JPH09113776A - 光ファイバ布設装置 - Google Patents
光ファイバ布設装置Info
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- JPH09113776A JPH09113776A JP27305795A JP27305795A JPH09113776A JP H09113776 A JPH09113776 A JP H09113776A JP 27305795 A JP27305795 A JP 27305795A JP 27305795 A JP27305795 A JP 27305795A JP H09113776 A JPH09113776 A JP H09113776A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- air
- outer diameter
- sealing means
- air sealing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバに加わる応力を低減することので
きる光ファイバ布設装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め布設された配管路10との接続部1
3を一端に有し且つ他端には光ファイバ導入口17を有
する管状路14及びこの管状路14に連通する圧縮空気
導入口16とを備えてなるエアヘッド12と、前記エア
ヘッド12の光ファイバ導入口16に設けられた気密リ
ング23とこの外周を締付ける締付部材24とからなる
エアシール手段22と、エアヘッド12の外部に配設さ
れ前記光ファイバ導入口17に向けて光ファイバ11を
送り込む送り手段18,20とを備える。
きる光ファイバ布設装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め布設された配管路10との接続部1
3を一端に有し且つ他端には光ファイバ導入口17を有
する管状路14及びこの管状路14に連通する圧縮空気
導入口16とを備えてなるエアヘッド12と、前記エア
ヘッド12の光ファイバ導入口16に設けられた気密リ
ング23とこの外周を締付ける締付部材24とからなる
エアシール手段22と、エアヘッド12の外部に配設さ
れ前記光ファイバ導入口17に向けて光ファイバ11を
送り込む送り手段18,20とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め布設された配
管路の中に光通信用の光ファイバを挿通するための光フ
ァイバ布設装置に関する。
管路の中に光通信用の光ファイバを挿通するための光フ
ァイバ布設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、特公平2
−22921号公報に開示された光ファイバ布設装置が
知られている。これは図4に示す如く、予め布設された
管路1の中に光ファイバ2を挿通するに際し、一端にシ
ール手段3を有する光ファイバ導入口4を有し他端に前
記管路1との接続口5を有する中空管状路6と、その中
空管状路6の一部にその中空管状路6に沿って流体静力
学的な力に打ち勝つ力で光ファイバ2を進行させる光フ
ァイバ挟持手段(送りローラ)7とを具備したフィード
ヘッド8を用いるもので、これによれば、エア供給口9
から供給されるエアによって管路1内部に高速の空気流
を形成し、この空気流にのせて光ファイバ2を圧送する
ことができる。
−22921号公報に開示された光ファイバ布設装置が
知られている。これは図4に示す如く、予め布設された
管路1の中に光ファイバ2を挿通するに際し、一端にシ
ール手段3を有する光ファイバ導入口4を有し他端に前
記管路1との接続口5を有する中空管状路6と、その中
空管状路6の一部にその中空管状路6に沿って流体静力
学的な力に打ち勝つ力で光ファイバ2を進行させる光フ
ァイバ挟持手段(送りローラ)7とを具備したフィード
ヘッド8を用いるもので、これによれば、エア供給口9
から供給されるエアによって管路1内部に高速の空気流
を形成し、この空気流にのせて光ファイバ2を圧送する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の従来技
術では、フィードヘッド8に外部のエアコンプレッサを
接続して圧縮空気を供給するが、この圧力は例えば内径
6mmの管路1を数百m程度の距離にわたって布設した
場合、5kg/cm2 程度以上の空気圧が必要となる。
術では、フィードヘッド8に外部のエアコンプレッサを
接続して圧縮空気を供給するが、この圧力は例えば内径
6mmの管路1を数百m程度の距離にわたって布設した
場合、5kg/cm2 程度以上の空気圧が必要となる。
【0004】したがって、フィードヘッド8はこの空気
圧を外部に逃さないような気密構造にしなければならな
い。このため図4の装置ではフィードヘッド8内の空気
圧が光ファイバ導入口4から漏れるのを防止するシール
手段3としてリップシールを備えていた。この装置では
送りローラ7の周囲の隙間を通して左右の管状路が連通
しているので、光ファイバ導入口4でのエアシールは不
可欠なのである。
圧を外部に逃さないような気密構造にしなければならな
い。このため図4の装置ではフィードヘッド8内の空気
圧が光ファイバ導入口4から漏れるのを防止するシール
手段3としてリップシールを備えていた。この装置では
送りローラ7の周囲の隙間を通して左右の管状路が連通
しているので、光ファイバ導入口4でのエアシールは不
可欠なのである。
【0005】このシール手段3には図中右方から空気圧
が作用してシールを締付ける方向に働くので高いシール
性が得られる利点がある反面、光ファイバ2を締付けて
強い摩擦力を与えてしまうという不都合があった。
が作用してシールを締付ける方向に働くので高いシール
性が得られる利点がある反面、光ファイバ2を締付けて
強い摩擦力を与えてしまうという不都合があった。
【0006】そして、これに抗して光ファイバ2を送り
ローラ7にて引っ張るか、又は供給リール(図示せず)
側から押し込む必要があったので、光ファイバに不必要
に大きな応力が加わることを避けられなかった。
ローラ7にて引っ張るか、又は供給リール(図示せず)
側から押し込む必要があったので、光ファイバに不必要
に大きな応力が加わることを避けられなかった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、光ファイバに加わる応力を低減することのできる光
ファイバ布設装置を提供することを目的とする。
で、光ファイバに加わる応力を低減することのできる光
ファイバ布設装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光ファイバ布設装置は、予め布設された配管
路との接続部を一端に有し且つ他端には光ファイバ導入
口を有する管状路及びこの管状路に連通する圧縮空気導
入口とを備えてなるエアヘッドと、前記エアヘッドの光
ファイバ導入口に設けられ光ファイバの外径との間の隙
間量を調整可能なエアシール手段と、前記光ファイバを
挿通方向に向けて送り込む送り手段とを備えたことを特
徴としている。
に本発明の光ファイバ布設装置は、予め布設された配管
路との接続部を一端に有し且つ他端には光ファイバ導入
口を有する管状路及びこの管状路に連通する圧縮空気導
入口とを備えてなるエアヘッドと、前記エアヘッドの光
ファイバ導入口に設けられ光ファイバの外径との間の隙
間量を調整可能なエアシール手段と、前記光ファイバを
挿通方向に向けて送り込む送り手段とを備えたことを特
徴としている。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、光
ファイバの外径を計測する外径計測手段と、その外径に
応じて前記隙間量を調整する制御手段とを備えるように
するとよい。
ファイバの外径を計測する外径計測手段と、その外径に
応じて前記隙間量を調整する制御手段とを備えるように
するとよい。
【0010】また請求項3に記載したように、前記エア
シール手段は、弾性部材からなる気密リングと同気密リ
ングの外周を締付ける締付部材とから構成するとよい。
シール手段は、弾性部材からなる気密リングと同気密リ
ングの外周を締付ける締付部材とから構成するとよい。
【0011】上記構成からなる本発明の光ファイバ布設
装置においては、エアシール手段と光ファイバの外径と
の間の隙間量を最適化して、光ファイバに過度の摩擦力
が加わるのを防止しつつ、空気漏れを有効に防止する。
装置においては、エアシール手段と光ファイバの外径と
の間の隙間量を最適化して、光ファイバに過度の摩擦力
が加わるのを防止しつつ、空気漏れを有効に防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る光ファイバ布設装置の実施形態例を説明する。図
1は光ファイバ布設装置を模式的に示す正面図である。
に係る光ファイバ布設装置の実施形態例を説明する。図
1は光ファイバ布設装置を模式的に示す正面図である。
【0013】図において、符号10は予め光通信経路に
沿って布設された断面円形の配管路であって、ポリエチ
レン等の合成樹脂でできており、内径5〜6mm,外径
7〜9mm程度の太さのものである。11は前記配管路
10の中に挿通される光ファイバであって、コアとクラ
ッドからなる石英製の光ファイバ芯線を数本束ねたうえ
外周を発泡ポリエチレン等の保護部材で被覆してユニッ
ト化したもので、外径は2mm程度のものである。
沿って布設された断面円形の配管路であって、ポリエチ
レン等の合成樹脂でできており、内径5〜6mm,外径
7〜9mm程度の太さのものである。11は前記配管路
10の中に挿通される光ファイバであって、コアとクラ
ッドからなる石英製の光ファイバ芯線を数本束ねたうえ
外周を発泡ポリエチレン等の保護部材で被覆してユニッ
ト化したもので、外径は2mm程度のものである。
【0014】12は前記配管路10の端部に接続される
接続部13を備えたエアヘッドであって、前記配管路1
0と同一内径を有する鋼製の丸パイプを加工してできて
おり、内部は中空の管状路14となっている。そしてそ
の長手方向の中央部から外方に向けて分岐部15がト字
状に突設されており、この分岐部15の末端には前記管
状路14に連通する圧縮空気導入口16が設けられてい
る。なお17はエアヘッドにおける接続部13とは反対
側の端部に設けられた光ファイバ導入口である。
接続部13を備えたエアヘッドであって、前記配管路1
0と同一内径を有する鋼製の丸パイプを加工してできて
おり、内部は中空の管状路14となっている。そしてそ
の長手方向の中央部から外方に向けて分岐部15がト字
状に突設されており、この分岐部15の末端には前記管
状路14に連通する圧縮空気導入口16が設けられてい
る。なお17はエアヘッドにおける接続部13とは反対
側の端部に設けられた光ファイバ導入口である。
【0015】18は光ファイバ11を前記光ファイバ導
入口17に向けて送り込む送り手段としての駆動ローラ
であって、モータ19によって回転駆動され、その側方
には遊転自在な従動ローラ20が適度な押圧力をもって
接触しており、両者の間に光ファイバ11を挟んだ状態
になっている。駆動ローラ18と従動ローラ20の外周
表面は厚さ数mmのゴム層で被覆されている。そしてこ
れら駆動ローラ18と従動ローラ20は前記エアヘッド
12の左方に離れて配置されているが、エアヘッド12
とともに単一のフレーム(図示せず)に固定されてお
り、両者の相対位置は変化しないようになっている。な
お21は光ファイバ11の供給リールである。
入口17に向けて送り込む送り手段としての駆動ローラ
であって、モータ19によって回転駆動され、その側方
には遊転自在な従動ローラ20が適度な押圧力をもって
接触しており、両者の間に光ファイバ11を挟んだ状態
になっている。駆動ローラ18と従動ローラ20の外周
表面は厚さ数mmのゴム層で被覆されている。そしてこ
れら駆動ローラ18と従動ローラ20は前記エアヘッド
12の左方に離れて配置されているが、エアヘッド12
とともに単一のフレーム(図示せず)に固定されてお
り、両者の相対位置は変化しないようになっている。な
お21は光ファイバ11の供給リールである。
【0016】次に、エアシール手段22について図2の
拡大図を参照して説明すれば、23は前記光ファイバ導
入口17の端面に密着している環状の気密リングであっ
て、摩擦係数が低く且つ弾性を有する素材でできてお
り、本実施形態例ではテフロン製のOリングを使用して
いる。そして気密リング23の中央の穴の直径は光ファ
イバ11の外径よりも若干大きい寸法のものが選定され
ている。24は前記気密リング23を間にして対向配設
された一対の締付部材であって、その対向面に形成され
た凹溝に前記気密リング23がすっぽり嵌まり込んでお
り、この締付部材24を互いに接離させると気密リング
23の中央の穴の径が大きくなったり小さくなったりす
る。そしてこの締付部材24は上下2つのソレノイド,
シリンダ,モータ等のごとき適宜のアクチュエータ25
のそれぞれの軸26の先端に固着されており、アクチュ
エータ25を作動することによって互いに接離方向に駆
動される。
拡大図を参照して説明すれば、23は前記光ファイバ導
入口17の端面に密着している環状の気密リングであっ
て、摩擦係数が低く且つ弾性を有する素材でできてお
り、本実施形態例ではテフロン製のOリングを使用して
いる。そして気密リング23の中央の穴の直径は光ファ
イバ11の外径よりも若干大きい寸法のものが選定され
ている。24は前記気密リング23を間にして対向配設
された一対の締付部材であって、その対向面に形成され
た凹溝に前記気密リング23がすっぽり嵌まり込んでお
り、この締付部材24を互いに接離させると気密リング
23の中央の穴の径が大きくなったり小さくなったりす
る。そしてこの締付部材24は上下2つのソレノイド,
シリンダ,モータ等のごとき適宜のアクチュエータ25
のそれぞれの軸26の先端に固着されており、アクチュ
エータ25を作動することによって互いに接離方向に駆
動される。
【0017】27はレーザーダイオード等の光源が内蔵
された平行光束を投光する投光器、28はCCDライン
センサ等からなる受光器であって、これらによって外径
計測手段が構成されており、光ファイバ11の外径をリ
アルタイムで計測する。29はマイクロプロセッサ(C
PU)が内蔵された制御手段であって、前記受光器28
で計測された光ファイバ11の外径の計測値が入力され
るとともに、出力側にはD/Aコンバータ及び駆動アン
プ回路(ともに図示せず)を介して前記ソレノイド25
が接続されている。
された平行光束を投光する投光器、28はCCDライン
センサ等からなる受光器であって、これらによって外径
計測手段が構成されており、光ファイバ11の外径をリ
アルタイムで計測する。29はマイクロプロセッサ(C
PU)が内蔵された制御手段であって、前記受光器28
で計測された光ファイバ11の外径の計測値が入力され
るとともに、出力側にはD/Aコンバータ及び駆動アン
プ回路(ともに図示せず)を介して前記ソレノイド25
が接続されている。
【0018】なお、外径計測手段としては、前述のごと
き光学式センサに限ることなく、光ファイバ11を一対
のピンチローラによって挾み込み、上記ピンチローラの
間隔を検出する構成とすることも可能である。
き光学式センサに限ることなく、光ファイバ11を一対
のピンチローラによって挾み込み、上記ピンチローラの
間隔を検出する構成とすることも可能である。
【0019】次に、上記構成からなる本実施形態例の光
ファイバ布設装置の使用方法を説明する。
ファイバ布設装置の使用方法を説明する。
【0020】まず従動ローラ20を図中上方に引離して
駆動ローラ18との間に隙間を開けて、ここから光ファ
イバ11を通して、順次気密リング23,光ファイバ導
入口17,管状路14,接続部13を通過させ、配管路
10内の挿入できるところまで手作業で送り込んでお
く。
駆動ローラ18との間に隙間を開けて、ここから光ファ
イバ11を通して、順次気密リング23,光ファイバ導
入口17,管状路14,接続部13を通過させ、配管路
10内の挿入できるところまで手作業で送り込んでお
く。
【0021】次に従動ローラ20をもとにもどしてか
ら、エアコンプレッサ(図示せず)を運転して圧縮空気
導入口16に圧縮空気を供給する。すると配管路10内
には高速度の空気流が発生し、この空気流と光ファイバ
11の外側面との間に作用する空気の剪断摩擦力によっ
て光ファイバ11には空気流と同方向の進行力が与えら
れる。このような圧送状態においては、光ファイバ11
は配管路10内の空気流の乱れによって上下左右のラン
ダムな方向から常時押されて揺れ動き、配管路10内を
半ば浮上した状態で進行する。また配管路10内の光フ
ァイバ11に部分的な弛みが生じるとその部分に加わる
空気圧が他の部分よりも高くなるので、自然に弛み部分
が前方に送られ、配管路10に沿ってまっすぐに送られ
る。
ら、エアコンプレッサ(図示せず)を運転して圧縮空気
導入口16に圧縮空気を供給する。すると配管路10内
には高速度の空気流が発生し、この空気流と光ファイバ
11の外側面との間に作用する空気の剪断摩擦力によっ
て光ファイバ11には空気流と同方向の進行力が与えら
れる。このような圧送状態においては、光ファイバ11
は配管路10内の空気流の乱れによって上下左右のラン
ダムな方向から常時押されて揺れ動き、配管路10内を
半ば浮上した状態で進行する。また配管路10内の光フ
ァイバ11に部分的な弛みが生じるとその部分に加わる
空気圧が他の部分よりも高くなるので、自然に弛み部分
が前方に送られ、配管路10に沿ってまっすぐに送られ
る。
【0022】この状態で、モータ19を回転させれば、
光ファイバ11は徐々に送り込まれて、配管路10の反
対端まで挿通させることができる。
光ファイバ11は徐々に送り込まれて、配管路10の反
対端まで挿通させることができる。
【0023】このときのエアシール手段22の動作につ
いて説明すれば、本実施形態例では、制御手段29に内
蔵されたROM30には、あらかじめ行われた実験結果
に基づいて、光ファイバ11の外径値とそれに対応して
アクチュエータ25の作動量がデータテーブル形式で記
憶されている。そして制御手段29は受光器28からリ
アルタイムで入力される外径計測値に応じて直ちにアク
チュエータ25の駆動を制御する。これにより気密リン
グ23と光ファイバ11との隙間量が最適値に制御さ
れ、光ファイバ11に過度の摩擦力が加わるのを防止し
つつ、空気漏れを有効に防止することができる。
いて説明すれば、本実施形態例では、制御手段29に内
蔵されたROM30には、あらかじめ行われた実験結果
に基づいて、光ファイバ11の外径値とそれに対応して
アクチュエータ25の作動量がデータテーブル形式で記
憶されている。そして制御手段29は受光器28からリ
アルタイムで入力される外径計測値に応じて直ちにアク
チュエータ25の駆動を制御する。これにより気密リン
グ23と光ファイバ11との隙間量が最適値に制御さ
れ、光ファイバ11に過度の摩擦力が加わるのを防止し
つつ、空気漏れを有効に防止することができる。
【0024】なお本実施形態例の特有の効果として、送
りローラ等の送り手段をエアヘッドの外部に配設したの
で、前述の従来技術では送りローラの軸受など各所に気
密部品が必要だったのと比較して、それだけ部品点数が
減少し構造も簡単になり、しかも空気圧が作用するエア
ヘッドは単純なパイプ状の構造部材で足りるから、コス
トも安価で、メンテナンスの必要もほとんどない。
りローラ等の送り手段をエアヘッドの外部に配設したの
で、前述の従来技術では送りローラの軸受など各所に気
密部品が必要だったのと比較して、それだけ部品点数が
減少し構造も簡単になり、しかも空気圧が作用するエア
ヘッドは単純なパイプ状の構造部材で足りるから、コス
トも安価で、メンテナンスの必要もほとんどない。
【0025】なお本発明は上記実施形態例に限定される
ものではなく例えば以下のように変形することができ
る。
ものではなく例えば以下のように変形することができ
る。
【0026】前記実施形態例では光ファイバの外径を計
測してこれに応じて隙間量を調整するようにしたが、こ
れに代えて、気密リング23と光ファイバ11との間か
らの空気の漏れ具合を直接計測して、これに応じて隙間
量を調整するようにしてもよい。具体的には、シール部
分の隙間から外部に噴出する空気流を検知するために隙
間に近接して、例えば風速,風圧等を検出して漏れ具合
を検出する空気流量計測手段を配設したり、または、エ
アヘッドの内部の光ファイバ導入口付近に空気流量計測
手段を配設したりしておき、この検出流量が常時一定に
なるように隙間量を調整すればよい。
測してこれに応じて隙間量を調整するようにしたが、こ
れに代えて、気密リング23と光ファイバ11との間か
らの空気の漏れ具合を直接計測して、これに応じて隙間
量を調整するようにしてもよい。具体的には、シール部
分の隙間から外部に噴出する空気流を検知するために隙
間に近接して、例えば風速,風圧等を検出して漏れ具合
を検出する空気流量計測手段を配設したり、または、エ
アヘッドの内部の光ファイバ導入口付近に空気流量計測
手段を配設したりしておき、この検出流量が常時一定に
なるように隙間量を調整すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
布設装置によれば、エアシール手段と光ファイバの外径
との間の隙間量を最適値になるように自由に調整できる
ので、光ファイバに過度の摩擦力が加わるのを防止しつ
つ、空気漏れを有効に防止することができるようにな
る。
布設装置によれば、エアシール手段と光ファイバの外径
との間の隙間量を最適値になるように自由に調整できる
ので、光ファイバに過度の摩擦力が加わるのを防止しつ
つ、空気漏れを有効に防止することができるようにな
る。
【0028】従って、不必要な引張・圧縮応力による光
ファイバの損傷を有効に防止することができるととも
に、シール部分で発生する摩擦制動力も小さくなるので
それだけ送り速度を向上させることができる。
ファイバの損傷を有効に防止することができるととも
に、シール部分で発生する摩擦制動力も小さくなるので
それだけ送り速度を向上させることができる。
【図1】本発明の実施形態例による光ファイバ布設装置
を模式的に示す正面図である。
を模式的に示す正面図である。
【図2】図1の光ファイバ布設装置におけるエアシール
手段を拡大して示す正面図である。
手段を拡大して示す正面図である。
【図3】図2のエアシール手段の要部を示す図である。
【図4】従来の光ファイバ布設装置の要部を示す断面図
である。
である。
10 配管路 11 光ファイバ 12 エアヘッド 13 接続部 14 管状路 15 分岐部 16 圧縮空気導入口 17 光ファイバ導入口 18 駆動ローラ 19 モータ 20 従動ローラ 21 供給リール 22 エアシール手段 23 気密リング 24 締付部材 25 アクチュエータ 27 投光器 28 受光器(外径計測手段) 29 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 予め布設された配管路との接続部を一端
に有し且つ他端には光ファイバ導入口を有する管状路及
びこの管状路に連通する圧縮空気導入口とを備えてなる
エアヘッドと、前記エアヘッドの光ファイバ導入口に設
けられ光ファイバの外径との間の隙間量を調整可能なエ
アシール手段と、前記光ファイバを挿通方向に向けて送
り込む送り手段とを備えたことを特徴とする光ファイバ
布設装置。 - 【請求項2】 光ファイバの外径を計測する外径計測手
段と、その外径に応じて前記隙間量を調整する制御手段
とが備えられている請求項1記載の光ファイバ布設装
置。 - 【請求項3】 前記エアシール手段は、弾性部材からな
る気密リングと同気密リングの外周を締付ける締付部材
とからなる請求項1又は2記載の光ファイバ布設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27305795A JP3195210B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 光ファイバ布設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27305795A JP3195210B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 光ファイバ布設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09113776A true JPH09113776A (ja) | 1997-05-02 |
JP3195210B2 JP3195210B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=17522556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27305795A Expired - Fee Related JP3195210B2 (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 光ファイバ布設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195210B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP27305795A patent/JP3195210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3195210B2 (ja) | 2001-08-06 |
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