JPH09120409A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH09120409A
JPH09120409A JP7278796A JP27879695A JPH09120409A JP H09120409 A JPH09120409 A JP H09120409A JP 7278796 A JP7278796 A JP 7278796A JP 27879695 A JP27879695 A JP 27879695A JP H09120409 A JPH09120409 A JP H09120409A
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照夫 山本
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孝子 白石
Kazuhiro Kayashima
一弘 萱嶋
Koji Yamamoto
浩司 山本
Yoshihiro Kojima
良宏 小島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置に関するもので、画像入力にお
いて直観的に操作できる良好なユーザインタフェースを
提供することを目的とする。 【解決手段】 画像表示手段5と、画像入力手段3と、
表示面と入力面を視覚的に一致させるための視覚一致構
造11と、画像情報の入力時に画像入力手段3の入力面
への接触状態を検知する接触状態検知手段10と、画像
情報に付与する属性が記憶された属性記憶手段12と、
それらに対応した特定領域を表示する特定領域表示手段
14と、接触状態検知手段10の出力と表示した特定領
域の位置とに基づいて一個の特定領域に対応する属性を
選択する属性選択手段15と、選択された属性と入力さ
れた画像情報とを関連づけて記憶する画像情報記憶手段
2とを設けた構成としているので、画像情報入力時に、
その入力とそれに属性を付与する2つの操作を、1回の
手順により実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像情報を扱う情報
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報処理装置は、第1の
例として、図12に示すように複数のアプリケーション
プログラム1a、1b、1cと、画像情報記憶手段2
と、画像入力手段3とから構成される。この構成におい
て、使用者が画像情報を入力しようとするときには、そ
の画像情報が使われるたとえばアプリケーションプログ
ラム1aを選択して、まず起動させるという操作をおこ
なう。その後、入力処理を選択し、画像入力手段3によ
り画像情報を入力する。この操作により、入力された画
像情報は、アプリケーションプログラム1aの入力処理
により読み込まれたという情報が入力した画像情報とと
もに画像情報記憶手段2に記憶されることにより、アプ
リケーションプログラム1aに関連づけられる。
【0003】また、第2の従来例としては、図13に示
すように、画像入力手段3と、属性を付与するためのキ
ーボード4と、画像表示手段5と、画像情報記憶手段2
とから構成されている。これによれば、使用者はまず画
像入力手段3を用いて画像情報を入力する。その後、画
像表示手段5に表示されたこの画像情報を見ながら、キ
ーボード4から所望の属性を入力するというものである
(たとえば特開昭63−148374号公報)。
【0004】さらに、第3の従来例として、図14に示
すように、データの一部にあらかじめ属性情報が記入さ
れた画像情報を読み取る画像入力手段3として画像情報
読み取り部6と属性情報読み取り部7と、画像情報記憶
手段2とから構成されている。この構成によれば、使用
者は入力したい画像情報にまず属性情報を所定の書式で
記入する。すなわち、紙に書かれた文書であれば、その
中の特定の欄が属性情報に割り当てられているというも
のである。そして、これが画像入力手段3で読み取られ
るときに属性情報にあたる部分は属性情報読み取り部7
で、本来のデータ部分は画像情報読み取り部6で読み取
られることにより、それらが関連づけられて画像情報記
憶手段2に記憶されるというものである(たとえば特開
昭62−217388号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1および第2の従来の構成では、上述したように画像情
報の入力作業において2回以上の手順を要することか
ら、操作方法がわかりにくく、かつ煩わしいという課題
があった。また、第3の構成では、入力作業そのものは
1回の手順で完了しているが、そのためにこれから入力
しようとする画像情報に対して決められた書式を使用し
なければならなかったり、使用者があらかじめ入力する
画像情報の一部にマークをつけるなどの準備をしておく
必要があり、同様に煩わしいという課題を有していた。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するもので、
第1の目的は、画像情報を入力することとその画像情報
の処理に関する属性を付与する2つの操作を事前に準備
することなく、かつ1回の手順によって実現するととも
に、使用者にとってその操作が直観的にできる情報処理
装置を提供することにある。
【0007】第2の目的は、入力する画像情報に対し
て、それを使用するアプリケーションプログラムを簡単
な操作で関連づけることである。
【0008】第3の目的は、入力する画像情報を、あら
かじめ設定された分類にしたがってそのうちのひとつに
簡単な操作で振り分けることである。
【0009】第4の目的は、入力する画像情報を、それ
を使用する人毎に簡単な操作で割り当てることである。
【0010】第5の目的は、入力する画像情報を、簡単
な操作で通信回線を通じて外部に送信することである。
【0011】第6の目的は、入力する画像情報を、所望
の年月日に簡単に操作で割り当て、スケジュール管理等
を容易にすることである。
【0012】第7の目的は、入力する画像情報に、簡単
な操作でキーワードを付与することである。
【0013】第8の目的は、入力する画像情報に、簡単
な操作で2種類以上の属性を付与することである。
【0014】第9の目的は、画像情報の入力に際して、
直観的に所望の属性を与えることのできる方法を提供す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、第1の構成として、文書、画像情報を表
示する画像表示手段と、使用者が提示する画像情報を入
力する画像入力手段と、前記画像表示手段の表示面と前
記画像入力手段の入力面が使用者から見て視覚的に一致
するように一体的に組み合わすための視覚一致構造と、
前記画像入力手段の入力面または前記画像表示手段の表
示面に対して使用者が提示する画像情報との接触状態を
検知する接触状態検知手段と、画像情報の処理に対応す
る複数の属性が記憶された属性記憶手段と、前記属性記
憶手段に記憶された複数の属性のうち2個以上の属性に
それぞれ対応して複数の特定領域を前記画像表示手段に
表示する特定領域表示手段と、前記接触状態検知手段の
出力に基づいて前記画像入力手段を起動させる画像入力
起動手段と、前記接触状態検知手段の出力と前記特定領
域表示手段により表示された複数の特定領域の位置とに
基づいて複数の特定領域のうちから一個の特定領域に対
応する属性を選択する属性選択手段と、前記属性選択手
段により選択された属性と入力された画像情報とを関連
づけて記憶する画像情報記憶手段とを設けている。
【0016】第2の構成として、第1の構成に加えて、
複数のアプリケーションプログラムと、入力された画像
情報をこれらのアプリケーションプログラムのうちの少
なくともひとつに対応づけるための属性が記憶された第
1の構成における属性記憶手段とを設けている。
【0017】第3の構成として、第1の構成中の属性記
憶手段は、入力された画像情報をあらかじめ設定された
複数の分類項目のうちの少なくともひとつに対応づける
ための属性が記憶された構成としている。
【0018】第4の構成として、第1の構成中の属性記
憶手段は、入力された画像情報に対して、これを入力ま
たは出力する複数の使用者のうちの少なくともひとりに
対応づけるための属性が記憶された構成としている。
【0019】第5の構成として、第4の構成に加えて、
属性記憶手段に記憶された複数の使用者の個人情報が記
憶された個人情報記憶手段と、属性選択手段の選択結果
と前記個人情報記憶手段の内容に基づき電話回線等の通
信回線を通じて前記複数の使用者のうち少なくともひと
りに画像情報を送出する画像情報送信手段とを設けた構
成としている。
【0020】第6の構成として、第1の構成中の属性記
憶手段は、入力された画像情報に所望の年月日および時
間を対応づけるための属性が記憶された構成としてい
る。
【0021】第7の構成として、第1の構成中の属性記
憶手段は、入力された画像情報に対してあらかじめ設定
された複数のキーワードのうちの少なくともひとつに対
応づけるための属性が記憶された構成としている。
【0022】第8の構成として、各々複数のアプリケー
ションプログラム、分類、使用者、年月日および時間、
キーワードのうち少なくとも2個以上の組合せを有する
特定領域を表示する特定領域表示手段と、それに応じた
属性が記憶された属性記憶手段とを設けた構成としてい
る。
【0023】第9の構成として、第1から第8の構成に
おける属性選択手段を、接触状態検知手段により最初に
接触が検知された特定領域に対応する属性を選択する構
成としている。
【0024】第10の構成として、第1から第8の構成
における属性選択手段を、接触状態検知手段により検知
される画像情報と特定領域との相互の位置関係を演算す
る位置関係演算手段の演算結果に基づいて属性を選択す
る構成としている。
【0025】第11の構成として、第10の構成におけ
る位置関係演算手段は、使用者が提示する画像情報の画
像入力手段の入力面における縦横の各座標値の最大値と
最小値の平均から求められるひとつの座標値と複数の属
性に対応する各特定領域の重心の座標値とを比較してそ
れらの間の距離を求める構成としている。
【0026】第12の構成として、第10の構成におけ
る位置関係演算手段は、使用者の提示する画像情報が画
像入力手段の入力面において複数の属性に対応する各特
定領域を覆う面積を求める構成としている。
【0027】第13の構成として、第10の構成におけ
る位置関係演算手段は、使用者が提示する画像情報の画
像入力手段の入力面における重心位置の座標値と複数の
属性に対応する各特定領域の重心の座標値とを比較して
それらの間の距離を求める構成としている。
【0028】第14の構成として、第1から第8の構成
における属性選択手段は、圧力を検知する感圧手段を有
する接触状態検知手段により最も接触圧力の大きい特定
領域に対応する属性を選択する構成としている。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明は、上記第1の構成によっ
て、画像情報の処理方法に応じてあらかじめ設定してあ
る複数の属性に対応した特定領域が画像表示手段にまず
表示される。使用者は、表示された複数の特定領域を見
て、入力したい画像情報に与える属性を判断し、それに
対応した特定領域に画像情報を接触させるという操作を
おこなう。接触状態検知手段はその接触のしかたに応じ
て、画像表示手段と視覚的に一致させられた画像入力手
段が画像情報を読み取るときに、属性選択手段が使用者
が意図した特定領域に対応した属性を画像情報に関連づ
けて画像情報記憶手段に記憶する。
【0030】第2の構成によれば、第1の構成における
複数の属性が、それぞれ画像情報を処理するアプリケー
ションプログラムに対応づけるものとしてある。使用者
は画像情報をどのアプリケーションプログラムで使用す
るかを、たとえばアプリケーションプログラム名が表示
された特定領域に接触させる操作をおこなう。これによ
り、画像情報記憶手段には入力された画像情報とアプリ
ケーションプログラムが対応づけられて記憶される。
【0031】第3の構成によれば、第1の構成における
複数の属性が、画像情報の分類としてあり、使用者は分
類名が表示された複数の特定領域のうち、最も適した分
類に対して入力したい画像情報を接触させることによっ
て、画像情報が所定の分類データとともに画像情報記憶
手段に記憶される。
【0032】第4の構成によれば、第1の構成における
複数の属性が、この装置を使用する複数の使用者として
あり、特定領域にはたとえば使用者の名前が表示されて
いる。画像情報を入力する使用者は、特定領域に表示さ
れた名前を見て、入力したい画像情報を関連づけたい使
用者の特定領域に接触させることにより、画像情報がそ
の使用者に関連づけられて画像記憶手段に記憶される。
【0033】第5の構成によれば、第4の構成により実
現される作用に加えて、特定領域に表示された名前の使
用者の個人情報から電話番号等を参照し、読み込まれた
画像情報を自動的に電話回線等の通信回線を通じて送出
する。
【0034】第6の構成によれば、第1の構成における
複数の属性が、年月日および時間に関するものであり、
特定領域としてたとえば一週間のカレンダーが表示され
ている。この一週間のカレンダーのうちの一日がそれぞ
れ独立した特定領域で、その年月日が画像情報に与える
属性である。使用者は、入力しようとする画像情報を所
望の年月日の特定領域に接触させる。その結果、画像情
報がその年月日の情報を伴って、画像情報記憶手段に記
憶される。
【0035】第7の構成によれば、第1の構成における
複数の属性が、画像情報に与えるキーワードであり、た
とえば特定領域にはそれぞれひとつまたは場合によって
は複数の単語が表示されている。使用者は、それらの単
語から入力する画像情報に適当なキーワードを判断し、
その単語が表示された特定領域に画像情報を接触させる
ことで、その画像情報が所望のキーワードを付与され
て、画像記憶手段に記憶される。
【0036】第8の構成によれば、複数個あるうちのひ
とつの特定領域それぞれにアプリケーションプログラ
ム、分類、使用者、年月日および時間、キーワードのう
ち少なくとも2種類以上の属性が表示されており、入力
する画像情報をひとつの特定領域に接触させることで、
その画像情報に種類の異なる2個以上の属性が付与され
て、画像記憶手段に記憶される。
【0037】第9の構成によれば、第1から第8の構成
において、使用者が画像情報を入力しようとしたとき
に、最初に接触した特定領域に対応する属性を画像情報
に与えるべきものとして選択する。
【0038】第10の構成によれば、第1から第8の構
成において、接触状態検知手段により検知された画像情
報と特定領域との位置関係を位置関係演算手段が演算す
る。そして、その結果から属性選択手段が、その画像情
報に関連づけるべき属性を選択する。
【0039】第11の構成によれば、第10の構成にお
いて、使用者が画像情報を入力面に接触させると、この
際の入力面における画像情報の縦横の座標の最大値と最
小値を接触状態検知手段が検知するとともに、それらの
平均値を求める。そして、この平均の座標値すなわち画
像情報の概略中心の位置と複数のそれぞれの特定領域と
の距離を演算する。
【0040】第12の構成によれば、第10の構成にお
いて、使用者が画像情報を入力面に接触させると、接触
状態検知手段がこの際の入力面における画像情報の位置
を検知する。そして、その入力面における画像情報の位
置が、各特定領域を覆っている面積を演算する。
【0041】第13の構成によれば、第10の構成にお
いて、使用者が画像情報を入力面に接触させると、接触
状態検知手段がこの際の入力面における画像情報の位置
を検知する。そして、この結果から入力面を覆っている
画像情報の重心を算出し、これとそれぞれの特定領域と
の距離を求める。
【0042】第14の構成によれば、第1から第8の構
成において、使用者が画像情報を入力する際に、入力面
に対して最も大きい圧力が作用した特定領域に対応する
属性を画像情報に与えるべきものとして選択する。
【0043】以下、本発明の第1の実施の形態につい
て、図1を用いて説明する。図1において、アプリケー
ションプログラム1a、1b、1cと、画像入力手段3
と、画像表示手段5と、タッチパネル8および接触状態
判断部9とからなる接触状態検知手段10と、画像入力
手段3と画像表示手段5およびタッチパネル8を視覚的
に一体化させる視覚一致構造11と、アプリケーション
プログラム1a、1b、1cをそれぞれ表わす属性が記
憶された属性記憶手段12と、これらの属性に対応して
画像表示手段5に特定領域13a、13b、13cを表
示する特定領域表示手段14と、特定領域13a、13
b、13cの位置と接触状態検知手段10の出力に基づ
き属性記憶手段12から所定の属性を選択する属性選択
手段15と、接触状態検知手段10の出力により画像入
力手段3を起動する画像入力起動手段16と、入力され
た画像情報と選択された属性を関連づけて記憶する画像
情報記憶手段2とから構成される。
【0044】画像入力手段3の入力面は、視覚一致構造
11によって画像表示手段5の表示面と向き、座標系が
一致するように配置される。この時、画像入力手段3
は、画像表示手段5の前面に位置してもよいし、背面に
位置してもよい。
【0045】属性選択手段15は、入力待ちの状態にお
いて接触状態検知手段10が最初の接触を検知した位置
と各特定領域の表示された位置との関係から、入力され
る画像情報に与える属性を選択するように構成されてい
る。
【0046】図2は、画像入力手段3の構成である。1
7は多数個のLED等からなる一次元アレイ光源であ
り、画像情報としての紙に描かれた絵18を照射するも
のである。19は多数個の光センサーからなる一次元ア
レイ光センサーであり、絵18から反射してきた一次元
の画像を読み取るものである。20はステッピングモー
タ20aやリニアガイド20b等からなるセンサー駆動
手段であり、一次元アレイ光源17と一次元アレイ光セ
ンサー19を一体的にアレイセンサー方向に対して垂直
に駆動するためのものである。21は画像読み取り回路
手段であり、一次元アレイ光源17と一次元アレイ光セ
ンサー19とセンサー駆動手段20とを制御するもので
ある。また、画像読み取り回路手段21において、22
は背景除去手段であり、一ラインの画像読み取り毎に、
一次元アレイ光源17の点灯時の一次元アレイ光センサ
ー19の出力23と非点灯時の一次元アレイ光センサー
の出力24との差25を導出するものである。26は読
み取り開始及び終了位置検出手段であり、絵18の読み
取り開始位置及び、読み取り終了位置を推定するもので
ある。
【0047】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に描かれた絵18を入力するときの操作を説明す
る。
【0048】画像表示手段5には、特定領域表示手段1
4により各アプリケーションプログラム1a、1b、1
cの名称が示された特定領域13a、13b、13cが
表示されて、入力待ちの状態になっている。使用者は、
これから入力しようとする絵18をどのプログラムで使
用するかを判断する。ここで使用者がアプリケーション
プログラム1aで使用すると判断したとすると、その名
称が表示されている特定領域13aに対して絵18が描
かれている側を画像入力手段3に向けて押し当てる。こ
のとき、絵18が画像入力手段3の前面にあるタッチパ
ネル8と接触状態判断部9とからなる接触状態検知手段
10により、最初に特定領域13aに対応する位置に接
触させられたことが検知されて、その特定領域13aに
対応するアプリケーションプログラム1aであることを
表わす属性が属性記憶手段12から属性選択手段15に
より選択される。また、この接触の検知結果は画像入力
起動手段16に伝達され、画像入力手段3を起動させて
絵18の読み取りを開始する。この読み取りが終了する
と、入力した画像情報としての絵18は、選択されたア
プリケーションプログラム1aに関連づけるための属性
とともに画像情報記憶手段2に記憶される。
【0049】この実施の形態によれば、使用者の入力操
作において、画像情報を入力することとその画像情報の
処理に関する属性を付与する2つの操作を、1回の手順
により実現できる。このとき、入力する画像情報を事前
に加工しておく必要もない。また、この操作は属性情報
が表示された表示面と視覚的に一致した入力面に対して
入力しようとする画像情報が最初に接触した部分に表示
されているプログラムの名称に対応づけるという直観的
に操作が可能なきわめて良好なユーザインタフェースで
あるとともに、データ入力だけをしたい場合などにいち
いち必要なアプリケーションプログラムを起動させる操
作も不要であるという効果がある。
【0050】なお、本実施の形態では、特定領域13
a、13b、13cにそれぞれひとつずつのアプリケー
ションプログラム1a、1b、1cを対応させたが、必
ずしもひとつである必要はなく、たとえば連動して機能
したり、似通った処理をおこなう複数のプログラムがあ
る場合にはひとつの特定領域に複数のアプリケーション
プログラムが割り当てられていてもかまわない。この場
合には、プログラムを起動させる操作をより削減するこ
とができるので、わずらわしさがさらに減るという効果
を有する。
【0051】次に第2の実施の形態について、図3を用
いて説明する。第1の実施の形態と異なる点は、属性記
憶手段12には複数のデータ分類属性が記憶されてお
り、加えて、入力される絵18の画像入力手段3の入力
面上における位置と特定領域13a、13b、13cと
の位置関係を演算する位置関係演算手段27を設けた構
成としている。
【0052】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に描かれた絵18を入力するときの操作を説明す
る。
【0053】画像表示手段5には、特定領域表示手段1
4によりデータの分類名が示された特定領域13a、1
3b、13cが表示されて、入力待ちの状態になってい
る。使用者は、これから入力しようとする絵18の分類
を判断する。ここで使用者が特定領域13aに示された
分類1に割り当てると判断したとすると、その名称が表
示されている特定領域13aの近くに絵18が描かれて
いる側を画像入力手段3に向けて押し当てる。このと
き、タッチパネル8への接触を接触状態判断部9が画像
入力の開始として判断し、画像入力起動手段16は画像
入力手段3を起動させ、絵18の読み取りを開始する。
絵18が画像入力手段3によって読み取られるときに、
背景除去手段22により絵18以外の部分を除去してい
くという操作がおこなわれることにより、読み取られた
絵18の画像情報は使用者によって押し当てられた入力
面上の位置の座標値も同時に検出される。位置関係演算
手段27は画像入力手段3から、この座標値を受け取
り、その縦方向、横方向それぞれの最大値と最小値との
平均値を求め、ひとつの座標値28を演算する。求めら
れた座標値は、絵18の入力面上における直感的な中心
位置にほぼ一致している。
【0054】属性選択手段15は求められた座標値と、
あらかじめわかっている特定領域13a、13b、13
cの重心の位置の座標値29a、29b、29cとを比
較する。図3では、最も近い位置の座標値29aを持つ
特定領域13aの分類1に関係づけられた属性を選択す
ることになる。
【0055】この実施の形態によれば、情報の管理にお
いて基本的な操作であるデータの分類がきわめて容易に
実現できる。また、属性の付与においては、入力する画
像と与えようとする分類名が表示された特定領域との距
離が互いに最も近いものを選択するために、通常の矩形
の文書の場合にはほぼ中心にあたる最大と最小の座標値
の平均を求めている。したがって、近い位置に入力した
い画像情報をもってくるという直観的に理解しやすい操
作で、目的を達成できる。
【0056】次に第3の実施の形態について、図4を用
いて説明する。この実施の形態は属性の付与において、
入力する絵18の中心位置を代表する座標値を求めるか
わりに、各特定領域13a、13b、13cとのオーバ
ーラップする面積を求めるものである。
【0057】図4において、入力面上の絵18の位置に
関する情報は、第2の実施の形態で説明したような方法
で、背景除去手段22の出力からその座標値が検出され
る。このとき、絵18が入力面上を覆う座標値と各特定
領域13a、13b、13cとの座標値とを比較するこ
とによって、絵18と各特定領域13a、13b、13
cとがオーバーラップしている部分の面積が求められ
る。ここでは、特定領域13aとがオーバーラップ部3
0a、特定領域13bとが同30bであり、特定領域1
3cとのオーバーラップはない。属性選択手段15は、
このうち最も大きい面積であるオーバーラップ部30a
を持つ特定領域13aの分類名に関係づけられている属
性を選択する。
【0058】本実施の形態によれば、絵18を特定領域
13aに対応づけたいときに、その領域にこれから入力
するものを重ねることは、自然な行為という特性を利用
しているので、第2の実施の形態同様、近い位置に入力
したい画像情報をもってくるという直観的に理解しやす
い操作で、目的を達成できる。
【0059】次に第4の実施の形態について、図5を用
いて説明する。この実施の形態は属性の付与において、
第2の実施の形態において入力する絵18の中心位置を
代表する座標値としてその最大値と最小値とを平均した
値を求めるかわりに、絵18の描かれた紙の図形の重心
を求めるものである。
【0060】図5において、入力面上の絵18の位置に
関する情報は、第2の実施の形態で説明したような方法
で、背景除去手段22の出力からその座標値が検出され
る。このとき、背景除去手段22によって除かれた部分
以外の、絵18が入力面上を覆っている座標値から、そ
の図形の重心31が演算される。その重心31の座標値
と、各特定領域13a、13b、13cの重心位置29
a、29b、29cの各座標値とが比較される。図5で
は、特定領域13aの重心位置29aが図形重心31に
最も近いので、この分類1に関係づけられた属性が選択
される。
【0061】本実施の形態によれば、絵18が描かれて
いる紙の形が不定形の場合など、直感的に判断される中
心位置が最大と最小の単なる平均値からはずれてその図
形の重心に近い場合に対応できる。
【0062】次に第5の実施の形態について、図6を用
いて説明する。図6において、第1の実施の形態と異な
る点は、属性記憶手段として複数の使用者が記憶された
名簿記憶手段12であり、これに対応して画像表示手段
5の特定領域13a、13b、13cには、特定領域表
示手段14が各人の名前を表示する。加えて、名簿記憶
手段12に記憶された内容に対応して、それらの人の住
所や電話番号、ファクシミリ番号、電子メールのID等
の個人情報が記憶された個人情報記憶手段32と、属性
選択手段15により選択された使用者の情報を個人情報
記憶手段32から呼び出して、画像入力手段3により読
み込まれた画像情報を電話回線33を通じてファクシミ
リ送信する画像情報送信手段34とを設けている。
【0063】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に描かれた絵18をその情報を必要とする別の場所
にいる人に電話回線33を通じてファクシミリ送信する
ときの動作を説明する。
【0064】画像表示手段5には、特定領域表示手段1
4により名が示された特定領域13a、13b、13c
が表示されて、入力待ちの状態になっている。使用者
は、絵18を送りたい相手を選び、その名前が表示され
ている特定領域13aに対して絵18が描かれている側
を画像入力手段3に向けて押し当てる。このとき、絵1
8が画像入力手段3の前面にあるタッチパネル8と接触
状態判断部9とからなる接触状態検知手段10により、
最初に特定領域13aに対応する位置に接触させられた
ことが検知されて、その特定領域13aに対応する人を
名簿記憶手段12から属性選択手段15により選択され
る。また、この接触の検知結果は画像入力起動手段16
に伝達され、画像入力手段3を起動させて絵18の読み
取りを開始する。この読み取りが終了すると、画像情報
送信手段34は、個人情報記憶手段32から属性選択手
段15からの信号により送信すべき人のファクシミリ番
号と、必要に応じて住所、会社名、所属等の情報を呼び
出すとともに、このファクシミリ番号にダイヤルし、電
話回線33が接続された後、絵18の画像情報と、名前
や住所等を相手のファクシミリ装置で表示させるように
送信する。
【0065】なお、ここではファクシミリ送信を例にあ
げて説明したが、パソコン通信などのデータ通信も可能
である。さらに、ひとつの特定領域にチームなど、複数
の人を割り当てれば、同じ内容を伝えたい相手に一斉に
送信することもできる。
【0066】この実施の形態によれば、特定領域に表示
された人の名前に送信したい文書を接触させる以外の操
作がまったく不要なきわめて簡単なファクシミリ送信等
ができるというたいへん使い勝手に優れた画像通信手段
を提供できる。
【0067】また、外部に送信しない場合でも、企業内
や家族などで使用する装置として、画像情報を個人別、
チーム別に容易に管理することができる。この場合は、
使用者は自分の情報管理として使ってもよいし、特定の
相手に伝達したい内容があるときにその人を選んで入力
しておくことにより情報伝達ツールとして使うこともで
き、携帯情報端末や電子手帳のような従来の個人情報管
理ツールに比べて、フレキシビリティに富んだ使用法が
可能である。
【0068】次に第6の実施の形態について図7を用い
て説明する。第1の実施の形態と異なる点は属性記憶手
段として年月日や時間を対応させたカレンダー記憶手段
12(図示せず)としており、特定領域表示手段14
は、たとえば図7のように画像表示手段5の特定領域1
3a〜13gとして一週間のカレンダーを表示してい
る。35は、このカレンダーを前後にスクロールさせる
ためのスイッチである。
【0069】また、属性選択手段15は、タッチパネル
8で検知される圧力を接触状態判断部9が判断し、特定
領域13a〜13gのうちで最大の圧力が作用する位置
の特定領域に割り当てられた月日を選択する。
【0070】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に書かれたスケジュールに関するメモ18を入力す
るときの操作を説明する。
【0071】画像表示手段5には、特定領域13a〜1
3gとしてのカレンダーが表示されて、入力待ちの状態
になっている。使用者は、メモの内容をスケジュールに
反映したいので、その日付の特定領域13dの位置にメ
モ18が描かれている側を画像入力手段3に向けて押し
当てる。このとき、この特定領域13dに作用する圧力
はタッチパネル8の面上で最大となる。接触状態判断部
9はタッチパネル8で検知される全面の圧力を比較し、
特定領域13dが最大圧であることを検知するとそれに
対応する日付である6月1日がカレンダー記憶手段12
から属性選択手段15により選択される。以降の動作は
第1の実施の形態と同様で、最終的にメモ18の情報
は、6月1日の日付がつけられて画像情報記憶手段2に
記憶される。
【0072】なお、本実施の形態では一週間のカレンダ
ーを特定領域としたが、一ヶ月のものや時間帯まで表示
させたものでもよい。
【0073】この実施の形態によれば、入力する画像情
報を所望の年月日に簡単に操作で割り当てることができ
るので、スケジュールを書いたメモや催しの案内などを
容易に管理でき、スケジュール管理を効率的にできる。
また、メモ18を入力面に押し当てるときに作用する圧
力の最大値に対応する位置の特定領域の月日を対応させ
るので、直観的に理解しやすい自然な行為で所望の操作
ができる。
【0074】次に第7の実施の形態について、図8と図
9を用いて説明する。図8において、第1の実施の形態
と異なる点は属性記憶手段12として2軸のキーワード
群が記憶された第1のキーワード記憶手段12aと第2
のキーワード記憶手段12bとを設けており、特定領域
表示手段14は、図9のようにそれぞれのキーワード記
憶手段12a、12bに対応するマトリクス状の特定領
域13as〜13ewを表示している。
【0075】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に書かれた絵18を入力するときの操作を説明す
る。
【0076】画像表示手段5には、2軸のキーワード群
を持つマトリクス状の特定領域13as〜13ewが表
示されて、入力待ちの状態になっている。使用者は、絵
18の内容に応じて、2軸のキーワードの中から付与す
べきキーワードとしてそれぞれ適当なものを判断する。
たとえば、第1のキーワード記憶手段12aに対応した
キーワード群1の軸からはキーワード1−1、第2のキ
ーワード記憶手段12bに対応したキーワード群2の軸
からはキーワード2−3を付与しようと判断した場合、
特定領域13csの位置に絵18が描かれている側を画
像入力手段3に向けて押し当てる。このとき、絵18が
画像入力手段3の前面にあるタッチパネル8と接触状態
判断部9とからなる接触状態検知手段10により、最初
に特定領域13csに対応する位置に接触させられたこ
とが検知されて、その特定領域13csのキーワード1
−1とキーワード2−3の2つが属性選択手段15によ
り選択される。以降の動作は第1の実施の形態と同様
で、最終的に絵18の情報は、キーワード1−1とキー
ワード2−3が付与されて画像情報記憶手段2に記憶さ
れる。
【0077】この実施の形態によれば、簡単な操作でキ
ーワードを付与することができるので、データベース作
成などで多くの画像情報を入力するとともにそれぞれ所
定のキーワードを付与しなければならない状況の場合
に、きわめて効率的な情報入力方法を提供できるという
効果がある。とくに、説明したような2軸のキーワード
をマトリクス状に配置すると、平面上への入力操作との
相性がきわめてよいために、迅速に大量の画像情報にき
め細かいキーワードを付与することができるという実用
上大きな効果を得られる。
【0078】次に第8の実施の形態について、図10と
図11を用いて説明する。図10において、第7の実施
の形態と異なる点は、第1のキーワード記憶手段12a
のかわりにカレンダー記憶手段12a、第2のキーワー
ド記憶手段12bのかわりに名簿記憶手段12bとから
なり、特定領域表示手段14は、図11のように縦軸に
一週間の日付、横軸に人名をとったマトリクスとした特
定領域13as〜13gwを表示している。
【0079】この構成において、使用者が画像情報とし
て紙に書かれたスケジュールに関するメモ18を入力す
るときの操作を説明する。
【0080】画像表示手段5には、カレンダーと人名と
のマトリクス状の特定領域13as〜13gwが表示さ
れて、入力待ちの状態になっている。たとえばメモ18
の内容が6月1日に名前1の人物への面会予定であると
したとき、特定領域13dsの位置にメモ18が書かれ
ている側を画像入力手段3に向けて押し当てる。このと
き、メモ18が画像入力手段3の前面にあるタッチパネ
ル8と接触状態判断部9とからなる接触状態検知手段1
0により、最初に特定領域13cwに対応する位置に接
触させられたことが検知されて、属性選択手段15によ
りその特定領域13dsの日付である6月1日と、名前
1の人物とが選択される。以降の動作は第1の実施の形
態と同様で、最終的にメモ18の情報は、6月1日の日
付と名前1の人物に関連づけられて画像情報記憶手段2
に記憶される。
【0081】この実施の形態によれば、一度の手順で2
種類の属性を画像情報に関連づけられる。したがって、
画像情報のよりきめ細かい管理がきわめて効率よく、簡
単にできる。また、上記のカレンダーと人名というマト
リクスにおいて、人名はこの装置を利用する複数の利用
者とした場合、ひとつの装置を用いて各人の予定が互い
に共有できるといった使い方も可能であり、チームで仕
事をしたり、家庭内での家族の予定を立てるときなどに
有効である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理装
置によれば次の効果が得られる。
【0083】(1)文書、画像情報を表示する画像表示
手段と、使用者が提示する画像情報を入力する画像入力
手段と、前記画像表示手段の表示面と前記画像入力手段
の入力面が使用者から見て視覚的に一致するように一体
的に組み合わすための視覚一致構造と、前記画像入力手
段の入力面または前記画像表示手段の表示面に対して使
用者が提示する画像情報との接触状態を検知する接触状
態検知手段と、画像情報の処理に対応する複数の属性が
記憶された属性記憶手段と、前記属性記憶手段に記憶さ
れた複数の属性のうち2個以上の属性にそれぞれ対応し
て複数の特定領域を前記画像表示手段に表示する特定領
域表示手段と、前記接触状態検知手段の出力に基づいて
前記画像入力手段を起動させる画像入力起動手段と、前
記接触状態検知手段の出力と前記特定領域表示手段によ
り表示された複数の特定領域の位置とに基づいて複数の
特定領域のうちから一個の特定領域に対応する属性を選
択する属性選択手段と、前記属性選択手段により選択さ
れた属性と入力された画像情報とを関連づけて記憶する
画像情報記憶手段とを設けた構成としているので、使用
者の入力操作において、画像情報を入力することとその
画像情報の処理に関する属性を付与する2つの操作を、
1回の手順により実現できる。このとき、入力する画像
情報を事前に加工しておく必要もない。さらに、この操
作は属性情報が表示された表示面と視覚的に一致した入
力面に対する画像情報の直接的な接触という方法でおこ
なうので、使用者にとって直観的に操作できるというき
わめて良好なユーザインタフェースを提供できるもので
ある。
【0084】(2)複数のアプリケーションプログラム
と、これらのアプリケーションプログラムのうちの少な
くともひとつに対応づけるための属性が記憶された属性
記憶手段とを設けた構成においては、アプリケーション
プログラムを画像情報を入力する際に、いちいち起動さ
せることなく、画像情報を特定のアプリケーションプロ
グラムと関連づけることができる。
【0085】(3)入力された画像情報をあらかじめ設
定された複数の分類項目のうちの少なくともひとつに対
応づけるための属性が記憶された属性記憶手段を設けた
構成においては、入力する画像情報を、あらかじめ設定
された分類にしたがってそのうちのひとつあるいは複数
に簡単な操作で振り分けることができる。
【0086】(4)入力された画像情報に対して、これ
を入力または出力して使用する複数の使用者のうちの少
なくともひとりに対応づけるための属性が記憶された属
性記憶手段を設けた構成においては、入力する画像情報
を、使用する個人別に簡単な操作で割り当てることがで
きるので、複数の使用者が使用する装置において容易に
情報を各個人に振り分けることができる。したがって、
企業内のチームや家族などで使用する装置においても個
人別の情報管理がきわめて容易にできるという効果を有
する。また、単に個人別に割り当てる以外にチーム別に
してもよく、この場合にはチーム内で同じ情報を共有で
きる。
【0087】(5)上記項目における出力して使用する
使用者が、この装置で取り扱われる情報を利用する外部
の使用者であり、その個人情報があらかじめ記憶されて
いるとともに通信回線で結ばれ、入力された画像情報が
送信される画像情報送信手段を設けた構成では、画像情
報を入力する使用者が、特定領域に表示された外部の使
用者の名前に送信したい文書を接触させる以外の操作が
まったく不要で簡単にファクシミリ送信等ができるとい
うたいへん使い勝手に優れた画像通信手段を提供できる
ものである。
【0088】(6)入力された画像情報に所望の年月日
および時間を対応づけるための属性が記憶された属性記
憶手段を設けた構成においては、入力する画像情報を所
望の年月日に簡単に操作で割り当てることができるの
で、スケジュールを書いたメモや催しの案内などを容易
に管理でき、スケジュール管理を効率的にできる。
【0089】(7)入力された画像情報に対してあらか
じめ設定された複数のキーワードのうちの少なくともひ
とつに対応づけるための属性が記憶された属性記憶手段
を設けた構成においては、入力する画像情報に、簡単な
操作でキーワードを付与することができるので、データ
ベース作成などで多くの画像情報を入力するとともにそ
れぞれ所定のキーワードを付与しなければならない状況
の場合に、きわめて効率的な情報入力方法を提供できる
という効果がある。とくに、2軸のキーワードをマトリ
クス状に配置すると、平面上への入力操作との相性がき
わめてよいために、迅速に大量の画像情報にきめ細かい
キーワードを付与することができるという実用上大きな
効果を得られる。
【0090】(8)入力された画像情報に、各々複数の
アプリケーションプログラム、分類、使用者、年月日お
よび時間、キーワードのうち少なくとも2個以上の組合
せの属性が記憶された属性記憶手段と、それに応じた特
定領域表示手段を設けた構成においては、一度の手順で
2種類以上の属性を付与できる。したがって、画像情報
のよりきめ細かい管理がきわめて効率よく、簡単にでき
る。
【0091】(9)接触状態検知手段により最初に接触
が検知された特定領域に対応する属性を選択する属性選
択手段を設けた構成においては、画像情報を入力すると
きにその思考の過程を考慮すると、まず画像情報を吟味
してそれが表示手段により表示されている属性のどれが
最も適切かということを判断するので、この時点で入力
すべき属性に割り当てられた特定領域に時間的に先に接
触するという行動が自然な行為のひとつとして発生する
ことから、画像情報の入力に際して、直観的に所望の属
性を与えることのできるきわめて効果的な方法を提供す
ることができる。
【0092】(10)接触状態検知手段により検知され
る画像情報と特定領域との相互の位置関係を演算する位
置関係演算手段の演算結果に基づいて属性を選択する属
性選択手段を設けた構成においては、これから入力する
画像情報にどの属性を付与するかということを判断した
後の自然な行為として、上述した行為の他に、付与する
と判断した属性が表示された特定領域の近傍に入力する
画像情報を接触させる傾向があり、それに基づいた動作
をおこなっているので、直観的に所望の属性を与えるこ
とのできるきわめて効果的な方法を提供できる。
【0093】(11)圧力を検知する感圧手段を有する
接触状態検知手段により最も接触圧力の大きい特定領域
に対応する属性を選択する属性選択手段を設けた構成に
おいては、与えるべき属性を判断した使用者が画像情報
を入力する際には、その属性を割り当てられた特定領域
に対して最も圧力がかかるように接触させる行動がみら
れ、この状態を検知することで、直観的に所望の属性を
与えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装
置の構成図
【図2】同情報処理装置の画像入力手段の構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態における情報処理装
置の構成図
【図4】本発明の第3の実施の形態における情報処理装
置の属性選択方法を示した図
【図5】本発明の第4の実施の形態における情報処理装
置の属性選択方法を示した図
【図6】本発明の第5の実施の形態における情報処理装
置の構成図
【図7】本発明の第6の実施の形態における情報処理装
置の特定領域を示した図
【図8】本発明の第7の実施の形態における情報処理装
置の構成図
【図9】同情報処理装置の特定領域を示した図
【図10】本発明の第8の実施の形態における情報処理
装置の構成図
【図11】同情報処理装置の特定領域を示した図
【図12】従来の第1の情報処理装置の構成図
【図13】従来の第2の情報処理装置の構成図
【図14】従来の第3の情報処理装置の構成図
【符号の説明】
2 画像情報記憶手段 3 画像入力手段 10 接触状態検知手段 11 視覚一致構造 12 属性記憶手段 14 特定領域表示手段 15 属性選択手段 16 画像入力起動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 浩司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小島 良宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書、画像情報を表示する画像表示手段
    と、使用者が提示する画像情報を入力する画像入力手段
    と、前記画像表示手段の表示面と前記画像入力手段の入
    力面が使用者から見て視覚的に一致するように一体的に
    組み合わすための視覚一致構造と、前記画像入力手段の
    入力面または前記画像表示手段の表示面に対して使用者
    が提示する画像情報との接触状態を検知する接触状態検
    知手段と、画像情報の処理に対応する複数の属性が記憶
    された属性記憶手段と、前記属性記憶手段に記憶された
    複数の属性のうち2個以上の属性にそれぞれ対応して複
    数の特定領域を前記画像表示手段に表示する特定領域表
    示手段と、前記接触状態検知手段の出力に基づいて前記
    画像入力手段を起動させる画像入力起動手段と、前記接
    触状態検知手段の出力と前記特定領域表示手段により表
    示された複数の特定領域の位置とに基づいて複数の特定
    領域のうちから一個の特定領域に対応する属性を選択す
    る属性選択手段と、前記属性選択手段により選択された
    属性と入力された画像情報とを関連づけて記憶する画像
    情報記憶手段とから構成される情報処理装置。
  2. 【請求項2】複数のアプリケーションプログラムと、入
    力された画像情報をこれらのアプリケーションプログラ
    ムのうちの少なくともひとつに対応づけるための属性が
    記憶された属性記憶手段とから構成される請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】入力された画像情報をあらかじめ設定され
    た複数の分類項目のうちの少なくともひとつに対応づけ
    るための属性が記憶された属性記憶手段を設けた構成と
    した請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】入力された画像情報に対して、これを入力
    または出力する複数の使用者のうちの少なくともひとり
    に対応づけるための属性が記憶された属性記憶手段を設
    けた構成とした請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】属性記憶手段に記憶された複数の使用者の
    個人情報が記憶された個人情報記憶手段と、属性選択手
    段の選択結果と前記個人情報記憶手段の内容に基づき電
    話回線等の通信回線を通じて前記複数の使用者のうち少
    なくともひとりに画像情報を送出する画像情報送信手段
    とを設けた請求項4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】入力された画像情報に所望の年月日および
    時間を対応づけるための属性が記憶された属性記憶手段
    を設けた構成とした請求項1記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】入力された画像情報に対してあらかじめ設
    定された複数のキーワードのうちの少なくともひとつに
    対応づけるための属性が記憶された属性記憶手段を設け
    た構成とした請求項1記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】各々複数のアプリケーションプログラム、
    分類、使用者、年月日および時間、キーワードのうち少
    なくとも2個以上の組合せを有する特定領域を表示する
    特定領域表示手段と、それに応じた属性が記憶された属
    性記憶手段とを設けた請求項1記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】属性選択手段は、接触状態検知手段により
    最初に接触が検知された特定領域に対応する属性を選択
    する構成とした請求項1から請求項8のうちいずれか1
    項記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】属性選択手段は、接触状態検知手段によ
    り検知される画像情報と特定領域との相互の位置関係を
    演算する位置関係演算手段の演算結果に基づいて属性を
    選択する請求項1から請求項8のうちいずれか1項記載
    の情報処理装置。
  11. 【請求項11】位置関係演算手段は、使用者が提示する
    画像情報の画像入力手段の入力面における縦横の各座標
    値の最大値と最小値の平均から求められるひとつの座標
    値と複数の属性に対応する各特定領域の重心の座標値と
    を比較してそれらの間の距離を求める構成とした請求項
    10記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】位置関係演算手段は、使用者の提示する
    画像情報が画像入力手段の入力面において複数の属性に
    対応する各特定領域を覆う面積を求める構成とした請求
    項10記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】位置関係演算手段は、使用者が提示する
    画像情報の画像入力手段の入力面における重心位置の座
    標値と複数の属性に対応する各特定領域の重心の座標値
    とを比較してそれらの間の距離を求める構成とした請求
    項10記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】属性選択手段は、圧力を検知する感圧手
    段を有する接触状態検知手段により最も接触圧力の大き
    い特定領域に対応する属性を選択する構成とした請求項
    1から請求項8のうちいずれか1項記載の情報処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8484579B2 (en) 2007-03-27 2013-07-09 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method

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