JPH09114532A - 無効電力制御装置の電圧予測方法 - Google Patents

無効電力制御装置の電圧予測方法

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JPH09114532A
JPH09114532A JP7271238A JP27123895A JPH09114532A JP H09114532 A JPH09114532 A JP H09114532A JP 7271238 A JP7271238 A JP 7271238A JP 27123895 A JP27123895 A JP 27123895A JP H09114532 A JPH09114532 A JP H09114532A
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JP
Japan
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voltage
model
coefficient
past
reactive power
Prior art date
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Application number
JP7271238A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Oi
弘喜 大井
Yukito Seshima
幸人 瀬島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤差ゼロへの漸近収束が可能で、かつ理想的な
比例増加をする場合にはパラメータ収束が速く電圧予測
の精度を向上させることができる無効電力制御装置の電
圧予測方法を提供する。 【解決手段】過去の電圧値にある係数をかけた項と、過
去の有効電力値にある係数をかけた項の和から求められ
たモデル1に、モデル修正信号,すなわち実電圧と予測
電圧との予測誤差に或る係数を乗じた信号2を追加し、
それを新モデルとするとともに、この新モデルのパラメ
ータ同定は、各サンプリング毎に、常時、予測誤差が0
に漸近収束した場合に決定されるように、適応制御を利
用してアルゴリズムを導出し予測するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧予測機能を備え
た無効電力制御(VQC)装置の電圧予測方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来採用されているこの種の電圧予測方
法は、図2に示されているように過去の電圧および有効
電力値をARMA(自己回帰、移動平均)モデル1aに代
入し、最小2乗法によってパラメータを決定するように
している。近未来の電圧を予測する上で重要となるの
は、当然のことながら精度である。
【0003】従来の電圧予測方法におけるモデルは次の
ようにおいている。すなわち
【0004】
【数1】
【0005】ここで、V(K)は電圧サンプルデータ、P
(K)は有効電力のサンプルデータ、nvは過去の電圧次
数、mvは過去の有効電力次数、Kは現時点、ai,bi
はパラメータ(係数)を表している。
【0006】次に、このパラメータ決定するアルゴリズ
ムについて説明すると、アルゴリズムの決定は次式で示
す最小2乗法が用いられている。すなわち
【0007】
【数2】
【0008】ただし、初期値は、θ(O)=0,X(O)=
10000I,λ=1.03と設定し、λは任意設定と
する。
【0009】有効電力値Pも、有効電力を時間tの関数
とし、次のように近似する。
【0010】
【数3】 P(t)=P0+P1t+P22 …(7) ただし、P0,P1,P2はパラメータである。このパラ
メータは、最小2乗法を利用して決定し、有効電力を予
測するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては最小2乗法を用いて電圧予測が行なわれているわ
けであるが、この電圧予測方法においては、取り込み電
圧と現時点予測電圧との差が、時間が経過した場合に増
加する傾向にあり、またこの最小2乗法は、データ数が
多い場合には、精度の低下を招くきらいがある。すなわ
ち、この電圧予測方法における誤差は、VQ装置におけ
る基準電圧に対して、1.1%に及ぶ場合もある。VQ
装置における不感帯巾は、通常基準電圧に対し0.5%
に設置されることから、この誤差は精度の面で大きな問
題となる。前述した従来のモデルには、誤差を積極的に
縮小していくという作用がなく、また、最小2乗法によ
るパラメータ同定にも、誤差の要因が含まれている恐れ
もある。
【0012】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、誤差0への漸近収束が可能で、か
つ理想的な比例増加をする場合にはパラメータ収束が速
く電圧予測の精度を向上させることができるこの種の無
効電力制御装置の電圧予測方法を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
のモデル,すなわち過去に取り込んだ電圧値、有効電力
値を用いて、近未来の電圧を推定し、近未来の電圧(現
時点予測電圧)は、過去の電圧値にある係数をかけた項
と、過去の有効電力値にある係数をかけた項の和で表し
たモデルに、モデル修正信号,すなわち実電圧と予測電
圧との予測誤差に或る係数を乗じた信号を追加し、それ
を新モデルとするとともに、この新モデルのパラメータ
同定は、各サンプリング毎に、常時、予測誤差が0に漸
近収束した場合に決定されるように、適応制御を利用し
てアルゴリズムを導出するようになし所期の目的を達成
するようにしたものである。
【0014】すなわちこのような電圧予測方法である
と、実電圧と予測電圧との予測誤差に或る係数を乗じた
信号を追加した新モデルを、次式、すなわち
【0015】
【数4】
【0016】に適用すると、次のようにアルゴリズムが
導出される。
【0017】
【数5】
【0018】このようにしてパラメータは導出され、新
モデルにおけるパラメータは決定される。前述した式
(7)および式(8)を用いることにより、この定理より誤
差が縮小されていくことになる。この2つの要素によ
り、予測誤差を縮小させる作用を速めるわけである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1にはその電圧予測方法を説
明するためのブロック図が示されている。図中1がモデ
ルであり、2がモデル1にかけられるフィールドバック
係数(K(k))、3がパラメータ同定機構である。
【0020】電圧予測に際しては、実際のサンプリング
電圧(V(k))と予測電圧との差にフィールドバック係数
2をかけてモデル1に入力し、これを新モデルにしてい
る。この新モデルの形は次のように表される。すなわち
【0021】
【数6】
【0022】この式(11)から、現時点における予測電
圧は、過去の電圧、有効電力と過去の誤差との和で表さ
れるとおいている。ここで、
【0023】
【数7】
【0024】よって、式(11)は、
【0025】
【数8】
【0026】とおける。
【0027】次に、パラメータ同定機構3について説明
する。パラメータ同定機構3は新モデル1における係数
を決定する部分である。これを決めるにあたっては、ま
ず、実際にサンプリングされる電圧は、
【0028】
【数9】
【0029】と表されるようにすると、新モデルでは、
【0030】
【数10】
【0031】と表される。ここから、適応制御理論の次
の定理の使用可能性をチェックする。
【0032】定理
【0033】
【数11】
【0034】上式のように、誤差が表されるならば、W
(Z)−λ/2が強正実ならば、
【0035】
【数12】
【0036】に選ぶと、Kを無限大でe1(K)は0に漸
近収束する。
【0037】ここで、0<λ1(K)≦1、0≦λ(K)≦
2d、π(O)=πT(O)>0、この定理を利用するた
め、新モデルにおける誤差信号をみてみると、
【0038】
【数13】
【0039】であるので、図3においてW(P)=1とす
れば、新モデルの誤差信号は、1−λ/2の調整次第
で、上記の定理を満たすようになる。このことから、今
回用いる新モデルを式(22)、式(23)に適用すると、
次のようにアルゴリズムが導出される。
【0040】
【数14】
【0041】以上のようにして、パラメータは導出さ
れ、新モデルのパラメータ3は決定される。式(22)、
(23)を用いることにより、この定理より誤差が縮小さ
れていくことになる。この2つの方法により、誤差を縮
小させる作用を速めるわけである。
【0042】本発明による電圧予測方法と従来の予測方
法とを効果の点から比較するために、VQ装置での試験
結果、また、シミュレーション結果から次のような効果
が現れた。すなわち本発明による電圧予測方法である
と、誤差0への漸近収束が可能であること、ノイズに強
いこと、また特に理想的な比例増加をする場合には、パ
ラメータ収束が速いことが明確になった。このように本
発明の電圧予測方法によって、従来の電圧予測方法にお
ける問題を解決でき、電圧予測の精度を高精度化するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、誤差0への漸近収束が可能で、かつ理想的な比例増
加をする場合にはパラメータ収束が速く電圧予測の精度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力制御装置の電圧予測方法を説明す
るためのブロック図である。
【図2】従来の電圧予測方法を説明するためのブロック
図である。
【図3】本発明の電圧予測方法を説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…モデル、2…フィールドバック係数、3…パラメー
タ同定機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去に取り込んだ電圧値および有効電力
    値を用いて近未来の電圧を予測するようになした無効電
    力制御装置の電圧予測方法において、 前記過去に取り込んだ電圧値にある係数をかけた項と、
    過去の有効電力値にある係数をかけた項の和で表したモ
    デルに、モデル修正信号追加して新モデルとするととも
    に、この新モデルのパラメータ同定を、各サンプリング
    毎に常時予測誤差が0に漸近収束した場合に決定される
    ように適応制御を利用してアルゴリズムを導出し、近未
    来の電圧を予測するようにしたことを特徴とする無効電
    力制御装置の電圧予測方法。
  2. 【請求項2】 過去に取り込んだ電圧値および有効電力
    値を用いて近未来の電圧を予測するようになした無効電
    力制御装置の電圧予測方法において、 前記過去に取り込んだ電圧値にある係数をかけた項と、
    過去の有効電力値にある係数をかけた項の和で表したモ
    デルに、実電圧と予測電圧との予測誤差に或る係数を乗
    じた信号を追加し、これを新モデルとするとともに、こ
    の新モデルのパラメータ同定を、各サンプリング毎に、
    常時予測誤差が0に漸近収束した場合に決定されるよう
    に適応制御を利用してアルゴリズムを導出し、近未来の
    電圧を予測するようにしたことを特徴とする無効電力制
    御装置の電圧予測方法。
  3. 【請求項3】 過去の電圧値にある係数をかけた項と、
    過去の有効電力値にある係数をかけた項の和からモデル
    を求め、このモデルに基づいて近未来の電圧(現時点予
    測電圧)を予測するようになした無効電力制御装置の電
    圧予測方法において、 前記モデルに、実際に取り込んだ電圧と現時点予測電圧
    との差にある係数をかけた項を制御入力として追加し新
    モデルとなし、かつこの新モデルのパラメータは、適応
    制御を用いて、時間を無限大にした時に、誤差が0に漸
    近収束していくアルゴリズムを導出し、リアルタイムに
    パラメータを決定していくようにして、取り込み電圧と
    現時点予測電圧との差(予測誤差)を各サンプル時点で
    0に近づけていくようにしたことを特徴とする無効電力
    制御装置の電圧予測方法。
  4. 【請求項4】 過去に取り込んだ電圧値にある係数をか
    けた項と、過去の有効電力値にある係数をかけた項との
    和で表したモデルを求め、このモデルを基に近未来の電
    圧(現時点予測電圧)を予測するようになした無効電力
    制御装置の電圧予測方法において、 前記モデルに、さらに実際に取り込んだ電圧と現時点予
    測電圧との差にある係数をかけた項を制御入力として追
    加し、新モデルを求め、次にこの新モデルのパラメータ
    を、適応制御を用いて時間を無限大にした時に、誤差が
    0に漸近収束していくようなアルゴリズムを導出して、
    リアルタイムに決定していくようにして、取り込み電圧
    と現時点予測電圧との差を各サンプル時点で0に近づけ
    ていくようにしたことを特徴とする無効電力制御装置の
    電圧予測方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103441495A (zh) * 2013-08-28 2013-12-11 三川电力设备股份有限公司 电力系统元件参数和功率修正系数的辨识方法及系统
JP2020156186A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社東芝 系統安定化装置

Cited By (3)

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US10367410B2 (en) 2013-08-28 2019-07-30 Yushan Hao Method and system for identifying power system element parameters and power correction factor
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