JPH09107346A - 音声秘匿通信の乱数同期外れ検出方法と再同期方法 - Google Patents

音声秘匿通信の乱数同期外れ検出方法と再同期方法

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JPH09107346A
JPH09107346A JP7261562A JP26156295A JPH09107346A JP H09107346 A JPH09107346 A JP H09107346A JP 7261562 A JP7261562 A JP 7261562A JP 26156295 A JP26156295 A JP 26156295A JP H09107346 A JPH09107346 A JP H09107346A
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bit
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Masami Kamei
正己 亀井
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NIKO DENSHI KK
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NIKO DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声秘匿通信中に、送信側と受信側との間の
乱数同期外れを監視し、乱数同期外れが発生した際に
は、速やかに乱数の再同期を達成する。 【解決手段】 音声秘匿通信中に、Dチャンネルを使用
して送信側で使用している乱数と受信側で使用している
乱数との同期を、選択した同一乱数を突き合わせること
により乱数同期外れを検出する乱数同期判定信号を一定
時間間隔で送信側から受信側に送信し、受信側で乱数同
期外れ発生と判断した際には、送信側に再同期指令信号
をDチャンネルを使用して送信し、音声信号の暗号化処
理を新たに始める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有線あるいは無線によ
る音声秘匿通信中における、送信側と受信側との使用し
ている乱数同期外れの検出方法と、乱数同期外れが発生
した際における乱数の再同期方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声秘匿通信は、図5に示すように、送
信側と受信側とに、音声信号Sを入力して乱数により暗
号化する乱数発生暗号化部2と、暗号化された暗号化音
声信号Saを乱数により復号化する乱数発生復号化部3
と、ネットワークを使用しての暗号化音声信号Saの通
信を行うSインターフェース部4と、乱数発生暗号化部
2と乱数発生復号化部3との間の乱数の初期同期をとる
と共に、送信側と受信側との乱数の初期同期をとる同期
処理部5と、Dチャンネルを通して送信される呼接続信
号Kを送出するDチャンネル制御部6と、から構成され
る秘匿装置1が設けられている。
【0003】秘匿通信をしようとする二つの秘匿装置1
は、まずDチャンネル制御部6からの呼接続信号Kによ
り呼接続を行った後、互いに乱数同期を確立してから、
音声秘匿通信を行う。
【0004】すなわち、Dチャンネルを使用したDチャ
ンネル制御部6からの呼接続信号Kにより送信側と受信
側とを接続状態としてから、同期処理部5により、暗号
化音声信号Saの頭に、図6に示すように、本プリアン
ブル(ある固定のパターン)に続くビット信号が乱数列
決定情報ビットS2および乱数列開始位置決定情報ビッ
トS3であることを示すプリアンブル1ビットS1と、
一般的には使用規約を示す情報であって、規約に従って
使用する乱数列を指定する乱数列決定情報ビットS2
と、乱数列決定情報ビットS2で決定した乱数列のどの
位置から使用するかを示す乱数列開始位置決定情報ビッ
トS3と、本プリアンブルに続く信号が暗号化音声信号
Saであることを示すプリアンブル2ビットS4と、か
ら構成される初期同期信号を付けて、この初期同期信号
により、送信側と受信側との乱数の初期同期を確立させ
た状態で音声秘匿通信を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークにおける
音声通信は、B1チャンネルあるいはB2チャンネルの
いずれかを使用しているが、いずれを使用したとしても
伝送容量は64Kbpsであり、音声信号(この場合、
暗号化音声信号Sa)を伝送すると、その容量に余りが
無くなる。
【0006】このため、従来の音声秘匿通信技術にあっ
ては、初期同期を確立させて音声秘匿通信を開始した後
に、送信側と受信側との間で、乱数同期を監視するため
の情報を伝送信号中に付加することができず、ビットの
誤り、データの誤り、ビットスリップ、ノイズの重畳、
伝送系の歪等により乱数同期外れが発生しても、この乱
数同期外れを速やかに検出することができないと云う問
題があった。
【0007】送信側と受信側との間に乱数同期外れが発
生すると、復号化が正確に達成されないことになるの
で、復号化された音声信号が聞き取り難くなったり、意
味不明瞭となったりして、情報の正確な伝達を達成でき
なくなると云う問題があった。
【0008】このような、復号化された音声信号の異常
に気が付いて、送信側と受信側との乱数を再同期させる
には、何らかの手段により送信側と受信側とで乱数同期
外れが発生したことを認識した後、送信側から再度かけ
なおすと云う面倒な処置を施す必要があると云う問題が
あった。
【0009】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、音声秘匿通
信中に、送信側と受信側との間の乱数同期外れを監視
し、乱数同期外れが発生した際には、速やかに乱数の再
同期を達成することを技術的課題とし、もって乱数同期
外れの速やかな検出と、速やかな再同期とにより、円滑
で正確でそして安定した音声秘匿通信の実施を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
る本発明のうち、請求項1記載の発明は、入力した音声
信号Sを、乱数により暗号化音声信号Saに暗号化し
て、Bチャンネルを使用して送信し、受信した暗号化音
声信号Saを、暗号化音声信号Saを作成した乱数と同
じ乱数により元の音声信号Sに復号化する音声秘匿通信
に関するものであること、秘匿通信中に、送信側からD
チャンネルを使用して、送信側で使用した乱数とこの乱
数に対応する受信側の乱数との比較を指令する乱数同期
判定信号Tを送信すること、受信側で、受信した乱数同
期判定信号Tで指定された両乱数を比較して、両乱数間
に不一致がある場合、送信側と受信側との間に乱数の同
期外れが発生したと判定すること、を手段としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における乱数同期判定信号Tを、本信号が乱数同期判
定信号Tであることを示す識別子ビットT1と、本信号
の全データ長を示すデータ長ビットT2と、何番目の乱
数が同期判定の対象となるかを示す番号ビットT3と、
同期判定の対象とした番目の自己の乱数である同期対象
乱数ビットT4と、を順に配列して構成したものであ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に、最後に、本信号が正常に伝送されたかを示
すチェックビットT5を加えて乱数同期判定信号Tを構
成したものである。
【0013】上記技術的課題を達成する本発明のうち、
請求項4記載の発明は、入力した音声信号Sを、乱数に
より暗号化音声信号Saに暗号化して、Bチャンネルを
使用して送信し、受信した暗号化音声信号Saを、暗号
化音声信号Saを作成した乱数と同じ乱数により元の音
声信号Sに復号化する音声秘匿通信に関するものである
こと、秘匿通信中に、受信側で、送信側と受信側との間
に乱数の同期外れが発生したと判断した際に、受信側か
らDチャンネルを使用して、乱数の同期外れが発生した
ことを知らせる再同期指令信号Rを送信側に送信するこ
と、送信側では、受信した再同期指令信号Rに従って、
音声信号Sの暗号化音声信号Saへの暗号化を、新たな
乱数列で行って音声秘匿通信を継続すること、を手段と
している。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明における乱数同期外れが発生したとの判断を、秘匿通
信中に、送信側からDチャンネルを使用して、送信側で
使用した乱数とこの乱数に対応する受信側の乱数との比
較を指令する乱数同期判定信号Tを送信し、受信側で、
受信した乱数同期判定信号Tで指定された両乱数を比較
して、両乱数間に不一致がある場合、送信側と受信側と
の間に乱数の同期外れが発生したと判断するようにした
ものである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の発明の再同期指令信号Rを、本信号が再同期指令
信号Rであることを示す識別子ビットR1と、本信号の
全データ長を示すデータ長ビットR2と、を順に配列し
て構成したものである。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項4または5
記載の発明の再同期指令信号Rを、本信号が再同期指令
信号Rであることを示す識別子ビットR1と、本信号の
全データ長を示すデータ長ビットR2と、使用可能乱数
列を指示する乱数列情報ビットR3と、を順に配列して
構成したものである。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項6または7
記載の発明の構成に、最後に、本信号が正常に伝送され
たかを示すチェックビットR4を加えて再同期指令信号
Rを構成したものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明は、暗号化音声信号Saの
伝送には全く使用されていないDチャンネルを使用して
乱数同期判定信号Tを、送信側から受信側に一定時間間
隔で送信するので、音声秘匿通信中に、送信側から受信
側への乱数同期判定信号Tの送信が可能となる。
【0019】送信側と受信側とで、乱数の同期が確保さ
れているのであれば、送信側における音声信号Sを暗号
化音声信号Saに暗号化した乱数と、受信側における暗
号化音声信号Saを音声信号Sに復号化する乱数とは、
完全に一致する。
【0020】それゆえ、乱数同期判定信号Tで指定され
た送信側の乱数情報と受信側の乱数とを比較し、両乱数
間に一部にでも不一致があれば、送信側と受信側との間
に乱数の同期外れが発生したと判定することができるの
であり、これにより音声秘匿通信中に、送信側と受信側
との乱数同期外れの検出が可能となる。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に使用される乱数同期判定信号Tの最も基本的な構成
を示すもので、識別子ビットT1は、本信号が呼接続信
号K等ではなく、乱数同期判定信号Tであることを受信
側の同期処理部5に正確に認識させ、データ長ビットT
2は、本信号のデータ長を受信側に正確に認識させるこ
とにより、余計なデータの読み込みによる誤認識の発生
を防止し、番号ビットT3は、送信側が設定した同期対
象乱数ビットT4の乱数が何番目のものであるかを予め
知らせることにより、同一番号の乱数を使用しての同期
判定を正確に達成させるようにしている。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明にチェックビットT5を加えることにより、乱数同期
判定信号Tそのものが、送信側から受信側に正確に伝送
されたかを確認させ、受信側での乱数同期外れ検出の信
頼性を高める。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様に、暗号化音声信号Saの伝送には全く使用さ
れていないDチャンネルを使用して、送信側と受信側と
の間に乱数の同期外れが発生したと判断した際に、再同
期指令信号Rを、受信側から送信側に送信するので、送
信側では、音声秘匿通信を実施している状態で、この秘
匿通信の乱数同期外れが発生したことを知ることができ
る。
【0024】それゆえ、再同期指令信号Rを受信した送
信側で、直ちに新たな乱数列を使用して音声秘匿通信を
継続することにより、送信側と受信側との乱数同期外れ
は速やかに解消されることになる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明における乱数同期外れの検出を、請求項1記載の発明
で達成するので、送信側と受信側との乱数同期外れを常
時監視すると共に、同期外れ検出を確実にかつ精度良く
達成され、これにより発生した乱数同期外れを速やかに
検出すると共に解消することになり、良好な音声秘匿通
信を行うことが可能となる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項4および5
記載の発明に使用される再同期指令信号Rの最も基本的
な構成を示すもので、識別子ビットR1は、本信号が呼
接続信号K等ではなく、再同期指令信号Rであることを
送信側の同期処理部5に正確に認識させ、データ長ビッ
トR2は、本信号のデータ長を送信側に正確に認識させ
ることにより、余計なデータの読み込みによる誤認識の
発生を防止する。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明に、受信側が使用可能な乱数列を示す乱数列情報ビッ
トR3を加えることにより、送信側が受信側にない乱数
列を使用することによる音声秘匿通信の実施不可能状態
の発生を未然に防止する。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項6および7
記載の発明にチェックビットR4を加えることにより、
再同期指令信号Rそのものが、受信側から送信側に正確
に伝送されたかを確認させ、再同期指令信号Rの信頼性
を高めている。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、音声秘匿通信を行うために送信側
および受信側に設けた秘匿装置1の構成を示すブロック
図で、秘匿装置1は、音声信号Sを入力して発生させた
乱数により暗号化する乱数発生暗号化部2と、受信され
た暗号化音声信号Saを、この暗号化音声信号Saを暗
号化した乱数と同じ乱数により復号化する乱数発生復号
化部3と、ネットワークを使用して暗号化音声信号S
a、呼接続信号K、乱数同期判定信号T、再同期指令信
号Rの各信号の通信を行うSインターフェース部4と、
Dチャンネルを通して送信される呼接続信号Kと乱数同
期判定信号Tと再同期指令信号Rとを送受信するDチャ
ンネル制御部6と、乱数発生暗号化部2と乱数発生復号
化部3との間の乱数の初期同期と、送信側と受信側との
乱数の初期同期と、乱数同期判定信号Tに従った乱数の
同期比較と、再同期指令信号Rに従った乱数の選定とを
行う同期処理部5と、から構成されている。
【0030】図2は、送信側Aと受信側Bとの音声秘匿
通信の実行例をフロー図的に示したもので、秘匿通信を
開始する処理F1で、呼接続信号Kにより、送信側Aと
受信側Bとを接続し、次いで処理F2で、Bチャンネル
を使用して、送信側Aと受信側Bの乱数の同期を確立す
ると共に、暗号化音声信号Saの送信を実施する。
【0031】この暗号化音声信号Saを送信する処理F
2中の適当な時間間隔毎に、送信側Aで、乱数発生暗号
化部2の乱数情報を利用して同期処理部5で乱数同期判
定信号Tを作成を、この乱数同期判定信号TをDチャン
ネル制御部6からDチャンネルを使用して受信側Bに送
信し、乱数同期判定信号Tを受信した受信側Bでは、同
期処理部5で、乱数同期判定信号Tで指定された乱数と
同一番号の乱数の情報を乱数発生復号化部3からの情報
により作成し、この情報と乱数同期判定信号Tの乱数情
報と比較し、両者が一致すれば乱数の同期外れなしと判
定し、両者が不一致となれば乱数の同期外れ発生と判定
する処理F3を行う。
【0032】処理F3の結果、乱数の同期外れがない場
合には、暗号化音声信号Saの送信はそのまま継続され
るが、受信側Bで処理F3により乱数の同期外れが発生
したと判断した場合には、直ちに受信側Bは、同期処理
部5で再同期指令信号Rを生成し、この再同期指令信号
RをDチャンネル制御部6からDチャンネルを使用して
送信側Aに送信し、送信側Aの暗号化音声信号Saの送
信を停止させ、かつ新たな暗号化音声信号Saを入力す
る準備態勢を整える処理F2を行う。
【0033】再同期指令信号Rの受信により暗号化音声
信号Saの送信を停止した送信側Aは、新たにプリアン
ブル1ビットS1、乱数列決定情報ビットS2、乱数列
開始位置決定情報ビットS3そしてプリアンブル2ビッ
トS4(図7参照)を先頭に設けた暗号化音声信号Sa
を送信する処理F2を行うことにより、送信側Aと受信
側Bとの乱数の再同期を達成し、音声秘匿通信を継続す
る。
【0034】この際、受信側Bでは、前記したように、
再同期指令信号Rを送出した後は、処理F2に対処する
態勢となっているので、速やかに再同期は達成される。
【0035】図4は、乱数同期判定信号Tの構成の一例
を示すもので、この場合、乱数同期判定信号Tは、1秒
間隔で0.5Kbitの容量で、時間的に暗号化音声信号S
aと重なってDチャンネルで送信される。
【0036】図4図示の乱数同期判定信号Tのデータフ
ォーマットは、乱数同期判定信号Tであることを示す識
別子ビットT1と、データの長さが0.5Kbitであるこ
とを示すデータ長ビットT2と、何番目の乱数の比較対
象となるかを示す番号ビットT3と、比較対象となる乱
数である同期対象乱数ビットT4と、本データ全部か正
常に伝送されたかをチェックするチェックビットT5と
を、順に配列した構成となっており、チェックビットT
5は、乱数同期判定信号T自体が正しく送信されたこと
を確認するためのものである。
【0037】図5は、再同期指令信号Rのデータフォー
マットの構成例を示すもので、図5(a)は、本データ
が再同期指令信号Rであることを示す識別子ビットR1
と、本データのデータ長を示すデータ長ビットR2と、
本データが正常に伝送されたかを示すチェックビットR
4とを順に配列して構成され、図5(b)は、識別子ビ
ットR1と、データ長ビットR2と、使用可能な乱数列
を受信側Bから送信側Aに知らせる乱数列情報ビットR
3と、チェックビットR4とを順に配列して構成されて
いる。
【0038】図5(b)の場合、受信側Bから送信側A
に、使用可能な乱数列を知らせることにより、送信側A
と受信側Bとの間で使用可能な乱数列を確認し、これに
より乱数の再同期達成を、安全にかつ確実に達成できる
ようにしている。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。秘匿通信中に、暗号化音
声信号を送信しながら、Dチャンネルを使用した乱数同
期判定信号により、暗号化音声信号の通信に使用されて
いる乱数の同期外れの有無を、所望する時間間隔でチェ
ックすることができるので、乱数同期外れが発生した場
合には、直ちにこの乱数同期外れの発生を知ることがで
き、これにより乱数同期外れ対応策を速やかに施すこと
ができる。
【0040】秘匿通信に使用されている乱数の同期外れ
を速やかに知ることができるので、通信内容が意味不明
となったり、間違ったものとなると云う不都合の発生を
防止することができ、もって秘匿通信の信頼性および安
全性を高めることができる。
【0041】乱数同期判定信号は、暗号化音声信号を送
信するBチャンネルではなく、Dチャンネルを使用して
送信されるので、秘匿通信に何らの制約を与えることな
く乱数の同期外れをチェックすることができると共に、
そのチェックの時間間隔を任意に設定することが可能で
あるので、高いチェック能力を発揮する。
【0042】受信側で乱数同期外れを検出した際に、直
ちに受信側から送信側に、Dチャンネルを使用して再同
期指令信号を発信する場合には、送信側に乱数同期外れ
の発生を確実にかつ迅速に知らせることができ、もって
発生する不良通信量を充分に小さくすることができる。
【0043】再同期指令信号は、Dチャンネルを使用し
て送信されるので、Bチャンネルを使用して送信される
暗号化音声信号の通信とは関係なしに、必要とする時点
で、必要とする情報量で送信することができ、もって送
信側での乱数の再同期達成処理を正確にかつ安定的に行
わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声秘匿通信に使用される秘匿装置の
一実施例を示す、電気的なブロック構成図。
【図2】本発明の一実施形態を示す、送信側と受信側と
の信号送受状態の説明図。
【図3】本発明における暗号化音声信号と乱数同期判定
信号との関係の一実施例と、乱数同期判定信号のデータ
フォーマット例を示す説明図。
【図4】本発明における再同期指令信号のデータフォー
マットの実施例で、図4(a)は最も基本的なフォーマ
ットを、図4(b)は望ましいフォーマットを示す。
【図5】従来からの音声秘匿通信に使用されている秘匿
装置の電気ブロック構成図。
【図6】初期同期達成のための暗号化音声信号のフォー
マットを示す説明図。
【符号の説明】
1 ; 秘匿装置 2 ; 乱数
発生暗号化部 3 ; 乱数発生復号化部 4 ; Sイ
ンターフェース部 5 ; 同期処理部 6 ; Dチ
ャンネル制御部 A ; 送信側 B ; 受信
側 S ; 音声信号 Sa; 暗号
化音声信号 S1; プリアンブル1ビット S2; 乱数
列決定情報ビット S3; 乱数列開始位置決定情報ビット S4; プリ
アンブル2ビット K ; 呼接続信号 T ; 乱数
同期判定信号 T1; 識別子ビット T2; デー
タ長ビット T3; 番号ビット T4; 同期
対象乱数ビット T5; チェックビット R ; 再同
期指令信号 R1; 識別子ビット R2; デー
タ長ビット R3; 乱数列情報ビット R4; チェ
ックビット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した音声信号(S) を、乱数により暗
    号化音声信号(Sa)に暗号化して、Bチャンネルを使用し
    て送信し、受信した前記暗号化音声信号(Sa)を、前記乱
    数と同じ乱数により元の音声信号(S) に復号化する音声
    秘匿通信において、秘匿通信中に、送信側からDチャン
    ネルを使用して、送信側で使用した乱数と該乱数に対応
    する受信側の乱数との比較を指令する乱数同期判定信号
    (T) を送信し、受信側で、受信した前記乱数同期判定信
    号(T) で指定された前記両乱数を比較して、両乱数間に
    不一致がある場合、送信側と受信側との間に乱数の同期
    外れが発生したと判定する音声秘匿通信の乱数同期外れ
    検出方法。
  2. 【請求項2】 乱数同期判定信号(T) を、本信号が乱数
    同期判定信号(T) であることを示す識別子ビット(T1)
    と、本信号の全データ長を示すデータ長ビット(T2)と、
    何番目の乱数が同期判定の対象となるかを示す番号ビッ
    ト(T3)と、同期判定の対象とした番目の自己の乱数であ
    る同期対象乱数ビット(T4)と、を順に配列して構成した
    請求項1記載の音声秘匿通信の乱数同期外れ検出方法。
  3. 【請求項3】 最後に、本信号が正常に伝送されたかを
    示すチェックビット(T5)を加えて乱数同期判定信号(T)
    を構成した請求項2記載の音声秘匿通信の乱数同期外れ
    検出方法。
  4. 【請求項4】 入力した音声信号(S) を、乱数により暗
    号化音声信号(Sa)に暗号化して、Bチャンネルを使用し
    て送信し、受信した前記暗号化音声信号(Sa)を、前記乱
    数と同じ乱数により元の音声信号(S) に復号化する音声
    秘匿通信において、秘匿通信中に、受信側で、送信側と
    受信側との間に乱数の同期外れが発生したと判断した際
    に、受信側からDチャンネルを使用して、乱数の同期外
    れが発生したことを知らせる再同期指令信号(R) を送信
    側に送信し、送信側で、受信した前記再同期指令信号
    (R) に従って、音声信号(S) の暗号化音声信号(Sa)への
    暗号化を、新たな乱数列で行って音声秘匿通信を継続す
    る音声秘匿通信の乱数再同期方法。
  5. 【請求項5】 入力した音声信号(S) を、乱数により暗
    号化音声信号(Sa)に暗号化して、Bチャンネルを使用し
    て送信し、受信した前記暗号化音声信号(Sa)を、前記乱
    数と同じ乱数により元の音声信号(S) に復号化する音声
    秘匿通信において、秘匿通信中に、送信側からDチャン
    ネルを使用して、送信側で使用した乱数と該乱数に対応
    する受信側の乱数との比較を指令する乱数同期判定信号
    (T) を送信し、受信側で、受信した前記乱数同期判定信
    号(T) で指定された前記両乱数を比較して、両乱数間に
    不一致がある場合、送信側と受信側との間に乱数の同期
    外れが発生したと判断する請求項4記載の音声秘匿通信
    の乱数再同期方法。
  6. 【請求項6】 再同期指令信号(R) を、本信号が再同期
    指令信号(R) であることを示す識別子ビット(R1)と、本
    信号の全データ長を示すデータ長ビット(R2)と、を順に
    配列して構成した請求項4または5記載の音声秘匿通信
    の乱数再同期方法。
  7. 【請求項7】 再同期指令信号(R) を、本信号が再同期
    指令信号(R) であることを示す識別子ビット(R1)と、本
    信号の全データ長を示すデータ長ビット(R2)と、使用可
    能乱数列を指示する乱数列情報ビット(R3)と、を順に配
    列して構成した請求項4または5記載の音声秘匿通信の
    乱数再同期方法。
  8. 【請求項8】 最後に、本信号が正常に伝送されたかを
    示すチェックビット(R4)を加えて再同期指令信号(R) を
    構成した請求項6または7記載の音声秘匿通信の乱数再
    同期方法。
JP7261562A 1995-10-09 1995-10-09 音声秘匿通信の乱数同期外れ検出方法と再同期方法 Pending JPH09107346A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005025127A1 (ja) * 2003-09-04 2005-03-17 Fujitsu Limited 送受信装置および暗号化通信方法
WO2006112307A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 秘匿制御方法及び無線通信制御装置
JP2012044405A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Nec Casio Mobile Communications Ltd 携帯電話、秘匿処理方法およびプログラム

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