JPH0910862A - かしめ装置 - Google Patents
かしめ装置Info
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- JPH0910862A JPH0910862A JP18216995A JP18216995A JPH0910862A JP H0910862 A JPH0910862 A JP H0910862A JP 18216995 A JP18216995 A JP 18216995A JP 18216995 A JP18216995 A JP 18216995A JP H0910862 A JPH0910862 A JP H0910862A
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- Japan
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- caulking
- die
- shaft
- caulking member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】箱形のような形状の板材のかしめ作業を容易に
効率良く行えるようにするとともに、簡単な構造で品質
の良いかしめ作業が行えるかしめ装置を提供することを
目的としている。 【構成】基枠２と、この基枠から水平方向に延設された
上延部３と相対して平行に基枠２の中間に延設された基
台７を有し、上延部３に下向きに設けられ板材Ｗに固着
されるかしめ部材９を押圧するための上下動可能なパン
チ６と、基台７上にパンチ６と相対して立設されたパイ
プ状のダイ８が設けられている。さらに、下端に回転体
１１を有するシャフト１０がダイ８の内部を褶動自在に
設けられ、このシャフト１０を上下に移動可能に案内す
るガイド１７、１９が基台７に設けられ、シャフト１０
の回転体１１と周接して回転可能に設けられたカム１５
と、ダイ８の中空下部にかしめ部材９を搬送する搬送手
段２６とを備える。
効率良く行えるようにするとともに、簡単な構造で品質
の良いかしめ作業が行えるかしめ装置を提供することを
目的としている。 【構成】基枠２と、この基枠から水平方向に延設された
上延部３と相対して平行に基枠２の中間に延設された基
台７を有し、上延部３に下向きに設けられ板材Ｗに固着
されるかしめ部材９を押圧するための上下動可能なパン
チ６と、基台７上にパンチ６と相対して立設されたパイ
プ状のダイ８が設けられている。さらに、下端に回転体
１１を有するシャフト１０がダイ８の内部を褶動自在に
設けられ、このシャフト１０を上下に移動可能に案内す
るガイド１７、１９が基台７に設けられ、シャフト１０
の回転体１１と周接して回転可能に設けられたカム１５
と、ダイ８の中空下部にかしめ部材９を搬送する搬送手
段２６とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、かしめ部材が自動供給
され、予め穿設された板材のかしめ穴にかしめ部材を固
着するかしめ装置に関するものである。
され、予め穿設された板材のかしめ穴にかしめ部材を固
着するかしめ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】板材にかしめ部材を取り付ける方法とし
て、従来からプレス機のパンチとダイを用いた方法が行
われている。かしめ部材には、単純に２枚の板材を重ね
て固定するためのリベットやネジ穴が加工され板材に支
柱として立設固着される棒状のかしめ支柱等がある。か
しめ部材の挿入方向は板材の上側から行うものと下側か
ら行うものと２通りあり、それによりパンチの位置も上
下異なる。
て、従来からプレス機のパンチとダイを用いた方法が行
われている。かしめ部材には、単純に２枚の板材を重ね
て固定するためのリベットやネジ穴が加工され板材に支
柱として立設固着される棒状のかしめ支柱等がある。か
しめ部材の挿入方向は板材の上側から行うものと下側か
ら行うものと２通りあり、それによりパンチの位置も上
下異なる。
【０００３】ここでは、かしめ部材が支柱であって、か
しめ部材の挿入方向を板材の下側から挿入し、板材の上
側からパンチを押圧するものを対象とする。主な構成と
しては、図６に示すように、プレス機の矢印方向に上下
動するプレスロッド５１に、パンチ５２が固定されてい
る。このパンチ５２と相対して基台５３に設けられるダ
イ５４はかしめ部材５５をダイ５４の凹部５６に収納、
保持して、パンチ５２の下降によってかしめ部材５５を
板材Ｗに固着する。かしめ作業の手順を説明すると、ダ
イ５４先端の凹部５６に搬送装置（例えばエアシリンダ
５７により往復動するピストン５８）により送り込まれ
たかしめ部材５５が載置される。このときダイ５４先端
の凹部５６の深さはかしめ部材５５のかしめ部分５９が
ダイ５４の端面上に露出するようになっている。板材Ｗ
に予め穴明けされているかしめ穴６０にかしめ部材５５
のかしめ部分５９が係合するように板材Ｗを矢印方向に
移動位置決めする。板材Ｗのかしめ穴６０にかしめ部材
５５のかしめ部分５９に係合したなら、ここでプレス機
が作動され、パンチ５２が下降してかしめ部分５９を押
圧し、板材Ｗとかしめ部材５５を固着する。
しめ部材の挿入方向を板材の下側から挿入し、板材の上
側からパンチを押圧するものを対象とする。主な構成と
しては、図６に示すように、プレス機の矢印方向に上下
動するプレスロッド５１に、パンチ５２が固定されてい
る。このパンチ５２と相対して基台５３に設けられるダ
イ５４はかしめ部材５５をダイ５４の凹部５６に収納、
保持して、パンチ５２の下降によってかしめ部材５５を
板材Ｗに固着する。かしめ作業の手順を説明すると、ダ
イ５４先端の凹部５６に搬送装置（例えばエアシリンダ
５７により往復動するピストン５８）により送り込まれ
たかしめ部材５５が載置される。このときダイ５４先端
の凹部５６の深さはかしめ部材５５のかしめ部分５９が
ダイ５４の端面上に露出するようになっている。板材Ｗ
に予め穴明けされているかしめ穴６０にかしめ部材５５
のかしめ部分５９が係合するように板材Ｗを矢印方向に
移動位置決めする。板材Ｗのかしめ穴６０にかしめ部材
５５のかしめ部分５９に係合したなら、ここでプレス機
が作動され、パンチ５２が下降してかしめ部分５９を押
圧し、板材Ｗとかしめ部材５５を固着する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、かしめ作
業を行うときは、ダイ５４先端の凹部５６に搬送装置に
より送り込まれたかしめ部材Ｗが載置された後に、板材
の所定のかしめ穴とかしめ部材とが係合するように板材
が位置決めされるが、しかしながら、板材の形状が平板
と異なり折り曲げ部分を有する箱形のような場合は、か
しめ部材を水平方向に移動搬送する搬送装置及びダイが
障害となりかしめ作業が行えない。
業を行うときは、ダイ５４先端の凹部５６に搬送装置に
より送り込まれたかしめ部材Ｗが載置された後に、板材
の所定のかしめ穴とかしめ部材とが係合するように板材
が位置決めされるが、しかしながら、板材の形状が平板
と異なり折り曲げ部分を有する箱形のような場合は、か
しめ部材を水平方向に移動搬送する搬送装置及びダイが
障害となりかしめ作業が行えない。
【０００５】そこで本発明は、箱形のような形状の板材
のかしめ作業を容易に効率良く行えるようにするととも
に、簡単な構造で品質の良いかしめ作業が行えるかしめ
装置を提供することを目的としている。
のかしめ作業を容易に効率良く行えるようにするととも
に、簡単な構造で品質の良いかしめ作業が行えるかしめ
装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【発明が解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のかしめ装置は、基枠（２）と、この基枠か
ら水平方向に延設された上延部（３）と相対して平行に
前記基枠の中間に延設された基台（７）を有し、前記上
延部に下向きに設けられ板材（Ｗ）に固着されるかしめ
部材（９）を押圧するための上下動可能なパンチ（６）
と、前記基台上に前記パンチと相対して立設されたパイ
プ状のダイ（８）が設けられている。さらに、本発明の
かしめ装置は、このダイの内部をかしめ部材をダイ先端
部まで押し上げるための下端に回転体（１１）を有する
シャフト（１０）が褶動可能に設けられ、このシャフト
を上下に移動可能に案内するガイド機構（１７、１９）
が前記シャフト及び前記基台に設けられ、前記シャフト
の回転体と周接して回転可能に設けられたカム（１４）
と、前記ダイの中空下部に前記かしめ部材を搬送する搬
送手段（２６）とを備える。
に、本発明のかしめ装置は、基枠（２）と、この基枠か
ら水平方向に延設された上延部（３）と相対して平行に
前記基枠の中間に延設された基台（７）を有し、前記上
延部に下向きに設けられ板材（Ｗ）に固着されるかしめ
部材（９）を押圧するための上下動可能なパンチ（６）
と、前記基台上に前記パンチと相対して立設されたパイ
プ状のダイ（８）が設けられている。さらに、本発明の
かしめ装置は、このダイの内部をかしめ部材をダイ先端
部まで押し上げるための下端に回転体（１１）を有する
シャフト（１０）が褶動可能に設けられ、このシャフト
を上下に移動可能に案内するガイド機構（１７、１９）
が前記シャフト及び前記基台に設けられ、前記シャフト
の回転体と周接して回転可能に設けられたカム（１４）
と、前記ダイの中空下部に前記かしめ部材を搬送する搬
送手段（２６）とを備える。
【０００７】
【作用】カムの回転に伴って従節であるシャフトが上下
動の周期運動を行う。シャフトが下死点にあるときシャ
フトの先端は基台の下延部の上面と面一になっている。
このとき搬送手段によって基台の上面を搬送されてきた
カシメ部材はダイの下部にある切欠部から内部の貫通穴
に送り込まれ、シャフトの先端上に載置される。この
後、カムの回転によりシャフトが上昇し、上死点で停止
する。カシメ部材は、ダイ先端面からカシメ部分が露出
するところまで運ばれる。露出したカシメ部材のカシメ
部分と板金製品のカシメ穴とが係合されたなら、パンチ
を下降させて、カシメ作業を行う。このように所定の長
さのダイの貫通穴の中をカシメ部材が下側から供給され
るので、折り曲げ部分のある箱形のような板材でもカシ
メ穴をカシメ部材に係合するように移動させるだけで簡
単にカシメ作業が行える。
動の周期運動を行う。シャフトが下死点にあるときシャ
フトの先端は基台の下延部の上面と面一になっている。
このとき搬送手段によって基台の上面を搬送されてきた
カシメ部材はダイの下部にある切欠部から内部の貫通穴
に送り込まれ、シャフトの先端上に載置される。この
後、カムの回転によりシャフトが上昇し、上死点で停止
する。カシメ部材は、ダイ先端面からカシメ部分が露出
するところまで運ばれる。露出したカシメ部材のカシメ
部分と板金製品のカシメ穴とが係合されたなら、パンチ
を下降させて、カシメ作業を行う。このように所定の長
さのダイの貫通穴の中をカシメ部材が下側から供給され
るので、折り曲げ部分のある箱形のような板材でもカシ
メ穴をカシメ部材に係合するように移動させるだけで簡
単にカシメ作業が行える。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図１は、本発明の実施例の正面図、図２はその側面図、
図３は部分側面図である。
図１は、本発明の実施例の正面図、図２はその側面図、
図３は部分側面図である。
【０００９】かしめ装置１の構造は、逆Ｌ字状の基枠２
が設けられ、その上端部には水平方向に延設された上延
部３が設けられ、この上延部３の先端にはエアシリンダ
４が設けられ、エアシリンダ４の先端にプレスロッド５
が上下動可能に上延部３の下方に向かって突出して取り
付けられている。プレスロッド５には、パンチ組立体６
が取り付けられ、プレスロッド５とともに上下動する。
が設けられ、その上端部には水平方向に延設された上延
部３が設けられ、この上延部３の先端にはエアシリンダ
４が設けられ、エアシリンダ４の先端にプレスロッド５
が上下動可能に上延部３の下方に向かって突出して取り
付けられている。プレスロッド５には、パンチ組立体６
が取り付けられ、プレスロッド５とともに上下動する。
【００１０】基枠２の垂直部の中間に上延部３と相対し
て平行に延設された基台７が配設されている。この基台
７の先端上面にパイプ状の所定の長さを有したダイ８が
パンチ６と相対して立設されており、ダイ８の中空部分
はかしめ部材９が通過できる程度の内径を有し、ダイ８
の下部が基台７の内部に埋設されてそのくびれた部分が
押しネジ２２で固定されている。ダイ８はかしめ部材９
の形状や板材Ｗの形状に応じて長さ、太さの異なるもの
と交換は可能である。ダイ８の中空部分には、かしめ部
材９を押し上げるためのシャフト１０が褶動可能に設け
られ、シャフト１０の下部には回転体１１が取り付けら
れている。シャフト１０もまた、ダイ８と同様にかしめ
部材９の形状や板材Ｗの形状に応じて長さ、太さの異な
るものと交換は可能である。
て平行に延設された基台７が配設されている。この基台
７の先端上面にパイプ状の所定の長さを有したダイ８が
パンチ６と相対して立設されており、ダイ８の中空部分
はかしめ部材９が通過できる程度の内径を有し、ダイ８
の下部が基台７の内部に埋設されてそのくびれた部分が
押しネジ２２で固定されている。ダイ８はかしめ部材９
の形状や板材Ｗの形状に応じて長さ、太さの異なるもの
と交換は可能である。ダイ８の中空部分には、かしめ部
材９を押し上げるためのシャフト１０が褶動可能に設け
られ、シャフト１０の下部には回転体１１が取り付けら
れている。シャフト１０もまた、ダイ８と同様にかしめ
部材９の形状や板材Ｗの形状に応じて長さ、太さの異な
るものと交換は可能である。
【００１１】基台７の先端の両側には、左フレーム１２
と右フレーム１３とが基台７を挟んで相対して下側に向
かって取り付けられ、左フレーム１２と右フレーム１３
の下端部にカム軸１４がかけ渡され、このカム軸１４を
中心として偏心カム１５が回転可能に軸支されている。
さらに、基台７と右フレーム１３との間にガイド（Ａ）
取付板１６が設けられ、それにガイド（Ａ）１７が固定
されている。回転体１１にはガイド（Ｂ）取付板１８が
取り付けられ、このガイド（Ｂ）取付板１８にガイド
（Ａ）１７と係合して褶動するガイド（Ｂ）１９が設け
られている
と右フレーム１３とが基台７を挟んで相対して下側に向
かって取り付けられ、左フレーム１２と右フレーム１３
の下端部にカム軸１４がかけ渡され、このカム軸１４を
中心として偏心カム１５が回転可能に軸支されている。
さらに、基台７と右フレーム１３との間にガイド（Ａ）
取付板１６が設けられ、それにガイド（Ａ）１７が固定
されている。回転体１１にはガイド（Ｂ）取付板１８が
取り付けられ、このガイド（Ｂ）取付板１８にガイド
（Ａ）１７と係合して褶動するガイド（Ｂ）１９が設け
られている
【００１２】左フレーム１２には図示しない駆動手段
（例えばロータリーソレノイド等）が設けられ、その回
転はカム軸１４を駆動し、偏心カム１５を回転させる。
偏心カム１５の回転により、偏心カム１５に周接する回
転体１１を備えたシャフト１０は上下の往復運動に変え
られ、回転体１１の側方に取付られたガイド（Ｂ）１９
が係合するガイド（Ａ）１７によって案内され安定した
上下往復運動を行うことが出来、従ってシャフト１０は
ダイ８の中空部分を滑らかに褶動することが出来る。
（例えばロータリーソレノイド等）が設けられ、その回
転はカム軸１４を駆動し、偏心カム１５を回転させる。
偏心カム１５の回転により、偏心カム１５に周接する回
転体１１を備えたシャフト１０は上下の往復運動に変え
られ、回転体１１の側方に取付られたガイド（Ｂ）１９
が係合するガイド（Ａ）１７によって案内され安定した
上下往復運動を行うことが出来、従ってシャフト１０は
ダイ８の中空部分を滑らかに褶動することが出来る。
【００１３】基台７の上面に立設されたダイ８の大径部
２０には、かしめ部材９が通過できる程度の切欠部２１
が基枠２の方向に向かって設けられ、中空部分に連通し
ている。搬送装置２６は、この切欠部２１に向かってか
しめ部材９を送り込むように構成されている。
２０には、かしめ部材９が通過できる程度の切欠部２１
が基枠２の方向に向かって設けられ、中空部分に連通し
ている。搬送装置２６は、この切欠部２１に向かってか
しめ部材９を送り込むように構成されている。
【００１４】基台７の上面には、エアシリンダ２３が固
定されている。エアシリンダ２３のピストン２４にはプ
ッシャ２５が連結されており、プッシャ２５はダイ８の
切欠部２１を通して、かしめ部材９をダイ８の中空部分
に押し出せるように前進、後退が可能になっている。
定されている。エアシリンダ２３のピストン２４にはプ
ッシャ２５が連結されており、プッシャ２５はダイ８の
切欠部２１を通して、かしめ部材９をダイ８の中空部分
に押し出せるように前進、後退が可能になっている。
【００１５】つぎに動作について、図４及び図５を用い
て説明する。まず、ダイ８の中空部分を褶動するシャフ
ト１０の先端面は、下死点である基台７の上面と面一の
状態で停止している。このとき、偏心カム１５と回転体
１１の接触位置は、カム軸１４に最も近い位置にある。
このとき、基台７上面のプッシャ２５は後退している。
パーツフィーダ２７及び直進フィーダ２８によって搬送
されてきたかしめ部材９は、エアシリンダ２３の作動で
プッシャ２５が前進することにより、ダイ８の切欠部２
１を通って、かしめ部材９をダイ８の中空部分に停止し
ているシャフト１０の先端面上に押し出され、載置され
る。プッシャ３０が後退した後、偏心カム１５の回転に
伴い、シャフト１０が上昇し、かしめ部材９をダイ８の
先端部まで押し上げる。
て説明する。まず、ダイ８の中空部分を褶動するシャフ
ト１０の先端面は、下死点である基台７の上面と面一の
状態で停止している。このとき、偏心カム１５と回転体
１１の接触位置は、カム軸１４に最も近い位置にある。
このとき、基台７上面のプッシャ２５は後退している。
パーツフィーダ２７及び直進フィーダ２８によって搬送
されてきたかしめ部材９は、エアシリンダ２３の作動で
プッシャ２５が前進することにより、ダイ８の切欠部２
１を通って、かしめ部材９をダイ８の中空部分に停止し
ているシャフト１０の先端面上に押し出され、載置され
る。プッシャ３０が後退した後、偏心カム１５の回転に
伴い、シャフト１０が上昇し、かしめ部材９をダイ８の
先端部まで押し上げる。
【００１６】この後、かしめ部材９のかしめ部分がダイ
８の先端から露出する状態でシャフト１０が停止し（上
死点）、保持される。このとき、偏心カム１５と回転体
１１の接触位置は、カム軸１４に最も遠い位置にある。
ここで、板材Ｗは、そのかしめ穴にかしめ部材のかしめ
部分が嵌合するように位置決めされる。次に、プレスロ
ッド５が下降し、パンチ６によりかしめ作業が行われ
る。かしめ作業が終了すると、シャフト１０が下死点ま
で下降し、かしめ部材９が載置されるのを待つ。以下、
上記工程を繰り返して、かしめ作業が連続して行われ
る。
８の先端から露出する状態でシャフト１０が停止し（上
死点）、保持される。このとき、偏心カム１５と回転体
１１の接触位置は、カム軸１４に最も遠い位置にある。
ここで、板材Ｗは、そのかしめ穴にかしめ部材のかしめ
部分が嵌合するように位置決めされる。次に、プレスロ
ッド５が下降し、パンチ６によりかしめ作業が行われ
る。かしめ作業が終了すると、シャフト１０が下死点ま
で下降し、かしめ部材９が載置されるのを待つ。以下、
上記工程を繰り返して、かしめ作業が連続して行われ
る。
【００１７】
【発明の効果】上記のように、本発明のかしめ装置は、
パイプ状のダイと、このダイの内部を褶動可能に設けら
れ下端に回転体を有するシャフトを設けたことにより、
所定の長さのダイの貫通穴の中をカシメ部材が下側から
供給されるので、板材のカシメ穴をカシメ部材に係合す
るように板材を移動位置決めさせるだけで箱形のような
板材でも容易にしかも効率良くカシメ作業が行え、かつ
簡単な構造で品質の良いかしめ作業が行える。また、カ
ムの回転に伴って従節であるシャフトが上下動の周期運
動を行うので、上死点で停止するまでのシャフトの動き
が徐々に減速されてゆき、滑らかに停止するので、ダイ
の貫通穴を上部先端に向かって押し出されたかしめ部材
は、飛び出すこともなく停止することができる。つま
り、シャフトの滑らかな加減速が可能で、高速なかしめ
部材の供給ができる。その上、カムとカムの従節である
シャフトでかしめ作業時のパンチの圧力を受けるので、
大きな圧力にも耐えることが出来る。
パイプ状のダイと、このダイの内部を褶動可能に設けら
れ下端に回転体を有するシャフトを設けたことにより、
所定の長さのダイの貫通穴の中をカシメ部材が下側から
供給されるので、板材のカシメ穴をカシメ部材に係合す
るように板材を移動位置決めさせるだけで箱形のような
板材でも容易にしかも効率良くカシメ作業が行え、かつ
簡単な構造で品質の良いかしめ作業が行える。また、カ
ムの回転に伴って従節であるシャフトが上下動の周期運
動を行うので、上死点で停止するまでのシャフトの動き
が徐々に減速されてゆき、滑らかに停止するので、ダイ
の貫通穴を上部先端に向かって押し出されたかしめ部材
は、飛び出すこともなく停止することができる。つま
り、シャフトの滑らかな加減速が可能で、高速なかしめ
部材の供給ができる。その上、カムとカムの従節である
シャフトでかしめ作業時のパンチの圧力を受けるので、
大きな圧力にも耐えることが出来る。
【図１】本発明の実施例を示す正面図である。
【図２】本発明の実施例を示す側面図である。
【図３】本発明の実施例を示す部分拡大側面図である。
【図４】本発明の実施例を示す部分断面図である。
【図５】本発明の実施例を示す部分断面図である。
【図６】従来例を示す斜視図である。
１…かしめ装置、２…基枠、３…上延部、５…プレスロ
ッド、６…パンチ、７…基台、８…ダイ、９…かしめ部
材、１０…シャフト、１１…回転体、１５…カム、１７
…ガイド（Ａ）、１９…ガイド（Ｂ）、２６…搬送装置
ッド、６…パンチ、７…基台、８…ダイ、９…かしめ部
材、１０…シャフト、１１…回転体、１５…カム、１７
…ガイド（Ａ）、１９…ガイド（Ｂ）、２６…搬送装置
【手続補正書】
【提出日】平成７年１１月２２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図６
【補正方法】削除 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１１月２２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】ここでは、かしめ部材が支柱であって、か
しめ部材の挿入方向を板材の下側から挿入し、板材の上
側からパンチを押圧するものを対象とする。主な構成と
しては、プレス機の上下動するプレスロッドに、パンチ
が固定されている。このパンチと相対して基台に設けら
れるダイはかしめ部材をダイの凹部に収納、保持して、
パンチの下降によってかしめ部材を板材に固着する。か
しめ作業の手順を説明すると、ダイ先端の凹部に搬送装
置（例えばエアシリンダにより往復動するピストン）に
より送り込まれたかしめ部材が載置される。このときダ
イ先端の凹部の深さはかしめ部材のかしめ部分がダイの
端面上に露出するようになっている。板材に予め穴明け
されているかしめ穴にかしめ部材のかしめ部分が係合す
るように板材を矢印方向に移動位置決めする。板材のか
しめ穴にかしめ部材のかしめ部分に係合したなら、ここ
でプレス機が作動され、パンチが下降してかしめ部分を
押圧し、板材とかしめ部材を固着する。
しめ部材の挿入方向を板材の下側から挿入し、板材の上
側からパンチを押圧するものを対象とする。主な構成と
しては、プレス機の上下動するプレスロッドに、パンチ
が固定されている。このパンチと相対して基台に設けら
れるダイはかしめ部材をダイの凹部に収納、保持して、
パンチの下降によってかしめ部材を板材に固着する。か
しめ作業の手順を説明すると、ダイ先端の凹部に搬送装
置（例えばエアシリンダにより往復動するピストン）に
より送り込まれたかしめ部材が載置される。このときダ
イ先端の凹部の深さはかしめ部材のかしめ部分がダイの
端面上に露出するようになっている。板材に予め穴明け
されているかしめ穴にかしめ部材のかしめ部分が係合す
るように板材を矢印方向に移動位置決めする。板材のか
しめ穴にかしめ部材のかしめ部分に係合したなら、ここ
でプレス機が作動され、パンチが下降してかしめ部分を
押圧し、板材とかしめ部材を固着する。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、かしめ作
業を行うときは、ダイ先端の凹部に搬送装置により送り
込まれたかしめ部材が載置された後に、板材の所定のか
しめ穴とかしめ部材とが係合するように板材が位置決め
されるが、しかしながら、板材の形状が平板と異なり折
り曲げ部分を有する箱形のような場合は、かしめ部材を
水平方向に移動搬送する搬送装置及びダイが障害となり
かしめ作業が行えない。
業を行うときは、ダイ先端の凹部に搬送装置により送り
込まれたかしめ部材が載置された後に、板材の所定のか
しめ穴とかしめ部材とが係合するように板材が位置決め
されるが、しかしながら、板材の形状が平板と異なり折
り曲げ部分を有する箱形のような場合は、かしめ部材を
水平方向に移動搬送する搬送装置及びダイが障害となり
かしめ作業が行えない。
Claims (1)
- 【請求項１】基枠（２）と、この基枠の上延部（３）に
下向きに設けられ、板材（Ｗ）に固着されるかしめ部材
（９）を押圧するための上下動可能なパンチ（６）と、
前記基枠の上延部と相対して前記基枠の垂直部中間に延
設された基台（７）と、この基台上に前記パンチと相対
して立設されたパイプ状のダイ（８）と、このダイの中
空部を前記かしめ部材を押し上げるために褶動可能に設
けられ、下端に回転体（１１）を有するシャフト（１
０）と、このシャフト及び前記基台に設けられ前記シャ
フトを上下に移動可能に案内するガイド機構（１７、１
９）と、前記シャフトの回転体と周接して回転可能に設
けられたカム（１５）と、前記ダイの中空下部に前記か
しめ部材を搬送する搬送手段（２６）とを備えたことを
特徴とするかしめ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18216995A JPH0910862A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | かしめ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18216995A JPH0910862A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | かしめ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910862A true JPH0910862A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16113560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18216995A Pending JPH0910862A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | かしめ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0910862A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101388421B1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-04-23 | 주식회사 플랜텍 | 멀티 코킹장치 |
| KR101388512B1 (ko) * | 2012-09-20 | 2014-04-23 | 주식회사 플랜텍 | 캐비넷 코킹장치 |
| CN106914551A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-07-04 | 百色百大之窗工程装饰有限责任公司 | 360度金刚纱网折压机 |
| CN114130909A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-03-04 | 重庆工程学院 | 一种智能制造用压合设备 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP18216995A patent/JPH0910862A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101388421B1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-04-23 | 주식회사 플랜텍 | 멀티 코킹장치 |
| KR101388512B1 (ko) * | 2012-09-20 | 2014-04-23 | 주식회사 플랜텍 | 캐비넷 코킹장치 |
| CN106914551A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-07-04 | 百色百大之窗工程装饰有限责任公司 | 360度金刚纱网折压机 |
| CN106914551B (zh) * | 2017-03-09 | 2018-10-26 | 百色百大之窗工程装饰有限责任公司 | 360度金刚纱网折压机 |
| CN114130909A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-03-04 | 重庆工程学院 | 一种智能制造用压合设备 |
| CN114130909B (zh) * | 2021-11-25 | 2023-08-08 | 重庆工程学院 | 一种智能制造用压合设备 |
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