JPH09105653A - 流量検出器 - Google Patents

流量検出器

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JPH09105653A
JPH09105653A JP26443495A JP26443495A JPH09105653A JP H09105653 A JPH09105653 A JP H09105653A JP 26443495 A JP26443495 A JP 26443495A JP 26443495 A JP26443495 A JP 26443495A JP H09105653 A JPH09105653 A JP H09105653A
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JP
Japan
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flat plate
magnet
flow rate
fluid
rate detector
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Application number
JP26443495A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nakada
努 中田
Akira Fuse
昭 布施
Yoshiyuki Sugiyama
義之 杉山
Yuji Tsuda
裕二 津田
Okihiro Iwaki
興弘 岩木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON AREFU KK
Nippon Aleph Corp
Original Assignee
NIPPON AREFU KK
Nippon Aleph Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定値の流量検出を正確に行い得ると共に、
信頼性の高い流量検出器を提供する。 【解決手段】 流量を検出すべき管路11の一側に揺動
可能に支持したフラッパ状の平板12と、この平板に設
けた第一のマグネット13と、管路内を流れる流体の流
圧により平板が揺動したとき、第一のマグネットの磁束
が作用するように管路の外側に配設したリードスイッチ
15とから構成した流量検出器10において、平板の揺
動支点付近に配設し、平板の第一のマグネットとの間の
磁気吸着により平板を揺動可能に支持する第二のマグネ
ット14を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば風呂釜給湯
装置等において、管路の流量が所定値以上であることを
検出するために使用される、流量検出器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、このような流量検出器は、例えば
図10または図11に示すように構成されている。先
ず、図10において、流量検出器1は、流量を検出すべ
き管路2内に固定された円筒状の固定部3と、この固定
部3の一端の一側に揺動可能に連結されたフラッパ4
と、このフラッパ4の中間付近に取り付けられたマグネ
ット4aと、管路2の外側面に配設されたリードスイッ
チ5とから構成されている。
【0003】固定部3は、管路2の内径にほぼ等しい外
径を有するように形成されており、管路2内に圧入等に
よって固定保持されている。
【0004】フラッパ4は、固定部3の一端、図示の場
合左端の一側、図示の場合上側にてフラッパー屈曲部4
bを介して連結されている。さらに、フラッパ4は、固
定部3に対して、例えば樹脂により一体形成されてい
る。これによりフラッパ4は、樹脂の可撓性に基づい
て、フラッパー屈曲部4bの弾性変形によって、実線図
示の閉鎖位置から点線図示の開放位置まで揺動し得るよ
うになっている。
【0005】マグネット4aは、フラッパ4の中間付近
にてフラッパ4内に一体成形されている。
【0006】このような構成の流量検出器1によれば、
図10にて矢印で示すように流体が流れると、流体の流
れに応じてフラッパ4は流体から圧力を受けることにな
る。この圧力によって、フラッパ4はフラッパー屈曲部
4bを弾性変形させながら、鎖線図示位置に向かって揺
動することになる。この際、フラッパ4の揺動角度は流
体の流量と相関関係にある。
【0007】そして、流体の流量が所定値以上になる
と、フラッパ4は鎖線図示位置まで揺動し、これによっ
て、フラッパ4に取り付けられたマグネット4aの磁束
が、管路2の外側面に配設されたリードスイッチ5に作
用することになる。かくして、リードスイッチ5がオン
されることにより、管路2内の流体の流量が所定値以上
であることが検出されることになる。
【0008】また、図11において、流量検出器6は、
流量を検出すべき管路2の一側(図示の場合、上側)に
取り付けられた中空円筒状の支持体7と、支持体7内の
側壁内に配設されたリードスイッチ5と、この支持体7
内から一端が管路2内に突出するように延びているレバ
ー8と、レバー8の上方にて支持体7の上端に配設され
た調整用マグネット9とから構成されている。
【0009】レバー8は、中央付近で支持体7に枢支さ
れていると共に、管路2内に突出している一端が、管路
2の断面方向に拡大しており、この拡大部に受圧部8a
が備えられていて、管路2内を流れる流体の圧力を受け
るように形成されている。さらに、レバー8の他端には
マグネット8bが取り付けられている。
【0010】調整用マグネット9は、レバー8のマグネ
ット8bと同極性または逆極性になるように配設されて
いると共に、調整ネジ9aによって図面にて上下方向に
移動調整され得るようになっている。
【0011】このように構成された流量検出器6によれ
ば、図11にて矢印で示すように流体が流れると、流体
の流れに応じて、レバー8の受圧部8aは流体から圧力
を受けることになる。この圧力によって、レバー8は枢
支点を中心として図面にて反時計方向に揺動することに
なる。この際、レバー8の揺動角度は、流体の流量と相
関関係にある。
【0012】そして、流体の流量が所定値以上になる
と、レバー8は十分に揺動し、これによって、レバー8
の他端に取り付けられたマグネット8bの磁束が、支持
体7の一側に配設されたリードスイッチ5に作用する。
かくして、リードスイッチ5がオンされることにより、
管路2内の流体の流量が所定値以上であることが検出さ
れることになる。
【0013】この場合、調整用マグネット9がマグネッ
ト8bに対して同極同士が対向するように構成されてい
る場合には、これら二つのマグネット9,8bによりリ
ードスイッチ5に作用する磁力が増磁しあうことにな
り、リードスイッチ5の開放点が調整される。また、調
整用マグネット9がマグネット8bに対して異極同士が
対向するように構成されている場合には、これら二つの
マグネット9,8bによりリードスイッチ5に作用する
磁力が減磁しあうことになり、リードスイッチ5の閉成
点が調整されることになる。
【0014】こうして、上記何れの流量検出器1,6に
おいても、流量が所定値以上になったとき、リードスイ
ッチ5がオンされることにより、警告の発信または流体
給送の停止等の適宜の制御が行なわれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の流量検出器1,6においては、以下のような解決課
題が残されている。即ち、流量検出器1においては、フ
ラッパ4が流体の流圧によって繰返し揺動せしめられる
ことから、フラッパー屈曲部4bが疲労によって破断す
ることがあり、長期使用に耐えられないこともあるた
め、流量検出器1の信頼性に関して改善の余地があっ
た。
【0016】また、流量検出器1,6においては、フラ
ッパ4または受圧部8aが、管路2に対して直接にまた
は間接的に固定されていることから、例えば流体中に毛
髪等のゴミが混入している場合、これらのゴミがフラッ
パ4または受圧部8aの管路2への固定部分に引掛かり
やすく、フラッパ4またはレバー8の揺動が妨げられて
しまうこともあるため、所定値の流量検出をさらに正確
に行なえるようにするという改善の余地があった。
【0017】本発明は、以上の点に鑑み、所定値の流量
検出が正確に行なわれ得ると共に、信頼性の高い流量検
出器を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、流量を検出すべき管路の一側に揺動可能に
支持されたフラッパ状の平板と、この平板に備えられた
第一のマグネットと、管路内を流れる流体の流圧により
平板が揺動したとき、第一のマグネットの磁束が作用す
るように、管路の外側に配設された磁気スイッチと、か
ら構成されている流量検出器において、平板の揺動支点
付近に配設され、平板の第一のマグネットとの間の磁気
吸着により平板を揺動可能に支持する第二のマグネット
が備えられている構成とした。
【0019】本発明による流量検出器は、好ましくは、
上記第二のマグネットが、管路の周囲に配設された環状
または半環状のマグネットである。
【0020】本発明による流量検出器は、好ましくは、
平板の揺動支点の上流側に隣接して、管路内に僅かに突
出するように配設された段部が備えられている。
【0021】本発明による流量検出器は、好ましくは、
平板の揺動支点より下流に、平板が揺動したとき平板の
自由端を抑えるように、管路内に僅かに突出するように
配設された第二の段部が備えられている。
【0022】本発明による流量検出器は、好ましくは、
平板の揺動支点の下流側に隣接して、平板が揺動したと
き、平板が管路内壁に密着しないように、管路内に僅か
に突出するように配設された突条部が備えられている。
【0023】本発明による流量検出器は、好ましくは、
さらに、管路の平板揺動支点とは反対側に、揺動可能に
支持された第一の平板とは異なる大きさのフラッパ状の
第二の平板と、この平板に備えられた第三のマグネット
と、管路内を流れる流体の流圧により第二の平板が揺動
したとき、第三のマグネットの磁束が作用するように管
路の外側に配設された第二の磁気スイッチと、第二の平
板の揺動支点付近に配設され、平板の第三のマグネット
との間の磁気吸着により第二の平板を揺動可能に支持す
る第四のマグネットが備えられている。
【0024】上記構成によれば、フラッパ状の平板が、
この平板に備えられた第一のマグネットと、管路の外側
に配設された第二のマグネットとの間の磁力吸着によっ
て枢支されており、平板が管路内を流れる流体の圧力に
従って揺動する。その際、平板の揺動角度は、流体の流
量に相関することにより、流体の流量が所定値以上にな
ったとき、第一のマグネットの磁力が磁気スイッチに作
用することによって、磁気スイッチがオンされる。かく
して、管路内の流体の流量が所定値以上であることが検
出される。
【0025】この場合、平板は磁力吸着によって管路の
内面に対して枢支されているので、繰返しの使用によっ
て、平板の枢支が崩壊してしまうようなことはなく、長
期に亘る使用が可能であり、信頼性が向上せしめられ
る。また、平板は管路に取り付けられていないので、ゴ
ミ等が引掛かるおそれが少なく、正確な流量検出が行な
われる。
【0026】上記第二のマグネットが、管路の周囲に配
設された環状または半環状のマグネットである場合に
は、平板の第一のマグネットに対して、第二のマグネッ
トの磁力が確実に作用することになり、平板の枢支の安
定性が向上する。
【0027】平板の揺動支点の上流側に隣接して、管路
内に僅かに突出するように配設された段部が備えられて
いる場合には、平板の揺動支点付近に、流体の流圧が加
えられないので、平板の安定した揺動が得られる。
【0028】平板の揺動支点より下流に、平板が揺動し
たとき、平板の自由端を抑えるように、管路内に僅かに
突出するように配設された第二の段部が備えられている
場合には、例えば突発的な流体の流量増大の際に、平板
が揺動して、管路の内壁にほぼ平行になったとき、平板
の自由端が、下流側にてこの第二の段部によって支持さ
れることになり、平板が流体によって押し流されること
が防止される。
【0029】平板の揺動支点の下流側に隣接して、平板
が揺動したとき、平板が管路内壁に密着しないように、
管路内に僅かに突出するように配設された突条部が備え
られている場合には、流体の流れによって、平板が管路
の内壁にほぼ平行になったとき、平板がこの突条部によ
って管路の内壁面から浮き上がって支持されることにな
る。従って、平板の揺動支点付近に引掛かったゴミ等
が、この浮上りによって流体の流れと共に流れ去る。
【0030】さらに、管路の平板揺動支点とは反対側
に、揺動可能に支持された第一の平板とは異なる大きさ
のフラッパ状の第二の平板と、この平板に備えられた第
三のマグネットと、管路内を流れる流体の流圧により第
二の平板が揺動したとき、第三のマグネットの磁束が作
用するように、管路の外側に配設された第二の磁気スイ
ッチと、第二の平板の揺動支点付近に配設され、平板の
第三のマグネットとの間の磁気吸着により第二の平板を
揺動可能に支持する第四のマグネットが備えられている
場合には、第一の平板と第二の平板によって、それぞれ
異なる流体の流量により磁気スイッチがオンされること
になるので、流体の二段階の流量検出が可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
る流量検出器の第一の実施形態の長手方向断面図であ
る。また図2は図1の流量検出器の要部の横断面図であ
る。図1において、流量検出器10は、流量を検出すべ
き管路11内に配設されたフラッパ状の平板12と、こ
の平板12に一体的に備えられた第一のマグネット13
と、管路11の外側(図示の場合、下側)に固定された
第二のマグネット14と、管路11の外側面に配設され
たリードスイッチ15とを含んでいる。
【0032】平板12は、例えば樹脂等により形成され
ており、図2に示すように、管路2の断面の一部を閉鎖
するような面積を有している。
【0033】第一のマグネット13は、図示の場合、上
記平板12内に一体形成されているが、平板12の表面
に取り付けられていてもよい。第二のマグネット14
は、管路11内の平板12の揺動支点付近の外側に取り
付けられている。ここで、第二のマグネット14は、図
3に示すように、上記第一のマグネット13と管路11
の軸方向に関して逆極性になるように配設されている。
これにより、第一のマグネット13及び第二のマグネッ
ト14は、互いに磁力吸着するので、平板12が管路1
1の内面の揺動支点にて揺動可能に枢支されることにな
る。
【0034】尚、以上の説明では、図1乃至図3にて、
第二のマグネット14はほぼ直方体状に形成されている
が、これに限らず、第二のマグネット14は、図4に示
すように半環状に形成されていても、また図5に示すよ
うに、環状に形成されていてもよい。これにより、平板
12が比較的大きい場合であっても、これらの形状の第
二のマグネット14により、平板12は安定して枢支さ
れ得ることになる。
【0035】リードスイッチ15は、平板12が流体の
流圧によって揺動されたとき、平板12に一体的に備え
られた第一のマグネット13に対向するように、管路1
1の外側面に配設されている。これにより、平板が流体
の流量により揺動したとき、第一のマグネット13の磁
力が作用することにより、リードスイッチ15がオンさ
れるようになっている。
【0036】本発明の実施形態による流量検出器10は
以上のように構成されており、通常は、即ち流体が流れ
ていないときには、平板12は図1に示すように、第一
のマグネット13と第二のマグネット14の相互の磁力
吸着によって、ほぼ垂直に、即ち管路11を閉鎖するよ
うな位置にある。従って、リードスイッチ15には、第
一のマグネット13の磁力は作用しないので、リードス
イッチ15はオフ状態にある。
【0037】ここで、管路11内を図1にて矢印で示す
ように流体が流れると、流体の流れに応じて、平板12
は流体から圧力を受けることになる。この圧力によっ
て、平板12は、その第二のマグネット14との磁力吸
着による接触点を揺動支点として揺動することになる。
この際、平板12の揺動角度は、流体の流量と相関関係
にある。
【0038】そして、流体の流量が所定値以上になる
と、平板12はほぼ管路11の内面に平行な位置まで揺
動し、これによって、平板12に取り付けられた第一の
マグネット13の磁束が、管路11の外側面に配設され
たリードスイッチ15に作用することになる。かくし
て、リードスイッチ15がオンされることにより、管路
11内の流体の流量が所定値以上であることが検出され
ることになる。
【0039】尚、この場合、リードスイッチ15のオン
により、図示しない検出回路がオンされ、例えば警告の
発信や流体の流量制御等の各種制御が行なわれるように
なっている。
【0040】図6は、上記実施形態の変形例の要部を示
している。この変形例においては、管路11の内面に
て、平板12の揺動支点の領域に、以下のような段部1
6,第二の段部17及び突条部18が形成されている。
【0041】即ち、平板12の揺動支点の上流側に隣接
して、管路11内に僅かに突出するように配設された段
部16と、平板12の揺動支点より下流に、平板12が
揺動したとき、平板12の自由端12aを抑えるよう
に、管路11内に僅かに突出するように配設された第二
の段部17と、平板12の揺動支点の下流側に隣接し
て、平板12が揺動したとき、平板12が管路11の内
壁に密着しないように、管路11内に僅かに突出するよ
うに配設された突条部18が備えられている。
【0042】このような構成によれば、管路11内を図
6にて矢印で示すように流体が流れると、流体の流れに
応じて、平板12は流体から圧力を受けることになる
が、この際、流体の流れは、段部16によって平板12
の揺動支点となる下端付近には当たらない。さらに、第
二の段部17によって平板12の自由端12aが抑えら
れる。従って、図6の(A)乃至(C)に示すように、
流体の流圧により、平板12の揺動支点付近が下流に流
され、第一のマグネット13と第二のマグネット14の
磁力吸着が崩壊し、平板12全体が下流に流されるよう
なことはない。
【0043】なお、第二の段部17と平板12は、図7
の(A)乃至(D)に示すように、管路11内に設けら
れた凹状の第二の段部17aと、この段部の形状に対応
した切欠き12cを有する平板12bのように構成して
もよい。このような構成によれば、平板12aが第二の
段部17aによって確実に受け止められるので平板12
aが下流に流されるようなことがなくなる。ここで、図
7(D)は図7(C)の平板と第二の段部の平面図であ
る。
【0044】また、流体の流れが強く、平板12が管路
11の内面に平行になったときには、図6(C)に示す
ように、突条部18により、平板12は管路11の内面
から浮き上がって支持されることになる。従って、平板
12の揺動支点に引掛かった毛髪等のゴミは、この浮上
りによって揺動支点から外れ、流体と共に流れ去ること
になる。かくして、平板12の揺動支点へのゴミ等の付
着によって、平板12の揺動が妨げられるようなことは
なく、正確な流体の流量の検出が行なわれることにな
る。
【0045】図8は、本発明による流量検出器の第二の
実施形態を示している。図8においては、流量検出器2
0は、図1に示した流量検出器10における流量検出の
ための構成要素を二組備えている。
【0046】即ち、流量検出器20は流量検出器10の
各構成要素12乃至15に加えて、流量を検出すべき管
路11内の反対側に配設されたフラッパ状の平板21
と、この平板21に一体的に備えられた第三のマグネッ
ト22と、管路11の外側面に配設されたリードスイッ
チ23とを備えている。
【0047】平板21は、例えば樹脂等により形成され
ており、図8(B)に示すように、管路2の断面の一部
を閉鎖するような面積を有している。この場合、平板2
1は平板12に比較して面積が小さく選定されている。
【0048】第三のマグネット22は、図示の場合、上
記平板21内に一体形成されているが、図9に示すよう
に、平板21の表面に螺着,接着等により取り付けられ
ていてもよい。
【0049】これに対して、上記第二のマグネット14
は、管路11内の平板12及び21の揺動支点付近を通
るように環状に形成されており、上記第一のマグネット
13及び第三のマグネット22と、管路11の軸方向に
関して逆極性になるように配設されている。
【0050】これにより、第一のマグネット13,第三
のマグネット22と第二のマグネット14とは互いに磁
力吸着するので、平板12及び21がそれぞれ管路11
の内面の揺動支点にて揺動可能に枢支されることにな
る。
【0051】リードスイッチ23は、平板21が流体の
流圧によって揺動されたとき、平板21に一体的に備え
られた第三のマグネット22に対向するように、管路1
1の外側面に配設されている。これにより、平板21が
流体の流量により揺動したとき、第三のマグネット22
の磁力が作用することにより、リードスイッチ23がオ
ンされるようになっている。
【0052】このように構成された流量検出器20によ
れば、通常は、即ち流体が流れていないときには、平板
12及び平板21は、図8に示すように、第一のマグネ
ット13,第三のマグネット22と第二のマグネット1
4の相互の磁力吸着によって、それぞれほぼ垂直に、即
ち管路11を閉鎖するような位置にある。従って、リー
ドスイッチ15,23には、第一のマグネット13,第
三のマグネット22の磁力は作用しないので、リードス
イッチ15,23は例えばオフ状態にある。
【0053】ここで、管路11内を図8(A)にて矢印
で示すように流体が流れると、流体の流れに応じて、平
板12及び21は流体から圧力を受けることになる。こ
の圧力によって、平板12,21はその第二のマグネッ
ト14との磁力吸着による接触点を揺動支点として揺動
することになる。この際、平板12,21の揺動角度は
流体の流量と相関関係にあると共に、面積の大きい平板
12は、面積の小さい平板21よりも大きな圧力を受け
ることにより、より大きな揺動角度となる。
【0054】そして、流体の流量が第一の所定値以上に
なると、平板12は、ほぼ管路11の内面に平行な位置
まで揺動し、これによって、平板12に取り付けられた
第一のマグネット13の磁束が、管路11の外側面に配
設されたリードスイッチ15に作用することになる。か
くして、リードスイッチ15がオンされることにより、
管路11内の流体の流量が第一の所定値以上であること
が検出され得ることになる。
【0055】さらに流体の流量が増大して、第二の所定
値以上になると、平板21は、ほぼ管路11の内面に平
行な位置まで揺動し、これによって、平板21に取り付
けられた第三のマグネット22の磁束が、管路11の外
側面に配設されたリードスイッチ23に作用することに
なる。かくして、リードスイッチ23がオンされること
により、管路11内の流体の流量が第二の所定値以上で
あることが検出され得ることになる。
【0056】この実施形態においては、第二のマグネッ
ト14は環状に形成されているが、これに限らず、図3
または図4に示すように、直方体状または半環状に形成
されていてもよい。この場合、第三のマグネット22に
対応して、直方体状または半環状の第四のマグネットが
設けられることになる。逆に、図8においては、第二の
マグネット14は、第二のマグネット及び第四のマグネ
ットを兼ねていることになる。
【0057】尚、上記実施形態においては、平板12,
21の揺動によって、第一のマグネット13または第三
のマグネット22がリードスイッチ15,23をオンさ
せるようになっているが、これに限らず、流体の流量が
所定値以下の場合には、リードスイッチ15,23がオ
ン状態にあって、流量が所定値以上になったとき、第一
のマグネット13または第三のマグネット22の磁束が
リードスイッチ15,23に作用して、リードスイッチ
15,23がオフされるようになっていてもよい。ま
た、上記実施形態においては、磁気スイッチをリードス
イッチとして説明したが、他の磁気スイッチ、例えばホ
ール素子、磁気抵抗素子を利用した回路にて構成しても
よい。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ラッパ状の平板が、この平板に備えられた第一のマグネ
ットと、管路の外側に配設された第二のマグネットとの
間の磁力吸着によって枢支されており、平板が管路内を
流れる流体の圧力に従って揺動する。その際、平板の揺
動角度は流体の流量に相関することにより、流体の流量
が所定値以上になったとき、第一のマグネットの磁力が
リードスイッチに作用することによって、リードスイッ
チがオンされる。かくして、管路内の流体の流量が所定
値以上であることが検出され得ることになる。この場
合、平板は磁力吸着によって管路の内面に対して枢支さ
れているので、繰返しの使用によって平板の枢支が崩壊
してしまうようなことはなく、長期に亘る使用が可能で
あり、信頼性が向上せしめられ得る。また、平板は、管
路に取り付けられていないので、ゴミ等が引掛かるおそ
れが少なく、正確な流量検出が行なわれ得ることなる。
かくして、本発明によれば、所定値の流量検出が正確に
行なわれ得ると共に、信頼性の高い、極めて優れた流量
検出器が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量検出器の第一の実施形態の長
手方向の断面図である。
【図2】図1の流量検出器の要部の横断面図である。
【図3】図1の流量検出器における平板の枢支構造を示
し、(A)は横断面図、(B)は側面図である。
【図4】図3の平板の枢支構造の第一の変形例を示し、
(A)は横断面図、(B)は側面図である。
【図5】図3の平板の枢支構造の第二の変形例を示し、
(A)は横断面図、(B)は側面図である。
【図6】図1の流量検出器の変形例における流体による
平板の揺動状態の変化を示す要部拡大図である。
【図7】流量検出器の変形例における流体による平板の
揺動状態の変化を示す要部拡大図である。
【図8】本発明による流量検出器の第二の実施形態を示
し、(A)は長手方向断面図、(B)は横断面図であ
る。
【図9】図8の流量検出器の変形例を示す概略図であ
る。
【図10】従来の流量検出器の一例を示す概略断面図で
ある。
【図11】従来の流量検出器の他の例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
10 流量検出器 11 管路 12 平板 13 第一のマグネット 14 第二のマグネット 15 リードスイッチ 16 第一の段部 17 第二の段部 18 突条部 20 流量検出器 21 平板 22 第三のマグネット 23 リードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 裕二 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内 (72)発明者 岩木 興弘 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量を検出すべき管路の一側に揺動可能
    に支持されたフラッパ状の平板と、この平板に備えられ
    た第一のマグネットと、管路内を流れる流体の流圧によ
    り平板が揺動したとき、第一のマグネットの磁束が作用
    するように、管路の外側に配設された磁気スイッチと、
    から構成されている流量検出器において、 平板の揺動支点付近に配設され、平板の第一のマグネッ
    トとの間の磁気吸着により平板を揺動可能に支持する第
    二のマグネットが備えられていることを特徴とする、流
    量検出器。
  2. 【請求項2】 前記第二のマグネットが、管路の周囲に
    配設された環状又は半環状のマグネットであることを特
    徴とする、請求項1に記載の流量検出器。
  3. 【請求項3】 平板の揺動支点の上流側に隣接して、管
    路内に僅かに突出するように配設された段部が備えられ
    ていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流量
    検出器。
  4. 【請求項4】 平板の揺動支点より下流に、平板が揺動
    したとき平板の自由端を抑えるように、管路内に僅かに
    突出するように配設された第二の段部が備えられている
    ことを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の流
    量検出器。
  5. 【請求項5】 平板の揺動支点の下流側に隣接して、平
    板が揺動したとき、平板が管路内壁に密着しないよう
    に、管路内に僅かに突出するように配設された突条部が
    備えられていることを特徴とする、請求項1から4の何
    れか記載の流量検出器。
  6. 【請求項6】 さらに、管路の平板揺動支点とは反対側
    に、揺動可能に支持された第一の平板とは異なる大きさ
    のフラッパ状の第二の平板と、この平板に備えられた第
    三のマグネットと、管路内を流れる流体の流圧により第
    二の平板が揺動したとき、第三のマグネットの磁束が作
    用するように、管路の外側に配設された第二の磁気スイ
    ッチと、第二の平板の揺動支点付近に配設され、平板の
    第三のマグネットとの間の磁気吸着により第二の平板を
    揺動可能に支持する第四のマグネットが備えられている
    ことを特徴とする、請求項1から5の何れかに記載の流
    量検出器。
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