JPH09113585A - 非接触電気測定用センサ及びそのセンサの製造方法 - Google Patents

非接触電気測定用センサ及びそのセンサの製造方法

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JPH09113585A
JPH09113585A JP7294819A JP29481995A JPH09113585A JP H09113585 A JPH09113585 A JP H09113585A JP 7294819 A JP7294819 A JP 7294819A JP 29481995 A JP29481995 A JP 29481995A JP H09113585 A JPH09113585 A JP H09113585A
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高正 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気測定用電極のガードリング効果を十分な
ものとするとともに、電気配線に生じる電気的な寄生容
量を除去する。 【解決手段】 コーンガラス66の底面66a上に形成
された電極パターン200は、電気測定用電極201
と、3つの平行度調整用電極111〜113と、ガード
リング電極120と、それぞれの電極に接続された配線
111a〜113a、120aとからなり、底面66a
から側斜面66bに渡って形成される。電気測定用電極
201の電気配線201aは、電気測定用電極201の
裏面に導通し、コーンガラス66の底面66aと対向す
る表面66cまで貫通して埋設された中空円筒状の導電
体と、表面66cに現れるこの中空円筒状の導電体と導
通してコーンガラス66の環状側面66dにまで至る帯
状の導電体とにより構成される。この中空円筒状の導電
体の幅Wは被測定対象とのギャップDの2倍以下であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ,
ポリシリコンやアモルファス等の半導体薄膜などを含む
広義の半導体について、C−V曲線などに代表される電
気特性の測定を非接触に行なう非接触電気測定に利用さ
れる非接触電気測定用センサ、および、そのセンサの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MIS構造の半導体のプロセスを評価す
る方法の1つとして、C−V測定による評価方法が用い
られている。従来のC−V測定では、半導体基板上の酸
化膜の表面上に電気測定用の電極を形成する必要があっ
たが、電極形成のプロセスは、半導体の電気特性自体に
影響を与えるばかりでなく。電極形成そのものに手間と
時間がかかるという問題があった。
【0003】そこで、本出願人は、図1の概念図に示す
ように、半導体の表面上に電極を形成することなく、非
接触でC−V測定やC−t法などの電気特性評価を行な
うことのできる非接触電気測定装置を提供している。図
1(a)において、半導体ウエハ1の表面上には酸化膜
2が形成されており、裏面上には電極3が形成されてい
る。酸化膜2の上方には、ギャップGeを隔てて測定用
電極5が電極保持ユニット7によって保持されている。
酸化膜2と測定用電極3とのギャップGeは、約1μm
以下になるように電極保持ユニット7によって制御され
ている。
【0004】2つの電極3、5の間の静電容量Ctは、
図1の(b)に示すように、半導体ウエハ1の静電容量
Csと、酸化膜2の静電容量Ciと、ギャップGeの静
電容量Cgとの直列接続で表わされる。C−V曲線は、
半導体ウエハ1の容量Csと、酸化膜2の容量Ciとの
合成容量Ctaの電圧依存性である。ギャップGeの値
は、電極保持ユニット7によって正確に測定され、この
ギャップGeの値に基づいてギャップの静電容量Cgが
計算により求められる。合成容量Ctは測定部9で測定
され、この合成容量Ctからギャップの静電容量Cgを
減算して容量Ctaを求めることにより図1(c)に示
す破線のようなC−V曲線が決定される。
【0005】また、本出願人は、上記非接触電気測定装
置に最適な非接触電気測定用センサとして、特開平5−
335392号公報に示す技術を提供している。この非
接触電気測定用センサは、図2(a)の底面図及び図2
(b)に示したそのA−A断面図に明らかなように、コ
ーンガラスCGの底面中央部に円形の電気測定用電極S
P、この電気測定用電極SPに対して互いに対称な位置
に設けられた互いに等しい形状の3個の平行度調整用電
極HP、そしてこれら2種類の電極の間に円環状に設け
られたガードリング電極GPとを有している。
【0006】この非接触電気測定用センサと被測定対象
である半導体は、コーンガラスCGを光導波路とした光
学系により1μm以下のギャップ長に制御され、3個の
平行度調整用電極HPにより検出される容量がそれぞれ
一致するように平行度が保たれる。また、常に一定電位
に保たれるガードリング電極GPにより3個の平行度調
整用電極HPと電気測定用電極SPとは容量的には遮断
されている。従って、この条件下において、電気測定用
電極SPに導通している電気配線に所望の電気測定器を
接続すれば、被測定対象である半導体の電気特性を被接
触に測定することができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】ところで、前記従来の非接触電気測定用セ
ンサでは、電気測定用電極SPと外部の測定器とを接続
する電気配線SPaを設ける必要があるが、この電気配
線SPaのために次のような問題が生じた。
【0009】この非接触電気測定用センサでは、コーン
ガラスCGの表面に沿わして電気配線SPaが貼着され
ていることから、この電気配線SPaが、ガードリング
電極GPを切り欠いていた。このため、電気測定用電極
SPと3個の平行度調整用電極HPとの静電遮蔽を完全
に行なうことができなかった。
【0010】さらには、電気配線SPaは、図2(b)
に示すように、寄生容量を極力小さくするために、約2
μmの段差部や傾斜部によって外部と接続されている
が、それでも、これらの部分により被測定対象である半
導体表面に発生する電界は、電気測定用電極SPによる
平行電界を乱し、少なからずの寄生容量を生じさせた。
しかも、電気測定用電極SPに印加する電圧を走査する
必要があるとき、この寄生容量に内包される印加電圧に
対して非線形性の容量分による影響は単純な減算処理に
より除去することができず、上記寄生容量をなくすこと
はできなかった。
【0011】この発明は、上述の課題を解決するために
なされたものであり、電気測定用電極のガードリング効
果を十分なものとするとともに、電気配線に生じる電気
的な寄生容量を除去することで、非接触で行う半導体の
電気特性の測定をより高精度に行なうことを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するための手段として、以下に示す構成を
とった。
【0013】第1の発明の非接触電気測定用センサは、
半導体の電気特性の測定を行なう非接触電気測定用セン
サであって、電気測定用電極と、前記半導体の表面との
間に所定ギャップを隔ててほぼ平行に前記電気測定用電
極を保持する電極保持手段と、前記電気測定用電極の前
記半導体と対向する対向面の裏面に導通し、かつ前記電
極保持手段に貫通していると共に、前記電気測定用電極
に現れる電気特性を測定する測定器に接続されている電
気配線と、を備えることを特徴とする。
【0014】この非接触電気測定用センサによれば、電
気配線が半導体と対向する電気測定用電極の裏面から電
極保持手段を貫通して延出することになり、非接触電気
測定用センサの外部の測定器と接続される。このため、
電気測定用電極の周囲において電極保持手段に保持され
ている静電遮蔽用のガードリング電極との干渉が回避さ
れる。従って、電気測定用電極の静電遮蔽を確実に行な
うことができるという効果を奏する。また、この電気配
線は、被測定対象となる半導体との間に電気測定用電極
が介在することになるため、半導体と容量的に完全に遮
蔽される。従って、電気配線の寄生容量による測定誤差
を確実に排除することができるという効果をも奏する。
両効果の結果、非接触で行う半導体の電気特性の測定を
より高精度に行なうことができる。
【0015】さらには、静電遮蔽用のガードリング電極
以外に、電気測定用電極と同一平面に形成する必要があ
るその他の電極との干渉も回避される。このため、それ
ら電極の設計の自由度を確保し、所望形状の電極を形成
することができるという効果も奏する。
【0016】上記構成の非接触電気測定用センサにおい
て、電気配線と電気測定用電極とが接触導通する導通部
の最大幅Wは、電気測定用電極と半導体との所定ギャッ
プDの2倍以下であることが好ましい。この要求が満足
されるならば、その導通部が電気測定用電極の平面度を
乱して形成されようとも、それに起因する電気測定用電
極と半導体との間の平行電界の乱れは無視できる程に微
少となる効果がある。この原理の詳細については後述す
る。
【0017】また、電気配線が電気測定用電極と導通し
ている導通面は、最大幅Wと最大幅Wより長い所定軌跡
の長さLとからなる細線状であることがより好ましい。
この様な細線状の導通面によれば、導通面の最大幅Wの
要求を満足しつつその面積S(例えば、=W×L)を大
きく設計することができ、その部分の接触抵抗を小さく
抑制するという効果がある。
【0018】第2の発明の非接触電気測定用センサの製
造方法は、電気測定用電極と、半導体の表面との間に所
定ギャップを隔ててほぼ平行に前記電気測定用電極を保
持する電極保持手段と、前記電気測定用電極に導通する
と共に、前記電気測定用電極に現れる電気特性を測定す
る測定器に接続されている電気配線と、を備え、前記測
定器の測定結果に基づいて前記半導体の電気特性の測定
を行なう非接触電気測定用センサの製造方法において、
前記電極保持手段を貫通して導電性の電気配線を形成
し、該電気配線が露出している前記電極保持手段の少な
くとも一面を所定平滑度に研磨し、該研磨した前記電極
保持手段の一面の所定箇所に電気測定用電極を形成する
ことを特徴としている。
【0019】この構成によれば、電気回路の製造方法と
して確立されたいわゆるスルーホール製作と同一の各種
加工法を利用し、電気配線を製作することができる。従
って、各種形状、任意の幅、長さの電気配線を製作する
に当たり、最適なスルーホール製作法を適用することが
可能となり、かつ、技術的に確立されたスルーホール製
作法を適用することで電気測定用電極との確実な導通を
確保できる効果がある。また、電気配線の形成工程の後
に研磨工程が行われるため、電気配線の形成工程で面の
平滑度が乱されたとしてもこれを修正し、所望平滑度の
面を形成することができる。ここで、研磨工程における
面の平滑度は、面起伏を少なくともλ/20以下(但
し、λは光の波長である)に抑えることが好ましい。こ
の条件が満足されるならば、非接触電気測定用センサの
電気測定用電極の幅として1mmを確保できる効果があ
る。
【0020】上記構成の製造方法における導電性の電気
配線の形成工程は、非接触電気測定用センサの電極保持
手段に対して同一もしくは低い硬度の導電性の物質によ
り行われることが好ましい。この工程にて電極保持手段
と同一もしくは低い硬度の導電性の物質を採用すれば、
その後工程である研磨工程が容易となる効果がある。ま
た、導電性の物質と電極保持手段との硬度の差が小さい
ほど、その後工程である研磨工程にて所定平滑度に仕上
げることが容易となり、最終的に得られる電気測定用電
極の平面度を高くすることができる。また、その硬度の
差が大きい場合であっても、硬度の低い電気配線部は研
磨工程で電極保持手段に比べて大きく研磨される。従っ
て、こうした工程により得られた所定平滑度の電極保持
手段の一面に電気測定用電極を形成するならば、電気配
線と電気測定用電極とが導通する接触部を凹状とするこ
とができ、その接触部による平行電界への影響を無視で
きるほどに抑制することができる。この凹状の接触部に
よる平行電界への影響は、後で詳細に説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、この発明の実施例として
のセンサを含む電気測定装置MDの構成を示す説明図で
ある。この電気測定装置MDは、半導体ウエハ10を収
納する測定部20と、光量測定器22と、インピーダン
スメータ24と、位置制御装置26と、ホストコントロ
ーラ28とを備えている。光量測定器22とインピーダ
ンスメータ24と位置制御装置26とは、ホストコント
ローラ28に接続されており、このホストコントローラ
28によって測定装置全体の制御や、得られたデータの
処理が行なわれる。なお、ホストコントローラ28とし
ては、例えばパーソナルコンピュータが用いられる。
【0022】測定部20は、ベース32と、ベース32
上に設けられた駆動装置34と、駆動装置のボールネジ
部34aに連結された架台36と、架台36の上に載置
され試料テーブル38とを備えている。試料テーブル3
8は、供試体としての半導体ウエハ10を載置するテー
ブルであり、図示しないモータに駆動されてX−Y平面
内で回転する。
【0023】測定部20の筺体40の上部の開口にはフ
ランジ42がボルトで固定されており、フランジ42か
ら下方にはピエゾ素子を利用した3つの圧電アクチュエ
ータ部44、45、46が設けられている。さらに、圧
電アクチュエータ部44、45、46の下方には支持板
48が設けられ、さらに、支持板48の下側に伸びる支
持筒50の先にはセンサヘッド60が固定されている。
支持板48は、図示しない複数のスプリングでフランジ
42に連結されており、圧電アクチュエータ部44、4
5、46をフランジ42側に押し上げている。センサヘ
ッド60は、レーザ光導入用の直角プリズム62と、直
角プリズム62の底面に光学接着剤によって接着された
透光性の電極形成部64とで構成されている。
【0024】支持筒50にはGaAlAsレーザなどの
レーザ発振器70とフォトダイオードなどの受光センサ
72とが固定されている。レーザ発振器70から出射さ
れたレーザ光は直角プリズム62を通って電極形成部6
4に導入され、電極形成部64の底面において幾何光学
的な全反射条件で反射される。そして、反射したレーザ
光は直角プリズム62から出射されて受光センサ72で
受光される。
【0025】半導体ウエハ10の電気測定を行なう際に
は、センサヘッド60の底面と半導体ウエハ10の表面
とのギャップが約1μm以下に保たれる。レーザ発振器
70とセンサヘッド60と受光センサ72とで構成され
る光学系は、このギャップを精密に測定するための光学
測定系である。この光学測定系は、レーザ発振器70か
ら発振されたレーザ光がセンサヘッド60の底面で幾何
学的な全反射条件で反射する際の、レーザ光のトンネリ
ング現象を利用しており、受光センサ72と光量測定器
22で測定される光量に基づいてギャップの値を測定し
ている。
【0026】圧電アクチュエータ部44、45、46は
位置制御装置26と電気的に接続されており、また、受
光センサ72は光量測定器22と接続され、センサヘッ
ド60の底面に形成された電極と金属製の試料テーブル
38にはインピーダンスメータ24が接続されている。
インピーダンスメータ24は、各電極と試料テーブル3
8との間の容量やコンダクタンスを測定する機器であ
る。
【0027】これら光量測定器22、位置制御装置26
及びホストコントローラ28により実行されるギャップ
や平行度の調整方法、またインピーダンスメータ24と
ホストコントローラ28による半導体ウエハ10の電気
特性の測定方法及び測定結果の処理方法等については、
本出願人により開示された特開平4−32704号公報
あるいは特開平5−335392号公報に詳述されてい
るので、ここではその詳細は省略する。
【0028】次に、本実施例の測定部20に採用される
センサヘッド60について詳細に説明する。
【0029】図4は、このセンサヘッド60の電極形成
部64を斜め下から見た斜視図であり、さらに、その内
部及び裏面に隠れた電気配線201aを点線にて描いて
いる。電極形成部64は、光学ガラスで形成されたコー
ンガラス66と、コーンガラス66の底面66a上に形
成された電極パターン200とで構成されている。電極
パターン200は、電気測定用電極201と、3つの平
行度調整用電極111、112、113と、ガードリン
グ電極120とを含んでおり、また、電極111〜11
3、120には、それぞれ接続された配線111a、1
12a、113a、120aを含んでいる。これらの配
線は、コーンガラス66の底面66aから側斜面66b
に渡って形成されている。本実施例において、電気測定
用電極201は円形の電極であり、その直径は1.0m
mφである。
【0030】3つの平行度調整用電極111〜113
は、3つに等分割されたリング状の形状をそれぞれ有し
ている。平行度調整用電極111〜113のリングの内
径は1.6mmφ、外径は2.4mmφである。また、
各電極111〜113の間隔は0.7mmである。これ
らの電極の形状は、それぞれ円形としてもよいが、本実
施例のように分割したリング状にすることで、より小さ
な領域内に、より面積の大きな電極を形成することがで
きるという利点がある。
【0031】この平行度調整用電極111〜113は、
コーンガラス66の底面66aと半導体ウエハ10の表
面との平行度を調整する際に利用される。すなわち、圧
電アクチュエータ部44、45、46のピエゾ素子の伸
び量を調整してコーンガラス66の底面66aの傾きを
調整し、各電極111〜113の容量値を互いに等しく
するようにすれば、コーンガラス66の底面66aと半
導体ウエハ10の表面とを平行にすることができる。
【0032】ガードリング電極120は、電気測定用電
極201と平行度調整用電極111〜113との間に設
けられたリング状の電極であり、その内径は1.2mm
φ、外径は1.4mmφである。ガードリング電極12
0は所定の電位(例えば接地電位)に保たれており、4
つの電極201、111〜113の間の相互作用を防止
する役割を有する。
【0033】なお、各電極201、111〜113、1
20の間のギャップは0.1mmに設定されており、ま
た、底面66a上における配線111a〜113aの幅
は0.1mmに設定されている。
【0034】コーンガラス66は、円盤状のガラスを研
磨して側面をテーパ状に削ったものである。コーンガラ
ス66の底面66aは表面66cに対して平行なので、
フォトリソグラフィによってその底面66aに形成され
る上記電極パターン200を容易に形成することができ
る。また、電極形成部64の底面の所定箇所には、レー
ザ発振器70から出射されたレーザ光を幾何光学的な全
反射条件で反射する図示しない反射部が形成されてお
り、反射したレーザ光は直角プリズム62から出射され
て受光センサ72で受光される。これらの光学測定系に
より、電気測定用電極201と半導体ウエハ10とのギ
ャップは約1μm以下に保たれる。
【0035】一方、電気測定用電極201の電気配線2
01aは、その他の配線111a〜113a、120a
と異なって電気測定用電極201の裏面に導通してお
り、コーンガラス66の底面66aと対向する表面66
cまで貫通して埋設された中空円筒状の導電体と、表面
66cに現れるこの中空円筒状の導電体と導通してコー
ンガラス66の環状側面66dにまで至る帯状の導電体
とにより構成されている。この中空円筒状の導電体の外
形寸法は、外径300μm、外径と内径との差、すなわ
ち配線幅Wが0.8μmである。
【0036】この様に電気配線201aを形成したた
め、半導体ウエハ10と対向する電気測定用電極201
に配線引出用の段差部などが皆無となり、電気測定用電
極201に印加する測定電圧に非線形な寄生容量を完全
に除去することができ、単純な一定値をとる配線容量の
みを示すようになる効果がある。
【0037】また、以下に説明するような原理から明ら
かなように、電気配線201aの配線幅Wを0.8μm
としているため、電気測定用電極201の裏面に導通す
る電気配線201aのために電気測定用電極201の平
滑度が低下したとしても、電気測定精度を低下させるこ
とがない。すなわち、電気測定精度を保つためには、半
導体ウエハ10上に解析容易な理想的な電界である平行
電界を発生させる必要がある。
【0038】図5は、この電気配線201aの導通する
電気測定用電極201の平滑度が乱されたと想定したと
き、半導体ウエハ10と電気測定用電極201との間に
発生する電界を電気力線により表した説明図である。図
からも理解されるように、半導体ウエハ10上の電界が
平行電界となる条件は、電気測定用電極201と半導体
ウエハ10とのギャップDと電気配線201aの幅Wと
の相互関係が重要となる。なお、前述のように、本実施
例においてギャップDは、約1μm以下である。
【0039】電気配線201aに起因して電気測定用電
極201に発生する凹状部201bは、その形状を特定
形状に合わせて正確に製作することは困難でもある。換
言するならば、いかような凹状部201bが電気測定用
電極201に形成されようとも、半導体ウエハ10上の
電界が平行電界を保つことを必須の条件として電気配線
201aの幅Wを設計しなければならない。従って、こ
の凹状部201bが半導体ウエハ10上の電界に最も悪
影響を及ぼす条件、すなわち電気配線201aの幅Wの
両端に電気力線が集中して分布する条件を設定する必要
がある。
【0040】上記条件を満足するために、幅Wを隔てて
2つの点電荷が存在するときの同一ポテンシャル面(等
電位面)をMoonとSpencer(プリッツ著「電
界計算法」朝倉書店(1974)参照)が見い出した次
式(1)の写像関数に解析する。
【0041】 Z=(W/2)(ea+1)1/2 但し、a=X+iY …(1)
【0042】この複素関数の実数部が等電位面を表す関
数群となる。そこで、この関数群のうち必要な2象限の
みを具体的にプロットしたのが図6である。図6から明
らかなように、幅Wを隔てて2つの点電荷q,q′が存
在したとしても、この点電荷q,q′からW/2以上離
れた点での等電位面は略水平となっている。すなわち、
点電荷q,q′からW/2以上離れた点での電界は、こ
の等電位面に直交するので幅Wの平面に対して略垂直と
なるのである。
【0043】従って、図5に示すように半導体ウエハ1
0上の電界が幅Wの点電荷によっても乱されることなく
平行電界であるための条件は、半導体ウエハ10と電気
測定用電極201との距離Dが幅Wの1/2以上であれ
ば十分であることが解かる。距離Dを約1μm以下とし
ている本実施例にあっては、幅Wが0.8μmである電
気配線201aはこの条件を完全に充足する。
【0044】また、本実施例の電気配線201aは、電
気測定用電極201に対して幅Wの0.8μmよりも長
い軌跡の外径300μmの中空円筒形状で導通してい
る。このため、上述した幅Wに課せられる制約を満足し
つつも、約238μm2 という大きな面積で電気測定用
電極201と導通し、その接触抵抗を小さく抑制するこ
とができる。
【0045】さらに、電極パターン200の中央部に位
置することが望ましい電気測定用電極201の電気配線
201aをコーンガラス66を貫通して設けたため、電
気測定用電極201の外周に設けられるガードリング電
極120を完全に閉じた閉曲面の電極とすることが可能
となる。このような閉曲面のガードリング電極120を
設けることによって、平行度調整用電極111〜113
からの影響を完全に遮断して電気測定用電極201の容
量値を測定できるので、電気測定の測定精度を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0046】以上のようにしてコーンガラス66の最外
周部にまで引き出された配線111a〜113a、12
0a、201aは、コーンガラス66の側斜面66bの
端部において、外部のリード線と接続される。この配線
の接続は、ワイヤボンディングや硬化性の銀ペーストで
行なわれ、その接続部は数百μm盛り上がることもあ
る。コーンガラス66の底面66aから上方に離れた位
置において配線を接続するようにしたのは、コーンガラ
ス66の底面66aと半導体ウエハ10の表面との間に
接続部の盛り上がりが挟まれないようにするためであ
る。電気測定時には、底面66aと半導体ウエハ10の
表面とのギャップが約1μm以下に設定されるので、数
百μm程度の配線の接続部の盛り上がりが底面66a近
くにあると、接続部の盛り上がりが半導体ウエハ10と
接触してしまうという問題を生じる。本実施例では円錐
台状のコーンガラス66を用いたため、この様に底面6
6aから離れたところで電極形成部64上の配線と外部
のリード線とを接続できる。
【0047】以上、詳細に説明したように優れた効果を
奏するセンサヘッド60は、次の様な工程順序にて製造
される。
【0048】まず、コーンガラス66の材料として用い
るBK7などの光学ガラスを研磨して図4の斜視図に示
すような形状とする。このコーンガラス66の底面が上
述した電極を形成する面となる。次に、コーンガラス6
6の中央部にリング状の貫通孔を穿設し、ここに電気配
線201aとなる白金をスルーホール製作と同様の工程
により埋設する。そして、電極パターン200を形成す
るコーンガラス66の底面66aを研磨し、必要な平滑
度に仕上げた後に、エッチングや蒸着などの技法により
上記形状の電極パターン200を形成するのである。
【0049】この様な製造方法によれば、いかような形
状、幅W、長さの電気配線201aを製作するとして
も、その製作に最適なスルーホール製作法を適用するこ
とが可能となり、また技術的に確立されたスルーホール
製作法を適用することで断線などに強い長寿命のセンサ
ヘッド60を製造することができる。
【0050】さらに、電気配線201aの形成工程の後
に研磨工程が行われるため、電気配線201aの製作工
程で底面66aの平滑度が乱されたとしてもこれを修正
し、所望平滑度の面を形成することができる。また、光
学ガラスを材料とするコーンガラス66に比較して白金
からなる電気配線201aの硬度は低いため、上記研磨
工程にて底面66aに露出する電気配線201aはコー
ンガラス66に比べて大きく研磨され、図5に示したよ
うな凹状部201bを形成することができる。
【0051】以上、実施例のセンサヘッド60について
説明したが、電気配線201aの形状等は上記実施例に
限られるものではなく、電気測定装置MDの全体構成に
応じて最適に設計することができる。すなわち、電気配
線201aは、その幅Wが電気測定用電極201と被測
定対象である半導体ウエハ10との距離Dの2倍以下で
ある条件さえ満足するならばその形状は任意であり、例
えば、図7の電気配線201aaに示すように直線状と
しても何ら差し支えない。また、図8に示すように、コ
ーンガラス66を貫通した電気配線201abをその側
斜面66bにまで引き回し、外部測定器との接続箇所も
変更してもよい。さらには、接触抵抗の問題を無視すれ
ば、電気配線201aを単なる線条の導線から構成した
ものであってもよい。
【0052】また、電気配線201aに限らず、その他
の電極パターン200の形状なども任意に設計すること
ができる。図9は、電気配線201acを詳述した実施
例と同じく中空円筒形状とし、この電気配線201ac
と導通している電気測定用電極201xをリング状とし
て例である。この様に電気測定用電極201xをリング
状とするならば、コーンガラス66の底面66aの中央
部にレーザ光の反射面66eを設けることができ、光学
測定系による半導体ウエハ10とのギャップ測定を簡略
に行える効果がある。
【0053】また、電気測定用電極201の配線である
電気配線201aに限らず、その他の電極パターン20
0の配線をコーンガラス66を貫通して形成することも
できる。図10は、その他の電極パターンである平行度
調整用電極111b〜113b、ガードリング電極12
0bの配線111c〜113c、120cを電気測定用
電極201yの電気配線201adと同様にスルーホー
ル状とした実施例である。この実施例によれば、底面6
6aに形成される電極パターン200が必要最低限とな
ってその占有面積が最小となり、かつ、それぞれの電極
パターンが完全に独立するために電極形状の設計の自由
度が大きくなるという効果がある。
【0054】なお、この発明は記述の実施例に限られる
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
の態様において実施することが可能であり、C−V測定
装置用のセンサヘッドに限らず、一般に、測定用電極と
半導体基板との間の電気特性を非接触で測定する装置に
利用されるセンサヘッドに適用できる。
【0055】他の電気測定としては、例えば、ゼルブス
ト法によって合成容量Ctaの時間依存性を調べること
により、半導体表面近傍の特性を評価するものなどがあ
る。また、インピーダンスメータ24によってコンダク
タンスを測定すれば、半導体ウエハと酸化膜との界面に
おける界面準位などを評価することも可能である。さら
に、半導体ウエハの洗浄処理、熱酸化処理、酸化膜の安
定化熱処理等の各処理の間に、半導体ウエハに酸化膜が
形成されていない状態でC−V測定を実行すれば、これ
らの各処理の良否を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体の電気測定方法の概要を示す説明図であ
る。
【図2】従来の非接触電気測定用センサの構造説明図で
ある。
【図3】この発明の第1実施例としての電気測定装置の
構成を示す図である。
【図4】その電気測定装置のセンサヘッドの底面斜視図
である。
【図5】そのセンサヘッドにより半導体ウエハ上に発生
する電界の説明図である。
【図6】2つの点電荷により発生する等電位面の説明図
である。
【図7】第2実施例のセンサヘッドの底面斜視図であ
る。
【図8】第3実施例のセンサヘッドの底面斜視図であ
る。
【図9】第4実施例のセンサヘッドの底面斜視図であ
る。
【図10】第5実施例のセンサヘッドの底面斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…半導体ウエハ 20…測定部 22…光量測定器 24…インピーダンスメータ 26…位置制御装置 28…ホストコントローラ 32…ベース 34…駆動装置 34a…ボールネジ部 36…架台 38…試料テーブル 40…筺体 42…フランジ 44…圧電アクチュエータ部 48…支持板 50…支持筒 60…センサヘッド 62…直角プリズム 64…電極形成部 66…コーンガラス 66a…底面 66b…側斜面 66c…表面 66d…環状側面 66e…反射面 70…レーザ発振器 72…受光センサ 111〜113…平行度調整用電極 111a〜113a…配線 120…ガードリング電極 200…電極パターン 201…電気測定用電極 201a…電気配線 201aa…電気配線 201ab…電気配線 201ac…電気配線 201ad…電気配線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体の電気特性の測定を行なう非接触
    電気測定センサであって、 電気測定用電極と、 前記半導体の表面との間に所定ギャップを隔ててほぼ平
    行に前記電気測定用電極を保持する電極保持手段と、 前記電気測定用電極の前記半導体と対向する対向面の裏
    面に導通し、かつ前記電極保持手段に貫通していると共
    に、前記電気測定用電極に現れる電気特性を測定する測
    定器に接続されている電気配線と、 を備えることを特徴とする非接触電気測定用センサ。
  2. 【請求項2】 前記電気配線が前記電気測定用電極と導
    通している導通部の最大幅Wは、前記電気測定用電極と
    前記半導体との所定ギャップDの2倍以下であることを
    特徴とする請求項1記載の非接触電気測定用センサ。
  3. 【請求項3】 前記電気配線が前記電気測定用電極と導
    通している導通面は、前記最大幅Wと該最大幅Wより長
    い所定軌跡の長さLとからなる細線状であることを特徴
    とする請求項2記載の非接触電気測定用センサ。
  4. 【請求項4】 電気測定用電極と、 半導体の表面との間に所定ギャップを隔ててほぼ平行に
    前記電気測定用電極を保持する電極保持手段と、 前記電気測定用電極に導通すると共に、前記電気測定用
    電極に現れる電気特性を測定する測定器に接続されてい
    る電気配線と、 を備え、前記測定器の測定結果に基づいて前記半導体の
    電気特性の測定を行なう非接触電気測定用センサの製造
    方法において、 前記電極保持手段を貫通して導電性の電気配線を形成
    し、 該電気配線が露出している前記電極保持手段の少なくと
    も一面を所定平滑度に研磨し、 該研磨した前記電極保持手段の一面の所定箇所に電気測
    定用電極を形成することを特徴とする非接触電気測定用
    センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記電気配線を形成する工程は、前記非
    接触電気測定用センサの電極保持手段に対して同一もし
    くは低い硬度の導電性の物質により行われることを特徴
    とする請求項4記載の非接触電気測定用センサの製造方
    法。
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