JPH09112724A - 自閉水栓 - Google Patents
自閉水栓Info
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- JPH09112724A JPH09112724A JP30185795A JP30185795A JPH09112724A JP H09112724 A JPH09112724 A JP H09112724A JP 30185795 A JP30185795 A JP 30185795A JP 30185795 A JP30185795 A JP 30185795A JP H09112724 A JPH09112724 A JP H09112724A
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- JP
- Japan
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- valve
- valve seat
- case
- water
- spring
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小孔へのゴミや水垢等のスケールにより詰ま
りを防いで、止水不良となることがなく吐水量を安定性
させることができるようにする。 【解決手段】 ケース5内部に形成された弁座7bと、
ケース内周面を摺動し弁座に対応する弁体18と、弁体
に固定して伸延するスピンドル20と、ハンドル22に
連係し弁座側へ向けて進退可能に配置する弁軸10と、
弁軸をハンドル方向に付勢する第1スプリング11と、
先端がスピンドル端面に対向するスピンドル押動杆15
と、弁体の弁座に対応する面と反対側に小孔8cを介し
て水流入室9に連絡する圧力室Aと、圧力室内に弁体を
弁座側へ付勢する第2スプリング21からなり、第2ス
プリングに小孔を遊嵌して挿通されるクリーニングピン
21aを一体的に設け、第2スプリングの伸縮によりク
リーニングピンが小孔内を往復摺動するようにする。
りを防いで、止水不良となることがなく吐水量を安定性
させることができるようにする。 【解決手段】 ケース5内部に形成された弁座7bと、
ケース内周面を摺動し弁座に対応する弁体18と、弁体
に固定して伸延するスピンドル20と、ハンドル22に
連係し弁座側へ向けて進退可能に配置する弁軸10と、
弁軸をハンドル方向に付勢する第1スプリング11と、
先端がスピンドル端面に対向するスピンドル押動杆15
と、弁体の弁座に対応する面と反対側に小孔8cを介し
て水流入室9に連絡する圧力室Aと、圧力室内に弁体を
弁座側へ付勢する第2スプリング21からなり、第2ス
プリングに小孔を遊嵌して挿通されるクリーニングピン
21aを一体的に設け、第2スプリングの伸縮によりク
リーニングピンが小孔内を往復摺動するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体下面に作用す
る水圧により自動的に閉弁する自閉水栓の改良に関す
る。
る水圧により自動的に閉弁する自閉水栓の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浴場等の給水及び給湯設備として
用いられる自閉水栓には、例えば実公昭59−3678
1号公報のものがあり、第3図に示すように、弁座7b
に対応する弁体18の下面側に弁体18と弁座7bの一
次側に位置する弁ケース25と弁ケース25の下端に設
けた小孔を有する複数枚の減圧板19とから圧力室Aを
形成し、この圧力室Aを減圧板19に設けた小孔により
弁座7bの一次側と連通すると共に、この圧力室A内に
弁体18を弁座7b側へ付勢する第2スプリング21を
内蔵して通常時は閉弁状態を保持する構成をなしてい
る。そして使用時にレバーハンドル22を手で押圧する
と同レバーハンドルの突出部26が弁軸10の上端面を
押動し、同押動によって弁軸10は第1スプリング11
の反力に抗して下降する。同下降に伴い弁軸10内に一
体的に取り付けられたスピンドル押動杆15の下端面が
スピンドル20の上端面に当接して押動し同スピンドル
20を弁体部と共に下降させ、圧力室A内の水を弁体1
8の下降によって減圧板19の小孔を順次通って弁座7
bの一次側へ排出して弁体18を弁座7bより開離し開
弁して給水を開始する。レバーハンドル22への押圧を
解けば第2スプリング21の復元力と減圧板19に設け
た小孔より圧力室Aに流入してくる水によって圧力室A
の容積が増加することにより弁体18が弁座7bに着座
し自動的に閉弁する構造となっている。
用いられる自閉水栓には、例えば実公昭59−3678
1号公報のものがあり、第3図に示すように、弁座7b
に対応する弁体18の下面側に弁体18と弁座7bの一
次側に位置する弁ケース25と弁ケース25の下端に設
けた小孔を有する複数枚の減圧板19とから圧力室Aを
形成し、この圧力室Aを減圧板19に設けた小孔により
弁座7bの一次側と連通すると共に、この圧力室A内に
弁体18を弁座7b側へ付勢する第2スプリング21を
内蔵して通常時は閉弁状態を保持する構成をなしてい
る。そして使用時にレバーハンドル22を手で押圧する
と同レバーハンドルの突出部26が弁軸10の上端面を
押動し、同押動によって弁軸10は第1スプリング11
の反力に抗して下降する。同下降に伴い弁軸10内に一
体的に取り付けられたスピンドル押動杆15の下端面が
スピンドル20の上端面に当接して押動し同スピンドル
20を弁体部と共に下降させ、圧力室A内の水を弁体1
8の下降によって減圧板19の小孔を順次通って弁座7
bの一次側へ排出して弁体18を弁座7bより開離し開
弁して給水を開始する。レバーハンドル22への押圧を
解けば第2スプリング21の復元力と減圧板19に設け
た小孔より圧力室Aに流入してくる水によって圧力室A
の容積が増加することにより弁体18が弁座7bに着座
し自動的に閉弁する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この自閉水栓において
は、圧力室Aと弁座7bの一次側との連通を減圧板19
に設けた小孔により行うため、小孔がゴミや水垢等のス
ケールにより詰まり易くなる。このことにより小孔から
圧力室Aに流入する水量が減少し、弁体18の閉弁動作
が安定せず、吐水量の安定性が損なわれたり、止水不良
となり定期的な保守・点検が必要となるという問題点が
ある。
は、圧力室Aと弁座7bの一次側との連通を減圧板19
に設けた小孔により行うため、小孔がゴミや水垢等のス
ケールにより詰まり易くなる。このことにより小孔から
圧力室Aに流入する水量が減少し、弁体18の閉弁動作
が安定せず、吐水量の安定性が損なわれたり、止水不良
となり定期的な保守・点検が必要となるという問題点が
ある。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、部品点数を増やすことなく、かつ小孔にゴミや
水垢等のスケールにより詰まりがなく、定期的な保守・
点検が不必要な自閉水栓を提供することを目的とする。
もので、部品点数を増やすことなく、かつ小孔にゴミや
水垢等のスケールにより詰まりがなく、定期的な保守・
点検が不必要な自閉水栓を提供することを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、クリーニングピンを
設けたことに伴う組立工程の負荷を軽減することができ
る自閉水栓を提供することにある。
設けたことに伴う組立工程の負荷を軽減することができ
る自閉水栓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記発明を達成する本発
明は、水流入口に連通した水流入室と水流出口に連通し
た吐水室とを隔壁により区画した水栓本体と、隔壁に設
けた環状嵌合部を挿通して水流入室と吐水室とに亘って
固定する筒状のケースと、ケースの内部に形成された弁
座と、弁座を挟んで夫々ケース周壁に開設された流入口
および流出口と、ケース内周面を摺動し弁座の一次側よ
り対応する弁体と、弁体に固定され弁座を挿通して伸延
するスピンドルと、基端が水栓本体に取付けられたハン
ドルに連係し弁座側へ向けて進退可能にケース内に配置
する中空筒状の弁軸と、ケース内に弁軸をハンドル方向
に付勢する第1スプリングと、弁軸内に配置され先端が
スピンドル端面に対向するスピンドル押動杆と、弁体の
弁座に対応する面と反対側に形成された圧力室と、圧力
室と水流入室とを連絡する小孔と、圧力室内に弁体を弁
座側へ付勢する第2スプリングとを具備する自閉水栓に
おいて、前記小孔に遊嵌して挿通されるクリーニングピ
ンを第2スプリングに一体的に設けたことを特徴とす
る。そしてこれにより、第2スプリングの伸縮によりク
リーニングピンが小孔内を往復摺動することが可能とな
る。
明は、水流入口に連通した水流入室と水流出口に連通し
た吐水室とを隔壁により区画した水栓本体と、隔壁に設
けた環状嵌合部を挿通して水流入室と吐水室とに亘って
固定する筒状のケースと、ケースの内部に形成された弁
座と、弁座を挟んで夫々ケース周壁に開設された流入口
および流出口と、ケース内周面を摺動し弁座の一次側よ
り対応する弁体と、弁体に固定され弁座を挿通して伸延
するスピンドルと、基端が水栓本体に取付けられたハン
ドルに連係し弁座側へ向けて進退可能にケース内に配置
する中空筒状の弁軸と、ケース内に弁軸をハンドル方向
に付勢する第1スプリングと、弁軸内に配置され先端が
スピンドル端面に対向するスピンドル押動杆と、弁体の
弁座に対応する面と反対側に形成された圧力室と、圧力
室と水流入室とを連絡する小孔と、圧力室内に弁体を弁
座側へ付勢する第2スプリングとを具備する自閉水栓に
おいて、前記小孔に遊嵌して挿通されるクリーニングピ
ンを第2スプリングに一体的に設けたことを特徴とす
る。そしてこれにより、第2スプリングの伸縮によりク
リーニングピンが小孔内を往復摺動することが可能とな
る。
【0007】本発明はまた、小孔の弁体側の開口形状を
弁体側に向けて次第に大径となるテーパ孔としたことを
特徴とする。そしてこれにより、テーパ孔に沿って小孔
へのクリーニングピンの挿通組立が可能となる。
弁体側に向けて次第に大径となるテーパ孔としたことを
特徴とする。そしてこれにより、テーパ孔に沿って小孔
へのクリーニングピンの挿通組立が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】図1、図2は、本発明の実施の形態係る自
閉水栓を示すもので、図中、符号1は、流路2を形成
し、水流入口3と水流出口4を有する水栓本体であり、
この水栓本体1(以下「本体1」と記す。)上端の開口
1aより、後述する自閉開閉弁を内部に備えたケース5
が着脱自在に挿入され同開口と本体1を水流入室9と吐
水室16に画成する隔壁1Cに形成された環状嵌合部1
bにて安定支持される。
閉水栓を示すもので、図中、符号1は、流路2を形成
し、水流入口3と水流出口4を有する水栓本体であり、
この水栓本体1(以下「本体1」と記す。)上端の開口
1aより、後述する自閉開閉弁を内部に備えたケース5
が着脱自在に挿入され同開口と本体1を水流入室9と吐
水室16に画成する隔壁1Cに形成された環状嵌合部1
bにて安定支持される。
【0010】このケース5は、第1ケース6、開口1a
に連結されるとともに、環状嵌合部1bに支持される第
2ケース7及び水流入室9内に位置する第3ケース8を
同軸上に連結したものである。
に連結されるとともに、環状嵌合部1bに支持される第
2ケース7及び水流入室9内に位置する第3ケース8を
同軸上に連結したものである。
【0011】第1ケース6は、第2ケース7内に内挿さ
れるように螺着され、内部に弁軸10を第1スプリング
11を介して軸線方向に摺動可能に内蔵している。弁軸
10は同軸上に下から縦長孔12、螺孔13、ストロー
ク調整孔14が連続して貫設され、螺孔13にスピンド
ル押動杆15が螺着され、第1スプリング11により本
体から離隔する方向に付勢され、その先端10aは第1
ケース6から外方に突出し、同先端10aには合成樹脂
製の受け部材10bを嵌着している。
れるように螺着され、内部に弁軸10を第1スプリング
11を介して軸線方向に摺動可能に内蔵している。弁軸
10は同軸上に下から縦長孔12、螺孔13、ストロー
ク調整孔14が連続して貫設され、螺孔13にスピンド
ル押動杆15が螺着され、第1スプリング11により本
体から離隔する方向に付勢され、その先端10aは第1
ケース6から外方に突出し、同先端10aには合成樹脂
製の受け部材10bを嵌着している。
【0012】第2ケース7は前述のように本体1の開口
1aに螺着され、吐水室16内においてに流出口7aが
開設され、水流入室9内において弁座7b及び弁孔7c
を各々形成したものである。
1aに螺着され、吐水室16内においてに流出口7aが
開設され、水流入室9内において弁座7b及び弁孔7c
を各々形成したものである。
【0013】第2ケース7に同軸上に螺合連結される第
3ケース8内には弁座7bに接離する環状のパッキン1
7を取付けた弁体18が第2スプリング21を介して軸
線方向に摺動可能に内蔵されており、同弁体18には弁
孔7cを挿通して前記弁軸10の縦長孔12内まで伸長
する長さのスピンドル20を一体的に取付ている。
3ケース8内には弁座7bに接離する環状のパッキン1
7を取付けた弁体18が第2スプリング21を介して軸
線方向に摺動可能に内蔵されており、同弁体18には弁
孔7cを挿通して前記弁軸10の縦長孔12内まで伸長
する長さのスピンドル20を一体的に取付ている。
【0014】第2スプリング21は弁体18を弁座7b
に着座した状態を保つことができる。さらに弁座7bに
近接した第3ケース8の側面に流入口8aが開設され、
弁体18が弁座7bから開離した時、水流入室9内の水
はこの流入口8a、弁孔7cを経て第2ケース7内に流
入し、流出口7aから吐水室16内を通って、水流出口
4から吐水させることができる。
に着座した状態を保つことができる。さらに弁座7bに
近接した第3ケース8の側面に流入口8aが開設され、
弁体18が弁座7bから開離した時、水流入室9内の水
はこの流入口8a、弁孔7cを経て第2ケース7内に流
入し、流出口7aから吐水室16内を通って、水流出口
4から吐水させることができる。
【0015】第3ケース8は合成樹脂製であり、一端が
第2ケース7に螺合連結されるとともに、他端には水流
入室9と連通する小孔8cが形成されている。そして、
Aは弁体18下面、第3ケース8によって区画されるよ
うに形成される圧力室であり、圧力室A内には、弁体1
8を弁座7b側へ付勢する第2スプリング21が備えら
れ、その第2スプリング21には、弁体18側の一端部
を直線上に伸ばした、小孔8cの孔径よりもその直径が
僅かに小径のクリーニングピン21aが一体に設けられ
ており、そのクリーニングピン21aは小孔8cに摺動
可能な状態で遊嵌して挿通されている。本実施例では、
小孔8cの孔径を0.85mmとし、クリーニングピン
21aの直径を0.8mmとした。従って、小孔8cと
クリーニングピン21aとの間には0.05mmの周隙
間が形成されることとなり、この周隙間が圧力室Aと水
流入室9を連通する周通路8bとして減圧機構部を構成
する。そして、8dはクリーニングピン21aを備えた
第2スプリング21を第3ケース8に組み込む時、クリ
ーニングピン21aが小孔8c内に簡単に入るように設
けられたものであり、弁体側に向けて次第に大径となる
テーパ孔である。
第2ケース7に螺合連結されるとともに、他端には水流
入室9と連通する小孔8cが形成されている。そして、
Aは弁体18下面、第3ケース8によって区画されるよ
うに形成される圧力室であり、圧力室A内には、弁体1
8を弁座7b側へ付勢する第2スプリング21が備えら
れ、その第2スプリング21には、弁体18側の一端部
を直線上に伸ばした、小孔8cの孔径よりもその直径が
僅かに小径のクリーニングピン21aが一体に設けられ
ており、そのクリーニングピン21aは小孔8cに摺動
可能な状態で遊嵌して挿通されている。本実施例では、
小孔8cの孔径を0.85mmとし、クリーニングピン
21aの直径を0.8mmとした。従って、小孔8cと
クリーニングピン21aとの間には0.05mmの周隙
間が形成されることとなり、この周隙間が圧力室Aと水
流入室9を連通する周通路8bとして減圧機構部を構成
する。そして、8dはクリーニングピン21aを備えた
第2スプリング21を第3ケース8に組み込む時、クリ
ーニングピン21aが小孔8c内に簡単に入るように設
けられたものであり、弁体側に向けて次第に大径となる
テーパ孔である。
【0016】また、本体1上部において第1ケース6に
レバーハンドル22の取付支持具23が螺合され、レバ
ーハンドル22を枢軸24により回動自在に枢着してい
る。
レバーハンドル22の取付支持具23が螺合され、レバ
ーハンドル22を枢軸24により回動自在に枢着してい
る。
【0017】レバーハンドル22の内部には突部22a
が弁軸10の受け部材10bに対向するように突設さ
れ、合成樹脂製の当板22bが同受け部材10bに当設
している。
が弁軸10の受け部材10bに対向するように突設さ
れ、合成樹脂製の当板22bが同受け部材10bに当設
している。
【0018】上記構成を有する自閉水栓を所要の給水ま
たは給湯に接続して使用する時の作動について以下に述
べる。
たは給湯に接続して使用する時の作動について以下に述
べる。
【0019】まず、レバーハンドル22を手で押圧する
と当板22bが弁軸10の受け部材10bの上端面を押
動し、同押動によって弁軸10は第1スプリング11の
反力に抗して下降する。同下降に伴い弁軸10の螺孔1
3取付られたスピンドル押動杆15の下端面がスピンド
ル20の上端面に当接して押動し同スピンドルを弁体1
8と共に下降させ、第3ケース8と弁体18下面により
区画される圧力室A内の水を弁体18の下降によって加
圧させ、小孔18cとクリーニングピン21aとの間の
周通路bを通って水流入室9へ排出して、スピンドル2
0下端の弁体18のパッキン17を弁座7bより開離さ
せることによって開弁し通水する。この開弁過程の弁体
18の下降によって、第2スプリング21が圧縮される
ことにより、小孔8cに遊嵌状態で挿通されているクリ
ーニングピン21aを水流入室9側へ向けて押し出すよ
うに摺動する。
と当板22bが弁軸10の受け部材10bの上端面を押
動し、同押動によって弁軸10は第1スプリング11の
反力に抗して下降する。同下降に伴い弁軸10の螺孔1
3取付られたスピンドル押動杆15の下端面がスピンド
ル20の上端面に当接して押動し同スピンドルを弁体1
8と共に下降させ、第3ケース8と弁体18下面により
区画される圧力室A内の水を弁体18の下降によって加
圧させ、小孔18cとクリーニングピン21aとの間の
周通路bを通って水流入室9へ排出して、スピンドル2
0下端の弁体18のパッキン17を弁座7bより開離さ
せることによって開弁し通水する。この開弁過程の弁体
18の下降によって、第2スプリング21が圧縮される
ことにより、小孔8cに遊嵌状態で挿通されているクリ
ーニングピン21aを水流入室9側へ向けて押し出すよ
うに摺動する。
【0020】次にレバーハンドル22への押圧を解け
ば、弁軸10は第1スプリング11の復元力によって上
方へ移動させられ、スピンドル押動杆15の下端面はス
ピンドル20の上端面から離隔するようになる。一方弁
体18は減圧機構部の周通路8bを通過して流入する水
流入室9の水は圧力室Aの容積のが拡大し、この圧力室
Aの容積の拡大により弁座7bの方向へ移動して閉弁す
る。この弁体18の移動に伴って、第2スプリング21
が復元することによりクリーニングピン21aも圧力室
A側に引き込むように摺動する。従って、クリーニング
ピン21aは、弁体18、スピンドル20の動作にとも
なって、小孔8c内で往復摺動することとなり、クリー
ニングピン21aは、小孔8cがゴミや水垢で詰まるの
を防止することとなる。従って、小孔8cのゴミや水垢
の詰まりにによるメンテナンスは必要なくなることとな
る。
ば、弁軸10は第1スプリング11の復元力によって上
方へ移動させられ、スピンドル押動杆15の下端面はス
ピンドル20の上端面から離隔するようになる。一方弁
体18は減圧機構部の周通路8bを通過して流入する水
流入室9の水は圧力室Aの容積のが拡大し、この圧力室
Aの容積の拡大により弁座7bの方向へ移動して閉弁す
る。この弁体18の移動に伴って、第2スプリング21
が復元することによりクリーニングピン21aも圧力室
A側に引き込むように摺動する。従って、クリーニング
ピン21aは、弁体18、スピンドル20の動作にとも
なって、小孔8c内で往復摺動することとなり、クリー
ニングピン21aは、小孔8cがゴミや水垢で詰まるの
を防止することとなる。従って、小孔8cのゴミや水垢
の詰まりにによるメンテナンスは必要なくなることとな
る。
【0021】尚、弁体18を弁座7b方向に付勢する第
2スプリング21のバネ定数は小さく構成しており、閉
弁は上述した水流入室9の水の流入速度に応じるもので
あって、第2スプリング21は閉弁を確実にこなすこと
を目的としているものである。
2スプリング21のバネ定数は小さく構成しており、閉
弁は上述した水流入室9の水の流入速度に応じるもので
あって、第2スプリング21は閉弁を確実にこなすこと
を目的としているものである。
【0022】また、自閉開閉弁は第1ケース6、第2ケ
ース7、第3ケース8を一体的に連結し、これらの組合
体となったケース5を本体1に装着すれば、本体1内に
容易に自閉開閉弁Bを具備させることができる。このよ
うに自閉開閉弁は本体1に装着する前に予め各構成要素
をケース5内に装備するので、弁体18のストローク調
整をその組立時において行うことにより、流量調整をケ
ース5組立て品毎に実施することができる。即ち、弁体
18のストロークが大きい程閉弁までの時間が長くなる
ため、流量は大で、逆にストロークが小さい場合には流
量が小さくなる。この弁体18のストローク調整を行う
ものはスピンドル押動杆15で、弁軸10の螺孔13へ
の相対取付位置を変えることによりスピンドル押動杆1
5の先端とスピンドル20の当接端間距離12aを調整
すれば、弁体18のストロークを変えることができ、流
量調整を行うことができる。
ース7、第3ケース8を一体的に連結し、これらの組合
体となったケース5を本体1に装着すれば、本体1内に
容易に自閉開閉弁Bを具備させることができる。このよ
うに自閉開閉弁は本体1に装着する前に予め各構成要素
をケース5内に装備するので、弁体18のストローク調
整をその組立時において行うことにより、流量調整をケ
ース5組立て品毎に実施することができる。即ち、弁体
18のストロークが大きい程閉弁までの時間が長くなる
ため、流量は大で、逆にストロークが小さい場合には流
量が小さくなる。この弁体18のストローク調整を行う
ものはスピンドル押動杆15で、弁軸10の螺孔13へ
の相対取付位置を変えることによりスピンドル押動杆1
5の先端とスピンドル20の当接端間距離12aを調整
すれば、弁体18のストロークを変えることができ、流
量調整を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クリーニ
ングピンを圧力室内のスプリングに一体的に設けたの
で、部品点数を増やすことなく、かつ小孔にゴミや水垢
等のスケールが詰まることがなく、定期的な保守・点検
が不必要な自閉水栓を提供することができる。
ングピンを圧力室内のスプリングに一体的に設けたの
で、部品点数を増やすことなく、かつ小孔にゴミや水垢
等のスケールが詰まることがなく、定期的な保守・点検
が不必要な自閉水栓を提供することができる。
【0024】本発明はまた、小孔の弁体側の開口形状を
弁体側に向けて次第に大径となるテーパ孔としたので、
クリーニングピンを圧力室内のスプリングに一体的に設
けてもその組立を容易に行うことができる。
弁体側に向けて次第に大径となるテーパ孔としたので、
クリーニングピンを圧力室内のスプリングに一体的に設
けてもその組立を容易に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る自閉水栓の側断面
図。
図。
【図2】図1の要部を示す拡大側断面図。
【図3】従来例を示す側断面図。
1 水栓本体 1a 開口 1b 環状嵌合部 1c 隔壁 3 水流入口 4 水流出口 5 ケース 6 第1ケース 7 第2ケース 7a 流出口 7b 弁座 8 第3ケース 8a 流入口 8b 周通路 8c 小孔 8d テーパ孔 9 水流入室 10 弁軸 11 第1スプリング 15 スピンドル押動杆 16 吐水室 18 弁体 20 スピンドル 21 第2スプリング 21a クリーニングピン 22 レバーハンドル A 圧力室
Claims (2)
- 【請求項1】水流入口に連通した水流入室と水流出口に
連通した吐水室とを隔壁により区画した水栓本体と、隔
壁に設けた環状嵌合部を挿通して水流入室と吐水室とに
亘って固定する筒状のケースと、ケースの内部に形成さ
れた弁座と、弁座を挟んで夫々ケース周壁に開設された
流入口および流出口と、ケース内周面を摺動し弁座の一
次側より対応する弁体と、弁体に固定され弁座を挿通し
て伸延するスピンドルと、基端が水栓本体に取付けられ
たハンドルに連係し弁座側へ向けて進退可能にケース内
に配置する中空筒状の弁軸と、ケース内に弁軸をハンド
ル方向に付勢する第1スプリングと、弁軸内に配置され
先端がスピンドル端面に対向するスピンドル押動杆と、
弁体の弁座に対応する面と反対側に形成された圧力室
と、圧力室と水流入室とを連絡する小孔と、圧力室内に
弁体を弁座側へ付勢する第2スプリングとを具備する自
閉水栓において、前記小孔に遊嵌状態にて挿通されるク
リーニングピンを第2スプリングに一体的に設けたこと
を特徴とする自閉水栓。 - 【請求項2】前記小孔の弁体側の開口形状を弁体側に向
けて次第に大径となるテーパ孔としたことを特徴とする
請求項1記載の自閉水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30185795A JPH09112724A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 自閉水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30185795A JPH09112724A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 自閉水栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112724A true JPH09112724A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17902001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30185795A Pending JPH09112724A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 自閉水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103711985A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-09 | 浙江沁园水处理科技有限公司 | 一种便于台面安装的龙头连接器 |
CN109798370A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-05-24 | 杭州卓维机械有限公司 | 一种无水时自动关闭的水龙头结构 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP30185795A patent/JPH09112724A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103711985A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-09 | 浙江沁园水处理科技有限公司 | 一种便于台面安装的龙头连接器 |
CN109798370A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-05-24 | 杭州卓维机械有限公司 | 一种无水时自动关闭的水龙头结构 |
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