JP2012044405A - 携帯電話、秘匿処理方法およびプログラム - Google Patents

携帯電話、秘匿処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】良好な通話品質を容易に確保する。
【解決手段】無線部110が検波して復調した信号を、信号処理部120が、制御データとユーザデータとに分離し、秘匿処理部130が、制御データから公開鍵を抽出し、その公開鍵を用いてユーザデータに対して秘匿処理を行い、音声処理部140が、秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号し、特性抽出部150が、復号された音声符号化データから特性を抽出し、抽出された特性とあらかじめ設定された、秘匿処理が成功したと判断するための条件とが一致しない場合、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期を秘匿制御部160に対して要求し、秘匿制御部160が、特性抽出部150から要求があった場合、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線にて音声通信を行う携帯電話、秘匿処理方法およびプログラムに関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の技術を用いた音声通話では、個人のプライバシーを守るために秘匿通信が行われている。この秘匿通信により、無線の電波を検波・復調しただけでは、音声データを解読できないようにしている。また、この秘匿通信には、無線基地局と携帯電話(携帯端末)との間で暗号が使われている。
このようなW−CDMA方式で通信を行う携帯電話にて音声通話を行うと、稀に、通話相手から送信されてきた音がキュルキュルと言う異音となって聞こえる現象が見られる場合がある。この現象は、通話開始時や無線基地局間のハンドオーバーなどで無線基地局と携帯電話との間で、鍵を使用して暗号を解読するタイミングのずれにより発生する。
携帯電話は、無線基地局と携帯電話との間で暗号処理を開始するタイミングを合わせてデータに対して秘匿をかけるが、電波環境の影響で、送受信間で秘匿をかけるタイミングに互いのずれが生じる場合がある。その時は、受信側で音声符号化データが正常に復号化できず、異音が発生してしまい、通話品質を大きく損なってしまう。
そこで、送信側で固有のユーザ識別子を含めた秘匿データを送信し、受信側にて秘匿解除時に当該ユーザ識別子の有無を検出することにより、秘匿解除の成否を判定する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2008/053539号
しかしながら、特許文献1に記載されたような技術においては、送受信間で固有のユーザ識別子を設定しておかなければならないという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する携帯電話、秘匿処理方法およびプログラムを提供することである。
本発明の携帯電話は、
無線を用いて送信されてきた信号を検波して復調する無線部と、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する信号処理部と、
前記制御データから、無線基地局との間で用いられる公開鍵を抽出し、該抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う秘匿処理部と、
前記秘匿処理部における前記ユーザデータに対する前記秘匿処理のタイミングを制御する秘匿制御部と、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する音声処理部と、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出し、該抽出された特性とあらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とが一致しない場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を前記秘匿制御部に対して要求する特性抽出部とを有し、
前記秘匿制御部は、前記特性抽出部から前記要求があった場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を行う。
また、本発明の携帯電話は、
無線を用いて送信されてきた信号を検波して復調する無線部と、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する信号処理部と、
前記制御データから、無線基地局との間で用いられる公開鍵を抽出し、該抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う秘匿処理部と、
前記秘匿処理部における前記ユーザデータに対する前記秘匿処理のタイミングを制御する秘匿制御部と、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する音声処理部と、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出し、該抽出された特性とあらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とが一致した場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を前記秘匿制御部に対して要求する特性抽出部とを有し、
前記秘匿制御部は、前記特性抽出部から前記要求があった場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を行う。
また、本発明の秘匿処理方法は、
無線通話を秘匿する秘匿処理方法であって、
無線を用いて送信されてきた信号を検波するステップと、
前記検波された信号を復調するステップと、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離するステップと、
前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出するステップと、
前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行うステップと、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号するステップと、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出するステップと、
前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とを比較するステップと、
前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致しない場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させるステップとを行う。
また、本発明の秘匿処理方法は、
無線通話を秘匿する秘匿処理方法であって、
無線を用いて送信されてきた信号を検波するステップと、
前記検波された信号を復調するステップと、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離するステップと、
前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出するステップと、
前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行うステップと、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号するステップと、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出するステップと、
前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とを比較するステップと、
前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致した場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させるステップとを行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
無線を用いて送信されてきた信号を検波する手順と、
前記検波された信号を復調する手順と、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する手順と、
前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出する手順と、
前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う手順と、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する手順と、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出する手順と、
前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とを比較する手順と、
前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致しない場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させる手順とを実行させる。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
無線を用いて送信されてきた信号を検波する手順と、
前記検波された信号を復調する手順と、
前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する手順と、
前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出する手順と、
前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う手順と、
前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する手順と、
前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出する手順と、
前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とを比較する手順と、
前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致した場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させる手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、良好な通話品質を容易に確保することができる。
本発明の携帯電話の実施の一形態を示す図である。 図1に示した記憶部に記憶されている条件の一例を示す図である。 図1に示した形態における秘匿処理方法を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の携帯電話の実施の一形態を示す図である。
本形態における携帯電話100には図1に示すように、無線部110と、信号処理部120と、秘匿処理部130と、音声処理部140と、特性抽出部150と、秘匿制御部160と、記憶部170とが設けられている。なお、図1には、携帯電話100が具備する構成要素のうち、本発明に係わる構成要素のみを示している。
無線部110は、無線通話の通信先である無線基地局200との間で電波による信号(データ)の送受信を行う。具体的には、無線部110は、例えば、W−CDMA方式で無線基地局200から送信されてきた信号を検波する。また、無線部110は、検波した信号を復調する。また、無線部110は、無線基地局200へ送信する信号を変調する。また、無線部110は、復調した信号を信号処理部120へ出力する。なお、無線部110は、一般的な携帯電話に搭載されているものであれば良い。
信号処理部120は、無線部110から出力されてきた信号を、制御データとユーザデータとを分離し、誤り訂正処理を施す。また、信号処理部120は、処理を施した制御データとユーザデータとを秘匿処理部130へ出力する。なお、このユーザデータは、暗号化されている。なお、信号処理部120は、一般的な携帯電話に搭載されているものであれば良い。
秘匿処理部130は、信号処理部120から出力されてきた制御データから、無線基地局200との間で用いられる公開鍵を抽出する。この公開鍵は、音声通話開始に伴い無線基地局200との間で送受信されるものである。また、秘匿処理部130は、抽出した公開鍵を用いてユーザデータに対して秘匿処理を行う。具体的には、信号処理部120から出力されてきたユーザデータ(暗号化されているもの)を、抽出した公開鍵を用いて解読(秘匿解除)して音声符号化データを取得する。また、秘匿処理部130は、音声符号化データを音声処理部140へ出力する。また、秘匿処理部130は、無線基地局200へ送信するユーザデータの暗号処理を施行する。なお、秘匿処理部130におけるユーザデータの秘匿処理のタイミングは、秘匿制御部160によって制御される。
音声処理部140は、秘匿処理部130から出力されてきた音声符号化データを復号して、レシーバやスピーカなどに音声信号として出力する。また、音声処理部140は、マイクなどに入力された音声信号を符号化し、そのユーザデータを秘匿処理部130へ出力する。
特性抽出部150は、音声処理部140にて処理が行われた音声符号化データからその音声符号化データの特性を抽出する。また、特性抽出部150は、抽出した特性から、秘匿処理のタイミングずれによる異音発生があるかどうかを判定する。また、特性抽出部150は、秘匿処理のタイミングずれによる異音発生があると判定した場合、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期を秘匿制御部160に対して要求する。
この判定方法について具体的に説明する。
特性抽出部150は、抽出した特性と、記憶部170にあらかじめ記憶されている、秘匿処理が成功したと判断するための条件とを比較する。その結果、抽出した特性と、記憶部170に記憶されている条件とが一致しない場合、特性抽出部150は、秘匿処理のタイミングずれによる異音発生があると判定し、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期(調整)を秘匿制御部160に対して要求する。
例えば、特性抽出部150は、音声処理部140から音声符号化データもしくは、復号処理から得られた音声ピッチ情報や音声の周波数特性情報、音声レベル情報などを抽出する。抽出したこれらの情報から音声らしさを判定(例えば、音声ピッチ情報が複数フレーム連続して同一もしくは±2サンプル以内、周波数特性が数フレーム連続して同一、音声レベルの変動が20dB以上等で判定)する。
秘匿処理により暗号化されたユーザデータが正常に解読されない場合、音声符号化データが乱数のようになり、復号音声は異音が続くことになる。また、このような場合、音声レベルも平均的に高いレベルが続く傾向がある。
そのため、特性抽出部150は、音声らしさや音声レベルを監視し、監視の結果、異音を検出した場合、秘匿制御部160に対して秘匿処理部130における秘匿処理の再同期を要求する。
秘匿制御部160は、秘匿処理部130におけるユーザデータに対する秘匿処理のタイミングを制御する。また、秘匿制御部160は、特性抽出部150から、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期を要求された場合、秘匿処理部130の再起動、または公開鍵を用いた解読のタイミングを再同期(例えば、当該タイミングを1フレーム分ずらす等)するように秘匿処理部130における秘匿処理の位相タイミングを制御する。
記憶部170は、上述した秘匿処理が成功したと判断するための条件をあらかじめ記憶する。
図2は、図1に示した記憶部170に記憶されている条件の一例を示す図である。
図1に示した記憶部170には図2に示すように、項目ごとに条件が対応付けられて記憶されている。
例えば、「音声ピッチ」の項目には、「複数フレーム連続して同一または±2サンプル以内」が記憶されている。これは、音声ピッチが複数フレーム連続して同一または±2サンプル以内であることが条件であることを示している。また、「音声周波数特性」の項目には、「数フレーム連続して同一」が記憶されている。これは、音声周波数特性が数フレーム連続して同一であることが条件であることを示している。また、「音声レベルの変動」の項目には、「20dB以上」が記憶されている。これは、音声レベルの変動が20dBであることが条件であることを示している。
特性抽出部150は、このように記憶部170に記憶されている条件と、音声処理部140にて処理が行われた音声符号化データから抽出した特性とを比較するが、記憶部170に記憶されているいずれかの条件が一致しない場合に上述した要求を秘匿制御部160に対して行う。
以下に、本形態における秘匿処理方法について説明する。
図3は、図1に示した形態における秘匿処理方法を説明するためのフローチャートである。
まず、無線を用いて無線基地局200から送信されてきた信号が無線部110によって検波される(ステップS1)。また、検波された信号が無線部110によって復調される(ステップS2)。
続いて、復調された信号が、信号処理部120によって制御データとユーザデータとに分離させられる(ステップS3)。この制御データとユーザデータとの分離方法は、一般的に用いられる方法であれば良い。
すると、秘匿処理部130によって、制御データから音声通話開始に伴い無線基地局200との間で送受信される公開鍵が抽出される(ステップS4)。
そして、抽出された公開鍵を用いて、秘匿処理部130によってユーザデータに対して秘匿処理が行われる。無線基地局200から送信されてきたユーザデータに対しては、この秘匿処理を施すことにより、当該ユーザデータの解読が行われる(ステップS5)。なお、この秘匿処理は、データの暗号化/復号化を行う一般的な処理である。
その後、解読されたユーザデータである音声符号化データが音声処理部140にて復号される(ステップS6)。この「復号」は、「符号化」に対する復号であり、「暗号化」に対する復号ではない。
すると、復号された音声符号化データから、当該音声符号化データの特性(音声情報)が特性抽出部150によって抽出される(ステップS7)。
ここで抽出される特性とは、上述したように「音声らしさ」を識別できるもの(例えば、音声ピッチ、音声周波数、音声レベル等)であり、具体的な項目は任意で設定することができる。
抽出された音声情報である特性は、特性抽出部150によって、記憶部170に記憶されている条件と比較される(ステップS8)。
この比較の結果、抽出された特性と、記憶部170に記憶されている条件とが一致するかどうかが、特性抽出部150によって判定される(ステップS9)。
以下、記憶部170に記憶されている条件が図2に示すようなものである場合を例に挙げて説明する。
この場合に、例えば、抽出された特性が「4フレーム連続して音声ピッチが同一」であり、且つ「3フレームで連続して音声周波数特性が同一」であり、且つ「音声レベルの変動が22dB」であると、当該特性と記憶部170に記憶されている条件とが一致したと判定される。つまり、抽出された特性が、記憶部170に記憶されている条件のうち1つでも一致しない条件があると、抽出された特性が記憶部170に記憶されている条件と一致していないと判定される。
特性抽出部150によって、抽出された特性と、記憶部170に記憶されている条件とが一致していないと判定された場合、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期が秘匿制御部160に対して要求され、秘匿制御部160によって秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングが制御される(ステップS10)。このタイミングの制御は、上述したように、秘匿処理の再同期(例えば、タイミングの位相を1フレームずらす)や、秘匿処理部130の再起動である。
一方、特性抽出部150によって、抽出された特性と、記憶部170に記憶されている条件とが一致していると判定された場合は、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期が秘匿制御部160に対して要求されることはない。
なお、記憶部170に、秘匿処理が失敗したことを判断するための条件を記憶しておき、特性抽出部150によって、抽出された特性と、記憶部170に記憶されている条件(秘匿処理が失敗したことを判断するための条件)とが一致していると判定された場合、秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングの再同期が秘匿制御部160に対して要求されるものであっても良いことは言うまでもない。
また、以上説明した携帯電話100の機能は、無線基地局と端末との間の通信に秘匿処理を実施する携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の音声通話が可能な装置に適用可能であることは言うまでもない。
W−CDMA方式の場合、秘匿処理のタイミングずれは、公開鍵の送受信のデータ授受が電波環境により伝送路エラーが発生し、再送処理をおこなうことで1単位時間の遅れが発生する。しかし、本発明において、特性抽出部150で音声らしさや音声レベルを監視し異音を検出した時に、秘匿制御部160で秘匿処理部130における秘匿処理のタイミングを調整すること(例えば、暗号化の位相を1フレームずらすこと)で正常な解読が可能となる。また、秘匿処理のタイミングのずれの検出および再同期を容易にことができる。
このように、本発明においては、無線基地局と携帯電話(端末)との間の秘匿処理のタイミングのずれで生じた異音を検出し、秘匿処理のタイミングを再同期することで正常の音声を復号し、異音の解消、通話品質を確保することができる。
なお、上述した携帯電話100の処理は、目的に応じて作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を携帯電話100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯電話100に読み込ませ、実行するものであっても良い。携帯電話100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、携帯電話100に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、携帯電話100内のCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
100 携帯電話
110 無線部
120 信号処理部
130 秘匿処理部
140 音声処理部
150 特性抽出部
160 秘匿制御部
170 記憶部
200 無線基地局

Claims (10)

  1. 無線を用いて送信されてきた信号を検波して復調する無線部と、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する信号処理部と、
    前記制御データから、無線基地局との間で用いられる公開鍵を抽出し、該抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う秘匿処理部と、
    前記秘匿処理部における前記ユーザデータに対する前記秘匿処理のタイミングを制御する秘匿制御部と、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する音声処理部と、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出し、該抽出された特性とあらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とが一致しない場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を前記秘匿制御部に対して要求する特性抽出部とを有し、
    前記秘匿制御部は、前記特性抽出部から前記要求があった場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を行う携帯電話。
  2. 請求項1に記載の携帯電話において、
    前記特性抽出部は、前記特性として、音声ピッチまたは音声周波数特性または音声レベルを抽出することを特徴とする携帯電話。
  3. 請求項1に記載の携帯電話において、
    前記秘匿制御部は、前記特性抽出部から前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を要求された場合、該タイミングの位相を1フレームずらすように前記秘匿処理部を制御することを特徴とする携帯電話。
  4. 請求項1に記載の携帯電話において、
    前記条件を記憶する記憶部を有し、
    前記特性抽出部は、前記抽出した特性と、前記記憶部に記憶された条件とを比較することを特徴とする携帯電話。
  5. 請求項1に記載の携帯電話において、
    前記秘匿制御部は、前記秘匿処理部の再同期が要求された場合、該秘匿処理部を再起動することを特徴とする携帯電話。
  6. 無線を用いて送信されてきた信号を検波して復調する無線部と、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する信号処理部と、
    前記制御データから、無線基地局との間で用いられる公開鍵を抽出し、該抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う秘匿処理部と、
    前記秘匿処理部における前記ユーザデータに対する前記秘匿処理のタイミングを制御する秘匿制御部と、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する音声処理部と、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出し、該抽出された特性とあらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とが一致した場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を前記秘匿制御部に対して要求する特性抽出部とを有し、
    前記秘匿制御部は、前記特性抽出部から前記要求があった場合、前記秘匿処理部における前記秘匿処理のタイミングの再同期を行う携帯電話。
  7. 無線通話を秘匿する秘匿処理方法であって、
    無線を用いて送信されてきた信号を検波するステップと、
    前記検波された信号を復調するステップと、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離するステップと、
    前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出するステップと、
    前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行うステップと、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号するステップと、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出するステップと、
    前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とを比較するステップと、
    前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致しない場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させるステップとを行う秘匿処理方法。
  8. 無線通話を秘匿する秘匿処理方法であって、
    無線を用いて送信されてきた信号を検波するステップと、
    前記検波された信号を復調するステップと、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離するステップと、
    前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出するステップと、
    前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行うステップと、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号するステップと、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出するステップと、
    前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とを比較するステップと、
    前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致した場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させるステップとを行う秘匿処理方法。
  9. コンピュータに、
    無線を用いて送信されてきた信号を検波する手順と、
    前記検波された信号を復調する手順と、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する手順と、
    前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出する手順と、
    前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う手順と、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する手順と、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出する手順と、
    前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が成功したと判断するための条件とを比較する手順と、
    前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致しない場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させる手順とを実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    無線を用いて送信されてきた信号を検波する手順と、
    前記検波された信号を復調する手順と、
    前記復調された信号を、制御データとユーザデータとに分離する手順と、
    前記制御データから、通信先との間で用いられる公開鍵を抽出する手順と、
    前記抽出された公開鍵を用いて前記ユーザデータに対して秘匿処理を行う手順と、
    前記秘匿処理によって解読されたユーザデータである音声符号化データを復号する手順と、
    前記復号された音声符号化データから該音声符号化データの特性を抽出する手順と、
    前記抽出された特性と、あらかじめ設定された、前記秘匿処理が失敗したと判断するための条件とを比較する手順と、
    前記比較の結果、前記抽出された特性と前記条件とが一致した場合、前記秘匿処理のタイミングを再同期させる手順とを実行させるためのプログラム。
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