JPH09106320A - 図形入力装置および図形入力方法 - Google Patents
図形入力装置および図形入力方法Info
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- JPH09106320A JPH09106320A JP21759896A JP21759896A JPH09106320A JP H09106320 A JPH09106320 A JP H09106320A JP 21759896 A JP21759896 A JP 21759896A JP 21759896 A JP21759896 A JP 21759896A JP H09106320 A JPH09106320 A JP H09106320A
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- styli
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- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
- G06F3/033—Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
- G06F3/0354—Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
- G06F3/03545—Pens or stylus
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- G06F3/038—Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
- G06F3/0383—Signal control means within the pointing device
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- G—PHYSICS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一の図形入力面(タブレット装置)に付随
して複数のスタイラス(ペン)を利用できる図形入力装
置およびそれに関連する方法を提供する。 【解決手段】 該入力装置では、複数のスタイラス(5
02,504)各自が、交番電界電流(510,51
2)を図形入力面(300)の酸化錫インジウム(IT
O)層の四隅(A〜D)に誘導することにより、図形入
力面の制御回路に宛てて一意に識別されるそのスタイラ
スの情報を生じる。そのような図形入力の利用形態にお
いて、誘導された電流信号に含まれる識別情報を多重送
信するために、公知の様々な技術のいずれを用いてもよ
い。例えば、周波数分割多重方法を適用できるように、
各スタイラスが異なる周波数を利用してもよい。その他
の技術として、誘導された交番信号の位相をシフトする
方法や、各スタイラスに固有の識別データシーケンスを
変調および復調する方法等も含まれる。
して複数のスタイラス(ペン)を利用できる図形入力装
置およびそれに関連する方法を提供する。 【解決手段】 該入力装置では、複数のスタイラス(5
02,504)各自が、交番電界電流(510,51
2)を図形入力面(300)の酸化錫インジウム(IT
O)層の四隅(A〜D)に誘導することにより、図形入
力面の制御回路に宛てて一意に識別されるそのスタイラ
スの情報を生じる。そのような図形入力の利用形態にお
いて、誘導された電流信号に含まれる識別情報を多重送
信するために、公知の様々な技術のいずれを用いてもよ
い。例えば、周波数分割多重方法を適用できるように、
各スタイラスが異なる周波数を利用してもよい。その他
の技術として、誘導された交番信号の位相をシフトする
方法や、各スタイラスに固有の識別データシーケンスを
変調および復調する方法等も含まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は図形演算によるコン
ピュータの利用形態に関し、特に、図形タブレットや図
形入力面と連係してペンやスタイラスを利用し、コンピ
ュータユーザが電子図形入力を行う図形演算によるコン
ピュータの利用形態に関するものである。さらに特定す
ると、本発明は、単一のディジタイザ面や図形入力面と
連係して複数のペンやスタイラスを使用可能にする方法
や装置に関するものである。
ピュータの利用形態に関し、特に、図形タブレットや図
形入力面と連係してペンやスタイラスを利用し、コンピ
ュータユーザが電子図形入力を行う図形演算によるコン
ピュータの利用形態に関するものである。さらに特定す
ると、本発明は、単一のディジタイザ面や図形入力面と
連係して複数のペンやスタイラスを使用可能にする方法
や装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図形演算によるコンピュータの利用形態
の多くはコンピュータユーザからの図形入力を要する。
そのような図形入力を提供する装置のうちで一般的なも
のが、図形タブレットや図形入力面に当てがわれるペン
やスタイラスである。ペンやスタイラスはタブレットや
入力面と連係して電気信号を生じる。そして、ここで生
じた電気信号は、タブレットや入力面の二次元における
ペンの位置を表すX−Y座標に変換される。また、同類
の装置には、三次元の位置情報を提供するものもある。
急速に発展している携帯式コンピューティングの領域に
おいて、入力面と共にペンやスタイラスを使用する形態
は「ペンコンピューティング」による利用形態と呼ばれ
る。より初期の図形演算による利用形態としては、二次
元か三次元いずれかの幾何学的位置をディジタイズする
ものがあり、同様にペンやスタイラスを使用する。
の多くはコンピュータユーザからの図形入力を要する。
そのような図形入力を提供する装置のうちで一般的なも
のが、図形タブレットや図形入力面に当てがわれるペン
やスタイラスである。ペンやスタイラスはタブレットや
入力面と連係して電気信号を生じる。そして、ここで生
じた電気信号は、タブレットや入力面の二次元における
ペンの位置を表すX−Y座標に変換される。また、同類
の装置には、三次元の位置情報を提供するものもある。
急速に発展している携帯式コンピューティングの領域に
おいて、入力面と共にペンやスタイラスを使用する形態
は「ペンコンピューティング」による利用形態と呼ばれ
る。より初期の図形演算による利用形態としては、二次
元か三次元いずれかの幾何学的位置をディジタイズする
ものがあり、同様にペンやスタイラスを使用する。
【0003】本文中で用いられる用語を説明すると、ペ
ンを「スタイラス」と同義語とみなし、図形タブレット
も図形入力面またはディジタイザ面の同義語と考える。
そして、スタイラスやペンと図形タブレットや図形面と
を備える図形入力装置は、「ディジタイザ」または「デ
ィジタイザ装置」と呼ばれることが多い。
ンを「スタイラス」と同義語とみなし、図形タブレット
も図形入力面またはディジタイザ面の同義語と考える。
そして、スタイラスやペンと図形タブレットや図形面と
を備える図形入力装置は、「ディジタイザ」または「デ
ィジタイザ装置」と呼ばれることが多い。
【0004】ペンコンピューティングによる利用形態で
は、複数のペンを使用した方がよい場合が多い。その場
合には、各ペン(またはスタイラス)がコンピュータに
よって解読されるので、それぞれ異なる意味的解釈を有
することになる。例えば、このコンピュータの利用形態
では、複数のペンのうち各々が異なる色や異なる図形対
象を表すことができる。もしくは、単一ペンによるコン
ピュータの利用形態において、各スタイラス(またはペ
ン)は、様々な図形対象の各自に動作コマンドを供給す
べく使用されたり、または異なるペンを用いたコンピュ
ータの利用形態に関連して使用されるか、特定ユーザを
識別するのに使用される。
は、複数のペンを使用した方がよい場合が多い。その場
合には、各ペン(またはスタイラス)がコンピュータに
よって解読されるので、それぞれ異なる意味的解釈を有
することになる。例えば、このコンピュータの利用形態
では、複数のペンのうち各々が異なる色や異なる図形対
象を表すことができる。もしくは、単一ペンによるコン
ピュータの利用形態において、各スタイラス(またはペ
ン)は、様々な図形対象の各自に動作コマンドを供給す
べく使用されたり、または異なるペンを用いたコンピュ
ータの利用形態に関連して使用されるか、特定ユーザを
識別するのに使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
ペンやスタイラスの各々から信号を検出し分離するよう
に特徴づけられた方法や装置がなかった。現在の図形タ
ブレットのデザインでは、複数のペンやスタイラスを同
時に使用すると、ペンコンピューティングによる利用形
態によって解読され、複数のペンの幾何学的中心(また
は平均)を表す信号や情報が生成されので、単一ペンを
その中心位置で使用したのと同様の結果となる。
ペンやスタイラスの各々から信号を検出し分離するよう
に特徴づけられた方法や装置がなかった。現在の図形タ
ブレットのデザインでは、複数のペンやスタイラスを同
時に使用すると、ペンコンピューティングによる利用形
態によって解読され、複数のペンの幾何学的中心(また
は平均)を表す信号や情報が生成されので、単一ペンを
その中心位置で使用したのと同様の結果となる。
【0006】上記点から見て、共通の図形タブレットや
入力面で複数のペンやスタイラスを同時に使用すること
のできるデザインが必要なのは明らかである。
入力面で複数のペンやスタイラスを同時に使用すること
のできるデザインが必要なのは明らかである。
【0007】それゆえ、本発明は、単一の図形タブレッ
トや図形入力面と共に複数のスタイラスを利用する装置
およびそれに関連する方法を提供することを目的とす
る。
トや図形入力面と共に複数のスタイラスを利用する装置
およびそれに関連する方法を提供することを目的とす
る。
【0008】また本発明は、共通の図形入力面に付随し
て使用される複数のスタイラスからの信号を分離する装
置およびそれに関連する方法を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、図形入力面の幾何学領域範囲内
で複数のスタイラスの位置を検出する装置およびそれに
関連する方法を提供することを目的とする。
て使用される複数のスタイラスからの信号を分離する装
置およびそれに関連する方法を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、図形入力面の幾何学領域範囲内
で複数のスタイラスの位置を検出する装置およびそれに
関連する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記または他の
問題を解決することによって有効な技術を提唱するため
に、単一の図形タブレットや入力面に付随して複数のペ
ンやスタイラスを同時に操作できる方法および装置を設
ける。特に、本発明は、共通の図形タブレットや入力面
と同時に使用されるべき複数のペンやスタイラスの各々
に関連した一意の識別特徴の使用を開示する。その開示
内容を概説すると、共通の図形タブレットと同時に使用
される複数のスタイラスが生じた電気信号は、共有導電
パスに多重送信される。ここで、図形タブレットや入力
面にはデマルチプレクサ回路が設けられているので、多
重化された信号を個々のスタイラスの生じた信号に分離
可能となる。このように、スタイラス毎に信号が分離さ
れるので、各スタイラスの図形タブレットや入力面にお
ける位置が検出され、関連CPU上で動作しているペン
コンピューティングで利用される。
問題を解決することによって有効な技術を提唱するため
に、単一の図形タブレットや入力面に付随して複数のペ
ンやスタイラスを同時に操作できる方法および装置を設
ける。特に、本発明は、共通の図形タブレットや入力面
と同時に使用されるべき複数のペンやスタイラスの各々
に関連した一意の識別特徴の使用を開示する。その開示
内容を概説すると、共通の図形タブレットと同時に使用
される複数のスタイラスが生じた電気信号は、共有導電
パスに多重送信される。ここで、図形タブレットや入力
面にはデマルチプレクサ回路が設けられているので、多
重化された信号を個々のスタイラスの生じた信号に分離
可能となる。このように、スタイラス毎に信号が分離さ
れるので、各スタイラスの図形タブレットや入力面にお
ける位置が検出され、関連CPU上で動作しているペン
コンピューティングで利用される。
【0010】本発明の一実施形態においては、Symbios
Logic 社(前AT&TおよびNCR)によって製品化さ
れたライトタッチ(商標登録: Write TouchTM)ペンに
使用されるデザインが開示される。ライトタッチのデザ
インにおいては、電流の流れに抵抗を付与すべく、ディ
スプレイ面が酸化錫インジウム(ITO)層の入力面で
作られている。そして、ITO入力面の四隅には導体が
取り付けられ、このITO入力面に流れ込む電流を受け
止めるようになっている。一方、バッテリー駆動式のコ
ードレススタイラスは、導電性を帯びたその先端で交番
電界を生成させ、そのスタイラスの先端がITO入力面
に当てられると、該スタイラスの先端に生じた交番電界
がその入力面に電流を誘導する。矩形のITO入力面の
四隅に流れる各電流は、このITO入力面の抵抗によ
り、スタイラスの先端から各隅部までの距離に反比例す
る。すなわち、スタイラスの先端から最も遠い隅部には
より少ない電流が流れ、スタイラスの先端に最も近い隅
部にはより多くの電流が流れる。そして、このライトタ
ッチデザインの制御回路が、ITO入力面の四隅から流
れる電流を受け、その電流からITO入力面上のスタイ
ラスの位置を算出する。
Logic 社(前AT&TおよびNCR)によって製品化さ
れたライトタッチ(商標登録: Write TouchTM)ペンに
使用されるデザインが開示される。ライトタッチのデザ
インにおいては、電流の流れに抵抗を付与すべく、ディ
スプレイ面が酸化錫インジウム(ITO)層の入力面で
作られている。そして、ITO入力面の四隅には導体が
取り付けられ、このITO入力面に流れ込む電流を受け
止めるようになっている。一方、バッテリー駆動式のコ
ードレススタイラスは、導電性を帯びたその先端で交番
電界を生成させ、そのスタイラスの先端がITO入力面
に当てられると、該スタイラスの先端に生じた交番電界
がその入力面に電流を誘導する。矩形のITO入力面の
四隅に流れる各電流は、このITO入力面の抵抗によ
り、スタイラスの先端から各隅部までの距離に反比例す
る。すなわち、スタイラスの先端から最も遠い隅部には
より少ない電流が流れ、スタイラスの先端に最も近い隅
部にはより多くの電流が流れる。そして、このライトタ
ッチデザインの制御回路が、ITO入力面の四隅から流
れる電流を受け、その電流からITO入力面上のスタイ
ラスの位置を算出する。
【0011】本発明は、このライトタッチのデザインに
基づき上述したようなスタイラスを複数利用することに
よって改良されるものである。各スタイラスは、ライト
タッチの制御回路によって使用される一意の特徴を生成
させるので、複数のスタイラスの内から該当するスタイ
ラスとそのスタイラスの位置を識別することができる。
これは、ペンコンピューティングによる利用形態やその
他の図形演算による適用領域で複数のスタイラスの利用
を可能にする。複数のスタイラスを同時に使用すること
によって生じた交番電界信号の組み合わせは、ITO入
力面の四隅で受け取られる。すなわち、複数のスタイラ
スを同時に使用して生じた電気信号は、ITO入力面の
四隅の各地点に取り付けられている共有導電パスに多重
送信される。その後、制御回路が該多重信号を元の信号
に分け、いずれのスタイラスが現在ITO入力面で使用
されているかを検出して分離すると共に、そのようにし
て分離された各スタイラスの現在位置を検出し分離す
る。
基づき上述したようなスタイラスを複数利用することに
よって改良されるものである。各スタイラスは、ライト
タッチの制御回路によって使用される一意の特徴を生成
させるので、複数のスタイラスの内から該当するスタイ
ラスとそのスタイラスの位置を識別することができる。
これは、ペンコンピューティングによる利用形態やその
他の図形演算による適用領域で複数のスタイラスの利用
を可能にする。複数のスタイラスを同時に使用すること
によって生じた交番電界信号の組み合わせは、ITO入
力面の四隅で受け取られる。すなわち、複数のスタイラ
スを同時に使用して生じた電気信号は、ITO入力面の
四隅の各地点に取り付けられている共有導電パスに多重
送信される。その後、制御回路が該多重信号を元の信号
に分け、いずれのスタイラスが現在ITO入力面で使用
されているかを検出して分離すると共に、そのようにし
て分離された各スタイラスの現在位置を検出し分離す
る。
【0012】ITO入力面上のスタイラス信号を多重化
または変調し、かつそれら多重化または変調された信号
を元の信号に分離または復調するのに、様々な公知技術
のいずれを利用してもよい。そのような公知技術の一例
として、周波数分割多重方式や時分割多重方式を利用し
て一つのペンが生じた信号を他のペンの生じた信号から
分離するものがある。当業者に公知の時分割多重技術
は、複数のスタイラスを同時に使用した場合に生じる結
合信号を乱雑にしたり、また元に戻したりするのにも本
発明に適用される。また、他の公知技術には、各スタイ
ラスが一意識別コードを生成し、該識別コードを制御回
路へ送信して複数のスタイラスの各所在地を分離する工
程を含むものがある。
または変調し、かつそれら多重化または変調された信号
を元の信号に分離または復調するのに、様々な公知技術
のいずれを利用してもよい。そのような公知技術の一例
として、周波数分割多重方式や時分割多重方式を利用し
て一つのペンが生じた信号を他のペンの生じた信号から
分離するものがある。当業者に公知の時分割多重技術
は、複数のスタイラスを同時に使用した場合に生じる結
合信号を乱雑にしたり、また元に戻したりするのにも本
発明に適用される。また、他の公知技術には、各スタイ
ラスが一意識別コードを生成し、該識別コードを制御回
路へ送信して複数のスタイラスの各所在地を分離する工
程を含むものがある。
【0013】ここで使用されている「入力面」という用
語は、一般的に「図形タブレット」、もしくは「タブレ
ット装置」とも呼ばれる。また、上述したような装置は
一般的に二次元ディジタイザとして知られているが、本
発明の方法および装置は三次元ディジタイザにも等しく
適用可能である。同様に、「ペン」および「スタイラ
ス」を交換可能に用い、二次元か三次元のいずれかにお
いて、それらの幾何学的位置に関する情報を生じるよう
な他の類似装置の代わりを勤めるものであってもよい。
語は、一般的に「図形タブレット」、もしくは「タブレ
ット装置」とも呼ばれる。また、上述したような装置は
一般的に二次元ディジタイザとして知られているが、本
発明の方法および装置は三次元ディジタイザにも等しく
適用可能である。同様に、「ペン」および「スタイラ
ス」を交換可能に用い、二次元か三次元のいずれかにお
いて、それらの幾何学的位置に関する情報を生じるよう
な他の類似装置の代わりを勤めるものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は様々な変形や代わりの形
態を受け入れることができるものであるが、特定の実施
形態を一例として図面に示し、以下に詳細に説明する。
しかしながら、本発明はここに開示される実施形態に制
限されるものではなく、特許請求の範囲によって特徴づ
けられた本発明の範囲内で、あらゆる変形例、等価品、
および代替え例をカバーするものであることは言うまで
もない。
態を受け入れることができるものであるが、特定の実施
形態を一例として図面に示し、以下に詳細に説明する。
しかしながら、本発明はここに開示される実施形態に制
限されるものではなく、特許請求の範囲によって特徴づ
けられた本発明の範囲内で、あらゆる変形例、等価品、
および代替え例をカバーするものであることは言うまで
もない。
【0015】(概要)図1は本発明の複数のスタイラス
によるデザインの典型的な利用形態を表すものである。
ここで、携帯式コンピュータシステム100は、複数の
スタイラス102と表示・入力タブレット面104とを
含む。この種の形態は、一般的に「ペンコンピューティ
ング」による利用形態と呼ばれ、普通のペンでするよう
に各スタイラス102を用いて表示・入力タブレット面
104に図形入力を行うものである。以下詳細に説明す
るように、各スタイラス102は内蔵バッテリー駆動式
装置であり、表示・入力タブレット面104上でその位
置を識別すると共に、それ自身の存在を他のスタイラス
102から区別する独自の情報を生成することができ
る。
によるデザインの典型的な利用形態を表すものである。
ここで、携帯式コンピュータシステム100は、複数の
スタイラス102と表示・入力タブレット面104とを
含む。この種の形態は、一般的に「ペンコンピューティ
ング」による利用形態と呼ばれ、普通のペンでするよう
に各スタイラス102を用いて表示・入力タブレット面
104に図形入力を行うものである。以下詳細に説明す
るように、各スタイラス102は内蔵バッテリー駆動式
装置であり、表示・入力タブレット面104上でその位
置を識別すると共に、それ自身の存在を他のスタイラス
102から区別する独自の情報を生成することができ
る。
【0016】次に、図2は本発明の複数のスタイラスに
よるデザインの典型的な第二の利用形態を表すものであ
る。図2において、デスクトップ型ワークステーション
200は、中央演算装置(CPU)212とディスプレ
イ202とを備える。図形タブレット208は、ケーブ
ル210経由でCPU212内のI/Oインタフェース
(図示せず)に接続されている。一方、複数のスタイラ
ス204は、ケーブル206経由でCPU212内のI
/Oインタフェース(図示せず)に接続されている。図
2に示すように、入力タブレット208と共に使用され
る際に各スタイラス204は独自の識別情報を供給す
る。情報のやりとりは、ケーブル206を介してスタイ
ラス204とCPU212の間で行われる。ここで、ス
タイラスに必要な電力と接地パスは、ケーブル206を
通じてCPU212からスタイラス204に供給されて
もよい。同様に、入力タブレット208とCPU212
の間でも、情報信号、電力および接地パスの供給がケー
ブル210を通じて供給されてもよい。
よるデザインの典型的な第二の利用形態を表すものであ
る。図2において、デスクトップ型ワークステーション
200は、中央演算装置(CPU)212とディスプレ
イ202とを備える。図形タブレット208は、ケーブ
ル210経由でCPU212内のI/Oインタフェース
(図示せず)に接続されている。一方、複数のスタイラ
ス204は、ケーブル206経由でCPU212内のI
/Oインタフェース(図示せず)に接続されている。図
2に示すように、入力タブレット208と共に使用され
る際に各スタイラス204は独自の識別情報を供給す
る。情報のやりとりは、ケーブル206を介してスタイ
ラス204とCPU212の間で行われる。ここで、ス
タイラスに必要な電力と接地パスは、ケーブル206を
通じてCPU212からスタイラス204に供給されて
もよい。同様に、入力タブレット208とCPU212
の間でも、情報信号、電力および接地パスの供給がケー
ブル210を通じて供給されてもよい。
【0017】図1および図2からわかるように、本発明
の複数のスタイラスデザインは、携帯式コンピュータに
よる利用形態と据置式デスクトップコンピュータによる
もののいずれにも適用することができる。同様に、図1
に示したコードレス型スタイラスデザインは、図2の据
置式コンピュータ環境に容易に適用でき、図2のケーブ
ルを取り付けた(ケーブルでつながれた)スタイラスデ
ザインも図1の携帯式コンピュータ環境に適用できる。
以下、本発明の説明は携帯式コンピュータによる利用形
態に焦点をあてるが、同様の考えやデザインを据置式デ
スクトップコンピュータ環境にも適用できることは当業
者にとって了承されるものと考える。
の複数のスタイラスデザインは、携帯式コンピュータに
よる利用形態と据置式デスクトップコンピュータによる
もののいずれにも適用することができる。同様に、図1
に示したコードレス型スタイラスデザインは、図2の据
置式コンピュータ環境に容易に適用でき、図2のケーブ
ルを取り付けた(ケーブルでつながれた)スタイラスデ
ザインも図1の携帯式コンピュータ環境に適用できる。
以下、本発明の説明は携帯式コンピュータによる利用形
態に焦点をあてるが、同様の考えやデザインを据置式デ
スクトップコンピュータ環境にも適用できることは当業
者にとって了承されるものと考える。
【0018】図1に示した携帯式コンピュータ環境にお
いて、その携帯式コンピュータのラスターディスプレイ
パネルの平面最上部には酸化錫インジウム(ITO)の
導電層が貼り込まれる。ITO導電層を図形入力面に適
用することは本技術分野ではよく知られている。Symbio
s Logic 社(前NCRおよびAT&T)が設計、市販し
ているライトタッチ(商標登録: Write TouchTM)ペン
およびその関連入力面は、携帯式コンピューティング用
途に適用される上記ITO技術の一例である。そして、
図1のバッテリー内蔵型スタイラス装置102はその先
端に交番電界を供給する。このスタイラスの先端がIT
O導電層に当てがわれると交番電界を誘導し、ITO層
の各隅に設けられた結線を通じて該電流は流れる。すな
わち、ITO層で誘導されたAC電界は矩形ITO面の
四隅に流れ、各隅に設けられた回路によって受け取ら
れ、電流から電圧に変換される。このITO層は電流の
流れに若干の抵抗を与えので、四隅にそれぞれ流れる電
流は、ITO面と接触しているスタイラス位置と各隅部
との間の距離に反比例する。ライトタッチの制御電子部
品に内蔵されるコントローラチップは、各隅で計測され
た相対的な電流によって決められる変換前のX−Y位置
のキャリブレーションを行い、標準座標に変換して携帯
式コンピュータ100のCPUに送信する。
いて、その携帯式コンピュータのラスターディスプレイ
パネルの平面最上部には酸化錫インジウム(ITO)の
導電層が貼り込まれる。ITO導電層を図形入力面に適
用することは本技術分野ではよく知られている。Symbio
s Logic 社(前NCRおよびAT&T)が設計、市販し
ているライトタッチ(商標登録: Write TouchTM)ペン
およびその関連入力面は、携帯式コンピューティング用
途に適用される上記ITO技術の一例である。そして、
図1のバッテリー内蔵型スタイラス装置102はその先
端に交番電界を供給する。このスタイラスの先端がIT
O導電層に当てがわれると交番電界を誘導し、ITO層
の各隅に設けられた結線を通じて該電流は流れる。すな
わち、ITO層で誘導されたAC電界は矩形ITO面の
四隅に流れ、各隅に設けられた回路によって受け取ら
れ、電流から電圧に変換される。このITO層は電流の
流れに若干の抵抗を与えので、四隅にそれぞれ流れる電
流は、ITO面と接触しているスタイラス位置と各隅部
との間の距離に反比例する。ライトタッチの制御電子部
品に内蔵されるコントローラチップは、各隅で計測され
た相対的な電流によって決められる変換前のX−Y位置
のキャリブレーションを行い、標準座標に変換して携帯
式コンピュータ100のCPUに送信する。
【0019】次いで、図3および図4はITO入力面3
00と連係して作動している単一のスタイラス302を
示すものである。ここでは、他の隅部に比べて、BBで
示すパスを通る左下隅部から最も離れ、かつDDで示す
パスを通る右上隅部に最も近い地点で、スタイラス30
2の先端304がITO入力面300に接触している。
また、先端304がITO入力面300上に接触してい
る地点から左上隅部までの距離はAAで示すパスで表さ
れ、右下隅部までの距離はCCで示すパスで表される。
そして、これら四つの隅部の内で最も距離の長いものが
値1として標準化され、ここではパスBBで示す距離が
それに該当する。先端304から残りの三つの隅部まで
の距離AA,CCおよびDDは、パスBBに基づく標準
単位距離に対して決められたそれぞれの距離で示され
る。具体的に言うと、パスAAはパスBBを基準にする
と(1とすると)0.66となり、パスCCは0.9
3、パスDDは0.55となる。これら規格化された距
離は、スタイラス302の先端304からITO入力面
300の各隅部に流れる交流電流に反比例する。
00と連係して作動している単一のスタイラス302を
示すものである。ここでは、他の隅部に比べて、BBで
示すパスを通る左下隅部から最も離れ、かつDDで示す
パスを通る右上隅部に最も近い地点で、スタイラス30
2の先端304がITO入力面300に接触している。
また、先端304がITO入力面300上に接触してい
る地点から左上隅部までの距離はAAで示すパスで表さ
れ、右下隅部までの距離はCCで示すパスで表される。
そして、これら四つの隅部の内で最も距離の長いものが
値1として標準化され、ここではパスBBで示す距離が
それに該当する。先端304から残りの三つの隅部まで
の距離AA,CCおよびDDは、パスBBに基づく標準
単位距離に対して決められたそれぞれの距離で示され
る。具体的に言うと、パスAAはパスBBを基準にする
と(1とすると)0.66となり、パスCCは0.9
3、パスDDは0.55となる。これら規格化された距
離は、スタイラス302の先端304からITO入力面
300の各隅部に流れる交流電流に反比例する。
【0020】図4に示すように、スタイラス302は、
その先端304からITO入力面300上に交番電界を
生じる。この交番AC電界がITO面300に交流電流
の流れを誘導し、誘導された電流の流れは、矢印I1,
I2,I3およびI4でそれぞれ示すように四隅へと広
がる。ITO入力面300の各隅部には、電流電圧変換
回路(電流電圧コンバータ)402が取り付けられてお
り、A,B,CおよびDでそれぞれ示す四つのチャネル
に向け、各隅部での電流をそれぞれ標準化された電圧に
変換する。ここで、スタイラス302の先端304の接
触地点からITO入力面300の隅部に向かう各パスの
抵抗率は、各隅部に向けられた電流に反比例する。すな
わち、図3に示すように、最も低い電流が(標準距離1
を有する)パスBBの隅部へ向けられ、最も高い電流が
(規格化された距離0.55を有する)パスDDの隅部
へ向けられる。また、(規格化された距離0.66を有
する)パスAAの電流および(規格化された距離0.9
3を有する)パスCCの電流は、それぞれパスDDおよ
びBBに基づく最低電流と最高電流との中間値を取る。
それゆえ、ITO入力面300の各隅部に取り付けられ
た電流電圧変換回路402が生じた電圧は、スタイラス
302の先端304からITO入力面300の各隅部ま
での各パスの長さに正比例する。ライトタッチの技術に
見られるように、コントローラ回路がITO入力面30
0に当てがわれるスタイラス302の先端の絶対位置を
判断する。このコントローラ回路は、まず、電流電圧変
換回路402の生じた電圧を四つの導体から受け取る。
すなわち、ITO入力面の各隅部からの電圧がコントロ
ーラ回路に供給される。その後、コントローラ回路は、
入力面300に当てがわれた先端304の絶対位置を計
算し、それらの座標をコンピュータシステムのCPUに
送る。このようにして、送信された座標が図形演算用途
に利用される。
その先端304からITO入力面300上に交番電界を
生じる。この交番AC電界がITO面300に交流電流
の流れを誘導し、誘導された電流の流れは、矢印I1,
I2,I3およびI4でそれぞれ示すように四隅へと広
がる。ITO入力面300の各隅部には、電流電圧変換
回路(電流電圧コンバータ)402が取り付けられてお
り、A,B,CおよびDでそれぞれ示す四つのチャネル
に向け、各隅部での電流をそれぞれ標準化された電圧に
変換する。ここで、スタイラス302の先端304の接
触地点からITO入力面300の隅部に向かう各パスの
抵抗率は、各隅部に向けられた電流に反比例する。すな
わち、図3に示すように、最も低い電流が(標準距離1
を有する)パスBBの隅部へ向けられ、最も高い電流が
(規格化された距離0.55を有する)パスDDの隅部
へ向けられる。また、(規格化された距離0.66を有
する)パスAAの電流および(規格化された距離0.9
3を有する)パスCCの電流は、それぞれパスDDおよ
びBBに基づく最低電流と最高電流との中間値を取る。
それゆえ、ITO入力面300の各隅部に取り付けられ
た電流電圧変換回路402が生じた電圧は、スタイラス
302の先端304からITO入力面300の各隅部ま
での各パスの長さに正比例する。ライトタッチの技術に
見られるように、コントローラ回路がITO入力面30
0に当てがわれるスタイラス302の先端の絶対位置を
判断する。このコントローラ回路は、まず、電流電圧変
換回路402の生じた電圧を四つの導体から受け取る。
すなわち、ITO入力面の各隅部からの電圧がコントロ
ーラ回路に供給される。その後、コントローラ回路は、
入力面300に当てがわれた先端304の絶対位置を計
算し、それらの座標をコンピュータシステムのCPUに
送る。このようにして、送信された座標が図形演算用途
に利用される。
【0021】(複式スタイラス)図5は複数のスタイラ
スをITO入力面300と連係して使用する場合を示す
図である。ここでは、第一のスタイラス502が、その
先端506を介してITO入力面300に交番電界51
0をかけ、第二のスタイラス504が、その先端508
を介して同じくITO入力面300に交番電界512を
かけている。複数のスタイラス502および504は、
ITO入力面300の異なる位置に電界510および5
12をそれぞれ生じるので、ITO入力面300に誘導
される交流電流の組み合わせは、それぞれA,B,Cお
よびDで示したITO入力面300の四隅で感知され
る。また、電流電圧変換回路402が、ITO入力面3
00のそれら隅部A,B,CおよびDにそれぞれ導体5
60,562,564および566によって取り付けら
れており、これら導体560,562,564および5
66で受け取った電流から電流電圧変換回路402の生
じた電圧はそれぞれ導体550,552,554および
556に印加される。
スをITO入力面300と連係して使用する場合を示す
図である。ここでは、第一のスタイラス502が、その
先端506を介してITO入力面300に交番電界51
0をかけ、第二のスタイラス504が、その先端508
を介して同じくITO入力面300に交番電界512を
かけている。複数のスタイラス502および504は、
ITO入力面300の異なる位置に電界510および5
12をそれぞれ生じるので、ITO入力面300に誘導
される交流電流の組み合わせは、それぞれA,B,Cお
よびDで示したITO入力面300の四隅で感知され
る。また、電流電圧変換回路402が、ITO入力面3
00のそれら隅部A,B,CおよびDにそれぞれ導体5
60,562,564および566によって取り付けら
れており、これら導体560,562,564および5
66で受け取った電流から電流電圧変換回路402の生
じた電圧はそれぞれ導体550,552,554および
556に印加される。
【0022】これら導体550〜556に印加された電
圧は、両スタイラス502および504の結合電界を反
映するものである。すなわち、導体550〜556を通
る信号を適宜多重化することによって、個別ペン選択回
路500が信号を元のように分離し、各スタイラス50
2および504の生じた信号をそれぞれ判断する。そし
て、個々のスタイラス502および504毎に分離され
た信号は、各自に関連した位置算出回路514〜518
にそれぞれ差し向けられ、各先端506または508の
ITO入力面300上の絶対位置が判断される。具体的
に言うと、図5に示すように、個別ペン選択回路500
によって分離されたペン502の信号は、パス568を
通じて位置算出回路514に充当される。同時に、ペン
504からの分離信号はパス568を通じて位置算出回
路516に振り向けられる。
圧は、両スタイラス502および504の結合電界を反
映するものである。すなわち、導体550〜556を通
る信号を適宜多重化することによって、個別ペン選択回
路500が信号を元のように分離し、各スタイラス50
2および504の生じた信号をそれぞれ判断する。そし
て、個々のスタイラス502および504毎に分離され
た信号は、各自に関連した位置算出回路514〜518
にそれぞれ差し向けられ、各先端506または508の
ITO入力面300上の絶対位置が判断される。具体的
に言うと、図5に示すように、個別ペン選択回路500
によって分離されたペン502の信号は、パス568を
通じて位置算出回路514に充当される。同時に、ペン
504からの分離信号はパス568を通じて位置算出回
路516に振り向けられる。
【0023】そして、位置算出回路514〜518によ
って算出された位置情報は、データ処理システムに内蔵
されたコンピュータ利用のI/Oインタフェース520
に入力されるべく、パス570に充当される。複数のス
タイラス502および504から得られたこの位置情報
はデータ処理システムで利用される。一方、他の回路
や、コンピュータ利用のインターフェース520に付属
するソフトウェアにより、図形情報がバス572を通し
てデータ処理システムのディスプレイに適宜差し向けら
れる。ここで、ディスプレイに向けられる情報の精度
は、コンピュータ利用のI/Oインタフェース520に
付随して用いられる特定アプリケーションに依存する。
って算出された位置情報は、データ処理システムに内蔵
されたコンピュータ利用のI/Oインタフェース520
に入力されるべく、パス570に充当される。複数のス
タイラス502および504から得られたこの位置情報
はデータ処理システムで利用される。一方、他の回路
や、コンピュータ利用のインターフェース520に付属
するソフトウェアにより、図形情報がバス572を通し
てデータ処理システムのディスプレイに適宜差し向けら
れる。ここで、ディスプレイに向けられる情報の精度
は、コンピュータ利用のI/Oインタフェース520に
付随して用いられる特定アプリケーションに依存する。
【0024】次に、図6および図7は、図5のITO入
力面300上のペン位置502および504にほぼ対応
する信号の典型例をそれぞれ示すものである。ここで、
スタイラス502は、ITO入力面300の四隅の内で
地点Bから最も遠く、かつITO入力面300上地点D
に最も近い位置にある(図5参照)。また、ITO入力
面300上の地点AおよびCは、地点BおよびDに対し
てスタイラス502から中間の距離にある。図6に曲線
で描かれた信号は、スタイラスの先端506からITO
入力面300の四隅A,B,CおよびDの各地点に流れ
る電流の振幅をおおよそ示す。ITO入力面300のB
で示した隅部がスタイラス502の先端506から最も
遠く離れた地点なので、チャネルBで示した図6のその
対応グラフはITO入力面300の地点Bに流れる交流
電流の最低振幅に反映する。一方、図6のチャネルDで
示すグラフは、ITO入力面300の四隅のいずれかで
受け取った交流電流の振幅の内で最高値に相当し、ここ
ではスタイラス502から最も近い地点Dに流れる電流
の振幅を示している。また、ITO入力面300上の地
点AおよびCは、地点BおよびDを基準にするとそれぞ
れ中間距離にあるので、それらの隅部(地点Aおよび
C)で受け取った交流電流の振幅は中間値を示す。
力面300上のペン位置502および504にほぼ対応
する信号の典型例をそれぞれ示すものである。ここで、
スタイラス502は、ITO入力面300の四隅の内で
地点Bから最も遠く、かつITO入力面300上地点D
に最も近い位置にある(図5参照)。また、ITO入力
面300上の地点AおよびCは、地点BおよびDに対し
てスタイラス502から中間の距離にある。図6に曲線
で描かれた信号は、スタイラスの先端506からITO
入力面300の四隅A,B,CおよびDの各地点に流れ
る電流の振幅をおおよそ示す。ITO入力面300のB
で示した隅部がスタイラス502の先端506から最も
遠く離れた地点なので、チャネルBで示した図6のその
対応グラフはITO入力面300の地点Bに流れる交流
電流の最低振幅に反映する。一方、図6のチャネルDで
示すグラフは、ITO入力面300の四隅のいずれかで
受け取った交流電流の振幅の内で最高値に相当し、ここ
ではスタイラス502から最も近い地点Dに流れる電流
の振幅を示している。また、ITO入力面300上の地
点AおよびCは、地点BおよびDを基準にするとそれぞ
れ中間距離にあるので、それらの隅部(地点Aおよび
C)で受け取った交流電流の振幅は中間値を示す。
【0025】図7は、スタイラス504の先端508が
生じ、ITO入力面300の四隅の各地点で受け止めら
れた交流電流の流れをおおよそ示すグラフである。ここ
で、ITO入力面300の地点Aはスタイラス504の
先端508から最も遠く離れているので、チャネルAで
示した対応グラフは、ITO入力面300の四隅に向か
う交流電流の流れの内で相対的に最も低い振幅を示す。
また、図7のチャネルCで示したグラフは、スタイラス
504の先端508に最も近いITO入力面300の地
点Cで受け取られる交流電流に相当するので、相対的に
最も高い交流電流の振幅となる。一方、ITO入力面3
00の地点BおよびDは、地点AおよびCを基準にする
とそれぞれ中間距離にある。それゆえ、チャネルBおよ
びDで示す図7のグラフは、チャネルAおよびCとして
示した振幅の中間にある交流電流振幅を表す。
生じ、ITO入力面300の四隅の各地点で受け止めら
れた交流電流の流れをおおよそ示すグラフである。ここ
で、ITO入力面300の地点Aはスタイラス504の
先端508から最も遠く離れているので、チャネルAで
示した対応グラフは、ITO入力面300の四隅に向か
う交流電流の流れの内で相対的に最も低い振幅を示す。
また、図7のチャネルCで示したグラフは、スタイラス
504の先端508に最も近いITO入力面300の地
点Cで受け取られる交流電流に相当するので、相対的に
最も高い交流電流の振幅となる。一方、ITO入力面3
00の地点BおよびDは、地点AおよびCを基準にする
とそれぞれ中間距離にある。それゆえ、チャネルBおよ
びDで示す図7のグラフは、チャネルAおよびCとして
示した振幅の中間にある交流電流振幅を表す。
【0026】スタイラス502に対応して図6に示す信
号は、パス560〜566に加えられ、電流電圧変換回
路402で電圧に変換され、個別ペン選択回路500に
受信され、パス568を通って位置算出回路514に供
給される。このようにして、ITO入力面300上にお
けるスタイラス502の絶対位置が位置算出回路514
で判断される。図7に示す信号は、同様にパス560〜
566に加えられ、電流電圧変換回路402で電圧に変
換され、個別ペン選択回路500に受信された後、パス
568を通って位置算出回路516に供給される。この
ようにして、ITO入力面300上におけるスタイラス
504の絶対位置が位置算出回路516で算出される。
図6および図7に示した両信号はパス550〜556お
よび560〜566では結合(重畳)されており、個別
ペン選択回路500が結合信号を元の信号に分け、スタ
イラス502の生じた信号とスタイラス504の生じた
信号とを区別、分離する。この個別ペン選択回路500
には公知の信号多重・多重分離技術の内いずれかが適用
される。なお、個別ペン選択回路500でほぼ元の状態
に分離可能なように、導電パス550〜556および5
60〜566への信号を多重化するのに適した様々な方
法を見分けることは、当業者にとってさほど難しいこと
ではないと考えられる。
号は、パス560〜566に加えられ、電流電圧変換回
路402で電圧に変換され、個別ペン選択回路500に
受信され、パス568を通って位置算出回路514に供
給される。このようにして、ITO入力面300上にお
けるスタイラス502の絶対位置が位置算出回路514
で判断される。図7に示す信号は、同様にパス560〜
566に加えられ、電流電圧変換回路402で電圧に変
換され、個別ペン選択回路500に受信された後、パス
568を通って位置算出回路516に供給される。この
ようにして、ITO入力面300上におけるスタイラス
504の絶対位置が位置算出回路516で算出される。
図6および図7に示した両信号はパス550〜556お
よび560〜566では結合(重畳)されており、個別
ペン選択回路500が結合信号を元の信号に分け、スタ
イラス502の生じた信号とスタイラス504の生じた
信号とを区別、分離する。この個別ペン選択回路500
には公知の信号多重・多重分離技術の内いずれかが適用
される。なお、個別ペン選択回路500でほぼ元の状態
に分離可能なように、導電パス550〜556および5
60〜566への信号を多重化するのに適した様々な方
法を見分けることは、当業者にとってさほど難しいこと
ではないと考えられる。
【0027】(多重通信)本発明の範囲内であれば、入
力面300に交番電界をかける複数のスタイラスの各信
号を多重化するのに公知の多重通信技術のいずれを適用
してもよい。そのような典型的な多重通信技術の一つ
に、周波数分割多重方式を用いて複数の信号を単一の導
体に充当するものがある。ここでは、各信号毎にそれぞ
れ特定の周波数が利用される。具体的に言うと、例え
ば、図6および図7に示したチャネルAの信号をそれぞ
れ異なる二つの周波数で図5の導体550に充当するこ
とができる。この場合、例えば、周波数のうち第一の帯
域は、スタイラス502の先端506が生じた交番電界
に対応するチャネルAの信号を表す。一方、周波数のう
ち第二の帯域は、スタイラス504の先端508がIT
O入力面に生じたチャネルAの信号を表す。なお、IT
O入力面300に交番電界を生じる二つ以上のスタイラ
スを示すのに複数の周波数を利用できることは、当業者
にとって容易に了承されるものと考える。同様の周波数
分割(周波数帯域)は、複数のスタイラスの各々から残
りの各チャネル(B,CまたはD)に送信される信号を
対応するITO入力面300の各隅部で多重化するのに
役立つ。その後、四つのチャネルの各々から送られ導電
パス550〜556に充当された信号は、複数のスタイ
ラスの各自に対応する各予想周波数域をフィルターにか
けて振り分けることにより、個別ペン選択回路500で
それぞれ元の信号に分離される。そのような周波数分割
多重および分離方式を提供するようなアナログまたはデ
ィジタル技術は、一般的に様々なものが当業者の間でよ
く知られている。
力面300に交番電界をかける複数のスタイラスの各信
号を多重化するのに公知の多重通信技術のいずれを適用
してもよい。そのような典型的な多重通信技術の一つ
に、周波数分割多重方式を用いて複数の信号を単一の導
体に充当するものがある。ここでは、各信号毎にそれぞ
れ特定の周波数が利用される。具体的に言うと、例え
ば、図6および図7に示したチャネルAの信号をそれぞ
れ異なる二つの周波数で図5の導体550に充当するこ
とができる。この場合、例えば、周波数のうち第一の帯
域は、スタイラス502の先端506が生じた交番電界
に対応するチャネルAの信号を表す。一方、周波数のう
ち第二の帯域は、スタイラス504の先端508がIT
O入力面に生じたチャネルAの信号を表す。なお、IT
O入力面300に交番電界を生じる二つ以上のスタイラ
スを示すのに複数の周波数を利用できることは、当業者
にとって容易に了承されるものと考える。同様の周波数
分割(周波数帯域)は、複数のスタイラスの各々から残
りの各チャネル(B,CまたはD)に送信される信号を
対応するITO入力面300の各隅部で多重化するのに
役立つ。その後、四つのチャネルの各々から送られ導電
パス550〜556に充当された信号は、複数のスタイ
ラスの各自に対応する各予想周波数域をフィルターにか
けて振り分けることにより、個別ペン選択回路500で
それぞれ元の信号に分離される。そのような周波数分割
多重および分離方式を提供するようなアナログまたはデ
ィジタル技術は、一般的に様々なものが当業者の間でよ
く知られている。
【0028】時分割多重化方式は他の公知技術であり、
同様に、一つの共有導体に複数の信号を充当するのに用
いられる。この時分割多重化方式を利用した場合、図2
に示すように、複数のスタイラスが共有信号パスで一組
の共有制御電子部品に接続されると、例えば、共通の基
準時間信号が全てのスタイラスに充当される。この基準
時間信号は、各スタイラスでそれぞれの交番電界を生成
するのに用いられる。また、この基準時間信号は図5の
個別ペン選択回路500にも供給される。このように、
全てのスタイラスと個別ペン選択回路500が同期した
基準時間信号を共有する。一方、スタイラスには各自特
定の時間間隔(タイムスロット)が割り当てられてお
り、各々異なる時間間隔で各自信号を共有導体(550
〜556および560〜566)に充当する。従って、
この同期した基準時間信号を用いると、共有導電パスに
それぞれの信号を充当するタイムスロットに基づき複数
のスタイラスがそれぞれ分離、識別可能となる。例え
ば、第一の時間間隔の間に第一のスタイラスが使用され
いる場合には、その交番電界が共有導体に生じる。次い
で、第二の時間からN番目の時間間隔の間に、第二のス
タイラス乃至N番目のスタイラスが使用されている場合
には、それぞれ対応する電界信号が共有導電パスに供給
される。一方、個別ペン選択回路500も共通の同期基
準時間に基づき動作するので、各時間間隔の間にサンプ
リングされた信号を複数のスタイラスの対応する一つに
関連づけるという単純な方法で信号を分離することがで
きる。上述したような時分割多重化技術は当業者に公知
のものなので、これ以上の説明は省略する。
同様に、一つの共有導体に複数の信号を充当するのに用
いられる。この時分割多重化方式を利用した場合、図2
に示すように、複数のスタイラスが共有信号パスで一組
の共有制御電子部品に接続されると、例えば、共通の基
準時間信号が全てのスタイラスに充当される。この基準
時間信号は、各スタイラスでそれぞれの交番電界を生成
するのに用いられる。また、この基準時間信号は図5の
個別ペン選択回路500にも供給される。このように、
全てのスタイラスと個別ペン選択回路500が同期した
基準時間信号を共有する。一方、スタイラスには各自特
定の時間間隔(タイムスロット)が割り当てられてお
り、各々異なる時間間隔で各自信号を共有導体(550
〜556および560〜566)に充当する。従って、
この同期した基準時間信号を用いると、共有導電パスに
それぞれの信号を充当するタイムスロットに基づき複数
のスタイラスがそれぞれ分離、識別可能となる。例え
ば、第一の時間間隔の間に第一のスタイラスが使用され
いる場合には、その交番電界が共有導体に生じる。次い
で、第二の時間からN番目の時間間隔の間に、第二のス
タイラス乃至N番目のスタイラスが使用されている場合
には、それぞれ対応する電界信号が共有導電パスに供給
される。一方、個別ペン選択回路500も共通の同期基
準時間に基づき動作するので、各時間間隔の間にサンプ
リングされた信号を複数のスタイラスの対応する一つに
関連づけるという単純な方法で信号を分離することがで
きる。上述したような時分割多重化技術は当業者に公知
のものなので、これ以上の説明は省略する。
【0029】次に、図8は、複数の信号を共有導電パス
で多重送信することのできる他の試みを示すものであ
る。図8において、スタイラス502および504がそ
れぞれ生じた信号は、チャネルA〜Dで示す四つの導電
パスで結合される。ここで、スタイラス504に相当す
る信号は、固定オフセットにより、スタイラス502の
生じた信号に対して位相のずれたものとなる。上述した
ように、図2で制御電子部品とスタイラスとが共通の制
御回路パスを共有する場合、共通の一周波数源を各スタ
イラスのために使用することができる。各スタイラス
は、各自の周波数交番電界を生成させるのにそれぞれ独
自の固定位相オフセットを利用する。例えば、供給され
た共通固定周波数で交番電界を生成する場合、第一のス
タイラスは0の位相オフセットを適用する。一方、第二
のスタイラス乃至N番目のスタイラスは、生成された共
通固定周波数の交番電界に特有の、かつそれぞれ異なる
位相オフセットを適用する。そのような固定周波数と、
複数のスタイラス間で既知の固定位相オフセットとを利
用して共有導電パス上の信号の関係を認識することによ
り、図5の個別ペン選択回路500は各スタイラスに対
応する信号を分離することができる。このような位相オ
フセット多重化のためのアナログおよびディジタル技術
は当業者に公知のものなので、これ以上の説明は省略す
る。
で多重送信することのできる他の試みを示すものであ
る。図8において、スタイラス502および504がそ
れぞれ生じた信号は、チャネルA〜Dで示す四つの導電
パスで結合される。ここで、スタイラス504に相当す
る信号は、固定オフセットにより、スタイラス502の
生じた信号に対して位相のずれたものとなる。上述した
ように、図2で制御電子部品とスタイラスとが共通の制
御回路パスを共有する場合、共通の一周波数源を各スタ
イラスのために使用することができる。各スタイラス
は、各自の周波数交番電界を生成させるのにそれぞれ独
自の固定位相オフセットを利用する。例えば、供給され
た共通固定周波数で交番電界を生成する場合、第一のス
タイラスは0の位相オフセットを適用する。一方、第二
のスタイラス乃至N番目のスタイラスは、生成された共
通固定周波数の交番電界に特有の、かつそれぞれ異なる
位相オフセットを適用する。そのような固定周波数と、
複数のスタイラス間で既知の固定位相オフセットとを利
用して共有導電パス上の信号の関係を認識することによ
り、図5の個別ペン選択回路500は各スタイラスに対
応する信号を分離することができる。このような位相オ
フセット多重化のためのアナログおよびディジタル技術
は当業者に公知のものなので、これ以上の説明は省略す
る。
【0030】本発明で複数のスタイラスを識別するさら
に他の試みでは、一意の識別パルスデータシーケンスが
複数のスタイラスの各々から生成される。シリアルデー
タを符号化する方法は当業者によく知られている。例え
ば、開始ビットや開始フラグに合わせてデータシーケン
スを開始し、停止ビットや停止フラグに合わせて終了す
る非同期伝送技術を用いて、識別データシーケンスの伝
送を交番電界信号から分離することができる。また、搬
送波検出および衝突探知等の技術を各スタイラスに関連
させて用いることにより、複数のスタイラスが情報を同
時に伝送することから派生するデータの損失を回避する
ことができる。これらの技術のみならず、このように識
別データシーケンスを送信する他の技術に関しても、電
子通信技術の当業者に公知のものである。
に他の試みでは、一意の識別パルスデータシーケンスが
複数のスタイラスの各々から生成される。シリアルデー
タを符号化する方法は当業者によく知られている。例え
ば、開始ビットや開始フラグに合わせてデータシーケン
スを開始し、停止ビットや停止フラグに合わせて終了す
る非同期伝送技術を用いて、識別データシーケンスの伝
送を交番電界信号から分離することができる。また、搬
送波検出および衝突探知等の技術を各スタイラスに関連
させて用いることにより、複数のスタイラスが情報を同
時に伝送することから派生するデータの損失を回避する
ことができる。これらの技術のみならず、このように識
別データシーケンスを送信する他の技術に関しても、電
子通信技術の当業者に公知のものである。
【0031】(スタイラス装置例)図9はスタイラス9
00を表し、その先端902で交番電界信号を生成すべ
く本発明に利用可能なものである。ここで、ユーザ押下
げボタン906で起動するスイッチ908が、正弦波生
成器904によって生成された交番電界を導体910に
生じさせる。このように、交番電界は先端902に接続
され、図5に示すような入力面にその交番電界を生じ
る。なお、ここで示したスイッチ908およびボタン9
06によるその起動がその他多くの等価スイッチデザイ
ンの一例にすぎないことは、当業者にとって容易に了承
されるものと考える。例えば、先端902それ自身がス
イッチであってもよく、その場合、先端902は第一の
位置(開位置)に偏向したスプリングでできており、入
力面にその先端902を押し付けてその先端902の位
置をスタイラス900の中へと押し下げることによって
第二の位置(閉位置)へと移動する。また、スイッチ9
08は正弦波生成器904に入力される起動信号と関連
づけられていてもよく、その場合、スイッチ908を閉
じると正弦波生成器904の動作が有効となり、開ける
と無効になる。
00を表し、その先端902で交番電界信号を生成すべ
く本発明に利用可能なものである。ここで、ユーザ押下
げボタン906で起動するスイッチ908が、正弦波生
成器904によって生成された交番電界を導体910に
生じさせる。このように、交番電界は先端902に接続
され、図5に示すような入力面にその交番電界を生じ
る。なお、ここで示したスイッチ908およびボタン9
06によるその起動がその他多くの等価スイッチデザイ
ンの一例にすぎないことは、当業者にとって容易に了承
されるものと考える。例えば、先端902それ自身がス
イッチであってもよく、その場合、先端902は第一の
位置(開位置)に偏向したスプリングでできており、入
力面にその先端902を押し付けてその先端902の位
置をスタイラス900の中へと押し下げることによって
第二の位置(閉位置)へと移動する。また、スイッチ9
08は正弦波生成器904に入力される起動信号と関連
づけられていてもよく、その場合、スイッチ908を閉
じると正弦波生成器904の動作が有効となり、開ける
と無効になる。
【0032】以上説明したように、図1に示すようなコ
ードレス操作用にスタイラス900がバッテリー駆動式
であっても(ここでバッテリーは図示せず)、または、
図2に示すようなデスクトップ用途に向け、ケーブルで
中央処理装置に取り付けられていてもよい。なお、各ス
タイラスにはそれぞれ独自の周波数が割り当てられる
か、あるいは他のスタイラスに対して独自の位相関係が
与えられるように、正弦波生成器904がカスタマイズ
可能であることも、当業者にとって容易に了承されるも
のと考える。すなわち、当業者に公知の技術を利用し
て、スタイラス900のエンドユーザによる正弦波生成
器904機能のカスタマイズを可能にする。例えば、D
IPスイッチやロータリースイッチを用いることによ
り、正弦生成器904の生じた独自の周波数、あるいは
正弦波信号に充当される独自の位相オフセットに基づ
き、そのスタイラスを識別する様々な初期設定形態の範
囲内で、エンドユーザが所望の形態を選択できるように
する。各スタイラスはそれぞれ独自の正弦波生成器90
4の識別形態にカスタマイズされ、図5の個別ペン選択
回路500が複数のスタイラスにより入力面に生じた複
数の電界を分離する。これは、個々のスタイラスの電気
信号を分離し、同時に使用されている複数のスタイラス
の各位置を検出するのを可能にする。
ードレス操作用にスタイラス900がバッテリー駆動式
であっても(ここでバッテリーは図示せず)、または、
図2に示すようなデスクトップ用途に向け、ケーブルで
中央処理装置に取り付けられていてもよい。なお、各ス
タイラスにはそれぞれ独自の周波数が割り当てられる
か、あるいは他のスタイラスに対して独自の位相関係が
与えられるように、正弦波生成器904がカスタマイズ
可能であることも、当業者にとって容易に了承されるも
のと考える。すなわち、当業者に公知の技術を利用し
て、スタイラス900のエンドユーザによる正弦波生成
器904機能のカスタマイズを可能にする。例えば、D
IPスイッチやロータリースイッチを用いることによ
り、正弦生成器904の生じた独自の周波数、あるいは
正弦波信号に充当される独自の位相オフセットに基づ
き、そのスタイラスを識別する様々な初期設定形態の範
囲内で、エンドユーザが所望の形態を選択できるように
する。各スタイラスはそれぞれ独自の正弦波生成器90
4の識別形態にカスタマイズされ、図5の個別ペン選択
回路500が複数のスタイラスにより入力面に生じた複
数の電界を分離する。これは、個々のスタイラスの電気
信号を分離し、同時に使用されている複数のスタイラス
の各位置を検出するのを可能にする。
【0033】以上、図面およびその説明で本発明を詳細
に説明したが、そのような図や説明は一例とみなすべき
ものであって本発明を限定するものではない。すなわ
ち、良好な一実施形態を示し説明しただけであって、本
発明の範囲内であれば、あらゆる変更や変形も保護され
るべきものである。
に説明したが、そのような図や説明は一例とみなすべき
ものであって本発明を限定するものではない。すなわ
ち、良好な一実施形態を示し説明しただけであって、本
発明の範囲内であれば、あらゆる変更や変形も保護され
るべきものである。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数のスタイラス各自が、交番電界電流を図形入
力面の酸化錫インジウム(ITO)層の四隅に誘導する
ことにより、図形入力面の制御回路に宛てて一意に識別
されるそのスタイラスの情報を生じるので、複数のスタ
イラスが共通の図形入力面で利用可能となる。
れば、複数のスタイラス各自が、交番電界電流を図形入
力面の酸化錫インジウム(ITO)層の四隅に誘導する
ことにより、図形入力面の制御回路に宛てて一意に識別
されるそのスタイラスの情報を生じるので、複数のスタ
イラスが共通の図形入力面で利用可能となる。
【図1】 本発明に係わり、複数のスタイラスを使用す
る典型的な携帯式ペンコンピューティングによる利用形
態を示す図である。
る典型的な携帯式ペンコンピューティングによる利用形
態を示す図である。
【図2】 本発明に係わり、複数のスタイラスを使用す
る典型的なデスクトップコンピューティングによる利用
形態を示す図である。
る典型的なデスクトップコンピューティングによる利用
形態を示す図である。
【図3】 従来の技術に従い入力面で使用中のスタイラ
スを示す図である。
スを示す図である。
【図4】 従来の技術に従い入力面で使用中のスタイラ
スを示す図である。
スを示す図である。
【図5】 複数のスタイラスが一入力面を共通に使用す
る本発明の一実施形態を示す図である。
る本発明の一実施形態を示す図である。
【図6】 図5に示すスタイラスのうち一方のスタイラ
スが生じた信号波形のグラフである。
スが生じた信号波形のグラフである。
【図7】 図5に示すスタイラスのうち他方のスタイラ
スが生じた信号波形のグラフである。
スが生じた信号波形のグラフである。
【図8】 固定位相オフセットで重ね合わされた図7お
よび図8の信号波形のグラフである。
よび図8の信号波形のグラフである。
【図9】 本発明に付随して使用可能な従来のスタイラ
スの構成例を示す図である。
スの構成例を示す図である。
300 図形入力面 402 電流電圧変換回路 500 個別ペン選択回路 502,504 スタイラス(ペン) 506,508 先端 510,512 交番電界 514〜518 位置算出回路 520 I/Oインタフェース 550〜556,560〜566 導電パス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン ピー.カリコット アメリカ合衆国 コロラド州 80917 コ ロラド スプリングス、デボネア サーク ル 4625 (72)発明者 スティーブン ケイ.スクーグ アメリカ合衆国 コロラド州 80917 コ ロラド スプリングス、カントリー ブル ック コート 4915
Claims (16)
- 【請求項1】 コンピュータシステムに図形入力を提供
し、幾何学座標の範囲内でオペレータによって移動され
るスタイラスと、該スタイラスの幾何学座標を探知する
手段と、前記コンピュータシステムに前記座標を伝える
手段とを備えた図形入力装置において、 前記スタイラスに設けられ、複数のスタイラスから各ス
タイラスを一意に識別する手段と、 前記探知手段と前記一意識別手段と連係して、複数のス
タイラスから各スタイラスの幾何学座標を分離し検出す
る手段とを設けたことを特徴とする図形入力装置。 - 【請求項2】 前記一意識別手段が固定周波数信号を生
成させる信号生成手段をさらに備えることを特徴とする
請求項1記載の図形入力装置。 - 【請求項3】 前記複数のスタイラスから各スタイラス
に固有の固定周波数を選択する手段をさらに備えること
を特徴とする請求項2記載の図形入力装置。 - 【請求項4】 共有導体に供給される複数の前記固定周
波数信号を結合する周波数分割多重手段と、 組み合わせで共有導体に供給された前記固定周波数信号
から元の各信号に分離する周波数分割多重分離手段とを
さらに備えることを特徴とする請求項3記載の図形入力
装置。 - 【請求項5】 共有導体に供給される複数の前記固定周
波数信号を結合する時分割多重手段と、 組み合わせで共有導体に供給された前記固定周波数信号
から元の各信号に分離する時分割多重分離手段とをさら
に備えることを特徴とする請求項3記載の図形入力装
置。 - 【請求項6】 前記複数のスタイラスから各スタイラス
の固定位相オフセットを選択する手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項2記載の図形入力装置。 - 【請求項7】 選択された位相オフセットを有して共有
導体に供給される複数の前記固定周波数信号を結合する
多重手段と、 選択された位相オフセットを有し、組み合わせで共有導
体に供給された前記固定周波数信号から元の各信号に分
離する多重分離手段とをさらに備えることを特徴とする
請求項6記載の図形入力装置。 - 【請求項8】 前記複数のスタイラスの各々に付随し、
共有導体に供給される一意識別データシーケンスを変調
する手段と、 前記複数のスタイラスの各々に付随し、共有導体に供給
された前記一意識別データシーケンスを復調する手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の図形入
力装置。 - 【請求項9】 複数のスタイラスをコンピュータシステ
ムで動作可能な図形入力装置に使用し、スタイラスの幾
何学的位置を判断し前記コンピュータシステムに伝える
工程を含む図形入力方法において、 前記複数のスタイラスの各自に固有な特徴により前記複
数のスタイラスから各スタイラスを識別する工程を設け
ることを特徴とする図形入力方法。 - 【請求項10】 前記識別工程が固定周波数信号を生成
させる工程をさらに備えることを特徴とする請求項9記
載の図形入力方法。 - 【請求項11】 前記複数のスタイラスから各スタイラ
スに独自の固定周波数を選択する工程をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項10記載の図形入力方法。 - 【請求項12】 共有導体に供給される複数の前記固定
周波数信号を周波数分割多重手段の動作によって結合す
る工程と、 周波数分割多重分離手段の動作によって、組み合わせで
共有導体に供給された前記固定周波数信号から元の各信
号に分離する工程とをさらに備えることを特徴とする請
求項11記載の図形入力方法。 - 【請求項13】 共有導体に供給される複数の前記固定
周波数信号を時分割多重手段の動作によって結合する工
程と、 時分割多重分離手段の動作によって、組み合わせで共有
導体に供給された前記固定周波数信号から元の各信号に
分離する工程とをさらに備えることを特徴とする請求項
11記載の図形入力方法。 - 【請求項14】 前記複数のスタイラスから各スタイラ
スの固定位相オフセットを選択する工程をさらに備える
ことを特徴とする請求項10記載の図形入力方法。 - 【請求項15】 選択された位相オフセットを有して共
有導体に供給される複数の前記固定周波数信号を多重手
段の動作によって結合する工程と、 選択された位相オフセットを有し、組み合わせで共有導
体に供給された前記固定周波数信号から、多重分離手段
の動作によって元の各信号に分離する工程とをさらに備
えることを特徴とする請求項14記載の図形入力方法。 - 【請求項16】 前記複数のスタイラスの各々に付随
し、共有導体に供給される一意識別データシーケンスを
変調する工程と、 前記複数のスタイラスの各々に付随し、共有導体に供給
された前記一意識別データシーケンスを復調する手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項9記載の図形入
力方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US51893295A | 1995-08-24 | 1995-08-24 | |
US08/518,932 | 1995-08-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09106320A true JPH09106320A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=24066085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21759896A Pending JPH09106320A (ja) | 1995-08-24 | 1996-08-19 | 図形入力装置および図形入力方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0762319A3 (ja) |
JP (1) | JPH09106320A (ja) |
KR (1) | KR970012085A (ja) |
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JP2020064618A (ja) * | 2015-03-02 | 2020-04-23 | 株式会社ワコム | アクティブスタイラス及びその通信制御部 |
JP2022167954A (ja) * | 2019-12-23 | 2022-11-04 | 株式会社ワコム | アクティブペン |
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