JPH0910554A - ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置 - Google Patents

ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置

Info

Publication number
JPH0910554A
JPH0910554A JP7165036A JP16503695A JPH0910554A JP H0910554 A JPH0910554 A JP H0910554A JP 7165036 A JP7165036 A JP 7165036A JP 16503695 A JP16503695 A JP 16503695A JP H0910554 A JPH0910554 A JP H0910554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
halogenated hydrocarbon
catalyst
decomposition
treating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7165036A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tsuda
達也 津田
Takumi Oikawa
巧 及川
Yuka Yoda
由佳 依田
Miya Sasaki
美弥 佐々木
Tadao Machida
忠男 町田
Fuminobu Tezuka
史展 手塚
Terunobu Hayata
輝信 早田
Tomohiro Todoroki
朋浩 轟木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7165036A priority Critical patent/JPH0910554A/ja
Publication of JPH0910554A publication Critical patent/JPH0910554A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロンを効率良く分解・無害化するととも
に、有害物質の排出を抑制する。 【構成】 ハロゲン化炭化水素を含有する物質を分解す
る工程と、分解によって生成した物質を分解と同時に固
定化する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般廃棄物や産業廃棄
物の処理方法および処理装置に係わり、とくにハロゲン
化炭化水素を含有する物質の処理方法、処理剤および処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃家電製品を処理する際、一般消
費者から廃棄される場合には一般廃棄物として、また事
業者等から廃棄される場合には産業廃棄物として処理さ
れてきた。このように、同じ廃家電製品の処理であって
も、廃棄元によって対応が異なっていたが、具体的な処
理方法はどちらの場合も埋め立て処理が主流であった。
上述したような廃家電製品のうち、例えば廃冷蔵庫には
断熱材として発泡ウレタン樹脂が用いられており、この
発泡ウレタン樹脂の発泡剤としては、 CFC11やCFC12等
のフロンが主として用いられてきた。このようなフロン
を発泡剤として含む発泡ウレタン樹脂を構成材とする廃
家電製品を埋め立て処理すると、経時的に CFC11や CFC
12等のフロンが放出される危険性がある。
【0003】ところで、オゾンホールの発見以後、地球
的規模の環境意識の高揚から特定フロンによるオゾン層
の破壊が問題となっている。 CFC11や CFC12等の特定フ
ロンは、大気中に放出された場合、比較的安定な物質で
あるために、分解されずにそのまま成層圏にまで拡散す
る。その結果、成層圏において CFC11や CFC12等は、宇
宙からの強い紫外線によって分解され、オゾン層の破壊
を引き起こす。オゾン層が破壊されると、地上に有害な
紫外線が多量に到達し、生体系の破壊や人体への害等、
種々の悪影響を及ぼすことが判明している。このような
ことから、特定フロンを大気中に放出する可能性がある
廃家電製品等の処理には、単に埋め立て処理するのでは
なく、予め特定フロンを分解・無害化した上で処理する
ことが求められている。
【0004】一方、発泡剤としての CFC11や CFC12等の
特定フロンに代えて、HCFC22や HFC134a等の代替フロン
を用いることも検討されているが、これら代替フロンも
オゾン破壊係数が零ではないので、必ずしも無害とはい
えず、段階的に使用を削減することが求められている。
よって、これら代替フロンを発泡剤として含む発泡ウレ
タン樹脂を構成材とする廃棄物についても、代替フロン
を分解・無害化した上で処理することが求められてい
る。
【0005】上述したような特定フロンまたは代替フロ
ンを発泡剤として含む発泡ウレタン樹脂は、原材料や架
橋の程度によって軟質発泡体と硬質発泡体とに分類さ
れ、軟質発泡体は自動車部品や包装容器等として、また
硬質発泡体は断熱材や吸音材等として幅広く使用されて
いる。このように、フロンを発泡剤として含む発泡ウレ
タン樹脂は廃冷蔵庫等に限らず、種々の分野で使用され
ているため、このような発泡ウレタン樹脂を構成材とす
る廃棄物を、予めフロンを効率よく無害化した上で処理
することが可能な処理方法が求められている。とくに冷
蔵庫には発泡用特定フロンの他に、冷媒用としても特定
フロンが用いられているため、これらの回収や無害化を
同時に行うことが重要である。
【0006】従来、これらフロンを分解・無害化する方
法としては、燃焼法、プラズマ分解法、紫外線分解法、
触媒法などが知られている。とくに触媒法は、分解に必
要なエネルギー消費量が少なく、分解効率が高いこと、
装置の小型化が図れることなどにより、最も実用性の高
い方法と考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロンが分解
した際に発生する塩素やフッ素といったハロゲンによっ
て触媒自身が被毒されることにより、触媒が活性を失っ
て分解効率が低下する(寿命低下)といった問題があっ
た。
【0008】このため、触媒自身の開発や、CH4 や H2
O などの水素源を分解助剤として添加することによって
ハロゲンの発生を抑え、HCl や HF といったハロゲン化
水素の生成を促進する方策等が講じられているが、触媒
の被毒を抑える根本的な解決策にはなっておらず、今だ
触媒の寿命が短いのが実状である。したがって、連続で
フロンを分解・無害化処理する場合には、定期的に触媒
を交換するなどして分解効率を維持する必要が生じ、こ
のことが処理装置の複雑化や処理コスト増大の原因にな
るという問題があった。
【0009】一方、フロン分解後の生成物処理も重要で
あり、腐食性の高い HClや HF といったハロゲン化水素
やその他の副生成物を大気中に放出することなく無害化
することが求められている。現状では、触媒処理層の後
にアルカリ溶液や吸着剤等のトラップ層を設けるなどし
て多段階的に処理をしており、これも処理装置の大型化
や処理コスト増大の一要因になっていた。
【0010】本発明は上記のような課題に対処するため
になされたものである。すなわち、請求項1から請求項
6の発明は、ハロゲン化炭化水素を含有する物質である
フロンガス等を無害化処理するにあたって、フロンを効
率良く分解・無害化するとともに、有害物質の排出を抑
制することを可能にしたハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法を提供することを目的としている。
【0011】請求項7の発明はハロゲン化炭化水素含有
物質の処理方法に適したハロゲン化炭化水素含有物質処
理剤を、請求項8の発明はこのハロゲン化炭化水素含有
物質処理剤を使用する処理装置をそれぞれ提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1のハ
ロゲン化炭化水素含有物質の処理方法は、ハロゲン化炭
化水素を含有する物質を分解する工程と、前記分解によ
って生成した物質を分解と同時に固定化する工程とを有
することを特徴とする。
【0013】請求項2のハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法は、請求項1のハロゲン化炭化水素の処理方法
において、前記ハロゲン化炭化水素を含有する物質を分
解する工程が触媒を用いた加熱分解処理であることを特
徴とする。
【0014】請求項3のハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法は、請求項2のハロゲン化炭化水素の処理方法
において、前記触媒は、前記分解によって生成した物質
を分解と同時に固定化する物質の表面に担持されている
か、または前記固定化する物質と混合されていることを
特徴とする。
【0015】請求項4のハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法は、請求項3のハロゲン化炭化水素の処理方法
において、前記触媒を担持する物質または前記触媒と混
合される物質として、アルカリ金属の水酸化物、アルカ
リ土類金属の酸化物または水酸化物、両性物質の酸化物
または水酸化物から選ばれた少なくとも一つの物質を用
いることを特徴とする。
【0016】請求項5のハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法は、請求項3または請求項4のハロゲン化炭化
水素の処理方法において、前記触媒と混合される物質の
粒子径が、前記触媒の粒子径の 0.23 〜 0.73 倍または
1.37 〜 4.44 倍であることを特徴とする。
【0017】請求項6のハロゲン化炭化水素含有物質の
処理方法は、請求項3ないし請求項5のいずれか1つの
ハロゲン化炭化水素の処理方法において、前記触媒と混
合される物質に混合される前記触媒の割合、または担持
される前記触媒の割合が、 10 〜 40 体積%であること
を特徴とする。
【0018】請求項7のハロゲン化炭化水素含有物質処
理剤はハロゲン化炭化水素を含有する物質を分解する触
媒と、前記分解によって生成した物質を固定化する物質
とから構成されるハロゲン化炭化水素含有物質処理剤で
あって、前記触媒が、前記分解によって生成した物質を
分解と同時に固定化する物質の表面に担持されている
か、または前記固定化する物質と混合されていることを
特徴とする。
【0019】請求項8の廃棄物処理装置は、構成材の少
なくとも一部としてハロゲン化炭化水素含有発泡樹脂を
有する廃棄物からハロゲン化炭化水素を含有する物質を
排出させて、その排出した物質を加熱分解部において処
理する廃棄物処理装置において、前記加熱分解部は、ハ
ロゲン化炭化水素を含有する物質を分解する触媒が、前
記分解によって生成した物質を分解と同時に固定化する
物質の表面に担持されているか、または前記固定化する
物質と混合されているハロゲン化炭化水素含有物質処理
剤を内部に有する加熱分解装置であり、前記処理剤の供
給部および排出部を具備することを特徴とする。
【0020】請求項9の廃棄物処理装置は、請求項8の
廃棄物処理装置において、前記加熱分解装置が流動層型
触媒反応装置であることを特徴とする。
【0021】請求項1ないし請求項7の発明に関わるハ
ロゲン化炭化水素含有物質とは、ガス、ミスト、煙霧
状、液状微粒子などの形態でハロゲン化炭化水素を含有
するものをいう。
【0022】請求項1におけるハロゲン化炭化水素を含
有する物質を分解する工程は、ハロゲン化炭化水素をハ
ロゲン化物と炭化水素などに分解する工程であり、ハロ
ゲン化物としてはハロゲンやハロゲン化水素などが主要
生成物である。この工程では触媒による加熱分解方法、
プラズマ熱分解方法、燃焼分解方法などを使用すること
ができる。これらの中でも触媒による加熱分解法がハロ
ゲン化物と炭化水素などの発生とともに固定化させるた
めに最も望ましい方法である。
【0023】分解によって生成した物質を分解と同時に
固定化する工程は、分解によって生成したハロゲン化物
と炭化水素などを同一空間内で直ちに固定無害化する工
程である。
【0024】請求項3から請求項7に関わる触媒は、と
くに限定されるものではなく、 Fe、 Pt 、 Au などの
金属、 CuO、 TiO2 、 ZrO2 などの金属酸化物,ゼオラ
イト等、フロン分解活性を示すものであれば使用するこ
とができる。そしてこれら触媒は、分解によって生成し
た物質を分解と同時に固定化する物質の表面に担持され
ているか、または固定化する物質と混合されている。こ
こで、担持とは担持法、沈殿法、溶媒蒸発法などの方法
により、固定化する物質の表面に上述の触媒を保持させ
ることをいう。また、混合とは固定化する物質と触媒と
を相互に粒子状にて混合させることをいう。とくに混合
する場合は、触媒形状を球やペレットなどの粒子状のも
のとし、触媒が偏在しないように均一に混ぜることが望
ましい。これは、触媒の被毒を防ぐ効果を均等にする必
要があるためである。
【0025】分解によって生成したハロゲンやハロゲン
化水素を分解と同時に固定化する物質は、吸着剤として
の作用をするものであり、 Li 、 Na 、K などのアルカ
リ金属の水酸化物、 Mg 、 Ca 、 Ba などのアルカリ土
類金属の酸化物または水酸化物、 Si 、 Al などの両性
物質の酸化物または水酸化物のうち少なくとも一つを用
いることが望ましい。またその形状は、触媒を担持する
ことを考慮して多孔質であることが望ましい。
【0026】また、触媒を混合する場合、これら吸着剤
の形状も粒子状とするが、そのときの粒子径は触媒の粒
子径の 0.23 〜 0.73 倍または 1.37 〜 4.44 倍である
ことが望ましい。これは、粒子が球状であると仮定した
場合、上記範囲外では混合が緊密となり、ガスを流した
ときの圧力損失が大きくなってしまうからである。
【0027】触媒の混合あるいは担持の割合は、 10 〜
40 体積%であることが望ましい。これは、 10 %より
少ないと触媒自体の高いフロン分解効率を発揮させるこ
とができなく、また、 40 %より多いと吸着剤の割合が
少なくなって、有効にハロゲンやハロゲン化水素をトラ
ップできなくなるからである。
【0028】請求項7のハロゲン化炭化水素含有物質処
理剤は上述の触媒と吸着剤とを粒子状で混合するか、吸
着剤の表面に上述の触媒を担持したものである。このよ
うな処理剤はハロゲン化炭化水素を含有する物質を触媒
によって分解処理する際、発生するハロゲンやハロゲン
化水素を吸着剤でトラップするために、触媒自身の被毒
を防いで触媒の長寿命化を図ることができる。
【0029】請求項8および請求項9の廃棄物処理装置
は、上述の処理剤を用いて流動層型触媒反応装置のよう
な触媒や吸着剤の供給部および排出部を有することによ
り、フロン分解を効率よく行うことができ、また、触媒
や吸着剤の再生、供給が容易になる。このため、環境汚
染が少なくコンパクトな廃棄物処理装置を得ることがで
きる。
【0030】
【実施例】
実施例1 触媒として TiO2 /SiO2 の複合酸化物、吸着剤として C
aOを選び、これらの体積比を変化させて混合してハロゲ
ン化炭化水素含有物質処理剤を作製し、これを流通式反
応管に充填して加熱分解装置を作製した。この装置にハ
ロゲン化炭化水素を含有する物質としてフロンガス( C
FC11)を 1体積%含有する純空気を空間速度 (SV) 5000
h-1で流通式反応管に流した。反応管の温度は 400℃に
設定した。 この装置を使用するとフロンガスが分解す
ると同時に吸着剤に固定される。分解吸着の程度をフロ
ン分解率の経時変化として調べた。
【0031】図1は、触媒1と吸着剤2とを混合充填し
た処理剤の様子を示すモデル図であり、図2は試験結果
である。処理剤中における触媒量が 10 〜 40 体積%で
ある場合は、反応時間が 150h を超えても、高いフロン
分解率を維持している。一方、触媒量が 10 〜 40 体積
%以外の場合には、時間とともに明らかにフロン分解率
が低下し、150hの時点ではフロン分解率が半分以下にな
っている。
【0032】実施例2 触媒としてHモルデナイト(ゼオライト)、吸着剤とし
てCa(OH)2 を選んだ以外は実施例1と同じ条件でハロゲ
ン化炭化水素含有物質処理剤を作製し、フロン分解率の
経時変化を調べた。
【0033】その結果を図3に示す。触媒量が 10 〜 4
0 体積%である場合は、実施例lと同様に反応時間が 1
50h を超えても、高いフロン分解率を維持している。一
方、触媒量が 10 〜 40 体積%以外の場合には、時間と
ともに明らかにフロン分解率が低下し、 150h の時点で
はフロン分解率が半分以下になっている。
【0034】実施例3 実施例1で作製した加熱分解装置を用いた廃棄物処理装
置の概要図を図4に示す。この装置はフロンガス発生部
3と、空気6を混合する空気混合部4と、ハロゲン化炭
化水素ガスの加熱分解部5とからなる。得られた装置
は、フロン分解を効率よく行うことができ環境汚染が少
なくなった。また、触媒や吸着剤の再生,供給が容易に
なり、コンパクトな廃棄物処理装置が得られた。
【0035】
【発明の効果】請求項1ないし請求項6のハロゲン化炭
化水素含有物質の処理方法は、ハロゲン化炭化水素を含
有する物質を分解すると同時に固定化するので、ハロゲ
ン化炭化水素を含有する物質であるフロンガス等を効率
良く分解して無害化することができる。
【0036】請求項7のハロゲン化炭化水素含有物質処
理剤は、触媒と吸着剤とを粒子状で混合するか、吸着剤
の表面に触媒を担持するので、分解により発生するハロ
ゲンやハロゲン化水素を吸着剤でトラップするために、
触媒自身の被毒を防いで触媒の長寿命化を図ることがで
きる。
【0037】請求項8および請求項9の廃棄物処理装置
は、上述の処理剤を用いるとともに流動層型触媒反応装
置の供給部および排出部を具備するので処理剤の再生、
供給が容易になる。このため、環境汚染が少なくコンパ
クトな廃棄物処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】触媒と吸着剤を混合充填した処理剤の様子を示
すモデル図である。
【図2】実施例1におけるフロン分解率の経時変化を調
べた図である。
【図3】実施例2におけるフロン分解率の経時変化を調
べた図である。
【図4】廃棄物処理装置の概要図である。
【符号の説明】
1………触媒、2………吸着剤、3………フロンガス発
生部、4………空気混合部、5………加熱分解部、6…
……空気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 由佳 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 佐々木 美弥 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 町田 忠男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 手塚 史展 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 早田 輝信 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 轟木 朋浩 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化炭化水素を含有する物質を分
    解する工程と、前記分解によって生成した物質を分解と
    同時に固定化する工程とを有することを特徴とするハロ
    ゲン化炭化水素含有物質の処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハロゲン化炭化水素の処
    理方法において、前記ハロゲン化炭化水素を含有する物
    質を分解する工程が触媒を用いた加熱分解処理であるこ
    とを特徴とするハロゲン化炭化水素含有物質の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のハロゲン化炭化水素の処
    理方法において、前記触媒は、前記分解によって生成し
    た物質を分解と同時に固定化する物質の表面に担持され
    ているか、または前記固定化する物質と混合されている
    ことを特徴とするハロゲン化炭化水素含有物質の処理方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のハロゲン化炭化水素の処
    理方法において、前記触媒を担持する物質または前記触
    媒と混合される物質として、アルカリ金属の水酸化物、
    アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物、両性物質の
    酸化物または水酸化物から選ばれた少なくとも一つの物
    質を用いることを特徴とするハロゲン化炭化水素含有物
    質の処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のハロゲン
    化炭化水素の処理方法において、前記触媒と混合される
    物質の粒子径が、前記触媒の粒子径の 0.23 〜0.73 倍
    または 1.37 〜 4.44 倍であることを特徴とするハロゲ
    ン化炭化水素含有物質の処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれか1項
    記載のハロゲン化炭化水素の処理方法において、前記触
    媒と混合される物質に混合される前記触媒の割合、また
    は担持される前記触媒の割合が、 10 〜 40 体積%であ
    ることを特徴とするハロゲン化炭化水素の処理方法。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化炭化水素を含有する物質を分
    解する触媒と、前記分解によって生成した物質を固定化
    する物質とから構成されるハロゲン化炭化水素含有物質
    処理剤であって、前記触媒が、前記分解によって生成し
    た物質を分解と同時に固定化する物質の表面に担持され
    ているか、または前記固定化する物質と混合されている
    ことを特徴とするハロゲン化炭化水素含有物質処理剤。
  8. 【請求項8】 構成材の少なくとも一部としてハロゲン
    化炭化水素含有発泡樹脂を有する廃棄物からハロゲン化
    炭化水素を含有する物質を排出させて、その排出した物
    質を加熱分解部において処理する廃棄物処理装置におい
    て、 前記加熱分解部は、ハロゲン化炭化水素を含有する物質
    を分解する触媒が、前記分解によって生成した物質を分
    解と同時に固定化する物質の表面に担持されているか、
    または前記固定化する物質と混合されているハロゲン化
    炭化水素含有物質処理剤を内部に有する加熱分解装置で
    あり、前記処理剤の供給部および排出部を具備すること
    を特徴とする廃棄物処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の廃棄物処理装置におい
    て、前記加熱分解装置が流動層型触媒反応装置であるこ
    とを特徴とする廃棄物処理装置。
JP7165036A 1995-06-30 1995-06-30 ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置 Withdrawn JPH0910554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165036A JPH0910554A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165036A JPH0910554A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0910554A true JPH0910554A (ja) 1997-01-14

Family

ID=15804621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7165036A Withdrawn JPH0910554A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0910554A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6497795B1 (en) 1998-12-16 2002-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for decomposing gaseous aliphatic hydrocarbon halide compound
US6616815B2 (en) 1998-06-22 2003-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Method of decomposing halogenated aliphatic hydrocarbon compounds or aromatic compounds and apparatus to be used for the same as well as method of clarifying exhaust gas and apparatus to be used for the same
JP2005279444A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kyocera Corp 水酸化物粒子の製造方法
US7018514B2 (en) 2001-11-12 2006-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for processing substances to be decomposed
JP2007000822A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Chubu Electric Power Co Inc 流体有機化合物の処理方法
US7163615B2 (en) 2001-11-12 2007-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Method of treating substance to be degraded and its apparatus
JP2009202091A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Chubu Electric Power Co Inc 含ハロゲン化合物分解剤
JP2010167377A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Chubu Electric Power Co Inc ガス処理システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6616815B2 (en) 1998-06-22 2003-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Method of decomposing halogenated aliphatic hydrocarbon compounds or aromatic compounds and apparatus to be used for the same as well as method of clarifying exhaust gas and apparatus to be used for the same
US6497795B1 (en) 1998-12-16 2002-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for decomposing gaseous aliphatic hydrocarbon halide compound
US7163665B2 (en) 1998-12-16 2007-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for decomposing gaseous aliphatic hydrocarbon halide compounds
US7018514B2 (en) 2001-11-12 2006-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for processing substances to be decomposed
US7163615B2 (en) 2001-11-12 2007-01-16 Canon Kabushiki Kaisha Method of treating substance to be degraded and its apparatus
JP2005279444A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kyocera Corp 水酸化物粒子の製造方法
JP4511227B2 (ja) * 2004-03-29 2010-07-28 京セラ株式会社 水酸化物粒子の製造方法
JP2007000822A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Chubu Electric Power Co Inc 流体有機化合物の処理方法
JP2009202091A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Chubu Electric Power Co Inc 含ハロゲン化合物分解剤
JP2010167377A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Chubu Electric Power Co Inc ガス処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5759504A (en) Method for treating organohalogen compounds with catalyst
EP0793995B1 (en) Method of treating gases containing organohalogen compounds
JPH0910554A (ja) ハロゲン化炭化水素含有物質の処理方法、処理剤および処理装置
JP2007531597A (ja) 空気再活性化方法およびシステム
CN1188427A (zh) 增强的吸附剂和室温催化剂颗粒及其制造和使用方法
JPH03106419A (ja) フロン含有ガスの処理方法及びフロン分解用触媒
JPH06104183B2 (ja) 塩弗化アルカンの接触分解方法
JPH09206558A (ja) ガス中の有害物質除去装置
JP2001300260A (ja) ガス中の非金属フッ化物の光分解方法
JPH0347516A (ja) 有機ハロゲン化物の除去方法
JP2001054721A (ja) フロン類の分解方法および分解装置
JP3852856B1 (ja) ダイオキシン類の分解方法
WO2010105420A1 (en) Sequencing air cleaning rejuvenation system
JP3382857B2 (ja) 有害物質含有ガスの処理方法及び装置
JPH11130903A (ja) 廃棄物の処理方法および処理装置
EP0850092B1 (en) Process for the decontamination and treatment with oxidative counterflow of a liquid, gaseous or solid matrix
JP3376789B2 (ja) 有機ハロゲン化合物の触媒による処理方法
JP2001300257A (ja) プラズマ分解による排ガス処理装置及び分解方法
JPH0576723A (ja) 温室効果ガスの削減方法
JP3228459B2 (ja) ハロゲン化物ガスの分解方法
JP3360353B2 (ja) 揮発性有機ハロゲン化合物の処理方法
JP3405873B2 (ja) ハロゲン化炭化水素含有廃棄物処理装置および処理方法
JPH0483515A (ja) フロン系冷媒の分解方法
JPH06218232A (ja) 亜酸化窒素含有排ガスの浄化方法
JP3327099B2 (ja) 有機ハロゲン化合物含有ガスの処理方法及び有機ハロゲン化合物分解触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903