JPH09109574A

JPH09109574A - しおり

Info

Publication number: JPH09109574A
Application number: JP29490495A
Authority: JP
Inventors: Harutoshi Igeta; 治利井下田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-10-17
Filing date: 1995-10-17
Publication date: 1997-04-28
Anticipated expiration: 2015-10-17
Also published as: JP2684356B2

Abstract

(57)【要約】【課題】紙面コーナ部分の折れ曲りや紙面からの脱落
の発生がなく、ページ間の移動が容易に行なえる実用的
なしおりを提供する。【解決手段】直角となる上辺６と側辺７を有する二枚
のシート２と３を重ね合わせ、上辺６と側辺７を接着部
１１、１２で固定して本体しおり４を形成し、この本体
しおり４の側辺７に軟質の帯しおり５を取り付け、本体
しおり４のシート２、３間に形成された挿入部１３を紙
面（Ａ）のコーナ部分に挿入して該本体しおり４を装着
し、帯しおり５を折り曲げて紙面間に介在させることに
より、紙面間の目印とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、書物やノート等
の紙面ページ間に目印として挟んでおくためのしおりに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からしおりといえば、少し厚手の一
枚の紙で短冊状に形成し、その上部に飾り紐等を結び付
けたものが一般的であるが、このような一枚だけのしお
りは、紙面ページ間に挟むだけであるため、簡単に滑り
落るという欠点がある。

【０００３】そこで、二枚のシートを重ね合わせ、その
上辺と側辺を互に接着し、両シート間をページ紙面のコ
ーナ部分に挿入して装着するコーナ用しおりが提案され
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、コーナ用しお
りは、紙面のコーナ部分に装着する構造であるため、紙
面コーナ部分に対する装着に手間がかかり、書物等を読
終えるごとに紙面コーナ部分に装着するのは面倒であ
る。

【０００５】また、コーナ用しおりは、二枚のシートを
用いて形成されているため比較的重量があり、薄い紙面
に装着するとコーナ部分だけ重くなり、ページをめくる
ときに紙面が折れ曲ってしおりが外れたり脱落するとい
う問題がある。

【０００６】そこで、この発明の課題は、紙面コーナ部
分等に装着する本体しおりと紙面間に介在させる帯しお
りを組み合せ、一度の装着で紙面間の目印の機能が得ら
れ、紙面コーナ部分の折れ曲りや紙面からの脱落の発生
がない実用的なしおりを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項１の発明は、直角となる上辺と側辺を
有する二枚のシートを重ね合わせ、該上辺と側辺を互に
接着固定して本体しおりを形成し、この本体しおりの上
辺と側辺の何れか一方に軟質の帯しおりを接着固定した
構成を採用したものである。

【０００８】請求項２の発明は、本体しおりに用いる二
枚のシートが直角となる上辺と側辺を有する略矩形状に
形成され、一方シートの他方側辺と他方シートの底辺に
切欠部を設けた構成を採用したものである。

【０００９】請求項３の発明は、本体しおりに用いる二
枚のシートが上辺と側辺を結ぶ帯状に形成されている構
成を採用したものである。

【００１０】請求項４の発明は、本体しおりに用いる二
枚のシートの一方シートが直角となる上辺と側辺を有す
る略矩形状に形成され、他方シートが上辺と側辺を結ぶ
帯状に形成されている構成を採用したものである。

【００１１】ここで、二枚のシートは、プラスチックの
薄いシートや上質の紙など、できるだけ薄手のものでや
や弾力性のある軽くて丈夫な材料が良く、更に透明で自
由なカラー印刷ができる材料が適している。

【００１２】また、帯しおりは、軟質で薄いプラスチッ
クシートで形成されている。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。

【００１４】図１乃至図３は、しおり１の第１の例を示
し、二枚のシート２と３を重ね、上辺と一方の側辺を接
着固定した本体しおり４と、この本体しおり４の側辺に
接着固定した軟質の帯しおり５とによって形成されてい
る。

【００１５】上記本体しおり４を形成する二枚のシート
２、３は、硬質塩化ビニール等の透明で薄いシートを用
いて上下に長い略矩形状に形成され、上辺６と一方の側
辺７が直角の配置で設けられ、一方シート２は他方側辺
の上部から下辺の範囲に切欠部８が設けられ、他方シー
ト３の底辺に切欠部９が設けられている。

【００１６】なお、両シート２、３の上辺と一方側辺の
一部に連続する切欠部１０を設け、上辺６と側辺７を突
出状に残している。

【００１７】両シート２、３は互に重ね合わせ、両者の
上辺６と側辺７の各々を接着固定することにより本体し
おり４を形成している。

【００１８】上記上辺６及び側辺７の接着部１１、１２
は、上辺６の長さ方向及び側辺７の長さ方向に沿って線
状に施し、両接着部１１、１２は図１に示すように直角
の配置となり、両シート２、３の重なり合う対向面間が
紙面コーナの挿入部１３になっている。

【００１９】帯しおり５は、軟質塩化ビニール等の自由
に折り曲げができる曲げ性状の優れたシートを用いて適
当な幅と長さを有する帯状に形成され、一方の端部を本
体しおり４の側辺７の部分に重ねて接着固定し、側辺７
から外方へ直角に突出するように固定されている。な
お、帯しおり５は上辺６に接着固定してもよい。

【００２０】この発明の第１の例は上記のような構成で
あり、次にその使用方法を説明する。

【００２１】本体しおり４は、コーナ用しおりと帯しお
り５を書物に対して固定させる機能を有し、この本体し
おり４の対向するシート２、３間に形成された挿入部１
３を紙面Ａの上部外側のコーナ部分に挿入し、上辺６の
接着部１１を紙面Ａの上縁に、また側辺７の接着部１２
を紙面Ａの側縁に当接させることにより、紙面Ａのコー
ナ部分に本体しおり４を取り付ける。

【００２２】本体しおり４は、二枚のシート２、３を重
ね合わせてその重なり面間に挿入部１３を形成している
ので、両シート２、３で紙面Ａを挟み込み、該紙面Ａの
コーナ部分に対して本体しおり４を安定よく脱落しない
よう取り付けることができる。

【００２３】上記のように、本体しおり４を所望する紙
面のコーナ部分に取り付けると、帯しおり５は、紙面Ａ
の側縁から外方に突出することになり、この帯しおり５
を屈曲させて紙面間に挟み込めば、紙面間の目印とな
り、帯しおり５は紙面間の移動が極めて容易であり、ま
た、挟み込んだまま他の紙面間をめくることもできる。

【００２４】なお、本体しおり４はコーナしおりとして
所望する紙面に対して着脱自在に取り付けることがで
き、また帯しおり５は紙面間に自由に挾み込む小型のし
おりになっているので極めて使い勝手がよい。

【００２５】次に、図４乃至図６は本体しおり４の異な
ったいくつかの例を示している。

【００２６】図４に示す第２の例の本体しおり４は、直
角となる上辺６と側辺７を結ぶ二枚の帯状シート２ａ、
３ａを用い、両シート２ａ、３ａは、上辺６を有する縦
部分１４と側辺７を有する横部分１５を傾斜部１６で接
続した形状を有し、一方シート２ａの縦部分１４の側辺
と他方シート３ａの横部分１５の底辺とに各々切欠部１
７、１８を設け、前記両シート２ａ、３ａの上辺６及び
側辺７の各々を互に接着固定して本体しおり４を形成
し、側辺７に帯しおり５が外方に突出するよう接着固定
されている。

【００２７】図５に示す第３の例の本体しおり４は、図
４の例で示したものと同様の帯状に形成された一方シー
ト２ｂと、このシートの傾斜部に該当する部分を矩形状
にした他方シート３ｂを重ね、両シート２ｂ、３ｂま上
辺６と側辺７を互に接着固定して本体しおり４を形成
し、側辺７に帯シート５を接着固定した構造になってい
る。

【００２８】図６に示す第４の例の本体しおり４は、図
１乃至図３に示したと同様の本体しおり４において、一
方シート２ａの外面に透明シート１９を重ね、この透明
シート１９の両側及び下部を接着固定し、メモや写真な
どを挿入するポケットを形成している。

【００２９】なお、何れの例においても、二枚のシート
２ａ、３ａ及び２ｂ、３ｂの重なり部分が紙面Ａの挿入
部１３となり、シート２、３等に設けた、切欠部８、９
及び１７、１８が挿入部１３に対する紙面Ａの挿入作業
を容易にする部分になり、シート２、３等は図示以外の
形状を採用することができる。

【００３０】また、各例のしおり１は、書物における右
ページの上部コーナに装着した例を示したが、左側ペー
ジの上部コーナや左右ページの下部コーナに装着して使
用することもできる。

【００３１】

【発明の効果】以上のように本発明によると、二枚のシ
ートの直角となる上辺と側辺を接着固定して形成した本
体しおりの上辺又は側辺に軟質の帯しおりを接着固定し
たので、本体しおりを書物のいずれかのページ紙面に装
着すれば、帯しおりを紙面間に自由に介在させることが
出来るようになる。

【００３２】従って、本体しおりは帯しおりの一端を紙
面に安定保持させる役割と共に自らも紙面間を自由に移
動できる半固定用のしおりとなり、また一方の帯しおり
はページ紙面をきわめて容易に移動させうる小型で便利
なしおりとなるので、互いに異なる２種類のしおりを同
時に操作することが可能となり、コーナ用しおりの優れ
た特徴を継承しつつ極めて使い勝手の良いしおりの実用
化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るしおりの第１の例を示す正面
図。

【図２】同上の分解斜視図。

【図３】同上の斜視図。

【図４】しおりの第２の例を示す斜視図。

【図５】しおりの第３の例を示す斜視図。

【図６】しおりの第４の例を示す斜視図。

【符号の説明】

１しおり２、２ａ、２ｂ、３、３ａ、３ｂシート４本体しおり５帯しおり６上辺７側辺８、９、１７、１８切欠部１１、１２接着部１３挿入部Ａ紙面

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】直角となる上辺と側辺を有する二枚のシ
ートを重ね合わせ、該上辺と側辺を互に接着固定して本
体しおりを形成し、この本体しおりの上辺と側辺の何れ
か一方に軟質の帯しおりを接着固定したしおり。
【請求項２】本体しおりに用いる二枚のシートが直角
となる上辺と側辺を有する略矩形状に形成され、一方シ
ートの他方側辺と他方シートの底辺に切欠部を設けた請
求項１記載のしおり。
【請求項３】本体しおりに用いる二枚のシートが上辺
と側辺を結ぶ帯状に形成されている請求項１記載のしお
り。
【請求項４】本体しおりに用いる二枚のシートの一方
シートが直角となる上辺と側辺を有する略矩形状に形成
され、他方シートが上辺と側辺を結び帯状に形成されて
いる請求項１記載のしおり。