JPH09111194A

JPH09111194A - 熱溶融接着剤用調製装置

Info

Publication number: JPH09111194A
Application number: JP8269002A
Authority: JP
Inventors: Ralf Dittmann; ディットマンラルフ; Matthias Bahr; バールマシアス
Original assignee: Nordson Corp
Current assignee: Nordson Corp
Priority date: 1995-10-11
Filing date: 1996-10-11
Publication date: 1997-04-28
Also published as: US5735588A; CA2187608A1; AU705072B2; DE59604406D1; EP0768120A1; TW313534B; EP0768120B1; DE29516126U1; AU6813396A

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明の目的は、設計におけるコンパクト化
の望ましい特徴を改良し、かつ、保持、修理および／ま
たは清浄のような周期的仕事の容易さを同時に改良する
熱溶融接着剤用調製装置を創作することである。【解決手段】基板に対する熱溶融接着剤の次の適用の
ための熱溶融接着剤用調製装置において、共通の基部
（２０）上に取り付けられた少なくとも二つの操作部品
（３０〜４０）、基部（２０）に取り付けられ、かつ、
操作部品（３０〜４０）を封入しているハウジング（５
０）であって、該操作部品が隠れている閉じたハウジン
グ位置と該操作部品の少なくとも一つが少なくとも部分
的に露出している開いたハウジング位置（３０〜４０）
の間で、基部（２０）およびハウジング（５０）の少な
くとも一つに関して、水平面で前後に移動できる可動ハ
ウジング部分（５４）を含んでいるハウジング（５
０）、および可動ハウジング部分（５４）と基部（２
０）およびハウジング（５０）の残りの一つとに操作的
に連結して、それにより可動ハウジング部分（５４）を
動かす動作案内装置（６０）、からなる調製装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、基板に対する次の適用のための
熱溶融（ホットメルト）接着剤を調製する装置に関す
る。

【０００２】

【発明の属する技術分野】この型の調製装置の第１の機
能は、たとえば、顆粒などの形状である熱溶融接着剤を
加熱することである。加熱は、接着剤を粘稠状態に変
え、接着剤をたとえば、ビードの形状で基板に適用で
き、そこでその接着機能を遂行できる。熱溶融接着剤
は、こうして液化した後、調製装置の一部を形成するポ
ンプにより、多分またそこに存在する弁により、調製装
置に連結した一つ以上のホースに運ばれる。さらに、熱
溶融接着剤を、ホースを経て、自動、または半自動、静
止または手で握れるアプリケータガンのような分離した
アプリケーター装置に送ることができる。

【０００３】熱溶融接着剤用のこれらの調製装置は、時
々清浄し、保持しおよび／または多分修理する必要があ
る。従って、この型の調製装置の設計においては、設計
者は、正規の性能および経済的仕様書を満たす仕事のみ
ならず、二つの追加の相反する要求に直面する。これら
の要求の第１は、特に可動調製装置の場合は、調製装置
はできるだけコンパクトに設計する必要があることであ
る。第２の要求は、該装置の設計は同時に、上記の仕
事、すなわち清浄、保持および修理を実施するのに便利
にしなければならない。

【０００４】後者の要求に関しては、保持し清浄する人
が、保持、清浄または修理のために、調製装置の構造お
よび機能組立品に近づくことができ、またこれを最小の
分解で行えることが特に重要である。実際に既知の調製
装置において、この要求より、個々の構造および機能組
立品が比較的に離れているので、清浄または保持しよう
とする構造および機能組立品の区域のパネルの除去後、
清浄および保持する人が調製装置の他の区域の追加のパ
ネルを除去する必要なしに、これらの組立品近ずけるよ
うな状態になっている。この型の設計は、一個の調製装
置に対し幾つかの個々のハウジングを与えることの必要
なことを意味し、相当な多数のパネルを必要とすること
になる。しかし、このような設計は、コンパクトな調製
装置に対する上記要求と相容れない。

【０００５】既知の調製装置の場合には、ハウジングの
パネルを調製装置から完全に除去するか、またはパネル
をハウジングの残りにちょうつがいで接続する。前者の
場合には、保持、修理および／または清浄の作業を実施
しようとする各回ごとに、パネルをハウジングからはず
し、わきに置く必要がある。作業が完成すると、パネル
を再び取り上げ、ハウジングに再取付しなければならな
い。後者の場合には、ちょうつがい及びその他のような
余分のハードウエアも与える必要があるから、装置の製
造に含まれる作業量が増す。調製装置全体を含む修理、
清浄または保持の作業の場合には、さらに調製装置から
全パネルを除去するために、多くの時間を必要とする。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、設計
におけるコンパクト化の望ましい特徴を改良し、かつ、
保持、修理および／または清浄のような周期的仕事の容
易さを同時に改良する熱溶融接着剤用調製装置を創作す
ることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、清浄、修理お
よび／または保持を容易にするために、水平面で単一動
作で、少なくとも部分的に露出した一つ以上の閉じ込め
た操作部品に対して移動できるハウジング部分を含んで
いる熱溶融調製装置用のコンパクトなハウジングによっ
て、上記の目的を達成する。ハウジング部分の設計に依
存して、部品、または構造および機能組立品への接近
は、幾つかの側から達成できるから、他の構造および機
能組立品による妨害はない。

【０００８】この可動ハウジング部分は、極度にコンパ
クトな設計の調製装置の創作を可能にする。さらに、従
来の調製装置の場合のように、本発明の調製装置は個々
のカバーパネルを緩め、脇に置く必要がないから、必要
な手作業の量もかなり減らせる。従って、本発明は、調
製装置の設計者に、時々実施する必要のある保持、清浄
および／または修理の作業を妨害することなしに、でき
る限りコンパクトに装置をつくる可能性を提供する。

【０００９】ハウジングの可動部分は、適当な動作案内
装置により、水平面において旋回または線形運動でき
る。動作案内装置は、多くの異なる方法で設計できる。
水平面における旋回運動の場合には、動作案内装置はた
とえば、実質的に垂直ちょうつがいであることができ
る。水平可動ハウジング部分が、線形運動と旋回運動の
組合せも遂行できる。

【００１０】更なる可能性として、また本発明の好まし
い実施態様に従い、動作案内装置は引出し案内部であっ
てもよい。この場合、動作案内装置は、支持基部上のレ
ールおよびハウジング部分上に取付れられた案内要素か
らなることができ、（または逆に）案内要素はレールに
より案内される。この場合、動作案内装置の部品が、可
動ハウジング部分を比較的容易に移動させることが、特
に有利である。

【００１１】調製装置の特にコンパクトな設計は、可動
ハウジング部分中に調製装置の構造および機能組立品の
少なくとも一つを配置することにより達成できる。これ
は、たとえば、調製装置の電気制御ユニットのように、
稀に保持または清浄を必要とする調製装置の構造および
機能組立品であることができる。このような設計は、調
製装置の構造および機能組立品を、積み重ねた関係で、
互いの頂部に配置することを可能にする。たとえば、電
気制御ユニットを、調製装置のポンプ用の電気駆動装置
の上方に取付けできる。この構造および機能組立品を保
持するハウジング部分を、可動ハウジング部分の下また
は上に取付けられた構造および機能組立品を包むために
備え付けできる追加のパネルと多分一緒に、脇に動かす
ことにより、可動ハウジング部分により隠されていた構
造および機能組立品を露出させ、調製装置の操作中困難
なしにその保持を可能にする。

【００１２】結果として、保持、修理および／または清
浄操作中、電気制御ユニットを保持しているハウジング
部分が脇に移動している事実にもかかわらず、調製装置
の個々の構造および機能組立品の機能能力を点検でき
る。また、可動ハウジング部分を構造および機能組立品
に接続する電気ケーブルは好ましくは十分に長くて、可
動ハウジング部分が開いた位置に移動した後でさえも、
制御ユニットと他の構造および機能組立品の各々との間
の電気的接続が維持されるのが好ましい。

【００１３】ハウジング自体は、多くの異なる形をとる
こともできる。たとえば、構造及び機能組立品、特に調
製装置の電気制御ユニットが、可動ハウジング内に取付
けされているときは、他の構造および機能組立品は、既
に説明したように、可動ハウジング部分の次に取付けで
きるだけでなく、その下にも取付けできる。特に、ポン
プ駆動ユニットおよび多分ポンプ自体も可動ハウジング
部分の下に取り付けることができる。この場合、静止ハ
ウジング部分は、側面から見るとＬ形状を有することが
でき、Ｌ形状の静止ハウジング部分の水平シャンクすな
わち基部は、たとえばポンプ駆動ユニットおよび多分ポ
ンプを包む役割を果たすことができ、一方Ｌ形状の静止
ハウジング部分の垂直シャンクは、熱溶融接着剤の供給
タンク、加熱装置、および多分備えることができる弁を
包む役割を果たすことができる。これに対比し、可動ハ
ウジング部分は、側面から見るとき、実質的に矩形を有
することができる。可動ハウジング部分が閉じた位置に
あるときは、ハウジング全体は実質的に矩形を有する。
ハウジングの静止ハウジング部分と可動ハウジング部分
の両者が、側面から見るとき、矩形であることもでき
る。

【００１４】本発明に従う調製装置を異なる場所で使用
できるように、車輪を備えた基部を提供することもでき
る。本発明のこれらのおよび他の特徴は、次の詳細な説
明および添付図面から容易に理解されよう。

【００１５】

【発明の実施の形態】基部２０、構造および機能組立品
３０〜４０、ハウジング５０、および動作案内装置６０
（図２）を有する、本発明の好ましい実施態様に従う調
製装置１０を図１および２に示す。実際には、基部２０
はハウジングの底として働く。

【００１６】操作部品、すなわち構造および機能組立品
３０〜４０は、たとえば粒状である熱溶融接着剤を保持
する供給タンク３０を含んでいる。タンク３０の底に
は、加熱装置が備え付けられ、これは実質的に垂直に配
向した加熱できるリブの組として設計される。これらの
リブはタンク３０に入れられた熱溶融接着剤粒子を液化
する働きをする。こうして液化された熱溶融接着剤は、
ポンプ３４および弁３６により、細線で図１に示した一
つ以上のホース（Ｓ）にポンプで送られる。ポンプ３４
は、基部２０に取付けられている電動機３８により駆動
される。全調製装置１０は、制御ユニット４０、すなは
ち別の一つの操作部品により制御される。

【００１７】ハウジング５０は、側面から見ると実質的
に矩形である静止ハウジング部分５２および側面から見
ると矩形である可動ハウジング部分５４からなってい
る。静止ハウジング部分５２は、調製装置１０の供給タ
ンク３０、加熱装置３２、ポンプ３４、および弁３６を
閉じ込んでいる。しかし、可動ハウジング部分５４は、
電気制御ユニット４０を保持している。制御ユニット４
０の下に、電動機３８が位置している。図２で最も良く
分かるように、可動ハウジング部分５４の底端にパネル
５４ａが備え付けられている。可動ハウジング部分５４
が閉じた位置にあるときは、これらのパネルは、電動機
３８を外側から接近できないように閉じ込んでいる。

【００１８】可動ハウジング部分５４は、動作案内装置
６０により、基部２０および静止ハウジング部分５２に
接続される。図に示した好ましい実施態様に従うと、動
作案内装置６０は、基部２０に取付けられた実質的に水
平なレール６２からなり、このレールは可動ハウジング
部分５４に固定された案内要素６４と協同してかみ合っ
ている。動作案内装置６０は、可動ハウジング部分５４
を、図１に示した閉じたハウジング位置と図２に示した
開いたハウジング位置の間で水平面において前後に滑ら
せることができる。

【００１９】静止ハウジング部分５２は、その上端に、
水平軸５６ａの回りに旋回するカバー５６も有する。こ
のカバーは熱溶融接着剤粒子を供給タンク３０に充填す
ることを可能にする（図２参照）。ハンドル５８が静止
ハウジング部分５２に取付けられている。ハウジング５
０の部品はシート状金属またはプラスチック材料からつ
くることができる。基部２０は、組立てのまたは中空輪
郭の部品から構成でき、連続プラットホームで備え付け
できる。また、調製装置１０は、その外表面に、静止お
よび可動ハウジング部分５２および５４の両方の上に、
調製装置１０の操作を制御する要素を備え付けできる。
最後に、基部２０は、その底に支持車輪（Ｒ）を設備で
きる。

【００２０】使用において、保持、清浄または修理作業
を実施するためには、たとえば、動作案内装置６０によ
って、可動ハウジング部分５４を、図１に示した閉じた
ハウジング位置から図２に示した開いたハウジング位置
に移動させる。その結果、電動機６２、ポンプ３４、弁
３６、電動機３８とポンプ３４の間の結合、および供給
タンク３０および相当する加熱器３２に、保持、修理お
よび／または清浄作業を行うために、容易に接近でき
る。作業が終了したら、可動ハウジング部分５４を、図
２に示した開いた位置から図１に示した閉じた位置に戻
す。

【００２１】明確にするために図１および２には示さな
かったが、電動機３８、加熱装置３２、ポンプ３６など
の各々を制御ユニット４０に相互接続するために、ケー
ブルを使用することは理解されるべきである。該接続
は、制御ユニット４０を有すハウジング部分５４の移動
が、調製装置１０に対しいかなる断線も起こさないよう
な長さのものである。

【００２２】本発明の好ましい実施態様を説明してきた
が、添付の特許請求の範囲を上記の詳細に制限し又はい
かなる方法によっても限定する意図はない。付加の利点
および変形は、当業者には容易に明らかである。従っ
て、広範囲における本発明は、特別の詳細、示されまた
説明された代表的装置および方法に限定されない。した
がって、本発明の思想の精神または範囲から逸脱するこ
となく、上記の詳細から変形を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、可動ハウジング部分が閉じた位置にあ
る、本発明の好ましい実施態様に従う調製装置の一部分
外壁切断した側面図を示す。

【図２】図２は、可動ハウジング部分が開いた位置にあ
る、図１の調製装置の側面図を示す。

【符号の説明】

１０調製装置２０基部３０供給タンク３２加熱装置３４ポンプ３６弁３８電動機４０電気制御ユニット５０ハウジング５２静止ハウジング部分５４可動ハウジング部分５４ａパネル５６カバー５６ａ水平軸５８ハンドル６０作動案内装置６２レール６４案内要素Ｒ支持車輪Ｓホース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】基板に対する熱溶融接着剤の次の適用の
ための熱溶融接着剤用調製装置において、共通の基部（２０）上に取り付けられた少なくとも二つ
の操作部品（３０〜４０）、基部（２０）に取り付けられ、かつ、操作部品（３０〜
４０）を閉じ込めているハウジング（５０）であって、
該操作部品が隠れている閉じたハウジング位置と該操作
部品の少なくとも一つが少なくとも部分的に露出してい
る開いたハウジング位置（３０〜４０）の間で、基部
（２０）およびハウジング（５０）の少なくとも一つに
関して、水平面で前後に移動できる可動ハウジング部分
（５４）を含んでいるハウジング（５０）、および可動
ハウジング部分（５４）と基部（２０）およびハウジン
グ（５０）の残りの一つとに操作的に連結して、それに
より可動ハウジング部分（５４）を動かす動作案内装置
（６０）、からなる調製装置。
【請求項２】動作案内装置（６０）が、可動ハウジン
グ部分（５４）を線形的に動かす請求項１の調製装置。
【請求項３】動作案内装置（６０）が、引出し案内部
を含んでいる請求項１の調製装置。
【請求項４】さらに、基部（２０）上に取り付けられ
たレール（６２）、および可動ハウジング部分（５４）
上に取り付けられた案内要素（６４）であって、レール
（６２）により案内され、それにより引出し案内部を規
定する案内要素（６４）からなる請求項３の調製装置。
【請求項５】可動ハウジング部分（５４）が、操作部
品（３０〜４０）の少なくとも一つを閉じ込めている請
求項１の調製装置。
【請求項６】可動ハウジング部分（５４）が、他の操
作部品と操作的に連結し、かつ、他の操作部品の操作を
制御する電気制御ユニット（４０）を閉じ込めている請
求項５の調製装置。
【請求項７】可動ハウジング部分（５４）が開いた位
置に移動した後においてさえも、制御ユニット（４０）
が他の操作部品と操作的に連結したままである請求項６
の調製装置。
【請求項８】ハウジング（５０）が、さらに、静止ハ
ウジング部分（５２）を含み、基部（２０）および静止
ハウジング部分（５２）は垂直断面から分かるように、
Ｌ形状で設計され、可動ハウジング部分（５４）は、閉
じた位置にあるときは、静止ハウジング部分（５２）お
よび基部（２０）と共に、矩形のハウジング（５０）を
形成する請求項１の調製装置。
【請求項９】さらに、基部（２０）を支持する複数の
車輪（Ｒ）からなる請求項１の調製装置。