JPH09115262A - 円盤状記録媒体の盤径変更装置 - Google Patents

円盤状記録媒体の盤径変更装置

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JPH09115262A
JPH09115262A JP8245236A JP24523696A JPH09115262A JP H09115262 A JPH09115262 A JP H09115262A JP 8245236 A JP8245236 A JP 8245236A JP 24523696 A JP24523696 A JP 24523696A JP H09115262 A JPH09115262 A JP H09115262A
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disk
diameter
disc
annular body
optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 統一された一定の外径サイズを有するディス
クより小径のディスクを、一定サイズのディスクと同様
にディスクプレーヤへのローディング操作を可能となす
とともに、小径ディスクの容易な装着操作を実現する。 【解決手段】 小径ディスク26を内周側に保持する円
環状体41の内周側に設けられた保持手段43が、装着
される小径ディスク26の外周部を円環状体41の中心
方向に付勢するように円環状体41の径方向に弾性変位
するとともに、この保持手段に指掛け部71が設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク、磁気ディスク等の円盤状記録媒体を円環状
体の内周側に保持することによって、円盤状記録媒体の
盤径を変更可能とする円盤状記録媒体の盤径変更装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の情報信号を記録した光ディ
スクに対し、情報信号読取り用のピックアップ装置を接
触することなく走査して情報信号を読出し再生するよう
にした光学式のディスクプレーヤが用いられている。
【0003】この種のディスクプレーヤにおいて、光デ
ィスクは、中心部の非信号記録部周縁のみがディスク回
転駆動装置のディスクテーブルとこのディスクテーブル
のディスク載置面側に圧着するクランプ部材とで挟持さ
れる。この光ディスクは、信号記録部を光学ピックアッ
プ装置に対向させて上記ディスクテーブルと一体化され
て回転駆動される。
【0004】このようなディスク回転駆動装置及び非接
触型の光学ピックアップ装置を備えたディスクプレーヤ
において、光ディスクからの正確な情報信号の読出し再
生を行うためには、光ディスクが装着されるディスク回
転駆動装置と光学ピックアップ装置との相対的位置関係
が正確に位置決めされる必要がある。そのため、この種
のディスクプレーヤでは、ディスク回転駆動装置がプレ
ーヤ本体内に配設されるシャーシ基板に正確に位置出し
されて支持され、光学ピックアップ装置がシャーシ基板
に正確に位置出しされて取付けられたガイド軸にスライ
ド自在に支持されている。
【0005】そして、ディスクプレーヤにおいて用いら
れている光ディスクをディスク回転駆動装置に自動的に
装着操作するディスクローディング装置は、光ディスク
のみを移送操作してディスク回転駆動装置に装着操作す
るように構成されているのが一般的である。
【0006】このようなディスクローディング装置を備
えたディスクプレーヤとして、実開昭61ー14536
7号公報に開示される如きもの、あるいは特開昭60ー
231966号公報に開示される如きものが知られてい
る。
【0007】上記実開昭61ー145367号公報に開
示されるディスクプレーヤは、図14に示すように、プ
レーヤ本体1の内外に亘って光ディスク2が載置される
ディスク移送テーブル3を移動自在に取付けている。そ
して、ディスク移送テーブル3は、駆動モータ4によっ
て回転駆動される駆動ギヤ機構5を介して図15中矢印
A方向のプレーヤ本体1内に移送され、ディスク移送テ
ーブル3に形成された環状凹部6内に収納保持されてい
る光ディスク2を図16に示すようにプレーヤ本体1内
のシャーシ基板7に支持されたディスク回転駆動装置8
のディスクテーブル9に対向する位置に搬送する。そし
て、環状凹部6の底面に突出して上下動可能に設けられ
た光ディスク2を支持するディスク支持部材3aを下降
操作することによって、光ディスク2の中心孔2aをデ
ィスクテーブル9の中心に一致させてディスクテーブル
9上に載置装着する。このディスクテーブル9上への光
ディスク2の装着に続いてチャッキングアーム11を図
16中矢印X方向のディスクテーブル9側に回動操作す
ることによって、チャッキングアーム11先端に取付け
たディスククランパ12が光ディスク2上に圧着され、
この光ディスク2をディスクテーブル9と一体的に回転
可能に保持させる。
【0008】なお、ディスクテーブル9に保持された光
ディスク2に対しては、シャーシ基板7に取付けられた
ガイド軸13,13にスライド自在に支持された光学ピ
ックアップ装置14が対向する。
【0009】上述のようにプレーヤ本体1に対し移動自
在なディスク移送テーブル3に光ディスク2を保持させ
てプレーヤ本体1内に、ディスクテーブル9上に装着す
る方式のディスクローディング装置にあっては、ディス
クテーブル9に対する正確且つ確実な装着を行うため
に、光ディスク2は保持位置が規制されてディスク移送
テーブル3に保持される必要がある。そこで、ディスク
移送テーブル3に形成される環状凹部6は、ここに保持
される光ディスク2の盤径R3 に対応する径R4となさ
れ、環状凹部6の立上り周壁6aによって光ディスク2
の外周面2aを支持することによって保持位置を規制す
るようになしている。
【0010】また、特開昭60−231966号公報に
開示されるディスクプレーヤは、図17に示すように、
プレーヤ本体15にディスク挿入口16を設け、このデ
ィスク挿入口16の近傍に、図18に示すようにフレー
ム17に回動自在に支持されたローディングアーム1
8,18を介して、可動ガイド板19とこの可動ガイド
板19に対向させて固定ガイド板20とを配設してい
る。これらガイド板19,20とで形成される間隙を介
して光ディスク2をプレーヤ本体15内に挿入するよう
になすとともに、上記間隙を通じて挿入される光ディス
ク2を受ける位置に、中央部分が小径となされ両端部に
向かって徐々に拡径するように形成されてなる対をなす
固定側ローラ21及び駆動側ローラ22を配置してい
る。そして、これらローラ21,22によって光ディス
ク2を挟持し、駆動側ローラ22を駆動ギヤ機構23を
介して駆動モータ24によって回転操作することによっ
て、図19に示すようにプレーヤ本体15内に配置した
回転駆動装置8のディスクテーブル9上に移送するよう
に構成されている。
【0011】なお、上述のディスクプレーヤにおいて
は、光ディスク2がディスクテーブル9上に移送される
とローディングアーム18,18が回動されて駆動側ロ
ーラ22及び可動ガイド板19を下降操作し、光ディス
ク2の中心孔2aをディスクテーブル9の中心に一致さ
せてこのディスクテーブル9上に装着する。また、光デ
ィスク2の下降操作に続いてチャッキングアーム11が
回動操作され、その先端のディスククランパ12が光デ
ィスク2上に圧着され、この光ディスク2をディスクテ
ーブル9と一体的に回転可能に保持する。
【0012】また、上述したディスクプレーヤの如く光
ディスクを自動的にディスクテーブル上に保持させるも
のではないが、プレーヤ本体内に配設されるディスク回
転駆動装置のディスクテーブルに対向してディスククラ
ンパを取付けた蓋体を回動可能に取付け、この蓋体にデ
ィスク支持部材を設け、このディスク支持部材に光ディ
スクを支持させ、蓋体を回動操作することによって光デ
ィスクをディスクテーブルにクランプするように構成さ
れたディスクプレーヤが用いられている。
【0013】このディスクプレーヤにあっては、光ディ
スクの中心孔とディスクテーブルの中心を一致させるた
め、蓋体に設けられるディスク支持部材は光ディスクの
外周部に対応する位置に設けられ、ディスクテーブルに
対する芯出しを図って光ディスクを支持するようにして
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したディスクプレ
ーヤは、いずれも一定の統一された盤径を有する標準サ
イズの光ディスクを用いることを前提とするものであ
る。
【0015】前記実開昭61−145367号公報に開
示されたディスクプレーヤは、ディスク移送テーブル3
に形成した環状凹部6の立上り周壁6aによって光ディ
スク2の外周面2aを支持してディスクテーブル9に対
する位置合せを図るようにしているので、環状凹部6に
適合する光ディスク2以外のディスクを一定の保持位置
に規制して移送することができない。従って、異径サイ
ズのディスクをディスクテーブル9に対し芯出しを図っ
て装着操作することができず、ディスククランパ12に
よるクランプが行えず、ディスクの回転操作が不能とな
る。
【0016】また、前記特開昭60−231966号公
報に開示されたディスクプレーヤは、ディスク挿入口1
6から挿入された光ディスク2を一対の固定側ローラ2
1と駆動側ローラ22によって挟持してプレーヤ本体1
5内のディスクテーブル9上に移送装着するように構成
されてなるので、一定のサイズ以外の異径サイズのディ
スクにあっては、移送されたとき光ディスクの移送スト
ロークが一致しないため当該ディスクとディスクテーブ
ル9との芯出しを図ることができず、ディスククランパ
12によるクランプが行えず、ディスクの回転操作が不
能となる。
【0017】さらに、プレーヤ本体に蓋体を回動可能に
取付け、この蓋体に光ディスクを保持させてディスクテ
ーブルに装着するようにした前記ディスクプレーヤにお
いても、光ディスクの外周端を支持して光ディスクとデ
ィスクプレーヤとの位置合わせを行うものであるため、
異径サイズの光ディスクをディスクテーブル上に装着し
てディスククランプパによりクランプすることができな
いため、光ディスクの回転操作が不能となる。
【0018】ところで、光ディスクにおいて、記録され
る情報量に応じてサイズを異にする異径サイズのものが
提案されている。すなわち、光ディスクは、極めて多量
の情報信号の記録が可能であるため、例えば曲を1曲又
は2曲程度のみ記録する場合には信号記録領域が大きく
空白部分となってしまう。そこで、ディスク材料の有効
利用を図り、また簡便な取り扱いを可能となし、さら
に、記録される情報量に適合させるため、小径サイズの
光ディスクの提案がされている。
【0019】しかし、このような小径サイズの光ディス
クは、前述したように従来広く用いられている前記ディ
スクプレーヤの如きものにおいてローディングを行うこ
とができず、その結果記録した情報信号の再生を行うこ
とができないという問題点を有する。
【0020】そこで、本発明の目的は、統一された一定
の外径サイズを有する円盤状記録媒体より小径のもので
あっても、一定サイズの円盤状記録媒体と同様の取り扱
いを可能となし、前述したような従来広く用いられてい
るディスクプレーヤ等の記録再生装置へのローディング
操作を可能となすとともに、盤径の変更操作を容易とな
し、さらに、正確にローディング操作を行うことを可能
となす盤径変更装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る盤径変更装
置は、円盤状記録媒体の外周部を保持する円環状体の内
周側に設けられた保持手段が、装着される円盤状記録媒
体の外周部を上記円環状体の中心方向に付勢するように
上記円環状体の径方向に弾性変位可能であるとともに、
指掛け部が設けられたものである。保持手段は、手指が
指掛け部に係ることにより、変位操作を確実に行うこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
図面を参照しながら説明する。
【0023】G−1 第1の実施例 まず、本発明に係る盤径変更装置の第1の実施例を説明
する。
【0024】ここに示す盤径変更装置は、図1に示すよ
うに従来広く用いられている盤径サイズが統一されたい
わゆるコンパクトディスクである前述した標準サイズの
光ディスク2の盤径R3 と同一の外径R1 を有する円環
状体41を備えている。
【0025】この円環状体41は、剛性を有するABS
樹脂等の合成樹脂をもって形成され、光ディスク2と略
同一の厚さを有する。そして、内周側には、図1及び図
2に示すように統一された標準サイズの光ディスクより
小径の盤径R2 を有する小径ディスク26が嵌合するデ
ィスク嵌合孔42が形成されている。この嵌合孔42の
周縁には、図1及び図2に示すように、円環状体41と
一体に、この円環状体41の径方向に弾性変位可能なデ
ィスク保持部43が等間隔で3個所に形成されている。
このディスク保持部43は、ディスク嵌合孔42側から
円環状体41の中途部に亘って一対ずつの径方向スリッ
ト44,45を穿設するとともに、これらスリット4
4,45の端部近傍間に亘って周回り方向スリット46
を穿設することによって円環状体41内に一体的に形成
される。周回り方向スリット46は、円環状体41の外
周側に膨出させた中央スリット部46aと、この中央部
スリット46aの両端からディスク嵌合孔42側へ逆に
膨出するように形成された径方向スリット45,46か
ら構成されている。このような形状の周回り方向スリッ
ト46を円環状体41に穿設することにより形成されて
なるディスク保持部43は、中央の幅広部43aを幅狭
間な一対の連続アーム部43b,43cで支持し、これ
ら連続アーム部43b,43cを弾性変位部として幅広
部43aを周回り方向スリット46の間隙範囲で円環状
体41の径方向、すなわち、円環状体41の中心方向に
向かって弾性変位可能に支持する構造となされている。
【0026】そして、ディスク保持部43の幅広部43
aのディスク嵌合孔42側の側縁には、図3に示すよう
に、小径ディスク26の外周部26aが係合する係合溝
47を形成したディスク係止部48がディスク嵌合孔4
2側へ突出するように一体に形成されてなる。従って、
円環状体41の中心からディスク係止部48に至る距離
は、小径ディスク26の半径より周回り方向スリット4
6の間隙程度小さくなされている。また、幅広部43a
の一方の面には、小径ディスク26の嵌合操作時にディ
スク保持部43を拡径するように弾性変位させるための
操作を容易になすように凹条溝からなる指掛け部49が
形成されている。すなわち、この指掛け部49は、複数
の凹条溝を略平行に設けることによって幅広部43aの
一方の面を凹凸面とすることによって構成されている。
なお、指掛け部49を構成する凹条溝は、図2に示すよ
うに、操作時の指の確実な係止を保証するため、ディス
ク保持部43の変位方向に直交する方向に設けられてい
る。
【0027】ところで、径方向スリット44,45及び
周回り方向スリット46の相対向する面には、この円環
状体41に小径ディスク26が嵌合されディスク保持部
43が弾性変位されたとき、互いに噛合して各スリット
44,45及び46を閉塞する段条突起50a,50b
及び51a,51bが図5及び図6に示すように突設さ
れている。この実施例における円環状体41も、前述し
た実施例と同様に、小径ディスク26の装着方向を明示
するため、円環状体41の一方の面は、小径ディスク2
6の信号記録面26bと同様の外観を呈すミラー面41
aとなされ、他方の面は、小径ディスク26の他方の面
26cと同様に取り扱い説明書き等を印刷した印刷面4
1bとなされている。
【0028】上述のように形成されてなる盤径変更装置
への小径ディスク26の装着操作は、円環状体41のミ
ラー面25aと小径ディスク26の信号記録面26bを
対応させ、小径ディスク26の外周部26aを1つのデ
ィスク保持部43の係合溝47に係合させてディスク保
持部43を拡径するように弾性変位させて小径ディスク
26をディスク嵌合孔42に嵌合するようになす。この
操作に続いて、他のディスク保持部43を手指をもって
拡径するように弾性変位させ、これらディスク保持部4
3の係合溝47に小径ディスク26の外周部26aを係
合させることによって、図4及び図5に示すように、小
径ディスク26が円環状体41に一体化されて盤径サイ
ズが統一された標準サイズの大径の光ディスクと同一の
盤径を有するものと等価なものとなり、この光ディスク
と同一の取り扱いが可能となる。
【0029】ところで、本実施例における円環状体41
に形成される径方向スリット44,45及び周回り方向
スリット46の相対向する面には、前述したように小径
ディスク26が保持されたとき互いに噛合して径方向ス
リット44,45及び周回り方向スリット46を閉塞す
る段条突起50a,50b及び51a,51bが突設さ
れているので、小径ディスク26を保持してディスクプ
レーヤに装着し、光学ピックアップ装置からレーザビー
ムを照射させたとき、レーザビームの透過漏れが防止さ
れる。従って、レーザビームを利用したディスクの検出
等を、統一された盤径を有する標準サイズの光ディスク
と同一に取り扱うことが可能となる。
【0030】なお、小径ディスク26の装着時の密閉性
をさらに確実になすため、ディスク嵌合孔42の一方の
面側に閉塞性突片を突設するようにしてもよい。
【0031】Gー2 第2の実施例 上述した第1の実施例では、円環状体の内周側に弾性変
位可能なディスク保持部を等間隔で3個所に形成し、こ
れら3個のディスク保持部で小径ディスクの保持を行っ
ているが、図7に示すように、弾性変位可能なディスク
保持部は1個所のみとしてもよい。
【0032】この図7に示す盤径変更装置も、前述した
第1及び第2の実施例のものと同様に、盤径サイズが統
一されたいわゆるコンパクトディスクである光ディスク
2の盤径R3 と同一の外径R1 を有する円環状をなす円
環状体61を備えている。そして、この円環状体61
も、前述した円環状体と同様に剛性を有するABS樹脂
等の合成樹脂をもって形成され、上記光ディスクと略同
一の厚さを有する。
【0033】そして、円環状体61の内周側には、図7
に示すように前述した統一された標準サイズの光ディス
クより小径の盤径R2 を有する小径ディスク26が嵌合
するディスク嵌合孔62が形成されている。この嵌合孔
62の周縁側には、図7及び図8に示すように、嵌合孔
62に小径ディスク26を嵌合したとき、この小径ディ
スク26の信号記録面26bが臨む一方の主面61a側
から小径ディスク26の外周部26aを支持する支持舌
片63が突設されている。この支持舌片63は、円環状
体61より十分に肉薄となされ、小径ディスク26の外
周部26aの非信号記録部のみを支持する幅で突設され
ている。さらに、嵌合孔62の周縁には、嵌合孔62の
周回り方向に所定間隔を離間して2個所に、支持舌片6
3が突設された側と対向する他方の主面61b側から支
持舌片63と相俟って小径ディスク26の外周部26a
を押圧支持する押圧支持舌片64,64が突設されてい
る。これら押圧支持舌片64,64は、支持舌片63と
略同一の幅をもって図9に示すように嵌合孔62の内周
側に突設されている。また、支持舌片63の押圧支持舌
片64,64が突設される位置に対応する部分は、押圧
支持舌片64,64を成形する際の金型の抜き方向を確
保するため、切欠部65,65となされている。
【0034】さらに、円環状体61の嵌合孔62の周縁
には、各押圧支持舌片64,64と等間隔をなすように
して円環状体61と一体にこの円環状体61の径方向に
弾性変位可能なディスク保持部66が形成されている。
このディスク保持部66は、ディスク嵌合孔62側から
円環状体61の中途部内方側に向かって所定間隔を隔て
一対の切込み67,68を穿設するとともに、これら切
込み67,68の端部近傍間に亘って周回り方向スリッ
ト69を穿設することによって円環状体61内に一体的
に形成される。周回り方向スリット69は、中央スリッ
ト部69aを円環状体61の外周側に膨出させた中央ス
リット部69aと、この中央部スリット69aの両端か
ら切込み67,68の先端に対向する位置に連続してデ
ィスク嵌合孔62側へ逆に膨出するように形成された両
側スリット部69b,69cから構成されている。この
ような周回り方向スリット69を穿設することによって
形成されたディスク保持部66は、中央の幅広部66a
を幅狭間な一対の連続アーム部66b,66cで支持
し、これら連続アーム部66b,66cを弾性変位部と
して幅広部66aを周回り方向スリット69の間隙の範
囲で円環状体61の径方向に弾性変位可能に支持する構
造となされている。
【0035】そして、ディスク保持部66の幅広部66
aのディスク嵌合孔62側の側縁には、円環状体61の
他方の主面61b側から、図8に示すように、小径ディ
スク26の外周部26aを押圧支持するディスク押圧支
持片70がディスク嵌合孔62側に突設されいる。円環
状体61の中心からディスク押圧支持片70に至る距離
は、小径ディスク26の半径より上記周回り方向スリッ
ト69の間隙程度小さくなされている。また、幅広部6
6aの他方の主面61b側には、小径ディスク26の嵌
合操作時にディスク保持部66を拡径するように弾性変
位させるための操作を容易になすように、凹条溝からな
る指掛け部71が形成されている。
【0036】さらに、円環状体61のディスク保持部6
6の幅広部66aから幅狭間な一対の連続アーム部66
b,66cに亘る一方の主面61a側部分は、ディスク
保持部66を肉薄となすように切欠かれている。この切
欠かれた部分に対応する周回り方向スリット69部分に
は、円環状体61に小径ディスク26が装着され、ディ
スク保持部66が弾性変位されたとき、周回り方向スリ
ット69を閉塞する段条突起72が、図10に示すよう
に、円環状体61側から突設されている。
【0037】さらにまた、切込み67,68が穿設され
た部分には、これら切込み67,68を介してレーザビ
ームが透過することを防止する閉塞舌片73,73が、
図11に示すように、ディスク保持部66の連続アーム
部66b,66cの付根部分から切込み67,68部分
に亘って円環状体61の一方の主面61a側から突設さ
れている。なお、これら閉塞舌片73,73を突設する
ことによって、ディスク保持部66の連続アーム部66
b,66cの弾性変位が阻害されなようになすため、図
11に示すように連続アーム部66b,66cと閉塞舌
片73,73を分割するようにすり割り74が穿設され
ている。
【0038】この実施例における円環状体61も、前述
した各実施例のものと同様に、小径ディスク26の装着
方向を明示するため、円環状体61の一方の主面61a
は小径ディスク26の信号記録面26bと同様の外観を
呈すミラー面となされ、他方の主面61bは小径ディス
ク26の他方の面26cと同様に取り扱い説明書き等を
印刷した印刷面41bとなされている。
【0039】上述のように形成されてなる盤径変更装置
への小径ディスク26の装着操作は、円環状体61の一
方の主面61aと小径ディスク26の信号記録面26b
を対応させ、小径ディスク26の外周部26aを支持舌
片63上に載置するとともに、小径ディスク26の他方
の面側を押圧支持舌片64,64で押圧支持するように
してディスク嵌合孔62内に配置する。次いで、ディス
ク保持部66を拡径するように弾性変位させて小径ディ
スク26をディスク嵌合孔62内に嵌合させた後、ディ
スク保持部66を弾性復帰させ、支持舌片63、押圧支
持舌片64,64及びディスク押圧支持片70とで挟持
するようになす。そして、図12及び図13に示すよう
に、小径ディスク26が、円環状体61に一体化され盤
径サイズが統一された標準サイズの光ディスクと同一の
盤径を有するものと等価なものとなり、上記光ディスク
と同一の取り扱いが可能となる。
【0040】G−3 他の実施例 上述の実施例では、光ディスクの例を挙げて説明した
が、本発明は、上述したような光ディスクに限らず、一
定の統一された盤径のディスクに盤径を統一する必要の
ある光磁気ディスクや磁気ディスク等に広く適用できる
ものである。
【0041】また、円環状体の外径及びディスク嵌合孔
の径は、統一されたディスクの盤径及び保持されるディ
スクの盤径に合わせ適宜可変されるものである。
【0042】
【発明の効果】上述したように本発明は、統一された外
径寸法を有する円環状体の内周側に異径サイズの円盤状
記録媒体を保持することによって、この異径サイズの記
録媒体を統一された盤径の記録媒体と同一の盤径になす
ことできるので、統一された一定の外径サイズを有する
盤径変更装置により小径の円盤状記録媒体であっても、
一定サイズの円盤状記録媒体とと同様の取り扱いを可能
となし、従来広く用いられているディスクプレーヤへの
ローディング操作が可能となる。
【0043】特に、本発明に係る盤径変更装置は、弾性
変位する保持手段に指掛け部を設けてなるので、保持手
段に確実に指を掛けて弾性変形させることができるの
で、円盤状記録媒体の装着操作を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盤径変更装置の第2の実施例を示
す斜視図である。
【図2】上記盤径変更装置の平面図である。
【図3】図2のB−B線一部破断拡大断面図である。
【図4】上記盤径変更装置に小径ディスクを保持させた
状態を示す平面図である。
【図5】図4のC−C線一部破断拡大断面図である。
【図6】図2のD−D線拡大断面図である。
【図7】本発明に係る盤径変更装置の第3の実施例を示
す平面図である。
【図8】図7のE−E線一部破断拡大断面図である。
【図9】図7のF−F線拡大断面図である。
【図10】図7のG−G線拡大断面図である。
【図11】図7のH−H線拡大断面図である。
【図12】上記盤径変更装置に小径ディスクを保持させ
た状態を示す平面図である。
【図13】図12のI−I線一部破断拡大断面図であ
る。
【図14】ディスク移送テーブルを備えたディスクプレ
ーヤの全体斜視図である。
【図15】上記ディスクプレーヤの内部機構を示す平面
図である。
【図16】光ディスクのクランプ操作状態を示す側面図
である。
【図17】一対のローラで光ディスクをローディング操
作するようにしたディスクプレーヤの全体斜視図であ
る。
【図18】上記ディスクプレーヤの内部機構を示す斜視
図である。
【図19】光ディスクのローディング操作状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
26・・・小径ディスク、 30・・・ディスク保持
部、 41・・・円環状体、 43・・・ディスク保持
手段であるディスク保持部、 49・・・指掛け部 6
1・・・円環状体、64・・・押圧支持片 66・・・
ディスク保持部、71・・・指掛け部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側に円盤状記録媒体の外周部を保持
    する保持手段を有する円環状体からなる円盤状記録媒体
    の盤径変更装置において、 上記保持手段は、装着される円盤状記録媒体の外周部を
    上記円環状体の中心方向に付勢するように上記円環状体
    の径方向に弾性変位可能であるとともに、指掛け部が設
    けられたことを特徴とする円盤状記録媒体の盤径変更装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55144613U (ja) * 1979-04-03 1980-10-17
JPS60111543U (ja) * 1983-12-29 1985-07-29 株式会社ケンウッド デイスク搭載構造

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