JPH09105701A - 光ファイバ歪測定装置 - Google Patents
光ファイバ歪測定装置Info
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- JPH09105701A JPH09105701A JP26183895A JP26183895A JPH09105701A JP H09105701 A JPH09105701 A JP H09105701A JP 26183895 A JP26183895 A JP 26183895A JP 26183895 A JP26183895 A JP 26183895A JP H09105701 A JPH09105701 A JP H09105701A
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Abstract
行うことなく、光ファイバ中に生じる張力歪の時間変
化、すなわち振動を測定することができ、さらにその長
手方向の分布を測定することのできる光ファイバ歪測定
装置を提供する。 【解決手段】 被測定光ファイバ1にポンプ光を入射す
る光源21と、光源21と被測定光ファイバ1との間に
設けられた第1の光分岐器22と、被測定光ファイバ1
中に発生するブリルアン後方散乱光を第1の光分岐器2
2を介して取り出し、増幅した後に再度被測定光ファイ
バ1に入射させる光増幅器24と、光増幅器24と第1
の光分岐器または被測定光ファイバ1のいずれかとの間
に設けられた第2の光分岐器26と、ブリルアン後方散
乱光とポンプ光を検出し、これらの周波数差を測定する
周波数差測定手段29とを備えたことを特徴とする。
Description
ケーブル、OPGWに加わる風圧、ギャロッピング等の
振動の位置、振幅、周波数を監視する際に好適に用いら
れ、光ファイバ中に生じる張力歪の時間変化、すなわち
振動を測定する光ファイバ歪測定装置に関するものであ
る。
生する機械的歪を測定する装置としては、ロードセル等
を用いた装置が知られている。また、最近では、光ファ
イバの長さ方向に局所的に分布する歪を測定する装置と
して、図4に示すような光ファイバ歪分布測定器が提案
されている(倉嶋他、NTT R&D Vol.41, No.12
1992, P.1445-1454)。図において、1は被測定光ファ
イバ、2は被測定光ファイバ1の一端にパルス状のポン
プ光を入射する1.55μm帯域のDFB−LD(分布
帰還型レーザダイオード)、3は被測定光ファイバ1の
他端にCW光からなるプローブ光を入射する1.55μ
m帯域のDFB−LD、4はアイソレーションが約60
dBの光アイソレータ(ISO)、5は音響光学変調器
(AO1〜AO3)、6は1.48μm帯域の励起光源7
と光アイソレータ4,4とEr3+ドープ光ファイバ8に
より構成されたEDFA(Erドープ光ファイバ増幅
器)、9はファラデー・セル(FC)を用いた偏波回転
素子、10は光方向性結合器、11はブリルアン後方散
乱光の周波数νBが既知の参照光ファイバ、12は光検
出器、13はディジタル信号処理装置、14はモニタ、
15はタイミングコントローラである。
シフトが、被測定光ファイバ1に加わる歪に比例して変
化することを利用したもので、被測定光ファイバ1に周
波数fの光を入射すると、この被測定光ファイバ1中に
おいて入射光と音響フォノンとの相互作用により周波数
f−fbの光が後方に散乱される。fbはブリルアン周波
数シフトと称され、光ファイバ1の歪に比例して変化す
るので、ブリルアン周波数シフトfbを測定することに
より、光ファイバ1中の歪を測定することが可能であ
る。この測定器では、被測定光ファイバ1の一端にDF
B−LD2により周波数が約10MHzずつ変化するポ
ンプ光を、他端にDFB−LD3により周波数が一定の
プローブ光をそれぞれ入射させて、被測定光ファイバ1
及び参照光ファイバ11各々のブリルアン後方散乱光の
周波数νBの相対周波数差を測定する。通常、ブリルア
ン後方散乱光は微弱であるので、ノイズを防ぐために多
重平均化処理することにより、被測定光ファイバ1の長
さ方向に局在する歪分布が得られる。
ドセル等を用いた装置では、予め所定の位置にロードセ
ル等を設置しておかなければならず、布設されている光
ファイバの任意の位置における張力歪の時間変化、すな
わち振動を測定することができないという問題点があっ
た。また、上記の光ファイバ歪分布測定器では、ポンプ
光の周波数を約10MHzずつ正確に変化させなければ
ならないという問題点、及びポンプ光の周波数を変化さ
せて測定していることと、被測定光ファイバ1及び参照
光ファイバ11各々より出射するブリルアン後方散乱光
が弱いために、周波数の変化及び多重平均化処理に要す
る時間が併せて数分間程度必要になり、高速で計測する
ことが難しいという問題点があった。また、数Hz程度
の振動を測定することができないという問題点もあっ
た。
のであって、ポンプ光の周波数変化、多重平均化処理等
を行うことなく、光ファイバ中に生じる張力歪の時間変
化、すなわち振動を測定することができ、さらに、その
長手方向の分布を測定することのできる光ファイバ歪測
定装置を提供することを目的としている。
に、本発明は次の様な光ファイバ歪測定装置を採用し
た。すなわち、請求項1記載の光ファイバ歪測定装置
は、被測定光ファイバにポンプ光を入射する光源と、当
該光源と前記被測定光ファイバとの間に設けられた第1
の光分岐器と、前記被測定光ファイバ中に発生するブリ
ルアン後方散乱光を前記第1の光分岐器を介して取り出
し、増幅した後に再度前記被測定光ファイバに入射させ
る光増幅器と、該光増幅器と前記第1の光分岐器または
前記被測定光ファイバのいずれかとの間に設けられた第
2の光分岐器と、該第2の光分岐器により分岐されたブ
リルアン後方散乱光と前記第1の光分岐器により分岐さ
れたポンプ光を検出し、該ブリルアン後方散乱光と前記
ポンプ光との周波数差を測定する周波数差測定手段とを
備えたものである。
被測定光ファイバにポンプ光を入射する光源と、当該光
源と前記被測定光ファイバとの間に設けられた第1の光
分岐器と、前記被測定光ファイバ中に発生するブリルア
ン後方散乱光を前記第1の光分岐器を介して取り出し、
増幅した後に再度前記被測定光ファイバに入射させる光
増幅器と、該光増幅器と前記第1の光分岐器または前記
被測定光ファイバのいずれかとの間に設けられた第2の
光分岐器と、前記光源と前記第1の光分岐器との間に設
けられ、前記ポンプ光をパルス化する第1の光スイッチ
と、前記光増幅器の入射側に設けられ、前記ブリルアン
後方散乱光を前記被測定光ファイバの長手方向の任意の
位置より発生するパルス光として切り出す第2の光スイ
ッチと、前記第2の光分岐器により分岐されたブリルア
ン後方散乱光と前記光源より出射されたポンプ光を検出
し、該ブリルアン後方散乱光と前記ポンプ光との周波数
差を測定する周波数差測定手段とを備えたものである。
前記周波数差測定手段を、前記ブリルアン後方散乱光と
前記ポンプ光との周波数差を測定し、この測定値に基づ
き被測定光ファイバ中に生じる張力歪の時間変化を求め
る歪測定手段としたものである。
装置では、被測定光ファイバ、第1の光分岐器、光増幅
器及び第2の光分岐器により、リング状の光ファイバ伝
送路を構成し、光源により被測定光ファイバにポンプ光
を入射させる。該被測定光ファイバでは、ポンプ光が通
過する際にブリルアン後方散乱光が発生し、ポンプ光と
は逆方向に伝搬する。このブリルアン後方散乱光を第1
の光分岐器を介して取り出し光増幅器で増幅する。この
増幅されたブリルアン後方散乱光はその一部が第2の光
分岐器を介して周波数差測定手段に導入され、他の大部
分は再度前記被測定光ファイバに入射される。この動作
を繰り返し行うことにより、ブリルアン後方散乱光が漸
次選択的に増幅されるとともに、他の周波数の光が減衰
していく。
リルアン後方散乱光と前記第1の光分岐器により分岐さ
れたポンプ光とを検出し、該ブリルアン後方散乱光と前
記ポンプ光との周波数差を測定する。この測定装置で
は、光強度の大きなブリルアン後方散乱光が得られ、し
たがって、従来のように平均化処理を行う必要がなくな
る。また、プローブ光が不要になり、測定に要する時間
が短縮されることにより、被測定光ファイバ中に発生す
る張力歪の時間変化、すなわち数Hz程度の振動をリア
ルタイムで測定することが可能になる。
は、被測定光ファイバ、第1の光分岐器、第2の光スイ
ッチ、第2の光分岐器及び光増幅器により、リング状の
光ファイバ伝送路を構成し、光源により出射するポンプ
光を第1の光スイッチでパルス化し、このパルス化した
ポンプ光を被測定光ファイバに入射させる。該被測定光
ファイバでは、パルス化されたポンプ光が通過する際に
各位置に応じたブリルアン後方散乱光が発生し、ポンプ
光とは逆方向に伝搬する。このブリルアン後方散乱光を
第1の光分岐器を介して取り出し、第2の光スイッチで
パルス化させた後、光増幅器で増幅する。このパルス化
されたブリルアン後方散乱光はその一部が第2の光分岐
器を介して周波数差測定手段に導入され、他の大部分は
再度前記被測定光ファイバに入射される。この動作を繰
り返し行うことにより、パルス化されたブリルアン後方
散乱光が漸次選択的に増幅されるとともに、他の周波数
の光が減衰していく。
増幅されたブリルアン後方散乱光と前記光源より出射さ
れたポンプ光とを検出し、該ブリルアン後方散乱光と前
記ポンプ光との周波数差を測定する。この周波数差が得
られれば、被測定光ファイバに加わる張力歪量の時間変
化の長手方向の分布、すなわち数Hz程度の振動の長手
方向の分布が求められる。この装置では、第1及び第2
の光スイッチ各々の動作のタイミングを制御することに
より、被測定光ファイバ中に発生する張力歪の時間変化
の長手方向の分布、すなわち数Hz程度の振動の長手方
向の分布をリアルタイムで測定することが可能になる。
は、前記周波数差測定手段を、前記ブリルアン後方散乱
光と前記ポンプ光との周波数差を測定し、この測定値に
基づき被測定光ファイバ中に生じる張力歪の時間変化を
求める歪測定手段としたことにより、被測定光ファイバ
に生じる張力歪の時間変化、またはこの時間変化の長手
方向の分布のいずれかまたは双方を高速かつリアルタイ
ムで求めることが可能になる。
装置の各実施形態について説明する。
の実施形態の光ファイバ歪測定装置を示す構成図であ
り、図において、21は被測定光ファイバ1にポンプ光
を入射する1.55μm帯域のLD(レーザダイオー
ド:光源)、22はLD21と被測定光ファイバ1との
間に設けられたカプラ(第1の光分岐器)、23a〜2
3dは光アイソレータ、24は1.48μm帯域の励起
光源とEr3+ドープ光ファイバとを備え、被測定光ファ
イバ1中に発生するブリルアン後方散乱光をカプラ22
を介して取り出し、増幅した後に再度被測定光ファイバ
1に入射させるEDFA(Erドープ光ファイバ増幅
器)、25はEDFA24の出射側に設けられた光フィ
ルタ、26は光アイソレータ23bと被測定光ファイバ
1との間に設けられたカプラ(第2の光分岐器)、27
はカプラ22により分岐されたブリルアン後方散乱光と
カプラ26により分岐されたポンプ光とを合波するカプ
ラ、28はこの合波されたポンプ光及びブリルアン後方
散乱光を検出し電気信号に変換するO/E変換器、29
はブリルアン後方散乱光とポンプ光との周波数差を測定
するスペクトラムアナライザ(周波数差測定手段)であ
る。
カプラ22、EDFA24、光フィルタ25、光アイソ
レータ23b及びカプラ26によりリング状の光ファイ
バ伝送路が構成されている。
る。LD21によりCW光であるポンプ光を出射させ、
光アイソレータ23a及びカプラ22を介して被測定光
ファイバ1に入射させる。被測定光ファイバ1では、こ
のポンプ光が通過する際に音響フォノンと相互作用する
ことによりブリルアン後方散乱光が発生し、ポンプ光と
は逆方向に伝搬する。このポンプ光は被測定光ファイバ
1を通過した後、光アイソレータ23bにより進行が阻
止される。このブリルアン後方散乱光をカプラ22を介
して取り出しEDFA24で選択的に増幅する。増幅さ
れたブリルアン後方散乱光はその一部が光フィルタ2
5、光アイソレータ23b、カプラ26、光アイソレー
タ23d及びカプラ27を順次介してO/E変換器28
に入射し電気信号に変換される。
光は、光アイソレータ23c、カプラ27を介してO/
E変換器28に入射し電気信号に変換される。これらの
電気信号はスペクトラムアナライザ29に入力されてブ
リルアン後方散乱光とポンプ光との周波数差(ブリルア
ンシフト量)が電気的に測定される。被測定光ファイバ
1においては、温度を一定にした場合、ブリルアン後方
散乱光とポンプ光との周波数差(ブリルアンシフト量)
は光ファイバの歪量に依存することが知られており、そ
の比例係数は1.55μm帯域で約450MHz/%で
ある。
は再度被測定光ファイバ1に入射される。このブリルア
ン後方散乱光は、リング状の光ファイバ伝送路を周回す
る毎に被測定光ファイバ1においてブリルアン増幅さ
れ、光強度の大きなブリルアン後方散乱光となり、他の
周波数の光は漸次減衰していく。この過程において、ブ
リルアン後方散乱光は漸次増幅され、最終的に一定の光
強度に落ち着く(定常状態)が、この過程に要する時間
は測定しようとする数Hz程度の振動の時間周期に比
べ、十分に小さい。この測定装置では、光強度の大きな
ブリルアン後方散乱光が得られるので、従来のように平
均化処理を行う必要がない。また、プローブ光が不要に
なるので、測定に要する時間が短縮され、被測定光ファ
イバ1中に発生する張力歪の時間変化、すなわち数Hz
程度の振動をリアルタイムで測定することが可能にな
る。
測定例を示す図であり、長さ133mの被測定光ファイ
バ1に、歪変動幅0.14%(ブリルアンシフト量換算
で約60MHz)、歪変動周波数0.5Hzの周期的歪
振動を加え、スペクトルアナライザ29により0.1秒
周期で計11回繰り返し測定を行って得られたブリルア
ンスペクトルを重畳したものである。この図によれば、
歪の振動に対して十分追随して測定がなされていること
が明かである。
置によれば、光強度の大きなブリルアン後方散乱光が得
られるので、従来のような平均化処理が不要になる。ま
た、プローブ光が不要になるので、測定に要する時間を
短縮することができ、被測定光ファイバ1中に発生する
張力歪の時間変化、すなわち数Hz程度の振動をリアル
タイムで測定することができる。また、ブリルアン後方
散乱光の増幅率が高いので、短尺の光ファイバの歪測
定、例えば、数m程度の光ケーブルの解体時の歪測定を
容易に行うことができる。
りに周波数カウンタ(歪測定手段)を用いれば、被測定
光ファイバ1に生じる張力歪の時間変化、すなわち数H
z程度の振動を直接、しかも高速かつリアルタイムで容
易に求めることができる。
の実施形態の光ファイバ歪測定装置を示す構成図であ
り、図3において図1と同一の構成要素には同一の符号
が付してある。図において、31はLD21とカプラ2
2との間に設けられ、LD21から出射されるポンプ光
をパルス化する第1の光スイッチ、32はカプラ、33
はEDFA24の入射側に設けられ、周回するブリルア
ン後方散乱光を被測定光ファイバ1の長手方向の任意の
位置より発生するブリルアン後方散乱光としてパルス状
に切り出す第2の光スイッチ、34,35はドライバ、
36は2チャンネルのパルスジェネレータ、37はブリ
ルアン後方散乱光とポンプ光との周波数差を計測する周
波数カウンタ(歪測定手段)、38はオシロスコープで
ある。
カプラ22、光スイッチ33、カプラ26、光アイソレ
ータ23e、EDFA24、光フィルタ25及び光アイ
ソレータ23bによりリング状の光ファイバ伝送路が構
成されている。
る。LD21によりポンプ光を出射させてカプラ32に
より2つに分岐した後、パルスジェネレータ36及びド
ライバ34を用いて光スイッチ31を開閉し、一方のポ
ンプ光をパルス化し、このパルス化したポンプ光をカプ
ラ22を介して被測定光ファイバ1に入射させる。被測
定光ファイバ1では、このポンプ光が通過する際に長手
方向の各位置に対応したブリルアン後方散乱光が発生
し、ポンプ光とは逆方向に伝搬する。このブリルアン後
方散乱光をカプラ22を介して取り出し、光スイッチ3
3でパルス化させる。
い位置より発生したブリルアン後方散乱光のみをパルス
化して切り出すように、パルスジェネレータ36及びド
ライバ35を用いて、このブリルアン後方散乱光が光ス
イッチ33に到達するまでの時間tの遅れで該光スイッ
チ33を開閉する。例えば、リング状の光ファイバ伝送
路の全長をL、この中を伝搬する光の速度をvとしたと
きに、時間間隔T(=L/v)なるタイミングで光スイ
ッチ33を開閉すれば、パルス化されたブリルアン後方
散乱光が発生した位置で、このブリルアン後方散乱光と
次に入射してくるパルス化されたポンプ光とを衝突させ
ることができる。
は、パルス化されたポンプ光によりさらにブリルアン増
幅を受け、光強度が増加するので、被測定光ファイバ1
の任意の位置より発生したブリルアン後方散乱光を光強
度の高いパルス光として切り出すことができる。ここ
で、時間tの遅れを様々に変化させることにより、リン
グ状の光ファイバ伝送路の任意の位置の歪の測定が可能
になり、被測定光ファイバ1中の長手方向の歪分布の測
定が可能になる。
より2つに分岐し、その一部を光アイソレータ23d及
びカプラ27を介してO/E変換器28に入射させ電気
信号に変換させる。一方、大部分のブリルアン後方散乱
光を光アイソレータ23eを介してEDFA24に入射
させ増幅させる。この増幅されたブリルアン後方散乱光
を光フィルタ25及び光アイソレータ23bを介して再
度被測定光ファイバ1に入射させる。
光を、光アイソレータ23cを介してカプラ27に入射
し、そこでパルス化されたブリルアン後方散乱光と合波
し、O/E変換器28に入射させて電気信号に変換す
る。これらの電気信号が周波数カウンタ37に入力する
ことにより、ブリルアン後方散乱光とポンプ光との周波
数差(ブリルアンシフト量)が電気的に測定される。一
方、これらの電気信号をオシロスコープ38に入力させ
れば、ブリルアン後方散乱光とポンプ光との周波数差
(ブリルアンシフト量)を目視で観察することができ
る。また、これら電気信号をコンピュータに取り込むこ
とにより、自動的に測定することも可能である。
置によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を奏する
ことができる。また、光スイッチ31,33各々の開閉
のタイミングを制御することにより、被測定光ファイバ
1中に発生する張力歪の時間変化の長手方向の分布、す
なわち数Hz程度の振動の長手方向の分布をリアルタイ
ムで測定することができる。したがって、被測定光ファ
イバ1の任意の位置の張力歪の時間変化、すなわち数H
z程度の振動を測定することができる。さらに、周波数
カウンタ37を用いているので、被測定光ファイバ1に
生じる張力歪の時間変化の長手方向の分布、すなわち数
Hz程度の振動の長手方向の分布を直接、しかも高速か
つリアルタイムで容易に求めることができる。
記載の光ファイバ歪測定装置によれば、被測定光ファイ
バにポンプ光を入射する光源と、当該光源と前記被測定
光ファイバとの間に設けられた第1の光分岐器と、前記
被測定光ファイバ中に発生するブリルアン後方散乱光を
前記第1の光分岐器を介して取り出し、増幅した後に再
度前記被測定光ファイバに入射させる光増幅器と、該光
増幅器と前記第1の光分岐器または前記被測定光ファイ
バのいずれかとの間に設けられた第2の光分岐器と、該
第2の光分岐器により分岐されたブリルアン後方散乱光
と前記第1の光分岐器により分岐されたポンプ光を検出
し、該ブリルアン後方散乱光と前記ポンプ光との周波数
差を測定する周波数差測定手段とを備えたので、光強度
の大きなブリルアン後方散乱光を得ることができ、従来
のような平均化処理を不要とすることができる。
に要する時間を短縮することができ、被測定光ファイバ
中に生じる張力歪の時間変化、すなわち数Hz程度の振
動をリアルタイムで測定することができる。また、ブリ
ルアン後方散乱光の増幅率が高いので、短尺の光ファイ
バの歪測定、例えば、数m程度の光ケーブルの解体時の
歪測定を容易に行うことができる。
れば、被測定光ファイバにポンプ光を入射する光源と、
当該光源と前記被測定光ファイバとの間に設けられた第
1の光分岐器と、前記被測定光ファイバ中に発生するブ
リルアン後方散乱光を前記第1の光分岐器を介して取り
出し、増幅した後に再度前記被測定光ファイバに入射さ
せる光増幅器と、該光増幅器と前記第1の光分岐器また
は前記被測定光ファイバのいずれかとの間に設けられた
第2の光分岐器と、前記光源と前記第1の光分岐器との
間に設けられ、前記ポンプ光をパルス化する第1の光ス
イッチと、前記光増幅器の入射側に設けられ、前記ブリ
ルアン後方散乱光を前記被測定光ファイバの長手方向の
任意の位置より発生するパルス光として切り出す第2の
光スイッチと、前記第2の光分岐器により分岐されたブ
リルアン後方散乱光と前記光源より出射するポンプ光を
検出し、該ブリルアン後方散乱光と前記ポンプ光との周
波数差を測定する周波数差測定手段とを備えたので、光
強度の大きなブリルアン後方散乱光を得ることができ、
従来のような平均化処理を不要とすることができる。
に要する時間を短縮することができ、被測定光ファイバ
中に生じる張力歪の時間変化、すなわち振動をリアルタ
イムで測定することができる。また、ブリルアン後方散
乱光の増幅率が高いので、短尺の光ファイバの歪測定、
例えば、数m程度の光ケーブルの解体時の歪測定を容易
に行うことができる。さらに、第1及び第2の光スイッ
チ各々の開閉のタイミングを制御することにより、被測
定光ファイバ中に発生する張力歪の時間変化の長手方向
の分布、すなわち数Hz程度の振動の長手方向の分布を
リアルタイムで測定することができる。したがって、被
測定光ファイバの任意の位置の張力歪の時間変化、すな
わち数Hz程度の振動を測定することができる。
れば、前記周波数差測定手段を、前記ブリルアン後方散
乱光と前記ポンプ光との周波数差を測定し、この測定値
に基づき被測定光ファイバ中に生じる張力歪の時間変化
を求める歪測定手段としたので、被測定光ファイバに生
じる張力歪の時間変化、またはこの時間変化の長手方向
の分布のいずれかまたは双方を高速かつリアルタイムで
求めることができる。
装置を示す構成図である。
す図である。
装置を示す構成図である。
である。
ド:光源)、22…カプラ(第1の光分岐器)、23a
〜23d…光アイソレータ、24…EDFA(Erドー
プ光ファイバ増幅器)、25…光フィルタ、26…カプ
ラ(第2の光分岐器)、27…カプラ、28…O/E変
換器、29…スペクトラムアナライザ(周波数差測定手
段)、31…第1の光スイッチ、32…カプラ、33…
第2の光スイッチ、34,35…ドライバ、36…パル
スジェネレータ、37…周波数カウンタ(歪測定手
段)、38…オシロスコープ。
Claims (3)
- 【請求項1】 被測定光ファイバにポンプ光を入射する
光源と、 当該光源と前記被測定光ファイバとの間に設けられた第
1の光分岐器と、 前記被測定光ファイバ中に発生するブリルアン後方散乱
光を前記第1の光分岐器を介して取り出し、増幅した後
に再度前記被測定光ファイバに入射させる光増幅器と、 該光増幅器と前記第1の光分岐器または前記被測定光フ
ァイバのいずれかとの間に設けられた第2の光分岐器
と、 該第2の光分岐器により分岐されたブリルアン後方散乱
光と前記第1の光分岐器により分岐されたポンプ光を検
出し、該ブリルアン後方散乱光と前記ポンプ光との周波
数差を測定する周波数差測定手段とを備えたことを特徴
とする光ファイバ歪測定装置。 - 【請求項2】 被測定光ファイバにポンプ光を入射する
光源と、 当該光源と前記被測定光ファイバとの間に設けられた第
1の光分岐器と、 前記被測定光ファイバ中に発生するブリルアン後方散乱
光を前記第1の光分岐器を介して取り出し、増幅した後
に再度前記被測定光ファイバに入射させる光増幅器と、 該光増幅器と前記第1の光分岐器または前記被測定光フ
ァイバのいずれかとの間に設けられた第2の光分岐器
と、 前記光源と前記第1の光分岐器との間に設けられ、前記
ポンプ光をパルス化する第1の光スイッチと、 前記光増幅器の入射側に設けられ、前記ブリルアン後方
散乱光を前記被測定光ファイバの長手方向の任意の位置
より発生するパルス光として切り出す第2の光スイッチ
と、 前記第2の光分岐器により分岐されたブリルアン後方散
乱光と前記光源より出射されたポンプ光を検出し、該ブ
リルアン後方散乱光と前記ポンプ光との周波数差を測定
する周波数差測定手段とを備えたことを特徴とする光フ
ァイバ歪測定装置。 - 【請求項3】 前記周波数差測定手段を、前記ブリルア
ン後方散乱光と前記ポンプ光との周波数差を測定し、こ
の測定値に基づき被測定光ファイバ中に生じる張力歪の
時間変化を求める歪測定手段としたことを特徴とする請
求項1または2のいずれか1項記載の光ファイバ歪測定
装置。
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