JPH09113969A - 配光角可変ストロボ装置 - Google Patents

配光角可変ストロボ装置

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JPH09113969A
JPH09113969A JP7297623A JP29762395A JPH09113969A JP H09113969 A JPH09113969 A JP H09113969A JP 7297623 A JP7297623 A JP 7297623A JP 29762395 A JP29762395 A JP 29762395A JP H09113969 A JPH09113969 A JP H09113969A
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JP
Japan
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reflector
discharge tube
opening
fixed
light
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Application number
JP7297623A
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English (en)
Inventor
Akio Furukawa
明男 古川
Toshiaki Nakahira
寿昭 中平
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/02Illuminating scene
    • G03B15/03Combinations of cameras with lighting apparatus; Flash units
    • G03B15/05Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2215/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B2215/05Combinations of cameras with electronic flash units
    • G03B2215/0582Reflectors
    • G03B2215/0585Movable reflectors, e.g. change of illumination angle or direction

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能のレンズを用いたり精密な移動機構を
用いることなく、簡略かつ低価格な構成でもってストロ
ボ装置の配光角を撮影レンズの焦点距離変化に連動して
効率良く変化させることができる配向角可変ストロボ装
置を提供する。 【解決手段】 キセノン放電管3から出射される光を、
被写体側に出射させると共に、該キセノン放電管3から
の出射光を被写体側に反射させて出射させる固定反射傘
2を設ける。この固定反射傘2の前方の上・下のそれぞ
れに該開口2Aから出射される光の一部を受けて焦点距
離の変化に連動して被写体側に出射される反射光の方向
を変化させる上部反射板5と下部反射板6を設ける。こ
の上部反射板5と下部反射板6を連動的に駆動する駆動
レバー7を設け、撮影レンズの焦点距離の変化に連動し
て駆動レバー7を回動させて上部反射板5と下部反射板
6を開閉制御してストロボ照射の配光角を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変焦点撮影レン
ズを備えたカメラに用いられ、その配光角が変化可能な
配光角可変ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズとして可変焦点撮影レンズ、
例えば、マクロ/標準/望遠、広角/標準/望遠、標準
/望遠、広角/標準等々の切換えが可能な多焦点レンズ
やズームレンズが固定的に取り付けられ、または交換レ
ンズとして取り付けられるカメラを用いてストロボ撮影
を行う場合には、撮影レンズの撮影画角の変化に対応し
てストロボ装置の配光角(照射角)を連続的または段階
的に変化させてストロボ撮影を行うことがストロボ発光
の有効利用という点で望ましいことである。
【0003】このための 配光角可変ストロボ装置とし
ては、その一例として、カメラ本体の前面に正レンズを
形成するフレネルレンズでなる集光レンズを固定し、こ
の集光レンズの後方に、閃光発光管と反射傘を一体化し
た発光ユニットを配置し、この発光ユニットと集光レン
ズとの軸間距離を撮影画角の変化に連動、即ち、撮影画
角が広い場合には当該軸間距離を小さくし、撮影画角が
狭い場合には当該軸管距離を大きくするように変化さ
せ、ストロボ配光角を変化できるようにしたものがあ
る。
【0004】この配光角可変ストロボ装置においては、
発光ユニットの有する照射角度が一定であるために集光
レンズとの軸間距離が小さくされた場合には、その発光
光束の殆どが集光レンズに入射されることによって被写
体側に照射されるものの、当該軸間距離が大きくされた
場合にはその発光光束の上下は集光レンズに取り込まれ
ないこととなるのでストロボ発光の有効利用という点で
問題がある。
【0005】このために、特開平6−123911号公
報に記載されているように、カメラ本体の前面に負レン
ズを固定し、この負レンズの後方に、閃光発光管と反射
傘を一体化し該反射傘の前方に正レンズを固定してなる
発光ユニットを配置し、この発光ユニットと負レンズと
の軸間距離を撮影画角の変化に連動させて変化させ、ス
トロボ配光角を変化できるようにしたものがある。ま
た、このような配光角可変ストロボ装置は、発光ユニッ
トの有する正レンズと、カメラ本体に固定される負レン
ズのそれぞれのレンズ屈折率、レンズ面の曲率、等の光
学特性を厳格に規定することによって、また、発光ユニ
ットと負レンズとの軸間距離を高精度に移動させること
によって所期の配光角変化が得られるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平6−12
3911号公報にて提案されているような従来の配光角
可変ストロボ装置においては、発光ユニットの有する正
レンズと、カメラ本体の前面に固定される負レンズとの
それぞれのレンズ屈折率、レンズ曲率を厳格にコントロ
ールするという前提と、発光ユニットと負レンズとの軸
間距離を高精度に移動させるという前提で成り立つもの
であるので、これに伴い価格的に上昇することになる。
【0007】また、これらの正/負レンズをガラス製ま
たはプラスチックレンズとすれば光学特性上で優れたも
のであるが、価格が上昇してしまうので、フレネルレン
ズで製造すれば価格的に低減するものの当該フレネルレ
ンズに原理的に有する像の不連続性のために正確な配光
特性が得られなくなる虞がある。本発明は、上述の事情
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高
性能のレンズを用いたり精密な移動機構を用いることな
く、簡略かつ低価格な構成でもってストロボ装置の配光
角を撮影レンズの焦点距離変化に連動して効率よく変化
させることができる配光角可変ストロボ装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、可変焦点撮影レンズを備えたカメラに
用いられ、ストロボ照射光の配光角が変化可能な配光角
可変ストロボ装置において、略円柱状の外形を呈する閃
光放電管と、この閃光放電管から出射される光を反射さ
せ前方に形成された開口から被写体側に出射させる固定
反射傘と、上記開口の前方の上部および下部にそれぞれ
配置され、該開口から出射される光の一部を受けて上記
撮影レンズの焦点距離の変化に連動して上下傾動せしめ
られ、被写体側に出射される反射光の方向を変化させる
上部反射板および下部反射板と、を具備することを特徴
とするものである。
【0009】上記の上部反射板および下部反射板は、撮
影レンズの焦点距離がワイド側にされたときに固定反射
傘の開口の上辺部からそれぞれ遠ざかる方向に開くよう
に駆動され、該撮影レンズの焦点距離がテレ側にされた
ときに上記固定反射傘の開口の上辺部からそれぞれ近付
く方向に閉じるように駆動され、上記固定反射傘、上部
反射板および下部反射板によって被写体側に出射される
ストロボ光の配光角を連続的、または多段階に変化させ
得るように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、上記の上部反射板および下部反射板
の撮影レンズの焦点距離の変化に基づく移動量は、被写
体寄りの移動量より固定反射傘の開口側の移動量が多く
なるように軸支部材により揺動可能に支持されているこ
とを特徴とするものである。さらにまた、上記の上部反
射板および下部反射板のそれぞれは、固定反射傘の開口
に最も近付いたときはそれぞれの反射面が、上記固定反
射傘の開口に位置する反射面に連続的につながるように
構成されていることを特徴とするものである。
【0011】また、上記の上部反射板と下部反射板のそ
れぞれの長辺部に並行して支持される軸支部材は、該上
部反射板と該下部反射板のそれぞれの端部に形成された
折曲部に一体に形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0012】また、本発明は、上記の目的を達成するた
めに、可変焦点撮影レンズを備えたカメラに用いられ、
ストロボ照射光の配光角が変化可能な配光角可変ストロ
ボ装置において、略円柱状の外形を呈する閃光放電管
と、この閃光放電管が底部に位置され、該閃光放電管か
ら出射される光を、前面に形成され、かつ該閃光放電管
の長手方向に並行して長辺部が位置された矩形の開口か
ら被写体側に出射させると共に、該閃光放電管から出射
される光を反射させ該開口から被写体側に出射させる固
定反射傘と、それぞれ、矩形状を呈し、その長辺部が上
記開口の前方の上辺部および下辺部に近接して配置さ
れ、該開口から出射される光の一部を受けて上記撮影レ
ンズの焦点距離の変化に連動して該矩形状の長辺に並行
する軸を回転中心として互いに反対方向に回動し、被写
体側に出射される反射光の方向をそれぞれ変化させる上
部反射板および下部反射板と、上記上部反射板および下
部反射板のそれぞれの回転中心を回転自在に支持する支
軸孔、上記閃光放電管が底部に位置された固定反射傘の
底部が当接固定される壁部を有し、上記閃光放電管と該
固定反射傘が固定されると共に該上部反射板および下部
反射板を回転可能に支持する枠体と、を具備することを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】上述のように構成された配光角可変ストロボ装
置は、撮影レンズとして可変焦点撮影レンズを備えられ
たカメラに用いられ、ストロボ照射光の配光角が上部反
射板と下部反射板によって被写体側に出射されるストロ
ボ光の配光角を連続的、または多段階に変化させ得るよ
うにしたものである。そして、放物面で成る固定反射傘
は、その底部に閃光放電管が配置され、この閃光放電管
から出射される光を、前面に形成され、かつ該閃光放電
管の長手方向に並行して長辺部が位置された矩形の開口
から被写体側に出射させると共に、該閃光放電管から出
射される光を反射させ該開口から被写体側に出射させる
ものである。
【0014】また、上部反射板と下部反射板のそれぞれ
は、矩形状を呈し、その長辺部が上記開口の前方におけ
る上方と下方のそれぞれに配置され、該開口から出射さ
れる光の一部を受けて上記撮影レンズの焦点距離の変化
に連動して被写体側に出射される反射光の方向を変化さ
せるものであり、より具体的には、焦点距離がワイド側
にされたときに固定反射傘の開口の上・下辺部からそれ
ぞれ離れる方向に開くように駆動され、焦点距離がテレ
側にされたときにその開口の上・下辺部からそれぞれ近
付く方向に閉じるように駆動されるものである。
【0015】また、上部・下部反射板の撮影レンズの焦
点距離の変化に基づく移動量は、被写体寄りの移動量よ
り固定反射傘の開口側の移動量が多くなるように軸支部
材により揺動可能に支持されており、また上部・下部反
射板が固定反射傘の開口に最も近付いたときにはそれぞ
れの反射面が、上記固定反射傘の開口に位置する反射面
に連続的につながるように構成してある。また、上部反
射板と下部反射板のそれぞれの長辺部に並行して支持さ
れる軸支部材を該上部反射板と該下部反射板のそれぞれ
の端部に形成された折曲部に一体に形成することでコス
トダウンを図っている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る配光角可変ストロボ装置を、図1ないし図4を用
いて説明する。図1は、配光角可変ストロボ装置の側断
面図であり、図2は、図1に示す実施の形態の構成を示
す分解斜視図、図3および図4は、配向特性図である。
図1および図2において、配光角可変ストロボ装置10
0は、枠体1の内部に固定反射傘2と、閃光放電管とし
てのキセノン放電管3を固定バンド4を用いて収納固定
し、この固定反射傘2上方および下方の前部に上部反射
板5および下部反射板6を取り付け、この枠体1の側部
に段付きピン15を用いて取り付けられた駆動レバー7
によって上部反射板5と下部反射板6を開閉駆動するも
のである。
【0017】より詳細に説明すると、枠体1は樹脂等で
一体成型されその前面に矩形の開口が設けられ、該開口
の短辺部には、長辺軸方向に貫通された4つの係合孔1
a,1c,1e,1gが形成されこれらの係合孔1a,
1c,1e,1gのそれぞれには、該孔の直径より僅か
に小さな溝幅を有し、先端側が幅狭になっている係止溝
1b,1d,1f,1hが連接形成されている。この係
合孔1a,1c,1e,1gのそれぞれは、後述する支
軸8,9,10,11が係止溝1b,1c,1e,1g
を通じて嵌合され回動可能に支持するもので、係止溝1
b,1c,1e,1gは、枠体1の材質の有する弾性に
抗して支軸8〜11が通過可能になっていて、支軸8〜
11の通過後には該支軸8…の抜け止めとなっている。
【0018】この枠体1の両側面のそれぞれには、その
前方中央から後方に向けて小さくなっている切欠き部1
iと切欠き部1jが形成されている。また、枠体1の後
部に形成される壁面1kは、上記キセノン放電管3が底
部に位置された固定反射傘2の底部の外壁が当接固定さ
れる壁部となっている。また、詳細は後述する上部反射
板5および下部反射板6のそれぞれの回転中心を回転自
在に支持する支軸孔が、係合孔1a,1c,1e,1g
のそれぞれとなっていて、枠体1の左側面には後述する
駆動レバー7を回転可能に支持するための支軸孔1mが
穿設されている。
【0019】固定反射傘2は、その両側面のそれぞれの
底部寄りに穿設された開口2a,2bを有していて、該
開口2a,2bにキセノン放電管3が挿通自在になって
いて、その一端側から突出する部分に放電電極とトリガ
ー電極(図示せず)が位置し、他端側から突出する部分
に放電電極が位置されている。また、固定反射傘2は、
その前面に横長矩形状の開口2Aを有し、キセノン放電
管3の外径に一致する径の円弧状反射面(あるいは放物
反射面)2cが底部に形成され、該円弧状反射面2cに
連接して断面が放物線状を成す反射面(以下「放物線状
反射面」という)2dが形成されている。
【0020】また、この放物線状反射面2dの焦点位置
の近傍にキセノン放電管3の軸心が位置されているため
に、固定反射傘2は、キセノン放電管3から出射される
光を、前面に形成され、かつ該キセノン放電管3の長手
方向に並行して長辺部が位置された矩形の開口2Aから
被写体側に出射させる第1光束が得られることになる。
これと共に、キセノン放電管3から出射される光を、円
弧状反射面2cと放物線状反射面2dのそれぞれによっ
て反射させて開口2Aから被写体側に出射させる第2光
束が得られることになる。
【0021】そして、枠体1の壁面1kと固定反射傘2
の円弧状反射面2cの裏面とキセノン放電管3の外周面
とを密接して固定するための固定バンド4を有してい
る。この固定バンド4は、キセノン放電管3に生じる熱
に耐える材質(例えばシリコンラバー)でなる帯状に形
成されていて、その両端部にキセノン放電管3の直径に
略等しい孔4a,孔4bが穿設されている。従って、キ
セノン放電管3を固定反射傘2の開口2a開口2bに挿
通し枠体1の壁面1kに位置させた状態で切欠き部1
i,切欠き部1jのそれぞれから突出するキセノン放電
管3の部分に、固定バンド4の孔4a,孔4bを枠体1
の裏側から取り付けることによって固定される。
【0022】このように枠体1に固定された固定反射傘
2の前方の上部と下部には、上部反射板5と下部反射板
6がそれぞれ位置される。この上部反射板5は、略矩形
状を呈し、その断面形状は、放物面を延長した形状に形
成され、その長辺部が固定反射傘2の開口2Aの上方の
長辺部に配置され、該開口2Aから出射される第2光束
の一部を受けて撮影レンズの焦点距離の変化に連動して
該矩形の長辺に並行する軸を回転中心として、被写体側
に出射される反射光の方向を変化させるものである。
【0023】この上部反射板5は、その下面に放物線状
反射面5aを有しその両側部のそれぞれが直角方向に折
り曲げられて折曲部5b,折曲部5cが形成されてお
り、これら折曲部5b,5cのそれぞれの外方に突出す
るように支軸8と支軸9が植設されている。また、下部
反射板6は、上部反射板5と同様に、略矩形状を呈し、
その断面形状は、放物面を延長した形状に形成され、そ
の長辺部が固定反射傘2の開口2Aの長辺部の下方に配
置され、該開口2Aから出射される第2光束の一部を受
けて撮影レンズの焦点距離の変化に連動して該矩形の長
辺に並行する軸を回転中心として、被写体側に出射され
る反射光の方向を変化させるものである。
【0024】この下部反射板6は、その上面には放物線
状反射面6aを有し、その両側部のそれぞれが折り曲げ
られて折曲部6b,折曲部6cが形成されておりこれら
折曲部6b,折曲部6cのそれぞれの外方には、支軸1
0と支軸11が突設されている。この上部反射板5の支
軸8,9は、枠体1の係合孔1a,1cにそれぞれ係合
し、下部反射板6の支軸10,11は枠体1の係合孔1
e,1gにそれぞれ係合し、上部反射板5が支軸8、支
軸9の軸を回転中心として開閉可能とされ、下部反射板
6が支軸10支軸11の軸を回転中心として開閉可能と
されることになる。
【0025】このような上部反射板5の折曲部5cに
は、係合長孔5dが穿設され、この係合長孔5dに、下
部反射板6の折曲部6cに植設された駆動ピン12が係
合(嵌入)されている。この駆動ピン12の先端には、
枠体1の側部に形成された支軸孔1mに挿入固定された
段付きピン15を回転中心とする駆動レバー7における
腕部の中間部に形成された駆動長穴7bが係合してい
る。この駆動レバー7の先端部には、支軸13が固定さ
れ、この支軸13の近傍の駆動レバー7の部位と固定部
との間には、引張ばね14が掛けられており、この引張
ばね14によって、駆動レバー7が段付きピン15を中
心にして図1において時計回り方向に付勢されている。
【0026】この支軸13は、図示しない撮影レンズの
焦点距離可変機構に連動して駆動される連動部材に係合
している。以上のように構成された配光角可変ストロボ
装置において、連動部材が最テレ状態に位置するときに
は、駆動レバー7が最も時計回りの最端部に位置し(図
1)、駆動レバー7の駆動長穴7bの上壁面に当接した
ストップ状態にあり、駆動ピン12と係合長孔5dの係
合により、上部反射板5と下部反射板6が最も閉じた状
態(図1に示す状態)にある。
【0027】このとき、キセノン放電管3が発光される
と、その光が直接に開口2Aから前方に放射されると共
に、その光が固定反射傘2の円弧状反射面2cと放物線
状反射面2dによって反射されて開口2Aから前方に放
射される。これと同時に、開口2Aから放射される光の
一部が上部反射板5の放物線状反射面5aによって反射
され、下部反射板6の放物線状反射面6aによって反射
される。従って、最テレ時の撮影画角に対応した狭い配
光角のストロボ照射となる。
【0028】一方、撮影レンズがワイド側に駆動される
と、連動部材によって支軸13が押され、駆動レバー7
を段付きピン15を中心にして図1において反時計回り
方向に回転される。駆動レバー7が反時計方向に回動す
ると、下部反射板6に植設された駆動ピン12に係合す
る上部板5に形成された係合長孔5dとの相互作用によ
駆動レバー7の駆動長孔7bに係合した駆動ピン12で
上部反射板5と下部反射板6が開かれた状態となる。こ
のとき、キセノン放電管3が発光されると、その光が直
接に開口2Aから前方に放射されると共に、その光が固
定反射傘2の円弧状反射面2cと放物線状反射面2dに
よって反射されて開口2Aから前方に放射される。
【0029】これと同時に、開口2Aから放射される光
の一部が上部反射板5の放物線状反射面5aによって反
射され、下部反射板6の放物線状反射面6aによって反
射される。従って、ワイド時に撮影画角に対応した広い
配光角のストロボ照射となる。このようにしてなされる
配光角の変化特性を図3に示す。
【0030】この図3は、キセノン放電管3における放
電アーク長さを14mmとし、固定反射傘2の開口2A
の面から円弧状反射面2cの底部までの奥行き長さを
2.5mmとした場合の配光角度とガイドナンバーGN
の関係を●−●をワイド時とし▲−▲をテレ時として示
したものである。この図3から分かるように、最テレ時
においてGN=11.3となっているので、ストロボ発
光光の有効利用を図れることが理解できる。
【0031】また、図4には、上述した図3における配
光特性を、配光角の中心を0EVとしたときの偏差ΔE
Vを配光角との関係を示す。この図4は、●−●をワイ
ド時とし▲−▲をテレ時として示したものである。図4
によれば、偏差ΔEVが最大で−1.4EVであるので
実質的にはフィルムラチチュードに吸収されてしまう値
であり、優秀な特性であることが理解できる。
【0032】なお、本発明は、前述の第1の実施の形態
に係る配光角可変ストロボ装置の例に限定されることな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。例えば、上部反射板5と下部反
射板6のそれぞれに植設される支軸8〜11は、図5に
示すように、上部反射板15と下部反射板16のそれぞ
れの長辺部に並行して支持される軸支部材は、上部反射
板15および下部反射板16のそれぞれの端部に形成さ
れた折曲部15b,折曲部15cおよび折曲部16b,
折曲部16cに一体に形成されている支軸18〜21と
してもよい。
【0033】このように構成した場合には、コスト低減
が図れることになる。また、図2における折曲部5cに
形成された係合長孔5dと折曲部6cに植設された駆動
ピン12との係合は、図5に示すように上部反射板15
の折曲部15cに形成される長溝15dとしても良い。
このように構成した場合には、駆動レバー7の駆動長穴
7bとの組み付け作業が容易になる利点がある。
【0034】また、引張ばね14は、撮影レンズの焦点
距離の変化によって駆動される連動部材の態様によって
は、駆動レバー7の回転付勢力が逆に設定する必要があ
り、引張ばね14でなくトーションばねによって回転付
勢力を与えるようにしてもよい。さらに、上部反射板と
下部反射板とのそれぞれに形成される反射面の形状は、
放物線状の面のみならず、楕円面や平面、円弧面であっ
てもよいことは勿論であり、固定反射傘における反射面
も同様である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、閃光放電管から出射される光の一部を受けて撮
影レンズの焦点距離の変化に連動して被写体側に出射さ
れる反射光の方向を変化させる上部反射板と下部反射板
とで配光角をコントロールしているので、高性能のレン
ズを用いたり精密な移動機構を用いることなく、また、
ワイド状態においては勿論のこと、テレ状態においても
無駄な光を出すことのない、簡略かつ低価格な構成とな
し得る配光角可変ストロボ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る配光角可変ス
トロボ装置の側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る配光角可変ス
トロボ装置の分解斜視図である。
【図3】図1および図2に示す実施の形態に係る配光角
可変ストロボ装置の配光特性を示す特性図である。
【図4】図1および図2に示す配光角可変ストロボ装置
の配光の偏差特性を示す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る配光角可変ス
トロボ装置の上部反射板と下部反射板を示す分解斜視図
である
【符号の説明】
1 枠体 1a,1c,1e,1g 係合孔 1b,1d,1f 係止溝 1i,1j 切欠き部 1k 壁面 1m 支軸孔 2 固定反射傘 2a,2b 開口 2c 円弧状反射面 2d,5a,6a 放物線状反射面 3 キセノン放電管 4 固定バンド 4a,4b 孔 5 上部反射板 5b,5c,6b,6c 折曲部 5d 係合長孔 6 下部反射板 7 駆動レバー 7a 孔 7b 駆動長穴 8,9,10,11,13 支軸 12 駆動ピン 14 引張ばね 15 段付きピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 また、図4には、上述した図3における
配光特性を、配光角の中心を0EVとしたときの偏差△
EV配光角との関係示す。この図4は、●−●をワ
イド時とし▲−▲をテレ時として示したものである。
図4によれば、ワイド時の両角(例えば焦点距離35m
mの撮影レンズの画角)に対応する上下方向の配光角+
20゜および−20゜における偏差△EVは、共に略
0.75EVであり、テレ時の画角(例えば焦点距離7
0mmの撮影レンズの画角)に対応するストロボ装置の
上下方向の配光角+10゜および−10゜における偏差
△EVは、配光角が+10゜のとき約−0.5EV、配
光角が−10゜のとき−0.75EVであり、いずれの
場合においても−1EV以内に収まっており、優秀な特
性であることが理解できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変焦点撮影レンズを備えたカメラに用
    いられ、ストロボ照射光の配光角が変化可能な配光角可
    変ストロボ装置において、 略円柱状の外形を呈する閃光放電管と、この閃光放電管
    から出射される光を反射させ前方に形成された開口から
    被写体側に出射させる固定反射傘と、 上記開口の前方の上部および下部にそれぞれ配置され、
    該開口から出射される光の一部を受けて上記撮影レンズ
    の焦点距離の変化に連動して上下傾動せしめられ、被写
    体側に出射される反射光の方向を変化させる上部反射板
    および下部反射板と、 を具備することを特徴とする配光角可変ストロボ装置。
  2. 【請求項2】 上部反射板および下部反射板は、 撮影レンズの焦点距離がワイド側にされたときに固定反
    射傘の開口の上辺部からそれぞれ遠ざかる方向に開くよ
    うに駆動され、該撮影レンズの焦点距離がテレ側にされ
    たときに上記固定反射傘の開口の上辺部からそれぞれ近
    付く方向に閉じるように駆動され、上記固定反射傘、上
    部反射板および下部反射板によって被写体側に出射され
    るストロボ光の配光角を連続的、または多段階に変化さ
    せ得るように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】 上部反射板および下部反射板の撮影レン
    ズの焦点距離の変化に基づく移動量は、被写体寄りの移
    動量より固定反射傘の開口側の移動量が多くなるように
    軸支部材により揺動可能に支持されていることを特徴と
    する請求項1記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】 上部反射板および下部反射板のそれぞれ
    は、 固定反射傘の開口に最も近付いたときはそれぞれの反射
    面が、上記固定反射傘の開口に位置する反射面に連続的
    につながるように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のストロボ装置。
  5. 【請求項5】 上部反射板と下部反射板のそれぞれの長
    辺部に並行して支持される軸支部材は、 該上部反射板と該下部反射板のそれぞれの端部に形成さ
    れた折曲部に一体に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のストロボ装置。
  6. 【請求項6】 可変焦点撮影レンズを備えたカメラに用
    いられ、ストロボ照射光の配光角が変化可能な配光角可
    変ストロボ装置において、 略円柱状の外形を呈する閃光放電管と、 この閃光放電管が底部に位置され、該閃光放電管から出
    射される光を、前面に形成され、かつ該閃光放電管の長
    手方向に並行して長辺部が位置された矩形の開口から被
    写体側に出射させると共に、該閃光放電管から出射され
    る光を反射させ該開口から被写体側に出射させる固定反
    射傘と、 それぞれ、矩形状を呈し、その長辺部が上記開口の前方
    の上辺部および下辺部に近接して配置され、該開口から
    出射される光の一部を受けて上記撮影レンズの焦点距離
    の変化に連動して該矩形状の長辺に並行する軸を回転中
    心として互いに反対方向に回動し、被写体側に出射され
    る反射光の方向をそれぞれ変化させる上部反射板および
    下部反射板と、 上記上部反射板および下部反射板のそれぞれの回転中心
    を回転自在に支持する支軸孔、上記閃光放電管が底部に
    位置された固定反射傘の底部が当接固定される壁部を有
    し、上記閃光放電管と該固定反射傘が固定されると共に
    該上部反射板および下部反射板を回転可能に支持する枠
    体と、 を具備することを特徴とする配光角可変ストロボ装置。
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