JPH09116767A - 印刷プルーフ作成方法およびその装置 - Google Patents

印刷プルーフ作成方法およびその装置

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JPH09116767A
JPH09116767A JP7273297A JP27329795A JPH09116767A JP H09116767 A JPH09116767 A JP H09116767A JP 7273297 A JP7273297 A JP 7273297A JP 27329795 A JP27329795 A JP 27329795A JP H09116767 A JPH09116767 A JP H09116767A
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彰人 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラープリンタやカラーモニタを利用して印刷
物に近似したハードコピーである印刷プルーフを作成す
る。 【解決手段】像構造シミュレーションS8中で、カラー
印刷物12の印刷網に特有の空間周波数応答を保存した
まま、カラーデジタルプリンタ3やカラーモニタ等の画
像出力装置固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処
理を行ったときの色ずれ量を色ずれ量補正LUT21で
補正するとともに、この補正後にカラーデジタルプリン
タ3を使用することによる色ずれ量を色ずれ量補正LU
T22で補正するようにしている。このため、印刷プル
ーフCPbで、カラー印刷物12の色と像構造とを忠実
に再現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輪転機等を利用
するカラー印刷機により網点画像によるカラー印刷物を
作成する前に、校正のためのカラー印刷プルーフ(カラ
ー印刷校正刷りともいう。)を作成するに際し、濃度階
調方式により画素毎の画像をシート上に形成するカラー
プリンタまたは輝度変調方式により画素毎の画像を表示
器上に形成するカラーモニタでそのカラー印刷プルーフ
を作成する印刷プルーフ作成方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、製品としての網点画像による
カラー印刷物をカラー印刷機により作成する前に、色等
の校正用のカラー印刷プルーフをカラープリンタにより
作成していた。
【0003】カラー印刷プルーフを作成するために、カ
ラープリンタを使用するのは、カラープリンタが比較的
簡易な構成であって廉価であり、また、カラープリンタ
では、周知のように、カラー印刷機に係る製版フイルム
の作成、刷版(PS版)等の作成が不要であり、短時間
に複数回、容易にシート上に画像が形成されたハードコ
ピーを作成できるからである。
【0004】図10は、従来の技術によるカラー印刷プ
ルーフの作成方法のフローを示している。
【0005】まず、画像原稿2上の画像がCCDエリア
センサ等を有するカラースキャナ等の画像読取装置によ
って読み取られ、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色
毎の階調画像データIaが作成される(ステップS1:
画像読取過程)。
【0006】次に、このRGBの階調画像データIaが
色変換処理によりC(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(黄色)、K(墨色)の各色毎の4版の網点面積率デー
タ(網%データともいわれる。)aj(j=0〜3)に
変換される(ステップS2)。この変換は、カラー印刷
機との関係により種々の変換が可能であり、通常、その
カラー印刷機に対応して各印刷会社それぞれのノウハウ
になっている。
【0007】このカラー印刷機により作成されるカラー
印刷物上の画像は網点画像であり、そのため、実際にカ
ラー印刷物を作成する際には、色変換処理後の網点面積
率データajをビットマップデータに展開し、これを基
に製版フイルム等の作成等を行うが、自動現像機(自現
機)等が必要とされ、製版フイルム作成処理工程以降の
工程が相当に煩雑である。
【0008】そのため、カラー印刷プルーフを簡易に作
成するために、上述した理由により、カラープリンタ
(以下、カラーデジタルプリンタともいい、DPともい
う。)が使用されている。DPは、濃度階調方式によ
り、例えば、3原色に対応するLED(発光ダイオー
ド)またはレーザの発光強度と時間を画素毎にデジタル
的に制御してドナーフイルムに画像を形成し、これを受
像シートに転写し、そのシート上に画像を形成するもの
であり、刷版からPS版を作成し、これを利用して印刷
するカラー印刷機に比較して相当に廉価である。体積も
小さく、重量も軽い。
【0009】そこで、DPを使用するために、ステップ
S2で作成したCMYKの4版の網点面積率データaj
を、一旦、いわゆるデバイス(印刷、CRT、写真、L
ED等)に依存しない画像データ(共通色空間データと
も呼ばれる。)である、例えば、3刺激値データX、
Y、Zに変換することが必要になる。
【0010】このため、CMYK4版の網点面積率デー
タajを3刺激値データX、Y、Zに変換する画像デー
タ処理を行う(ステップS4)。この画像データ処理と
しては、従来、ノイゲバウア方程式を用いる処理が採用
されている。
【0011】この場合、予め、測色計により色毎の測色
値データXi、Yi、Zi(iは、CMYKの4版の場
合には、24 色=16色)を測定しておく(ステップS
3)。この測定に際しては、まず、カラー印刷機により
カラー印刷物を作成する際の印刷紙上に16色の各色を
予め印刷する(通常、べた刷りという。)。この16色
とは、具体的には、C色、M色、Y色、K色のそれぞれ
の有無に対応しており、全部で24 色=16色になる。
【0012】すなわち、何も印刷しないときの印刷紙の
地色であるW(白)色、原色であるC、M、Yのみの各
色、K色、その他、混色であるC+M、C+Y、C+
K、M+Y、M+K、Y+K、C+M+Y、C+M+
K、C+Y+K、M+Y+K、C+M+Y+Kの各色の
合計16色である。印刷紙上に形成されたこれらの反射
色を測色計、例えば、分光計で測定して測色値データX
i、Yi、Ziを得ておく。
【0013】ノイゲバウア方程式を用いる処理では、次
の(1)式に示すように、この測色値データXi、Y
i、Ziのそれぞれの係数として網点面積率データhi
が掛けられて画像データ処理後の3刺激値データX、
Y、Zが作成される(ステップS4)。
【0014】 X=Σhi・Xi Y=Σhi・Yi Z=Σhi・Zi …(1) 但し、 i =0〜15 h0 =(1−c)・(1−m)・(1−y)・(1−k) h1 = c ・(1−m)・(1−y)・(1−k) h2 =(1−c)・ m ・(1−y)・(1−k) h3 = c ・ m ・(1−y)・(1−k) h4 =(1−c)・(1−m)・ y ・(1−k) h5 = c ・(1−m)・ y ・(1−k) h6 =(1−c)・ m ・ y ・(1−k) h7 = c ・ m ・ y ・(1−k) h8 =(1−c)・(1−m)・(1−y)・ k h9 = c ・(1−m)・(1−y)・ k h10=(1−c)・ m ・(1−y)・ k h11= c ・ m ・(1−y)・ k h12=(1−c)・(1−m)・ y ・ k h13= c ・(1−m)・ y ・ k h14=(1−c)・ m ・ y ・ k h15= c ・ m ・ y ・ k であり、c、m、y、kは、C、M、Y、Kの各色の網
点面積率データajを表す。
【0015】このようにして作成された画像データ処理
後の3刺激値データX、Y、ZがDP3に供給され、D
P3では、この3刺激値データX、Y、Zをルックアッ
プテーブル(LUT)に基づき前記LED等に係る3原
色毎のデータ(いわゆるデバイスに依存する画像データ
であって固有色空間データとも呼ばれる。)に変換した
後、シート上に画像を形成したハードコピーであるカラ
ー印刷プルーフCPaを作成する。
【0016】ところで、上述のように、ノイゲバウア方
程式を使用して、DP3用の3刺激値データX、Y、Z
を作成した場合には、カラー印刷機によって作成される
カラー印刷物上に形成される画像の色を測色計で測定し
た測色値を使用しているため、カラー印刷物の色を前記
ハードコピー上の画像に忠実に再現することはできる
が、カラー印刷物上に現れるモアレ、ロゼット等の干渉
縞(以下、偽模様ともいう。)、言い換えれば、印刷特
有の特徴である網点の周期構造を原因とする干渉むらを
前記ハードコピー上の画像に再現することができないと
いう問題があった。
【0017】実際にカラー印刷物上で、これらの偽模様
が現れるのであれば、カラー印刷プルーフCpa上にも
その偽模様を忠実に再現したいという要請に基づくもの
であり、偽模様が現れない従来の技術によるカラー印刷
プルーフCPaは、この点に関して、一般的に言えば、
像構造に関してカラー印刷物用の正確な(忠実な)プル
ーフであるとは言えない。
【0018】なお、DP3のハードコピー上の画像に偽
模様が現れなくなるのは、ノイゲバウア方程式が一種の
確率論に基づく式と解され、偽模様に係る微視的な(ミ
クロの)像構造(網構造)が再現できないことを原因と
するものと考えられる。
【0019】像構造を再現するためには、ハードコピー
を出力する画像出力装置上で、近似させたい印刷物と全
く同じ構造の機構(閾値マトリクスやビットマップデー
タ等)を持たなければならず、このような機構により多
様な印刷条件に全て対応するのは困難であり、かつ相当
高価な装置になる。
【0020】像構造をもカラープリンタ等の簡易な装置
で再現する技術としては、例えば、本出願人による特願
平5−327339号に記載された技術がある。
【0021】この技術は、ノイゲバウア方程式を利用し
てカラープリンタ用の3刺激値データX、Y、Zを作成
した後、モアレ、ロゼット等の像構造に係わる疑似信号
である周期性ノイズ信号を前記3刺激値データX、Y、
Zに加えて、色と像構造をカラープリンタによりハード
コピー上に再現しようとする技術である。この技術によ
り、カラー印刷プルーフ上で色と像構造とを忠実に再現
することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
技術に関連してなされたものであり、比較的廉価で比較
的低解像度のカラープリンタ等の画像出力装置により、
微視的な像構造(網構造)、例えば、高解像度のカラー
印刷物上に現れるモアレ等の干渉縞を一層忠実に再現
し、最終印刷物の色補正を的確に行なうことを可能とす
る印刷プルーフ作成方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は、例えば、図
1に示すように、3原色を含む少なくとも3版分の網点
面積率データajがビットマップデータに展開され、こ
のビットマップデータに基づいて作成されるカラー印刷
物12の印刷プルーフを画像出力装置3を介して作成す
る印刷プルーフ作成方法において、カラー印刷物12の
印刷網に特有の空間周波数応答を保存したまま、前記画
像出力装置固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処
理を含む像構造シミュレーションを行う過程(ステップ
S8)と、像構造シミュレーションを行ったときの色ず
れ量を補正する過程(色ずれ量補正LUT21による補
正過程)と、この補正過程後に画像出力装置を使用する
ことによる色ずれ量を補正する過程(色ずれ量補正LU
T22による過程)と、を有することを特徴とする。
【0024】また、この発明は、例えば、図1に示すよ
うに、3原色を含む少なくとも3版分の網点面積率デー
タajがビットマップデータに展開され、このビットマ
ップデータに基づいて作成されるカラー印刷物12の印
刷プルーフを画像出力装置3を介して作成する印刷プル
ーフ作成装置において、カラー印刷物12の印刷網に特
有の空間周波数応答を保存したまま、前記画像出力装置
固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処理を含む像
構造シミュレーションを行う手段S8と、像構造シミュ
レーションS8を行ったときの色ずれ量を補正する手段
21と、この補正後に画像出力装置3を使用することに
よる色ずれ量を補正する手段22と、を有することを特
徴とする。
【0025】さらに、この発明は、図1および図9に示
すように、3原色を含む少なくとも3版分の網点面積率
データaiがビットマップデータに展開され、このビッ
トマップデータに基づいて作成されるカラー印刷物の印
刷プルーフを画像出力装置を介して作成する印刷プルー
フ作成装置において、前記網点面積率データをもとにし
て前記カラー印刷物の色再現予測処理S21により第1
の測色的データαを得る第1の処理手段と、前記網点面
積率データをもとにして前記カラー印刷物の印刷網に特
有の空間周波数応答を保持したまま、前記画像出力装置
固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処理を含む像
構造シミュレーションS8により第2の測色的データβ
を得る第2の処理手段と、前記第2の測色的データをも
とに前記画像出力装置により予備的印刷プルーフCPa
を作成し、該予備的印刷プルーフから測色計により第3
の測色的データσを得る第3の処理手段と、前記第1お
よび第3の測色的データを所定演算して補正データλを
作成する第4の処理手段と、前記補正データに基づいて
前記第2の測色的データを補正して、前記画像出力装置
DP3(図1参照)により印刷プルーフCPbを作成す
る第5の処理手段と、を有することを特徴とする。
【0026】さらにまた、この発明は、図1、図3、図
8に示すように、3原色を含む少なくとも3版分の網点
面積率データajがビットマップデータに展開され、こ
のビットマップデータに基づいて作成されるカラー印刷
物12の印刷プルーフを画像出力装置3を介して作成す
る印刷プルーフ作成装置において、第1、第2、第3段
階の処理手段を有し、前記第1段階の処理手段では、前
記網点面積率データajをもとにしてカラー印刷物12
の色再現予測処理S21により第1の測色的データα
(図3参照)を得る処理と、網点面積率データajをも
とにしてカラー印刷物12の像構造シミュレーションS
8により第2の測色的データβ(図3参照)を得る処理
と、第1および第2の測色的データα、βから像構造シ
ミュレーションS8を原因とする第1の色ずれ量補正デ
ータγ(図3参照)を作成する処理S25と、第2の測
色的データβを第1の色ずれ量補正データγにより補正
して第1の測色的補正データδ(図8参照)を得る処理
と、を行い、前記第2段階の処理手段では、第1の測色
的補正データδをもとに画像出力装置3により予備的印
刷プルーフCPaを作成して測色計により測色データζ
(図8参照)を得る処理S26と、この測色データζと
第1の測色的補正データδとから画像出力装置3の色再
現範囲を原因とする第2の色ずれ量補正データη(図8
参照)を作成する処理と、を行い、前記第3段階の処理
手段では、第1の測色的補正データδを第2の色ずれ補
正量データηにより補正して第2の測色的補正データθ
(図1参照)を得る処理と、この第2の測色的補正デー
タθをもとに画像出力装置3により印刷プルーフCPb
を作成する処理と、を行うことを特徴とする。
【0027】画像出力装置3としては、カラープリンタ
またはカラーモニタが使用される。
【0028】この発明によれば、像構造シミュレーショ
ン中で、カラー印刷物の印刷網に特有の空間周波数応答
を保存したまま、カラープリンタやカラーモニタ等の画
像出力装置固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処
理を行ったときの色ずれ量を補正するとともに、この補
正後に画像出力装置を使用することによる色ずれ量を補
正するようにしている。
【0029】このため、印刷プルーフ中で、色と像構造
とを忠実に再現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する
図面において、上記図10に示したものと対応するもの
には同一の符号を付け、その説明は適宜省略する。
【0031】図1は、一般的なカラー印刷システム11
で作成されるカラー印刷物12に対して、カラーデジタ
ルプリンタ(DP)3によりこの実施の形態に係るカラ
ー印刷プルーフCPbを作成する処理フローを示してい
る。
【0032】まず、一般的なカラー印刷システム11の
内容について説明する。
【0033】一般的なカラー印刷システム11では、画
像原稿2上の画像がCCDエリアセンサ等を有するカラ
ースキャナ等の画像読取装置によって読み取られ、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色毎の階調画像データ
Iaが作成される(ステップS1:画像読取過程)。こ
の場合、CCDエリアセンサ等の解像度としては、例え
ば、400DPI(dot per inch)程度が
選択され、ここでいう、1dot(ドット)は、1画素
に対応し、256等の階調を有する濃度階調方式(連続
調方式ともいう。)による画素を意味している。
【0034】次に、このRGBの階調画像データIaを
構成する各画素データが色変換処理によりC(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(黄色)、K(墨色)の各色
毎の4版の網点面積率データ(網%データともいう。)
ajに変換される(ステップS2;色変換過程)。この
変換は、後に説明するカラー印刷機との関係により種々
の変換が可能であるので、通常、そのカラー印刷機に対
応して各印刷会社それぞれのノウハウになっている。な
お、UCR処理を行なわない場合には、RGBの階調画
像データIaをC、M、Yの3版の網点面積率データa
jに変換すればよい。また、カラー印刷物12上に、例
えば、Y色が存在しない場合には、C、Mの2版の網点
面積率データajに変換すればよいことはもちろんであ
る。
【0035】次いで、画素単位で作成されたCMYK4
版分の網点面積率データajに対して、解像度が200
0DPI程度(ここでは、理解を容易にするために16
00DPIとする。)でCMYK4版のそれぞれに対し
て所望の網角度、スクリーン線数を有する4つの閾値マ
トリクス(閾値テンプレートともいう。)14を参照
し、閾値マトリクス14の各要素中の各閾値と網点面積
率データajの値とを比較して、値「0」または値
「1」をとる2値データ、すなわちビットマップデータ
bjに変換する(ステップS5;比較過程)。なお、通
常、網角度は、例えば、Y版用の閾値マトリクス14と
M版用の閾値マトリクス14とでは45°等の角度差を
有しており、実際上、網角度は、例えば、CMYKの4
版では、Y版を基準(0°)にそれぞれ、M版45°、
C版75°、K版15°等の角度差を有している。スク
リーン線数はこの実施の形態では175線である。
【0036】図2は、このステップS5の比較過程(ビ
ットマップ展開過程)について詳しく説明するために閾
値マトリクス14等を模式的に描いた線図である。
【0037】図2において、最上段に描いた2つの線図
は、400DPIの網点面積率データajの1ドット
が、1600DPIのビットマップデータbjの16ド
ットに変換されることを表している。
【0038】網点面積率データajの1ドットが、例え
ば、C版であって、網点面積率データajの値がaj=
30%(0〜255表現では75)であるとすると、こ
れとY版用の閾値マトリクス14とが参照される。閾値
マトリクス14は、例えば、図2に示すような閾値Tが
マトリクスの要素中に渦巻き状に配されている。この場
合の閾値Tは、0〜100%を量子化数(8ビットであ
れば0〜255)で割り振った値を渦巻き状に配置する
例を示している。
【0039】ビットマップデータへの展開、すなわち、
2値データ化は、周知のように、次の(2)式、(3)
式に示すように行われる。
【0040】 aj>T → 1 …(2) aj≦T → 0 …(3) このようにして図2の最下段に示すY版の当該1画素
(網点面積率データajがaj=30%の画素)に対す
るビットマップデータbjが作成される。なお、上述の
ように、Y版用の閾値マトリクス14に対してM、C、
K版用の閾値マトリクス14は選択可能な所定の網角度
を有している。また、本例では、閾値マトリクス14と
して無理数網を使用しているが、有理数網としてもよい
ことはもちろんである。
【0041】次に、このようにして作成したビットマッ
プデータbjに基づき、図1に示すように、写植機、自
動現像機等による処理を行い(ステップS6;版作成過
程)、版下としての網点画像を有する4版の製版フイル
ム16、刷版としてのPS版17を作成する。
【0042】最後に、このPS版17を用いて輪転機等
を有するカラー印刷機により網点画像で形成されたカラ
ー印刷物12を作成する(ステップS7;印刷過程)。
【0043】このカラー印刷物12上の網点画像には、
画像原稿2には存在しない、網角度の異なる閾値マトリ
クス14を用いたことによって発生するモアレ、ロゼッ
ト等の干渉縞等の像構造が現れる。
【0044】以上が、一般的なカラー印刷システム11
の内容の説明である。
【0045】この発明では、カラー印刷システム11に
よって作成されるカラー印刷物12の色と像構造とがカ
ラー印刷プルーフCPb上に忠実に再現されるようにす
る。
【0046】後に詳しく説明する像構造シミュレーショ
ン処理(ステップS8)を行うことによりカラー印刷物
12の像構造を正確に再現することができるようになる
が色ずれが発生するので、これを補正するための色ずれ
量補正ルックアップテーブル(以下、LUTという。)
21が必要であり、また、DP3の色再現範囲と印刷の
色再現範囲とが異なることを原因として発生する色ずれ
を補正するための色ずれ量補正LUT22が必要であ
る。
【0047】なお、色ずれ量補正LUT21、22は、
1個のLUTにまとめてもよい。また、色ずれ量補正L
UT21、22に代替してこれらを近似した補正関数と
してもよい。
【0048】色ずれ量補正LUT21、22による補正
後のデータは、従来の技術の項で述べた共通色空間デー
タであり、この共通色空間データは、従来の技術の項で
も述べたように、DP3の固有の色空間データに変換さ
れた後(図1では、符号23で示すLUTで表してい
る。)、DP3に供給されることで、像構造と色を忠実
に再現できるカラー印刷プルーフCPbを作成すること
ができる。LUT23はDP3中に組み込んでおいても
よい。
【0049】そこで、次に、色ずれ量補正LUT21と
色ずれ量補正LUT22の作成について説明する。
【0050】図3は、像構造シミュレーション処理(ス
テップS8)によって発生する色ずれ量を補正する色ず
れ量補正LUT21を作成するための構成を示してい
る。
【0051】色ずれ量補正LUT21を作成する際に
は、まず、色再現予測処理(ステップS21)と像構造
シミュレーション処理(ステップS8)を行う。
【0052】ステップS21での色再現予測処理として
は、例えば、上述のノイゲバウア方程式を用いる処理ま
たはCMYK4版の網点面積率データajのそれぞれを
所定%(所定量)ずつ変化させたときに、これに対応し
て印刷したカラー印刷物12上の複数の色サンプルを測
色計で測定して、所定%ずつ変化させたときの色サンプ
ル毎にCIE表色系における測色データ、例えば、3刺
激値データXi、Yi、Ziを得、前記所定%ずつ変化
させたときの色サンプルの間の測色データを補間処理に
より求め、前記測色系で測定した測色値および前記補間
処理により求めた測色データを前記網点面積率データa
jを入力データとするルックアップテーブルまたは補正
関数として持つ処理が上げられる。いずれの処理の場合
においても、少なくとも測色計により色毎の測色値デー
タXi、Yi、Zi(iは、CMYKの4版の場合に
は、24 色=16色)を測定しておくことが必要である
(図10中のステップS3)。
【0053】このようにして、ステップS21の色再現
予測処理では、入力端51から供給される解像度400
DPI網点面積率データajに対して、例えば、測色値
データXi、Yi、Ziがかけられて測色的データαが
得られる。
【0054】次にステップS8の像構造シミュレーショ
ン処理では、まず、この像構造シミュレーション処理に
特有のビットマップ展開処理が行われる(ステップS2
2)。
【0055】この場合、入力端52から供給される印刷
と同じ条件のスクリーン線数、網角度に応じて閾値マト
リクス24を選択することになるが、種々のモアレ、例
えば、合板モアレにも対応し、また多様な網生成条件に
対応してモアレ再現を可能にするために、図2に示した
閾値マトリクス14に比較して解像度の高い閾値マトリ
クス24が選択される。ビットマップデータb’jの解
像度を上げるためである。閾値マトリクス24に係るス
クリーン線数、網角度は印刷の場合と同じスクリーン線
数、網角度であることがモアレ等を再現するために必須
であるので、スクリーン線数は175線とする。網角度
は、上述のように、Y版を基準として、CMYKの各版
それぞれがM版45°、C版75°、K版15°の角度
を持つように選択されている。
【0056】一方、解像度を上げるために、網点を作成
するための閾値マトリクス24として要素数256×2
56=65536の閾値マトリクス24を用いる。各要
素中の閾値としては、例えば、値0、1、2、…、25
5をとるようにする。このような閾値マトリクス24と
網点面積率データajとを比較してビットマップデータ
b’jを作成する(ステップS10)。
【0057】このようにして作成したCMYK4版分の
ビットマップデータb’jの解像度は44800(25
6×175)DPIである。この解像度は、2000D
PI以上必要であるが、ここでは上記のように種々の条
件に対応する望ましい例として、44800DPIの場
合について説明する。
【0058】次に、44800DPIのビットマップデ
ータb’jを解像度が1600DPIのデータに変換す
る。このためには、ビットマップデータb’jの28×
28(784)ドットを数え上げ、数え上げデータpの
1ドットに変換する数え上げ処理を行えばよい(ステッ
プS12)。
【0059】ステップS12の数え上げ処理を分かり易
く説明するために、C版のビットマップデータb’jの
28×28ドット分の例を図4Aに示し、M版のビット
マップデータb’jの28×28ドット分の例を図4B
に示す。図4A、図4B中、図示していない要素の値は
全て値「0」であるとする。また、残りのY版、K版の
ビットマップデータb’jの各要素もすべて値「0」で
あると仮定する。
【0060】そこで、28×28ドットについて、CM
YK4版分のビットマップデータb’j(ここでは、C
版とM版の2版分のビットマップデータb’jでよいこ
とはいうまでもない。)を同時に参照して、色毎(版数
が4版であるので24 色の各色毎)の面積率ciを数え
上げる処理を行う。
【0061】図4A、B例の画素(28×28ドット対
応)において、色毎の面積率ciは、次のように算出さ
れる。
【0062】C色;ci=cC =3/784 (面積率cC はC版とM版とを重ねて透過的に見た場
合、C色のみが存在している部分を表し、C色とM色の
重複している部分はC+M=B色の面積率cC+M とす
る。) C+M色;cC+M =2/784 W色;cW =779/784 (C版とM版とを重ねて透過的に見た場合、C色とM色
のいずれの色も存在しない部分) 残りの色(Y色、K色等の13色分)についての面積率
ciはゼロ値である。このようにして28×28ドット
毎に面積率ciを作成することで、1600DPIの数
え上げデータp(各要素値は面積率ciで表される。)
が作成される。
【0063】次に、カラー印刷物12上に印刷された1
6色のべた色を測色計により測定する処理(ステップS
3)により予め測色しておいた色毎の測色値データX
i、Yi、Zi(iは、CMYKの4版の場合には、2
4 色=16色)に対してステップS12で数え上げた色
毎の面積率ciを重み係数として測色的データq(3刺
激値データX、Y、Z)を(4)式に示すように求める
(ステップS13)。言い換えれば、測色値データX
i、Yi、Ziを色毎の面積率ciで加重平均して3刺
激値データX、Y、Z(測色的データq)を求める。
【0064】 X=Σci・Xi =(3/784)XC +(2/784)XC+M +(779/784)XW Y=Σci・Yi =(3/784)YC +(2/784)YC+M +(779/784)YW Z=Σci・Zi =(3/784)ZC +(2/784)ZC+M +(779/784)ZW …(4) このように、784(28×28)ドット毎の数え上げ
処理(ステップS12)と加重平均処理(ステップS1
3)を44800DPIのビットマップデータb’jの
全範囲で行うことにより、1600DPIの測色的デー
タqが得られる。
【0065】次に、得られた1600DPIの測色的デ
ータqに図5に示すアンチエリアジングフィルタAFを
使用したアンチエリアジングフィルタ処理を行い、アン
チエリアジングフィルタ処理後のDP3の解像度に等し
い400DPIの測色的データβ(3刺激値データX、
Y、Z)を作成する。(ステップS14) ステップS14のアンチエリアジングフィルタ処理過程
は、DP3の解像度(この実施の形態では、400DP
I)でカラー印刷プルーフCPbを作成しようとすると
き、このDP3の解像度を原因とするエリアジング雑音
(折り返し雑音)の発生を予め回避するために挿入した
過程である。アンチエリアジングフィルタ処理を有効に
行うためには、アンチエリアジングフィルタAFがかけ
られる原信号である画像データ(この場合、測色的デー
タq)の解像度がDP3の解像度(400DPI)より
高い解像度になっていることが必要である。この実施の
形態では、その解像度が1600DPIに選択されてい
る。
【0066】図5に示したアンチエリアジングフィルタ
AFのマトリクス(ここでは、要素数がn×nの正方マ
トリクス)の構成について考える。
【0067】解像度1600DPIの画像データである
測色的データqを解像度400DPIの画像データであ
る測色的データβに変換するためには、400DPIの
1ドットが1600DPIの16ドットに対応すること
からアンチエリアジングの効果を考えない場合のフィル
タの最小限の要素数は4×4である。
【0068】そして、エリアジング雑音をできるだけ小
さくするためには、アンチエリアジングフィルタAFの
要素数は大きければ大きいほど望ましいが、演算速度、
ハードウェア等との関係で制限される。
【0069】一方、色情報はノイゲバウア方程式によっ
て再現できることからも類推できるように、直流成分を
含む比較的低周波の成分を通過させる必要があることか
ら、直流成分の近傍ではできるだけ挿入損失が発生しな
いような周波数特性にする必要がある。したがって、マ
トリクスの中心の応答が0dBになることが理想であ
る。
【0070】また、モアレ等の干渉縞成分{網周波数
(スクリーン線数)成分以下の成分}はアンチエリアジ
ングフィルタ処理(ステップS14)を行ってもすべて
残すようにしたい。
【0071】さらに、アンチエリアジングフィルタAF
の減衰特性が急峻であると、このアンチエリアジングフ
ィルタ処理を行うことによる新たな偽模様が現れてしま
うことも考慮しなければならない。
【0072】図5は、このような観点を総合して作成さ
れた要素数が9×9のアンチエリアジングフィルタAF
の構成例を示している。なお、各要素をdijで表すと
き、各要素dijの値(フィルタ係数ともいう。)は全
部加えて1.0にする必要性があることから、各要素d
ijの実際の値は各要素dijの総和(Σdij)で割
っておく。
【0073】このように構成したアンチエリアジングフ
ィルタAFのフィルタ係数の配置は、図5から分かるよ
うに、中央部分から外方に向かうにしたがってほぼ釣り
鐘状に単調減少的に減衰する周波数特性になっている。
【0074】図6は、このアンチエリアジングフィルタ
AFの周波数特性を示している。図6において、横軸は
解像度を示し、DP3の解像度Ra=400DPIを値
1.0に規格化している。したがって、網周波数である
スクリーン線数175線は、値0.44に規格化され
る。縦軸は応答を示し、図5中、中央の要素d55=12
1を値1.0に規格している。
【0075】図5例では、図6から分かるように、解像
度1.0において、応答は約0.23であり、解像度
0.44において、応答は、約0.77である。
【0076】なお、種々の例を検討した結果、解像度が
網周波数(スクリーン線数相当)のときに応答が0.5
(50%)以上で、解像度がカラーデジタルプリンタで
あるDP3の解像度1.0であるときに応答が0.3
(30%)以下であれば、カラー印刷物12に現れるモ
アレ等の干渉縞をカラー印刷プルーフCPbで再現でき
ることが分かり、かつエリアジング雑音が視認できない
程度にできることが分かった。
【0077】以上の説明がアンチエリアジングフィルタ
AFのマトリクス(ここでは、要素数がn×n(9×
9)の正方マトリクス)の構成の説明である。図7は、
このアンチエリアジングフィルタ処理の説明に供される
線図である。図7Aに示すように、1600DPIの測
色値データqの左上の9×9ドット分に対して図5に示
した要素がdijで表される9×9のアンチエリアジン
グフィルタAFを対応させ、対応する各要素を掛け算し
て、それらの総和を求めてアンチエリアジングフィルタ
処理を行う。すなわち、測色的データqの各要素をei
jと表すとき、Σ(dij×eij)(9×9要素分)
を求め、これを解像度400DPIの測色的データβと
する。なお、上述したようにアンチエリアジングフィル
タAFの総和はΣdij=1に規格化しているが、小数
を含む掛け算は時間がかかるので、アンチエリアジング
フィルタAFの各要素の値は図5に示した値をそのまま
用いて、d’ijとするとき、Σ(d’ij×eij)
/Σd’ijとしてアンチエリアジングフィルタ処理後
の値を求めてもよい。
【0078】この場合、アンチエリアジングフィルタ処
理では、解像度1600DPIの測色的データqを解像
度400DPIの測色的データβに変換するのであるか
ら、測色的データqに対する2回目のアンチエリアジン
グフィルタ処理は、図7Bに示すように、アンチエリア
ジングフィルタAFを測色的データqの4ドット分、例
えば、右側にずらして行えばよい。以下、同様にして4
ドット分ずつずらしてアンチエリアジングフィルタ処理
を行い、アンチエリアジングフィルタAFの右端が測色
的データqの右端に等しい位置でアンチエリアジングフ
ィルタ処理を行った後には、図7Bに示す、上から5番
面の要素e51にアンチエリアジングフィルタAFの要素
11を対応させて行い、以下同様にして要素e16001600
と要素d 99とが対応するまで4ドットずつずらしてアン
チエリアジングフィルタ処理を行うことで、1600D
PIの測色的データqの解像度を低下させて400DP
Iの測色的データβを得ることができる。アンチエリア
ジングフィルタ処理は、カラー印刷物12の印刷網に特
有の空間周波数応答を保存したまま、DP3に固有の空
間周波数応答を遮断するフィルタ処理であるともいえ
る。
【0079】次に、ステップS8で作成した測色的デー
タβとステップS21で作成しておいた測色的データα
とから、ステップS8の像構造シミュレーション処理を
実行したことによる色ずれ量を補正するための色ずれ量
補正データγを作成する(ステップS25)。出力端5
3に現れる色ずれ量補正データγは、各測色的データの
単純な差β−α(=γ)や比(α/β)(=γ)といっ
た数学的演算で得られる。
【0080】色ずれ量補正データγを図1に示す入力端
54から供給することで、色ずれ量補正LUT21を作
成することができる。
【0081】以上が像構造シミュレーション処理(ステ
ップS8)を実行することにより発生する色ずれ量を補
正するための色ずれ量補正LUT21の作成についての
説明である。
【0082】図8は、カラー印刷物12の色再現範囲よ
り狭い色再現範囲を有するDP3を使用することにより
発生する色ずれ量補正LUT22の作成に供される図で
ある。
【0083】この場合、入力端51に供給される網点面
積率データajが像構造シミュレーション処理(ステッ
プS8)によって測色的データβに変換され、この像構
造シミュレーション処理を原因とする色ずれ量が色ずれ
量補正LUT21で補正された測色的補正データδ(例
えば、δ=β−γ=α、δ=β×γ=α)が得られる。
【0084】この測色的補正データδは、共通色空間デ
ータであり、例えば、3刺激値データX、Y、Zである
ので、これが、LUT23でDP3に固有の色空間デー
タ、この場合RGBデータに変換される。このようにし
て作成されたRGBデータをもとにDP3でハードコピ
ーである予備的印刷プルーフCPaを作成する。
【0085】次にこの予備的印刷プルーフCPaを測色
計で測定して測色データζを得る(ステップS26)。
次いで、この測色データζと測色的補正データδとから
DP3を使用したことによる色ずれ量補正を行うための
色ずれ量補正データηを作成する(ステップS27)。
出力端55に現れる色ずれ量補正データηも、色ずれ量
補正データγと同様に、データの差δ−ζ(=η)また
は各測色的データの比(ζ/δ)(=η)とする簡単な
数学的演算で得られる。
【0086】色ずれ量補正データηを図1に示す入力端
56から供給することで、色ずれ量補正LUT22を作
成することができる。
【0087】このような準備のもとで、図1において、
カラー印刷プルーフCPbを作成する際には、まず、像
構造シミュレーション処理(ステップS8)で発生する
色ずれ量を色ずれ量補正LUT21で補正して測色的補
正データδを得、次に、DP3を利用することにより発
生する色ずれ量を色ずれ量補正LUT22により補正し
て測色的データθを得る。得られた測色的データθをL
UT23でRGBデータに変換する。このRGBデータ
によりDP3で作成されたハードコピー上の画像、すな
わち、カラー印刷プルーフCPbは、カラー印刷物12
と色が一致し、かつ、網点画像の像構造も再現し得る。
すなわち、カラー印刷プルーフCPb上には、カラー印
刷物12上に現れるのとほぼ等しいモアレ、ロゼット等
の干渉縞、すなわち、像構造が忠実に再現される。
【0088】この場合、DP3の解像度が400DPI
と比較的低い値であるのにもかかわらず、2000DP
I(この実施の形態では1600DPI)の解像度を有
するカラー印刷機で作成されたカラー印刷物12上に現
れるとのほぼ等しいモアレ、ロゼット等の干渉縞をカラ
ー印刷プルーフCPb上に再現することができるととも
に、色再現予測処理および色ずれ量補正処理により色も
忠実に再現できるので、カラー印刷プルーフCPbを簡
易かつ廉価に作成することができる。
【0089】また、アンチエリアジングフィルタ処理を
かけているので、DP3の解像度を原因として発生する
エリアジング雑音(画像上ではビートによる偽模様とも
呼ばれる。)、言い換えれば、DP3を使用することに
よる網周期とプリンタの解像度(DP3の解像度)との
干渉に基づく偽の像構造をも取り除くことができる。
【0090】図9は、他の実施の形態の構成を示してい
る。この図9例において、図10、図1、図3、図8に
示したものと対応するものには同一の符号を付け、その
説明は省略する。
【0091】この図9例は、図1に示す、ステップS8
の像構造シミュレーション処理で発生する色ずれ量を補
正する色ずれ量補正LUT21と、DP3を使用するこ
とにより発生する色ずれ量を補正する色ずれ量補正LU
T22とを、1つの色ずれ量補正LUTにすることを考
えた場合に、その新たな色ずれ量補正LUTに設定する
ための色ずれ量補正データλの作成装置(作成過程)を
示している。
【0092】すなわち、アンチエリアジングフィルタ処
理S14の出力である測色的データβをLUT23を通
じてRGBデータに変換し、このRGBデータに基づき
DP3で予備的カラー印刷プルーフCPaを作成する。
これを測色計で測定して測色的データσを得る。
【0093】この測色的データσと色再現予測処理S2
1で得られている測色的データαを入力データとして、
測色的補正データの作成処理S28により色ずれ量補正
データλ(λは、例えば、λ=α−σ、またはλ=α/
σ)を得る。この色ずれ量補正データλを出力端子62
を通じて上記新たな色ずれ量補正LUTに設定する。
【0094】この図9例を利用することにより、新たな
色ずれ量補正LUTは唯一つで、像構造シミュレーショ
ンによる色ずれとDP3による色ずれとを同時に補正す
ることができるという効果が付加される。
【0095】なお、上述の実施の形態においては、画像
出力装置としてDP3を使用しているが、これに限ら
ず、DP3に代替してビットマップメモリとビットマッ
プディスプレイを有するカラーモニタを利用できること
はもちろんである。
【0096】また、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、像構造シミュレーション中で、カラー印刷物の印刷
網に特有の空間周波数応答を保存したまま、カラープリ
ンタやカラーモニタ等の画像出力装置固有の空間周波数
応答を遮断するフィルタ処理を行ったときの色ずれ量を
補正するとともに、この補正後に画像出力装置を使用す
ることによる色ずれ量を補正するようにしている。
【0098】このため、印刷プルーフ(カラープリンタ
を利用する、いわゆるハードプルーフと、カラーモニタ
を利用する、いわゆるソフトプルーフ)で、カラー印刷
物の色と像構造とを、比較的廉価な低解像度の画像出力
装置で忠実かつ簡易に再現することができるという効果
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態の処理フローを含み、
全体としては、カラー印刷物に対応するカラー印刷プル
ーフを作成する工程の説明に供されるフロー図である。
【図2】図1の処理フロー中、カラー印刷物を作成する
際の一般的なビットマップデータを作成する際の説明に
供される線図である。
【図3】像構造シミュレーションによる色ずれ量補正デ
ータを作成する説明に供される線図である。
【図4】図1の処理フロー中、カラー印刷プルーフを作
成する際の比較的高解像度のビットマップデータから平
均測色値データを作成する際の説明に供される線図であ
って、図4Aは28×28ドット分のC版のビットマッ
プデータを示す線図であり、図4Bは28×28ドット
分のM版のビットマップデータを示す線図である。
【図5】アンチエリアジングフィルタの構成を示す線図
である。
【図6】アンチエリアジングフィルタの周波数応答を示
す線図である。
【図7】測色値データに対してアンチエリアジングフィ
ルタをかける際の説明に供される線図であって、図7A
はその最初の処理過程に係る線図であり、図7Bは次の
処理過程に係る線図である。
【図8】カラープリンタを使用することに伴う色ずれ量
補正データを作成する説明に供される線図である。
【図9】他の実施の形態の構成を示す線図である。
【図10】従来の技術の説明に供されるフロー図であ
る。
【符号の説明】
2…画像原稿 3…カラーデジタ
ルプリンタ 11…カラー印刷システム 12…カラー印刷
物 21、22…色ずれ量補正LUT aj…網点面積率
データ bi…ビットマップデータ ci…面積率 CPb…カラー印刷プルーフ S7…印刷機によ
る処理 S8…像構造シミュレーション処理

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3原色を含む少なくとも3版分の網点面積
    率データがビットマップデータに展開され、このビット
    マップデータに基づいて作成されるカラー印刷物の印刷
    プルーフを画像出力装置を介して作成する印刷プルーフ
    作成方法において、 前記カラー印刷物の印刷網に特有の空間周波数応答を保
    存したまま、前記画像出力装置固有の空間周波数応答を
    遮断するフィルタ処理を含む像構造シミュレーションを
    行う過程と、 前記像構造シミュレーションを行ったときの色ずれ量を
    補正する過程と、 この補正過程後に前記画像出力装置を使用することによ
    る色ずれ量を補正する過程と、 を有することを特徴とする印刷プルーフ作成方法。
  2. 【請求項2】3原色を含む少なくとも3版分の網点面積
    率データがビットマップデータに展開され、このビット
    マップデータに基づいて作成されるカラー印刷物の印刷
    プルーフを画像出力装置を介して作成する印刷プルーフ
    作成装置において、 前記カラー印刷物の印刷網に特有の空間周波数応答を保
    存したまま、前記画像出力装置固有の空間周波数応答を
    遮断するフィルタ処理を含む像構造シミュレーションを
    行う手段と、 前記像構造シミュレーションを行ったときの色ずれ量を
    補正する手段と、 この補正後に前記画像出力装置を使用することによる色
    ずれ量を補正する手段と、 を有することを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  3. 【請求項3】3原色を含む少なくとも3版分の網点面積
    率データがビットマップデータに展開され、このビット
    マップデータに基づいて作成されるカラー印刷物の印刷
    プルーフを画像出力装置を介して作成する印刷プルーフ
    作成装置において、 前記網点面積率データをもとにして前記カラー印刷物の
    色再現予測処理により第1の測色的データを得る第1の
    処理手段と、 前記網点面積率データをもとにして前記カラー印刷物の
    印刷網に特有の空間周波数応答を保持したまま、前記画
    像出力装置固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処
    理を含む像構造シミュレーションにより第2の測色的デ
    ータを得る第2の処理手段と、 前記第2の測色的データをもとに前記画像出力装置によ
    り予備的印刷プルーフを作成し、該予備的印刷プルーフ
    から測色計により第3の測色的データを得る第3の処理
    手段と、 前記第1および第3の測色的データを所定演算して補正
    データを作成する第4の処理手段と、 前記補正データに基づいて前記第2の測色的データを補
    正して、前記画像出力装置により印刷プルーフを作成す
    る第5の処理手段と、 を有することを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  4. 【請求項4】3原色を含む少なくとも3版分の網点面積
    率データがビットマップデータに展開され、このビット
    マップデータに基づいて作成されるカラー印刷物の印刷
    プルーフを画像出力装置を介して作成する印刷プルーフ
    作成装置において、 第1、第2、第3段階の処理手段を有し、 前記第1段階の処理手段では、 前記網点面積率データをもとにして前記カラー印刷物の
    色再現予測処理により第1の測色的データを得る処理
    と、 前記網点面積率データをもとにして前記カラー印刷物の
    印刷網に特有の空間周波数応答を保存したまま、前記画
    像出力装置固有の空間周波数応答を遮断するフィルタ処
    理を含む像構造シミュレーションにより第2の測色的デ
    ータを得る処理と、 前記第1および第2の測色的データから前記像構造シミ
    ュレーションを原因とする第1の色ずれ量補正データを
    作成する処理と、 前記第2の測色的データを前記第1の色ずれ量補正デー
    タにより補正して第1の測色的補正データを得る処理
    と、を行い、 前記第2段階の処理手段では、 前記第1の測色的補正データをもとに前記画像出力装置
    により予備的印刷プルーフを作成して測色計により測色
    データを得る処理と、 この測色データと前記第1の測色的補正データとから前
    記画像出力装置の色再現範囲を原因とする第2の色ずれ
    量補正データを作成する処理と、を行い、 前記第3段階の処理手段では、 前記第1の測色的補正データを前記第2の色ずれ量補正
    データにより補正して第2の測色的補正データを得る処
    理と、 この第2の測色的補正データをもとに前記画像出力装置
    により印刷プルーフを作成する処理と、を行うことを特
    徴とする印刷プルーフ作成装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれか1項に記載の装置
    において、前記画像出力装置がカラープリンタであっ
    て、前記印刷プルーフがそのカラープリンタにより出力
    されるハードコピーであることを特徴とする印刷プルー
    フ作成装置。
  6. 【請求項6】請求項2〜4のいずれか1項に記載の装置
    において、前記画像出力装置がカラーモニタであって、
    前記印刷プルーフがその画面上に映出される画像である
    ことを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  7. 【請求項7】請求項2〜4のいずれか1項に記載の装置
    において、前記像構造シミュレーションは、前記3原色
    を含む少なくとも3版分の網点面積率データのそれぞれ
    に対してカラー印刷物の解像度よりも高い解像度を有す
    る閾値マトリクスを参照し、前記少なくとも3版分の網
    点面積率データをそれぞれビットマップデータに変換す
    る処理と、 前記少なくとも3版分のビットマップデータを同時に参
    照して、色毎(前記版数がn版であるとき2n 色の各色
    毎)の面積率をビットマップデータの一定範囲毎に数え
    上げる処理と、 予め求めておいた前記色毎の測色値データに対して前記
    一定範囲毎に数え上げた面積率を重み係数として第1の
    測色的データを計算する処理と、 前記第1の測色的データに対して、前記画像出力装置の
    画素より大きい範囲で順次アンチエリアジングフィルタ
    処理を行い前記画像出力装置の画素に対応する測色的デ
    ータに変換する処理と、 を有することを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  8. 【請求項8】請求項4記載の装置において、前記第2の
    測色的補正データを前記第1の色ずれ量補正データによ
    り補正して前記第2の測色的補正データを得る処理およ
    び前記第2の測色的データを前記第2の色ずれ量補正デ
    ータにより補正して前記第3の測色的補正データを得る
    処理はそれぞれルックアップテーブルまたは補正関数処
    理で行うことを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  9. 【請求項9】請求項3または4記載の装置において、前
    記色再現予測処理は、前記3原色を含む少なくとも3版
    分の網点面積率データを所定量ずつ変化させたときに、
    これに対応して印刷したカラー印刷物上の色サンプルを
    測色計で測定して所定量ずつ変化させたときの色サンプ
    ル毎に測色データを得、前記所定量ずつ変化させたとき
    の色サンプルの間の測色データを補間処理により求め、
    前記測色計で測定した測色値および前記補間処理により
    求めた測色データを、前記網点面積率データを入力デー
    タとするルックアップテーブルまたは補正関数として持
    つ処理であることを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
  10. 【請求項10】請求項3または4記載の装置において、
    前記色再現予測処理は、ノイゲバウア方程式を利用した
    処理であることを特徴とする印刷プルーフ作成装置。
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