JPH09108207A - X線検出方法 - Google Patents
X線検出方法Info
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- JPH09108207A JPH09108207A JP27228995A JP27228995A JPH09108207A JP H09108207 A JPH09108207 A JP H09108207A JP 27228995 A JP27228995 A JP 27228995A JP 27228995 A JP27228995 A JP 27228995A JP H09108207 A JPH09108207 A JP H09108207A
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- Measurement Of Radiation (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】X線の被検査体からの散乱線の影響や、ビーム
ハードニングの影響などを減少させる事で鮮明な被検査
体の透過像や断層像を得るためのX線検出方法及び検出
器を提供する。 【解決手段】検出器14は、X線光子一つ一つを単独に
計数できる高速のマイクロフォーカスX線管12と、そ
のX線側に配置したピンホールコリメータ15より構成
される検出器14を含む。さらに信号処理部に計数器1
8及び低エネルギX線を除去するためのディスクリミネ
ータ17あるいはマルチチャンネル波高分析器30を備
える。
ハードニングの影響などを減少させる事で鮮明な被検査
体の透過像や断層像を得るためのX線検出方法及び検出
器を提供する。 【解決手段】検出器14は、X線光子一つ一つを単独に
計数できる高速のマイクロフォーカスX線管12と、そ
のX線側に配置したピンホールコリメータ15より構成
される検出器14を含む。さらに信号処理部に計数器1
8及び低エネルギX線を除去するためのディスクリミネ
ータ17あるいはマルチチャンネル波高分析器30を備
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続エネルギスペク
トルを有するX線を使用したラジオグラフィ、或いは断
層像撮影装置(以下CT装置)などのX線検出方法に関
する。
トルを有するX線を使用したラジオグラフィ、或いは断
層像撮影装置(以下CT装置)などのX線検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、X線は外部より加速された
熱電子がターゲットに当たり発生する制動放射線であ
り、加速電圧を最大値とする連続エネルギスペクトルを
示す。更にこのスペクトル上にはターゲットの材質に起
因する特性X線が重畳し、スペクトルは複雑な形状を示
す。X線エネルギスペクトルの一例を図5に示す。この
ような連続エネルギスペクトルを有するX線をラジオグ
ラフィ或いはCT装置の線源に使う場合、ビームハード
ニング効果や散乱線の影響により撮影された被検査体の
映像は不鮮明となる。
熱電子がターゲットに当たり発生する制動放射線であ
り、加速電圧を最大値とする連続エネルギスペクトルを
示す。更にこのスペクトル上にはターゲットの材質に起
因する特性X線が重畳し、スペクトルは複雑な形状を示
す。X線エネルギスペクトルの一例を図5に示す。この
ような連続エネルギスペクトルを有するX線をラジオグ
ラフィ或いはCT装置の線源に使う場合、ビームハード
ニング効果や散乱線の影響により撮影された被検査体の
映像は不鮮明となる。
【0003】ビームハードニング効果を示す図を図6に
示す。X線11がAの経路(比較的、被検査体の透過長
が短い経路)を通過するときはX線エネルギスペクトル
はそれほど影響を受けないが、Bの経路(比較的、被検
査体の透過長が長い経路)を通過する場合には、エネル
ギの低いX線が相対的に減弱の影響を強く受けそのエネ
ルギスペクトルは相対的に高エネルギが強調された形状
となる。従って被検査体の中央部のX線の減衰は理論値
よりも少なくなる。このような状態でCTを実施すると
被検査体の中央のCT値(密度に対応)は相対的に他の
部分(周囲部分)よりも低く測定されてしまう。
示す。X線11がAの経路(比較的、被検査体の透過長
が短い経路)を通過するときはX線エネルギスペクトル
はそれほど影響を受けないが、Bの経路(比較的、被検
査体の透過長が長い経路)を通過する場合には、エネル
ギの低いX線が相対的に減弱の影響を強く受けそのエネ
ルギスペクトルは相対的に高エネルギが強調された形状
となる。従って被検査体の中央部のX線の減衰は理論値
よりも少なくなる。このような状態でCTを実施すると
被検査体の中央のCT値(密度に対応)は相対的に他の
部分(周囲部分)よりも低く測定されてしまう。
【0004】次に、散乱線の効果を図7に基づき説明す
る。X線がCの経路を通り被検査体13に入射したとす
る。経路上のある点ではコンプトン効果によりX線エネ
ルギが弱められ同時に散乱角θの方向に偏向され、X線
検出器14に入射する事になる。以上の効果により相対
的に直達するX線(経路D)に比べ低エネルギの成分の
多いX線エネルギスペクトルに変化する。従ってビーム
ハードニング効果とはスペクトル変形の仕方が異なる
が、この散乱線の影響も画像を不鮮明にする要因とな
る。
る。X線がCの経路を通り被検査体13に入射したとす
る。経路上のある点ではコンプトン効果によりX線エネ
ルギが弱められ同時に散乱角θの方向に偏向され、X線
検出器14に入射する事になる。以上の効果により相対
的に直達するX線(経路D)に比べ低エネルギの成分の
多いX線エネルギスペクトルに変化する。従ってビーム
ハードニング効果とはスペクトル変形の仕方が異なる
が、この散乱線の影響も画像を不鮮明にする要因とな
る。
【0005】さて、従来このような連続X線を検出する
方法としてラジオグラフィでは、例えば、フィルム,C
Tでは気体電離箱などが用いられてきている。その理由
はX線自体高線量率(108〜1012フォトン・s-1程
度)で、撮影時間を短縮したいという要望があるからで
ある。このためにX線の測定方式はフォトン検出の時定
数を故意に長くする(msオーダ)方法が取られX線を
グロスにとらえる検出方法が取られていた。従って、ビ
ームハードニングや散乱線の影響などの画質を悪化させ
る要因は取り除く事ができなかった。
方法としてラジオグラフィでは、例えば、フィルム,C
Tでは気体電離箱などが用いられてきている。その理由
はX線自体高線量率(108〜1012フォトン・s-1程
度)で、撮影時間を短縮したいという要望があるからで
ある。このためにX線の測定方式はフォトン検出の時定
数を故意に長くする(msオーダ)方法が取られX線を
グロスにとらえる検出方法が取られていた。従って、ビ
ームハードニングや散乱線の影響などの画質を悪化させ
る要因は取り除く事ができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来より簡便にX線エ
ネルギスペクトルの変形を抑えるためにX線管の近くに
付加フィルタを設ける手法が取られているが低エネルギ
成分のみならず高エネルギ成分にも影響を与える事と、
フィルタの設計が難しいといった問題点がある。さらに
はこのフィルタによりX線の線量率が低下するととも
に、付加フィルタによるX線の散乱効果も加わりX線の
焦点寸法が見かけ上大きくなり、画質が悪くなるといっ
た問題点も発生する。本発明の目的は、連続X線が有す
るこれらの問題点を解決し、ビームハードニングや散乱
X線の影響が少ないX線検出方法を確立する事にある。
ネルギスペクトルの変形を抑えるためにX線管の近くに
付加フィルタを設ける手法が取られているが低エネルギ
成分のみならず高エネルギ成分にも影響を与える事と、
フィルタの設計が難しいといった問題点がある。さらに
はこのフィルタによりX線の線量率が低下するととも
に、付加フィルタによるX線の散乱効果も加わりX線の
焦点寸法が見かけ上大きくなり、画質が悪くなるといっ
た問題点も発生する。本発明の目的は、連続X線が有す
るこれらの問題点を解決し、ビームハードニングや散乱
X線の影響が少ないX線検出方法を確立する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フィルタを用いる事無くこれらビームハー
ドニングや散乱X線を物理的及び電気的に減少させる事
にある。以下その原理を述べる。
に本発明は、フィルタを用いる事無くこれらビームハー
ドニングや散乱X線を物理的及び電気的に減少させる事
にある。以下その原理を述べる。
【0008】本発明の基本原理はフォトン計数法と波高
弁別法にある。前者により高SN(信号対ノイズ)比を
確保し、後者により散乱線を積極的に除去する。
弁別法にある。前者により高SN(信号対ノイズ)比を
確保し、後者により散乱線を積極的に除去する。
【0009】従来の技術の項でも述べたように、通常X
線の線量率は108〜1012 フォトン・s-1程度ありフ
ォトン計数法は適用できない。そこで検出器の直前に線
量率を絞り込む目的のためのピンホールコリメータを設
置する。このことにより線量率を104〜105フォトン
・s-1程度に落とす。更に時間応答性の良い検出器をX
線検出器として利用する。このことで光子1個1個が計
数できるようになる。次に波高情報はX線のエネルギ情
報を有する事から波高に対して下限しきい値を設け低エ
ネルギX線(すなわち散乱線)を除去する。この際同時
に上限しきい値を設ける事によりX線の単一エネルギ成
分のみを計測しても良いが、計数値が低下するためSN
比は悪化する。
線の線量率は108〜1012 フォトン・s-1程度ありフ
ォトン計数法は適用できない。そこで検出器の直前に線
量率を絞り込む目的のためのピンホールコリメータを設
置する。このことにより線量率を104〜105フォトン
・s-1程度に落とす。更に時間応答性の良い検出器をX
線検出器として利用する。このことで光子1個1個が計
数できるようになる。次に波高情報はX線のエネルギ情
報を有する事から波高に対して下限しきい値を設け低エ
ネルギX線(すなわち散乱線)を除去する。この際同時
に上限しきい値を設ける事によりX線の単一エネルギ成
分のみを計測しても良いが、計数値が低下するためSN
比は悪化する。
【0010】本発明は物理的なピンホールコリメータと
電気的な処理により効果的に散乱線を除去する事ができ
るがその効果を高めるにはX線源としてマイクロフォー
カスX線が最適である。その理由は、マイクロフォーカ
スX線は加速電圧が低い事(100kV以下)、及びタ
ーゲットの熱負荷の点から低線量率であるからである。
加速電圧が低い事はX線のエネルギが低い事に対応し、
ピンホールコリメータでのX線の漏洩やビルドアップ現
象を阻止する事ができる。さらにもともとマイクロフォ
ーカスX線は画像の高空間分解能化を狙っている訳なの
で検出器の前にピンホールコリメータが設置されている
事は見かけ上検出器が小型化された事になり更に分解能
が上がる。以下、詳細は実施例にて説明するが実施例で
は上記の理由からマイクロフォーカスX線を線源とした
システムに付いて記述する。
電気的な処理により効果的に散乱線を除去する事ができ
るがその効果を高めるにはX線源としてマイクロフォー
カスX線が最適である。その理由は、マイクロフォーカ
スX線は加速電圧が低い事(100kV以下)、及びタ
ーゲットの熱負荷の点から低線量率であるからである。
加速電圧が低い事はX線のエネルギが低い事に対応し、
ピンホールコリメータでのX線の漏洩やビルドアップ現
象を阻止する事ができる。さらにもともとマイクロフォ
ーカスX線は画像の高空間分解能化を狙っている訳なの
で検出器の前にピンホールコリメータが設置されている
事は見かけ上検出器が小型化された事になり更に分解能
が上がる。以下、詳細は実施例にて説明するが実施例で
は上記の理由からマイクロフォーカスX線を線源とした
システムに付いて記述する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図4を用いて詳細に説明する。図1はラジオグラフィ装
置に本発明を適用した一実施例を示すもので、X線11
はマイクロフォーカスX線管12より放射される。この
X線11は被検査体13を透過し、その透過像を検出器
14の位置に結像する。検出器14の前面にはピンホー
ルコリメータ15が設置されX線光子の量を制限させ
る。ピンホールコリメータ15の開口面積Sは、
図4を用いて詳細に説明する。図1はラジオグラフィ装
置に本発明を適用した一実施例を示すもので、X線11
はマイクロフォーカスX線管12より放射される。この
X線11は被検査体13を透過し、その透過像を検出器
14の位置に結像する。検出器14の前面にはピンホー
ルコリメータ15が設置されX線光子の量を制限させ
る。ピンホールコリメータ15の開口面積Sは、
【0012】
【数1】 S≦N/Φ(cm2) …(数1) となるように設計する。
【0013】ここで、Φは検出器位置における光子フル
エンス率(フォトン・s-1・cm-2)、Nはフォトン計数法
の適用可能な最大のフォトン計数率である。Sの一例を
以下に示す。一般にマイクロフォーカスX線管12から
の光子フルエンスはX線11の実効エネルギを約20k
eV,検出器位置をマイクロフォーカスX線管12から
1mと仮定すると、Φは約108(フォトン・s-1・c
m-2)である。Nは105(フォトン・s-1)程度である
事から、数1によりSは10-3(cm2)以下であれば良
い。このピンホールコリメータ15によりフォトン計数
が可能なレベルまで計数率を下げる事ができる。このピ
ンホールコリメータ15の製作は実現可能なレベルにあ
る。次に検出器14であるがフォトン計数法が可能なよ
うにスピードの速いシンチレーション検出器を使用す
る。具体的な用例としてここではプラスティックシンチ
レータとする。プラスティックシンチレータの減光時定
数は100ns程度であるから105s-1 の計数率の検
出器は最適である。この他にもこの条件を示す高速のシ
ンチレータの適用も可能である。検出器14で受信され
た信号はパルス状の電流出力信号であって、これを電圧
信号に変換、及びインピーダンス変換を目的とした前置
増幅器16に導く。前置増幅器16の出力は例えば図2
(a)に示すとおりである。パルス列の中には直流成分
としての暗電流やコンプトン散乱されてエネルギが低下
した光子に対応するパルスが含まれる。これらの暗電流
及び散乱線を除去するために図1に示すディスクリミネ
ータ17を用いる。しきい値レベルは散乱線レベルなら
びに暗電流レベル以上とする。具体的には図2(a)の
レベルとする。(b)はディスクリミネータ17通過後
のパルス列21であってこれを計数器18により計数
し、インターフェイス19により計算機120に取り込
む。計算機120は検出器14の位置情報とともにこれ
を表示装置121上に表示する。
エンス率(フォトン・s-1・cm-2)、Nはフォトン計数法
の適用可能な最大のフォトン計数率である。Sの一例を
以下に示す。一般にマイクロフォーカスX線管12から
の光子フルエンスはX線11の実効エネルギを約20k
eV,検出器位置をマイクロフォーカスX線管12から
1mと仮定すると、Φは約108(フォトン・s-1・c
m-2)である。Nは105(フォトン・s-1)程度である
事から、数1によりSは10-3(cm2)以下であれば良
い。このピンホールコリメータ15によりフォトン計数
が可能なレベルまで計数率を下げる事ができる。このピ
ンホールコリメータ15の製作は実現可能なレベルにあ
る。次に検出器14であるがフォトン計数法が可能なよ
うにスピードの速いシンチレーション検出器を使用す
る。具体的な用例としてここではプラスティックシンチ
レータとする。プラスティックシンチレータの減光時定
数は100ns程度であるから105s-1 の計数率の検
出器は最適である。この他にもこの条件を示す高速のシ
ンチレータの適用も可能である。検出器14で受信され
た信号はパルス状の電流出力信号であって、これを電圧
信号に変換、及びインピーダンス変換を目的とした前置
増幅器16に導く。前置増幅器16の出力は例えば図2
(a)に示すとおりである。パルス列の中には直流成分
としての暗電流やコンプトン散乱されてエネルギが低下
した光子に対応するパルスが含まれる。これらの暗電流
及び散乱線を除去するために図1に示すディスクリミネ
ータ17を用いる。しきい値レベルは散乱線レベルなら
びに暗電流レベル以上とする。具体的には図2(a)の
レベルとする。(b)はディスクリミネータ17通過後
のパルス列21であってこれを計数器18により計数
し、インターフェイス19により計算機120に取り込
む。計算機120は検出器14の位置情報とともにこれ
を表示装置121上に表示する。
【0014】本実施例によるとパルス計数法とディスク
リミネータ17により直流成分として存在する検出器1
4の暗電流成分を除去する事ができ高SN比を確保する
事ができる。さらにしきい値レベル以下のパルス(散乱
線或いはパルス状ノイズ)も除去する事ができるので本
発明の主旨を完全に満足する事ができる。
リミネータ17により直流成分として存在する検出器1
4の暗電流成分を除去する事ができ高SN比を確保する
事ができる。さらにしきい値レベル以下のパルス(散乱
線或いはパルス状ノイズ)も除去する事ができるので本
発明の主旨を完全に満足する事ができる。
【0015】図3は他の実施例を示す図で図1の実施例
と異なるのはパルス列21を発生させるディスクリミネ
ータ17の替わりにマルチチャンネル波高分析器30を
用いている点である。マルチチャンネル波高分析器30
を用いる事で上限及び下限のしきい値が設定できるため
図4に示すようにエネルギの高いX線も同時に除去する
事ができる。この実施例によれば上、下限に挟まれたエ
ネルギのX線のみを計測できるため、更に散乱線の影響
やノイズの影響を減少させる事ができる。又被検査体の
X線に対する線吸収係数はX線エネルギの関数であるた
め、特に被検査体13の密度分布を測定するCTスキャ
ナでは特定のエネルギを測定できる本実施例は最適な手
法である。しかし図1の実施例に比べ計数値が低下する
ため、統計的なノイズ量が多くなるといった問題点も発
生する。
と異なるのはパルス列21を発生させるディスクリミネ
ータ17の替わりにマルチチャンネル波高分析器30を
用いている点である。マルチチャンネル波高分析器30
を用いる事で上限及び下限のしきい値が設定できるため
図4に示すようにエネルギの高いX線も同時に除去する
事ができる。この実施例によれば上、下限に挟まれたエ
ネルギのX線のみを計測できるため、更に散乱線の影響
やノイズの影響を減少させる事ができる。又被検査体の
X線に対する線吸収係数はX線エネルギの関数であるた
め、特に被検査体13の密度分布を測定するCTスキャ
ナでは特定のエネルギを測定できる本実施例は最適な手
法である。しかし図1の実施例に比べ計数値が低下する
ため、統計的なノイズ量が多くなるといった問題点も発
生する。
【0016】図1,図3はいずれもラジオグラフィに適
用した例を示したが、これはそのままCT装置の検出器
及び方法にも適用できる。
用した例を示したが、これはそのままCT装置の検出器
及び方法にも適用できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、線源にフィルタを使用
しなくてもビームハードニングや被検査体13からの散
乱線の影響を減少させる事ができ、検出器14の暗電流
成分やノイズの影響を除去する事ができるため、ラジオ
グラフィやCTなどの映像を鮮明にする事ができる。
しなくてもビームハードニングや被検査体13からの散
乱線の影響を減少させる事ができ、検出器14の暗電流
成分やノイズの影響を除去する事ができるため、ラジオ
グラフィやCTなどの映像を鮮明にする事ができる。
【図1】本発明の第一の実施例のブロック図。
【図2】図1の信号処理課程のタイムチャート。
【図3】本発明の第二の実施例のブロック図。
【図4】図3の信号処理課程のタイムチャート。
【図5】一般的なX線エネルギスペクトル特性図。
【図6】ビームハードニングの説明図。
【図7】X線の散乱効果の説明図。
12…マイクロフォーカスX線管、14…検出器、15
…ピンホールコリメータ、17…ディスクリミネータ、
18…計数器、30…マルチチャンネル波高分析器。
…ピンホールコリメータ、17…ディスクリミネータ、
18…計数器、30…マルチチャンネル波高分析器。
Claims (2)
- 【請求項1】X線などそのエネルギが連続である電磁波
を発生する放射線源と、これを検出する単数あるいは複
数の検出器とを用い被検査体の透過像を得るラジオグラ
フィ法、あるいは断層像撮影法において、前記検出器の
前面にピンホールコリメータを配置すると共に光子を単
独に計測できるシンチレータを設け、前記光子を計数器
により計数する事を特徴とするX線検出方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記計数器の前段にパ
ルス弁別のためのディスクリミネータあるいはマルチチ
ャンネル波高分析器を配置し、低エネルギ散乱線及びノ
イズを除去するX線検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27228995A JPH09108207A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | X線検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27228995A JPH09108207A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | X線検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108207A true JPH09108207A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17511790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27228995A Pending JPH09108207A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | X線検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09108207A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007167663A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | General Electric Co <Ge> | ハイブリッド型コンピュータ断層撮影検出器を使用して画像再構成を行うための方法 |
JP2008545135A (ja) * | 2005-07-07 | 2008-12-11 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 多重散乱補正 |
JP2015033582A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-19 | ザ・ユニバーシティー・オブ・シカゴ | X線コンピュータ断層撮像装置及び医用画像処理プログラム |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP27228995A patent/JPH09108207A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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