JPH06266493A - 手書きイメージメモ処理方法 - Google Patents

手書きイメージメモ処理方法

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JPH06266493A
JPH06266493A JP5056721A JP5672193A JPH06266493A JP H06266493 A JPH06266493 A JP H06266493A JP 5056721 A JP5056721 A JP 5056721A JP 5672193 A JP5672193 A JP 5672193A JP H06266493 A JPH06266493 A JP H06266493A
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JP
Japan
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memo
handwritten
image
application
screen
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Pending
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JP5056721A
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English (en)
Inventor
Rei Sai
礼 斎
Tadashi Hirose
正 広瀬
Yoshio Niizaki
義雄 新崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Seibu Software Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Seibu Software Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペンコンピュータを用いたアプリケーション
において、柔軟な情報入力/参照インタフェースを提供
する。 【構成】 アプリケーションから独立して手書きメモ入
力部を設け、アプリケーション利用中の任意のタイミン
グで、任意の箇所に手書きメモを記入/参照可能とし
た。また手書きメモをイメージ情報として、さらに識別
情報を付加して保存、管理するようにした。 【効果】 アプリケーション利用者が、タイムリに情報
を受発信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンコンピュータを用
いて入力した手書きメモを、テキスト情報ではなくイメ
ージ(ビットマップ)情報として処理する方法にかか
り、特に、金融・流通・公共・サービスなどの広範なビ
ジネス分野において、担当者から広く顧客情報や調査情
報を入手し、かつ管理することが必要な場合のイメージ
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1990年以降、ペン入力インタフェー
スに対する市場の期待が高まっている。1980年代後
半に台頭したノートブック型パーソナルコンピュータに
よる小型計算機のビジネスアプリケーションシステム応
用をさらに推し進め、情報システム全体のダウンサイジ
ング、及びビジネス分野への新しい計算機応用を意図す
るものと考える。かつてのライトペンによるインタフェ
ースは、ダイレクトポインティングを主として利用され
たが、昨今のペン入力インタフェースを有する小型のペ
ンコンピュータにおいては、ダイレクトポインティング
だけでなく、手書き文字入力によるメモ機能に注目が高
い。
【0003】従来のペンコンピュータを用いた手書きメ
モ入力においては、「Microsoft Windows for Pen Com
puting Programmer's Reference」(p.21 Figure 2.3)
の内部処理構成に見られるように、アプリケーションの
中で手書きメモを生成していた。また、「93年の離陸
に向け開発の進むペン・コンピュータ」(日経バイト誌
OCTOBER 1991)に見られるように、ペンによる操作対
象が特定の領域(メモ欄、備考欄などに代表される手書
きメモ欄)やオブジェクト(押しボタンなど)に限られ
ており、手書きメモはアプリケーション中の特定の領域
のみに書くことができるものであった。
【0004】さらに、従来の電子メール・電子ニュース
システムは、システムそのものがアプリケーションとは
独立に存在していた。メールやニュースを送受信するた
めには、いったんアプリケーションから離れてメールシ
ステムまたはニュースシステムを起動する必要があっ
た。また、メールやニュースの送受信先は、特定の個人
やグループであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、アプリケーション画面の特定の部分に対してのみ手
書きメモ入力が可能であったため、メモとして残してお
きたい情報が発生した場合に必ずしも直ぐにメモ入力が
できず、情報入力の柔軟度が低かった。
【0006】また、メールやニュースは通常メール/ニ
ュースシステムを起動して受発信する。メール/ニュー
スの内容を、業務アプリケーションのなかで直接見るこ
とができないので、発信者が意図したタイミングで、メ
ール/ニュースの内容を、タイムリに参照することがで
きなかった。さらに、発信者が意図したタイミングで、
メール/ニュースの内容をタイムリに参照することがで
きなかったため、例えば参照者が外回り(社外)業務で
ある場合など、参照者がメール/ニュースをいつ見るか
把握できず、情報通達を徹底できなかった。また、メー
ル/ニュースを受信したものが発信者に対して入力する
返信応答情報をもとに、参照者の業務管理を行うことが
できなかった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決し、利用者の
意図するタイミングで自由な個所に手書きメモという形
で情報を入力することが可能な、柔軟でユーザフレンド
リなペン入力インタフェースを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、 (1)アプリケーションから独立して手書きメモ入力部
を設けた。 (2)アプリケーション利用中に、表示画面全体のイメ
ージダンプを取って画面に表示し、そのイメージ上に手
書きメモを書き、さらに両者を合わせたものを手書きイ
メージメモとして識別情報を付加して保存、管理するよ
うにした。 (3)手書きイメージメモに付加した識別情報とアプリ
ケーションの実行状態を監視して、アプリケーションに
対して手書きイメージメモの通知と表示を行なうように
した。
【0009】(4)アプリケーションモードとメモモー
ドとの切り替えを、ペンジェスチャで行なうようにし
た。 (5)手書きメモのみをイメージ情報化して手書きイメ
ージメモを作成するようにした。 (6)手書きイメージメモ生成部を起動したアプリケー
ションに対応するウインドウのみのイメージダンプを取
り、取ったダンプイメージを対応するウインドウに表示
し、ウインドウ内のみ手書きメモ書きするようにした。 (7)蓄積されている手書きイメージメモの識別情報と
アプリケーションの進行状態を監視して、識別情報と一
致する進行状態になったアプリケーションに対して該当
する手書きイメージメモの存在を通知するようにした。 (8)アプリケーションの画面だけでなく、利用してい
る計算機の任意の一画面の画面イメージを入力とし、手
書きメモを付加して出力するようにした。
【0010】
【作用】上記手段は以下の作用を有する。 (1)アプリケーションから独立して手書きメモ入力部
を設けたことにより、アプリケーションの状態によらず
手書きメモ入力できるように作用する。 (2)画面全体のイメージダンプを取って、それをもと
の画面に表示するので、あたかも画面に手書きメモ入力
用の透明シートを被せたかのように作用する。
【0011】(3)表示画面全体のイメージダンプを取
って、そのイメージと手書きメモを合わせたものを手書
きイメージメモとして保存、管理するので、メモもとの
情報とメモを直接関係付けるように作用する。 (4)手書きイメージメモに付加した識別情報とアプリ
ケーションの実行状態を監視して、状態の一致した手書
きイメージメモをアプリケーションに通告するので、あ
たかも手書きメモの作成者が直接アプリケーションの実
行を監視しているかのように作用する。 (5)アプリケーションモードとメモモードとの切り替
えを、ペンジェスチャで行なうようにすることにより、
アプリケーションに対する操作とは別の操作でメモモー
ドを起動するように作用する。アプリケーションとメモ
モードとを切り離すように作用する。
【0012】(6)手書きメモのみのイメージ情報化し
て手書きイメージメモを作成することにより、手書きイ
メージ内の情報を少なくするように作用する。 (7)手書きイメージメモ生成部を起動したアプリケー
ションに対応するウインドウのみのイメージダンプを取
り、取ったダンプイメージを対応するウインドウに表示
し、ウインドウ内のみ手書きメモ書きするようにしたこ
とにより、保存するイメージメモのサイズが小さくなる
ように作用する。 (8)識別情報と一致する進行状態になったアプリケー
ションに対して該当する手書きイメージメモの存在を通
知、送付するようにしたことにより、あたかも電子メー
ルシステムのように手書きイメージメモが送付されるよ
うに作用する。 (9)アプリケーションや計算機表示装置の任意の一画
面の画面イメージを入力とし、手書きメモを付加して出
力するようにしたことにより、あたかもテキスト情報に
対するワードプロセッサのように作用する。
【0013】
【実施例】図1から図7により、手書きイメージメモを
生成する例を(実施例1)、図1から図4、図7から図
12により、手書きイメージメモに識別情報を付加して
をイメージメールとして業務の中で活用する例を(実施
例2)を示す。
【0014】(実施例1)図2により、現状での標準的
なペンコンピュータの外観を示す。ペンコンピュータ2
00本体には通常の計算機に見られるキーボードがな
く、ペン205を用いて、ペン205の操作位置を検出
する透明なタブレット一体型の液晶表示装置の表示画面
210(以下、単に表示画面と呼ぶ)にタッチ(通常タ
ップと呼ばれる)/ドラッグすることでペンコンピュー
タに対する操作を行う。表示装置には、その平面性、か
つ奥行きの少なさ(省スペース)のために液晶型のもの
を用いるのが現状の主流である。
【0015】図1により、本実施例の全体構成を示す。
ただし、プログラム開発には、近年パーソナルコンピュ
ータでポピュラーになりつつある一般的なグラフィカラ
ル・ユーザ・インタフェース(GUI)環境を用いた。
アプリケーション100はペンコンピュータ200上の
業務アプリケーションシステムである。ここでは、電柱
の障害調査支援システムを取り上げている。本業務で
は、調査員が主に自動車により電柱を巡回して障害の有
無を調べ、調査内容(障害状況)を会社に持ち帰る。調
査員が持ち帰った情報が関連部署に連絡され、修理部品
の手配、関連図面の修正が行われる。従来調査員は昼間
電柱を巡回し、障害状況を紙のメモに取り、夕方帰社し
てからメモに取った障害状況を計算機に入力していた。
【0016】ペンドライバ105は、操作者がペン20
5を用いて表示画面210に入力する操作をペンコンピ
ュータ200に取り込み、ペン操作認識部110に送
る。ペン操作認識部110は、与えられたペン操作の内
容(画面操作か、コマンドか、データの入力か、ジェス
チャか、など)を認識して、アプリケーション100、
手書きメモ生成部120、表示装置ドライバ115に該
当する情報を提供する。表示装置ドライバは、提供され
た情報を表示装置に表示する。以上のペンドライバ10
5、ペン操作認識部110、表示装置ドライバ115に
ついては、上記開発環境が標準でサポートしており、こ
こでは特に新規の機能について言及していないので、内
部処理の詳細な説明は省略する。
【0017】手書きメモ生成部120は、利用者がペン
205を用いて表示画面210に入力する手書きメモを
イメージメモとして保存、管理する。手書きメモ生成部
120の内部処理動作については、以下に詳細に説明す
る。次に図3〜図7により手書きイメージメモを生成す
る過程、および手書きイメージメモ生成部120の動作
を説明する。図3のアプリケーション画面300に対し
て、操作者がペン205を用いて例えば「メモ呼出」ボ
タン310の押下など、通常のアプリケーション100
に対する操作を表示画面210に入力すると、ペン操作
認識部110は、通常のアプリケーション操作として認
識する。ペンでアプリケーション100の押しボタンを
タップすれば、押しボタン側で押された場合の処理を起
動する。また、ある特定領域を手書きメモ領域とするた
めには、その領域内でペンをドラッギングした場合の移
動座標を、手書きメモ領域が続けてチェックし、次々に
線引きコマンドを連続して用いれば良い。
【0018】操作者が、手書きイメージメモ生成部12
0の起動ジェスチャ400を表示画面210(アプリケ
ーション画面300)に入力すると、ペン操作認識部1
10はペンによる入力情報をジェスチャと判断し、ペン
操作認識部110内にあるジェスチャ認識部420に操
作情報を引き渡す。ジェスチャ認識部420は引き渡さ
れた操作情報をもとにジェスチャ登録部430を参照し
て手書きイメージメモ生成部120の起動コマンドを帰
す。ペン操作認識部110が手書きイメージメモ生成部
120の起動コマンドを発することにより、手書きイメ
ージメモ生成部120が起動される(メモモードに切り
替える500)。ジェスチャ認識部420についてもG
UIの機能の一部として提供されていることが多く、こ
こでは新規の機能について言及していないので、内部処
理の詳細説明は省略する。
【0019】以上の手書きイメージメモ生成部120の
起動は、ジェスチャによる起動のほかに、アプリケーシ
ョン100に組み込んだ起動コマンドの選択によっても
行うことが可能である。これは、例えばGUIが提供し
ているメニューバー320に起動コマンド330を記述
して、記述した起動コマンド330をペン205でタッ
プすることにより実現可能となる。
【0020】手書きイメージメモ生成部110は、起動
すると、まず、アプリケーション画面300が表示され
ている表示画面210全体のイメージダンプを取る51
0。これは、GUIで提供している機能を利用すると便
利である。書き込んだイメージ情報は、ビットマップフ
ァイルとして同時に保存もする。またここで、表示画面
210全体のイメージを保存するのではなく、手書きイ
メージメモ生成部120を起動したアプリケーションの
ウインドウに対応するイメージ情報部分を切り出して保
存することもできる。これは、ウインドウシステムに対
して、該当するウインドウの表示位置、多くの場合ウイ
ンドウの左上の位置、および縦横の長さを問い合わせる
ことにより可能になり、保存する情報量を削減するため
に有効である。
【0021】次に、GUIの画面表示関数を利用して、
表示画面210一杯に新しくウインドウ330を開く。
開いたウインドウにダンプした画面イメージを表示する
520。新しく開いたウインドウは、イメージ情報表示
領域として、かつペンによるドラッギング操作軌跡をす
べて残すように設定する。以上の動作により、利用者か
ら見ると、あたかも表示画面には何も変化がなく、アプ
リケーション画面300の情報はすべて確認可能である
が、アプリケーション100に対する操作は何もでき
ず、ペンによる操作軌跡を残すこと、すなわち手書きメ
モを書くことが可能となる。
【0022】利用者は、アプリケーション画面を見なが
ら、ペン205を用いて所望の個所へ必要な手書きメモ
600を書く。手書きメモの記入は、先にアプリケーシ
ョン画面への手書きメモの入力と同様に、線引きコマン
ドを用いることで画面表示する530。ペンに205よ
るドラッギング軌跡を線として表示画面210に表示す
ることで可能となる。手書きメモの記入が終わり、利用
者がメニューバー340からセーブコマンド350を選
択すると、手書きイメージメモ生成部120は利用者が
入力した手書きメモと表示画面210に表示したアプリ
ケーション画面イメージとの合成イメージを作る54
0。これは、アプリケーション画面のイメージダンプを
取る場合と同様に手書きイメージメモ生成部120の画
面全体をイメージ情報として保存するか、あるいは手書
きメモだけを先にイメージ情報化して、先に保存したア
プリケーション画面のダンプイメージとの和を取ること
により可能である。イメージ情報同士の和は、イメージ
情報の中の1ピクセルごとに和を取ることによって可能
となるが、GUIの提供関数を用いることにより手軽に
実現できる。また、メニューバー340からセーブコマ
ンド350を選択する代わりに、ペンジェスチャを用い
ることも可能である。
【0023】利用者がペン205により表示画面210
に復帰ジェスチャ410を入力するか、メニューバーの
イグジットコマンドを選択すると、手書きイメージメモ
生成部210は、まず手書きメモ管理部440を起動す
る。手書きメモ管理部440で手書きイメージメモ管理
画面700を表示して、メモを保存するファイル名など
の識別情報710の入力を利用者に促し、手書きイメー
ジメモに識別情報を付加する550。次に手書きイメー
ジメモ生成部120は、表示画面210に表示した自ウ
インドウ330を消去する。これにより、もとのアプリ
ケーション画面300が再び表示される(アプリケーシ
ョンモードに切替る560)。これにより、利用者から
見ると、あたかも手書きメモが表示画面から消えただけ
でアプリケーション画面300自体は何も変わっていな
いかのように見える。さらに、アプリケーション100
に対する押しボタンの押下などの操作が可能となり、ペ
ン205を用いた文字、線などの手書き入力は、手書き
イメージメモ生成部120の起動以前と同様にアプリケ
ーション100で指定された領域のみに記入可能とな
る。
【0024】(実施例2)図1から図4、および図7か
ら図12により、実施例1で作成した手書きイメージメ
モに対して、識別情報(ファイル名、作成者、作成日
時、表示属性、キーワード)を付加し、付加した識別情
報を用いて手書きイメージメモを一種のイメージメール
として業務アプリケーションの中で活用する例を示す。
【0025】利用者は、実施例1に述べた方法により、
特定のアプリケーションを利用しているときのみでな
く、日頃の計算機を用いた業務のなかで、任意のタイミ
ングで、任意の表示画面に対して、手書きイメージ情報
を記入することができる。手書きイメージメモを送信し
ようとする場合、送信先を特定するために送信する手書
きイメージメモに識別情報を付加する必要がある。識別
情報は、実施例1で述べたように、手書きイメージメモ
管理画面700において付加する。手書きイメージメモ
管理画面700は、手書きイメージメモ管理部440を
起動することによって表示する。起動は、手書きイメー
ジメモ生成部120の起動と同様に、起動ジェスチャ4
00あるいはアプリケーション100に組み込んだ起動
コマンド330の選択子を選択することによって行う。
【0026】手書きイメージメモ管理部440は、起動
されるとまずアプリケーション100とは別に新たなウ
インドウ700を生成して、起動されたアプリケーショ
ン画面300に対してそれまでに記入された手書きイメ
ージメモを縮小して、縮小手書きイメージメモを表示す
る720。これは、イメージデータのビットマップ情報
を間引くことによって実現する。GUIの提供関数を用
いることにより、更に容易にイメージデータの縮小表示
を実現できる。利用者が指定した縮小手書きイメージメ
モ720は、メモ内容が識別可能な程度に拡大して手書
きイメージメモ管理画面700に表示する。同時にその
手書きイメージメモに対して既に付加されている識別情
報710を表示する。利用者は、必要に応じてさらに送
信先のキーワードなど新たな識別情報700を記入す
る。識別情報700の付加は、ペンによるメニュー選択
方式(企業内でオーソライズされた用語をキーワードに
する場合などは、ペンにより用語をタップするだけで該
当する用語の入力が可能となるので便利である)、ある
いは手書き文字認識パレットなどを用いて行う。手書き
文字認識パレット、及び手書き文字認識エンジンについ
ては、GUIなどで提供されており、また本実施例では
新規の構成について言及していないので、詳細な説明は
省略する。
【0027】識別情報710の指定(記入)が終わり、
手書きイメージメモ管理画面710のメニューバー74
0において「クイットコマンド」をペン205でタップ
すると、手書きイメージメモ蓄積部800は手書きイメ
ージメモ及び識別情報を蓄積する900。これは、手書
きイメージメモはビットマップファイルとして保存し、
識別情報は手書きイメージメモのビットマップファイル
へのポインタを持つテキスト形式のデータベースとして
保存する。
【0028】手書きイメージメモ監視部810は、計算
機システムにおけるオペレーションシステム(OS)と
同様に、手書きイメージメモ蓄積部800およびアプリ
ケーション100の実行状況を監視する910。これ
は、予め設定された時間間隔で現在実行されているアプ
リケーション名、アプリケーション画面名、アプリケー
ション実行者名を監視し、手書きイメージメモ蓄積部8
00が蓄積した識別情報と比較することによって行う。
アプリケーション100の実行状況が蓄積した手書きイ
メージメモの識別情報にマッチすると、手書きイメージ
メモ監視部810はアプリケーションに対して、手書き
イメージメモの存在を通知するメッセージウインドウ1
000を表示して、メモマッチした手書きイメージメモ
の存在を知らせる920。
【0029】手書きイメージメモ監視部810からの通
知を受け取ったアプリケーション利用者は、確認ボタン
1010を押してアプリケーション画面300に戻った
後で、手書きイメージメモ生成部120を起動ジェスチ
ャ400を入力して起動する(メモモードに切り替える
930)。実施例1で述べたように、手書きイメージメ
モ生成部120は、手書きイメージメモ作成のためのウ
インドウ330を表示し、もとのアプリケーション画面
300のダンプイメージを表示する。さらにダンプイメ
ージの上に、手書きイメージメモ監視部が通知した手書
きイメージメモ1100を表示画面に表示する940。
これはアプリケーション画面300のダンプイメージと
手書きイメージメモ300のビットマップ内の各ピクセ
ルの和を取ることにより実現する。実施例1と同様に、
GUIの提供関数を用いると実現が容易になる。
【0030】利用者は、通知された手書きイメージメモ
の内容に対する返答が必要であれば、実施例1に述べた
容量で、手書きメモを追記して返答となる新たな手書き
イメージメモを生成する。以上の実施例は手書きイメー
ジメモの発信者、受信者の双方がペンコンピュータを用
いることを前提としたが、図12に示すように、本発明
におけるイメージ情報処理方法では、一方が従来型のホ
ストステーション1200(パーソナルコンピュータ、
ワークステーションなどで、表示装置1210やデータ
ベース1220を有する))でも構わない。この場合、
ホストステーション側では、手書きメモ代わりに、通常
のテキストエディタを用いて作成したテキストを含む画
面のダンプイメージを取り、識別情報を付加して発信す
る。あるいは、手書きメモをペンではなくマウスで描い
て手書きイメージメモとして発信する。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、 (1)アプリケーション利用者が、任意のタイミングで
任意の箇所に手書きメモを書くことができる。 (2)特定の情報を伝えたいと思った相手が、情報の発
信時に特定できなくてもよいため、情報をタイムリーに
発信できる。 (3)アプリケーション画面を消去することなしに、ア
プリケーション画面を見ながら手書きメモを書けるの
で、画面の適切な箇所に手書きメモを書ける。 (4)メモもとの情報とメモをイメージ合成するので、
計算機の中で両者の関係付けが不要になる。
【0032】(5)業務を行っている最中に情報がアプ
リケーション画面に表示されるので、情報をタイムリー
に受信できる。 (6)アプリケーションモードとメモモードとの切り替
え動作をジェスチャで行うため、手書きメモ書きのペン
操作が謝ってアプリケーションに対する入力となってし
まうことがない。 (7)手書きイメージメモを保存する際に、少ないメモ
リで保存できる。 (8)手書きイメージメモの圧縮を行う場合により高い
圧縮効果が得られ、保存に必要なメモリが少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成の概要(アプリケーションと
手書きイメージメモ生成の構成)を示す図である。
【図2】一般的なペンコンピュータの外観を示す図であ
る。
【図3】手書きイメージメモ生成部が起動される様子を
示す図である。
【図4】ペンジェスチャによりアプリケーションモー
ド、メモモードを切り替える構成を示す図である。
【図5】手書きイメージメモの生成手順手を示す図であ
る。
【図6】書きイメージメモを書き込む様子を示す図であ
る。
【図7】手書きイメージメモの管理画面の構成を示す図
である。
【図8】手書きイメージメモの保存と監視の様子を示す
図である。
【図9】アプリケーションに通知された手書きメモを表
示画面に表示して、内容の確認を行うを示す図である。
【図10】手書きメモがあることをアプリケーションに
通知する様子を示す図である。
【図11】アプリケーションに通知された手書きメモを
表示した画面の様子を示す図である。
【図12】ペンコンピュータとホストステーションの接
続の様子を示す図である。
【符号の説明】
100:アプリケ−ション、105:ペンドライバ、1
10:ペン操作認識部、115:表示装置ドライバ、1
20:手書きイメ−ジメモ生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 320 A 9365−5L Z 9365−5L (72)発明者 新崎 義雄 大阪府大阪市中央区北浜3丁目5番29号 日立西部ソフトウェア株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペン入力インタフェースを持った計算機
    (ペンコンピュータ)上で動作するアプリケーション
    と、ペン操作認識部と、アプリケーションとは独立に存
    在する手書きイメージメモ生成部と、ペンドライバと、
    表示装置ドライバとから成る手書きイメージメモ処理方
    法。
  2. 【請求項2】アプリケーションに沿った処理を行うアプ
    リケーションモードから、手書きイメージメモの作成を
    行うメモモードに切り替えるステップと、切り替え直前
    のアプリケーション画面を含んだ表示装置画面全体のイ
    メージダンプを取るステップと、ダンプした画面イメー
    ジを表示装置画面全体に表示するステップと、利用者が
    ペンで表示装置画面に入力する手書きメモを表示装置画
    面に表示するステップと、手書きメモと画面イメージを
    合成して手書きイメージメモを生成するステップと、手
    書きイメージメモに識別情報を付加するステップと、メ
    モモードからアプリケーションモードに復帰するステッ
    プとから成ることを特徴とする請求項1記載の手書きイ
    メージメモ処理方法。
  3. 【請求項3】手書きイメージメモを蓄積するステップ
    と、蓄積した手書きイメージメモに付加されている識別
    情報とアプリケーションの実行状態を監視するステップ
    と、識別情報と一致する実行状態になったアプリケーシ
    ョンに対して手書きイメージメモの存在を知らせるステ
    ップと、アプリケーションモードからメモモードに切り
    替えるステップと、手書きイメージメモを表示装置画面
    に表示するステップとから成ることを特徴とする請求項
    1記載の手書きイメージメモ処理方法。
  4. 【請求項4】アプリケーション外部で作成された手書き
    イメージメモをアプリケーション内で見ることを特徴と
    する請求項1記載の手書きイメージメモ処理方法。
  5. 【請求項5】アプリケーションモードからメモモードへ
    の切り替え及び復帰を、ペンジェスチャで行なうことを
    特徴とする手書きイメージメモ処理方法。
  6. 【請求項6】画面イメージを含まない手書きメモのみを
    イメージ情報化して手書きイメージメモとすることを特
    徴とする手書きイメージメモ処理方法。
  7. 【請求項7】計算機の表示装置画面に一つまたは複数の
    表示領域(ウインドウ)を設定することが可能なウイン
    ドウシステムを持った計算機において、手書きイメージ
    メモ生成部を起動したアプリケーションに対応するウイ
    ンドウのみのイメージダンプを取り、取ったダンプイメ
    ージを対応するウインドウに表示し、ウインドウ内のみ
    手書きメモ書きすることを特徴とする手書きイメージメ
    モ処理方法。
  8. 【請求項8】アプリケーションの任意の一画面など、計
    算機の表示装置画面に表示された画面イメージ情報を入
    力とし、入力した画面イメージ情報に対して加工(手書
    きメモの付加、他のアプリケーションから操作可能なア
    イテムの付加、任意の情報の切り出し)を行ない、計算
    機システムのインタフェースとして出力することを特徴
    とするイメージ情報処理装置。
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