JPH09116928A - 2次元映像を3次元映像に変換する方法 - Google Patents

2次元映像を3次元映像に変換する方法

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JPH09116928A
JPH09116928A JP7272471A JP27247195A JPH09116928A JP H09116928 A JPH09116928 A JP H09116928A JP 7272471 A JP7272471 A JP 7272471A JP 27247195 A JP27247195 A JP 27247195A JP H09116928 A JPH09116928 A JP H09116928A
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JP
Japan
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image
video
eye
memory
phase
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JP7272471A
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English (en)
Inventor
Yukio Mori
幸夫 森
Akihiro Maenaka
章弘 前中
Seiji Okada
誠司 岡田
Susumu Tanase
晋 棚瀬
Haruhiko Murata
治彦 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、垂直方向にのみ移動する被写体
が存在する場合、静止画像等においても立体感のある映
像が得られる2次元映像を3次元映像に変換する方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 2次元の入力映像に基づいて、各フィー
ルドごとに垂直方向に水平位相量が徐々に変化する位相
ずれ映像を生成し、位相ずれ映像および入力映像のう
ち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2次元映像を3
次元映像に変換する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2次元映像を3次元映像に変換する方法
として、2次元映像信号に基づいて、主映像信号と主映
像信号に対して時間的に遅延された副映像信号とを生成
し、一方を左目用映像信号として出力し、他方を右目用
映像信号として出力する方法が知られている。しかしな
がら、この方法では、水平方向に移動する被写体、回転
する被写体が存在する場合のみ立体感のある映像が得ら
れる。いいかえれば、垂直方向にのみ移動する被写体が
存在する場合、静止画像等においては、上記方法では、
立体感のある映像は得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、垂直方向
にのみ移動する被写体が存在する場合、静止画像等にお
いても立体感のある映像が得られる2次元映像を3次元
映像に変換する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の2
次元映像を3次元映像に変換する方法は、2次元の入力
映像に基づいて、各フィールドごとに垂直方向に水平位
相量が徐々に変化する位相ずれ映像を生成し、位相ずれ
映像および入力映像のうち、一方を左目用映像とし、他
方を右目用映像とすることを特徴とする。
【0005】この発明による第2の2次元映像を3次元
映像に変換する方法は、2次元の入力映像に基づいて、
各フィールドごとに下方に向かって水平位相が徐々に遅
れる第1の位相ずれ映像を生成するとともに、入力映像
に基づいて、各フィールドごとに下方に向かって水平位
相が徐々に進む第2の位相ずれ映像を生成するととも
に、第1の位相ずれ映像および第2の位相ずれ映像のう
ち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とするこ
とを特徴とする。
【0006】位相ずれ映像は、たとえば、次の(1)ま
たは(2)のようにして生成される。
【0007】(1) 所定画素数分の入力映像を記憶し
うるメモリに入力映像を入力し、各フィールドごとにメ
モリからの映像の読み出しタイミングを所定ライン数分
ごとに、徐々に変化させることによって、各フィールド
において所定ライン数分ごとに水平位相量が1画素単位
で変化する位相ずれ映像を生成する。
【0008】(2) 所定画素数分の入力映像を記憶し
うるメモリに入力映像を入力し、各フィールドごとにメ
モリからの映像の読み出しタイミングを所定ライン数分
ごとに、徐々に変化させることにより、各フィールドに
おいて所定ライン数分ごとに水平位相量が1画素単位で
変化する映像を生成し、生成された映像を補間処理する
ことにより、1ラインごとに水平位相量が1画素より小
さい単位で変化する位相ずれ映像を生成する。
【0009】この発明によれば、画面の上部に対して画
面の下部が前方に飛び出した立体映像または画面の上部
に対して画面の下部が奥に引っ込んだ立体映像が得られ
る。通常の映像は、映像の上部が遠景であり、下部が近
景となる場合が多い。したがって、画面の上部に対して
画面の下部が前方に飛び出した立体映像となるように、
位相ずれ映像を生成することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0011】図1は、2次元映像を3次元映像に変換す
るための2D/3D映像変換装置の構成を示している。
【0012】2D/3D映像変換装置は、2次元の入力
映像信号が入力される左目用メモリ1と、入力映像信号
が入力される右目用メモリ2と、これらのメモリ1、2
から映像を読み出すタイミングを制御する水平位相制御
回路3とを備えている。水平位相制御回路3には、入力
映像から抽出された水平同期信号Hsync および垂直同期
信号Vsync が入力している。各メモリ1、2としては、
それらの読み出しタイミングが制御されることによって
生じる最大の水平位相量に相当する画素数以上の映像信
号を記憶できる大きさのものが用いられる。各メモリ
1、2としては、通常、1ラインメモリが用いられる。
【0013】左目用メモリ1と右目用メモリ2には、同
一の映像信号が入力される。水平位相制御回路3は、各
フィールドにおいて、各メモリ1、2からの映像の読み
出しタイミングを、画面上部から画面下部に向かって、
両メモリ1、2の間で互いに逆方向にずらしていく。
【0014】たとえば、図2に示すように、各フィール
ドにおいて、左目用メモリ1からの左目用映像の読み出
しタイミングを、画面上部から画面下部に向かって、数
ラインごとに遅らせていき、右目用メモリ2からの右目
用映像の読み出しタイミングを、画面上部から画面下部
に向かって、数ラインごとに進めていく。このようにす
ると、画面上部から画面下部に向かって、数ラインごと
に水平位相が徐々に遅れた左目用映像が得られ、画面上
部から画面下部に向かって、数ラインごとに水平位相が
徐々に進んだ右目用映像が得られる。
【0015】つまり、図3に示すように、画面下部が画
面上部に対して右方に移動した平行四辺形の左目用映像
が得られるとともに、画面下部が画面上部に対して左方
に移動した平行四辺形の右目用映像が得られる。得られ
た左目用映像と右目用映像とがモニタに表示されると、
図3に示すような出力映像が得られる。
【0016】図3の出力映像から分かるように、同一の
被写体に対して、モニタ面上において、左目用映像は右
目用映像より右側に位置しているので、左目用映像を左
目のみで観察し、右目用映像を右目のみで観察すると、
被写体はモニタ面に対して前方に飛び出したように見え
る。また、図3の出力映像からわかるように、画面の下
部にある被写体ほど、視差が大きくなるので、画面下部
の被写体ほど前方に存在するように見える。
【0017】なお、図4に示すように、各フィールドに
おいて、左目用メモリ1からの左目用映像の読み出しタ
イミングを、画面上部から画面下部に向かって、位相が
進んだ状態から数ラインごとに遅らせていき、右目用メ
モリ2からの右目用映像の読み出しタイミングを、画面
上部から画面下部に向かって、位相が遅れた状態から数
ラインごとに進めていくようにしてもよい。このように
すると、画面上部に行くほど被写体が後方に存在するよ
うに見える出力映像が得られる。したがって、この場合
も、画面上部に対して画面下部の被写体ほど前方に存在
するように見える。
【0018】なお、左目用映像および右目用映像のう
ち、一方のみに対して読み出しタイミングを、画面上部
から画面下部に向かって変化させるようにしてもよい。
【0019】上記実施の形態では、左目用映像および右
目用映像の読み出しタイミングは、数ラインごとに、変
化せしめられている。このため、出力映像に数ラインご
とに歪みが現れる可能性がある。そこで、1ライン毎に
位相が徐々に変化するように、メモリ1、2から読み出
された映像信号に対して補間処理を施すことが好まし
い。
【0020】図5は、従来の2D/3D映像変換装置に
本発明による2D/3D映像変換装置が組み込まれた2
D/3D映像変換システムを示している。
【0021】2次元の入力映像信号は、左右映像選択回
路11に送られるとともに遅延映像生成回路12に送ら
れる。左右映像選択回路11に送られた入力映像をスル
ー映像ということにする。
【0022】遅延映像生成回路12は、複数のフィール
ドメモリ13、この例では4つのフィールドメモリ13
を備えている。第1段目のフィールドメモリ13には、
スルー映像より1フィールド前の映像が蓄積される。こ
れらのフィールドメモリ13は、直列に接続されてお
り、第1段目のフィールドメモリ13に新たなフィール
ドの映像信号が入力される毎に、それぞれ前段のフィー
ルドメモリ13の内容が後段のフィールドメモリ13に
転送される。
【0023】したがって、2D/3D映像変換システム
に新たなフィールドの映像信号が入力された時点では、
第1段目のフィールドメモリ13には、スルー映像に対
して1フィールド前の映像が蓄積されている。第2段目
のフィールドメモリ13には、スルー映像に対して2フ
ィールド前の映像が蓄積されている。第3段目のフィー
ルドメモリ13には、スルー映像に対して3フィールド
前の映像が蓄積されている。第4段目のフィールドメモ
リ13には、スルー映像に対して4フィールド前の映像
が蓄積されている。各フィールドメモリ13の出力映像
は、スルー映像に対して、フィールド単位で遅延された
映像である。各フィールドメモリ13の出力映像は、左
右映像選択回路11に送られる。
【0024】左右映像選択回路11は、左目用映像出力
端子OLと、右目用映像出力端子ORとを備えており、
各フィールドメモリ13から読み出される映像のうちか
ら選択された1つの映像(以下、遅延映像という)およ
びスルー映像のうち、一方を一方の出力端子に出力し、
他方を他方の出力端子に出力する。左右映像選択回路1
1は、CPU15によって制御される。
【0025】各フィールドメモリ13への映像の書き込
みおよび映像の読み出しは、CPU15からの指令に基
づいて、フィールドメモリ制御回路14によって制御さ
れる。CPU15は、図示しない動きベクトル検出回路
によって検出された入力映像信号の水平方向の動きベク
トル(水平方向の動き量および水平方向の動きの方向)
に基づいて、次のような制御を行なう。
【0026】つまり、CPU15は、入力映像信号に基
づいて検出された水平方向の動き量に基づいて、各フィ
ールドメモリ13の出力のうちいずれを遅延映像として
採用するかを決定する。水平方向の動き量が大きいほ
ど、スルー映像に対して遅延量が少ない映像が、遅延映
像として採用される。
【0027】また、CPU15は、入力映像信号に基づ
いて検出された水平方向の動きの方向に基づいて、スル
ー映像および遅延映像のいずれを、左目用映像または右
目用映像とするかを決定し、左右映像選択回路11を制
御する。たとえば、被写体が左から右方向に移動してい
る場合には、遅延映像が右目用映像とされ、スルー映像
が左目用映像とされる。ただし、水平方向の動きベクト
ルが所定値より小さいときには、CPU15は、左右映
像選択回路11の左目用映像出力端子OLと右目用映像
出力端子ORとに、スルー映像を供給するように、左右
映像選択回路11を制御する。
【0028】左右映像選択回路11の左目用映像出力端
子OLには、1画素単位で水平位相量を調整するための
左目用メモリ20が接続されている。左目用メモリ20
の後段には、1画素より小さい単位で水平位相量の調整
を行なうための補間回路30が設けられている。
【0029】補間回路30は、左目用メモリ20から読
み出された映像信号を1画素分遅延させて出力するフリ
ップフロップ31とフリップフロップ31の出力に係数
KLを乗算する乗算器32と、左目用メモリ20から読
み出された映像信号に係数(1−KL)を乗算する乗算
器33と、乗算器32および33の出力を加算する加算
器34とから構成されている。
【0030】左右映像選択回路11の右目用映像出力端
子ORには、1画素単位で水平位相量を調整するための
右目用メモリ40が接続されている。右目用メモリ40
の後段には、1画素より小さい単位で水平位相量の調整
を行なうための補間回路50が設けられている。
【0031】補間回路50は、右目用メモリ40から読
み出された映像信号を1画素分遅延させて出力するフリ
ップフロップ51とフリップフロップ51の出力に係数
KRを乗算する乗算器52と、右目用メモリ40から読
み出された映像信号に係数(1−KR)を乗算する乗算
器53と、乗算器52および53の出力を加算する加算
器54とから構成されている。
【0032】左目用メモリ20からの映像信号の読み出
しタイミングを制御することによって調整すべき各ライ
ンごとの水平位相量、右目用メモリ40からの映像信号
の読み出しタイミングを制御することによって調整すべ
き各ラインごとの水平位相量、補間回路30で用いられ
る係数KLおよび補間回路50で用いられる係数KR
は、水平位相制御回路60によって制御される。
【0033】各メモリ20、40としては、それらの読
み出しタイミングが制御されることによって生じる最大
の水平位相量に相当する画素数以上の映像信号を記憶で
きる大きさのものが用いられる。各メモリ1、2として
は、通常、1ラインメモリが用いられる。
【0034】図6は、水平位相制御回路60の構成を示
している。
【0035】水平位相制御回路60には、CPU15に
よって、垂直方向の水平位相の変化の度合いを示す傾き
の初期値αと、有効映像期間の開始時の水平位相量の初
期値βLo、βRoとが与えられる。また、水平位相制
御回路60には、スルー映像の垂直同期信号VRSTお
よび水平同期信号HRSTが入力している。
【0036】加算器71、選択回路72およびフリップ
フロップ73からなる回路は、左目用映像の水平位相量
βLおよび補間係数KLとを発生させるための左目用の
制御回路である。減算器81、選択回路82およびフリ
ップフロップ83からなる回路は、右目用映像の水平位
相量βRおよび補間係数KRとを発生させるための右目
用の制御回路である。
【0037】左目用の制御回路の動作について説明す
る。垂直同期信号VRSTが入力されたときは、選択回
路72は水平位相量の初期値βLoを選択して出力し、
それ以外のときには、加算器71の出力を選択する。フ
リップフロップ73は、水平同期信号HRSTが入力す
る毎に、選択回路72の出力を取り込んで記憶する。加
算器71は、1水平映像期間毎に、フリップフロップ7
3の出力に傾きαを加算する。フリップフロップ73の
出力のうち、整数部が左目用映像の水平位相量βLであ
り、少数部が補間係数KLである。
【0038】右目用の制御回路の動作について説明す
る。垂直同期信号VRSTが入力されたときは、選択回
路82は水平位相量の初期値βRoを選択して出力し、
それ以外のときには、減算器81の出力を選択する。フ
リップフロップ83は、水平同期信号HRSTが入力す
る毎に、選択回路82の出力を取り込んで記憶する。減
算器81は、1水平映像期間毎に、フリップフロップ8
3の出力から傾きαを減算する。フリップフロップ83
の出力のうち、整数部が右目用映像の水平位相量βRで
あり、少数部が補間係数KRである。
【0039】2D/3D映像変換システムの全体的な動
作について説明する。
【0040】入力映像信号に基づいて検出された水平方
向の動き量が所定値以上である場合には、スルー映像お
よび遅延映像の一方が、左目用映像出力端子OLに出力
され、他方が右目用映像出力端子ORに出力される。こ
の場合には、左目用メモリ20および右目用メモリ40
による水平位相量調整は行なわれない。また、補間回路
30、50の係数KL、KRは、共に0に設定される。
【0041】したがって、左目用映像出力端子OLに出
力された映像は、水平位相調整および補間処理は行なわ
れずに、左目用メモリ20および補間回路30を介し
て、出力される。また、右目用映像出力端子ORに出力
された映像は、水平位相調整および補間処理は行なわれ
ずに、右目用メモリ40および補間回路50を介して、
出力される。
【0042】入力映像信号に基づいて検出された水平方
向の動き量が所定値より小さい場合には、左目用映像出
力端子OLおよび右目用映像出力端子ORに、スルー映
像が出力される。この場合には、左目用メモリ20およ
び右目用メモリ40による水平位相量調整ならびに補間
回路30、50による補間処理が行なわれる。
【0043】ここでは、左目用映像に対する水平位相量
の初期値βLoおよび右目用映像に対する水平位相量の
初期値βRoがともに20(画素)であるとする。ま
た、傾きαは0.4であるとする。水平位相量の初期値
βL、βRが20であり、傾きαが0.4であるときに
は、有効映像期間の各1水平(1H)映像期間の水平位
相量βL、βRおよび補間係数KL、KRは、図7に示
すようになる。また、補間回路30から出力される左目
用映像は図8に示すようになり、補間回路50から出力
される右目用映像は、図9に示すようになる。
【0044】まず、補間回路30から出力される左目用
映像について説明する。1ライン目は、水平位相量は2
0画素であり、補間係数KLが0.0であるため、20
画素分遅延された映像となる。2ライン目は、水平位相
量は20画素であるが、補間係数KLが0.4であるた
め、20.4画素分遅延された映像となる。3ライン目
は、水平位相量は20画素であるが、補間係数KLが
0.8であるため、20.8画素分遅延された映像とな
る。
【0045】4ライン目では、21.2画素分遅延され
た映像となる。5ライン目では、21.6画素分遅延さ
れた映像となる。6ライン目では、22画素分遅延され
た映像となる。7ライン目では、22.4画素分遅延さ
れた映像となる。8ライン目では、22.8画素分遅延
された映像となる。9ライン目では、23.2画素分遅
延された映像となる。
【0046】次に、補間回路50から出力される右目用
映像について説明する。1ライン目は、水平位相量は2
0画素であり、補間係数KLが0.0であるため、20
画素分遅延された映像となる。2ライン目は、水平位相
量は19画素であり、補間係数KLが0.6であるた
め、19.6画素分遅延された映像となる。3ライン目
は、水平位相量は19画素であるが、補間係数KLが
0.2であるため、19.2画素分遅延された映像とな
る。
【0047】4ライン目では、18.8画素分遅延され
た映像となる。5ライン目では、18.4画素分遅延さ
れた映像となる。6ライン目では、18画素分遅延され
た映像となる。7ライン目では、17.6画素分遅延さ
れた映像となる。8ライン目では、17.2画素分遅延
された映像となる。9ライン目では、16.8画素分遅
延された映像となる。
【0048】つまり、図10に示すように、左目用映像
Lは、画面上部に対して画面下部にいくほど、右方向に
位相がずれた平行四辺形の映像となり、右目用映像R
は、画面上部に対して画面下部にいくほど、左方向に位
相がずれた映像となる。
【0049】したがって、水平方向の移動量が少ない映
像、静止映像等が入力された場合にも、画面下部の被写
体ほど前方に存在するように見える立体映像が得られ
る。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、垂直方向にのみ移動
する被写体が存在する場合、静止画像等においても立体
感のある映像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2D/3D映像変換装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】左目用メモリおよび右目用メモリから映像信号
が読み出されるタイミングを説明するための説明図であ
る。
【図3】入力映像と、左目用メモリから読み出された左
目用映像と、右目用メモリから読み出された右目用映像
と、左目用映像および右目用映像とによって生成される
出力映像を示す模式図である。
【図4】左目用メモリおよび右目用メモリから映像信号
が読み出されるタイミングの他の例を説明するための説
明図である。
【図5】2D/3D映像変換システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】水平位相制御回路の構成を示す回路図である。
【図7】水平位相量の初期値βL、βRが20であり、
傾きαが0.4であるときの、有効映像期間の各水平映
像期間の水平位相量βL、βRおよび補間係数KL、K
Rを示すタイムチャートである。
【図8】補間回路30から出力される左目用映像の各ラ
イン毎の水平位相量βLと補間回路30による位相量と
を示す模式図である。
【図9】補間回路50から出力される右目用映像の各ラ
イン毎の水平位相量βRと補間回路50による位相量と
を示す模式図である。
【図10】補間回路30から出力される左目用映像L
と、補間回路50から出力される右目用映像Rとを示す
模式図である。
【符号の説明】
1 左目用メモリ 2 右目用メモリ 3 水平位相制御回路 11 左右映像選択回路 12 遅延映像生成回路 13 フィールドメモリ 14 フィールドメモリ制御回路 15 CPU 20 左目用メモリ 30、50 補間回路 31、51 フリップフロップ 32、52 乗算器 33、53 乗算器 34、54 加算器 40 右目用メモリ 60 水平位相制御回路 71 加算器 72、82 選択回路 73、83フリップフロップ 81 減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚瀬 晋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 村田 治彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元の入力映像に基づいて、各フィー
    ルドごとに垂直方向に水平位相量が徐々に変化する位相
    ずれ映像を生成し、位相ずれ映像および入力映像のう
    ち、一方を左目用映像とし、他方を右目用映像とする2
    次元映像を3次元映像に変換する方法。
  2. 【請求項2】 2次元の入力映像に基づいて、各フィー
    ルドごとに下方に向かって水平位相が徐々に遅れる第1
    の位相ずれ映像を生成するとともに、入力映像に基づい
    て、各フィールドごとに下方に向かって水平位相が徐々
    に進む第2の位相ずれ映像を生成するとともに、第1の
    位相ずれ映像および第2の位相ずれ映像のうち、一方を
    左目用映像とし、他方を右目用映像とする2次元映像を
    3次元映像に変換する方法。
  3. 【請求項3】 所定画素数分の入力映像を記憶しうるメ
    モリに入力映像を入力し、各フィールドごとにメモリか
    らの映像の読み出しタイミングを所定ライン数分ごと
    に、徐々に変化させることによって、各フィールドにお
    いて所定ライン数分ごとに水平位相量が1画素単位で変
    化する位相ずれ映像が生成される請求項1および2のい
    ずれかに記載の2次元映像を3次元映像に変換する方
    法。
  4. 【請求項4】 所定画素数分の入力映像を記憶しうるメ
    モリに入力映像を入力し、各フィールドごとにメモリか
    らの映像の読み出しタイミングを所定ライン数分ごと
    に、徐々に変化させることにより、各フィールドにおい
    て所定ライン数分ごとに水平位相量が1画素単位で変化
    する映像を生成し、生成された映像を補間処理すること
    により、1ラインごとに水平位相量が1画素より小さい
    単位で変化する位相ずれ映像が生成される請求項1およ
    び2のいずれかに記載の2次元映像を3次元映像に変換
    する方法。
JP7272471A 1995-10-20 1995-10-20 2次元映像を3次元映像に変換する方法 Pending JPH09116928A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102427550A (zh) * 2011-12-09 2012-04-25 彩虹集团公司 一种实现2d转3d的方法

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CN102427550A (zh) * 2011-12-09 2012-04-25 彩虹集团公司 一种实现2d转3d的方法

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