JPH09107525A - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents

テレビジョン信号処理装置

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JPH09107525A
JPH09107525A JP7261860A JP26186095A JPH09107525A JP H09107525 A JPH09107525 A JP H09107525A JP 7261860 A JP7261860 A JP 7261860A JP 26186095 A JP26186095 A JP 26186095A JP H09107525 A JPH09107525 A JP H09107525A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主としてアナログビデオ間で採られている著
作権保護対策により、録画再生器ではない単なる画像表
示表示装置であるテレビジョン受像機における画像表示
に重大な影響を及ぼすのを防止することができるように
したテレビジョン信号処理装置を提供する。 【解決手段】 著作権保護のためにアナログビデオ信号
中に録画側の録画機能を攪乱する攪乱信号が挿入され、
且つ垂直ブランキン期間中に上記攪乱信号が挿入された
ことを示すフラグが挿入されたアナログビデオ信号を処
理するテレビジョン信号処理装置であって、入力アナロ
グビデオ信号による表示画像への上記攪乱信号の影響を
軽減する信号処理回路331を備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権保護対策が
講じられたアナログビデオ信号を処理するテレビジョン
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログVTR用のソフトでは、
著作権保護のためにテレビジョン信号のブランキング期
間内に記録側VTRの自動利得制御機能(AGC:Auto Gain
Control) 機能を混乱させるような撹乱信号を挿入して
いた。これにより不法にソフトテープをダビングする
と、ダビングされたテープは再生不可能な状態になって
記録され、結果として著作権が保護される。
【0003】また、例えば画面の有効エリアの20ライ
ンごとに4ラインカラーサブキャリア信号の位相を反転
してしまうようなカラーストライプと呼ばれる処理を行
っていた。こうすると、テレビジョン受像機は、APC
コントロールが俊敏でないために影響を受けにくいが、
VTR側の回路は俊敏に追従しようとするため、カラー
の色相が廻ってしまい色の帯が重畳されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一部の
テレビジョン受像機では、上述のようにカラーストライ
プ方式による著作権保護がなされた画像信号において、
その画面にカラーストライプを重畳してしまうものがあ
る。すなわち、従来、録画再生器ではない単なる画像表
示表示装置であるテレビジョン受像機で、正常に画像を
表示できなくなってしまうとういう問題点があった。
【0005】また、上述のようにアナログVTRでは、
従来、著作権保護のためにAGCとカラーストライプの
2通りの対策が取られようとしているが、これよりのさ
らに強力な著作権保護対策を採る場合にも、テレビジョ
ン受像機で、正常に画像を表示できなくなってしまう虞
れがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、主としてアナロ
グビデオ間で採られている著作権保護対策により、録画
再生器ではない単なる画像表示表示装置であるテレビジ
ョン受像機における画像表示に重大な影響を及ぼすのを
防止することができるようにしたテレビジョン信号処理
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、著作権保護の
ためにアナログビデオ信号中に録画側の録画機能を攪乱
する攪乱信号が挿入され、且つ垂直ブランキン期間中に
上記攪乱信号が挿入されたことを示すフラグが挿入され
たアナログビデオ信号を処理するテレビジョン信号処理
装置であって、入力アナログビデオ信号による表示画像
への上記攪乱信号の影響を軽減する信号処理手段を備え
ることを特徴とする。
【0008】本発明に係るテレビジョン信号処理装置で
は、例えば、上記攪乱信号がカラーストライプ方式の攪
乱信号であって、上記信号処理手段により、入力アナロ
グビデオ信号信号のカラーバースト部分を正規のサブキ
ャリアをすげ替える信号処理を行う。
【0009】本発明に係るテレビジョン信号処理装置で
は、例えば、上記信号処理手段により、入力アナログビ
デオ信号の垂直ブランキング期間中の上記攪乱信号の挿
入部分をペデスタルレベルに変換する信号処理を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】本発明の説明に先立って、本発明が適用さ
れるビデオシステムにおける、デジタルVTRの記録フ
ォーマットについて説明する。
【0012】このデジタルVTRでは、図1にテープ上
の記録フォーマットを示すように、トラックの両端には
マージンが設けられる。そして、その内側には記録始端
側から、アフレコを確実に行うためのITIエリア、音
声信号を記録するオーディオエリア、画像信号を記録す
るビデオエリア、副次的データを記録するためのサブコ
ードエリアが設けられる。なお各エリアの間には、エリ
ア確保のためのインターブロックギャップ(IBG1〜
3)が設けられる。このようなトラックが、525/6
0方式のビデオ信号に対しては1フレームが10トラッ
ク、625/60方式では1フレームが12トラックに
分割されて記録される。
【0013】次に上記の各エリアに記録される信号の詳
細を説明する。
【0014】トラック入口側に記録されるITI(Inser
t and Track Information)は、アフレコを確実に行うた
めのタイミングブロックであって、それ以降のエリアに
書かれたビデオデータやオーディオデータをアフレコし
て書き直す場合に、そのエリアの位置決めを正確にする
ために設けられるものである。このデジタルVTRは、
アプリケーションIDを用いることによりよデジタル画
像信号及びデジタル音声信号の記録再生装置以外にも応
用できるように構成されており、どのような応用装置に
おいても特定のエリアのデータの書き換えは必須なの
で、このトラック入口側のITIアリアは必ず設けられ
ている。
【0015】ITIエリアには、短いSYNC長のSY
NCブロックを多数個書いておき、その中にトラック入
口側より順にそのSYNC番号を振っておく。アフレコ
をしようとするとき、このITIエリアのSYNCブロ
ックのどれかを検出できれば、そこに書いてある番号か
ら現在のトラック上の位置が正確に判断できる。そし
て、それを基にアフレコエリアを確定する。一般的にト
ラック入口側はメカ精度等の関係からヘッド当たり取り
難く不安定である。そのため、ITIエリアではSYN
C長を短くして多数個SYNCブロックを書いておくこ
とにより、検出確率を高くしている。
【0016】このITIエリアは、図2に示すように4
つの部分からなる。まずデジタル信号のPLLのライン
の働きをする1400ビットのプリアンブルがあり、次
に、上記機能のためのSSA(Start-SYNC Block Area)
がある。これは1SYNCが30ビットで構成され、6
1ブロックある。その後にTIA(Track InformationAr
ea)がある。これは3ブロック90ビットで構成され
る。このTIAは、トラック全体に関する情報を格納す
るエリアであって、この各ブロックの中にはもとのアプ
リケーションIDであるART(Application ID of a t
rack) 3ビット、トラックピッチを表すSP/LP1ビ
ット、リザーブ1ビットそれにサーボシステムの基準フ
レームを示すPF(Pilot Frame) 1ビットの計6ビット
が格納される。最後にマージンを稼ぐためのポストアン
ブル280ビットがある。
【0017】本願出願人は、先に、記録媒体の収納され
るカセットにメモリICの設けられた回路基板を搭載し
て、このカセットがデジタルVTRに装着された時にこ
のメモリICに書き込まれたデータが読み出される記録
再生の補助を行うようにした特願平5−277633号
や特願平6−82576号を先に提案している。ここで
は、これをMIC(Memory In Cassette)と呼ぶことにす
る。
【0018】アプリケーションIDは、上述のTIAエ
リアのAPTだけでなく、このMICの中にもAPM(A
pplication ID of MIC) として、アドレス0の上位3ビ
ットに格納されている。
【0019】アプリケーションIDは、デジタルVTR
の応用例を決めるIDではなく、単に記録媒体のエリア
のデータ構造を決定するだけのIDである。従って、以
下の意味付けがなされている。
【0020】APT・・・トラック上のデータ構造を決
める。
【0021】APM・・・MICのデータ構造を決め
る。
【0022】すなわち、APTの値により、トラック上
のデータ構造が規定される。つまり、ITIエリア以降
のトラックが、図3に示すようにいくつかのエリアに分
割され、それらのトラック上の位置、SYNCブロック
構成、エラーからデータを保護するためのECC構成な
どのデータ構成が一義的に決まる。さらに各エリアに
は、それぞれそのエリアのデータ構造を決めるアプリケ
ーションIDが存在する。その意味付けは以下のように
なる。
【0023】エリアnのアプリケーションID・・・エ
リアnのデータ構造を決める。
【0024】テープ上のアプリケーションIDは、図4
に示すような階層構造を持つ。すなわち、おおもとのア
プリケーションIDであるAPTによりトラック上のエ
リアが規定され、その各エリアにさらにAP1からAP
nが規定される。エリアの数は、APTにより定義され
る。図4では、2階層で書いてあるが、必要ならさらに
その下に階層を設けても良い。これに対してMIC内の
アプリケーションIDであるAPMは1階層のみであ
る。その値は、デジタルVTRによりその応用効きのA
PTと同じ値が書き込まれる。
【0025】このアプリケーションIDシステムによ
り、民生用のデジタルVTRを、そのカセット、メカニ
ズム、サーボシステム、ITIエリアの生成検出回路等
をそのまま流用して、全く別の商品群、例えばデータス
トリーマやマルチトラック・デジタルオーディオテープ
レコーダのようなものを作り上げることが可能となっ
た。また1つのエリアが決まっても、その中身さらにそ
のエリアのアプリケーションIDで定義できるので、あ
るアプリケーションIDの値の時は底はビデオデータ、
別の値の時はビデオ・オーディオデータ、股はコンピュ
ータデータと言うように非常に広範な商品群が可能にな
った。
【0026】次に、APT=000ときの様子を図5に
示す。このときトラック上にエリア1、エリア2、エリ
ア3が規定される。そして、それらのトラック上の位
置、SYNCブロック構成、エラーからデータを保護す
るためのECC構成、それに各エリアを保証するための
ギャップや重ね書きを保証するためのオーバーライトマ
ージンが決まる。さらに各エリアには、それぞれそのエ
リアのデータ構造を決めるアプリケーションIDが存在
する。その意味付けは以下のようになる。
【0027】AP1・・・エリア1のデータ構造を決め
る。
【0028】AP2・・・エリア2のデータ構造を決め
る。
【0029】AP3・・・エリア3のデータ構造を決め
る。
【0030】そして、この各エリアのアプリケーション
IDが、000のときを以下のように定義する。
【0031】AP1=000・・・民生用デジタルVT
Rのオーディオ、AAUXのデータ構造を採る。
【0032】AP2=000・・・民生用デジタルVT
Rのオーディオ、VAUXのデータ構造を採る。
【0033】AP3=000・・・民生用デジタルVT
Rのサブコード、IDのデータ構造を採る。
【0034】ここで、AAUXはオーディオ付随データ
(Audio Auxiliary data)であり、VAUXはビデオ随デ
ータ(Video Auxiliary data)である。すなわち、民生用
のデジタルVTRを実現するときは、APT、AP1、
AP2、AP3=00となる。当然、APMも000と
なる。
【0035】さてAPT=000のときは、AAUX、
VAUX、サブコードそれにMICの各エリアは、全て
共通のパック構造で記述される。図6に示すように、1
つのパックは5バイトで構成され、先頭の1バイト(P
C0)がヘッダ、残りの4バイト(PC1〜PC4)が
データである。パックとは、データグループの最小単位
のことで、関連するデータを集めて1つのパックを構成
する。
【0036】ヘッダ8ビットは、上位4ビット、下位4
ビットに分かれ、階層構造を形成する。図7に示すよう
に、上位4ビットを上位ヘッダ、下位4ビットを下位ヘ
ッダとして2階層を構成し、さらに、データのビットア
サインによりその下の階層まで拡張することができる。
この階層化により、パックの内容は明確に系統立てら
れ、その拡張も容易である。そして、この上位ヘッダ、
下位ヘッダによる256の空間は、唯一のパックヘッダ
表として、その各パックの内容とともに準備される。こ
れを用いて、上記各エリアを記述する。
【0037】図8はパックヘッダ表の概要を示す図であ
る。このパックヘッダ表において、上位4ビットは大ア
イテム、下位4ビットは小アイテムと呼ばれる。そし
て、上位4ビットの大アイテムは、例えば後続データの
用途を示すデータである。これに対して、下位4ビット
の小アイテムは例えば後続データの具体的な内容を示す
データである。
【0038】そして、この大アイテムには、図8に示す
ように、コントロール「0000」、タイトル「000
1」、チャプター「0010」、パート「0011」、
プログラム「0100」、オーディオ付随データ「01
01」、ビデオ付随データ「0110」、カメラ「01
11」、ライン「1000」、ソフトモード「111
1」が設けられる。
【0039】ここで、例えばオーディオ付随データ「0
101」及びビデオ付随データ「0110」の大アイテ
ムには、それぞれ記録信号源「0000」、ソースコン
トロール「0001」、記録日「0010」、記録時間
「0011」等の小アイテムが設けられる。
【0040】図9はオーディオ付随データ及びビデオ付
随データのソースコントロールパックのPC1のデータ
を示す図である。このパックには、MSB側から順に、
SCMSデータ2ビット、コピーソースデータ2ビッ
ト、コピージェネレーションデータ2ビット、サイファ
(暗号)タイプデータ1ビット、そして、サイファデー
タ1ビットが記録される。
【0041】また、ライン「1000」の大アイテムに
は、ラインヘッダ「0000」、Y「0001」、R−
Y「0010」、B−Y「0011」、R「010
1」、G「0110」、B「0111」等の小アイテム
が設けられる。すなわち、ライン「1000」の大アイ
テムは、テレビジョン信号における垂直ブランキング期
間内あるいは有効走査期間内の任意のラインのデータを
サンプリングしたでーたを記録やテレビジョン信号以外
の画像信号のサンプリンデータの記録ができる。
【0042】なお、大アイテム「1001」〜「111
0」は追加用に残された部分である。従って、未だ定義
されていないアイテムのコード(例えば、上記追加用の
大アイテム「1001」〜「1110」を有するもの)
を使用して新たなヘッダを定義することにより、将来任
意に新しい記録を行うことができる。
【0043】パック構造は5バイトの固定長を基本とす
るが、唯一の例外としてMIC内に文字データを記述す
るときのみ、可変長のパック構造を用いる。これは限ら
れたメモリ容量を有効利用するためである。
【0044】次に、オーディセクタについて説明する。
【0045】オーディオとビデオの各エリアは、それぞ
れオーディオセクタ、ビデオセクタと呼ばれる。オーデ
ィオセクタは、図10に示すように構成される。すなわ
ち、プリアンブルは、500ビットで構成され、ランア
ップ400ビット、プリSYNCブロック2個からな
る。ランアップは、PLLの引き込みのためのランアッ
プパターンとして用いられ、プリSYNCは、オーディ
オSYNCブロックの前検出として用いられる。後ろの
ポストアンブルは、550ビットで構成され、ポストS
YNCブロック1つ、ガードエリア500ビットからな
る。ポストSYNCは、そのIDのSYNC番号により
このオーディオセクタの終了を確認させるもので、ガー
ドエリアは、その後ろのビデオセクタをアフレコしても
オーディオセクタに食い込まないようにガードするため
のものである。
【0046】プリSYNC、ポストSYNCの各ブロッ
クは、図11(a),(b)に示すように、どちらも6
バイトで構成される。プリSYNCの6バイト目には、
SP/LPの判別バイトがある。FFhでSP、00h
でLPを表す。ポストSYNCの6バイト目は、ダミー
データとしてFFhを格納する。
【0047】SP/LPの識別バイトは、前述のTIA
エリアにもSP/LPフラグとして存在するが、これは
その保護用である。TIAエリアの値が読み取れれば、
それを採用し、もし読み取り不可ならこのエリアの値を
採用する。
【0048】プリSYNC、ポストSYNCの各6バイ
トは、24−25変換(24ビットのデータを25ビッ
トに変換して記録する変調方式)を施してから記録され
るので、総ビット長は、プリSYNCが6×2×8×2
5÷24=100ビット、ポストSYNCが6×1×8
×25÷24=50ビットとなる。
【0049】オーディオSYNCブロックは、図12に
示すように90バイトで1SYNCブロックが構成され
る。前半の5バイトは、プリSYNC、ポストSYNC
と同様の構成である。データ部は77バイトで水平パリ
ティC1(8バイト)と」垂直パリティC2(77バイ
ト×5)により保護されている。
【0050】オーディオSYNCブロックは、1トラッ
ク当たり14SYNCブロックからなり、これに24−
25変換を施してから記録されるので、総ビット長は、
90×14×8×25÷24=10500ビットビット
となる。
【0051】データ部の前半5バイトは、オーディオ付
随データ用で、これで1パックを構成する。1トラック
当たり9パック用意される。図12の0から8までの番
号は、トラック内のパック番号を表す。
【0052】図13は、その9パック分を抜き出して、
トラック方向に記述した図である。ここで、50から5
5までの数字は、パックヘッダの値(16進数)を示
す。同じパックを10トラックに10回書いていること
になる。この部分をメインエリアと呼ぶ。ここには、オ
ーディオ信号を再生するために必要なサンプリング周波
数、量子化ビット数などのの必須項目が主として格納さ
れるので、データ保護のために多数回書いてある。これ
により、テープトランスポートにありがちな横方向の傷
や片チャンネルクロッグ等に対してもメインエリアのデ
ータは、再現できる。
【0053】それ以外の残りのパックは、全て順番につ
なげてオプショナルアリアとして用いられる。図13で
a,b,c,d,e・・・のように、矢印の方向にメイ
ンエリアのパックを飛ばしてつなげていく。1ビデオフ
レームで、オプショナルエリアは30パック(525/
60方式)、36パック(625/50方式)用意され
る。ここは、文字どおりオプションなので、各デジタル
VTR毎に、図8のパックヘッダ表の中から自由に選ん
で記述して良い。
【0054】さて、本願出願人は、垂直ブランキング期
間等の画像以外の部分を切り捨てて録画するような圧縮
方式デジタルVTRにおいても、垂直ブランキング期間
に挿入された各種付随情報(VBIDデータ)をそのま
まの形でパックに格納し、それを元に垂直ブランキング
期間内に復元する方法(特願平6−19991号)を先
に提案している。上記特願平6−19991号では、メ
インエリア内のパック(パックヘッダ61h,51h)
から、VBIDデータを復元できるようにする方法につ
いても開示している。
【0055】なお、従来のデジタルダビング用の世代制
限信号CGMSは、2ビットで構成され、それぞれ以下
のような意味付けがなされている。
【0056】 この両者を合わせて、さらに次のように意味となる。
【0057】00=ダビング自由 01=(使用せず) 10=1回ダビング可能 11=ダビング禁止 これらの定義によると、再生側デジタルVTRからCG
MS=10(1回ダビング可能)の信号が送出されてき
た場合は、記録側VTRでは新たにCGMS=11とし
て録画することになる。これにより、次のデジタルダビ
ングが禁止される。
【0058】ここでは、例えば図14に示すような内容
のVAUXコントロールパックを用いる。
【0059】CGMS2ビット及びダビング禁止フラグ
(RI:Rec Inhibit)1ビットは、ビデオ、オーディオそれ
ぞれに用意されている。デジタルダビングについては、
ビデオ、オーディオ各々対応可能であるので特にここで
は説明しない。
【0060】再生時には、このCGMS2ビットをVB
ID内にそのままコピーしてコンポジットビデオ出力に
挿入する。
【0061】さらに、ここでは、RIビット=「0」の
ときには、AGCとカラーストライプ両方発生させて保
護を行う。
【0062】図15に2ビット用意したVAUXコント
ロールパックの例を示す。
【0063】図15に示すVAUXコントロールパック
において、AGはGC攪乱信号発生フラグであり、CS
はカラーストライプ発生フラグである。そして、上記2
つのフラグにより、RIビット=「0」のときには、A
GCとカラーストライプ両方発生させて保護を行う。
【0064】カラーストライプ方式は、全てのカラーテ
レビジョン受像機において問題がないわけではなく、カ
ラーテレビ回路によっては、AFCが反応してしまい、
録画目的でないにもかかわらず画面にカラーストライプ
が入ってしまうものがあるので、このように2つのフラ
グを設けることにより、著作権側でAGCとカラースト
ライプの両方式を採用するか又はどちらか一方を選択す
るすることができる。
【0065】また、デジタルVTR側でもその履歴が残
ることにより、再発生させる時に著作権の意図を具現す
ることができる。図16に、これら2ビットを配置した
VBIDの構成を示す。RI1ビットの場合には、AG
の位置におく。
【0066】ここで、著作権保護信号の1例について、
図17を用いて説明する。この著作権保護信号は、本来
巣へ異動期パルスがあってはならない位置に疑似水平同
期パルスa,b,c,d,eを挿入し、ダビング側VT
Rのサー後回路を攪乱する。それと同時に、f,g,
h,i,jなるAGC(AGC:Auto Gain Control) パルス
と呼ばれる信号を挿入する。これは、アナログ的にレベ
ルを変化させるもので、パルス的にあるレベルの間を行
き来するパルシングモードと、最大129IRE又はペ
デスタルレベルの121IREのどちらかに静止してい
る静止モード等がある。静止モードとパルシングモード
は、約45秒±15秒間隔で交互に現れ、パルシングモ
ードでは1秒に1回〜2回振られる。図17において、
kは、White Referenceと呼ばれるもの
で、119IRE固定である。ただしここも、ある時は
119IRE、ある時はペデスタルレベルの12IRE
と変化する。この操作によりダビング側VTRの記録信
号レベル波、通常信号レベルの約30%から70%位ま
で振られ、結果としてまともには記録はできない。
【0067】次に、この著作権保護信号をサンプリング
してデジタル値化し、それをパック構造に詰め込む処理
について説明する。
【0068】サンプリング周波数は、図17に示すよう
に、疑似SYNCフロントポーチがその最小振幅である
ので、ここを再現するためにはサンプリング定理から、 1÷(1.8×106 ÷2)=1.111MHz 以上の周波数が必要になる。
【0069】この条件を満たすサンプリング周波数で
1.111MHzに近いものとして下記の(A)〜
(D)の周波数が考えられる。
【0070】(A)72fH=1.13MHz (B)858fH/10=1.35MHz (C)858fHカウントダウン=13.5MHz(バ
ースト) (D)3×32fH=1.51MHz ここで、fHは水平同期信号周波数で525/60の方
式の場合は、15.734kHzである。また、858
fHは、デジタルVTRの画像サンプリング周波数1
3.5MHzであり、この13.5MHzで1ラインを
サンプリングすると858サンプルになる。さらに、3
2fHは、米国で既に法制化されている難視聴者対策の
クローズドキャプションで用いている周波数である。
【0071】(A)の周波数72fHは、fHの整数倍
で上記条件を満たす最小の周波数であり、且つfHにロ
ックしているが、その生成に新たにPLLを必要とす
る。また、(B)の周波数858fH/10は、1/1
0分周回路により生成することができるのであるか、1
ライン当たりのサンプル数が85.8個となり端数が出
てしまうので位相が流れる。また、(C)は、入力信号
の水平同期信号周波数fHに同期したおおもとの13.
5MHzのサンプリングクロックをカウントダウンし、
所定のサンプリング位置になったら1.35MHzのク
ロックを発生させる方式である。この方式では、カウン
トダウンのためにデコーダが必要になるが、位相が流れ
ることもなく回路も簡単で確実である。この実施例で
は、この方式を採用する。
【0072】また、図17に示した著作権保護信号のど
の期間をサンプリングするかについては、下記の(E)
〜(G)が考えられる。
【0073】(E)1ラインの720/858 (F)35.7μsec分 (G)58.2μsec分 ここで、(E)はデジタルVTRで採用している有効エ
リアで、1ライン858サンプルのうちの720サンプ
ルを有効にするものである。この場合、水平同期信号の
立ち下がりからの有効サンプリング位置が決められてい
る。また、(F)では、疑似SYNCパルスa〜eをサ
ンプリングし、White Referenceの部分
はサンプリングしない。(G)ではWhite Ref
erenceの部分までサンプリングする。(F)及び
(G)はアナログ的で曖昧なので、この実施例では、
(E)を採用する。
【0074】図18にサンプリン期間とサンプリングパ
ルスとの関係を示す。525/60(NTSC)方式、
626/50(PAL、SECAM)方式の両者につい
て、そのサンプリング位置を示した。これはデジタルV
TRの規格そのものである。サンプリングクロックは、
所定のサンプリング位置から72個発生させる。そのデ
ューティは、[H]期間5T、[L]期間5Tの50%
が最適である。
【0075】次に、サンプリングの量子化数は、図17
に示した信号の性質から、ビデオ信号の量子化数8ビッ
トの半分の4ビットあれば十分である。2ビットでは、
不足であるし、3、5、6、7ビットでは8ビット1処
理単位のデジタルVTRに馴染まない。そこで、この実
施例では、4ビット量子化とする。
【0076】図19に、このようにしてサンプリングさ
れ量子化された著作権保護信号のデータを、ビデオ信号
とマッチングさせる方法について示した。すなわち、4
ビットデータをビデオの8ビットにマッチングさせるた
めに、下位4ビットに0000を付加して8ビットデー
タにする。このデジタルレベルを図19の中程に記述し
た。また、図19の右側は、実際のデジタルVTRの輝
度信号のアナログレベルの0IREから235IREま
でが、デジタルレベルと対比して描かれている。このよ
うに、4ビットデータ0001の下位4ビットに000
0を付加して8ビットデータにすると、ペデスタルレベ
ルになる。
【0077】図17に示した著作権保護信号において、
a,b,c,d,eの各疑似SYNCチップは、そのレ
ベルを変化させることはない。つまりペデスタルレベル
からSYNCチップレベルまでの間を細かく再現する必
要はない。そこで、この実施例では、このSYNCチッ
プレベルを4ビットデータ0000で表現し、ペデスタ
ルから上を残り0001から1111の15レベルで表
現する。これにより、ペデスタルれべるから上を細かく
表現することができる。これに対して、全レベルを均等
量子化にすると無意味なところにもデジタル値が割り振
られ、結果的にペデスタルレベルから上の表現が雑に待
ってしまう。
【0078】ところで、4ビットデータ1111の下位
ビットに0000を付加して8ビットデータにした値で
は、図17の129IREまでは再現できない。図19
は、でじたるVTR自身の規格なので、デジタル的に合
成するときにはせいぜい110IREまでの再現となる
が、特にこれで著作権保護の機能に障害が起こることは
ない。また、アナログ的に合成するときには、回路的に
129IREもでレベルを引き上げればよいので問題は
ない。
【0079】次に、このようにして得られたデータを格
納するラインパックについて説明する。
【0080】ラインデータを保存するラインパックは、
1種類のラインヘッダパック(パックヘッダ80h)と
6種類のラインデータパック(Y用:パックヘッダ81
h、R−Y用:パックヘッダ82h、B−Y用:パック
ヘッダ83h、R用:パックヘッダ85h、G用:パッ
クヘッダ86h、B用:パックヘッダ87h)で構成さ
れる。
【0081】Y用、R−Y用及びB−Y用の各ラインデ
ータパックは、本発明が実施されるデジタルVTRのコ
ンポーネント信号用で、R用、G用及びB用の各ライン
データパックは、コンピュータ用途などを目的として用
意されている。この中で図17の著作権保護信号を再現
するためには、Y成分だけで十分なので、Y用ラインデ
ータパックを用いる。
【0082】そして、パックの格納エリアとしては、本
来の著作権保護信号はビデオ信号の垂直ブランキング期
間に挿入されているので、VAUXのオプショナルエリ
アに格納することにする。格納順としては、各ライン単
位でラインヘッダパック、所定数のY用ラインデータパ
ック、ラインヘッダパック、所定数のY用ラインデータ
パックのようになる。
【0083】図20にラインヘッダパックを示し、ま
た、図21にY用ラインデータパックを示す。
【0084】図20に示したラインヘッダパックに格納
される各データの意味は下記の通りである。
【0085】 LINES:格納すべきライン番号(1〜1250)2進数で格納 B/W: 白黒か? 0:白黒 1:カラー(通常) EN: CLFが有効 0:有効 1:無効 CLF: カラーフレーム番号 CM: 第1フィールド、第2フィールド共通データか?・ 0:共通 1:独立 TSD: 総サンプル数 QU: 量子化ビット数 00:2ビット 01:4ビット 10:8ビット 11:未定義 SAMP:サンプリング周波数 000:13.5MHz 001:27.0MHz 010: 6.75MHz 011: 1.35MHz 100:74.25MHz 101:37.125MHz その他:未定義 ここで、B/W,EN,CLFは業務用のもので、民生
用特に著作権保護信号が記憶されるようなソフトテープ
の場合には使用しない。この4ビットは111とする。
【0086】また、ビデオ信号のライン番号の呼称には
2通りある。1つは第1フィールドと第2フィールドで
通して表現する方法(例えばNTSC方式の場合には、
1〜525ライン)、もう1つは第1フィールドと第2
フィールドとで個別に表現する方法である(例えば第1
フィールドのライン21、第2フィールドのライン1
1)。そして、CMフラグは、第1フィールドと第2フ
ィールドで共通の位置、共通の共通の内容を有するよう
な場合に有効である。
【0087】例えばラインヘッダパックにCM=0、L
INES=10を格納すれば、第1フィールドのライン
10、第2フィールドのライン10に、そのラインヘッ
ダパックに続く、ラインデータパックに格納されている
データを格納することになる。これにより、第1フィー
ルドのデータ及び第2フィールドのデータを個別に格納
する場合の半分のデータパックで必要なデータを記録す
ることができる。ちなみに第2のフィールドのライン1
0は、通し表現でライン273である。
【0088】TSDは、ラインデータパックの各データ
格納エリアのどこまでが実データなのかを示す。余った
格納エリアには、情報無しの意味のオール0を書き込ん
でおく。この実施例では、4ビット量子化で1ライン当
たり72サンプリングなので、ちょうど9パック分に収
まり余りはでない。
【0089】著作権保護信号は、第1フィールド、第2
フィールドを比べた場合、その位置は同じであり、その
内容も同じであるので、上記CMフラグを有効に使え
る。また、この著作権保護信号は12〜20、275〜
283の角錐へいラインのどこかに格納されており、ほ
とんどのアナログビデオテープの場合8ライン分である
ので、この実施例では8ライン分を格納するものとす
る。なお、パック構造なので、必要があれば簡単にその
格納ライン数を増減できる。
【0090】図22に実際のパックへのデータ格納例を
示す。ここでは、第1フィールド、第2フィールドのラ
イン13〜20まで格納することを想定している。ライ
ンヘッダパックPC1に格納されるLINESでその格
納ライン番号を指定できるので、実際には格納ラインは
必ずしも連続していなくても良い。この図22に示され
るように、ラインデータは、下位4ビット、上位4ビッ
トの順に詰め込まれる。
【0091】図23に、図22のヘッダパック及びデー
タパックをVAUXのオプショナルエリアに格納した例
を示すように、著作権保護信号は、1ビデオフレーム内
に必ず存在することになる。
【0092】次に、記録側及び再生側の回路例について
説明する。先ず、ラインパックデータの記録再生の流れ
を図24を参照しながら説明する。
【0093】ソフトハウスでは、ソフトテープ4として
記録する信号のうちアナログビデオ信号Aには従来の著
作権保護信号発生器1を使って垂直ブランキング期間に
従来通り著作権保護信号を挿入する。そして、著作権保
護信号が挿入されたアナログビデオ信号BをデジタルV
TRの記録フォーマットに変換するためのフォーマット
変換器2に渡す。このフォーマット変換器2には、アナ
ログやデジタルのオーディオ信号か供給されるようにな
っているともに、ラインデータ発生器3が接続されてい
る。このラインデータ発生器3では、図17に示した著
作権保護信号を抜き出し、図22のようなフォーマット
に変換して、デジタルソフトテープのVAUXのオプシ
ョナルエリアに格納する。
【0094】そして、ユーザのデジタルVTR5は再生
時にデジタルソフトテープのVAUXのオプショナルエ
リアに格納されたラインパックデータを検出し、著作権
保護信号を復元し、所定のラインに挿入してアナログビ
デオ信号Eを出力する。
【0095】次に、上記ラインデータ発生器3の回路例
について説明する。ラインデータ発生器3は、基本的に
はビデオ信号の垂直ブランキング期間に著作権保護信号
が挿入されているどうかを検出し、挿入されている場合
にそれをサンプリングしてデータパックに格納するよう
に構成されているので、先ず、ラインデータ発生器内の
著作権保護信号検出回路について説明する。
【0096】著作権保護信号検出回路は、例えば図25
に示すように構成される。図26にこの著作権保護信号
検出回路のタイムチャートを示す。ここで、図25にお
ける信号a〜eは図26(a)〜(e)に対応する。ま
た、aはアナログレベルの信号、その他はデジタルレベ
ルの信号である。
【0097】この著作権保護信号検出回路において、ア
ナログコンポジットビデオ信号aは、ペデスタルクラン
プ回路33によりペデスタルのDC成分が一定値にクラ
ンプされ、SYNCチップレベルスライス回路34に供
給される。このSYNCチップレベルスライス回路34
では、SYNCチップ部分を抜き出してデジタルレベル
の信号dを作り出す。一方、コンポジットビデオ信号a
から分離された水平同期パルスbは、モノステーブルマ
ルチバイブレータ31により図26(c)に示すような
波形の信号cに変換され、ゲート回路32に供給され
る。そして、ここでSYNCチップレベルスライス回路
34から出力された信号dによりゲートされ、信号eと
なってカウンタ35へ供給される。カウンタ35は水平
同期信号の立ち下がりでクリアされるように構成されて
おり、1ライン毎に図17に示した疑似SYNCパルス
の数をカウントする。そして、カウンタ35の出力は、
比較器に供給される。比較器36には比較値として例え
ば3が供給されており、カウンタ35の出力が3になっ
たときに比較器36が検出信号を出力する。これは、ノ
イズによる誤カウントを防ぐために設けてあるもので、
例えば3つ以上カウントされて初めて著作権保護信号有
りと認識する。
【0098】図27は、ラインデータ信号発生回路3の
回路例を示している。このラインデータ信号発生回路1
3において、端子11から入力されるアナログコンポジ
ットビデオ信号は、同期分離回路12に供給され、ここ
で水平同期信号(H.SYNC)と垂直同期信号(V.
SYNC)が分離される。この時、著作権保護信号の疑
似SYNCに攪乱されない用に、上述の図25に示すよ
うなモノステーブルマルチバイブレータなどを用いて対
策を施しておく必要がある。
【0099】分離された垂直同期信号はPLL回路13
へ供給され、ここで13.5MHzNO基準クロック信
号が形成される。この基準クロック信号はデコーダ回路
14へ供給され、ここで図18に示すような1.35M
Hzのサンプリングクロックを形成する。
【0100】著作権保護信号検出回路19は上述の図2
5に示した構成のもので、この著作権保護信号検出回路
が著作権保護信号の有無を判別している間、入力された
コンポジットビデオ信号は1Hアナログ遅延回路15に
より遅延させておく。
【0101】1Hアナログ遅延回路15の出力は、4ビ
ットA/D変換器16により常にデジタル化されてい
る。そして、著作権保護信号検出回路19が著作権保護
信号があることを検出したときには、リード/ライト制
御回路20の制御によりメモリ17に書き込まれる。メ
モリ17は1ライン毎のサンプリングデータを記憶する
もので、4ビット×72サンプルを8ライン分持ってい
る。なお、アドレス生成回路18はメモリの書き込み及
び読み出しアドレスとチップセレクト信号を生成するも
のである。
【0102】この例では、1フィールド目の高々20ラ
イン分を監視すれば十分なので、残りの時間でラインパ
ックに詰め込む。Hカウンタ回路21は著作権保護信号
があるときのライン番号をLINESデータとして、ラ
インパック処理マイコン23に与える。メモリ17のデ
ータはスイッチング回路2で切り換えられながら、ライ
ンデータとして同様にラインパック処理マイコン23に
与えられる。これらを用いて、ラインパック処理マイコ
ン23は図22のようなデータを形成し、それらをフォ
ーマット変換器2に供給する。
【0103】次に、図28を参照しながらフォーマット
変換器2について説明する。フォーマット変換器2は記
録専用のデジタルVTRにラインデータとインターフェ
ースをを設けたものである。
【0104】入力されるアナログコンポジットビデオ信
号はY/C分離回路41によりR−Y,B−Yの各コン
ポーネント信号に分離され、A/D変換器42へ供給さ
れる。また、アナログコンポジットビデオ信号は同期分
離回路44へ供給され、ここで分離された同期信号はク
ロック発生器45へ供給される。クロック発生器45は
A/D変換器42及びブロッキングシャフリング回路4
3のためのクロック信号を生成する。
【0105】A/D変換器42へ入力されたコンポーネ
ント信号は、525/60方式の場合、Y信号は13.
5MHz、色差信号は13.5/4MHzのサンプリン
グ周波数でデジタル化され、また、625/50方式の
場合、Y信号は13.5MHz、色差信号は13.5/
2MHzのサンプリング周波数でデジタル化される。そ
して、これらA/D変換出力のうち有効走査期間のデー
タのみがブロッキング・シャフリング回路43へ供給さ
れる。
【0106】このブロッキング・シャフリング回路43
では、Y,R−Y,B−Yの各々の有効データから水平
方向8サンプル、垂直方向8サンプルを1つのブロック
とするデータにまとめ、さらにYのブロック4個、R−
YとB−Yのブロックを1こずつ、計6個のブロックを
単位としてシャフリングを行い、圧縮符号化回路46へ
供給する。
【0107】圧縮符号化回路46では、入力された水平
方向8サンプル、垂直方向8サンプルのブロックデータ
に対して離散余弦変換(DCT:Discrete Cosine Transfor
m) を用いたブロック圧縮符号化を行い、その結果を見
積器48及び量子化器47へ出力する。量子化器47は
見積器4の出力を基に量子化ステップを決定し、可変長
符号化を用いたデータ圧縮を行って、フレーミング回路
49へ出力する。フレーミング回路49は、圧縮された
画像データを所定のフォーマットにフレーム化し、合成
器50へ出力する。
【0108】一方、入力オーディオ信号は、A/D変換
器51によりデジタル化される。上記A/D変換器51
により得られたオーディオデータは、シャッフリング回
路52にてテープ上の記録に有利な形に並べ換えられ、
フレーミング回路53で所定のフォーマットにフレーム
化される。フレーミング回路53の出力は合成器54へ
出力される。
【0109】VAUX、AAUX、サブコードの各パッ
クデータ及びサブコードデータのIDに格納されている
トラック番号は、ラインデータ信号発生器から信号処理
マイコン55へ送り込まれ、このマイコンとハードウエ
アとの間を取り持るインターフェースであるVAUX用
回路56、サブコード用回路57及びAAUX用回路5
8に与えられる。VAUX用回路56は、AP2とVA
UXのパックデータを生成し、所定のタイミングで合成
器50へ出力する。これにより、ビデオデータとビデオ
付随データが所定のフォーマットに合成される。また、
サブコード用回路57は、ID部のデータSIDとAP
3と5バイトのパックデータSDATAを生成する。そ
して、AAUX用回路58は、AP1とAAUXのパッ
クを生成し、所定のタイミングで合成器54へ出力す
る。これにより、オーディオデータとオーディオ付随デ
ータ画所定のフォーマットに合成される。
【0110】合成器50、サブコード用回路57及び合
成器54の出力はスイッチング回路SW1へ供給され
る。さらに、AV ID、Pre−SYNC、Post
−SYNC発生器59の出力も、スイッチング回路SW
1へ供給される。このスイッチング回路SW1を所定の
タイミングで切り換えることにより、合成器50及び合
成器54の出力にIDとPre−SYNC及びPost
−SYNCを付加する。
【0111】上記スイッチング回路SW1の出力は、パ
リティ生成回路60において、所定のパリティが付加さ
れ、乱数化回路61により乱数化され、さらに、24/
25変換器30により所定の変換規則に従って24ビッ
ト毎に1ビット付加して25ビットデータに変換され
る。これにより磁気記録再生時に問題となる直流成分を
取り除く。ここでは、図示しないがさらにデジタル記録
に適したPR4(パーシャルレスポンス・クラス4)の
コーディング処理(1/1−D2 )の併せて行う。
【0112】こうして得られたデータは、合成器63へ
供給され、ここでSYNCパターン発生器64が生成し
たオーディオ、ビデオ及びサブコードのSYNCパター
ンが合成される。合成器63の出力はスイッチング回路
SW2へ供給される。また、ITI発生器65が出力す
るITIデータとアンブルパターン発生器66が出力す
るアンブルパターンも、上記スイッチング回路SW2へ
供給される。ITI発生器65は、モード処理マイコン
67からAPT、SP/LP、PFの各データが与えら
れ、これらを所定の位置にはめ込んでスイッチング回路
SW2に供給する。このスイッチング回路SW2は、こ
れらのデータとアンブルパターンを所定のタイミングで
切り換えることにより合成する。このスイッチング回路
SW2の出力は、図示しない記録アンプにより増幅され
て磁気ヘッドにより磁気てーむに記録される。
【0113】モード処理マイコン67は、装置全体のモ
ード管理を行う。このモード処理マイコン67に接続さ
れたスイッチング回路SW3は、SP/LPモードの設
定を行うもので、その設定結果がモード処理マイコン6
7により検出され、マイコン間通信により信号処理マイ
コン55、MICマイコン69及び図示ないメカ制御マ
イコンに与えられる。
【0114】上記MICマイコン69は、MIC(Memor
y In Cassette)処理用のマイクロコンピュータである。
ここでパックデータやAPMなどを生成し、MIC接点
を介してMIC付きカセット内のMIC68へ与える。
【0115】次に、再生側回路について説明する。
【0116】再生側回路は、例えば図29及び図30に
示すように構成されている。
【0117】この図29及び図30に示した再生側回路
において、ヘッド201a,201bにより磁気テープ
から得られ微弱な再生信号はヘッドアンプ202a,2
02bにより増幅され、スイッチ203を介してイコラ
イザ回路204に供給される。このイコライザ回路20
4は、記録時に磁気テープと磁気ヘッドとの磁電変換特
性を向上させるために行ったエンファシス処理(例えば
パーシャルレスポンス・クラス4)の逆処理を行うもの
である。
【0118】イコライザ回路204の出力からクロック
抽出回路205によりクロック成分をを抜き出して、ク
ロックCKを生成する。このクロックCKを用いてイコ
ライザ回路204の出力をA/D変換器206でデジタ
ル化する。こうして得られた1ビットデータをFIFO
207に上記クロックCKを用いて書き込む。
【0119】上記クロック抽出回路205により生成さ
れたクロックCKは、回転ヘッドドラムのジッタ成分を
含んだ時間的に不安定な信号である。しかし、A/D変
換する前のデータ自身もジッタ成分を含んでいるので、
サンプリングすること自体に問題はない。ところがこれ
から画像データなどを抜き出すときには、時間的に安定
したデータになっていないと取り出せないので、FIF
O207を用いて時間軸補正を行う。すなわち、書き込
みは不安定なクロックCKで行い、読み出しは、水晶発
振子238を用いた自励発振回路239から供給される
安定したクロックSCKで行う。FIFO207の深さ
としては、入力データの入力スピードよりも速く読み出
さないような余裕のあるものにする。
【0120】FIFO207の各段の出力は、SYNC
パターン検出回路208に供給される。このSYNCパ
ターン検出回路208には、スイッチ209により各エ
リアのSYNCパターンがタイミング回路213で切り
換えられて与えられる。このSYNCパターン検出回路
208は、所謂フライホイール構成になっており、1度
SYNCパターンを検出すると、それから所定のSYN
Cブロック長後に再び同じSYNCパターンが来るかど
うかを見る。それが例えば3回以上正しければ真とみな
すような構成にして、誤検出を防いでいる。FIFO2
07の深さはこの数分は必要である。
【0121】こうしてSYNCパターンが検出される
と、FIFO207の各段の出力からどの部分を抜き出
せば1つのSYNCブロックが取り出せるか、そのシフ
ト量が決定させれるので、それを基にスイッチ210を
閉じて、必要なビットをSYNCブロック確定ラッチ2
11に取り込む。これにより取り込んだSYNC番号を
SYNC番号抽出回路212で取り出し、タイミング回
路213に供給する。この読み込んだSYNC番号によ
りトラック上のどの位置をヘッドが走査しているか判る
ので、それによりスイッチ209及びスイッチ214を
切り換える。
【0122】スイッチ214は、ヘッドがITIセクタ
を走査しているとき、減算器215側に切り替わってお
り、上記減算器215によりITISYNCパターンを
取り除いて、ITIデコーダ216に供給する。
【0123】ITIエリアはコーディングして記録して
あるので、それをデコードすることにより、APT、S
P/LP、PFの各データを取り出せる。これらのデー
タは、操作スイッチ218が接続されたモード処理マイ
コン217に与えられる。
【0124】モード処理マイコン217には、APM等
を管理するMICマイコン219が接続されている。M
IC付きカセット221内のMICからの情報は、MI
C接点220を介してこのMICマイコン219に与え
られ、モード処理マイコン217と役割を分担しなが
ら、MICの処理を行う。セットによっては、このMI
Cマイコンは省略され、モード処理マイコン217でM
IC処理を行う場合もある。モード処理マイコン217
は、メカ制御マイコン228や信号処理マイコン251
と連携を取って、セット全体のシステムコントロールを
行う。
【0125】ヘッドがA/Vセクタやサブコードセクタ
を走査しているときには、スイッチ214は、減算器2
22側に切り替わっている。上記減算器222により各
セクタのSYNCパターンを抜き出した後、24/25
逆変換回路223を通し、さらに逆乱数化回路224に
より元のデータ列に戻す。こうして取り出したデータ列
をエラー訂正回路225に供給する。
【0126】エラー訂正回路25では、記録側で付加さ
れたパリティを用いて、エラーデータの検出・訂正を行
うが、どうしても取りきれなかったデータはエラーフラ
グを付けて出力する。各データは、スイッチ226によ
りスイッチ26により切り換えられて出力される。抽出
回路227は、A/VセクタのID部と、プリSYNC
及びポストSYNCを担当するもので、SYNC番号、
トラック番号、それにプリSYNCに格納されていたS
P/LPの各信号を抜き出す。各信号は、タイミング回
路213に与えられ各種タイミングの生成に使用され
る。
【0127】さらに、抽出回路227は、AP1,AP
2を抜き出して、それをモード処理マイコン217に供
給する。モード処理マイコン217は上記AP1,AP
2によりフォーマットチェックを行う。AP1,AP2
=000のときには、それぞれエリア1が音声データエ
リア、エリア2が画像データエリアとして定義され、通
常通り動作するが、それ以外の値のときは警告処理など
のウォーニング動作を行う。
【0128】SP/LPについては、モード処理マイコ
ン217がITIエリアから得られたものとの比較検討
を行う。ITIエリアには、その中のTIAエリアに3
回SP/LP情報が書かれており、そこだけで多数決を
取って信頼性を高める。プリSYNCは、オーディオと
ビデオにそれぞれ2SYNCづつあり計4箇所SP/L
P情報が書かれている。ここもそこだけで多数決を取っ
て信頼性を高める。そして、最終的に両者が一致しなか
った場合には、ITIエリアのものを優先して採用す
る。
【0129】上記スイッチ226から出力されたVDA
TAは、図30に示されるスイッチ229によりビデオ
データとVAUXデータに切り分けられる。そして、ビ
デオデータはエラーフラグとともにデフレーミング回路
230に供給される。
【0130】デフレーミング回路230は、記録側のフ
レーミングの逆変換をするところで、その中に詰め込ま
れたデータの性質を把握している。そこであるデータに
取りきれなかったエラーがあったとき、それが他のデー
タにどう影響を及ぼすかを理解しているので、ここで伝
搬エラー処理を行う。これによりエラーフラグは、新た
に伝搬エラーを含んだVERRORフラグとなる。ま
た、エラーを有するデータであっても画像再生上重要で
ないものは、その画像データにある細工をして、エラー
フラグを消してしまう処理も、このデフレーミング回路
54で行う。
【0131】ビデオデータは、データ逆圧縮符号化部に
おいて、逆量子化回路231及び逆圧縮回路232によ
り、圧縮前の元のデータに戻される。次に、デシャッフ
リング回路233及びデブロッキング回路234によ
り、データを元の画像空間配置に戻す。この実画像空間
では、VERRORフラグを基に画像を修正することが
できる。そこで、例えば常に1フレーム前の画像データ
をメモリに記憶させておき、エラーとなった画像ブロッ
クを前の画像データで代用してしまうような処理が行わ
れる。
【0132】上記デシャッフリング回路233以降は、
輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yの3系統にデータ
を分けて扱う。そして、3系統の各データは、D/A変
換器235a,235b,235cにより輝度信号Yと
色差信号R−Y,B−Yのアナログ成分に戻される。こ
のときのクロックには水晶発振子238の接続された発
振回路239により得られる13.5MHzのクロック
を輝度信号Yに用い、これを分周器244で分周した
6.75MHz又は3.375MHzのクロックを色差
信号R−Y,B−Yに用いる。
【0133】こうして得られた3つの信号成分は、Y/
C合成回路236において合成され、さらに合成器23
7において同期信号発生回路241からのコンポジット
同期信号と合成され、コンポジットビデオ信号としてア
ナログビデオ出力端子242から出力される。
【0134】また、上記スイッチ226から出力された
ADATAは、図30に示されるスイッチ243により
オーディオデータとAAUXデータに切り分けられる。
そして、オーディオデータはエラーフラグとともにデフ
レーミング回路244に供給される。
【0135】デフレーミング回路244は、記録側のフ
レーミングの逆変換をするところで、その中に詰め込ま
れたデータの性質を把握している。そこであるデータに
取りきれなかったエラーがあったとき、それが他のデー
タにどう影響を及ぼすかを理解しているので、ここで伝
搬エラー処理を行う。例えば、16ビットサンプリング
のとき、1つのデータは8ビット単位なので、1つのエ
ラーフラグは2つのデータに跨ることになる。これによ
りエラーフラグは、新たに伝搬エラーを含んだAERR
ORフラグとなる。
【0136】オーディオデータは、次のデシャッフリン
グ回路245により元の時間軸に戻される。この時、上
記AERRORフラグを基にオーディオデータの修正作
業を行う。例えば、エラー直前の音で代用する前置ホー
ルド等の処理を行う。エラー期間があまりに長く修正が
効かない場合には、ミューティング等の処理により音そ
のもを止めてしまう。
【0137】このような処理が施された後に、オーディ
オデータは、D/A変換器246によりアナログ値に戻
され、画像データとのリップシンク等のタイミングを取
りながらアナログオーディオ出力端子247から出力さ
れる。
【0138】また、上記スイッチ229,243により
切り分けられたVAUXデータ及びAAUXデータは、
それぞれVAUX回路248、AAUX回路250にお
いてエラーフラグも参考にしながら多数決処理などの前
処理を行う。また、サブコードセクタのIDデータSI
DとパックデータSDATAは、サブコード回路249
においてエラーフラグも参考にしながら多数決処理など
の前処理を行う。これらの前処理が行われた各データ
は、その後信号処理マイコン251に与えられ、最終的
な読み取り動作を行う。上記前処理において取りきれな
かったエラーは、それぞれVAUXER、SUBER、
AAUXERとして信号処理マイコン251に与えられ
る。
【0139】ここで、サブコード回路249は、AP3
を抜き出し、これを信号処理マイコン251を介してモ
ード処理マイコン217に供給する。モード処理マイコ
ン217では、上記AP3によりフォーマットチェック
を行う。AP3=000のときには、それぞれエリア3
がサブコードエリアとして定義され、通常通り動作する
が、それ以外の値のときは警告処理などのウォーニング
動作を行う。
【0140】ここのエラー処理について補足すると、各
々のエリアにはメインエリアとオプショナルエリアがあ
る。そして、525本/60Hzシステムの場合には、
同じデータがメインエリアに10回書かれている。従っ
て、そのうちの幾つかがエラーしていても、その他のデ
ータで補足再現することができるので、そこのエラーフ
ラグはもはやエラーではなくなる。ただし、サブコード
以外のオプショナルエリアについてはデータは1回書き
なので、エラーはそのままVAUXER、AAUXER
として残ることになる。
【0141】信号処理マイコン251は、さらに各デー
タのパックの前後関係などから類推して、伝搬エラー処
理やデータの修正処理などを行う。こうして判断した結
果は、モード処理マイコン117に与えられ、セット全
体の挙動を決める材料にする。
【0142】また、著作権保護信号発生回路252は、
VAUX回路248、同期信号発生回路241及びタイ
ミング回路213からの信号に応じて動作する。この著
作権保護信号発生回路252は、そのライン番号一致出
力によりスイッチ253を制御して、ラインデータ出力
をD/A変換器235aに与える。これにより、所定の
ラインに上述の図17に示した著作権保護信号を挿入す
る。
【0143】上記著作権保護信号発生回路252の構成
例を図31に示す。
【0144】この著作権保護信号発生回路252では、
VAUX248において所定の格納エリアからラインデ
ータを読み込むと、直ちにその内容を理解して、LIN
ESのデータよりライン番号をY用ラインデータパック
からラインデータを直接取り出す。このラインデータを
メモリ253に格納する。メモリ253の内容は、VT
Rの電源投入時に1度だけクリアすればよい。これによ
り、VAUXER時にメモリ253内に取り込まないこ
とにより、以前に取り込んだデータをエラー時の値とし
て代用できる。著作権保護信号は、上述の通りフレーム
毎に極端に変わるわけではなく、前フレームとの相関性
が非常に高いのでこのようなエラー処理が可能である。
【0145】ここで、上記メモリ253は、リード/ラ
イト制御回路254により制御される。また、メモリ2
53は1ライン毎のサンプリングデータを記憶するもの
で、4ビット×72サンプルを8ライン分持っている。
なお、アドレス生成回路255はメモリ253の書き込
み及び読み出しアドレスとチップセレクト信号を生成す
るものである。
【0146】上記メモリ253に書き込まれたデータ
は、予めラインデータラッチ回路256に下位4ビット
を0000にしてスタンバイしておく。ライン番号につ
いても同様ににライン番号ラッチ回路257にスタンバ
イしておく。そして、同期信号発生回路241で作った
水平同期信号をHカウンタ258でカウントした値と上
記ライン番号ラッチ回路255にラッチされているライ
ン番号との一致を比較器259で見る。一致したとき
は、上述の図30に示したスイッチ253を著作権保護
信号発生回路252側に切り換えて、タイミング回路2
13のタイミングでラインデータを挿入する。
【0147】なお、図32に示すように合成器237の
出力側に上記スイッチ253を設けて、AGC攪乱信号
を著作権保護信号としてアナログ的に合成するようにし
ても良い。
【0148】また、カラーストライプ攪乱信号を挿入す
るには、例えば図33に示すように、著作権保護信号機
能付きカラーサブキャリア生成回路260を設けて、Y
/C合成回236に与えるカラーサブキャリアの位相を
所望のラインで反転させ、それ以外は通常の位相のカラ
ーサブキャリアを合成する。
【0149】上記AGC攪乱信号とカラーストライプ攪
乱信号は、上述の著作権保護信号検出回路19により切
り換えて合成する。
【0150】そして、本発明に係るテレビジョン信号処
理装置は、上述のようにしてデジタルVTRから出力さ
れるカラーストライプ処理が施されたアナログビデオ信
号を処理するもので、例えば図34に示すようにテレビ
ジョン受像機に設けられる。
【0151】図34に示すテレビジョン受像機におい
て、アンテナ301を介してチューナ部302により受
信されたテレビジョン放送信号は、上記チューナ部30
2において選局マイコン329の指示に従って選局され
て映像検波増幅回路303に供給される。
【0152】上記映像検波増幅回路303は、上記チュ
ーナ部302で選局されたテレビジョン放送信号から映
像信号を抜き出してスイッチ313を介してくし型フィ
ルタ315と同期分離回路322に供給するとととも
に、その映像検波信号を音声検波増幅回路304に供給
する。
【0153】上記音声検波増幅回路304は、映像検波
信号に含まれる音声信号を抜き出して、音声多重復調回
路305に供給する。この音声多重復調回路305は、
ステレオ放送や2カ国語放送を2つの音声信号に分離し
て、スイッチ306,307から低周波増幅器309,
310を介してスピーカ311,312に供給する。な
お、上記スイッチ306,307は、オーディオ入力端
子308に供給される外部オーディオ信号との切り換え
用であり、モード処理マイコン325によって制御され
る。
【0154】上記モード処理マイコン325は、チャン
ネル選択や音量調節等のスイッチボタン326の操作に
よる設定信号やリモコン327から受光部328を介し
て入力されるリモコン信号等が入力され、これらを翻訳
してて動作モードを決定するようになっている。例え
ば、スイッチ306,307,313をテレビモードと
外部入力モードとで切り換える。また、音量や音質、色
合いや色の濃さなどを調節したり、選局チャンネルを決
定する。
【0155】また、上記くし型フィルタ315は、上記
スイッチ313を介して供給される映像信号を輝度信号
と色信号にY/C分離する。
【0156】そして、このくし型フィルタ315より映
像信号から分離された色信号は、帯域増幅回路316を
介して所定レベルに増幅されて色信号復調回路317に
供給され、この色信号復調回路317で色差信号R−
Y,B−Yに復調される。こうして得られた色差信号R
−Y,B−Yは、マトリクス/色増幅回路318によ
り、RGBの原色信号に変換され、陰極線管(CRT)32
1を駆動するための高電圧信号に増幅される。
【0157】一方、上記くし型フィルタ315より映像
信号から分離されたい輝度信号は、上記色信号処理に要
する時間だけ遅延回路319により遅延され、映像増幅
回路320で増幅されて上記マトリクス/色増幅回路3
18に供給される。
【0158】また、上記同期分離回路322は、上記ス
イッチ313を介して供給される映像信号から垂直同期
信号と水平同期信号を分離して、垂直同期信号を垂直偏
向回路323に供給し、また、水平同期信号を水平偏向
回路324に供給する。そして、上記垂直偏向回路32
3及び水平偏向回路324により偏向コイルを駆動し
て、上記陰極線管(CRT)321を電子ビームで走査す
る。
【0159】そして、このテレビジョン受像機は、外部
入力モードに外部からの映像信号がビデオ入力端子31
4を介して供給されるVBID検出回路330と信号処
理回路331を備えている。
【0160】上記VBID検出回路330は、ビデオ入
力端子314を介して供給された映像信号に挿入されて
いるVBID信号の検出するものであって、例えば図3
5に示すように構成される。
【0161】この図35に示したVBID検出回路33
0は、スライサ部360Aとそれを制御するスライサマ
イコン360Bからなる。スライサ部360Aでは、入
力されたコンポジットビデオ信号から同期信号分離回路
361で垂直同期信号と水平同期信号を抜き出し、どち
らのフィールドかを判断して、ラインカウンタ362に
て現在のラインが何番目かを判断する。VBID信号の
場合には、両フィールドとのライン20と決まってい
る。
【0162】この場合、ライン20を検出した時点で、
データスライサ363で予め決めておいたスライスレベ
ルで1ビットA/D変換をする。すなわち、スライスレ
ベルより上なら「1」、下なら「0」とする。ここで
は、図36に示す識別信号の50IREレベルにスライ
スレベルを設定する。
【0163】また、PLL構成のサンプルクロック発生
器364で447KHzの少なくとも2倍の周波数をサ
ンプルクロックを生成する。このサンプルクロック発生
器364では、同期信号分離回路361で分離された水
平同期信号から垂直ブランキング期間の切り込みパルス
や等価パルスを間引いた等間隔のきれいな水平同期信号
を生成し、これをPLLの比較信号として用いる。原発
振としては、水晶発振器366又は安価なLCなどを用
い、その原発振信号をサンプルクロック発生器364内
部で分周して水平同期信号を作り、これを上記比較信号
と位相比較することにより、誤差信号を得て、PLLを
ロックさせる。このようにしてサンプルクロック発生器
364で発生されたサンプルクロックがデータ取り込み
回路366とレジスタ367に供給されている。
【0164】上記サンプルクロック発生器364は、上
記比較信号として水平同期信号のほかに垂直同期信号も
使用すればさらに安定する。すなわち、1ライン期間で
PLLをロックさせる他に、大きな周期の1フレーム期
間で二重にロックさせれば、大きな周期のうねり、すな
わち低周波でのクロック変動を避けることができる。
【0165】サンプリングデータは、水平同期信号の立
ち下がりからデータ取り込み回路366にて順次取り込
んで、レジスタ367に蓄えていく。
【0166】上記データスライスレベル、サンプルクロ
ック周波数、取り込み開始ラインの設定、それにレジス
タ367の内容のクリアは、モード処理マイコン34の
指示によりスライサマイコン360Aが行う。
【0167】なお、上記モード処理マイコン334で直
接設定をしないのは、他の処理で多忙であるとともに、
レジスタ367に取り込まれたデータを読み込んで、V
BID信号の有無の判断をソフトウエアで実行しなけれ
ばならないからである。
【0168】また、サンプルクロック周波数の設定は、
PLLのフィードバックループ分周器の値を設定する操
作である。従って、水晶発振器365による原発振の周
波数を分周した値にしかサンプルクロックを選べないの
で、ソフトウエアアルゴリズムとの兼ね合いでその周波
数を決定する。
【0169】ここで、ソフトウエアアルゴリズムの簡単
な1例を説明する。
【0170】説明のため、447KHzの周波数でサン
プルしたとすると、20サンプル目までは「0」、その
後32サンプルが「11」、次の2サンプルが「00」
で、その後に、ビット1のデータが続く。このようにデ
ータを検出した後、VBIDに挿入されているCRCC
で誤りが無いかをチェックして、OKであればAG,C
Sなどのビットが確定する。
【0171】さらに、1フレームだけの検出では誤判別
の可能性が大きいので、例えば10フレーム連続して有
りとして判断されたら、「真」とみなすような処理を行
う。これにより検出精度を上げる。
【0172】このようようにして判断された情報は、モ
ード処理マイコン34のメインエリア用データ収集生成
回路101に与えられる。
【0173】また、上記信号処理回路331は、外部入
力モード時に上述のデジタルVTRから供給されるカラ
ーストライプ処理が施されたアナログビデオ信号を処理
するもので、例えば図37に示すように構成される。
【0174】この信号処理回路331において、上記V
BID検出回路330から入力端子401に供給された
映像信号が、入力側バッファ回路402で規定の75オ
ーム1Vp-p レベルに合わされて、スイッチ403aを
介して同期分離回路405、ペデスタルクランプ回路4
09及び位相検出回路410に供給されるとともに、さ
らに、スイッチ403bを介して出力側バッファ回路4
04に供給されるようになっている。
【0175】上記スイッチ403a,403bは、上述
のVBID検出回路330によるAG,CSビット検出
結果に基づいてモード処理マイコン325により、次の
ように切り換えられるようになっている。すなわち、C
S=1(カラーストライプ発生せず)ならスイッチ40
3a,403bは、この信号処理回路331をスルー状
態、すなわち、入力側バッファ回路402の出力をその
まま出力側バッファ回路404に入力するように設定さ
れる。そして、CS=0(カラーストライプ発生)の時
は、入力側バッファ回路402の出力を上記同期分離回
路405、ペデスタルクランプ回路409及び位相検出
回路410に供給して、所定のカラーストライプ除去処
理を行い、処理済みの映像信号を出力側バッファ回路4
04を介して出力するように設定される。
【0176】CS=0のときには、カラーストライプ方
式の規格により明らかである正しいサブキャリア位相の
入っているラインを、モード処理マイコン325からラ
インカウンタ7に指示する。
【0177】そして、上記同期分離回路405では、垂
直ブランキング期間の切り込みパルスや等価パルスを除
去した等間隔のきれいな水平同期信号を生成して、この
水平同期信号をモノスレーブルマルチバイブレータ40
6及びラインカウンタ407に供給する。
【0178】上記モノスレーブルマルチバイブレータ4
06は、上記水平同期信号の立ち上がりエッジでトリガ
されて、その出力に基づいてゲートパルス発生回路40
8を動作させる。また、上記ラインカウンタ407は、
上記水平同期信号をカウントして上記モード処理マイコ
ン325により指示された所定のライン番号との一致を
検出し、そのタイミングで上記位相検出回路410を動
作させる。
【0179】また、上記ゲートパルス発生回路408
は、カラーバーストの挿入位置を抜き出すゲートパルス
を生成して、そのタイミングでスイッチ412を制御す
るとともに、上記位相検出回路410を動作させる。
【0180】また、上記スイッチ403aを介して入力
されたアナログビデオ信号は、ペデスタルクランプ回路
409にてクランプされ、スイッチ412に入力される
とともに、位相検出回路410によりカラーバースト部
分の位相が検出される。サブキャリア発生回路411
は、上記位相検出回路410の検出出力に基づいて、上
記カラーバースト部分の位相に一致したサブキャリアを
発生し、このサブキャリアするを上記スイッチ412に
入力する。
【0181】そして、上記スイッチ412により入力ア
ナログビデオ信号のカラーバースト部分を上記サブキャ
リア発生回路411からのサブキャリアと置き換えて、
スイッチ403bを介して出力バッファ回路404に供
給し、この出力バッファ回路4から上記スイッチ413
に入力する。
【0182】以上の説明では、上記信号処理回路331
によりカラーストライプ方式の攪乱信号に対する信号処
理を行ったが、図38に示すような構成により、AGC
攪乱信号に対する信号処理を行うようにしても良い。な
お、この図38に示す信号処理回路331は、上述の図
37に示したものを変形したものであって、同一構成要
素に同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0183】ソフトテープやソフトディスクにおいてA
GC攪乱信号が挿入されるライン番号は、現在既に候補
が決定しているので、その候補となっているラインの有
効エリアを全てペデスタルレベルに置き換えることのよ
り、AGC攪乱信号に対する信号処理を行うことができ
る。
【0184】すなわち、この図38に示す構成の信号処
理回路70では、AGC攪乱信号が挿入される候補とな
っている全てのライン番号がモード処理マイコン325
によりラインカウンタ407に与えられる。ラインの有
効エリアの抜き出しは、水平同期信号の立ち下がりエッ
ジからモノスレーブルマルチバイブレータ406で時間
を計り、ゲートパルス発生回路408により決める。
【0185】入力されたビデオ信号は、ペデスタルクラ
ンプ回路409によりレベルを安定させ、ゲートパルス
発生回路408の指示により動作するスイッチ412で
AGC攪乱信号が挿入される候補となっている全てのラ
インの有効エリアをペデスタルレベルに置き換える。ペ
デスタルレベルは、ペデスタルクランプ回路409によ
り上記スイッチ412に与えられる。
【0186】
【発明の効果】以上のように、本発明では、著作権保護
のためにアナログビデオ信号中に録画側の録画機能を攪
乱する攪乱信号が挿入され、且つ垂直ブランキン期間中
に上記攪乱信号が挿入されたことを示すフラグが挿入さ
れたアナログビデオ信号を処理するにあたり、例えばカ
ラーストライプ方式の攪乱信号に対して、入力アナログ
ビデオ信号信号のカラーバースト部分を正規のサブキャ
リアをすげ替える信号処理を行うことにより、あるい
は、AGC攪乱信号が挿入される候補となっている全て
のラインの有効エリアをペデスタルレベルに置き換える
信号処理を行うことにより、上記入力アナログビデオ信
号による表示画像への上記攪乱信号の影響を軽減するこ
とができる。
【0187】従って、本発明によれば、アナログVTR
用に開発された著作権保護のための処理が施されたアナ
ログビデオ信号による画像をテレビジョン受像機で確実
に表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるビデオシステムのディジタ
ルVTRにおける1本のトラック上の記録フォーマット
を示す図である。
【図2】上記デジタルVTRにおけるITIエリアの構
成を示す図である。
【図3】APTにより決定されたトラック上のデータ構
造を示す図である。
【図4】アプリケーションIDの構造を示す図である。
【図5】APT=000のときのトラック上のデータ構
造を示す図である。
【図6】パックデータの構成を示す図である
【図7】ヘッダの階層構造を示す図である。
【図8】パックヘッダ表の概要を示す図である。
【図9】オーディオ付随データ及びビデオ付随データの
ソースコントロールパックのPC1のデータ示す図であ
る。
【図10】オーディオセクタの構成を示す図である。
【図11】オーディオセクタのプリSYNC及びポスト
SYNCを示す図である
【図12】オーディオセクタのSYNCブロック及びフ
レーミングフォーマットを示す図である。
【図13】オーディオ付随データを9パック分抜き出し
てトラック方向に記述した図である。
【図14】VAUX SOURCE CONTROLパ
ックの定義内容を示す図である。
【図15】AGとCSの2ビットを配したVAUX S
OURCE CONTROLパックの定義内容を示す図
である。
【図16】AGとCSの2ビットを配置したVBIDの
構成を示す図である。
【図17】著作権保護信号の波形図である。
【図18】上記著作権保護信号に対するサンプリン期間
とサンプリングパルスとの関係を示す。
【図19】サンプリングされ量子化された著作権保護信
号のデータをビデオ信号とマッチングさせる方法を説明
するための図である。
【図20】ラインヘッダパックを示す図である。
【図21】Y用ラインデータパックを示す図である。
【図22】実際のパックへのデータ格納例を示す図であ
る。
【図23】ヘッダパック及びデータパックをVAUXの
オプショナルエリアに格納した例を示す図である。
【図24】ラインパックデータの記録再生の流れを示す
図である。
【図25】著作権保護信号検出回路の構成例を示す図で
ある。
【図26】著作権保護信号検出回路の動作を示すタイム
チャートである。
【図27】ラインデータ信号発生回路の回路例を示す図
である。
【図28】フォーマット変換器の構成例を示す図であ
る。
【図29】再生側回路の一部分の構成を示すブロック図
である。
【図30】上記再生側回路の他の部分の構成を示すブロ
ック図である。
【図31】著作権保護信号発生回路の構成例を示す図で
ある。
【図32】AGC攪乱信号を著作権保護信号としてアナ
ログ的に合成するための構成を示す図である。
【図33】カラーストライプ攪乱信号を挿入するための
構成を示す図である。
【図34】本発明を適用したテレビジョン受像機の構成
を示すブロック図である。
【図35】上記テレビジョン受像機におけるVBID検
出回路の構成を示すブロック図である。
【図36】上記VBID検出回路で検出する識別信号の
信号波形を示す図である。
【図37】カラーストライプ攪乱信号に対する信号処理
回路の構成を示すブロック図である。
【図38】AGC攪乱信号に対する信号処理回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 信号処理回路 402 入力側バッファ回路 403a,403b,412 スイッチ 405 同期分離回路 406 モノステーブルマルチバイブレータ 407 ラインカウンタ 408 ゲートパルス発生回路 409 ペデスタルクランプ回路 410 位相検出回路 411 サブキャリア発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作権保護のためにアナログビデオ信号
    中に録画側の録画機能を攪乱する攪乱信号が挿入され、
    且つ垂直ブランキン期間中に上記攪乱信号が挿入された
    ことを示すフラグが挿入されたアナログビデオ信号を処
    理するテレビジョン信号処理装置であって、 入力アナログビデオ信号による表示画像への上記攪乱信
    号の影響を軽減する信号処理手段を備えることを特徴と
    するテレビジョン信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記攪乱信号がカラーストライプ方式の
    攪乱信号であって、上記信号処理手段は、入力アナログ
    ビデオ信号のカラーバースト部分を正規のサブキャリア
    ですげ替える信号処理を行うことを特徴とする請求項1
    記載のテレビジョン信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記信号処理手段は、入力アナログビデ
    オ信号の垂直ブランキング期間中の上記攪乱信号の挿入
    部分をペデスタルレベルに変換する信号処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のテレビジョン信号処理装
    置。
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