン時間が経過すると、インターロック回路1
3の出力及びオア回路18の出力はオフとなる。これに
よりスイッチング素子3及び4はオフとなる。
【0018】この実施形態によれば、スイッチング素子
3及び4が共にオフとなるため、一部の素子に電圧が集
中することはなくいずれの素子も電圧はEdとなる。さ
らに、本実施形態では制御信号出力回路17が何らかの
故障でスイッチング素子4のオン信号を発生しない場合
でも、スイッチング素子3がオンになる時はスイッチン
グ素子4も同時にオンとなり、スイッチンク素子4に電
圧が集中することはない。従って、スイッチング素子の
定格電圧を必要以上に高める必要がなく安価でコンパク
トなNPCインバータ装置を実現することができる。
【0019】図2は本発明の第2の実施形態の構成図で
ある。20,21は第1及び第2のオア回路であり、オ
ア回路20はスイッチング素子3のインターロック回路
13の出力と、制御信号出力回路17からのスイッチン
グ素子4のゲート信号との論理和の信号をスイッチング
素子4のインターロック回路14に入力する。また、オ
ア回路21はスイッチング素子6のインターロック回路
16の出力と、制御信号出力回路17からのスイッチン
グ素子5のゲート信号との論理和の信号をスイッチング
素子5のインターロック回路15に入力する。
【0020】図2の実施形態によれば、スイッチング素
子3が最小オン時間中に停止となった場合に、制御信号
出力回路17からのスイッチング素子3〜6のゲート信
号はオフとなるが、スイッチング素子3は最小オン時間
中であるため、インターロック回路13からスイッチン
グ素子3にオン信号が与え続けられ、スイッチング素子
3はオン状態のままとなる。そして、インターロック回
路13の出力はオア回路20を介してインターロック回
路14にも入力される。これにより、インターロック回
路14の出力もオンとなり、スイッチング素子4もオン
状態を続けることになる。スイッチング素子3の最小オ
ン時間が経過し、インターロック回路13の出力がオフ
となると、インターロック回路14の出力もオフとな
り、スイッチンク素子3とスイッチンク素子4は共にオ
フとなる。したがって、一部の素子に電圧が集中するこ
とはなく、いずれの素子の電圧もEdとなる。また、制
御信号出力回路17が故障した場合でも、第一の実施形
態と同様の効果が得られる。
【0021】図3は本発明の第3の実施形態の構成図で
ある。22,23は第1及び第2のアンド回路であり、
アンド回路22はスイッチング素子3の制御信号出力回
路17からのゲート信号と、スイッチング素子4の制御
信号出力回路17からのゲート信号との論理積信号を、
スイッチング素子3のインターロック回路13に与え
る。また、アンド回路23は、スイッチング素子5の制
御信号出力回路17からのゲート信号と、スイッチング
素子6の制御信号出力回路17からのゲート信号との論
理積信号をインターロック回路16に与える。
【0022】制御信号出力回路17が何らかの故障でス
イッチング素子4又はスイッチング素子5のゲート信号
を発生しない時、アンド回路21,22の論理積は成立
せず、制御信号出力回路17からスイッチンク素子3又
は6のゲート信号が与えられても、スイッチング素子3
又は6にオン信号が与えられることはない。すなわち、
スイッチンク素子3又は6のみがオンすることはなく、
スイッチング素子4又は5に2Edの電圧が加わり、一
部の素子に電圧が集中することはない。従って、スイッ
チング素子の定格電圧を必要以上に高める必要はなく、
安価でコンパクトなNPCインバータ装置を実現するこ
とができる。
【0023】図4は本発明の第4の実施形態の構成図で
ある。24,25は第1及び第2のアンド回路であり、
アンド回路24はスイッチング素子3の制御信号出力回
路17からのゲート信号と、スイッチンク素子4のイン
ターロック回路14の出力との論理積信号をインターロ
ック回路13に与える。また、アンド回路25はスイッ
チング素子6の制御信号出力回路17からのゲート信号
と、インターロック回路15の出力との論理積信号をイ
ンターロック回路16に与える。本実施形態によって
も、図3の実施形態と同様の効果が得られる。
【0024】図5は本発明の第5の実施形態の構成図で
ある。18,19は第1及び第2のオア回路であって、
図1の実施形態と同じ構成を具備しており、22,23
は第1及び第2のアンド回路であって、図3の実施形態
と同じ構成を具備している。本実施形態によっても、第
一の実施形態及び第3の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0025】図6は本発明の第6の実施形態の構成図で
ある。26,27は第1及び第2のアンド回路であり、
アンド回路26はインターロック回路13の出力と、停
止指令回路(図示せず)からの停止指令信号との論理積
の信号を出力する。アンド回路27はインターロック回
路16の出力と、停止指令出力回路からの停止指令信号
との論理積の信号を出力する。28,29は第1及び第
2のパルス発生回路であり、パルス発生回路28はアン
ド回路26の出力によりパルスを発生し、パルス発生回
路29はアンド回路27の出力によりパルスを発生す
る。それぞれのパルスの時間はスイッチング素子の最小
オン時間以上に設定される。30,31は第1及び第2
のオア回路であり、オア回路30はパルス発生回路28
の出力とインターロック回路14との論理和の信号をス
イッチンク素子4に与える。オア回路31はパルス発生
回路29の出力とインターロック回路15の出力との論
理和の信号をスイッチング素子5に与える。
【0026】インターロック回路13から最小オン時間
内のオン信号を発生している時に停止指令信号が入力さ
れた場合、アンド回路26の条件が成立するために、ア
ンド回路26の出力がパルス発生回路28に与えられ、
パルスが出力される。停止指令信号とともにインターロ
ック回路14の出力はオフとなるが、パルス発生回路2
8の出力のパルスがオア回路30を通ってスイッチング
素子4に与えられ、スイッチング素子4はオンに維持さ
れる。スイッチング素子3の最小オン時間を経過する
と、インターロック回路13の出力はオフとなり、スイ
ッチンク素子3はオフする。この時、パルス発生回路2
8のパルスは最小オン時間以上であるため、スイッチン
グ素子4はオンのままである。この状態では、スイッチ
ング素子3により遮断された電流はダイオード11から
スイッチング素子4を通して流れるため、スイッチング
素子3に印加される電圧はコンデンサ1のEdのみとな
る。さらに、パルス発生回路28のパルスが終了しスイ
ッチング素子4がオフした時点でも、すでにスイッチン
グ素子3はオフ状態にあるため、スイッチング素子4に
電圧が集中することはない。従って、スイッチング素子
の定格電圧を必要以上に高める必要はなく、安価でコン
パクトなNPCインバータ装置を実現することができ
る。
【0027】なお、上記各実施形態では、スイッチング
素子がサイリスタの場合につき説明したが、もちろん、
これに限定されるわけではなく、トランジスタ等の他の
スイッチング素子であってもよい。また、第1のスイッ
チング素子(第2〜第4のスイッチング素子についても
同様)が1個の場合につき説明したが、これは2個以上
の場合であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一部の
素子に集中して直流電源電圧が印加されるのを防止し、
より安全にスイッチング動作のできる信頼性の高い安価
で小型のインバータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概略構成図。
【図2】本発明の第2実施形態の概略構成図。
【図3】本発明の第3実施形態の概略構成図。
【図4】本発明の第4実施形態の概略構成図。
【図5】本発明の第5実施形態の概略構成図。
【図6】本発明の第6実施形態の概略構成図。
【図7】従来例の概略構成図。
【図8】図7におけるインターロック回路の構成図。
【図9】図7の装置のスイッチング状態を説明するため
の波形図。
【符号の説明】
1,2 第1及び第2のコンデンサ 3,4,5,6 第1乃至第4のスイッチング素子 7,8,9,10 第1乃至第4の逆並列接続ダイオー
ド 11,12 第1及び第2の中性点クランプダイオード 13,14,15,16 第1乃至第4のインターロッ
ク回路(パルス幅延長回路) 17 制御信号出力回路 18,20,30 第1のオア回路 19,21,31 第2のオア回路 22,24,26 第1のアンド回路 23,25,27 第2のアンド回路 28,29 第1及び第2のパルス発生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御信号の入力に基いてオンオフ動作す
    る、互に直列接続された第1乃至第4のスイッチング素
    子と、 一方の正側端子が前記第1のスイッチング素子に接続さ
    れると共に、他方の負側端子が前記第4のスイッチング
    素子に接続された、互に直列接続された第1及び第2の
    コンデンサと、 前記第1乃至第4のスイッチング素子にそれぞれ逆並列
    接続された第1乃至第4の逆並列接続ダイオードと、 前記第1及び第2のスイッチング素子の共通接続点側に
    陰極が接続され、前記第1及び第2のコンデンサの共通
    接続点側に陽極が接続された第1の中性点クランプダイ
    オードと、 前記第3及び第4のスイッチング素子の共通接続点側に
    陽極が接続され、前記第1及び第2のコンデンサの共通
    接続点側に陰極が接続された第2の中性点クランプダイ
    オードと、 前記第1乃至第4のスイッチング素子をオンオフ動作さ
    せるための各制御信号を出力する制御信号出力回路と、 前記制御信号出力回路からの各制御信号を入力し、これ
    をそれぞれ前記第1乃至第4のスイッチング素子に出力
    し、しかも、この入力した制御信号のオン期間が、スイ
    ッチング素子の最小点弧時間を下回っている場合は、こ
    れを最小点弧時間以上に延長する第1乃至第4のパルス
    幅延長回路と、 を備え、前記第1及び第2コンデンサの共通接続点を中
    性点とすると共に、前記第2及び第3のスイッチング素
    子の共通接続点を交流出力端子として交流電力を出力す
    るNPCインバータ装置において、 少くとも前記第1のスイッチング素子がオン状態にある
    場合は、前記第2のスイッチング素子をオン状態に拘束
    する第1のオン状態拘束回路と、 少くとも前記第4のスイッチング素子がオン状態にある
    場合は、前記第3のスイッチング素子をオン状態に拘束
    する第2のオン状態拘束回路と、 を備えたことを特徴とするNPCインバータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1及び第2のパ
    ルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続され、前記第
    2のスイッチング素子の制御信号入力側に出力端子が接
    続された第1のオア回路により形成されたものであり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記第3及び第4のパ
    ルス幅延長回路の出力側に入力端子が接続され、前記第
    3のスイッチング素子の制御信号入力側に出力端子が接
    続された第2のオア回路により形成されたものである、 ことを特徴とするNPCインバータ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1のパルス幅延
    長回路及び前記制御信号出力回路の出力側に入力端子が
    接続され、前記第2のパルス幅延長回路の入力側に出力
    端子が接続された第1のオア回路により形成されたもの
    であり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記第4のパルス幅延
    長回路及び前記制御信号出力回路の出力側に入力端子が
    接続され、前記第3のパルス幅延長回路の入力側に出力
    端子が接続された第2のオア回路により形成されたもの
    である、 ことを特徴とするNPCインバータ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    の出力側に入力端子が接続され、前記第1のパルス幅延
    長回路の入力側に出力端子が接続された第1のアンド回
    路により形成されたものであり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    の出力側に入力端子が接続され、前記第4のパルス幅延
    長回路の入力側に出力端子が接続された第2のアンド回
    路により形成されたものである、 ことを特徴とするNPCインバータ装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    及び前記第2のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が
    接続され、前記第1のパルス幅延長回路の入力側に出力
    端子が接続された第1のアンド回路により形成されたも
    のであり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    及び前記第3のパルス幅延長回路の出力側に入力端子が
    接続され、前記第4のパルス幅延長回路の入力側に出力
    端子が接続された第2のアンド回路により形成されたも
    のである、 ことを特徴とするNPCインバータ装置
  6. 【請求項6】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    の出力側に入力端子が接続され、前記第1のパルス幅延
    長回路の入力側に出力端子が接続された第1のアンド回
    路と、前記第1及び第2のパルス幅延長回路の出力側に
    入力端子が接続され、前記第2のスイッチング素子の制
    御信号入力側に出力端子が接続された第1のオア回路
    と、から形成されるものであり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記制御信号出力回路
    の出力側に入力端子が接続され、前記第4のパルス幅延
    長回路の入力側に出力端子が接続された第2のアンド回
    路と、前記第3及び第4のパルス幅延長回路の出力側に
    入力端子が接続され、前記第3のスイッチング素子の制
    御信号入力側に出力端子が接続された第2のオア回路
    と、から形成されるものである、 ことを特徴とするNPCインバータ装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のNPCインバータ装置にお
    いて、 前記第1のオン状態拘束回路は、前記第1のパルス幅延
    長回路及び停止指令出力回路の出力側に入力端子が接続
    された第1のアンド回路と、前記第1のアンド回路の出
    力端子からの信号入力に基いて前記最小点弧時間以上の
    パルス幅を有する信号を発生させる第1のパルス発生回
    路と、前記第1のパルス発生回路及び前記第2のパルス
    幅延長回路の出力側に入力端子が接続され、前記第2の
    スイッチング素子の制御信号入力側に出力端子が接続さ
    れた第1のオア回路と、から形成されるものであり、 前記第2のオン状態拘束回路は、前記第4のパルス幅延
    長回路及び停止指令出力回路の出力側に入力端子が接続
    された第2のアンド回路と、前記第2のアンド回路の出
    力端子からの信号入力に基いて前記最小点弧時間以上の
    パルス幅を有する信号を発生させる第2のパルス発生回
    路と、前記第2のパルス発生回路及び前記第3のパルス
    幅延長回路の出力側に入力端子が接続され、前記第3の
    スイッチング素子の制御信号入力側に出力端子が接続さ
    れた第2のオア回路と、から形成されるものである、 ことを特徴とするNPCインバータ装置。
JP27395295A 1995-10-23 1995-10-23 Npcインバータ装置 Expired - Lifetime JP3258874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27395295A JP3258874B2 (ja) 1995-10-23 1995-10-23 Npcインバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27395295A JP3258874B2 (ja) 1995-10-23 1995-10-23 Npcインバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09121554A true JPH09121554A (ja) 1997-05-06
JP3258874B2 JP3258874B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=17534864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27395295A Expired - Lifetime JP3258874B2 (ja) 1995-10-23 1995-10-23 Npcインバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258874B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076475A1 (en) * 2004-01-28 2005-08-18 Bombardier Transportation Gmbh Operating an electronic valve
JP2020120446A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 株式会社ダイヘン 駆動装置及びインバータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076475A1 (en) * 2004-01-28 2005-08-18 Bombardier Transportation Gmbh Operating an electronic valve
JP2020120446A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 株式会社ダイヘン 駆動装置及びインバータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3258874B2 (ja) 2002-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603647B2 (en) Method for controlling freewheeling paths in a matrix converter
US6392907B1 (en) NPC inverter control system
KR100417837B1 (ko) 단락및과전류장애로부터전력회로를보호하는방법및회로
US5155675A (en) Method of controlling an inverter
US20180159519A1 (en) Pwm control method for five-level inverting circuit, control circuit and inverter
US11139733B2 (en) Modular multilevel converter sub-module having DC fault current blocking function and method of controlling the same
US9531298B2 (en) Inverter device
JP3844050B2 (ja) 電力変換装置
JP2005137045A (ja) 多レベル出力電力変換装置
JP5944067B1 (ja) 電力変換装置
JP2001061276A (ja) Pwmサイクロコンバータおよびその遮断回路と遮断方法
JPS62181679A (ja) 電流型コンバ−タの保護装置
JP2002165462A (ja) 半導体電力変換装置
JPH09121554A (ja) Npcインバータ装置
US6903911B2 (en) Protective circuit for a network-controlled thyristor bridge
JPH07213062A (ja) Pwmサイクロコンバータのゲート信号生成方法
JP3108444B2 (ja) Gtoインバータ装置
JPH07194137A (ja) 電力変換装置
JPH06133534A (ja) 半導体交流スイッチ
JPS5914367A (ja) インバ−タの並列装置
JP2520305B2 (ja) 電力変換装置
SU1200406A1 (ru) Устройство дл коммутации конденсатора
SU1485281A1 (ru) Модель обмотки возбуждения синхронного генератора
JPH03235671A (ja) 並列多重インバータの循環電流抑制方法および並列多重インバータ
JPH04255497A (ja) 電圧形インバータ

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term