JPH09105425A - クラッチ摩擦ホイール - Google Patents

クラッチ摩擦ホイール

Info

Publication number
JPH09105425A
JPH09105425A JP8195917A JP19591796A JPH09105425A JP H09105425 A JPH09105425 A JP H09105425A JP 8195917 A JP8195917 A JP 8195917A JP 19591796 A JP19591796 A JP 19591796A JP H09105425 A JPH09105425 A JP H09105425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction wheel
positioning element
clutch friction
lugs
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8195917A
Other languages
English (en)
Inventor
Gisele Chevallier
シュヴァリエール ジゼル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SE filed Critical Valeo SE
Publication of JPH09105425A publication Critical patent/JPH09105425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D13/68Attachments of plates or lamellae to their supports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D2013/581Securing means for transportation or shipping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D2013/642Clutch-plates; Clutch-lamellae with resilient attachment of frictions rings or linings to their supporting discs or plates for allowing limited axial displacement of these rings or linings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦ディスクの製造を簡略化すること。 【解決手段】 摩擦ディスクをあらかじめ成形された一
体的サブ組立体として製造し、支持機素(12)のうち
の1つの中心締結部分と位置決め機素(51)との間に
バヨネット式取り付け手段(9)を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心締結部分によ
り径方向内側に延びた支持機素の周辺部分の外側面に、
各々が接合または鋳型された2つの摩擦ライナーと、2
つの支持機素の周辺部分の互いに対向する内側面の間に
挟持され、かつこれら2つの支持機素のうちの少なくと
も一方に固定されたスプリングを構成する弾性材料製の
漸次作動機素とを備えた摩擦ディスクを含み、位置決め
機素を構成する少なくとも一方の機素が、支持機素の中
心締結部分の内側面の間に挟持され、前記中心締結部分
に固定されたタイプの、特に自動車用クラッチ摩擦ホイ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】上記タイプのクラッチ摩擦ホイールは、
1993年12月23日に出願されたフランス国特許出
願第93-15580号明細書に開示されている。このような装
置は、摩擦ライナーの厚みを薄くしながらクラッチ摩擦
ホイールを構成するクラッチの摩擦プレートと、反作用
プレートとの間に、摩擦ライナーをグリップしながら、
良好に徐々に(漸次)作動できるように、摩擦ライナー
を固定していることにより、クラッチ摩擦ホイールの慣
性を低減できるという点で満足できるものである。 更
に支持機素の各々が、駆動トルクの半分しか伝達しない
場合には、これら支持機素を平らにし、薄い厚みとする
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記フランス国特許出
願明細書では、例えば漸次作動機素自体を取り付ける前
に位置決め機素を挿入する。しかし、フランス国特許公
開第2,673,984号公報を検討すると、これによりモール
ドにおけるクラッチ摩擦ホイールの製造が複雑となるこ
とが判る。
【0004】更に、摩擦ディスクと位置決め機素から成
るサブ組立体を一旦得ると、このサブ組立体およびクラ
ッチ摩擦ホイールのその他の部品の取り付け作業は、そ
の後、より複雑となる。更に、このタイプの装置は、こ
の状態では、常時、位置決め装置が漸次作動機素を破損
する恐れがあるので、サブ組立体の取り扱い、運搬およ
び保管に関して問題がある。
【0005】よって、本発明の課題は、上記欠点を簡単
かつ安価に解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中心締
結部分により径方向内側に延びた支持機素の周辺部分の
外側面に、各々が接合または鋳型された2つの摩擦ライ
ナーと、2つの支持機素の周辺部分の互いに対向する内
側面の間に挟持され、かつこれら2つの支持機素のうち
の少なくとも一方に固定されたスプリングを構成する弾
性材料製の漸次作動機素とを備えた摩擦ディスクを含
み、位置決め機素を構成する少なくとも一方の機素が、
支持機素の中心締結部分の内側面の間に挟持され、前記
中心締結部分に固定されたタイプの、特に自動車用クラ
ッチ摩擦ホイールは、摩擦ディスクがあらかじめ組み立
てられた一体的サブ組立体を構成し、支持機素の一方の
中心締結部分のうちの一方と前記位置決め機素との間に
バヨネット式取り付け手段が挟持されていることを特徴
とする。
【0007】本発明によれば、第1工程で簡単かつ安価
に摩擦ディスクをまず製造し、次にこのまずディスクを
その位置決め機素に取り付けることが可能となる。
【0008】従って、クラッチ摩擦ホイールを成形する
モールドが簡略化され、この段階での位置決め機素の保
管および取り扱いが不要であるので、製造時間が短縮さ
れる。 従って、製造速度を速くすることができる。本
発明は更に、摩擦ディスクのテストまたは品質管理をよ
り簡単に実行できるようにするものである。更に、所望
する場合には摩擦ライナーを容易に研磨できる。
【0009】漸次作動機素が破損される恐れが少なくな
るように、位置決め機素がない状態で摩擦ディスクを保
管し、取り扱い、輸送することが可能であることも理解
できよう。
【0010】例えば別の製造場所で実行できる別の工程
では、摩擦ディスクを取り扱うことなくクラッチ摩擦ホ
イールの他の部品を組み立てできる。これにより、装置
の停止時間が短縮され、種々の部品の組み立てが簡単に
なる。
【0011】次に、所望すれば、第3の製造場所で、好
ましくは摩擦ディスクと位置決め機素をあらかじめクラ
ッチ摩擦ホイールの他の部品と組み立てた状態で摩擦デ
ィスクと、その位置決め機素との最終組み立てを行うこ
とができる。製造の管理は、第2工程で容易に実行でき
ることも理解できよう。これらのすべてにより、高品質
のクラッチ摩擦ホイールが得られると同時に、設けなけ
ればならない部品数も少なくできる。
【0012】バヨネット式取り付けにより、例えば位置
決め機素に形成され、位置決め機素の径方向外側に突出
するラグと共に、当該支持機素に形成されたスロット状
をした通路手段を設けなければ成らない。
【0013】当然ながら、他の支持機素にも通路手段を
設けてもよいが、支持機素のうちの1つにしか、これら
通路手段を有しないことが好ましい。支持機素の通路手
段には軸方向に位置決め機素のラグが係合するか、また
はこの逆に、通路手段がラグに係合する。
【0014】他方の支持機素は自動的に関連する軸方向
の相対的運動を制限するので、これを行うことは容易で
ある。次に、位置決め機素に対し摩擦ディスクを回転す
るか、この逆に摩擦ディスクに対して位置決め機素を回
転する。最後に、摩擦ディスクのリベット締め、ボルト
締めまたは溶接により、位置決め機素に部品を固定す
る。
【0015】当然ながら、他の支持機素にも通路手段を
設けてもよいが、この通路手段は取り付けを簡単にする
ようにラグよりも小さいことが好ましい。
【0016】組み立て作業における上記第1工程の間は
位置決め機素がないことにより、特に軽量となるという
理由から、漸次作動機素の保護が改善されることが理解
できよう。更に、このことにより、前記第1工程におい
て単一組立体に製造される摩擦ディスクの取り扱いおよ
び輸送中に払う注意が少なくてすみ、損傷する可能性が
少ない状態で一体的な組立体を取り扱い、かつ輸送でき
る。
【0017】特に、漸次作動機素がフランス国特許公開
第2,673,984号公報に開示されているような気泡タイプ
の場合、または漸次作動機素が米国特許第5,076,409号
に記載のような複数の突起を有する場合、上記のいずれ
も有利である。
【0018】更に、製造時に別個に管理し、テストでき
る複数のサブ組立体を製造できるので、保管中の種々の
部品を適性に選択する上でのミスを犯すおそれが全体に
少なくなる。
【0019】位置決め機素は、円周方向に連続するタイ
プでもよいし、またこれと異なり、特定の用途、例えば
位置決め機素がクラッチ摩擦ホイールと一体的なガイド
リングを含むか、またはダンパープレートを含むかに応
じて、ラグ状をした複数の別個の部材を含むことができ
ると理解できる。
【0020】別の変形例では、位置決め機素はかかるガ
イドリングまたはダンパープレートに取り付けられた別
個の部品とすることができる。
【0021】本発明は、クラッチ摩擦ホイールを異なる
種々の態様で製造できるようにすると解される。
【0022】最後に、バヨネット式取り付け手段は、摩
擦ディスクが高度の頑丈さを維持しながら、この摩擦デ
ィスクの通気性および可撓性を有利とできるようになっ
ている。この理由から、ラグを円周方向に細長くし、支
持機素のうちの1つを上記通路手段を有しないものとす
ることが好ましい。
【0023】添付図面を参照しながら、単なる例として
示した本発明の好ましい実施例の詳細な説明を読めば、
本発明の上記以外の特徴および利点が明らかとなろう。
【0024】
【発明の実施の態様】添付図面に示された摩擦ディスク
10は、自動車用クラッチ摩擦ホイールの一部であり、
クラッチ摩擦ホイールの入力機素を構成している。
【0025】公知のように、クラッチ摩擦ホイールはハ
ブ状をした入力機素1を備え、この入力機素1の内側に
はスプラインが設けられ、ギアボックスの入力シャフト
にクラッチ摩擦ホイールを結合し、クラッチ摩擦ホイー
ルをギアボックスの入力シャフトと共に回転できるよう
になっている。クラッチ摩擦ホイールは更に2つのガイ
ドリング51および52も含む。これらガイドリングは
ダンパープレート50の両側に配置されており、ガイド
リング51、52およびダンパープレート50がハブ1
を囲んでいる。
【0026】図2および図4に示された実施例では、摩
擦ディスク10にガイドリング51および52が固定さ
れ、これらリングはハブ1を囲んでいる。これらガイド
リングはハブ1の上にて自由に回転自在となっている
が、一方、ハブ1にはダンパープレート50が固定さ
れ、ハブ1と共に回転可能になっている。
【0027】しかし、ダンパープレート50とハブ1と
の間の結合は円周方向に所定の間隙が生じるようにでき
る。この間隙はダンパープレート50が回転し始める前
になくなる。従って、この結合はルーズな結合手段とな
っている。
【0028】図3に示された別の実施例は、ハブ1にガ
イドリング51および52を固定し、ハブ1を囲むダン
パープレート50をこのハブ1上で自由に回転できるよ
うにし、よってダンパープレートを摩擦ディスク10に
固定するように構造が反転されている。
【0029】いずれのケースにおいても、ガイドリング
51および52内、更にダンパープレート50内で互い
に対向するように形成されたシート3には、円周方向に
作用する弾性部材が取り付けられている。これら円周方
向に作用する弾性部材は、一般にはコイルスプリングか
ら成るが、変形例ではコイルスプリングと連動する弾性
材料、例えばエラストマーのブロックから構成できる。
通常、段階的に作用するようになっている弾性部材2
は、入力機素10と出力機素1との間の弾性カップリン
グを構成する。
【0030】第1実施例(図2および図4参照)では、
スペーサ機素40、140はガイドリング51と52と
を接続し、これらを共に固定している。これらスペーサ
機素は締結バー40から構成でき、これら締結バーは円
周方向の間隙をもってダンパープレート50を貫通し、
ダンパープレート50とガイドリング51および52と
の間の回転角変位を制限している。このケースではバー
40はディスク10を締結するようにも働く。
【0031】別の変形例では、スペーサ機素は軸方向に
配列されたフランジ140から構成でき、このフランジ
は、例えばガイドリング51の外周部に形成され、この
フランジ自体には、ほぞ穴が形成される。他方のガイド
リングは、これらほぞ穴に係合するほぞを有する。組み
立ては、ほぞ穴のエッジに沿ってシームし、材料の塑性
流を生じさせ、これによって、例えばフランス国特許公
開第2,411,999号公報に記載されているように、ほぞを
侵食することによって行われる。場合によってはシート
3は図3に示されるようなウィンドーまたは図2に示さ
れるようなプレス成形された凹部から構成してもよいこ
とが理解できよう。
【0032】摩擦ディスク10は、基本的には2つの平
行なラジアル支持機素12から成る。これら支持機素の
各々は、薄い板金をプレス加工したものである。本例で
は、平らで、一般に環状の金属部材である各支持機素1
2は径方向外側に設けられ、ほぼ連続した環状の周辺部
分14と、径方向内側に周辺部分14を延長する中心締
結部分18とを備える。
【0033】当然ながら、変形例として支持機素12の
環状周辺部分14を不連続状態とするようにできる。す
なわち、支持機素12が一連のラジアルタングを形成で
きるように多数の放射状のプレスで打ち抜いた部分を有
してもよい。
【0034】これら2つの支持機素12は、1本の共通
軸線を有し、これら支持機素の各々は適当な摩擦材料か
ら成るライナー22に対する支持体として働く。クラッ
チ摩擦ホイールに関連し、これらライナー22はそれ自
体公知の態様でクラッチの圧力プレートと反作用プレー
トとの間にグリップされるようになっており、一方、ハ
ブは回転自在に上記のようにギアボックスの入力シャフ
トに結合されるようになっている。
【0035】各摩擦ライナー22は、例えば接着剤によ
る接着、ろう付けまたは鋳型により、図4に示されるよ
うに、対応する支持機素12の外側面24の環状部分に
接合することにより固定される。
【0036】支持機素12の、環状かつ同軸状摩擦ライ
ナー22と反対側にある支持機素12の周辺ゾーンに
て、互いに対向する支持機素12の内側面の間に、スプ
リングを構成する弾性材料性の連続リング24の形態を
した漸次作動機素が、それ自体公知の態様で挟持されて
いる。しかし、本発明の範囲から逸脱することなくリン
グ26を同じように不連続とすることができる。例えば
支持機素12の上記内側面の間に配置された別個のパッ
ド状とすることができる。
【0037】リング26は、圧縮応力の作用を受けると
材料の厚みを薄くできる独立または連続した気泡、すな
わち多孔質の適当な気泡材料から形成してもよい。これ
ら圧縮応力がなくなると、リングは緩和し、その厚みが
元の値に戻る。
【0038】リング26は、エラストマー発泡体を含む
グループに分類される材料から製造される。これに関す
るより詳細については、上記引用したフランス国特許公
開第2,673,984号公報を参照されたい。しかし、変形例で
は、このリングは米国特許第5,076,409号明細書に記載さ
れているような弾性材料から構成された複数の突出機素
によって構成してもよい。
【0039】いずれのケースにおいても、リングまたは
エラストマーのような弾性材料から成る突出機素を備え
た漸次作動機素は、例えば接着剤による接合または接着
場所における加硫により支持機素12の互いに対向する
内側面に固定されている。
【0040】当然ながら、上記突出機素の一部を米国特
許第5,076,409号明細書に記載されているように、支持
機素の1つだけに固定してもよい。
【0041】次に図4を参照すると、各支持機素12の
中心締結部分18に整合孔30を形成し、バー40また
はリベットのような固定部材がこれら孔を貫通し、支持
機素12を所定位置に締結し、摩擦ディスク10を所定
位置に固定している。本例では、本発明の特徴の一つに
よりあらかじめ一体的なサブ組立体を形成する。このサ
ブ組立体は摩擦ディスク10を含む。
【0042】この一体的なサブ組立体の製造に関し、例
えばフランス国特許公開第2,673,984号公報、特に対応
するモールドを示すこの特許の図3を参照すべきであ
る。
【0043】摩擦ディスク10は、摩擦ディスクに対す
る支持体を構成する位置決め機素に取り付けられるよう
になっている。この位置決め機素は支持機素12の中心
締結部分18の内側面の間に挟持されるようになってお
り、位置決め機素はこの支持機素12に固定される。
【0044】より正確に説明すれば、本発明の1つの特
徴により、支持機素12のうちの1つの中心締結部分1
8のうちの1つと位置決め機素との間にバヨネット式取
り付け手段9が挟持される。
【0045】図4に示された実施例では、上記位置決め
機素はガイドリング51を備え、このリングは間隙をも
ってハブ1を囲み、本例ではクラッチ摩擦ホイールの他
の部品と共にあらかじめ組み立てられる。ガイドリング
51はプレス成形された凹部3によって構成されたシー
トを有する(図2参照)。
【0046】この実施例では、ガイドリング51は円周
方向に細長いラグ60を有し、これらラグ60はその径
方向の最も外側の周辺部から外側に突出し、スロット6
1と交互になるようにスロット61を構成している。
【0047】本例において、組み立て後、2つの支持機
素12のうちでダンパープレート50に近いほうの支持
機素12は内周部にスロット71の形態をした通路手段
を有する。径方向内側が開いたこれらスロット71は組
立体の軸線に対して径方向に突出するラグ70と円周方
向に交互に配置されている。
【0048】図示した実施例では、スロット71とラグ
60とは互いに相補的であり、ラグ70およびスロット
61についても同じことが言えると理解できよう。ラグ
70および60には、少なくとも1つの孔30、本例で
は2つの孔30が設けられており、これら孔は組み立て
後、互いに一致するようになっている。
【0049】他方の支持機素12、すなわちダンパープ
レート50から、より離れたほうの支持機素は、連続状
となるようにスロット71のような通路手段は有してい
ない。
【0050】上記から理解できるように、ラグ60はス
ロット71内に軸方向に係合し(またはこの逆)、支持
機素12に対して矢印Fの方向に(図5)位置決め機素
51が回転され、ラグ60と70とを一致させ、更に孔
30を上記のように一致させる。当然ながら、これら2
つの孔30の間の間隔はラグ60および70と同じであ
り、本例ではこれらラグは一致した形状であり、互いに
頂部と底部が対向するように逆向きに取り付けられてい
る。
【0051】このような回転運動を行った後に、ダンパ
ープレート50を貫通する締結バー40によって2つの
ガイドリング51と52とを共に締結する。
【0052】摩擦ディスク10は、図6に最も良く示さ
れるように2つの同一の支持機素12から構成でき、ま
た、このように構成することが好ましい。各支持機素1
2はその中心締結部分18に上記のようなタイプの一連
のスロット71およびラグ70を有する。各ラグ70
は、2つの貫通孔30を有し、この貫通孔により固定部
材はこれら孔を貫通し、摩擦ディスク10をグリップ
し、締結することが可能となっている。
【0053】再び図6に最も良く示されるように、これ
ら孔30の一方はラグ70のラジアルエッジのうちの一
方に接近して設けられているが、他方の孔30はラグ7
0の他方のラジアルエッジ82から離間している。
【0054】摩擦ディスク10を備えたサブ組立体を製
造するため、支持機素12の一方は、他方の支持機素1
2に対して円周方向にずれており、他方、これら支持機
素は、支持機素の一方のラグ70のラジアルエッジ80
が、他方の支持機素12のラグの、これに対向するラジ
アルエッジ82から円周方向に距離Aだけ離れた点に位
置するよう、互いに対向して取り付けることが好まし
く、支持機素12の一方における孔30は他方の支持機
素12の孔30と連通している。
【0055】このように、対向する状態となっているた
め、支持機素12の製造は標準化できることが理解でき
よう。支持機素12の一方を径方向の軸線を中心として
180°回転させた後に支持機素12の一方を他方に対
向するように位置決めし、図6を参照してこれまで説明
したような形状とすることにより、対向した関係が得ら
れる。
【0056】次に、図7を参照する。この図では、位置
決め機素51は孔30の位置を除き、図5を参照して説
明したものとほぼ同一である。
【0057】この場合、ガイドリング51となっている
位置決め機素のラグ60は孔30を有し、その孔の位置
は、支持機素12の孔30の位置とほぼ同一である。よ
り詳細に説明すれば、位置決め機素51の孔30のうち
の1つはラグ60のラジアルエッジのうちの1つに接近
しているが、他の孔30は、ラグの他のラジアルエッジ
から離間しており、これら2つの孔の間隔は、支持機素
12の2つの対応する孔30の間の間隔に等しくなって
いる。
【0058】上記の組み立てとほぼ同じである組み立て
作業において、ラグ60をスロット71に係合するか、
スロット71をラグ60に係合し、その後、時計回り方
向に回転させて位置決め機素51内の孔30を支持機素
12の孔30に一致させる。このような配列になると、
ラグ60が支持機素のうちの1つのラグ70によってマ
スクされ、他方の支持機素12のうちのラグ70の一部
に係合する。
【0059】当然ながら、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。特に位置決め機素は図3のダンパー
プレート50から構成してもよい。
【0060】変形例として、図2の位置決め機素150
をガイドリング51の背面に設け、リベットによりこの
ガイドリングに固定してもよい。この場合、機素150
の外周部が銃眼が設けられたクラウン状をした単一部品
としてもよい。または変形例としてガイドリング51に
固定された多数の別々のラグから構成してもよい。
【0061】この場合、支持機素12は図5に示される
ようなスロットとラグ70を有する。この支持機素は、
2つの支持機素12のうちの一方でよい。その理由は、
この場合、位置決め機素150がスペーサ機素140か
ら径方向外側に延びるからである。また、この場合、こ
の位置決め機素にリベット締めにより摩擦ディスクを固
定する。
【0062】別の変形例として、当然ながら位置決め機
素を図2のダンパープレート50から構成してもよく、
このダンパープレート50はハブ1に固定され、この場
合、クラッチ摩擦ホイールは、漸次作動するスプリング
またはガイドリングを備えない剛性体となる。
【0063】更に別の変形例として、ラグ60を、例え
ば進入する形状とし、支持機素12が位置決め機素のラ
グの導入部をガイドするためのラグを有する。
【0064】位置決め機素51のラグの領域の厚みを位
置決め機素の他の部分の厚みと異なるようにすることも
可能である。これに関連し、既に述べたように、サブ組
立体をダンパープレートに取り付けるか、またはガイド
リングに取り付けるかに応じて、ラグ60の軸方向長さ
を位置決め機素51の他の長さよりも短くするか、また
はこれよりも長くしてもよい。
【0065】後に理解できるように、リング26または
同等の突起のような漸次作動する機素は、スプリングを
構成する弾性材料から成る機素を構成する。この機素
は、次第に圧縮状態とされるようになっているので、漸
次作動する。機素26は、摩擦ライナー22よりも更に
径方向内側に延びることができる。
【0066】当然ながら、締結バーまたはリベットの代
わりに、溶接またはボルトにより部品を締結してもよ
い。
【0067】しかし、いずれの場合においても支持機素
の中心締結部分18の内側面の間に位置決め機素を挟持
し、位置決め機素を支持機素に固定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ摩擦ディスクの一部を示す軸方向横断
面図である。
【図2】摩擦ディスクを除いたクラッチ摩擦ホイールを
示す半横断面図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す、図2の同様な図で
ある。
【図4】位置決め機素に取り付けられたクラッチ摩擦ホ
イール部分の一部を示す、軸方向横断面図である。
【図5】本発明に係わるバヨネット式締結手段を示す正
面図である。
【図6】本発明の別の実施例における摩擦ディスクの一
部を示す正面図である。
【図7】図6の摩擦ディスクと協働するための位置決め
機素の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハブ 2 弾性部材 3 シート 10 摩擦ディスク 12 支持機素 14 周辺部分 18 中心締結部分 22 摩擦ライナー 24 外側面 30 整合孔 40、140 スペーサ機素 50 ダンパープレート 51、52 ガイドリング 60 ラグ 61 スロット 80、82 ラジアルエッジ 150 位置決め機素

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心締結部分(18)により径方向内側
    に延びた支持機素(12)の周辺部分の外側面(24)
    に各々が、接合または鋳型された2つの摩擦ライナー
    (22)と、2つの支持機素(12)の周辺部分の互い
    に対向する内側面の間に挟持され、かつこれら2つの支
    持機素(12)のうちの少なくとも一方に固定されたス
    プリングを構成する弾性材料製の漸次作動機素(26)
    とを備えた摩擦ディスク(10)を含み、位置決め機素
    を構成する、少なくとも一方の機素(51、52;5
    0;150)が、支持機素の中心締結部分(18)の内
    側面の間に挟持され、前記中心締結部分に固定されたタ
    イプの、特に自動車用クラッチ摩擦ホイールにおいて、 摩擦ディスク(10)が、あらかじめ組み立てられた一
    体的サブ組立体を構成し、支持機素(12)の一方の中
    心締結部分(18)のうちの一方と前記位置決め機素
    (51、52;50;150)との間に、バヨネット式
    取り付け手段(9)が挟持されていることを特徴とする
    クラッチ摩擦ホイール。
  2. 【請求項2】 前記位置決め機素(51、52;50;
    150)が、その外周部にて径方向に突出するラグ(6
    0)を有し、これらラグは、前記バヨネット式取り付け
    手段(9)の一部となっていることを特徴とする、請求
    項1記載のクラッチ摩擦ホイール。
  3. 【請求項3】 前記ラグ(60)が、円周方向に細長く
    なっていることを特徴とする、請求項2記載のクラッチ
    摩擦ホイール。
  4. 【請求項4】 支持機素(12)のうちの少なくとも1
    つは、通路手段(71)を含むことを特徴とする、請求
    項1〜3のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール。
  5. 【請求項5】 前記通路手段が、径方向内側に開いたス
    ロット(71)を含むことを特徴とする、請求項4記載
    のクラッチ摩擦ホイール。
  6. 【請求項6】 前記位置決め機素(51、52;50)
    が連続的であり、スロット(61)と交互に配置された
    ラグ(60)を含むことを特徴とする、請求項1〜5の
    いずれかに記載のクラッチ摩擦ホイール。
  7. 【請求項7】 支持機素(12)が、前記位置決め機素
    (51、52;50)のラグと、相補的なラグ(70)
    と交互に配置されたスロット(71)を含むことを特徴
    とする、請求項5に従属した請求項6に記載のクラッチ
    摩擦ホイール。
  8. 【請求項8】 前記位置決め機素(150)が連続的で
    あり、複数の円周方向に細長いラグを含むことを特徴と
    する、請求項1〜5のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホ
    イール。
  9. 【請求項9】 各支持機素(12)が、位置決め機素
    (51、52;50;150)のラグと相補的なラグ
    (70)と交互に配置されたスロット(71)を有し、
    前記支持機素(12)が互いに円周方向にずれているこ
    とを特徴とする、請求項7記載のクラッチ摩擦ホイー
    ル。
  10. 【請求項10】 互いに対向する関係に前記支持機素
    (12)が配置されていることを特徴とする、請求項9
    記載のクラッチ摩擦ホイール。
  11. 【請求項11】 位置決め機素(51、52;50;1
    50)のラグ(60)が、位置決め機素の他の部分の厚
    みと異なる軸方向の厚みを有することを特徴とする、請
    求項2、6および8のいずれかに記載のクラッチ摩擦ホ
    イール。
JP8195917A 1995-07-28 1996-07-25 クラッチ摩擦ホイール Pending JPH09105425A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9509447 1995-07-28
FR9509447A FR2737267B1 (fr) 1995-07-28 1995-07-28 Friction d'embrayage, notamment pour vehicule automobile

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09105425A true JPH09105425A (ja) 1997-04-22

Family

ID=9481673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8195917A Pending JPH09105425A (ja) 1995-07-28 1996-07-25 クラッチ摩擦ホイール

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5662199A (ja)
EP (1) EP0756097B1 (ja)
JP (1) JPH09105425A (ja)
KR (1) KR970006965A (ja)
BR (1) BR9603149A (ja)
DE (1) DE69618099T2 (ja)
ES (1) ES2170184T3 (ja)
FR (1) FR2737267B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2764019B1 (fr) 1997-05-30 1999-07-16 Valeo Disque de friction progressif pour friction d'embrayage, notamment de vehicule automobile
JPH1172124A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Exedy Corp クラッチディスク及びクラッチディスク組立体
FR2871538B1 (fr) * 2004-06-14 2006-07-28 Valeo Materiaux De Friction So Dispositif de friction pour un embrayage, notamment de vehicule automobile
US7401690B2 (en) * 2005-09-02 2008-07-22 Material Sciences Corporation Damped clutch plate system and method
FR2890713B1 (fr) * 2005-09-13 2007-12-07 Valeo Embrayages Embrayage a friction, en particulier pour vehicule automobile, a rondelles elastiques perfectionnees.
FR2991015B1 (fr) 2012-05-25 2014-05-16 Valeo Materiaux De Friction Disque de friction avec languettes pour embrayage de vehicule automobile
US20140014460A1 (en) * 2012-07-12 2014-01-16 GM Global Technology Operations LLC Dry clutch friction plate assembly
FR2996612B1 (fr) * 2012-10-04 2014-11-21 Valeo Embrayages Disque de friction pour embrayage de vehicule automobile

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1017688A (fr) * 1950-05-12 1952-12-17 Schrynemaekers & Cie Perfectionnements aux dispositifs d'embrayage
GB8530010D0 (en) * 1985-12-05 1986-01-15 Automation Facilities Ltd Friction clutch driven plates
FR2652397B1 (fr) * 1989-09-22 1995-06-02 Valeo Friction d'embrayage a faible inertie, notamment pour vehicule automobile.
FR2673984B1 (fr) * 1991-03-12 1995-05-05 Valeo Disque de friction progressif pour embrayage a frottement a sec.
GB9304004D0 (en) * 1993-02-26 1993-04-14 Automotive Products Plc Friction clutch carrier assembly
FR2712359B1 (fr) * 1993-11-09 1996-01-19 Valeo Module d'embrayage à couvercle assujetti au volant par un montage du type montage à baïonnette.
FR2714432B1 (fr) * 1993-12-23 1996-02-09 Valeo Disque de friction, notamment pour un embrayage de véhicule automobile.

Also Published As

Publication number Publication date
ES2170184T3 (es) 2002-08-01
EP0756097B1 (fr) 2001-12-19
KR970006965A (ko) 1997-02-21
DE69618099D1 (de) 2002-01-31
BR9603149A (pt) 1998-05-05
EP0756097A1 (fr) 1997-01-29
FR2737267A1 (fr) 1997-01-31
US5662199A (en) 1997-09-02
FR2737267B1 (fr) 1997-09-05
DE69618099T2 (de) 2002-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3760387B2 (ja) 特に自動車用の流体力学的カップリング装置のためのロッキングクラッチの組立方法、それに対応するロッキングクラッチおよびこのロッキングクラッチを備えた流体力学的カップリング装置
US4223776A (en) Friction clutch plate assembly with torsion damping hub
US9689452B2 (en) Method for assembling a pendulum-type damping device and damping device
US6615962B2 (en) Hydraulic torque converter
US4646900A (en) Friction material and carrier plate assembly
US4903803A (en) Lock-up damper disk of a torque converter
US6899210B2 (en) Piston coupling mechanism and lockup device for fluid-type torque transmission device equipped with the same
US5257687A (en) Friction clutch driven plates
US5651442A (en) Clutch disc subassembly, manufacturing method and jig for assembling the subassembly
JPH09105425A (ja) クラッチ摩擦ホイール
KR19990028762A (ko) 자동차용 블레이드 구동 부재를 갖는 유체동력학적 결합 장치
JPH0768982B2 (ja) クラッチカバー及びクラッチカバー組立体
JPH0624603Y2 (ja) トルクコンバ−タのロツクアツプダンパ−
KR101267102B1 (ko) 클러치 디스크
US11333217B2 (en) Drive assembly including hub assembly extension
WO1989010503A1 (en) Damper disc
CN113195940A (zh) 液力变矩器的锁止装置
US6035993A (en) Friction clutch with pre-damper
JPH08506409A (ja) 特に自動車用の、締結スタッドを内蔵したクラッチモジュール
US7650975B2 (en) Clutch disk arrangement for a multi-disk clutch
US5366056A (en) Clutch friction wheel, especially for a motor vehicle clutch
US6105744A (en) Welded annular disc and reinforcing plate assembly
US5913398A (en) Clutch disc assembly having a cushioning plate
KR20040014398A (ko) 차량의 클러치용 가요성 플라이휠
JPS6128103Y2 (ja)